二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.102 )
日時: 2013/06/21 22:10
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/

てんま「これで午前中の仕事は終わり……ねっ、と!」

ショート「アリス、こっちも終わりましたよ」

校長『王子様が小人の家に住むようになってから、数ヶ月が経ちました。王妃を倒した日、アリスはわざわざ危険なことに協力してくれた王子に、王子は友達のために戦うアリスに恋をしていました。そして今日は小人たちのいない、二人きりの日なのです』

ショート「……アリス。私は、貴方に伝えたいことがあるんです」

てんま「……つ、伝えたいこと、って?」

ショート「…………いけないことだとは分かっています。けど、どうしても言いたいんです。……私は、貴方が好きです……」

てんま「————! ……私も、好き……! ずっと、身分違いだって思ってた、から……すごく、嬉しいわ……!」

校長『想いが通じ、晴れて両想いになった二人は、身分違い、いけないことだと分かっていたけれど、「その時」がくるまでは幸せに暮らしていました。そして、「その時」はもうすぐそこに迫っていたのです』

ゆうき「王子様っ! 大変です!」

ショート「そんな慌てて、何があったんですか?」

りんね「さっき家のポストの中を覗いたら、王子様宛の手紙があって……!」

菖蒲「王子様のお父様からの手紙だったんです」

ショート「お父様から……? 何故私がここにいると……」

千夏「と、とにかく見てみましょう! もし私たちが王子様のことを拉致したと勘違いしていたら……ああ、どうしよう!」

てんま「さっきから騒がしいけど、何かあったの?」

千秋「! アリス! ポストの中に王子様のお父様からの手紙が入ってて……」

てんま「ええっ!? も、もしそのお父様が、私たちが王子様のこと拉致してるって誤解なさってたら……」

ショート「なんで皆さん拉致になるんですか!!?? と、とにかく中を見てみないことには……」

あすか「も、もしも拉致してると誤解してたら助けてくださいね……!」

ショート「えーっと……『親愛なる息子へ  明日はお前の誕生日だ。そして今年は、婚礼の儀式がある。そのことは覚えているだろうな? 明日の朝、使いに出迎えさせるから、準備をすますように 父より』……って、え……?」

てんま「こ、婚礼の儀式? それって……結婚式ってこと……?」

ショート「…………はい、そうです。私は、本当は隣の国の姫君と結婚しなければならないんです」

てんま「そんな……!」

校長『二人の想いとは裏腹な運命。そして二人の想いを引き裂くように連れて行かれる王子様。しかし両親に逆らうことのできない王子様は、隣の国のお姫様と結婚させられることになってしまったのです。一方、王子様のいなくなった森の小人とアリスは……』

てんま「王子様……行っちゃったわね」

ジュディ「でも、家のしきたりだろうし、王子様だってご両親には逆らえまい。仕方がないだろう……」

千夏「……アリスはそれでいいのか? 王子様とアリスはあんなにも愛し合っていたのに。このまま終わってしまって、いいのか?」

てんま「でも……やっぱり私は身分が低いし、何より王子様の迷惑になっちゃうから。きっと、私なんかよりそのお姫様と結婚した方が、王子様は幸せになれるわ」

ゆうき「……そんなの、イタズラ好きで有名なアリスらしくないな。きっとお姫様から王子様を奪うよりも恐ろしい王妃を倒す方が難しいと思うぞ?」

りんね「それに——……王子様の幸せは、王子様が決めること。アリスやその姫が決めることじゃない。アリスと一緒にいた王子様は、この上なく幸せそうだったけどな」

てんま「……皆……。そうだよね……分かった、私もう一度王子様に会いにいく! それで……それで、気持ちを確かめに行くっ!」




=====作者より=====


多分次で終わります 多分 長々とやっててすいませんw
短編の意味どこいった

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.103 )
日時: 2013/06/22 16:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/

校長『アリスは王子様に会いにいくため、森を抜け、王子様のいるお城まで急いで行きました』

てんま「いけないことだと分かってる……けど、王子様に会いたい……」

校長『アリスはお姉さんとの約束を再び破り、お城まで魔法を使って行きました。そして、城の中では王子様と隣の国のお姫様の結婚式をやっている最中だったのです』

ショート「ア……アリス!? どうしてこんなところに……」

イト「…………どなたですの?」

てんま「私……私は、王子様の本当の気持ちを確かめに来たの!」

ショート「………………」

てんま「王子様。王子様はその方と結婚して本当に幸せになれますか? ……家族の幸せじゃなくて、あなた自身の気持ちとして……幸せに、なれますか……?」

イト「なっ……あなた、私じゃ王子様を幸せにできないとでも言いたいの!!??」

ショート「……アリス、貴方といた日々はとても幸せでした。でも、私はこの方と結婚するって決めていました。だから……」

イト「ほら、王子様もこう言ってますわ。さっさと身を引きなさい」

てんま「私は、王子様に幸せになって欲しいんです。もしも王子様が心からこのお姫様を愛してるわけじゃないのなら……結婚なんかして欲しくない……!」

イト「あなた、いい加減に——……」

てんま「私といた日々を幸せだというのなら、私のことを本当に愛してるなら、私のことを奪いに来てよ、王子様——……!」

ショート「……アリス……。そう、ですね……自分の未来は、自分で決めます」

イト「王子様……? どこに行きますの!?」

ショート「私は……アリスと一緒にいたい……!」

てんま「王子様……」

校長『こうして王子様とアリスは隣の国のお姫様や王子様の家族を残して、お城から抜け出し、森に戻っていきました。そして、実はアリスが森の中に閉じ込められてからちょうど一年で、森の中にはアリスのお姉さんがアリスのことを迎えに来ていました』

杜若「アリスッ……!」

てんま「お姉様!?」

杜若「森の中探してもいないから、心配したじゃない! 何してたの?」

てんま「え、いや……それより、なんでお姉様がここに?」

杜若「……忘れちゃったの? 今日は私があなたのことを森に閉じ込めてから一年——要するに、迎えに来たってことよ」

ショート「……アリス、どういうことですか?」

てんま「私、一年前まではずっとイタズラばっかりしてて……お姉様に森に閉じ込められてたの。それで一年経ったらお姉様が私のことを迎えに来る約束になってて……。でも、お姉様——私、家には戻りません」

杜若「アリス……?」

てんま「私は……私には、大切な人がいるから……家には、戻れません。お父様やお母様には心配しないでって言っておいてください」

杜若「……大切な人、っていうのは隣にいる人のこと?」

てんま「……はい」

ショート「アリスのお姉様、私もアリスと同じ気持ちです。アリスを危険な目には合わせません、だから……」

杜若「……そう。分かったわ、私はアリスがそれでいいって言うならそれでもいいわよ、別に」

てんま「お姉様……ありがとう、ございます」

校長『アリスのお姉さんはそのまま家に戻り、アリスと王子様は暫く森の中で暮らしていました。そして生活が落ち着いてから、二人はようやく結婚することになり、小人と森の動物たちと、ささやかな結婚式を挙げることになりました』

ショート「永遠の愛を誓うよ、アリス……。これからも、ずっと一緒だ……」

てんま「私も誓うわ。ずっと、ずっと一緒よ……!」

ゆうき「アリス、王子様、おめでとう!」

りんね「お幸せに!」

千秋「おめでとー!」


校長『————こうして、アリスと王子様は幸せに暮らしました。めでたしめでたし』

 *

……無事に演劇祭も終わり、なんとほしぞら魔法学校は優勝してしまった。嬉しいけど、何だか信じられない。
そして、もうこんなのは二度とごめんだ!




