二次創作小説(映像)※倉庫ログ

15.ミッション3と助け船(その1) ( No.490 )
日時: 2014/08/03 23:39
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

今回の前説はユマの世界での作者さん全てに関与するお話・その1。

<前説・ユマの魔力適性講座Case2>

白百合邸、書斎。

ある人物に以前の講座でほむらとまどかに渡したのと同じカプセル、エレメントバランスを手渡す。

ユマ「今回は依頼の件、ありがとうございます。」

私がエレメントバランスを手渡したのは、ショートヘアと赤眼鏡が目立つ、深緑の半袖ワンピースと黒いレギンス、花柄のサンダルの女性。

りゅーと「へぇ〜...これであたしの属性適性を見極めることが可能なのね。」

彼女...作者のりゅーとは手渡したガラスのカプセルを一瞬だけ不思議そうに見つめ、力を集中する...

Case2・りゅーと

ユマ「適性値は...光、闇共に45...いや光が45、闇が48かな。こちらではりゅーとさんは闇の力が強く出てます。」
<ミニノートで詳細解説

りゅーとが持つカプセルの中はだいたい同じサイズの黒とピンクの光。
今回彼女がご来訪の訳は、

りゅーと「依頼の報酬で”あたしに魔法をプレゼントしてくれる”っておっしゃるから来たけど...そこまで細かいの!?(ー ー;)」

以前私は彼女のギルド、WSTに依頼をしており、その報酬として報酬金の他にも、

”りゅーとさんに魔法をプレゼントする”

という約束をしました。及び疑問内容は当然です。たった1%や0.1%レベルの違いで提供する予定の魔法自体に影響が出ちゃうのだ。...だが

ジジジ...

りゅーと「ユマさん、何か言った?」
ユマ「え!?...な、何も喋っていません。」

後で考えたら...この時点で何も起こらなかったらいつも通りに終わる筈だった。

ザザッ、バチバチ...

ユマ「え...”Unknown...該当しないデータを確認。反応急激に拡大中。”エレメントバランスが何でこんな反応を...」
<ミニノート、エラーを大量に表示する。

りゅーと「な、何これ。...ノイズ?」

音の正体はりゅーとが持つエレメントバランスだった。ピンクと黒の2つの光からテレビのノイズらしい黒い線が発生したり消えたりしていたのだ。さらに...

ザザッ、バチバチ、ビリビリビリビリ...

ユマ「”臨界点突破まで数秒”!?」
りゅーと「な、ノイズがデカくなって」

ビキッ
<エレメントバランス、ひび割れる

ユマ「りゅーとさん!障壁を張って下さい!」

私はすぐに彼女からひび割れたエレメントバランスを取り上げ、障壁を出すように指示。私がカプセルを屋敷の窓から捨て、りゅーとが障壁を張ったのと同時に...

ビキ、ビキビキ...バァアアアン!!

エレメントバランスが爆発。同時に、

ユマ「グッ!?」
りゅーと「きゃああああ!?何なのよおおお!?(>_<)つ障壁」

私は爆風で壁に叩きつけられ、りゅーとは障壁を張って爆風に耐える。
爆風が収まり...

ユマ「グッ...がはっ...まさか...(私以外の作者でもこんな事が起こるのか...!?)」
りゅーと「ユマさん...」

私とりゅーとは起き上がる。そして私の顔を見て何かを感じたりゅーとが厳しい目を向ける。当然だ。

りゅーと「...アナタ、今の爆発が何か...知っているの?詳しく話して頂戴。」

りゅーとさん、話すのは構いませんが...

ユマ「条件として...これから話す事は私と他の作者の方々以外には絶対に口外しないで下さい。そうしないといけない位の機密情報です。」
りゅーと「...(あたしと、ユマさんと他の作者陣...?)」
<無言でうなづく。

その時のユマさんの顔は普通だったけど...あたしの勘では違った。この後恐ろしい事態が起こる予感を感じた...(byりゅーと)

*及び最後に続く!次から本題です!

<前回までのあらすじ!>

・ミッション3発令だよ!管理者達を沢山捕まえて目指せ全滅だ!!

・ポラリスとステラの関係が明らかに!元は同じプログラム...だと!?

・逃走者達に優勢となりつつあるが甘くはなかった。実況側の切り札発動だぜ!

次からですぞ。

41:55 西エリア、謎の小屋前。

レイ「...はぁ、はぁ...。」

息を切らして走ってきた3人。

シン「何なんだよ...あの黒い影みたいな管理者達は...」
風雅「間一髪だったけど怖いよお...((((;゜Д゜)))))))」

そして、息を整えたレイは口を開く。

内容はこの後で。

15.ミッション3と助け船(その2) ( No.491 )
日時: 2014/08/03 23:46
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

募集陣には助けられたらこうして、と最初から指示してましたwww

同刻。

ポラリス(伊月)『俺のプライベートを穢した輩は...』

シンバ(今吉)「捕縛して...」
ヴィブラ(さやか)「記憶操作しないとねええええええ!!」

歪んだ笑みで飛びかかるポラリス支配下の2人...だが後ろから迫る影2人に気づかない。

管理者A:ランスロット(募集参加者)
管理者B:グレイディア(募集参加者)

バッ、バタバタッ!
<管理者Aと管理者Bが止めた!!

黒子「え!?」
バース(士郎)「お前ら...まさか」

シンバとヴィブラを取り押さえたのはさっきまでカプセルにいた人物のうちの2人。毛先が青いのが目立つ黒髪ショートボブの少女と管理者達の中では1番年上らしい黒髪の青年。

ヴィブラ(さやか)「離せ、離せええええぇ!」
管理者A(ランスロット)「...ちょっとだけ...大人しくして下さいねぇ!」
<暴れるヴィブラを取り押さえている&今回、ランスロットさんには演出上若返り薬の他に視力矯正目薬も提供しているので眼鏡がない

シンバ(今吉)「ー!!」
<恐ろしい形相で管理者Bを睨む
管理者B(グレイディア)「今だ!早くそのサイコロをこいつらに投げつけろッ!」
<シンバを取り押さえている。

管理者Bの視線の先には、

管理者C:桜(募集参加者)
管理者D:葉月(募集参加者)

管理者C(桜)&管理者D(葉月)「これでもくらいなさああああい!」

バンッ、バチバチッ!

