二次創作小説(映像)※倉庫ログ

21.ミッション結果とカナンの決断(その1) ( No.636 )
日時: 2014/11/10 12:27
名前: YUMA (ID: 7WA3pLQ0)

まずはこれ

<前説・ユマの魔力適性講座4と...>

本日の白百合邸のお客様は...

ユマ「1人だけでもありがたいですよ、(^ω^)迅宗さん。」

黒い短髪の青年。笑ってはいけないシリーズを連載する作者の迅宗だ。

<Case4・迅宗>

ユマ「水は40、氷は30、あらら、地は25か。前作の青一色メンバーが影響しているのかも、ですね。」

彼の適性結果は、本人が自分の笑ってはいけない作品に参加したメンバーが水や氷に縁のある人ばかりだからこそ。

迅宗「金色の魚の群れが...!?これが俺の月...」

そして月は5ジャスト。適性検査の結果...

くもりの魔法>
ユマが作者迅宗に与えた魔法。魔力の雲を発生させて術者周辺の温度を奪うのが本来の使い方。しかし迅宗さんは月の属性の影響で...

・雨や雪やみぞれや雹を降らせ、攻撃にすることが可能です。

・地の属性を混ぜた雨での高度な回復スキルがある。ただし特例措置がある場合、負担は攻撃使用よりデカい。

迅宗「ユマさん、ちょい待ち。...何故俺は回復スキルを覚えちまったんですか(?ω?)」

あ、それは...

ユマ「所持する属性による”親和性”ですね。水と地に適性がある人は稀に回復スキルを身につけている場合が多いんです。”親和性”は他の属性同士でもありますが...」

ただし、今回の迅宗さんみたいに作者チームは適性さえあれば親和性が関与するスキルを100%確実に覚えちゃいます。回復スキルを身につける可能性があるのは...

>水と地と光の3つの属性のどれか2種類をもち、さらにその2属性の適性結果が25以上ある。

ユマ「ラストは迅宗さん含めてep2では関係ない作者チームの”特例措置の刻印”です〜。今回紹介しなかった方々はご興味あるならお教えしますw」

迅宗>”BLEACHの五番隊の馬酔木の印”で場所は右腕の肘。彼の嫁キャラ、雛森桃を参考にした。

八雲>”大文字のBとFとDを重ねたマークの五角形のエンブレム”で場所は左手の中指。昔の貴殿のネームを利用しました。

りゅーと>”リフレクのパステル君の顔”で場所は左足の甲。緑に縁が...ないですね(>_<)

鬼藤>”jubeatのスミスさんの顔”で場所は右肩。マシノワ絡みで蛇神人のマークにする案もありましたが没にしました。

奏月昴>”リフレクビートのジョーカー”。暗い青ローブと額に星がある奴でパステルワンダートラベラーを参考に。場所は右足首である。

長原淳二>”ネプテューヌの服に付いている特徴的なNのマーク”で場所は右肩。実は訂正リクエストがあったのです(>_<)

ソニック>”仮面ライダークウガの戦士の古代文字”。主人公の五代氏のベストに付いてる刺繍と言えば分かるかな?場所は右耳の下。ガンダムSEEDのザフトのマークにする案もあったが没に。

琴葉姫>”BLEACHの十番隊の水仙の印”で場所は左胸。日番谷君とお揃いです〜。テイルズシリーズか嫁キャラの出場作品に関与するモノかヴァンガードに関したマークにする予定でしたがガッチリなモノが見つからなかった(>_<)

迅宗「刻印は作者に縁がある奴が多いな。特に俺と昴さんと八雲さん...」

*次から本編&感想は待って

21.ミッション結果とカナンの決断(その2) ( No.637 )
日時: 2014/11/08 21:29
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

本編。

ハンターが西で活躍した4人に...

19:50 西エリア、管理者の屋敷前

ハンターC「!」

LOCK ON>
SHINN、NARUKAMI、AMAGI、ERIKA

鳴上「まずい!みんな散れー!!」
エリカ「ハンターだし!?」

散り散りになる4人。目をつけられたのは...

LOCK ON> AMAGI

黒雪姫だ!

天城「は、早く逃げないと...ッ!」

必死で逃げるが、ハンターが圧倒的に早く...

ポンッ。

天城雪子 確保 19:38 残り7人

天城「あちゃー...(ー ー;)」

ハンターの追跡はとどまる事なし。

PPPPP!

メールだ。

シン「確保情報か...”天城雪子、確保”。やっぱり」

一方で...

19:20 中央エリア、北東側の空き地

黒子と睦月は途中で水になった管理者達の1人からフロッピーディスクを発見し、近くの装置を発見したのだが...

黒子「ディスクを入れる前に...最悪の場合も考えましょう。」
睦月「?」

幻の6人目の不安。2人にはクリアが難しいか犠牲を伴う課題を出される事を考えておく必要があるからだ。

黒子「睦月君。すいませんが2人一緒にクリア出来ない場合、僕を見捨てて下さい。」
睦月「え!?待ってよ!出来ないってば!!」

黒子はその反応を予測していた。当然だよ。

睦月「黒子っち、そんな事考えずに一緒にクリアしようよ。僕みたいに楽な課題もあるしさぁ。」
黒子「...(ー ー;)」

カシュッ。

そう言いながら、猫耳の少年はフロッピーディスクを装置に入れる。すると...

バシュ!ブゥウン...

黒子と睦月が転送された場所は...

睦月「塔?かなぁ。」
黒子「ドームみたいな場所ですね。」

何処かの建造物の広い部屋。古い石壁から古代遺跡らしいぞ?

ズズッ

BGM:STEEL NEEDLE
(beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS)

2人「!?」

何かが近づく音が少しずつ響く。

ズッ、ズルズル...

音と共に現れたのは...巨大なサソリだった。不機嫌そうだよ?

巨大サソリ「クオォォォ...!」
睦月「こいつを倒せ、って奴?」
黒子「...みたいですねッ!」

黒子は敵の影から槍を作るが、

巨大サソリ「!」
<ジャンプ!

すぐに避けられる!相手は壁に張り付き、尻尾から液球を2人に!

バッバッ!

睦月「まずい!サソリは尻尾に毒があるんだ!!」

猫耳の少年は黒子の前に立ち、スケッチブックを取り出して何かをする。

バシャバシャ!ジュウウウ!!

巨大サソリ「...!?」

サソリの目に映ったのは...2人と似た身長のダミー人形だった。睦月のスキルは、容量が大きいモノ&生き物でなければスケッチブックに描いた絵を本物にする能力だ。

巨大サソリ「グルル...(^ω^##)」
<イライラなう

一方、2人は魔法で影に隠れながら様子を見ていた。

睦月「黒子、まずいよぉ...まだあのサソリイライラしているし...」
黒子「...あ。」
睦月「どうしたの?」

黒子が見つけたのは、入って来た際は気付かなかった色違いの壁。

黒子「任せて下さい。」

黒子は巨大サソリの目を盗み、壁を...

黒子「影の鞭」

バゴン!!

当然、サソリには...

巨大サソリ「キシャアアアア!(怒)」
睦月「確かにあの壁に道はあったけど、もう少し様子を見た方が良かったと思うよぉ!!(>_<)」
黒子「君と一緒に影に隠れられる時間が限界でした!見つかる覚悟はしてます!(ー ー;)」

何とか2人は道に。そして

ガゴオオオン!

