二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ソードアートCrossOver【オリキャラ募集!】 ( No.101 )
日時: 2014/02/28 23:33
名前: c.o.DMC ◆SP1RWrm9VI (ID: a0p/ia.h)

第十三話「壊れた心、届くもの無し。」

現場にたどり着いた俺たちは絶句していた。出てくる時なんて比べ物にならない。

シグナ「…。」

響「なんて酷いの…」

クリス「くそ…あたし達が間に合わなかったばっかりに…」

そんな状態でも一人だけ、気丈に振る舞う者が一人だけ居た。いや、居てくれた。そう、風鳴 翼だ。

翼「これくらいの事で怯んでどうするのだ、行くぞ!!」

全員「はい!!」


相手視点

部隊員1「隊長、前方から反応あり、迎撃して宜しいでしょうか?」

?「あぁ、やれ。」

部隊員1「迎撃開始します。左舷14.265度、撃てー!!」

ズガガガガガガ…


シグナ達視点

ヒュー…

シグナ「!」

キリト「せいっ!!」

ガキッ、スパパパパパッ!!

銃弾斬ったぞこいつ!!守ると思ったわ!!

アスナ「シグナ、貴方はキリト君を勘違いしてるみたいね。彼は守ることは出来ないよ。」
キリト「き…傷付くなそれ…。」

シリカ「また来た…ピナ、フリーズブレスお願い!!」
ピナ「ピィィィッ!!」フュュュュュゥゥゥゥゥ!!!!!!!!

パキィィィィィィィィン!!!!

ピナのフリーズブレスが二度目の銃弾を完全に凍てつかせた。本当にこいつらは敵に回したくないな…。

シグナ「…ここまでされて失敗するわけには行かないな。やってやるぜ!!」

移動…からの到着(早っやwww)

シグナ「ここが相手の戦艦…の真下か。」

キリト「見えないな。」

そこで口を開いたのはシリカとクリスだった。

シリカ「上です!!
クリス 上だな。」

上を見るとそこには形容し難いデカさの戦艦が浮いていた。

キリト「嘘…だろ!?」

シグナ「これ潰すのか…!?」

アスナ「いやいやそれは流石に無いって。中からやるでしょ。」

二人「成る程ぉ〜。」

アスナ「…君たちって天然なの?」

シリカ「多分そうです。」

ミラージュ「…。」

剣も黙っちまったよ…。

続く

Re: ソードアートオンライン【Extreme-CrossOver】 ( No.103 )
日時: 2014/03/09 02:49
名前: c.o.DMC ◆SP1RWrm9VI (ID: Mj3lSPuT)

第十四話「時と空間の狭間の世界にて」

キリト「うおぉぉぉぉぉぉっ!!」

疾駆するキリトが群がる防衛システムとおぼしき機械をなぎ倒しながら進む俺たち。無論、キリトも人間だ。消耗する。そんな時は変わる。だが、そんな事をし続けてかれこれ数時間は経過している。まるで進んでいる気がしない。それどころか戻り方すらも分からなかった。

シリカ「これ…本当に進んでます?」
シグナ「さぁな。でも、分からないなら進むしかないだろ。」

この会話も4回目だ。(言っている事は違うが。)だんだんイライラが募ってくる。

そして敵側の視点。

部隊員2「奴ら迷っていますね。」

?「やはり突破出来ないか。ま、無理もない…これは私の最高傑作の作品、時と空間の狭間。この中ではどんな時間も止まり進まない。私の許可なしにはな。」

視点をシグナに戻す。

シグナ「何か…壁壊しても良い気がしてきた…」
全員「は!?」

もう耐えられない。ここは明らかにおかしすぎる。こんな物は

シグナ「壊すに限る!!イングリッドストライク!!!!」

ズドーーーーーーーーーン…パラパラ…

シグナ「よし!」

キリト「(・_・;)」

シリカ「(;´д`)」

その他「<(´・ω・`)>」

まさに出落ちである。

敵視点
部隊員2「え!?」

?「な…なにっ!!!!」

シグナ「見ーつけた!!!!」

?「くっ…くそっ!!貴様、彼処を突破するとはな…」

シリカ「壁壊しただけですけどね…^^;」


次回、VSガルマゲイザー!!(ロボアニメみたいwww)