シンバ(今吉)「な、ぐああァ!?」
ヴィブラ(さやか)「ぎゃあああ!」

他2人、黒髪ツインテールの少女と赤い眼鏡の少女からのパルスボム改で気絶。バースと黒子はまだ唖然とする中、

管理者E:MAHOKO(募集参加者)

肩まである黒髪の女性がWエースに声をかけてくる。

管理者E(MAHOKO)「...まだ状況が飲み込めていないけど、これで構わないかしら?」

女性はポラリスの支配下から解放された反動が大きいのか、頭を抑えている。

青峰「お、おう。サンキューな。」
火神「それより、動いて大丈夫なのか...です(ー ー;)」

かがみんは相手の事がご心配。

管理者E(MAHOKO)「...心配しないで。私の一番辛い思い出よりは全然大丈夫。」

少し暗い顔だが、意識ははっきりしている様子。

管理者F:リンリィ(募集参加者)
管理者G:ヤマビコ(募集参加者)

管理者F(リンリィ)「こいつら2人、ウチ達が見張っとくよー。」
<ヴィブラを縄で縛る

管理者G(ヤマビコ)「きつめに縛っておきますよ!(`○´)」
<シンバを縄で縛り終えた

PPPPP!

管理者2人を茶髪の少女と大きい眼鏡の少年が縄で縛っている所、3人にメールが。

火神「...”通達4”」
黒子「...”通達4については、ポラリス本人から直々に説明される。”」
青峰「...まさか」

それと同時に、

ポラリス(伊月)「どーもー!ポラリスでぇす!ステラの皆さんに大事なご連絡を致しまぁーす!これより、侵入者の捕縛のためにベイル達を動かすのでぇー、住人の皆さんは指定された安全区画に...」

某”開国しなさい”なポップン曲風にあいさつするポラリスの放送を聞いた先程の赤い眼鏡の少女とこめかみの長い少女が驚愕して青ざめる。

管理者H:羽清アユカ(募集参加者)

管理者H(羽清)「や、ヤバイよ!バースも侵入者のあっちの3人も!!最悪の場合あたし達も...ブツブツ...」
管理者D(葉月)((((;゜Д゜)))))))
<2人共パニックなう
管理者F(リンリィ)「落ち着いてー!」
<2人をなだめている。

作者さん達に質問。

・この時点で黒子っち達が作者さん達含めたカプセル内の全員にボムを投げつけなかったらどうなったでしょうか?

管理者I:榊秋一(募集参加者)
管理者J:Ga.(募集参加者)
管理者K:トーチ(募集参加者)

管理者I(榊)「え...((((;゜Д゜)))))))」
管理者J(Ga.)「俺達、ポラリスに支配された状態であそこにいる黒子達を襲っていたの!?((((;゜Д゜)))))))」

ガクブル状態の茶髪の少年と銀髪の少年。

管理者B(グレイディア)「私個人的にはそうなった状態も見たかったがな。(^ω^)b」
管理者G(ヤマビコ)「僕、そんな光景見たくありません!パルスボム改でしか止められないんでしょ(ー ○ ー;)」
管理者K(トーチ)「グレイディアさん冗談よして下さい...元から高いミッション成功難易度をさらに上げる気ですか(ー ー;)」

ええ。男性陣のその見解で大丈夫。ボムを投げつけられなかったら貴方達も他のエキストラにも逃走者と牢獄側を襲えと実況席は指示する予定でした。さらに言うと、皆さんは”ポラリス支配下の管理者”なのでパルスボム改じゃないと止められません。

管理者C(桜)「ユマさん鬼畜です...」
管理者A(ランスロット)「私達が仮に逃走者として参加してたら怖いですよぉ...((((;゜Д゜)))))))」

通達内容は次から。鬼畜ミッション大好物&先のりゅーとさんを含めてしゃべらせ方は大丈夫でしょうか?

15.ミッション3と助け船(その3) ( No.492 )
日時: 2014/08/03 23:49
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

通達内容及び...

ポラリス(伊月)「大事な内容だから2回目行きまーす。これより、侵入者の捕縛のためにベイル達を動かすのでぇー、住人の皆さんは指定された安全ポイントに移動して下さいねー。ただし侵入者は安全ポイントに入れないように設定しているから無駄無駄ー!
そして侵入者共ー!ベイル達は顔見た奴全員違反者として捕らえる様に命令してるぞ、さっきのサイコロは2つ共効かないからねー。全滅させて記憶操作しちゃうからな!覚悟しとけ(^ω^)b」

通達4
管理者ベイル行動開始

管理者の増援として、ベイルと数十人の黒ベイル達が行動を開始する。
なお、ベイル達には特徴があるらしいが...

青峰「つまり、もう俺達逃げ場ナシって事かよ...ッ」
火神((((;゜Д゜)))))))

青ざめる4人...もう、打つ手はないのか?

??「逃げ場ならあるでぇ。」

その時急に1人が口を開く。その人物は、

バース(士郎)「シンバ...お前も正気に戻っていたんだな!」

そう。ポラリス支配下の管理者シンバ。先程くらったパルスボム改で正気に戻っていたのだ。

シンバ(今吉)「でもヴィブラはあかんそうや...まず俺の縄を解いてくれへんか?」
ヴィブラ(さやか)「シロフ...シロフ...寒いよ...怖いよ...ブツブツブツ」

シンバが見つめる先にいるヴィブラはポラリスに支配される前から心が壊れていたのだ。悲しい目で一瞬様子を見た後、バースはシンバの縄を解く。彼の情報とは、

シンバ(今吉)「おおきに...そこの3人、これから俺の話す内容をメールで君らの仲間に送ったり。」

その一方では...

40:45 東エリア、牢獄前。

一方、牢獄前には...

バシュン!×2ドサドサ!!

黄瀬「ぐはっ!体が痛むッス...」
アスラン「ぐ!?...ここは牢獄か」

バシュン!×2

花村「うわああ!?」
緑間「なのだよおお!?」
<アスランと黄瀬の頭上から落下

ドサドサ!!

アスラン&黄瀬「お、重い...」
花村「ふ、2人共ゴメン...」
緑間「ユマさん、落下ポイントの調整についてお話しした...」

バシュン!

ルナマリア「きゃあああ!!」
<男性陣の頭上から落下

ドサッ!

ルナマリア「作者アンタねぇ、転送...雑な...上に痛いじゃない!って」
男性陣「」
<気絶

前回までにネットボム及びネットボム改で捕まった入れ替わり組が転送されて来た。転送の設定が”お急ぎモード”だから苦情はノーコメントだが、牢獄には「私」、5人の他にも...

スミレ「あら?おかえりなさい。長原の(=pixiv作者の長原淳二さん)ジオン軍が差し入れしたカキ氷があるわよ?早めの暑中見舞いよね。」
<ラピストリア衣装&いちごのカキ氷

そう、自首した事でミッションに関係がなくなったスミレ。今回はサービスとして、ポップン新作衣装を着てもらったぞ!