巨大サソリ「!?...キシャアアア!(怒)」
<あの道に挟まりもがいている

黒子「さあ、先急ぎましょう。」
睦月「うん。」

2人の向かう道は上りの階段に通じていた。そこは...

次で...

21.ミッション結果とカナンの決断(その3) ( No.638 )
日時: 2014/11/08 22:02
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

本編途中だが、ドラマを挟みます。

ポラリスとカナンの目の前では、音声付きの映像が流れていた。

音声『昔々、ある国の観測でこの星は将来、戦争、飢餓、環境悪化、人口増加における弊害...いろんな理由が重なって滅亡することが分かりました。さらに、その滅亡が阻止できないことも同時に分かりました。そこで、当時の国王はこう言いました。

"滅亡を阻止できないというなら、どんな形でも構わない。我々を、人類を存続できる手段を考えろ、"と。

当時、その国では魔法を研究する"魔科学"の技術が発達しており、技術スタッフの中でも優秀な数人が中心になり"魔科学"による人類存続計画を研究、国王も、その子孫たちも資金等を支援しました。その技術スタッフ中心メンバーは後に希望を意味するような名称で呼ばれます。

その名は..."チーム・ポラリス"。』

映像と音声が消え、ポラリスはカナンに声をかける。

ポラリス(一護)「...それから、世代を越え、メンバー交代を繰り返しながらチーム・ポラリスは存続した。そして...カナンは分かるね?」

ポラリスは再び映像を見せる。それは人間の拳ぐらいの大きさの水晶玉。不思議な光を発していた。

カナン(白鐘)「...これが"端末"...」

ポラリスはうなづくと、水晶玉の映像はそのままにして先程とは別の音声を流す。

音声『見た目は占い師が使うような水晶玉です。"端末"..."アレ"等と称されますが、人間の"苦痛"、"悲しみ"、"不安"、"絶望"等の負の感情に反応して人間の"体"と"魂"をデータ化、自身の膨大なデータベースに保存する機能を搭載しております。これを実用化すれば...』

急にポラリスは映像も消し、音声も一時停止。

ポラリス(一護)「"人類は滅亡せず、端末で安全に保護される"、ねぇ。ククッ...笑っちゃう。不滅の存在になっても退屈だよぉ?面白いことも何にもない...新しいニュースもスクープもここにはないしぃ。(-_-;)」

陽気に話すものの、ポラリスは幾らか寂しそうな声と顔。

ポラリス(一護)「あ、ごめん。本題に戻そう。端末は最終的に実用化目前で当時の研究者達は全員行方不明になった。...表向きには。」
カナン(白鐘)「ってことは...真相があるのね。」
ポラリス(一護)「ああ。...これから見せるのがその"真相"だ。」

再び音声付きの映像。それは...

研究員A:榊秋一(募集参加者)
研究員B:桜(募集参加者)
研究員C:Ga.(募集参加者)
研究員D:トーチ(募集参加者)
研究員E:羽清アユカ(募集参加者)
<全員一人二役です

研究員A(榊)「な!?なんだこれは...」

次々と体が光に変わり、水晶玉に取り込まれる研究員達の恐怖と悲鳴が...

研究員B(桜)「嫌...嫌だ...嫌だぁあああああああ!!!」
研究員C(Ga.)「まずい!お前らだけでも早....ぎゃあああああああ!!!」
研究員D(トーチ)「早く、おい!」
研究員E(羽清)「やだよ...私をおいていかないでぇええええええ!!!」

最初からぶっ放します

21.ミッション結果とカナンの決断(その4) ( No.639 )
日時: 2014/11/08 22:16
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

あの真相2。さっき投稿内容間違えました(泣)

そして、混乱だらけの研究員たちの真ん中では無傷の研究員が立っていた。例の水晶玉を持って。

研究員F:グレイディア(募集参加者)
<一人二役です

研究員F(グレイディア)「素晴らしい...素晴らしいよこれは。使い方次第では大量破壊兵器や核を使う以上に効率よくターゲットを殺せる、過激派組織も反政府組織もこれに取り込んで理想郷の夢を見せ続ければいい!保身を考える政治家や企業家はみんな隔離だよね〜?あは...あはは...ひゃはははははh」

水晶玉を愛しそうに見つめる狂った研究員の笑みの後、映像は別の人物を映した。

ポラリス(一護)「いよッ、待ってました!主役のご登場!!運良く警察と連絡はつながったのサ!」

黒いスーツを着て、拳銃を持っている管理者ベイルと似た顔でオレンジの髪の青年。それが"彼"だった。

"彼":黒崎一護(BLEACH)
<一人二役です。

カナン(白鐘)「な...!?ベイルやあんたとそっくりすぎじゃない...」

予想してたとはいえカナンは驚く。

ポラリス(一護)「そりゃ"彼"は私とベイルのオリジナル...生みの親みたいなモンだからなぁ。」

映像に視野を戻そう...

"彼"(一護)「おい、そこを動くなッ!」
研究員F(グレイディア)「...?」

拳銃を構える"彼"と部下の警官達。例の研究員は"彼"達を不思議な顔で見つめた後−−−−。

バッ
<"彼"に水晶玉を向ける

"彼"(一護)「?」
研究員F(グレイディア)「君、おふくろさんから捨てられたでしょ?」

"彼"は驚愕。狂った研究員に水晶玉を向けられ、

"彼"(一護)「な...」
研究員F(グレイディア)「...妾だから汚らしい、あばずれの子供、泥棒の子供、いい気になるな、男に逃げられたバカ女...それで女手一つで君を育てて働いてきたおふくろさんは心を病んでヒスって...会いたくない元旦那の屋敷に君を...おいていった。」

研究員に詰め寄られ始めた"彼"。研究員は言葉を続け...

研究員F(グレイディア)「もう苦しむのは止めようよ。君も来るべきじゃないかな。ここに...!?」
"彼"(一護)「や...やめろ、やめてくれえええええええ!!!」

"彼"は自分の体が光に包まれ始めたのに気づき、拳銃を無我夢中で目の前の研究員に...

ダン!ダン!ダァアン!!

撃った。部下たちも続けて拳銃を放ち研究員は動かなくなったがそれ以外は服を残して消滅した後...

カナン(白鐘)「"端末"に取り込まれかけたのね。でもこれじゃあの研究員...光っている!?」

カナンが驚いたのは撃たれた研究員が光を発し始めたから。そして...他の研究員と同じように服を残して消えた。"彼"と部下達は研究員の残した血痕と汚れた服と水晶玉を見つめていた。

ポラリス(一護)「で、この事件はお蔵入り。研究員達は全員行方不明に。...当然だよねぇ。当事者も他の研究員も"端末"の中。事情を聞きたくても聞けなかった。」

映像に再び視点を戻すと、部下達を部屋の外に出した"彼"はこっそり例の研究員の水晶玉を拾ってふところに隠していた。

カナン(白鐘)「...!」
ポラリス(一護)「ここまでは"端末"のお話で、ここからは"彼"にまつわる話だ。」

いよいよ...

21.ミッション結果とカナンの決断(その5) ( No.640 )
日時: 2014/11/08 22:23
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

一度ドラマを区切り、サソリちゃんは...

睦月「うわー...落ちない様に注意だね。」

通路を抜けた先はらせん階段。地下からずっと吹き抜けだった。手すりもないし一部には崩れそうな部分もある。

ズッ...