=====作者より=====

これにて演劇祭編は終了です! わざわざ見てくれた人、心から感謝です♪

実は結婚式のとこでキスシーン(フリ)入れたいなぁと思ってたのですが、セリフのみじゃ表現できねーな、と思って諦めました。
でもきっと演技はしてるんじゃないかな・・・(笑)

そして、きっとてんまとショート・・・・と、その二人を好きな人以外みんな、恋愛シーンのとき「実際にくっついちまえよメンドくせぇ」って思ってたんじゃないかな←

次のお話今日中にかけたら・・・いいですよね・・・←
因みに明日の午前中は寝坊しなかったらいないと思いますん 検定だからね(´・_・`)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.104 )
日時: 2013/06/22 21:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/

 **ふぁみりー!**


————ある日の午後、あたしは昼寝を終えて学生寮内を徘徊していた。寝ぼけ眼をこすりながら歩いていると、何故か始まりと終わりの扉が開いた。誰か来る予定なんかあったっけ……?

「……?」

あれ? 誰も出てこない……。しかも、開いてすぐに閉まっちゃったし……何なんだろ……? ちょっと近くまで見に行ってみようかなぁ。
と、あたしが始まりと終わりの扉に近づくと、再び扉が勢いよくあいた。
なっ、何事っ……!?

「い、痛た……」

すると、扉からピシッとしたスーツを着た若々しくキレイな女性が倒れ込む。そしてその後またきちんとしたスーツを着た、メガネをかけた素敵な男性が現れた。
見た目からしてあたしたちより年上っぽいけど……あ、でもりんねとかいるしどうなんだろう。うーん……けどやっぱ学生はスーツなんか着ないもんね……大人なのかな? だとしてもここに何の用が? とりあえず話かけてみるのが一番早い!

「あ、あの、大丈夫ですか?」
「ええ……ところで、ここはほしぞら魔法学校の学生寮で、合ってますか?」
「そ……そうですけど……? 何か用でもあるんですか?」
「ああよかった。私たちすぐ迷っちゃうから……用っていっても大したことじゃないんだけど……」
「えーと、お嬢さん、てんまって人ご存知ですか?」

え? てんま?
そういえばこの二人てんまに似てるかも……てんまのお知り合い? 親戚?
いや親戚にしては似すぎかも? ってことは……。

「し、知ってますけど……えと、あの、もしかしてお二人はてんま……くんのお兄さんとかお姉さんなんでしょうか?」

あたしが尋ねると、二人は驚いたような顔をしてから、吹き出した。
えぇっ? も、もしかしてあたし失礼なこと聞いちゃったかな……?
すると、後ろからデカイ声が響いてきた。

「ああああああーーー!? なっ、ななな何で母さんと父さんがここにいるんだよ!」
「あらてんま、久しぶりにあったのに随分な態度ねぇ」

……母さん? 父さん?
…………え?

「おっ、おおおお母さんとお父さんだったんですか!?」
「ははは、そうだよ。そもそもてんまは一人っ子だしね」

見えない……というか若すぎる! 犯罪とかじゃないよねぇ!!??
ていうかてんまって一人っ子だったのか。知らなかった。もしかしたら覚えてなかっただけかもしれないけど。

「……そして何でお前がいるんだよ……」
「何でため息吐くの!?」

相変わらず失礼なやつだな! 何なんだよ、もう!

「……で、母さんと父さんは何しに来たんだよ」
「え? 父さんも母さんも一週間のお休みもらったから、折角だし息子の顔でも見に来ようかなって思っただけよ? ……だと言うのにてんまは……」
「はいはい、スイマセンね態度悪くて」

……それにしても、やっぱり若い。なんていうか……。

「もうてんまの方が老けて見える……」
「ふざけんなオレまだ中学生だぞ」
「ピャアッ」

てんまにゲンコツくらわされた……痛い。

「こら、てんま! 女の子に何するの!」
「こいつが余計なこと言うからだろ!」
「だって、てんまのお父さんとお母さんがすごく若いから! ていうかホントにそう見えたんだもんー!」

……てんまのお父さんとお母さんは若いのに、てんまは老けるの早いね!
とか言ったら今度は蹴られるだろうから言わないでおこっと。



=====作者より======

今回はてんまくんの家族のお話です。
二人共若い&てんまに似てる設定だけどわたしの絵だと全く似ないのは何故だろう(´-`)

因みにお父さんはアホ毛あるよbb

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.105 )
日時: 2013/06/22 23:45
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=57418.jpg

・・・!?

参照が・・・1400突破してる・・・だと・・・!?


嬉しすぎますありがとうございます!

また記録更新・・・3日で100いっちゃった・・・(‾◇‾;)


いっぱい見てもらえて感激です(´;ω;`)



ついでについさっき思い出したんですが、今日は千夏の誕生日でしたwww
あと20分もない・・・(笑)


ていうか、先週、というか一週間前に1200突破したばっかなのに・・・やば!

一週間で200って・・・どんだけ(゜o゜;;



これからも!!!!よろしくお願いします!!!!!!!

Re: 参照1400突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.106 )
日時: 2013/06/23 13:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/

「そういえば、お嬢さんお名前は?」
「え、あ、あたしですか? ショートですけど……」
「そうか。ショートちゃん、今更だけどいつもてんまと仲良くしてくれてありがとう。もしてんまがヤラしいことしようとしたらすぐ殴ってね」
「何言ってんだああああああ!!!!」

なるほど……てんまのお父さんとお母さんもてんまが変態ということは知っていたのか……さすがご両親!
でも別に今までそんなヤラしいことなんかしてなかったような気がするけど……。あ、でもでもゆうきとかは……いやゆうきだったらまずてんまを殺すだろうし迂闊にそんなことはできないよね。

「いや、てんまも一応の一応年頃の男子だろ……? だから……」
「父さんはオレを何だと思ってるんだよ! そんなことしねぇよ!」
「でもてんまが幼稚園生のとき、毎日女の子のスカート捲りしてたし……」
「うわあああああ何でそんなどうでもいいことを、今言うんだよおおおお!!!!!!」