スミレ「アンタが着てほしいだけじゃない!(`∧´)あと、同じpixivのホブベアからシンに小包みが届いているわ。」

ノーコメント。(ー ー;)小包みの件は打ち上げ会でのお楽しみだから明かせない。

黄瀬「ユマさん、何で俺ら牢獄に来たんスか?」

海常の模倣者は目の前にいる「私」に声をかけた。

ユマ「実はな...もうそろそろ君らを避難させないと危なくなった。スミレみたいに牢獄にいる子はいいけど...入れ替わりの君らは動けないだろ。」
<ジーパンに綺麗な花柄の黒い半袖シャツ
5人「?」

「私」は時計をチェックする。一護からの定期通信内容から...もうそろそろだな。

15.ミッション3と助け船(その4) ( No.493 )
日時: 2014/08/03 23:51
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

感想は待てです。

40:00

西エリア、小屋内部。

ベイル:黒崎一護(BLEACH)

橙の髪が目立つ管理者の青年ベイル。

ベイル(一護)「出会う奴は全て主の敵...」

彼の後ろには

黒ベイル達「主の敵は捕縛、記憶操作」

大量の黒い肌と髪、金眼のベイル達が...

ベイル(一護)「記憶操作せよ、幻想楽土のため」

ベイルの目の前には...

テナ(ユーリ)「ちくしょう...」
アルト(赤司)「すまないね、3人共...もう抑えきれない...」

倒れているテナとアルト...暴力を振るわれたのか傷や打撲跡が...

ベイル(一護)「...?...!?」

ベイルは2人に近づき、手を延ばすが急に血相を変えて...

ベイル(一護)「何故だ...こいつらは主の敵なのに...何故干渉も操作も出来ないんだ!?」
2人「え?」

気になる一言を放つと、ベイルはすぐ冷静になり、黒い自分達に視線を向け...

ベイル(一護)「...まあいい、お前らは侵入者を全て捕まえろ!!」

黒いベイル達はきびすを返してすぐに立ち去り...転送された...

西エリアの小屋...

黒ベイル達「捕縛せよ...捕縛せよ...」

中央エリアの南...

黒ベイル達「主の敵は何処だ...」

黒いベイル達が放出...そしてまたしても謎が...

40:00 東エリア、牢獄前

ユマ「...」
6人((((;゜Д゜)))))))

転送されて来た5人もスミレもガクブル...

黒ベイル達
「見た輩は全て主の敵...」
「捕縛せよ...侵入者は全て主の敵」
「我々の使命は幻想楽土の安寧...」
「我々は捕縛する...」

西エリア、中央エリアだけでなく、東エリアの牢獄前にも沢山の黒いベイル達が転送されて来たからだ。

スミレ「ゆ、ユマ。こいつら全員一護でしょ、何かの魔法で作った...」

詳しくは実況でね。

39:52 中央エリア、北東側、空き地前。

一方、前回に出なかった方々。

ヒュー「ぜぇ、ぜぇ、これで終わりなのか...」
氷海「...(烈や鈴花が助けに来なかったらどうなってたかしら...)」
烈「...やったぜ...超疲れたぞ...」
<ふらふらしながらガッツポーズ
鈴花「よっしゃー!」
<ガッツポーズ

4人の目の前には管理者が襲来していたが、

サンシェ(高尾)「へくしっ、捕まったぞ...くしっ!」
<ネットボム改の大量のこしょう

オリン(マリーダ)「」
チェバロ(宮地)「ぐ、ちくしょう!」
<2人共普通のネットボム

クラリス(IA)「何これー!?ヌルヌルするのは嫌いー!!」
<ネットボム改の大量ローションを頭からかぶった。滑ってもがいている

ネットボム...一部は改で撃破されていた。

ピコロ(キャッスル)「お前ら...これで終わりと思うなよ...?」
<普通のネットボム
鈴花「何のことよ。」

捕まったが一部は不敵な笑みを浮かべる管理者。

サキソー(城之内)「くく、もうすぐベイルも来るって言ってたな...」
<ネットボム改で大量の生ゴミ&食べ物の欠片が多い
ヒュー「ベイル?」

ダダダダダ...

4人「な!?」
チェバロ(宮地)「ほら、来た」

一同の近くに大量の黒い人影が!

黒ベイル達「捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ捕らえろ...」

烈「み、みんなバラバラになれえええええぇ!((((;゜Д゜)))))))」

混乱し、バラバラに散る4人。

烈「はぁ、はぁ、...さっきの連絡はアレかよ...恐え」

運命を浄化する炎使いがため息をついたのと同時だった。

バシュ

烈「よ?...って痛ええええ!目と鼻が痛ええええ!!」
<ネットボム改で大量のハバネロ粉末

誰かからのネットボム、しかも改だ。相手は...

鳴上「待ち伏せ、大成...あ...ゴメンなさい、大失敗だった(ー ー;)そっとしておこう...」

不運なナナコン番長。分かっていると思うけど番長、逃げ切ったら...

鳴上「作者、分かっています。烈と賞金は半分こですね。」
烈「うぅ...番長酷ぇよ...今日は最悪だぜー!!」
<涙が止まらない状態...

あらあら。

15.ミッション3と助け船(その5) ( No.494 )
日時: 2014/08/04 00:14
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

ベイルはヤバイですぞwwwでも...

バァン!

黒ベイル「?」
<しばらくもがいて出てくる

鈴花「なんでボムが効いてないのよ!?」
ヒュー「おい、早く逃げるぞ!こいつら何か...」

焦る鈴花とヒュー。黒ベイル達はネットボムを投げつけても数分足が止まるだけ。そして他のベイル達が2人を取り囲む...

2人((((;゜Д゜)))))))

その後2人は肩を叩かれ、牢獄行きになった事は言うまでも無い。

39:54 東エリア、北住宅地、カナンの家跡。

黒ベイル達「何処だ...何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ何処だ!」
氷海「(気づかないでー!!)(>_<)」

カナンの家内部、玄関の壁で気配を殺す氷の学級委員。黒い影達との距離は目と鼻の先...だが建物にいる彼女には気づかず、立ち去る。

氷海「へ?...建物の中には入って来れないのかしら?」

なんと、黒いベイル達は建物の敷地内には入って来れないらしく、気づかれなかったのだ。氷海は建物の外に出ようとするが、

カナン(白鐘)「あなたは誰?」
氷海「!?」

後ろから銃を向けられた。カナンに。

津軽「あ、氷海!」

さらにカナンの後ろからツンデレ中学生が。

氷海「...(一体全体どうなるの、私。)」

PPPPP!

メールだ。中身は...

津軽「黒子君から...『正気に戻った管理者達から得た情報では、黒いベイル達は何故か侵入可能な建物内や敷地内に入れない設定になってます。』だからここは黒い奴ら、入れないのね。」

なお、今の時点での入れる建物は...