黒子「何か、嫌な予感がします。ユマさん達が用意した課題ですし、僕の予測が当たってたらあのサソリは...」

BGM:STEEL NEEDLE(Long.ver)
(電人K収録)

ズズズズ...

睦月「あ。(>_<)相当不機嫌だったよねー。巣からは遠いと思」
黒子「(何でしょうか、この音...まさか((((;゜Д゜)))))))」

ゴシャアアアアアン!!

巨大サソリ「ガァアア!!」
2人「やっぱりいいいい!!」

予想通りの結果でした。あの巨大サソリは懲りない。地下側の吹き抜けを突き破り2人を追いかけてきたあああああ!?デカい外見に似合わず足も早くないか?((((;゜Д゜)))))))

黒子「影の腕...10本!!」

黒子は睦月と共に上層部へ逃げながら地下の吹き抜けから影の長い腕を10も伸ばし、サソリを捕まえて突き落としを狙うが相手の踏ん張りが上...

黒子「ぐ、ううッ!」
睦月「黒子っち、先に行って!準備出来たよ!」

バッ!

黒子を先に奥へ向かわせると睦月はスケッチブックのあるページを開いて...

睦月「爆弾100個投下ー!!」

スケッチブックから沢山の爆弾が巨大サソリに放り込まれた!

ドガアアアァン!ドガアァン!

巨大サソリ「ギ、ギギッ...!」

大量の爆弾をくらい巨大サソリはひるむ。まだ倒せていないが、早く上に向かって対策を講じる必要がある。

睦月「は、早く上に...」

ガラッ!

睦月「!」

急にそれは起こる。爆弾が原因なのか、元から脆かったのか。睦月が上がっていた階段が急に崩れ落ちたのだ!

睦月「う、うわあああぁ...!」

当然猫耳少年はなすすべがない!

ガシッ。

しかし、何処からか現れた黒い鞭が体に巻き付けられている。

睦月「うぅ...ってこれは黒子の!?」
黒子「心配になって戻って来ました!さあ早く!」

鞭を少しずつ引っ込め、猫耳少年ごと引き上げようとする幻の6人目。しかし...

巨大サソリ「ガァア!」

あのサソリが復活。ハサミを振り上げて2人を...

黒子「させません!!」

ブンッ!

黒子は鞭に睦月を内包して引っ込めた後、

...ドサッ。

出口の扉らしい場所の近くの影へ睦月を転送。

睦月「え...あ、あれ?黒子は」
巨大サソリ「ガァア!ギギギッ!」
黒子「行かせ...ませんよ!ぐ、ううッ。」

猫耳少年の目の前には、幻の6人目が崩れ落ちた階段の近くでサソリを影の腕で捕まえ、抑えている!

睦月「黒子!!」
黒子「睦月君!その大扉から先に出て下さい!クリアかもしれません!僕はこいつを倒してから行きます!!」

当然、猫耳少年は聞かない。逆走するが...

睦月「でも...」

ガシャアアアアン!

黒子は話を聞かない睦月の目の前に影の腕を振り下ろし、階段を一部破壊。早く行け、と言う意思表示の様。

睦月「黒子、駄目だ、絶対...!!」
黒子「早く行けええええ!」

そして、先程階段に向けた影の腕で

メキメキ、ブチッ!

サソリの尻尾を引きちぎる。睦月を狙っていたのか尻尾の先には毒液が滲み出ていた。

巨大サソリ「ギャアアアア!」
睦月「...ごめんなさい!!」

尻尾をちぎられたサソリの悲鳴を無視して睦月は大扉から奥へ。その目には涙がぼろぼろこぼれていた。

黒子「後はお願いします。そして」

目の前の巨大サソリを見て...

黒子「...僕は、ここまでです。...”影の侵食”」

影の腕を全てまとめて、黒いマントにして巨大サソリを包むと...

メキメキッ...バキバキ...

巨大サソリ「ゴァ...アアアアアァ!」

強引に断末魔を挙げるサソリを影に飲み込んだ。影のマントが消えると、巨大なサソリは影も姿も無くなっていた。まるで、種も仕掛けもない物体消失マジックを見ていたかのように。
黒子っち...その技は”黒子っちには”容量が大きいから使用禁止技なんだが...
(本来の人間ならば負担は彼のような警告レベルではないが充分デカい)説教する人プラスだなぁ。

...バタッ
<黒子っち、魔力枯渇で倒れた。

黒子テツヤ
課題達成失敗によるリタイア 残り6人

黒子っちGJ。最後の課題は...

21.ミッション結果とカナンの決断(その6) ( No.641 )
日時: 2014/11/08 22:29
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

そして睦月は...及び修正済み

16:05 中央エリア、北東側の空き地

睦月「ごめん...黒子...」
装置音声『挑戦者、睦月。課題は達成されました。』

装置に膝をついて嘆く猫耳の少年。その後ろから...

睦月「...絶対に逃げ切るよ、黒子...ぐすっ」
??「何故泣いて...」

PPPPP!

メールは当然ながら黒子のリタイア情報。猫耳少年に声をかけたのは、

鳴上「黒子がリタイアで黒バスは全滅か(ー ー;)...まさか睦月、お前...」

睦月は詳細を話すと...

鳴上「課題は達成したが、黒子が...か。」
睦月「うん。黒子っちが僕に先行け、って言ったんだ。助けたかったのに...一緒にクリアしよう、って約束もしたのに...あの後は無我夢中で走ってて覚えてないよ。」

番長は彼を責めずに、こう言う。

鳴上「だが、な。黒子があの行動をしなかったらどうなった?」
睦月「...クリア出来なかった。僕も敵の毒にやられて一緒にリタイアしたかもしれない...。」

睦月は落ち着いた様子。そしてあの時のナギとジョーの会話の話に入る。

睦月「そうだ...カナンが現実ではもう」
鳴上「...知っている。俺は本人から聞いた。」
睦月「ナギとジョーが血相変えて西に行ってたよ。管理者達が水化して消えているのはステラシステムの管理から外れた影響で...取り込まれる前からの記憶があるのが証拠って言ってた。」
鳴上「ステラって...何故生まれたんだろうな。シュウヤさんもそこまでは知らなかった。」

*ドラマパート。

再度、映像は移り変わる。小さなアパートに黒服の男たちと母親らしき女性が。母親の顔は上半分が見えていない。彼女は手をつないでいる幼い"彼"を男たちに渡し、

母親らしき女性「じゃ、またね。お父さんの話は素直に聞くのよ?」
"彼"(一護)「...」

だが、幼い"彼"は行きたくない様子。立ち止っている。そんな母親は息子に近づくと信じられない言動を放った。

母親らしき女性「...あんたがいるとあたしが馬鹿にされるのよ。母子家庭だって。男に逃げられた妄想癖全開の馬鹿だって。...だからお父さんの所へ行きなさい。さっさと行けッ!!!!!」

母親は最後に拒絶の叫びを放って、息子を男たちの近くに突き飛ばしたのだった。そこで映像は一時停止。

カナン(白鐘)「...何でよ!せっかく産んだ子供に惨いこと言って!それなら」
ポラリス(一護)「"最初から産まなければいい"...と?こういう事態だが同情してくれて感謝する。今さらだがお前とは別な形で会いたかったな。普通に、人間として。現実で。」

