二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 8.ラストプレゼントとミッション2(その8) ( No.182 )
- 日時: 2013/06/10 20:13
- 名前: YUMA (ID: v2BiiJyf)
黒いフード、また数人。
78:35 西エリア、管理者の屋敷前
その頃津軽は、
津軽「着いた...」
屋敷前に来ていた。管理者達が何人か近い場所で雑談している。
その時だった。
つんつん。つんつん。
津軽「!?」
急に肩をつつかれるツンデレ中学生。驚いて後ろを見ると、
??B1(IA)「そこで何見てる?私にも見せて〜?」
<抱きつく
津軽「なァー!?」
急に黒いローブの少女が後ろから抱きついて来たー!
その騒ぎを聞いてた管理者数人がすぐにかけつける。先程とは違う5人だった。
??B2(城之内)「あれ、まだ当番がいたのか。新入りか?」
??B3(早瀬)「クラリネは気に入った人に抱きつく奴なんだ。悪いな。」
??B4(マリーダ)「クラリネ!離れなさい。失礼でしょうが!」
??B5(モード)「クラリネいいなあ。」
??B6(ジョマンダ)「かわいいお嬢さん、俺がエスコート...」
顔ぶれは先程と違う様子だ。さらに黒髪の青年がナンパして来たぞ?
??B1(IA)「オーヴェうるさい。やるならクラがエスコートする!」
津軽の腕を掴み、屋敷に無理やり連れて行く先程の少女。好意的に見られている様子だ。
津軽「(まさか、チャンス?)私、先輩に頼まれてカナンを連れて来いって...」
急に彼女は表情を変える。
??B1(IA)「カナンは無理だよ?地下牢にいるけど出すなって。」
津軽は不審に思い、また話しかける。
津軽「(彼女、いったい昔何を...)じゃあ何で?理由は言って大丈夫でしょう?」
相手は"言って大丈夫かなー?"な顔をしたが、2つ返事で話してくれた。
??B1(IA)「カナンはね、昔クラ達と同じ管理者だったの。でも、悪い事したから処理された。」
津軽「(仲間2人と共に、反抗して記憶を消されていた...)それで?」
??B1(IA)「"主"の身体の1つを壊したの。『"ステラ"はなくすべき、
夢と現実は違う』って。クラ達にはここしかいるべき場所がないのに。
つらいだけなのに。」
彼女の事情は追求しなかったが、津軽はこう言った。
津軽「つらいだけ?自分だけ不幸だと思うなら甘いわよ!
あんたの他にも不幸な人はいる。」
??B1(IA)「わからない。そんなの知らな...(バシッ!)痛ッ!」
津軽「ならもう知らない!そのままでいなさいよッ!」
津軽は彼女の頬を平手打ちしてその足で立ち去ろうとしたが、
相手が涙目で走って来て腕を掴む!
津軽「しつこい!嫌われ...」
??B1(IA)「待って!続きがあるよ!カナンの事情、
何とか出来るかも。信じなくて構わないから。」
津軽「!(あ、そうか。ドラマパートだから仕方ないのね。)」
振り払おうとしたが、津軽は止めた。そう、彼女がドラマ出演者でなかったら、聞かずに振り払って地下牢に向かってた所だ。
何かいい情報かもしれない。利用させてもらおうか。
そして、
77:35 西エリア、管理者の屋敷内部
誰かと連絡する管理者の少女。
津軽「さて、何が...!」
??B1(IA)「え、そうなの!?姉様は"主"に謁見して...うん、分かった。」
何か通信をしていた様子だ。
??B1(IA)「地下牢に行っていいけど、5分だけだよ。」
津軽「ありがと。」
津軽は地下牢に。そして、奥に向かう。そこで立ち止まり、
格子を開けて何かを投げた。
津軽「...(入れないなら、これでいいのよね。)」
津軽は先程の少女に向かい、お礼を言って立ち去った。
一方で、津軽が投げたモノの正体は、
カナン(白鐘)「...これってナギに渡したストラップ?まさか!」
かわいいデザインの小さな封筒。
ナギにプレゼントしたレザーストラップが
テープで貼りつけられていた。中身は、
カナン(白鐘)「...テレポートジェム?...さあ、何処に通じるのかしら。」
赤い宝石。テレポートジェムと言って
空間転移出来る発明品だ。
バシュ!