>東エリア、カナンの家

>西エリア、管理者達の屋敷

>中央エリア、基地跡

>中央エリア、南側の廃ビル

の4つ。

氷海「『...そして黒い人物、”ベイル”達を止める方法を知っている方が何処かにいます。僕達も情報が不足しており、これ以上は分かりません。』...情報待ちって事ね。それまで耐えられるかしら。」
カナン(白鐘)「ベイル...ですって!?」

2人が血相を変えたカナンに注目する。何か知っているのか?一方...

同刻、西エリア、一本道。

管理者の大男と女子2人は一本道を通っていく。

里中「お姉さんとここら辺で待ち合わせらしいね。」
夏天「あのベイルって奴は邪魔ニャ...回り道しないと見つかるネ。それと黒ちんの携帯についてアルが」
バリトーン(紫原)「うん。メールの言う通り、出来たら建物の中か敷地内に隠れながら行く方が安全だよ。...って」

管理者の大男は思い出した、

黒ベイル達「侵入者を発見、発見発見発見発見発見発見発見...」

ここら辺には建物が全然なかったのだ!

バリトーン(紫原)「ご、ゴメン!この道建物なかったのを忘れてたああああ!!(>_<)」
夏天「忘れるなあああああッ!!」
里中「そういえば...ポラリスは”サイコロ2つは効かない”って言ってたわね...どうする...どうする私...」

里中はネットボム改を投げつけるか否か...逡巡する。

同刻、東エリア、一本道。

セリカ「あ!」
ミシェル「シアさんに里中さん!?」
タクト(カガリ)「バリトーン!!間に合えー!!」

バァン!

タクトがすぐ近くで気付き、相手側に走りサイコロを投げつける。

黒ベイル達「ガ!?ガガガガ!」

バタバタ...

タクトが投げつけたパルスボム改を受けた黒ベイル達は異変を起こして倒れた。効かないのはネットボムとネットボム改の2つ...パルスボム改はポラリスの放送内容に関係なかったのだ。そして...

バシュン。

里中「え?」
ミシェル「消えましたよ!?」

ボムの影響を受け、倒れた黒ベイル達は全て消滅...

タクト(カガリ)「いや、消えたんじゃない。熱源が何処かに移動している。そして」

ミニノートを開いたタクトは映像を見て消滅を否定する。黒い影らしい熱源がエリアの何処かに転送されたのをミニノートで見たからだ。
そしてすぐそばにいた弟の方を見て笑みを浮かべた。

バリトーン(紫原)「姉ちゃん...ありがとう、2人共。これはお礼!」

大男の管理者は何かを手渡す。

夏天「?マークのカードだニャ。」
里中「何の意味?」

理由は...

PPPPP!

シアがカードを受けとったのと同時に携帯にメールが届く。

夏天「...『実況席によるランダム抽選の結果、ミシェルが無条件復活。』え!?」

ミシェル以外が彼を見つめる。

ミシェル「え?...と、とにかく賞金目指しますね!」

図書館司書、少し混乱気味の様子です。

次が本題。

15.ミッション3と助け船(その6) ( No.495 )
日時: 2014/08/04 00:21
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

そして...

39:03 東エリア、一本道。

あの後、管理者達しか知らない避難場所がある話を聞いて、東エリアの広場に向かう一行。

タクト(カガリ)「お前らのサイコロを解析した結果...この赤い縁で透明の奴は微弱ながら電磁波が流れている。これで私達は正気に戻ったんだな。そして...」

その道中でネットボム、パルスボム改の解析結果が出た。ミニノートを見ている管理者のタクトは...

タクト(カガリ)「この緑の縁で赤い奴だけはあれ以上に電磁波が強力だ。これは我々に対してよりもベイル達に対抗するために用意したのかもしれない。」
里中「って事はあの黒い奴らはパルスボム改で止められるのね!」
セリカ「いいネタゲットだぜwww」

一行の声が大きいのか、気付いた他の人物3人が近づく。

シン「...(何でバカアスハが...会いたくないんだけどー!?)」
<嫌そうな顔。

風雅「シン、そんな顔だと失礼だよ?(ー ー;)」
レイ「失礼。あの黒い奴らと...ステラについて何かご存知ですか。」

ミシェル「え?」
夏天「ステラ?」

ピロリーン。

バリトーン(紫原)「あれ?メールが2つもあるけど...うわっ!?文字が勝手に入力されているし!?」

カタカタカタカタカタカタ...

驚きを隠せないタクトは疑いを向けるが...

ステラ『やっと繋がりました。そちらの3人は私の事を詳しくご存知です。』
シン「ステラさん!無事だったんだな!!」

タクトは3人に視線を向ける。

風雅「...信じて構いません。僕らもそれが繋がっている人を探していたんです。」
レイ「アルトさんとテナさんからの伝言があります。”ステラと名乗る人物からメールが来たら指示に従え、ポラリスを止める方法を知っている”及び俺達3人には”ステラがランダムで管理者の誰かに通信を接続した。その人物を探せ”と伝えていました。」
タクト(カガリ)「アルトとテナだと!それは本当なのか。」

タクト、バリトーンは血相を変え、互いを見つめる。

一方では...

同刻、西エリア、管理者の屋敷1F。

エリカ「...」
天城「シュウヤさん、あなたは何者なんですか。まさかまだ...」

エリカと天城はある人物に視線を向けていた。

シュウヤ(伊月)「...、...。...。」
ソプラノ(ルイス)「”違う、俺はあの時のサイコロの影響でポラリスの支配からは解放されている。俺も元はポラリス支配下の管理者だったんだ。”」
<シュウヤはソプラノの黒ローブを羽織っている。ソプラノはスーツ姿

それはソプラノの黒いローブだけを被って素足のポラリスと呼ばれていた青年!?あまり声が出ないのか管理者ソプラノの耳打ちによる翻訳込みの質問に答えてくれる様子だが...
これはベイルが放出される数分前まで遡る。

42:45 西エリア、管理者の屋敷地下最深部

エリカ、天城、ソプラノは地下のある場所へ辿り着く。

エリカ「ここがそうですか?」
ソプラノ(ルイス)「そうよ。日記の中ではここにポラリスの端末が設置されている、って書いてあるわ。」

扉の前で首をかしげるユキちゃん、

天城「ねえ、ソプラノさん。...インターホンは何処かな?(・ω・?)」
エリカ「ってここは友達の家じゃなくて...(ー ー;)」
ソプラノ(ルイス)「インターホン...ねぇ。」

少し考えたソプラノ、ユキちゃんにこう言った。

ソプラノ(ルイス)「それと似ているモノならあるわよ。セキュリティは万全なんだから。」

そして、何かを渡して天城に耳打ち。

ソプラノ(ルイス)「入りたいなら、...ごにょごにょ...」
<何かを渡す
天城「分かった(`・ω・´)b」

ユキちゃん、どうするの。

15.ミッション3と助け船(その7) ( No.496 )
日時: 2014/08/04 00:26
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

天然とは恐ろしい(ー ー;)

そして天然素材の黒雪姫、大音量で

天城「すいませーん!宅配便でーす!!ハンコが必要だから入れて下さーーい!(`・ω・´)」
<宅配業者の帽子とジャケットとネームプレート

ソプラノ(ルイス)「...プッwww」
<笑いを堪える
エリカ Σ(゜д゜lll)

後でソプラノ曰く、こうしなくても緊急要件があると言えば入れるらしいことは追求しておきますwwww黒雪姫がウソの宅配便要件をすると...