カナンの怒りの言葉にポラリスは一瞬驚くが...笑う。狂人だが寂しそうに見えたのは気のせいだろうか。

ポラリス(一護)「...失礼。話の続きだ。」

映像を再生して、ある屋敷に連れてこられる幼い"彼"。

ポラリス(一護)「"彼"は有名な一族の先代当主の妾子。正妻以上に惚れている愛人の子供だった。遺産相続で家系図や愛人の存在を調べて見たら"彼"の名前があった。だから連れて来たんだが...正妻と正妻の子供たちは自分達に不利と思ったようだね。"遺産を奪うつもりか。"ってね。...そして"彼"は散々いじめられた。"何の後ろ盾もないくせにわがまま。"、わざとぶつかって"お前が悪い"、何でもかんでも雑用をおしつけた。...こんな暮らしを何十年もされた。学校では友人になろうとする人間や味方すらいない。正妻が裏で手を引いて"彼"がいじめられるように仕向けてた。知ったのは成人して警察官になった後だったらしい。」

カナンは声も出なかった。だが心配になって質問。

カナン(白鐘)「"彼"...自殺したかったの?」
ポラリス(一護)「...違う。いじめは"彼"の耐えられるレベルだったよ。それよりも...」

カナンは納得。"彼"が過酷な状況に耐えられたのは母親の拒絶があった。

ポラリス(一護)「...そして、あの日。家族会議で水晶玉を持って"彼"は...」

映像を変えると豪華だが重苦しい雰囲気の食堂...

次だ...

21.ミッション結果とカナンの決断(その7) ( No.642 )
日時: 2014/11/08 22:33
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

とうとう"彼"は...

重苦しい雰囲気の食堂..."彼"以外の全員の顔が上半分だけ見えていない。

男A「全く。あのじい様も考えなしと思うよ。火遊びが...」

"彼"の顔を見て嫌そうにしゃべる中年の男。

ー黙れ。貴様の方が火遊びが尽きる...及び息が臭い...

"彼"はあまり周りの声が聞こえていなかった。だが...

少女「...」
女性A「残さず食べなさい!!貴方はどうして出来ないのよ!」

バシッ!

ー香水臭いくそBBA!騒ぐな!ヒスるな!そして性悪クソビッチ!毎回毎回てめえが地面に落したモノを食っている俺の身にもなれッ...!

ガタン!

"彼"の椅子を蹴りながら顔が整っている青年がどなる。

青年「あ、ごめんねェ?騒がしいから...」

ー俺を×××して腹パンして言うか?あァ!?

"彼"は限界だった。そして...

パシャ。

少年「あ、手が滑っちゃったァ。君のせいだよ!!」

わざとらしく"彼"にスープを引っかけたのは隣の太った少年...にやにやしている。

ー...こいつは...もう考えなくていいや。

"彼"は立ち上がる...どこからかふところの"端末"を取り出して。

"彼"(一護)「もういい。...この世界が大嫌いなら...ぐぉおおおおおおおお!!!」

"端末"から不気味な光がほとばしる。同時に...

少年「え...何...ぎゃあああああ!!!」

先程スープを引っかけた少年が光化して"端末"に飲み込まれる。服を残して。当然だがそれだけで終わらない。

「ぎゃああああ!」
「***!(="彼"の名前)てめ...」

"端末"は食堂にいる人間も、使用人も含めた屋敷の中の全ての人々を...屋敷ごと飲み込んだ。

メイドの少女「だ、誰か助けてぇえええええ!!...ふえええ...(TДT)」
医者の中年「...な...な!?(゜Д゜;)」

"彼"以外はすべて光になった後、残ったのは大きなクレーターがある更地。

"彼"(一護)「あは...あはは...あはhaははははhはは...この世界が大嫌イならミンナコノ中デクルシメ!!何もナイ世界で永劫...アハ...h」

シュウウウウ...

そして、妖しく紅に目を光らせた"彼"も光になって消えたところで映像は終了。

カナン(白鐘)「...あの研究員も同じ色の目になってたわ...」

追及されていなかったが...あの狂った研究員も"彼"同様に紅の目をしていたのだった。

ポラリス(一護)「"なぜあの研究員も"彼"も狂っていたか..."だろ?一部のメンバーに悪意のあるスタッフが混ざっていてね...。"端末"を所持している人間の負の感情、嫉妬や憎しみや怒りや絶望に反応して負の感情を増幅させる機能を仕込んだんだ。それも...さっき映像に映っていた6人には極秘でね。」
カナン(白鐘)「仮に...知ったらみんなに反対されるわね。全世界が欲しがる兵器になるから?」
ポラリス(一護)「...兵器...ねえ。"端末"の機能は人を狂わせるには十分だったんだろうな。」

そして、ここからの話の映像はないという。何故なら、

ポラリス(一護)「"彼"の絶望が大きかったのか取り込んだモノが膨大だった負荷なのか。原因は不明だがただ1人だけ、"彼"はデータ化されることなくそのまま人の姿も魂も原型をとどめて取り込まれていた。それでバグが起きて...映像も情報もここからは喪失サ。バグで"端末"は砕け散り、管理システムとデータベースに分裂したシステムは致命的なダメージを負った。それを復元するためにバグを起こした"彼"のデータと管理システムが長い年月をかけて融合して"私"、ポラリスに、データベースは現実のデータと融合してステラと幻想楽土になり、現在に至るんだ。」

一時ドラマは区切る。

21.ミッション結果とカナンの決断(その8) ( No.643 )
日時: 2014/11/08 22:37
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

再度本編。最後の課題は怖いぞ〜?

15:40 東エリア、西商店街。

風雅「リタイア情報?”...黒子テツヤ、課題達成失敗によりリタイア!?”...何があったんだ?」
氷海「時間も人数も少なくなって来たわね...彼らが当たりなら良いのだけど。」

あの後氷海は風雅と合流し、倒れている管理者2人と彼らを心配する茶髪の管理者を見つけて声をかけた。

管理者I(榊)「おい、おい!2人共しっかりしろ...あれ?お前ら...」
氷海「...フロッピーディスクについてご存知かしら?」

フロッピーディスクの話になった瞬間、声をかけた管理者が反応。

管理者I(榊)「さっき...シュウヤから貰った奴があったぞ。これだ...」

管理者の茶髪少年は氷海にフロッピーディスクを手渡す。すると...

管理者I(榊)「ぐ...あぁあッ!?」

...バシャッ。

急に苦しみ、目の前の管理者は水化する。

管理者I(榊)「」
<服の中には2丁の拳銃が...
風雅「え...僕ら悪い事をしたの?」

驚く風雅に違う、と声をかける残りの2人。衰弱しているみたいだ。

管理者K(トーチ)「違ぇよ。あの時お前らが俺達に投げたサイコロの影響が今になって出ているだけだ。アレで正気に戻った...から...」
管理者B(グレイディア)「頼みがある...最後に私ら3人の話を聞いてほしい。もうすぐで隣の奴も私も消えてしまうだろう...」

2人はうなづき、話を聞いた。

管理者K(トーチ)「じゃあ、つぎドカのお2人さん、たの」

話を終えた瞬間に...

バシャバシャ。

氷の学級委員長と風使いの目の前で、残りの管理者2人は水化...グレイディアさん、榊さん、トーチさん。最後の最後まですいません(>_<)

管理者B(グレイディア)「」
<両手のグローブ、右腕には腕輪が...