そして、カナンが脱出した先は、
カナン(白鐘)「...ここか。」
中央エリア、基地跡のカプセル。そこへ、
ナギ(久慈川)「カナン!...ごめんなさい。あたし...あたし...」
ジョー(巽)「怪我なさそうだな。」
カナンは笑みをこぼしたのだった。
一方、津軽は
76:45 中央エリア、西ゲート前。
実は追求しなかったが、連れ出せない場合は、
津軽「連れて行けないなら、封筒を牢屋に投げて入れろ...!」
ハンターD「....」
津軽はいち早くハンターに気付き、身を隠す。
ハンターは津軽に気づかず立ち去った。
気づかれなかった様だ。
津軽「ハンター怖いわね、あ。」
歩いて、先程2人に会った所に着いた。そこでは、
津軽「jubeatに何か貼りついてる...」
ゲーム型板の横に何かの封筒。
先程と同じく、かわいいデザインだ。
封筒を開けると手紙とフロッピーディスクが。
手紙の内容は?
津軽「"封筒を届けた事は感謝するわ。ありがとう。私とジョーとカナンはね、ばれちゃったかもしれないけど、"元"管理者なの。
私達は奴らを恨んでる。反抗したからって記憶を勝手に消していいわけがないわッ!操作しても思い出したりするかもしれないし、私達と同じ考えを持つ奴も現れるかもしれないのに。
そして、貴方を巻き込む事になるけどこの大切なディスクを渡すわ。中身はね...』」
このフロッピーディスク、後ほど逃走者達に関わる事になるぜ。
中身はその時に話すサ。
次はドラマパートなのサ!
- 8.ラストプレゼントとミッション2(その9) ( No.183 )
- 日時: 2013/06/10 23:59
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
ドラマパートなの。
屋敷に入ったタクトは、巨大な三角形を
3つ敷き詰めた扉前で正面を向き、
タクト(カガリ)「タクトです。ご用件は?」
そう言うと、機械音声が。
機械音声『認証問題です。3問出題致します。』
....そして、3問出題されたが、難なく答える。
すると、
機械音声『認証完了。全て正解です。ロック解錠します。』
ガコン、ゴゴゴゴ...
扉が開く。彼女は奥に足を踏み入れる。
奥には、
ゴポ...ゴポゴポ....
先程スミレが見たモノと同じ緋色の水で満たされたカプセル。
さらに人型も容姿が似ているが、違うのは中身が
ちゃんとした人間の姿で、全裸で、全身に太いコードが
首から上以外の全身を隠すぐらいたくさん絡みつき、繋がっている事。
"それ"はタクトに気付いて目を開け、彼女を見る。
目も髪と同じ黒。三白眼だ。
タクト(カガリ)「我らが"主"、ポラリス。ご用件は?」
ポラリス:伊月俊(黒子のバスケ)
"ポラリス"。"ステラ"を管轄する自立起動システムで、
タクト達をこの街に引き寄せた人物であると同時に、
管理者達をサポートするマザーシステムなのだ。
ポラリス(伊月)「話したい事は2つ。
まず、侵入者を追い詰める手段からだ。」
彼が述べる。そして、モニターを複数移す。
内容は逃走者達の映像ー!
ポラリス(伊月)「彼らは首輪をしていたね。
解析した結果、分かったのさ。」
タクト(カガリ)「?」
彼女に新しく開けたモニターを見せるポラリス。
さらに、一部を拡大させると、タクトは驚く。
見覚えがあったのだ。」
何だ?続き明日以降!
- 8.ラストプレゼントとミッション2(その10) ( No.184 )
- 日時: 2013/06/11 07:23
- 名前: YUMA (ID: wGslLelu)
解析内容は?
タクト(カガリ)「な、あれは
住人達の為に開発した新しい首輪だぞ!!」
ポラリス(伊月)「....(コクリ。)」
驚くタクトの目を見て、彼は首を縦にふる。
そして話を続けた。
ポラリス(伊月)「実はまだプロトタイプで、
これは数十しか作っていない。だけど、」
タクト(カガリ)「逆探知機能...」
タクトは理解した。首輪には
位置を逆探知出来る装置が付いていたのだ。
その様子を見たポラリスは笑みを浮かべる。
彼は男だが、容姿は女性と見間違う程。
魔性でも宿しているのだろうか。見とれてしまう。
ポラリス(伊月)「起動してすぐに探知を始めないのが
問題だけどね。時間で言うと、30か40分かな?これで
侵入者は捕まるはずだ。」
タクト(カガリ)「....!」
彼が話した瞬間、彼女は我に帰る。
彼が笑みを見せている時、目の前にいる
タクトを含めた一部の管理者には
ポラリスの考えている事が分からなくなる
時があった。
彼も街を愛しているのだが、何か違うのは気のせいか?