機械音声『認証問題です。3問出題致します。』

機械の音声が流れる。

ソプラノ(ルイス)「へぇー...こんな要件でも良いのかー。知らなかったわ。」
エリカ「え、そうしなくても良かったんですかああああ!?(ー ー;)」
天城「問題は頑張る!(`・ω・´)」
<2人の事はオール無視モード

機械音声『問題1、音楽ゲーム、リフレクビートからの出題。FAILEDしても次のステージに進める場合がある。Yesかnoか。』

天城「?」
エリカ「あ、確かYesだね。Yes!」

すると、

機械音声『...正解です。問題2、作者りゅーとのタブーの弱点は...』

天城「あ、知ってる、三倍アイ...むぐ?」
エリカ「それ違う!!え、ちょい待ち、フェイント?」

暴走する黒雪姫の口を抑えるエリちゃん。グッジョブ(ー ー;)そしてエリカの予想通り、2問目は...

機械音声『...三杯酢だが、三杯酢の調合は酢、砂糖、醤油をどの比率で入れれば良いかを答えよ!』

普段から家事をしているエリカは見事2問目も正解。しかし...

ソプラノ(ルイス)「...(こんなきわどい問題なんて、ポラリスは普段出さない筈...気のせいかしら?)」

ソプラノは難しい顔。大事な事を忘れているような...そして問題は3問目、最後の問題に。

音声『...正解です。問題3、最終...』

バチバチバチバチ!

天城&エリカ「は?」
ソプラノ(ルイス)「ヤバい、ポラリスに気づかれていたわ!」

急に端末がエラーを起こす。そして声が...

ポラリス(伊月)「おーい。何してんだソプラノー?宅配便ってそいつら違うでしょ、案内するなよ!!」
ソプラノ(ルイス)「ウソの宅配便って知ってて私と2人を案内させて...やっぱりアンタはそうなのね。自分の楽しみしか考えていない...大事な事や自分に不利な事は明かさない...!」

ポラリスはすぐに口調が一変する。

ポラリス(伊月)「案内するな、って言ったよな?ここは絶対に開けないぞ!無理やり通ろうとしたら通報するからなー!(^ω^###)」
エリカ「そんな...(>_<)」
天城「あ、そうだ!扉にこのボムを投げたらどうなるかなー?」

能天気MAX黒雪姫はボムを取り出す。

ポラリス(伊月)「さっきのサイコロなら俺には効かないぞー。さっき対策のためのパッチは...」

バァン!バチバチバチバチ!

ポラリス(伊月)「う、ぐあああ!?な、何だそれはッ!俺は知らないぞ!?」

異変は扉にボムを投げつけたその時だった。急にポラリスが苦しみ始めたのだ!

エリカ「(...あいつの言ってたさっきのサイコロがネットボムの事ならコレは...)」

バァン!

ポラリス(伊月)「がああ!?」

そう、パルスボム改。ポラリスは急ぎだったのか、パルスボム改の対策を忘れていたのだ。黒雪姫と訳あり双子の姉は今持つパルスボム改を扉へ投げつけまくる!!

ポラリス(伊月)「が、があああぁ」
ソプラノ(ルイス)「自分の楽しみだけで皆を悲しませて、カナン達を苦しませて...観念しなさい!!」

バァン!

ポラリス(伊月)「ぎゃああああアアアアッ!」

ソプラノがボムを投げつけたのと同時にポラリスの断末魔の悲鳴と、

パシュ。

エリカ「扉が開いたわ!」
天城「悪は滅した!(`・ω・´)」

あかずの扉が開くのが同時だ。

内部は?

15.ミッション3と助け船(その8) ( No.497 )
日時: 2014/08/04 00:32
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

内部は?及び大事な話はこの後だ。

ソプラノ(ルイス)「ここがそうよ。”ポラリスの部屋”って私達は呼んでいるわ。」

部屋の中は薄暗く、中央に緋色の水で満たされたカプセル。さらに中身は人間が入っており、全裸で全身に太いコードが首から上以外の全身を隠すぐらいたくさん絡みつき、繋がっている。

ポラリス(伊月)「や、やめ...!」
天城&エリカ「ポラリス覚悟ー!!」

カプセル内部にいるポラリスに容赦なくパルスボム改を浴びせる天城とエリカ。カプセルは何発か目で破壊され、

ドサリ。

ポラリス(伊月)「グッ...」

ソプラノは床に横たわるポラリスに近づく。

ソプラノ(ルイス)「アンタに聞きたい。...シュウヤは死んでいないんでしょ。」
2人「え!?」

この言葉を聞いた瞬間、ポラリスは一瞬血相を変える。

ポラリス(伊月)「そっかー。...お前も”私”の事に...まあいいや。こんな事しても俺は止められないぞ。」

ソプラノは理解した様子で、

ソプラノ(ルイス)「分かっているわ。シュウヤの体を利用してカナン達をおびき出して、私達と争わせ、その様子をステラの何処かにある”本体”から...高み見物しているクセに!」
エリカ「本体!?」
天城「そ、ソプラノさん...?」

ポラリスはその言葉に驚くが、

ポラリス(伊月)「!?...でもさぁ、本体がどこかは知らないんでしょ?あ、それと」

PPPPP!

エリカと天城の携帯に通達4が配信されたのはその時だった。内容は目の前のポラリスが明かした通り。それと、

ポラリス(伊月)「この体はカナン達のために使っていただけだからもう用済みさ。...及びシュウヤは俺に不利な情報はあまり”話せない”と思うぞ?クク...」

不適な笑みで気になる事を言い残し、ポラリス...もといシュウヤの体は糸が切れたかの様に意識を失った。

??(伊月)「あ、ア...ァ??」
エリカ「!?」
天城「気がついた!?」

そしてすぐに目の前の青年は意識を戻し、起き上がってエリカと天城に近づく。2人は怖くてすぐに彼から離れたが、ソプラノは...

ソプラノ(ルイス)「あんた...本当にシュウヤなの?まさか声が」

声をかけたら彼は反応。言葉は聞こえているが、声が出ないらしい...