て、てんま……アンタ最低だね……。しかも毎日とか……。これは後でゆうきに報告しておこう。
ていうか、これはてんまがいないときに、てんまのお父さんとかお母さんにてんまの恥ずかしい過去聞いたら教えてくれるパターンなのでは……。

「ああ、女の子がいるのにこんなこと言われたくなかった?」
「そっ……そういうわけじゃないっ……!」
「……あははっ、てんまとてんまのお父さん、仲いいんだね」
「ハァ!? どこがだよ!!」

どこがって言われても……見てたら何となくそう思えただけだし。
きっとこの家族はみんな仲いいんだろうな……。

「んー、でもてんま反抗期だからね……昔はすぐ私たちに抱きついてきた甘えん坊だったのに……こんな変わっちゃって」
「えぇ!? まったく想像できない……」
「だから何で母さんも余計なこと話すんだよ! そんなことしかしないなら今すぐ帰れー!」

てんまとてんまのご両親が……いや、てんまが騒いでいると、一階からこの状況でてんまが一番恐れていそうな人物がやって来た。

「んもー、何なのようるさいわねぇ……って、あれ……?」
「ゆ、ゆうき……!? お、ま……何でここに」
「あら、別にいたっていいでしょ? で、これどういう状況なの?」

ゆうきが「面白いもの見ーつけた」とでも言いたげな表情をする。
流石ゆうき。まったくもって狼狽える様子がないね……!

「はじめまして、てんまの父です。いつもてんまがお世話になってます」
「私はてんまの母です」
「え、おと……若ぁっ!!??」

……やっぱり、ゆうきもそう思うよね……。この二人若すぎだよ。そもそもいくつなんだろう。実際年齢は普通で、見た目がすごく若いとかなのかなぁ……。ハッキリ言って、見た目は完全に二十代後半……いや、前半と言ってもいいくらいだよね

「……これはむしろてんまが年齢詐称を……ああでもてんまは十五歳で全然いいわ」
「お前ら失礼だな!」

真顔で言ってるとこがヒドさを強調してる気がする。けど確かにてんまは十五歳でいいよね。てんまはただ単に精神年齢が幼い……おっと、若いだけだから。

「ふふふ、二人共嬉しいこと言ってくれるわね。でも私たち別に若くなんかないわよ。私、もう今年で三十九歳だもの」
「僕も今年で四十一歳だよ。全然若くないだろう?」
「……え?」
「三十九に四十……一? えええ!!??」

これはやばい。どうやったらこんなに若さを保てるんだ……びっくりだ。
もしかしててんまも将来四十歳くらいになっても二十代くらいの見た目のままだったりして……いや、まず想像できない。そもそも四十歳くらいになったら流石にてんまと一緒にいたりしないよね……うん。

Re: 参照1400突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.107 )
日時: 2013/06/27 19:09
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/

 お知らせもどき


どうも作者のショートですん。
ここ最近まったく更新できずにいてスイマセン・・・・。

けど、多分これからまた更新できない日が多くなると思うのでいっそお知らせしとくかということで・・・す(何この間


いやまぁ時期的にも分かる方いるかと思いますが、はい、汚テストです。
期末テストです・・・てすt・・・アッ・・・・・


いやね? 今まで中間とかあって「更新率下がりますテヘペロ☆」とか言いながらほぼ毎日何かを更新してた時もありましたよ?
いや、大体そうだったけど。

でも今回赤点とか悪い点とか取るわけにはいかないんですよ・・・!
生物は特に・・・。


しかも明日は原価の補習あるし・・・日曜は勉 強 会ですしおすし。
来ないわけじゃないけど、更新はできません・・・わざわざこんなもん見てくださってる方には申し訳ないですが・・・

というか、テスト明けて更新ためにこれから来れなくなるんだと思ってください。最近親に「エクセルやるためにパソコン買ったんじゃないの?」とじわじわ責められるようになってきたので^p^


因みに今日からテスト期間でちょうど一週間後には汚テストです・・・。

逆に今まで何故テスト期間でもない上に勉強してたわけでもないのに来なかったのかといいますと、今日やったダンス発表の練習してたからです・・・ダンス練習からのテスト勉強とか辛すぎィ


ブログとかHPとかは更新するかもしれないので見てくださったら嬉しいです(*´∀`*)



ではではテスト頑張りますん

Re: 参照1500突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.108 )
日時: 2013/06/28 20:00
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=57642.jpg

どうも作者のショートです。

今日カキコにきたら、なんと参照が1500突破してました・・・Σ(゜д゜lll)


ここ最近まったく更新してないのに嬉しいです。

反面、少し心苦しいですがテストまでは・・・ちょっと・・・。

でも明日は土曜なので多分更新出来ると思います。多分ですが。

むしろ土曜こそ勉強しろって話ですがわたしにそんなことができるわけがないでしょう←



とまぁそんなわけで落書きうpです。

今までと描き方変えてみました。ただのデフォもどきですねwww

今回はコハネです。次は誰にしようかなw

というか全員いく前になるみんのキャラデ考えないと・・・←なるみは3年以上前に考えたキャラなのに外見決まってない



あ、それと500の倍数なので今回はキャラ紹介します。

でも多分それもテスト明けですかね・・・うわああああ嫌だ



そんなわけでありがとうございましたー!

Re: 参照1500突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.109 )
日時: 2013/07/04 21:41
名前: アヤ ◆R6ids.O3es (ID: L4SkEqAF)

久しぶりに来たらこんなに・ ・ ・(・・;)

見てきたよ〜

ショートとピグ友なりたいから、申し込み?しとく。

じゃあねー。

Re: 参照1500突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.110 )
日時: 2013/07/05 20:18
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=57963.jpg

どもども、作者のショートですん。

昨日カキコに来たらなんと参照1600超えてました・・・!

何もしてないのに1週間たらずで100とか・・・どうなってるんだ・・・


嬉しいけどホント罪悪感ハンパないです・・・すいません・・・。


しかも勉強したのに数学大体半分しか埋まらなかったし←
保健とか興味なさすぎて頭入らなかった(
生物とか今日学校ついてから「あ、今日生物あるじゃねーか!」ってなったためノーベンですよwwwwwww


テストこんな悲惨なことになってるのに何で更新してないんだろうね・・・?

ついったにもいるのに((



ホントすいません。

1700行く前にテスト終わるはずなんで・・・はい・・・←

あ、因みに参照1600突破落書きはイトです。

1500のキャラ紹介は少々お待ち下せぇ・・・^p^



とりあえずこの土日更新できたらします・・・!

先週も同じようなこと言ったのにやってないから信用すんなよ!