管理者K(トーチ)「」
<小柄なので水化しても頭部だけが目立つ

風雅「ありがとう...ございます。...送信して、っと。」
氷海「さあ、私達も急がないと!(`^´)」

情報をメールで一斉送信後、今いる場所から最も近くにあった牢獄前の装置にディスクを入れた。

15:20 東エリア、牢獄前。

その後、シンとエリカが2人より遅れて牢獄に到着。

シン「え...なあ風雅、氷海が何でこんなことになってるんだ!?」

ミネルバエースの目の前では、つぎドカの氷の学級委員長と運命を浄化する炎使いが巨大なキューブのドーム内部で戦っていたのだ。

氷海「マルチプルダイヤモンド!!」
烈「パワークリムゾン!」
氷海「あら烈。遠くから攻撃はないわよねぇ!」
烈「氷海、テメェも人の事言えねぇぞ!」

ドォオオオオオン!バゴン!!バゴン!!

エリカ「うわぁ...(ー ー;)」
風雅「...(どっちも応援出来ないよぉ(>_<))」
シン「ユマ...何故なんだ?」

ここの課題の詳細は「私」から解説しよう。

ユマ「ここの課題は牢獄の代表1人とサシで戦い、勝つ事。君らが簡単にクリア出来ない様に牢獄の代表選抜は君達逃走者へ不利になるチョイスをしちゃうぞ☆あ、分かっていると思うけど試合が終わるまで君も他の牢獄の一同も乱入不可だ。」
エリカ&シン「(私(俺)、マズイかもしれない((((;゜Д゜)))))))」

一方で、牢獄の一部では...

シェイド(ー ー;)つ紙
ユマ「黒子っちの容態は...命に別状ないけど、魔力枯渇でしばらく面会は駄目だ。ゲームが終わったらまた聞いてみるよ。及び」
火神「...大丈夫かなぁ...」
緑間「ユマさん、ゲームが終わったら再度連絡お願いします...」

シェイドのメモを見た「私」は残る黒バス組に口頭で注意。魔力枯渇は容態を悪化させない為に医療機関関係者以外の面会は全て禁じている。及び...

黄瀬「黒子っちぃいい!大丈夫スかああああ!!(T ^ T)」
青峰「テツに何があったんだよ!離せえええ!」

ガスッ!×2
<馬鹿2人の鳩尾に一撃

青峰&黄瀬「」
ユマ「青峰大輝、黄瀬涼太。貴様ら2人はこれ以上騒ぐんなら”黒バス組全員の”面会を禁止するで...?」

ゲームマスターも大変なのだ(ー ー;)そうしているうちに...

ビーッ!ビーッ!

烈と氷海が戦いを終え、キューブのドームが消える。

結果は...

21.ミッション結果とカナンの決断(その9) ( No.644 )
日時: 2014/11/08 22:47
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

ミッションもうすぐ完結!

15:00 東エリア、牢獄前。

最初の試合は...

烈「よっしゃああああ!一瞬の隙は逃さないぜぇ!!」
氷海「うぅ...不覚だわ...」
牢獄「烈か!!」「強えなヲイ(ー ー;)」

氷の学級委員長、敗退。そして...

ユマ「逃走者の敗北により、ペナルティだ。」

パチン。

「私」が指を鳴らすと、氷海の姿が消える。

風雅「なッ!?」
エリカ「氷海はどうなったの!?」

あ、3人も牢獄の皆様もご心配なく。西エリアか中央エリアのどこかにランダムワープだから。

シン「負けたら怖いな。ハンターがいたら...(ー ー;)」

ほう。その考えも参考になるなwww
さて、本題。

ユマ「次のチャレンジャーは誰?」
シン「じゃあ俺ッ!」
ユマ「シンが不利になるのは...何人かいるな。ここは一番不利な相手を最優先して...アスラン・ザラ。」

この後シンはアスランと。

風雅「...行きます。」
ユマ「君が不利になる対戦相手は...花村陽介。」

風雅は花村と。2人共戦うが敗北し転送。ここは割愛し、実況で公開予定です。

13:00

エリカ「...ッ!」

エリちゃんは覚悟しているな...「私」はすぐに目の前の挑戦者のデータをタブレット端末で調べ...名前を挙げた。

ユマ「君が不利になる対戦相手は...火神大我。」
火神「え?」
緑間「ユマさん...何故火神ですか?氷海と烈、シンとアスランさん、風雅と花村の件は全員納得しました。しかし。」

納得いかない人選の為、牢獄側だけには...

PPPPP!

ミシェル「何か来ました!...エリカと火神君のデータですよ?」
緑間「...なるほど。だからこの選択ですか。」

牢獄は納得したご様子。あ、逃走者には見せないでね〜。そしてキューブのドームが展開され、エリカVS.火神の試合が始まる。

火神「容赦しねぇぞ!フレイム!」
エリカ「先手のチェンジ、DoLL!」

バシュ!

火神は炎の球を飛ばし、エリカはフェイクカードでDoLLのコスプレにチェンジ!

エリカ「リフレクター展開ッ!」

バシュ!

エリカが目の前にシールドを展開して炎の球を受ける!これはただのシールドではなく...

...ボン!

受けた攻撃が魔法攻撃なら弾き返すのだ。

火神「ぐッ!?」

当然、誠凛のエースは攻撃を返されて被害が。

エリカ「よし、チェンジ、Lincleッ。追撃よ!!」
<Lincleコスプレに変化

エリカはコスプレを変化させ、高速機動で追撃しようとする。しかし...

火神「2度もくらうかあああッ!」

火神はエリカの攻撃を見切り、彼女のパンチを受け止める!エリカは強化術の補正があるのに彼は素手とは...凄い身体能力だなッ...

青峰「(へぇ。奴も出来んじゃねぇか。)俺は奴と違って服変化をこれ以上させない自信あるぜ?」
黄瀬「エリカさーん。まだまだ火神っちは本気じゃないスよぉー?」
緑間「...お前らはうるさいのだよ!」

”まだ火神は本気じゃない。”他の黒バス組全員が同じ意見。その考えが本当なのは...

火神「...Burn Level...2!」

今の彼の状態が証拠だった。周りからは熱風が吹き荒れている!後、

ユマ「(かがみん。その技は”レベル4まで”で止めてよね...?)」
火神「Exproudッ!」

火神は先のエリカ以上のスピードで近づき、手の中にある炎の球を...

ドォオオン!

エリカ「うッ!...きゃあああッ!」
セリカ「エリぃいい!?(T ^ T)」

エリカに当て、爆破!彼女に防御はされたが相当なダメージだ!エリカはふらつきながらも、コスプレカードを掲げ、

エリカ「チェンジ...」
津軽「あ、あれ?あのチェンジはセリカさんにない奴よ!?」
夏天「マジアルか!?(◎_◎;)」

チェンジの内容は?

21.ミッション結果とカナンの決断(その10) ( No.645 )
日時: 2014/11/11 14:59
名前: YUMA (ID: 9RGzBqtH)

ミッションの結果は...

BGM:CROSSROAD〜Left Story〜

バシュン!

エリカ「クロスロード!...出来たらコレは使いたくなかったわ。」

カードの絵に関した内容を知る関係者が動揺。その姿はいつものDJ服で手には弓、背中には矢が沢山入った矢筒。

火神「ここは...Burn Level...3!」

警戒した誠凛のエースはさらに纏う熱風を強めるが、

エリカ「対極の矢!」

ブシュウウウ...

火神「え!?」

先ほどエリカが放った透明な矢が命中した途端、熱風が弱まった!?

