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第八話「符号と旋律の狭間で」《シグナの精神内》



ここは…どこ？
寒い…とても…

助けて…助けて…!!

？「もーっ！うるさいなぁ！」

は？

誰だよ。

K「僕？僕はK。君の一部さ。」

…俺はお前を一部にした覚えは無い。

K「当たり前だよ。君の自我が出来る前から君の中に居るからね。」

そうか。

K「でもさ、君が死ぬと僕も死ぬんだよね。だーかーら、

僕の意識を今だけ濃くして。そうすれば生き返るから。」

…良いって言うと思うか？

K「あぁ、言うね。そうしないと未来が歪んだ事になるからね。何よりも…フィオンが死ぬ。」

…フィオン？

K「うん、フィオン。君が将来救う人さ。」

信じられない…お前の事は。

K「僕には全てが見えるのさ。ただそれだけ。」

そうか…だったら信じる。

K「遅いから。」

続く。

第八話「符号と旋律の狭間で」《現実世界》

響「どどどどどうしよう!?血が、血が止まんない!!」

クリス「落ち着け立花！こう言う時は傷に唾を…」

翼「貴様ら何をしている!!こう言う時はまず物陰に移動しろ!!」
（音が先に…距離はそう遠くはないはず。間に合うか…!?）

ズガガガガガ!!

翼「くっ…天羽々斬（アマノハバキリ）!!」

カカカカカカン…

？「ほう…中々やるようだな…」

翼「貴様…何者だ！何故彼を狙う!!」

謎の人物は答えた。

バオム「私か？…私はバオム、沈黙の暗殺者（サイレントアサシン）バオム。」

バオムと名乗る奴はそう答えてから、こう言った。

バオム「彼は殺さなければならない。未来を修正するために…。」

翼「未来を…修正だと!?」

シグナ「…グハッ!?」

バオム「!」

翼「シグナ!!」

シグナ「痛ってえ…テメェよくも俺の頭に穴開けやがったな…その腕、叩き斬ってやる!!」

バオム「くっ…やはりか!!…退かせてもらう！」

シグナ「逃がすかよっ!!」

続く。