ではでは・・・(

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.111 )
日時: 2013/07/06 21:14
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: わたしの家族が仲良くないのは事実

「……ハァ……なんかもう疲れた……オレもう部屋戻るから……。父さんも母さんもこいつらに変なこと教えるなよ」
「もう戻るの? 折角来たのに……」
「来たからだよ!」

再びてんまがギャーギャー喚く。でも、ホント羨ましいなぁ、家族皆仲良さそうで。あたしの家族なんか全然仲良くないよ……。
とか言ってる場合ではなかった! 折角てんまが自分から消えると言ってくれたのだ! ここはてんまの恥ずかしい過去を聞き出す盛大なチャンスではないか!

「じゃあな」

バタン、とてんまが部屋のドアを締める。そして、少しの間静寂に包まれた。

「……はぁ、ごめんなさいね二人共。私たちが来ちゃったせいで面倒なことになっちゃって」
「え、大丈夫ですよ。普段からあんなですし」

ゆうきが真顔で言い放つ。確かにそうなんだけど……。

「あ、そういえば、貴方の名前はなんていうのかしら?」
「あたしですか? あたしはゆうきです。お二人はなんていうんですか?」

……そういや、てんまのご両親の名前聞いてなかった。

「私は奏よ」
「私は昴っていうんだ」

奏さんに昴さんかぁ……名前も素敵だなぁ。ていうか、何でこんな素敵な二人の間にてんまが生まれたんだろう……とか言ったらてんまに殴られるから言わないでおこう。
変なとこ耳いいんだよねぇ、アイツ……。未だに変態とかストーカーって言うと殴ってくるし……。

「おお……なんか納得って感じです」
「あ、あの! あたしてんまの昔のこと聞きたいです!」
「え? 別にいいわよ?」

と、奏さんがアッサリ言う。てんまに言われたこと、まったく気にしてないところが素晴らしい。
でもそういう人でよかったかもしれない。そうじゃなきゃ、多分断られてただろうからね……。

「えっ、何てんまの昔のこと!? あたしも聞きたいです!」
「ゆ、ゆうき! 静かにして! てんまに聞こえたら怒られるでしょ!」
「あ、そ、そうね。いいですか?」
「全然いいわよ〜」

相変わらずアッサリだなぁ……。この二人はてんまのことをどう思ってるんだろう。息子に止められたことを、こともなげに許可するってある意味すごいわ。

「でもここだとてんまにバレちゃうかもしれないから、別の場所でもいいかしら?」
「じゃあ、ショートの部屋が近……あ、でも遠いほうがいいか……というわけであたしの部屋でいいですか?」
「そうしてもらえると助かるわ」

……なんか、奏さん自身も楽しんでるような……? 昴さんもなんか……楽しみ、みたいな感じだし。

 *

——というわけであたし達はゆうきの部屋にやって来た。……そして、相変わらずの汚さだった。これちゃんとに四人入れるのかな……?

「……ゆうき、掃除しようよ」
「あ、あはは……普段来客なんてないし、自分で過ごせればいいかと思ってるからさ」

来客があるとかないとかの次元じゃないって、これ。どう生活するとこんなに部屋を汚せるんだろう。別にゴミ屋敷ってわけじゃないのに……どうなってるんだこれ。

「奏さん、昴さんすいません……こんな汚い部屋、嫌ですよね。他のとこ行きますか?」
「ちょっ、こんな汚い部屋って……どういう意味よ!」

そのままだし、反論できるほどキレイじゃないでしょ。むしろ素直に受け止めて掃除しろ。

「別に大丈夫よ。私も片付けるのとか苦手だから、気持ちは分からなくもないし……狭い部屋によくいたものだわ」
「私も別に構わないよ」

……成程。てんまが片付け下手くそなのは遺伝なのかもしれない。あたしもそうだと思うけどね。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.112 )
日時: 2013/07/07 23:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: わたしの家族が仲良くないのは事実

 .。o○ 番外変*ショートコント3 ○o。.


沙桜「明日はテストですが課題以外の勉強やってません沙桜です」

てんま「何しに来たんだ」

沙桜「うるさい黙れ。ショート! 今日は何月だ!」

ショート「七月……かな?」

沙桜「ゆうき! 今日は何日だ!」

ゆうき「……七日?」

沙桜「七月七日といったら!? はい、あさひ!」

あさひ「七夕ーっ!」

杜若(遅くね? もうすぐ七日終わるよな?)

沙桜「杜若の心の中のツッコミは置いといて……そう、今日は七夕。というわけで! みんなで願い事でも書こうぜ」

あすか「……アンタもうリアルで欲望ぶちまけた短冊書いたでしょ」

沙桜「うん。だからわたし以外の皆が」

てんま「マジかよ……」

コハネ「面白そう!」

ショート「あたしもう書いたよ!」

りんね「早っ」

沙桜「えー、何なに? ……『てんまの変態が直りますように』?」

てんま「どういう意味だ」

千夏「まさにそれ」

てんま「どういう意味だ!!」

ゆうき「はいはい、あたしも書いたよ!」

沙桜「ゆうきは何書いたんだよ。『ショートがてんまの気持ちに気付けますように』? ……うん」

てんま「うわああああ!!?? お前ら自分のこと書けええええええ」

千夏「はい! あたしも!」

沙桜「千夏は……『てんまがまたいっぱい女装してくれますように』これはわたしも賛成だ」

てんま「お前ら何なの……」

千春「私も書いたわ」

沙桜「『お金欲しい』素直だな。ていうかわたしと同じだな」

千冬「あたしも!」

沙桜「『宿題滅べ』同意」

千秋「私も書いたよー!」

沙桜「えーと『テスト滅亡しろ』お前らな……」

ゆうき「かく言うアンタもそう思ってるでしょ……」

コハネ「俺も書いたよ!」

沙桜「『沙桜が期末で赤点取りませんように』……ありがとうというべきなのかな。スゲー複雑だし何で赤点フラグ立ってるの知ってるんだよ……」

コハネ「いつものことだと思って」

りんね「……まぁそうね。あたしも出来たわよ」

沙桜「『ゆうきとショートとてんまがくだらない喧嘩をしないで静かに過ごせますように』うわぁ」

ショート・てんま・ゆうき「心の底から申し訳ございませんでした」

あさひ「僕もできたよー!」

沙桜「『ゆうきと結婚できますように』お前は通常運転すぎるわ」

ゆうき「テストとか宿題より先にお前が滅べ」

あさひ「ひどいよ!」

杜若「俺も書いたぞ」

沙桜「『てんまの恋が叶いませんように』ひどいな」

杜若「てへぺろ」

てんま「可愛くねーんだよ」

菖蒲「私もできましたわ!」

沙桜「『杜若が私の奴隷となりいつまでも服従しますように』おかしいぞこれ」

菖蒲「うふふ」

杜若「あっ……なんか目眩が」

ショート「か、杜若大丈夫? いろんな意味で……」

あすか「あたしも書いたわよ」

沙桜「『てんまの恋とショートの恋が報われませんように』ヒデェ」

ショート「な、何で!?」

てんま「意味わかんねぇ!」

あすか「フンッ」

ジュディ「私も書いたワヨ!」

沙桜「『てんまが最終的にフラれますように』お前らヒドすぎ」

てんま「何でオレばっか……」

ジュディ「だって……ネェ?」

ショート「ていうか、てんまはやらないの?」

沙桜「そうだよ。早くしないと今考えてあるてんまの恥ずかしい過去一つここでバラすぞ」

てんま「!!?? か、書くよ! …………ほら、書いた!」

沙桜「早っ! ……何なに? 『どこぞのバカの鈍感がさっさと直りますように』無理だと思うけど分かるよ」

てんま「読まなくていいんだよハゲろ」

沙桜「わははははまぁ頑張れ!!」

てんま「ウッゼェな!」

沙桜「というわけで全員じゃないけど七夕のやつこれにて終了です。七夕より棚ぼたの方がいいんですけど……」

ショート「ばいばーい」

Re: 参照1700突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.113 )
日時: 2013/07/11 19:01
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=58196.jpg