Re: ソードアートオンライン【Extreme-CrossOver】 ( No.104 )
日時: 2014/03/22 22:00
名前: c.o.DMC ◆SP1RWrm9VI (ID: MGziJzKY)

第十五話「戦いが始まり、破滅はさらなる高みへ…」


ガルマ「とうとう来たかシグナ!私は「闇夜十二騎士団」第一騎士長、ガルマゲイザー・ストロレイン!我が主、ゼノブレイド様の命により貴様を殺させてもらう!!」

シグナ「別に名前なんか良いさ。とっととぶった斬るからな!!」

シリカ「援護はします。次元に追い付けるかは分かりませんが…。」

そんな中、翼だけが明るい眼をしていなかった。剣を構えて顔を隠しているが、キリトの索敵スキルの派生、透視スキルによる物で見えた。

ガルマ「いざ、尋常に、勝負!!」

シグナ「遅えんだよ、ゴミだな!」

————イングリッド・バースター!!

光の25連撃と呼ばれた技をガルマの胸元にブチこむ。

ガルマ「がふぅっ!?」(まさか…これ程とは…!!)

シグナ「とっとと死ね、お前に用は無いんだからな。」

ガルマ「う…あぁ…」ドサッ

…思っていたより弱すぎる、そうとしか思わなかった。

シグナ「何だったんだ?」

シリカ「さぁ…私には良く分かりませんよ。」

翼「…フッ」

翼からはあり得ない笑い声がした。闇に満ちた声が…

シグナ「翼さん?」

翼「貴様らの手の内は読めた。そろそろ私は戻ることにするよ。「闇夜十二騎士団」にな!!」

その瞬間、希望が崩れる音がした。

シグナ「翼が…!?」

Re: ソードアートオンライン【Extreme-CrossOver】 ( No.105 )
日時: 2014/04/28 19:14
名前: c.o.DMC ◆SP1RWrm9VI (ID: KG6j5ysh)

第十六話「信頼は絶望に似て」

しばし絶句していた俺達の中で最初に口を開いたのは響だった。

響「翼さん…でも、何で?」

翼「元からあなた達に興味は無かったわ。私が欲したのはこの天ノ羽斬だけ。このギアに隠された秘密があるって聞いたからよ。」

確かにシンフォギアは超古代文明を紐解く鍵ではある。だが翼の天ノ羽斬だけにある秘密と言うのは聞いたことが無かった。そんな事を思っていると翼が口を開いた。

翼「簡単に言うとこれだけ元の歌のデータ、つまりギアに記憶が無いの。んで、うちの隊の奴に調べさせたら断片だけ存在するって言われてね。」

シグナ「お前…まさか!!」

翼「そう!そのまさかなの!!あんたのイクスカリバーにその断片が入ってるのよ!私はそれが欲しくて天ノ羽斬の使い手になったのよ。」

まさか、俺のミラージュにその半分があるなんて思いもしなかった。翼の話を聞いた限りでは天ノ羽斬と俺のミラージュは元は1つで、翼はそれを回収してくっつけて元の一つに戻そうとしてるということか。

翼「今なら殺さないであげる、そのギアを渡しなさい!!」

シグナ「へっ、悪の秘密結社に俺の剣を渡すわけ無いだろバカ!!」

クリス「そうだ!もし力ずくって言うなら私が許さねぇぞ!!」

クリスはとても強気だった。だが、響はショックで沈んでしまっている。

響「翼さん…そんな、こんなのって…」

クリス「立花、こいつはもう私達の知る翼じゃない、それに似た何かだ!!翼を戻す為にもこいつを今は止めろ!!」

シグナ「クリス、今は止めておけ。先にあいつを何とかしよう。行くぜ翼!!」

翼「来るか、それでも私はそれを頂くぞ!!」

仲間だと思えたのに、信頼出来たのに、どうしてこうなってしまうのだろう。


続く

Re: ソードアートオンライン【Extreme-CrossOver】 ( No.106 )
日時: 2014/04/29 22:00
名前: c.o.DMC ◆SP1RWrm9VI (ID: 0bGerSqz)

第十七話「それでも、信じたい。」

突然の出来事に内心パニックになってしまった俺たちは翼に苦戦を強いられる事になってしまった。

翼「どうした?その程度か!!」

ガキン、バキキキキィッ!!