エリカ「このコスプレはね、貴方に対して弱体化や状態異常を与える弓矢を使えるの。出来たら使いたくなかったわ。」

そう。今のエリカのコスプレは相手の弱体化と遠距離に特化した姿。余談だが、先程の”対極の矢”は相手のパワーアップを全て消し去る技。

火神「使いたく...ない?」
エリカ「ええ。一発技を出すだけで時間がかかる技やユマさんが禁止するぐらい負担がある技もあるし。」

動揺する火神。コレで決めるのか、エリカは技を放った。

エリカ「貴方の弱点、ゼロ距離で受けなさい!”氷の矢”ッ!」

バシュ!バキバキ...

火神「」
<凍り付きました。

不意の技による一撃で、逃走者側に軍配が上がりました!

11:05

ミッションクリア!

...だが。

バタッ!
<エリカが倒れる!

ユマ「...エリちゃん、これ以上はドクターストップだね...。怪我の具合が心配だ。」
セリカ「エリ...」
夏天「これで弐寺組、全滅アルよ...」

北見エリカ
ゲーム続行不可によるリタイア 残り5人

エリちゃんのあのコスプレの効果はユマのオリジナルなのだッ!

 21.ミッション結果とカナンの決断(その11) ( No.646 )
日時: 2014/11/08 23:01
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

ミッション結果は、

11:00、西エリア、中央ゲート前。

PPPPP!

睦月「メールだ!...鳴上、ミッションクリアだよ。」
鳴上「良かったな...!だがエリカさんはリタイアなのか(>_<)」

ガサガサッ。

2人「(ハンター!?)」

警戒した先には...

氷海「貴方たち、何故?」

先ほど強制転移させられた氷の学級委員長。転移させられた先は西エリアの管理者の屋敷前でした。

鳴上「俺と睦月は今から心海の泉に向かうんだが...」
睦月「ジョーとナギの事が心配でさ。」

ジョーとナギ。この言葉で氷海は血相を変え、

氷海「同行して...構わないかしら?」

*ドラマパート!

...私は、ポラリスの過去を全て聞いた。

元は人類の存続の為に生まれた端末である事。

悪意のあるスタッフが秘密裏に搭載したプログラムで研究者一同も、”彼”も、”彼”の家族も端末に取り込まれてしまった事。

”彼”の残留思念で端末が破壊されてこの星全てに破片が散らばり、独自のネットワークを構成した事。

端末が破壊された際にプログラムがステラとポラリスに分裂して...

ステラの声「カナン、...ポラリスが貴方に話した事は全て真実です。ポラリスは簡単に言えば管理プログラムと融合した”彼”本人。実の母には捨てられ、愛人の子供である事から本家の家族から散々罵倒されました。味方や友人もいません。虐めや嫌がらせや暴力を振るう輩ばかりで他人を信じられませんでした。そして」

分かっているわ。”彼”は端末を拾って、絶望して憎んでいる家族を自分ごと全員端末に取り込んだ。許されるべきじゃない行動をしたのね。

ステラの声「ポラリスは生まれる過程で”彼”の過去を全て見ました。疑惑と野心と保身と虐めと嫌がらせと暴力...”彼”本人と、”彼”の周りの人間の汚なさを長い時間をかけて理解し受け入れた事で、

”人間は全て汚ないから、全て幻想楽土に隔離するべきだ”

の結論を出したのでしょうね。そして同時に...

”人間が汚ない様子が大好き。だって汚ない方が生物らしくて美しいじゃないか。”

”もっと争え、奪え、殺しあえ...他人より自分のことが大事なんだろ?”

”私が作ろう、汚なくて血まみれでクソな場所を...私も見たいんだ!永久に!”

生まれるまでの長い時間で心も人格も嗜好も歪んでしまいました...ポラリスは貴方たちがご存知の通り、人の汚なさや醜さを好む様に。」

この話はあの時のポラリスの言葉で知ってる。

ポラリス(伊月&一護)「...俺が生まれた時は本当に汚い言葉ばかり聞いてたんだ。怒鳴り声、説教、陰口...聞き過ぎて聞き過ぎて...楽しくなっちゃったんだ、人の醜い心を見ることが。大好きになったのさ、争って殺し合って傷つけ合って血を流して。もっともっともっと、”私”の大好きな物を終末まで見せてくれ!」
<本体=一護の顔&声と重なる

ポラリスが自分の欲望に忠実なのは理解出来た。それ以外...特に狂人ぶりは理解出来なかった。

ステラの声「カナンが理解出来ない気持ちは分かります。ただし、ポラリスが長い時間を孤独と”彼”の記憶による絶望で過ごした事は頭の片隅に置いて下さい。そして最後に、」

...最後に?

ステラの声「このままでは貴方以外の全員が現実に帰れません。侵入者達は人々と我々との接続を断ち切っただけ。現実に帰れた訳ではないのです。」

な...私以外の全員はまだ現実に帰れていないの!?

ステラの声「ポラリスと危険を覚悟して融合すれば、帰還するプログラムを実行する事が出来ます。ただし、最終的な判断は貴方に任せます。」

...何故私なの?

ステラの声「...帰還プログラムの実行権利は私の中に存在していました...ですが今現在は貴方が幻想楽土に来た際、私と同化したのと同時に実行権利を含めた大半のシステムが全て貴方の魂データに持って行かれています。原因は不明で...私が今まで幻想楽土に干渉出来なかったのもそれが原因なのです。」

そんな...

大ショック

21.ミッション結果とカナンの決断(その12) ( No.647 )
日時: 2014/11/11 15:01
名前: YUMA (ID: 9RGzBqtH)

現実に戻って...

心海の泉、ポラリスの本体。カナンとポラリスが向き合っていた。

ポラリス(一護)「ここからは私が話そう...お前以外の全員は私とステラと幻想楽土の管理から外れた事で消去プログラムからは回避された。ここまでは分かっているな?」

カナンは頷く。ポラリスはステラと自分の会話を知っていたか、彼にステラが会話内容を話したのかもしれない。

ポラリス(一護)「だが、全員現実に帰還していない。侵入者達がやったのは人々と我々との接続を断ち切った事のみ。このままでは全員幻想楽土と現実の狭間で永久に苦しむ。」
カナン(白鐘)「苦しむですって...」

驚愕するカナン。...まだ皆は現実に帰還していなかったのだ!

ポラリス(一護)「心配は無用。我々の元になった端末には取り込まれた人々を現実に再構築するプログラムがある。仮に現実が滅びなかった時、現実が再び住みやすい世界に再生された時の為に組み込まれたモノだ。」
カナン(白鐘)「だから、危険を覚悟してアンタと融合し、そのプログラムを実行しろ、って訳?」

ポラリスは苦虫を噛み潰した様な顔でカナンを見る。出来たらこの選択を避けたかった様子。

ポラリス(一護)「悪いな...その通りだ。皆を安全に帰還させるにはもうコレしか思い浮かばない。私だけではプログラムが不完全だから皆を全員帰還させるだけの出力が出せない上に”実行する権限”を持っていない。ステラと分裂した際に”実行する権限と帰還プログラムの重要な部分”がステラ側に持っていかれたかもしれないんだ。私もこんな形で融合はしたくないが...消えたくない。」

カナンは思う。こんな選択、選べない。仮に融合しても対消滅の危険がある、でも融合しなかったら消去プログラムで自分もポラリスとステラと共に消えてしまい、皆を現実に帰還させられないどころかもっと苦しめる事になってしまう...