シュウヤ(伊月)「!!...そ、...らの?」

そして...色々な事情を彼に話して現在に至る。

シュウヤ(伊月)「...。...」
<ソプラノに何かを耳打ち

ソプラノ(ルイス)「”先程はありがとう。俺が答えられる範囲なら情報は明かして構わない。”だって。」
天城「質問ですけどー。ベイルさんって誰ですかー?(・ω・)ノ」
エリカ「ちょ、雪子。もっと大事な事を質問しようよー!(ー ー;)」

一方では、

38:30 東エリア、西商店街。

管理者姉弟と逃走者7人は西商店街の住人達の避難ポイントに来ていた。本来逃走者達は入れないのだが、

バリトーン(紫原)「姉ちゃんがお前らでも短時間だけ入れる様にした...さっきのベイルの事だけど...」
セリカ「うん、興味があったんだー。」
シン「あの時の黒い影は一体何なんだよ...俺らを見てめちゃくちゃ血相変えていたし...(>_<)」

ここに来る途中で質問されたのは、エリカ、天城がシュウヤに聞いたのと同じ、管理者ベイルの事。タクトの方はミシェル、風雅と共にステラから情報を取得中、ベイルの事に1番詳しいのは弟だと言う...

バリトーン(紫原)「ベイルはね、他とは違う管理者なんだ。ポラリスが自分にとって邪魔な奴を排除するために生み出した、って感じ。俺と姉ちゃんは追求したんだ...そこまでする必要なんて無い、って。」

そして、姉弟は反抗的と見なされたのか、知らないうちに記憶を操作されたという。

なんだと!?

15.ミッション3と助け船(その9) ( No.498 )
日時: 2014/08/04 00:38
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

一部の方とカナン達について。

同刻、中央エリア、避難ポイント。

黒子達3人はあの後、バースや救助した管理者達と別れ、代わりに同行して来たシンバから情報を得ていた。当然、ベイルの事も込み。

火神「よし、バースさん達に関するメールは送った...です」
シンバ(今吉)「おおきに。黒いベイル達はその緑縁のサイコロで消えた様に見えるけど、それはちゃう。どっかにランダムで転移されるだけや。完全に消す方法は俺は知らん。知っているなら本体の方に聞けたらええけど...」
黒子「...本体?」

ああ、そうだった。こいつらは知らないんだ。そう思ったシンバは詳しく話し始めた。

シンバ(今吉)「君らに理解出来るよう話しとくわ。ベイルの事も。...奴とポラリスとの関係もな。...まずはベイルの事やな...」
青峰「あの黒い奴らの事だな。」

シンバはうなづくが、

シンバ(今吉)「そうや。...ただ、黒いベイルは本体の配下。”本人”とはちゃうんやな。ベイル本人は派手なオレンジの髪しとるからすぐわかるわ。」
火神「って事は、黒い奴らを操るオレンジ髪の本体が何処かにいる、のか...」
黒子「ベイル本人がどこにいるかはご存知ないんですか?巡回している場所さえ分かれば...」

シンバはすぐに言う。

シンバ(今吉)「ベイル本人がどこかは俺も知りたいわ。...仮に本体見つけてもな...黒い奴らは本体が危ないと判断したらすぐ探知して駆けつけるようになっとる。本体と黒い奴らは全て繋がってんねん。」
火神「マジかよ...つかベイルって何者なんだ...ですか?」
青峰「さっき様子を見たが...話し合いが通じる気配ねぇし、知ってる範囲で良いから奴の事を教えて欲しい。」
黒子「そうですね。僕らは今、ベイル達に対して情報が足りなさ過ぎです。教えて下さい。」

そして...管理者の青年は話し始めた。

シンバ(今吉)「ベイルはな、簡単に言うとポラリスが自分の身の危険を排除するために作成した”自己防衛システム”や...支配下やった俺には支配されとった間の記憶がちょこっとだけやけどあるねん...」

かがみんのメールは後で公表だ。
一方...

同刻。東エリア、カナンの家。

ナギ(久慈川)「ベイルはね、簡単に言うとポラリスが自己防衛のために”彼”の姿と人格から作成した”自己防衛システム”よ。あの放送から、私達やアンタ達が持っているサイコロ、もう対策が講じられている...」
ジョー(巽)「マジで俺ら、大ピンチだな。攻撃手段が封じられちまった。」
津軽「...建物に侵入出来ないから、外に出る際は考えないと駄目だし...」
氷海「ここにずっといるわけにはいかないわね...(´・ω・` )」

お話変わって、何故津軽はここに案内されたのだろうか。
それは、アスランが風雅にネットボム改を当てられた直後まで遡る。

46:22 中央エリア、噴水前。

津軽「あなた達の...隠れ家?」

あの後、風雅、テナと別れてカナン達と一緒に行動する事になった津軽はある場所へ案内された。

カナン(白鐘)「そう。貴方、私を助けてくれたわね?貴方にも、ジョーにも、ナギにも話しておきたい事があってね。」

そして...玄関が全壊した一軒家にたどり着く。

到着。

15.ミッション3と助け船(その10) ( No.499 )
日時: 2014/08/04 00:43
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

続き

45:00 東エリア、北住宅地、カナンの家跡。

ナギとジョーが一軒家に入って、カナンは津軽を後押し。

津軽「(入っていいの...かな?)」
カナン(白鐘)「さあ、入りましょ。これから話す事は侵入者の貴方達にも関係があると思う。」

そして、案内された部屋はリビングらしいのか、3台の大きいソファと小さい円テーブルが。カナン達3人と津軽は適当なソファに腰掛ける。

ジョー(巽)「で。これからの事だな。」

口火を切ったのはジョー。内容は...

カナン(白鐘)「さっきテナから聞いた内容...私もまだ信じられない...あの記憶がまやかしで、兄さんが生きたままポラリスにとらわれていたなんてね。」

実はまた少しだけ遡るが...

テナ(ユーリ)「そうだ、カナン。」
カナン(白鐘)「?」

風雅のボムで正気に戻った管理者のテナから聞いたのは彼女達にとって信じがたい内容...

テナ(ユーリ)「あの紛争の真相はシュウヤが起こした事だ。...お前らが奴に何を吹き込まれたかは知らんが、その様子だとまだ影響が残っているな...断言する。奴は生きていてポラリスに体を奪われているんだ。」

シュウヤが生きているだけではなく、ポラリスが彼の体を支配下にしている事。そして今でも自分達が記憶操作されている影響が残っている事。カナンは全てを覚悟して、津軽に頼み事を。

カナン(白鐘)「ねえ、貴方が持っているそのサイコロ...私達に投げつけて頂戴!」
津軽「え?」
ジョー(巽)&ナギ(久慈川)「...!?」

ジョーとナギは驚きの顔でカナンを見つめた。当然ながら...