ど、どどどどうも作者のショートです・・・。

なんと、一昨日・・・7月9日に参照が1700突破しておりました・・・ヒエエ


参照1600超えてから1話と番外変しか書いてないのに・・・!
ほんとすいません・・・でもありがとうございます。

もうあと300(も無いですけど)で2000とか信じられないです
テストは一昨日終了しましたが、少しやることがあるので更新率は期待しないでくださいスイマセン!!


というか1600超えたの7月4日ってことは5日で100ということですよね・・・うわああ信じられん



全てこの駄文を見てくださってる皆様のおかげです


夏休みは宿題とともにこれも頑張ります・・・・!

野球応援どうでもいいから夏休みはよ!



あっ、因みに今回はチョコ(幼馴染)です。
外見はわたしが数年前に通信したときのをうろ覚えで・・・w

すいませんw

本人に見つかりませんように・・・←

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.114 )
日時: 2013/07/13 18:07
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: rHtcSzQu)
参照: http://uranai.nosv.org/u.php/q/shrtnm/

どもショートです。宣伝ですテヘペロ←

お話はもーちょっと待っててください。
夏の暑さにやられてるということにしといてください(おま


HPでも宣伝したけど、こっちでも宣伝します(・∀・)←


実は今日ほしぞら魔法学校の検定なるものを作ってみました(笑)
まだ今は10問しかないですけどね・・・そのうち増やしますw

暇な方是非やってみてください(*^^)



ではではノシ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.115 )
日時: 2013/07/19 15:56
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BbhaqaU)

うわあああああああああああ
なんか参照が1800超えてるうううううう(←

ろくにキャラ紹介もしてないのにホントすいません。すいませんすいませんすいません。
謝ってばっかですいません← でも何もしてないのにほんとすいません・・・。


えとですね、今回は絵を描くのがめんど・・・・じゃなくて、思いつきの企画みたいなのにします←

うーんとですね、久しぶりにオリキャラ募集してみようかなと(
いっかい痛い目見てるんでちゃんと制限かけますよ! これでも学習能力はあるんだ!←

制限人数は一人だけです。一人だけ。何があっても一人だけ(重要)

何人も取ったらそれこそ学習能力無いじゃないですか←


でもよくよく考えたらわたしの小説にオリキャラ投下する人なんかいないから、企画やるだけやってそのまま終われば記念に何かすることなくなって万々歳じゃんってなったからそのうちまたやります←最低
絵だって別に・・・あれじゃん?←


あ、別に既に自分の小説に出してるオリキャラでもいいですけど、キャラ崩壊がやばいのでそのへんは覚悟してください・・・(笑)
いや出してる出してない問わずにわたしのオリキャラは基本的にキャラ紹介コロコロ変えないとキャラ紹介とズレてるキャラになってるので、いつも←
(要するに最初の設定と合ってないわけですw)


ではテンプレ作ります(



==============コピペしてね==============


名前/読み:

性別:

年齢(特になければスルーでおkです):

容姿:

性格:

設定:


==============コピペしてね==============



以上。

別に応募しなくてもいいんですy(おま



とりあえず1800あざしたー!



*追記*


1800の募集終了しました


2013.7.19

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.116 )
日時: 2013/07/15 12:32
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Fmq2cEjF)

「……でも、流石に汚すぎだから少し片付けよう……」
「うっ……わ、分かったわよ」

と、いうわけで散らかっているものを片付けるあたしとゆうき。それにしても本当に汚いなぁ。普段ここで生活してるなんて信じられないよ。

「……まぁこれくらいでいいかな? じゃあ奏さん、昴さん、ここにどうぞ」
「ありがとう。……ところで、どんな話が聞きたいの?」

ど、どんな話? うーん……。

「あたしはさっきみたいな、てんまがやらかした感じのが聞きたいです」
「そうねぇ……あ、やらかしたといえば、てんまってば小学校を卒業するまでおねしょしてたわよねぇ」
「そういえばそうだね。懐かしいな。その度泣いてたなぁ」
「しょ、小学校卒業するまでおねしょ……!」

まさかアイツにそんな過去があったとは……! しかも泣いてたとか超うける!
そういえばあたし、てんまの泣いてるとことか見たことないかも……ちょっと見てみたいかもしれない。

「あと、小学校四年生のとき調子乗ってジャングルジムから飛び降りて着地失敗して、足の骨折ってたわねぇ」
「なんかデジャヴ……」

なんだろう、似たようなことが昔……あたしの身の回りであったような気が……しなくもないんだけど……?

「ショートの身の回りでもてんまみたいなバカがいるかもしれないってことね。まさに類は友を呼ぶみたいな感じなのかしら?」
「……そう、なのかな……あんまり嬉しくないんだけど」

身の回りにバカが二人もいるとか激しく嬉しくない。まぁでもそれが誰だか分からないし、あったような気がするってだけなんだけど……。

「奏さん、昴さん、他に何かてんまが隠したがりそうな恥ずかしい過去ってありませんか!?」
「うーん……あっ、そういや小学校低学年くらいのとき、学校の先生に入っちゃダメって言われてた大きな川に入ってねー……死にかけたことがあるんだよ」
「てんまが!? うわー、なんかそんなイメージ全く無いから変な感じ……」
「他にも見た目がキレイだからって毒キノコ食べたこともあるのよ……」

……毒キノコ……。そういえば、それはあたしも食べた……ような……。いや、でもこれはてんましか知らないし、黙っておこう……。
ていうか、だからこそあの時めちゃくちゃ嫌がってたのかな? いやでも毒キノコ食べるとか普通嫌か……。

「あ、そういえばてんまの昔のアルバム持ってきたのよー。よかったら、見てみる?」
「めっちゃ見たいです!」

……そういえば、てんまって小さい頃千夏たちに女装させられてたんだよね……? もしかしたら女装した写真とかあるかな……!?
すっごい見てみたかったんだよね……! てんまの昔の女装姿!

