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プレシャスストーリー◆ハンディス・エディション「Handis Is Overreid」
「うおりゃぁぁぁぁ!!!!」
「はっ!!」

気合を入れ、敵をなぎ倒すハンターのハンディス、ラオシャン。双剣とガンソードと言う超特殊武器で敵の群れを吹き飛ばす。
これは、後の「SAO伝説」に名を残した二人のハンターの始まりの物語である。

午後0:12、ハンディス、ラオシャン、ログイン。
リアルで知り合い、友人になった二人はSAO発売の話を聞き、一週間前の7月30日、並ぶと既に50人近く並んでいた。中にはクロもいて、実は俺ことシグナも見たと言うから驚きだ。
発売日には、なんと2000人にも昇る人が列を成したため、道路は歩行天状態。店には約500人分のカセットしかなく、残り50個は奪い合いになり、怪我人も出たと言う。

そんな超倍率の中に食い込み、今このゲームをプレイしているのは幸運なのだろう。（不幸かも知れないが…。）

ハンディスはログイン後、すぐにラオシャンと会い、フィールドに向かった。途中ラオシャンがモンスターの素材を見よう見まねで剣の形に変えた。意外にもこの剣が今の武器だと言う。

フィールドで狩りをしていると、謎の洞窟を見つけ、入ると二人の男がボスを倒していた。（シグナ＆マルク）
ボスが倒され、二人が去ると中には別の敵が沸いた事に気づいたラオシャンが、
「行ってみよう！」
と言い出したので、行ってみると…

沸いた敵がまさかのクシャルダオラだった。名前こそ違うものの、強さが尋常ではない。（後で分かった事だが、LV.45クラスのボスだったらしい。）
だが、なんとか倒すと、クシャルダオラもどきの沸いた場所に宝箱がポップした。
「トラップ…じゃないよな…。」
「お前開けろよ！」
「嫌だよ（笑）」
結局、二人で開け、中にはガンソードと双剣があったのだ。するとスキルスロットにスキルが追加される音がした。

「ん？」

〈スキル名「ハンター」〉

これがハンディス達のユニークスキル、ハンターの始まりだった。

ハンディス・エディション、完。