ジョー(巽)&ナギ(久慈川)「カナン!」

駆けつけたのはジョーとナギ。息が切れかけてる。

ジョー(巽)「色々と納得いかねぇ話もあるが...」
ナギ(久慈川)「何があったか全部話して!カナンが現実でもう死んでるって事は...グスッ...」

ああ。全て知ったのか。...そう思ったカナンは全てを話した。

同刻。東エリア、西住宅地。

シン「結局、アスランには負けた...(>_<)」

彼の近くに...

ハンターB「...」

ハンター...ミッションは全て終わったが、ゲームはまだ終わっていないぞ!

シン「陽介の為にも、責任とらな...」

ハンターB「!!」

LOCK ON>SHINN

見つかったー!

シン「っていたああああッ!?」

シンは来た道を逆走!

シン「何で俺だああああ!!(>_<)」

かなり近くで見つかった為、追いつかれて...

ポンッ!

シン・アスカ 確保 10:38 残り4人
(再確保)

シン「せっかく復活出来たのに...」

残り少なくなって来ましたぞ。

次はあの3人

21.ミッション結果とカナンの決断(その13) ( No.648 )
日時: 2014/11/08 23:05
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

リベンジは待ってるよ?

同刻、東エリア、牢獄。

PPPPP!

メールをミシェルが読み上げる。同時に騒がしくなる牢獄。

ミシェル「確保情報...シン君が確保されました。」
アスラン「ガンダム組はこれで全滅、か。」
花村「ちくしょう...(>_<)シンは後で色々と覚悟しろよ...」
<手には作者のホブベアさんからの差し入れ小包み

花村の小包みを見てルナマリアは、

ルナマリア「...少しだけ、その中身は見たけど...ごめんなさい花村。あいつにはビシッと言うから。」
レイ「...」
<あの時の件で不機嫌そう

反応は様々。一方、

12:05 西エリア、心海の泉前。

鳴上「...ハンターは」
氷海「...いないわね。」
睦月「番長、ここなの?」

心海の泉に到着した3人は鳴上の先導で地下のポラリスの本体前へ向かっていた。

ガチャ。

ナギ(久慈川)「...私達が無事に帰るにはカナンとポラリスが融合しないと駄目なのね...」
ジョー(巽)「カナンが...もうあの時には死んじまってたなんて...」
カナン(白鐘)「...融合して、兄さんもナギもジョーも皆も無事帰れるか分からない、かと言ってこのまま消えてしまうのも...」

2人はカナンの顔を真面目な形相で見た。

ナギ(久慈川)「...それは駄目!ここでカナンが消えてしまったら皆終わりなんだよ!!」
ジョー(巽)「馬鹿野郎!ンな事は冗談でも言うなッ!...俺はな...」

ジョーは何か言いたい様子。それと同時に...

睦月「ブクブク...!?」
氷海「息が出来る!?」
鳴上「(...ジョーとナギは...カナンが既に死んでいた事を知ってしまったんだな...)」

番長と猫耳少年と氷の学級委員長。

カナン(白鐘)「貴方達...」
ナギ(久慈川)「...来たの?」
ジョー(巽)「...お前ら...分かった。カナンもナギもお前らも聞いてくれ。」

全員はジョーに注目。話し始めるジョー。

ジョー(巽)「...俺の両親、成績でしか評価しない奴らだったよ。少しでも悪いと親父は殴るわ蹴るわ壁に俺の頭を叩きつける。”何故出来ないんだ恩知らず”って。おふくろはヒスって何日も物置きに南京錠かけて監禁するし勉強道具塗れにしてさ。”閉じ込めて家庭教師と教材塗れにしないと駄目なのよ!!”とか。...イカれてんだろ?それでブチ切れて暴れた。家にも寄り付かない様になったんだ。」
睦月「...パパンとママンがやり過ぎ。暴れて正解だ(>_<)」

ジョーの過去。両親から成績でしか自分を評価されなかった事で憤慨して不良に走った事だった。だが...それで彼に悲劇が。

ジョー(巽)「...両親が暴力沙汰で病院に運ばれる怪我をして不良仲間が逮捕され、息子だからって理由で警察に連行されかけて...あんな家に戻りたくないと逃げてたらアクセル全開のパトカーに轢かれて意識が分からなくなって気が付いたらステラに来ちまったんだ。その前後...体が血まみれで朦朧しながら後悔した。死んじまう前に親父とおふくろに...謝罪したかった。」
カナン(白鐘)「...ジョー!?貴方体が...まさかナギ...!」

目の前で、ジョーの体が水化しかけている!そしてナギも!?

ナギ(久慈川)「...!」
<水化しかけで両手が半透明に...

ジョー(巽)「...親父にもおふくろにも、許してなんて言えねえ。そういうことを俺はしちまった。」

ジョーは消えかけの顔をカナンに向け、

ジョー(巽)「...だからな。カナン。お前がこのまま消えるにしてもポラリスと融合する事になっても...後で絶対に後悔する選択は...するな。俺みたいに後戻り出来ない真似」
カナン(白鐘)「ジョー...話はまだ途中よ...」

途中までしか伝えられず、ジョーは消えて服が残った。

ナギ(久慈川)「...ねえ、カナン。私から」
??×2「ちょっと待って(待ってくださいッ)!!」
カナン(白鐘)「...貴方達は!?」
氷海「待って!無茶しちゃダメだわ!」
鳴上「ちょっと!無理に動いたら悪化します!」

氷海と鳴上に支えられて来たのは、あの時に消えていなかった女性管理者の2人。当然だが、体が水化しかけである。

管理者A(ランスロット)「...無茶するでしょうがぁ!!」
管理者E(MAHOKO)「...まだよ!まだ私はッ!」

これは偶然だ(>_<)

21.ミッション結果とカナンの決断(その14) ( No.649 )
日時: 2014/11/08 23:09
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

作者チームの伝えたい事

管理者A(ランスロット)「...ぜは...ぜはぁああ...」
<番長が支えている

管理者E(MAHOKO)「...はぁ、はぁ...」
<氷海に担がれている

2人は消えかけなのか憔悴していた。まず口を開いたのは、髪先が青で刀を腰にさす少女。

管理者A(ランスロット)「こんな世界に閉じ込められて後悔してますヨ...只、ひもじい思いをしたくない、お腹いっぱいごはんを食べたい...ステラに流された理由はそれだけでした。家が貧しくて、母子家庭で、ロクに食事も出来ない。周りには痩せているのを馬鹿にされ...泣いた事もありました。母とケンカもしました。ステラに来てお腹いっぱい食べられるけど...心は満たされませんでした。あの時、母のみそ汁を」

話の途中でひもじい思いをした少女は消えた...彼女の服と腰の刀、青い石のペンダントが残る。

鳴上「...苦しみを抱える人間はこのステラにはいない、だが...さっき消えた子みたいにそれで満たされない奴もいるんじゃないのか?」

そして、もう1人も氷の学級委員長に支えられながら口を開く。

管理者E(MAHOKO)「...私はあの時、登山に行ってた山が噴火して両親と山小屋に避難した。そこまでは良かったわ。だけど...ずっと噴火は続く、小屋から出られない、食べ物も飲み物も尽きて、周りはみんな...”生き残りたい!死にたくない!”って...」