「うわー、ちっちゃいてんまめっちゃ可愛い! これホントにてんま!?」
「あっ、ねぇゆうき! これ千夏たちに女装させられたヤツなんじゃない!? ほらほらっ!」
「ホントだ……あの話、本当だったのね」

結構女装写真あるかも……小さいてんま、こんなに可愛かったんだ……。女装させたくなる気持ち、なんとなく分かるよ……! 女装したてんまとか普通に女の子だし。
というか、ぶっちゃけ女の子であるあたしの小さい頃より可愛いと思う。てんまの可愛さ、恐ろしいね……!


======作者より======

ショートがデジャヴしたのはわたしの弟のこと・・・ですw
実はわたしの弟が小4のときやらかしてるんですwww

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.117 )
日時: 2013/07/15 14:45
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Fmq2cEjF)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=58352.png

大変遅くなり申し訳ございません。
ゆうきのキャラ絵描き終わりました。



 +*キャラ紹介*+

名前:ゆうき
性別:女
年齢:15歳
誕生日:8月15日
血液型:O型
趣味:ショートとてんまをからかうこと、他人の恋愛に干渉すること
特技:イタズラ、杖魔法
容姿:明るい水色のサイドテール。制服はブレザーとかブラウスとかそのへん。
設定:あさひの彼女であるが、本人は認めてない(らしい)。昔はあさひと仲良かったけど、今は会うたびに蹴りを入れている。ほしぞらキャラの中で一番凶暴。てんまとショートのことはひたすらいじるくせに、自分とあさひのことをいじられると殴ってきたりする、かなりの自己中。ほしぞらで一番杖魔法が得意なのはイタズラ心から。




こんな感じです。
最近ゆうき=凶暴女というイメージがやばいです(

魔法が上手っつーのは、初期から変わっていません。

因みに心の奥底ではあさひのこと愛してるので、蹴ったりするのは照れ隠しです。
いや、照れ隠しと言えるほど可愛い蹴りじゃありませんけど。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.118 )
日時: 2013/07/18 22:57
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Fmq2cEjF)
参照: てんま目線です_(:3 」∠)_

……何だろう。すごく疲れた。疲労感半端ない。というか何でオレの父さんと母さんがこんなところにいるんだろうか。正直今すぐ帰って欲しい……けどそんなこと言ったって無駄だろうな……。
オレはベッドに飛び込んで、布団の中にくるまった。

「はー……まさかアイツにあのことバラされるなんて……最悪だ……」

アイツ、というのは勿論ショートだ。オレに変なあだ名をつけた張本人。そんなやつにあんなことがバレたら……いろんな奴に言いふらされる。考えるだけで頭が痛くなる。
————っていうのは、ある意味口実……みたいなものなのかもしれない。正直他の奴らにどう思われようが知ったことではない。けど、アイツには知られて欲しくなかった……ような気がする。

「あー、クソッ! なんかムカつくッ!」

……そういえば、父さん達の声しなくなったけど……アイツ等どこ行ったんだ? ……まぁアイツ等がどこに行こうが勝手だけど————っと、ん?

「何だこれ……って、あ!」

ベッドの上に放置していた漫画三冊を手に取り、瞬間的に思い出す。
そういえば、一週間くらい前にゆうきに借りたような…………返さなかったら、怒られる、よな……確実に。最悪殺されるかもしれない。一応読み終わったし、今のうちに返しに行こう。
でも確かこれ……ホントは一昨日返す約束だったんだよな……。これはコッソリ返しといたほうがいいかもしれない。何事もなかったかのように、そーっと……自然に。うん、それでいこう。

「ゆうきが部屋にいませんように……っ!」

オレは足音を立てないようにゆうきの部屋へ向かう。オレの部屋とゆうきの部屋はそれなりに離れているため、行くのが少しめんどくさい。まぁそんなこと言ってたら返しそびれてしまうし、何も一キロ離れているとか、そういうわけでもない。さっさと行ってさっさと返そう。

「……あれ? ゆうきの部屋……なんかうるさい、ような……」

もしやゆうきは部屋の中にいるのだろうか。だとしても一人でここまで騒ぐなんて相当だと思う。いろんな意味で。
————あ、れ……? この声……父さん? 母さんの声も……それに、ショートとゆうきの声もする。まさか、四人ともゆうきの部屋にいるんだろうか。でも何で? ショートの部屋の方があの場所から近かったし、少なくともゆうきの部屋よりはキレイなはずだ。なのに何で遠くて汚いゆうきの部屋にいるんだろう。
不思議に思ったオレは、四人の会話を盗み聞いてみることにした。

「それでね、てんまってば小三の時授業中寝てたらおねしょしたらしくて〜」

……!!?? これは……母さんの声……!? ま、まままさか……ショートとゆうきに、オレの昔のこと話してるんじゃ……!?

「小学生のてんま、どれだけおねしょしてるのよ! アハハハハ!」
「まさかてんまがそんな奴だったなんて思わなかった〜!」

これは……間違いなく、父さんと母さんがオレの過去を話しているんだろうな。
ああクソッ、こんなことになるなら無理矢理にでも帰せばよかった!

「おいこらそこの四人! 何してるんだぁぁぁーっ!」
「うっわ、てんま!? 何でいるの!!??」
「うげげ、ついに来ちゃったか……」

ショートは驚き、ゆうきは嫌そうな顔をする。こいつら……!

「あらぁ、てんま結局一緒にお話したかったの? もう、素直にそう言えばいいじゃない」
「そうじゃねぇ! さっき昔のこと話すなって言っただろうが! 何無視して勝手にベラベラ喋ってんだ!」
「いいじゃない! 減るもんじゃないんだし」

減るとか減らないとかそういう問題じゃない。というかできることなら減らし……いや消して欲しい。あんな忌々しい過去。

「そうだよ! あたし、てんまの昔のこと、もっと知りたいなぁ」
「知らなくていいッ!」
「やだやだーっ! もっとてんまのこと知りたいもん!」

コイツッ……! ああもう、何なんだよ!

「おいおいてんまァ〜、何赤くなってるんだよ〜」
「なっ、なってねぇ! 死ねバカゆうき!」
「何だとォ!!??」

ああ……本当に今日はなんて日だ!



=====作者より=====

てんま可愛い結婚しよ(真顔)

Re: 参照1900突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.119 )
日時: 2013/07/18 00:15
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Fmq2cEjF)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=58433.jpg

こんばんはショートです。
なんと昨日(日付変わってしまったので;)参照1900突破していました・・・!

びっくりです。ありがとう!