ナギ(久慈川)「ちょっと待って!私達正気に戻った訳じゃないってどういうことなのよ!」
ジョー(巽)「3人でポラリス襲った時の事も、反抗した訳も、ちゃんと思い出したじゃねえか...」
カナン(白鐘)「(テナの話...信じられないか...)分かった。私が試す。これで何かないなら謝るし...何かあったら教えるわ。これで構わないでしょ?」

賛同しない2人のため、自分でテナの話した事を見極めるらしい...

ジョー(巽)「待て、無茶するなって!」
カナン(白鐘)「...やって。」

津軽に向かったカナンは...

バァン!

津軽「ご、ごめんなさい...」
ジョー(巽)&ナギ(久慈川)「カナン!!」

...バタリ。

カナンはネットを浴び、一瞬だけ痙攣してから倒れる。
震える津軽と彼女に近づくジョーとナギ。対してカナンは...

カナン(白鐘)「...」

それが見えていない、聞こえない様子でフラッシュバックした記憶を見聞きしていた...

カナン(白鐘)「兄さん?」
シュウヤ(伊月)「...。」

悲しい目で自分を見る当時の兄。自分の顔に彼の手が向けられた瞬間...

カナン(白鐘)「!?...何故これだけなの。何故兄さんが!?」

すぐに意識を戻し、息を整える。考えは確かに当たっていた。だが...

ジョー(巽)「お前、無茶すんなよ...」
ナギ(久慈川)「どうだったの?」
カナン(白鐘)「テナの言うとおりだった...津軽、ありがとう。でも...記憶は完全に戻らなかったわ。」

津軽の方を向くカナン。そして...

ポラリス(伊月)「どーもー!ポラリスでぇす!ステラの皆さんに大事なご連絡を致しまぁーす!これより...」

例のポラリスの通信が。それからしばらくして、

ガタッ、ガタガタ。

4人「!」

諸君もお分かりの通り、ベイルの追跡を逃れた氷の学級委員が家跡に入って来たのだった。

38:08 東エリア、北住宅地、カナンの家跡。

PPPPP!

津軽「メールだ!」
氷海「火神君からね。...」

ガタッ、ガタッ!...バァン!!

バース(士郎)「カナン!ナギにジョーも...やっぱりここに居たのか。」

そんな彼らの元に誰かが家跡へ入って来た。管理者のバースだった。先程の黒バス組の時と違い、肩に何かが入っている大袋を抱えている。

3人「バース!?」

3人は当然ながら身構え、銃を向ける。

バース(士郎)「ま、待て。お前らを捕まえるために来たんじゃない。...そこの2人に伝言がある。」

なんとバースの目的は津軽と氷海。

氷海「あ、ごめんなさい。多分私達に役立つ情報かも。」
津軽「色々積もる話がありますけど...(士郎さん...何しているのよ(ー ー;)」

火神のメールを見た2人がカナン達とバースを仲裁し、

*数分後。

津軽「...ベイル達に対抗出来るのはこのサイコロなんですか。」
氷海「”パルスボム改”...それから貴方の他にもあと4人、このパルスボム改を配っている管理者がいるのね。」

バースの持って来た大袋の中身はパルスボム改。沢山用意しましたぞ?

さらに...

15.ミッション3と助け船(その11) ( No.500 )
日時: 2014/08/04 00:48
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

本編はここまで。次おまけ。

同刻、中央エリア、南側、住宅地内

鳴上「え!?天城達からなんですか。...分かりました。」
ソプラノ(ルイス)「赤いカチューシャの子、相当電波入っていたわよ?」
鳴上「彼女それがデフォルトです。気にせずに。(ー ー;)」

シスコン番長は、先程と同じサイコロを大袋を抱えたソプラノから受け取っていた。

鳴上「火神からのメール...”黒い奴らへの対抗措置があるぞ”...このサイコロの事だな。ついでに」

鳴上の後ろには、赤いコンテナ。中身は...

鳴上「フロッピーディスクだが、どう使うんだ?」
シェイド(>_<)つ紙

鳴上「”それは秘密。”か。」

火神のメールの内容、それは...

バース(士郎)「カナン達の次は...タクト達だな!」

管理者A(ランスロット)「すいません、すいませーん!!サイコロ持ってない人はどこですかぁ!」
<中央エリアを巡回するように指示

管理者K(トーチ)「はぁ、はぁ、ベイル達に対抗出来る手段があるぞ!!」
<西エリアを巡回するように指示

管理者E(MAHOKO)「私が持っているのは...ベイル達への対抗措置よ...!」
<東エリアを巡回するように指示

ソプラノ(ルイス)「さあ、ポラリスに痛い目を見せてやるわよッ!」

これ以降、管理者達5人がエリアを巡回してパルスボム改を入手可能になるぞ!
なお、作者さん3人は指定エリアから出ないで下さいね?

37:50 中央エリア、噴水前。

鳴上「天城か?」

南から出た鳴上は、すぐに友人に電話をかけた。

天城『あ、鳴上君だ!何?』
鳴上「ソプラノさんから話を聞いたぞ。シュウヤさんから何かネタあるか?」

だが、

同刻、西エリア、心海の泉前。

天城「...実はそれが問題なんだー。ポラリスの機密とか、直斗君達(=カナン達)の事を聞いても、”教えられない”で無理なの(>_<)」
エリカ「...貴方だって、ポラリスのやった悪行は分かっているでしょ!無理やり記憶を操作して、紛争を起こして高みの見物している本当の意味で理解出来ない狂...」
シュウヤ(伊月)「ポラリスを...キチガイって呼ぶな...!!」
<服装は管理者達と同じ服

深刻な顔の黒雪姫の近くでは、エリカが交渉している。シュウヤは普通に会話出来るまで回復はしたが、何故かポラリスに対して不利になる情報を教えてくれないのだ。

36:53東エリア、北住宅地、カナンの家跡。

カナン(白鐘)「津軽。もう一度お願い。」
津軽「はい!」

カナンは再度、津軽にボムを投げつける様に指示。今度は先程バースから受け取ったパルスボム改で、だ。

バシュ!バチバチバチバチ!

カナン(白鐘)「ぐ...ああああァ!」

パルスボム改特有の強力な電磁波で悲鳴を上げるカナン。及び...

バタリ。

ジョー(巽)「こ、今度は大丈夫だよな...(ー ー;)」
ナギ(久慈川)「カナン...!」

大丈夫なのか!?

次回予告
16.「ミッション結果と本当の記憶」
<ドラマも一気にラストスパートに!

って

本当の...記憶?