女性のこの後のセリフは驚愕するモノだった。

管理者E(MAHOKO)「...殺しあったの。私はお父さんとお母さんが屋根裏部屋に隠してくれたおかげで助かったけど...助けが来たのはその3日後。救助された時に1階に下りたらお父さんもお母さんも、他の人達も全員死んでた。腐った匂いと死んだ人の顔と屋根裏部屋みたいな狭い部屋から広い場所に出られない恐怖が今でも焼き付いて...夢にも出るし、お前が殺したんだろう、って言われ...て...散々いじめられて...親戚をたらい回しされて...遠ざけられて...」

泣き始めた管理者。睦月も他も動揺する。

睦月「ちょっと泣かないで...僕だって泣きそうだよ...お父さんとお母さんは君に生きていてほしいと思って助けてくれたんだ!君は生きてていいんだよ!!」
管理者E(MAHOKO)「無理...私...実はステラに来る前に自殺したの。手首を切って、風呂につけて。でもカナンみたいにならなかったから、また明日から悪夢と罪に苦しんで泣かなきゃ駄目なのね...1人きりで...死ぬ...まで...」

泣きながら...自分だけ生き残った罪悪を抱える女性も水化して消えた。ランスロットさん(現在は灯焔さん)、MAHOKOさん。ホンマにすいません(>_<)

氷海「...罪悪...か。私が出会った3人も似たような事言ってたわ。」

実はフロッピーディスクを受け取った際に...

*あの時に遡る。

管理者B(グレイディア)「...私と隣の彼は昔、研究者としてチーム・ポラリスに属していた。だが...私が思いを寄せていた、...女の子には惚れてた男がいたんだよ。」
2人「チーム・ポラリス!?」

時間は過去に。

21.ミッション結果とカナンの決断(その15) ( No.650 )
日時: 2014/11/08 23:16
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

ラスト

*あの話の続き。時間はさらに過去へ。

研究員A(榊)「...」
研究員B(桜)「ちょっと待ってよー!」

仲睦まじい様子な2人の研究員。それを美しく咲き乱れた桜の木の下で見ている人間がいた。

研究員F(グレイディア)「...」

私は彼に嫉妬していた。あの女性に私は思いを寄せていたのだ。だが、あの人は彼を愛して互いに支え合っていたのだ。私はそれを見ていて心が痛んだよ...

風雅「そして...彼女への思いを振り切れずあの時に...彼もあの女性も仲間も全員...”端末”に取り込んだんですか。」

管理者の青年は苦虫を噛み潰した顔で頷き、自暴自棄になって叫ぶ。

管理者B(グレイディア)「ああ!そうだ!!溢れる気持ちを抑えられなかったんだよッ!彼に対する嫉妬も!奴を選んだあの人に対する怒りも!全員を取り込んだ時には...もう私は自分でも”端末”を抑えられなかった...すまない、皆...ぐ...ひっぐ...」

うずくまり、泣き続ける青年を黙って見ていた2人...先の事も含めグレイディアさんにガチで申し訳ない(>_<)

*現在に。

氷海「私と友人は...あの叫びの後...彼の隣に倒れてた男の子(=管理者K)から”端末”の事も、それに知らないうちに搭載された”悪意のプログラム”の事も聞いた。”兵器として使いたい”、って危険思想があったから、チームから脱退させる予定の人がいたの。搭載はその逆恨みでしょうね。結局その人も一緒に取り込まれたって聞いたわ。」
ポラリス(一護)「...知っていたのか。搭載した輩があの6人の中にいなかった事...」
カナン(白鐘)「ナギ!しっかりして!」

カナンの目の前でナギがふらつく。水化の悪影響が目立ち始めたのだ!

ナギ(久慈川)「...ねえ、カナン。私が...ステラに来た理由だけど、黙ってた事があるわ。あの時、あんたの取り巻きに追いかけられて、あのビルに追い詰められてたの。そして...」

バキバキ。...ドスン!!

カナン(白鐘)「まさか、あんた...自殺じゃなくて事故だったの!?」
ナギ(久慈川)「うん...錆びてた屋上の手すりが壊れて...裏の生ゴミ捨て場に転落したの。話さなきゃいけなかったけど、ずっと...言えずにいたの。ごめん...なさい...怒っているよね?」

カナンは悲しい顔で言う。

カナン(白鐘)「違うわ。アレは私が追い詰めたから自殺したって思っていた!」

補足だが...実はあの少し前にはシュウヤが服だけ残してステラに取り込まれ、次の日から取り巻きはカナンを逆にいじめ倒し...両親は離婚、母は...まだ家に父と兄がいると信じて疑わずなパントマイムを繰り返してたのだ。
...母と別れた父、精神が壊れてしまった母、行方不明になった兄、死なせてしまったナギ。全てが自分の身勝手で壊れた事に絶望したカナンは1人、誰もいない樹海で首を吊って自殺。

ナギ(久慈川)「...私もカナンも同じだろうな。つらい、って気持ち。でもね。」
カナン(白鐘)「?」
ナギ(久慈川)「つらくても、未来を信じて前に進むのが人間だよ。閉じ込められたステラじゃ生きてるって言わない。つらい事は忘れられる、苦しまなくて済むけど...私は現実に帰ってまずお父さんとお母さんに会う!あんたも他のいじめっ子も見返す方法を探す!だから...任せた...よ」

シュウウ...

ナギも水化して消えた。カナンは泣きながら、ポラリスと向き合う。

カナン(白鐘)「ポラリス」
ポラリス(一護)「...やはりか。」

どうするべきかは最初から決まってたじゃない。

何にビビってた、私。絶対にみんなを現実に返す。危険なんて覚悟しているわ!

カナン(白鐘)「あんたと、融合する。もう迷わない。私は死んでしまって帰れないけどナギも、ジョーも、兄さんも、皆にも絶望だけじゃなくて未来を信じてほしいの!ステラにいたら未来には...行けないからさ。」
ポラリス(一護)「...行けないから、か。私は気乗りしないし未来はあまり信じておらんぞ?そしてそこの3人は...」

逃走者3人はうなづき、外に出て行く。錆びたドアが閉じてしばらくしてから、ポラリスとカナンは互いの両手を合わせた。ポラリスからは赤、カナンからは緑の光がほとばしる。

どうなる?及び

Re: 自作逃走中ep1 幻想楽土と秘密基地 ( No.651 )
日時: 2014/11/08 23:39
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

後は

次回予告
22.カナンの消失と残る逃走者達
<すぐに更新予定ですが念のため。

確保者の言葉

25人目 天城雪子
里中「お疲れ、雪子!」
天城「惜しかった(T ^ T)...こうなったら、鳴上君に頑張ってもらう!(・ω・)ノシ」

26人目 黒子テツヤ
黒子「緑間君、本当にすいませんでした...」
緑間「全く...賞金よりもお前の容態が心配なのだよ!魔力枯渇は安静に...クドクド...」

27人目 北見エリカ(再確保)
セリカ「エリぃいい!!怪我は大丈夫!?(T ^ T)」
エリカ「大丈夫だから...火神君をあまり責めちゃ駄目よ?そしてルナマリア、ごめんなさ...い?(ー ー;)」

27人目シン・アスカ(再確保)
ルナマリア「エリカ...ごめん。こっちは...」

彼女の視線の先には、

花村「シン〜?悠と一緒にさっきはやりやがったな...(^ω^##)」
<手には作者のホブベアさんからの差し入れ全身タイツ。

シン((((;゜Д゜)))))))

シンと陽介君は実況で&まだ更新します