しかも昨日あさひの誕生日・・・だったのに何もできず。
参照も祝いそびれるし。散々だ。


あさひおめでとう・・・ございました(過去形)


今回は黒ショートです!
ショートのドッペルゲンガー。いつか主役やるからその時まで待っててね・・・w


ついに参照2000まで100切りました。嬉しいです。
夏休みも宿題とともに頑張ります。


2000は落書きとキャラ紹介とイラストというめんどくさいあれです。
だからみんな見なくていいからね割と真面目に(笑)

いや見てもらえるのは嬉しいんですけど・・・←矛盾


まぁそんなことは置いといて、1900ありがとうございましたー!

Re: 参照1900突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.120 )
日時: 2013/07/18 18:51
名前: マリ ◆n6s4BAaWfk (ID: 5fqeGTW2)

はいっ!どうもマリですっ!
ショートさんの小説(短編集)を見に来たところ、
お、お、オリキャラ募集!?しかも既に小説に出してるキャラでも良いだと!?
よっしゃ、ついにずっと願い続けてた夢が叶うじゃねぇかひゃっほうと舞い上がってましたが。

…別に気に入らなかったり、使いにくそうだったり、こいつ出すの面倒だとか、私が嫌いだからとかで出さなくてもOKです。
そこら辺は承知しています。勿論キャラ崩壊もOKです。
つかこの子そのものが殆ど崩壊してやが((ry

って事で別に出したくない理由があったら出さずとも良いです。
面倒な言い方ですみません。

名前/読み:リル/りる

性別:♀

年齢(特になければスルーでおkです):できればショートと同年齢で。

容姿:ピンクのツインテール。制服、星のカチューシャ(無くても良いです)付けてる

性格:とんでもない少女。一応常識人の類に入ってるかもしれない。
気が合う子はとことん良い付き合いして、
いじって楽しいと思った子はとことんからかう。変なあだ名とかも付ける。

設定:弟いるが放っといてどっか行った。家出(?)してきた。
当然の如く魔法の勉強が大嫌い。お呪いも嫌い。
それでもって、自分に刃向かう奴は、
女子→謝る。少しの間火花散るけど結局謝る。
男子→何があっても謝らせる。
この考え。


それと、ショートと同年齢、というのは、元だと違う年齢ですが、
前の所で誰かさんがかけた魔法で少しだけ年齢が若返ってる、というのでできれば、お願いします。

何度も何度も言うようで悪いのですが、本当に出したくないなら、
私の方からこのレスを消すやらなんやらします。

…ご訪問してすいませんでした。

Re: 参照1900突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.121 )
日時: 2013/07/18 22:54
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Fmq2cEjF)

>>120


ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

でも実は参照1800記念のオリキャラちゃん決まってしまったので、次のオリキャラちゃんにさせていただきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

なので暫くお待ち頂けると嬉しいです!!!!!!!!!!!!!
すいません!!!!!!!!(スライディング土下座

Re: 参照1900突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.122 )
日時: 2013/07/18 23:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Fmq2cEjF)

「と、とにかくこれ以上変なこと……ていうか、昔のこと喋るな! ……むしろ父さんと母さんさっさと帰ってくれよ……」
「折角来たんですもの、帰ったりしないわよ。というか、親になんてこと言うの!」
「まぁまぁ母さん、てんまも反抗期ってやつなんだよ」

……昔からこんな感じだっただろ……。まぁ反抗期……は認めないこともないけど……、でもきっとほとんどの人が自分の過去勝手に話されるなんて、嫌がると思うけどな。オレが例え小学校低学年の頃だったとしても、幼稚園の時にやらかしたことを友達に喋って欲しくねぇと思うだろうしな。
何でこいつらはこんなに打ち解けるのが早いんだ……そういうのはもっと別の場所で活かして欲しい。

「ねぇゆうき」
「何?」
「勝手に喋っちゃダメってことはさ? てんまから吐かせるのはオッケーってことでいいのかなぁ?」
「……それはアリね」

………………!? なんか向こうでスゲェ怪しい会話されてるような気がするんですけど!? 吐かせるってナニ!!??

「じゃあショート、てんまに昔のこと吐かせるために一番てっとり早い方法教えてあげるわ」
「えっ、何?」
「この際アンタがてんまのこと襲えばいいと思うの」
「………………? 襲う? てんまのこと殺しちゃうの? 別にいいけど」

こいつらの会話、もういろんな意味でやばい。第一ゆうきは何を言っているんだろうか。こいつの言う襲うの意味は分かるけど……分かるけど、ここじゃアウトだと思う! ついでにあっちが理解してないし、オレこのままだとショートに躊躇いなく殺されるんですが!!?? ていうか何でオレの実の両親はそれ聞いてニコニコしてるんだよおかしいだろ! オレの周り変な奴しかいねぇじゃねぇか!

「……うん、ショートにはちょっと早かったかもね……」
「何? どういうこと?」
「分からないなら別にいいのよ。……いつかてんまに教えてもらったらいいんじゃない?」
「なっ、ななな何でオレなんだよ!!」

何でゆうきってここぞとばかりにオレのことからかうんだ。自分とあさひのこと言われるとすぐ殴るくせに……ホント自己中心的なヤツだな! まったく、あさひはこれのどこがいいんだか。……いや、でも喋らなきゃモテるんだろうな、コイツは……。

「ところでショートちゃん、一つ聞いていいかしら?」
「はい? 何ですか?」
「ショートちゃんとてんまは、付き合ってるの?」
「!!??」

………………ッ!!?? か、母さんは何を言ってるんだ!? ていうかオレとコイツ見てどう勘違いしたら付き合ってるように見えるんだよ! 意味分かんねぇ!
ま、まぁ……そう見えるのは嬉しくないわけでもないような気もしなくない。

「ちっ、ちちち違いますっ! 付き合ってないです! 知り合いレベルです!」
「知り合いレベル!? ヒデェな!」
「ぐ、具体的に言えば「今日学校来てたか来てないかすら把握してない」感じの関係です!」
「いくら何でもそれはヒドすぎるぞ!?」

学校来てるか来てないかくらい把握してるだろ!? 何でそんなヒドいこと言うんだ!

「あら、そうなの? でもてんまはショートちゃんのこと好きみたいね?」
「は、はぁぁぁ!!?? 何でそうなるんだよ!」
「ふふふ、見てれば分かるわよ」

何で母さんにまでバレるんだ。すごく嬉しくない。……ていうか、今のアイツに聞かれたらヤバ————何か未だに混乱してるし、きっと聞いてないな。ならいい……わけないけど。

「てんまってば、昔は女の子に無駄に関わってたくせに誰かを好きになったりしなかったから、どうせショートちゃんが初恋の相手なんでしょ?」
「母さんはオレの何を知ってるの!?」

間違ってはいないけど! 何でそんなこと知ってるんだよマジで。

「折角だから私がショートちゃんに言ってあげようか?」
「何でだよ! ……別に、それくらい……自分で言うから! 母さんは関わんなくていいんだよ!」

オレがそう言うと、何故か母さんが抱きついてきた。
————って、えぇぇ!!??