15.ミッション3と助け船(その12) ( No.501 )
日時: 2014/08/04 00:54
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

おまけ!

<ユマの魔力適性講座Case2・延長戦>

白百合邸、書斎。

ユマ「...(無効化コード、"荒城メランコリー")」

まず、お得意の呪歌魔法で書斎を修理。お部屋はもちろん、お茶入りカップも、お茶菓子入りのバスケットも、砂糖びんも数秒で元通りだ。

りゅーと「...(ユマさんの呪歌、すごいわ...桜さんの逃走中では大きな海賊船を直していたし...)(・ω・)」

感銘する作者のりゅーと。同じ作者の桜の件は実話だ。及び本題ですが。

ユマ「シェイド曰く、誰も書斎周辺に近づかない様人払いをしたので、お話しします...あの時の爆発の原因は当然ですが、りゅーとさんの力が影響しています...それは」
りゅーと「...!?」
<警戒して後ずさり&右手の拳銃を抜く準備

私は目の前の作者に両手で持っているカプセルを見せる。エレメントバランスで、ユマの持つ属性を示す青と白と黒の球体が浮遊しているが...

ユマ「このエレメントバランスは、先程のモノと違い、あのノイズを除去して属性値を示す開発中の最新版です。...先程のモノとの違いはすぐに出ます。」

警戒を解いたりゅーとはカプセルの中身を見て驚く。

りゅーと「...あら?」

3つの球体の周りから黄金の粒が現れ、光り始めたのだ。

りゅーと「この金の粒は?」
ユマ「これは...りゅーとさんのノイズを”具現化した”結果です。先程のモノにはその設定がなかったので暴走してあんな事になりました。」

なお、今回のりゅーとさんでこの現象を起こした人は2人目です(ー ー;)

りゅーと「2人目?...あたしで作者は初めて適性診断を受け...まさか」

りゅーとは話の途中で血相を変える。

ユマ「ええ。りゅーとさんの考え通りに、私がこれの1人目です。この金の粒が示しているのは”月輪”(げつりん)、我々の世界では”月”の属性と通称されています。」
りゅーと「月の...属性?魔の属性じゃなかったのね。」

この作者りゅーとは、先程の光と闇の他に、ユマの世界にない”魔”の属性を所持していた。それが原因かと思っていたが、違う。...この属性は8属性等とは違うイレギュラーな属性なのだ。大事だから2度言う。

ユマ「元々、私の世界にない属性はエレメントバランスに表示しない設定をしています。ですが、月輪の場合は他の8属性と比べ容量、存在する力が大きいんです...」
りゅーと「容量と存在によるあのノイズと暴走による爆発、なのね。」

さらに、月輪の解説はそれだけで終わらない。

ユマ「...この属性を発見したのは最近です。以前のミントハゲの騒ぎで他の作者さんが来訪した時に、異世界同士の狭間でノイズが発見されましたが、数日で消えました。」
りゅーと「ノイズが?」
ユマ「はい。あの時発見したのはまだ軽いノイズでしたが...次に発見したのはバカゴンがJUDAで暴れた時です。この際はMAHOKOさんが来訪しました。50%のパワーリミット込みで。事件が解決し、2匹を調理していた途中で発見されたのは、前回よりも強いノイズでした。回収も出来たので調べた結果...」
りゅーと「...」

結果は当然、

ユマ「MAHOKOさんの魔力と合致するノイズ、しかも特有な属性が関与したモノでした。魔力濃度も濃かったですね。」
りゅーと「!!...50%のパワーリミット込みでそれだけのノイズが...」

”特有な属性”。りゅーとは反応。

りゅーと「”特有な属性”=後に”月の属性”、ね。」
ユマ「はい。月輪で判明している特徴は...」

最後は補足説明会

15.ミッション3と助け船(その13) ( No.502 )
日時: 2014/08/04 01:01
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

最後に補足

月輪(月)の属性>
最近になり、ユマの世界で発見されたイレギュラーな属性。ユマ以外の作者の介入により発見されたのが始まりだが、その正確な原因は不明。

特徴として、

・魔力の濃度、容量、特に存在する力が強いので、適性診断で適性がある者しか制御出来ません。

・制御出来ない人が無理やり使うと命の保証が出来ません(ep2ネタバレでこの詳しい内容は今回割愛)

・特に驚きなのは、0.1%でもこの属性を持つと”容量越えがなければ不可能をある程度可能にする”力。
”他の属性を変質させ、無意識に望む魔法を使える”事もその力の一部。自覚無自覚関係なく、作者さん全員はこの力を容量越えしないレベルで制御出来る。

・私、今回のりゅーとさん、他の作者さん全員は適性が高い低い関係なくこの属性を先天的に所持する設定。

・ep2に関与する作者さんのスレッド、pixiv、なろうのメッセージで記載した”ある理由”とは、”月の属性”が持つ”不可能を可能にする力”で魔力を変質させた結果。基本的に変質すると扱いにくいか制御が難しい魔法になる場合が多い。

ps.私の世界では現在、ノイズを相殺する機能を組んだので弊害はありません。正月騒ぎでpixivの鬼藤さんが来訪した際はその機能が実用化され、それ以降、作者の来訪によるノイズは発見されておりません。ご了承ください。
時系列では、このおまけ話はバカゴン事件の話と本編の間になります。

ps.2

ユマ「りゅーとさんの適性診断は...光が45、闇が49.5...月は5.5ですね。月の属性変質による結果は...この魔法で、不可能を可能にするレベルは...普通かな。自分の身体能力と属性適性操作、住人に望む設定を与えるetc...」
りゅーと「(4、5%前後でこれだけなの...!)」

宿やどの魔法>
ユマが作者りゅーとに与えた魔法。他人や敵に寄生して操る&相手の技を一時的に使用して攻撃する&内部から攻撃&ダメージが深刻なら寄生相手から生命エネルギーを吸収して治癒ができる。本来なら人間への寄生は安全性のために制限があるがりゅーとさんは”ある理由”により、

・人間への寄生による制限がなくなっている。ただし気絶しているか意識がない人、死体でないと駄目。意識がある人には許可を得て寄生して下さい。

・ただし誰でも寄生は出来ない。人間への寄生で意識がある時に無理やり寄生し、相手に拒絶されたらりゅーとさんが強烈な反動を受けるので危険。

・及びユマ含む他の作者さんやそちらのユーリみたいな格上の人はりゅーとさんの容量不足で寄生が最初から出来ません。(ただし、寄生したい本人が許可してくれるならりゅーとさんの行動制限込みの寄生は可能です)

りゅーとさんは本来の属性適性では、この魔法の適性がありません。しかし”ある理由”で変異してこの魔法になりました。本来ならユマの青峰と同じ”重の魔法”になるはずだった。

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