シグナ「っ…」
クリス「やめろ翼!あんたが私達と戦うのおかしいだろ!!」

地面が天ノ羽斬の一撃を食らう度に抉れ、見る影も無くなって行く。だが、一番ショックなのは翼が相手である事だ、戦いたくない。

翼「言った筈だ、もうお前達と馴れ合うつもりはない。こいつのギアを奪って行くだけだ!!」

もう後には退けない。そんな思いが、翼の声から通じた気がした。

シグナ「だったら悪いが、力ずくだ!!」

本当ならそうはしたくない。だがそうするしかない。
二つの思いが混ざりあい、俺の中で混沌の様相を作り出してしまっていた。

俺は…どうすれば良いのだろう─────────








(自分の信じた道を行けば良いんじゃない?)

シグナ「…!?」

翼「どうしたシグナ!剣の動きが遅いぞ!!」
ザクザクゥゥゥゥゥゥッ!!

その瞬間、翼の渾身の一太刀が俺の体を二連に薙いだ。


だがその時、俺は痛みこそ感じた。しかし何故かとても心の中は落ち着いていた。まるで波紋の止んだ水面のように。

シグナ「風鳴 翼、」

翼「?」

その時の俺の声は、まるで聞くもの全ての心を揺さぶろうとしているかのように思えた。

シグナ「あなたは迷っている。自分の向かう場所が何処なのか、そして向かう場所には何があるのか、不安で不安で堪らない…と。」

翼「お前は…お前は何を言って」

シグナ「先の事を考えたってしょうがないだろ!?今ここに自分が居て、そして今何をするのか!先の事なんて考えなくて良い、その時の事だけを考えれば良いじゃないのか!!今を生きるので精一杯?それで良いだろ!!自分の…自分の信じる道を行けば良いだろうが!!」

少しでも……少しでも通じたならそれで良い。
少しでも響いたならそれで良い。
少しでも信じてくれたなら、
翼を…少しでも元に戻せたのなら…
クリスや響に…少しでも希望を取り戻させてあげられるなら…

シグナ「なぁ、翼…こんな戦い無駄だろ?もし自分が何かしたいなら言ってくれよ、出来ることなら協力してやれることは知ってるだろ!何で言ってくれないんだよ、どうして信じてくれないんだよ!!」

しばしの沈黙、そして翼は、口を開いた。

翼「お前なんかに…お前なんかに何が分かる!!大切な人を捕らわれて、命まで天秤にかけられて!それで信じてくれないかって?他人なんか信用も何もあったもんじゃないわ!!もううんざりなのよ!!他人を信用するなんて!!!!」

シグナ「それでも…それでも俺は人を信じる!!」

翼「っ…」

シグナの心からの咆哮にたじろいだ翼は重々しく口を開いた。

翼「なら…あなたが私を助けてよ…あなたが私の因果を断ち切ってよ!!」

その瞬間、翼が突如頭を抑えて呻き出した。

翼「ぐあっ、ううぅ………!!」

シグナ「翼さん!?」

翼「聞いて…シグナ…私は風鳴 翼では…無い。私の…私の本当の…本当の名前は…うあぁぁっ!!」

シグナ「やめろ翼さん!!これ以上は!!」

翼「名前は…フィオン…姿を変えられて…いるだけで、…本当、は…別の人間よ…」

その瞬間、翼の背後に何かゲートのような物が出現した。

フィオン「あなたが…私を助けて…必ず…!!」

シグナ「分かった。必ず、必ず助けるから!!」

その瞬間に翼の姿が変わり、まるで一人の皇女のような姿に変わった。

そして…ゲートの中にフィオンは吸い込まれ、消えた。

シグナ「必ず…必ず助けるから…!!」


続く