と関係者は口を揃えて言う。
そして、彼の顔から笑みが消えて深刻な
目を向ける。理由はもちろん、
ポラリス(伊月)「タクト、"彼女"はどうしてる?」
"彼女"とはカナンの事。すぐにタクトは答える。
タクト(カガリ)「はい、地下に監禁しております。
情報を吐かせるだけ吐かせ、処理を...」
報告を聞いた瞬間、ポラリスの態度が一変する!
ポラリス(伊月)「....処理をする前に、俺と合わせろ。」
タクト(カガリ)「!?....しかし、」
警告からまずい事は確かだ。しかし、
ポラリスは彼女の警告を聞いていない。
バンッ!
ポラリス(伊月)「俺に二度言わせるな!」
身を乗り出し、カプセル越しに狂気じみた表情で言い放つ。
カプセルには薄くヒビが...。
タクトは恐怖で身を引き、しばらくして
彼が冷静さを戻すと、立ち上がって敬礼し、
部屋から出て行く。
部屋にはドアが閉じる音が静かに響いたのだったー。
ポラリス(伊月)「(彼女が持つ...正確には違うが、『アレ』は
俺の唯一の恐怖だからね。...カナン、絶対に使わせないよ?)
この街を、みんなをずっと見守らなくちゃいけないのさ。
"ステラ"を創ったのは...俺だから、ね?」
歪んだ感情を虚空に向けてつぶやく。
彼は本当に機械なのだろうか。
続きは少し待って?
- 8.ラストプレゼントとミッション2(その11) ( No.185 )
- 日時: 2013/06/11 17:55
- 名前: YUMA (ID: wGslLelu)
次ラストだ。長かったし反省しているの。
その頃、部屋から出たタクトは、
フラウト(早瀬)「た、大変だあああ!」
オリン(マリーダ)「タクト、時間はあるか!」
タクト(カガリ)「!?」
フラウト:早瀬浩一(鉄のラインバレル)
オリン:マリーダ・クルス(機動戦士ガンダムUC)
小柄な少年フラウトとクールな女性オリンが
彼女の元に走って来たのだ。息を切らしている!
オリン(マリーダ)「タクト大変だ、カナンが...!」
フラウト(早瀬)「見張りに来たら誰もいないし、
何処行ったんだよ、あいつ!」
タクト(カガリ)「何だと!?」
地下牢へ向かう3人。カナンが監禁された牢屋には
誰もいなかったのだ。だが、
タクト(カガリ)「!?....封筒?」
中には津軽が先程投げ入れた封筒。
裏には何かメッセージが。それを見たタクトは怒りに震える!その怒りぶりは、
ヒチリ:モード(pop'n musicシリーズ)
サキソー:城之内克也(遊戯王シリーズ)
サキソー(城之内)「フラウト、奴...は?」
ヒチリ(モード)「こっちは全...!」
タクト(カガリ)「...誰だ。こんな事した輩は!
誰が奴を逃がしたああああ!!!(゜Д゜#####)」
4人((((;゜Д゜)))))))
後から状況を知らずに来てしまった
サキソーとヒチリを含む4人が恐怖に震える程。
どうしようか迷う4人に通信が入る。ポラリスだ。
ポラリス(伊月)「全員に通達2つ!1つは奴を逃がした輩が分かった!侵入者が入ってカナンを逃がしたらしい!
話は今俺の部屋にいる2人から聞いた。」
クラリネ:IA(VOCALOIDシリーズ)
オーヴェ:ジョマンダ(pop'n musicシリーズ)
クラリネ(IA)「タクト姉様、ごめんなさいー!」
オーヴェ(ジョマンダ)「ちくしょうー!」
ポラリス(伊月)「通達2つ目だ。例の装置を今さっき稼働させた!侵入者を全て捉えろ!以上だ。」
通達を聞いた管理者達は、一瞬で獲物を狩る目に
変わったのだったー。
次は?