「んもーっ、てんまは可愛いわねーっ」
「ぎゃああああ!! やめろぉぉぉぉぉぉぉ!」

ああもう、ホントに帰ってくれぇーっ!


=====作者より=====

てんま家族編終了です。
次は参照1800記念のやりまーす!

明日ね← 多分明日・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.123 )
日時: 2013/07/19 19:52
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BbhaqaU)

 **新人さんと、あさひくん**


——のどかな昼下がり、バタバタと騒がしい足音があたしの部屋に近付いてくる。そして、バンッという轟音とともに部屋のドアが開き、ゆうきが姿を現した。

「ショートッ! 聞いて聞いて! あのね、春風魔法学校に編入生が来たんだって!」
「……へぇ、そう」

春風魔法学校って千春のいるとこだよね……なんでわざわざそんな影薄そうな学校に……? とか言ったら千春に殴られるから胸の内にしまっておこう。
————というか、何故ゆうきはそんなことを知っているのだろうか。確かにゆうきは千春と面識あるし、会話もしたことあるけど……そこまで仲良くないよね? まったく、ゆうきのそういう情報収集能力、他のとこに活かせばいいのに……。

「ねっ、だから行ってみよう!?」
「何でよ……めんどくさい。てんまでもつれてけばいーじゃん」

ついでに女装してくればいいよ。おっと何でもない。

「……じゃあ三人で!」
「何でそんなにあたしを連れて行きたがるの!?」
「主人公だからだ!」
「裏の話するな!」

まぁ、少しは興味あるけど……わざわざ見に行こうとは思えない。というかハッキリ言って、そんなんその編入生からしたら迷惑以外の何ものでもないだろう。
全く知らない魔法学校の生徒が来るとか……あたしだったら蹴っ飛ばすかな。あ、それは流石にやりすぎかな?

「とりあえず行くわよ!」
「痛いっ! 髪の毛引っ張らないでよ! 行く、行くからやめてぇーっ!」

最終的に強制連行するなら誘う必要ない気がするんだけど……。ホントにゆうきはめんどくさい奴だなぁ。というか、いつもいつも思うんだけどホンットーにあさひはこれのどこが好きなわけ? あたしだったら嫌だけどなぁ。こんな……外見以外最悪の女……。

「おーい、そこのクソてんまー!」
「ゆうき……ってクソはいらねぇよ!」
「アンタもついて来なさい」
「ハァ!? どこに……って髪の毛引っ張るんじゃねぇ! ハゲる! やめろ!」
「アンタも三十年したらハゲるんだから今ハゲたって何の問題もないわよ」

何でもうハゲるって確信してるの……? ていうか髪の毛引っ張りすぎじゃない?

「……で、どこ行くんだよ」
「春風魔法学校」

ゆうきがそう行った瞬間、てんまが逃げ出そうとするも、ゆうきがてんまのシャツの裾を掴んで逃げられないようにしていた。
この二人、本当になんなんだろう。てか、てんまはどんだけ千春が嫌いなのさ……。

「なんかね、春風魔法学校に編入生が来たらしくて、ゆうきはその子が見てみたいからって————あたしたちのことを巻き込んだの」
「何でだよ」

……まぁそりゃそうなるよね。あたしもそう思ったし。まあどうせ一人だと心細いとかそんな理由なんだろうけどね。何だかんだでゆうきは一人であまり関わりのない人と会話するの得意じゃないし。

「ほらっ、文句言ってないで行くのよ!」
「うへぇ……」

どうせ逃げても無駄だろうし……まぁとりあえず行くだけ行ってみよう。編入生、どんな子なんだろう?



=====作者より=====

参照1800突破記念のです

久々にりんねがまともに出てくる・・・かもしれないし出てこないかもしれない(ヒドッ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.124 )
日時: 2013/07/20 09:49
名前: トリック (ID: HSAwT2Pg)

生徒募集中

広告を出した理由
・思ったように生徒が集まらず、本人も全然オリキャラが思いつかなかったので、投稿させていただきました。

どんなところか
スレッドは作者学園〜どしどしオリキャラ生徒募集中〜です。今のところ男子1名、女子9名います。残りは男子119名、女子111名。
A組からF組まであり、各クラス男女20名ずつ組もうと思っています。
詳細はスレッドを見ていただけるとわかると思います。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.125 )
日時: 2013/07/21 00:19
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BbhaqaU)

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああry

さっき見たら参照が2000に・・・!
めっちゃ嬉しいです嬉しすぎてさっきから打ち間違いやばいです(直してるけどw)

今回は落書きと、キャラ紹介と、自分の好きなシーンのイラスト描きます。


でも今日は無理・・・かも 分かんないですけど。


とりあえずありがとうございます(´;ω;`)
まだこれ作って4ヶ月もたってないのに。その上150レスもいってない(´・_・`)


正直、こんなにたくさん見てもらえるなんて思ってなかったです。
だからすごい嬉しいです(´;ω;`)


本当にありがとうございます!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.126 )
日時: 2013/07/21 13:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BbhaqaU)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=58583.jpg

参照2000突破の落書き。
てんまです(*^^*)

安定の仏頂面ですがてんまはこういう奴なのでしゃーないのです←


とりあえずありがとうございました!

(キャラ絵とイラストは遅れるかもしれません。ごめんなさい)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.127 )
日時: 2013/07/23 22:19
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

そんなこんなであたしたち三人は春風魔法学校にやって来た。影薄魔法学校の割に人はいるんだね……いや、影が薄いだけで普通の魔法学校だし、人くらいいるか。……人?

「ちーはーるー! てんまが女装したいって言うから連れてきたー!」
「ゆうきテメェェェェ!!!!」
「あっ、間違えたゴメン嘘—」

ゆうき……なんか顔が冗談に見えなかったけど。あたしもまたてんまの女装姿見てみたいけど……今日の目的はそれじゃないからね。もししたいならやってもいいけどさ。

「ゆうきにてんまにショート? どうしたの? てんまが女装する以外に、ここに何か用があるの……?」
「千春、てんまが気絶しそうだから女装の話はやめたげよ……?」

なんか既に顔面蒼白状態だし……。というか、あたしたちがここに来る理由が「てんまを女装させる」前提で話が進んでたような気がするんだけど気のせいだろうか。
そんなことより、編入生のこと聞かなきゃ!

「あのね、ゆうきが無駄な情報収集能力使って春風魔法学校に編入生が来たこと嗅ぎつけて、あたしたちのこと巻き添えにしてその子見に来たんだ……」
「そうなの? じゃあ呼んでくるわね」

千春が魔法学校の中に戻っていく。編入生はまだ学校内にいるのだろうか。
……というか、その編入生……男の子なのかな? それとも、女の子なのかな……? それすら分かってないや……。

「ところでゆうき、編入生と会って何するの?」
「…………え。え、えぇっと……そう、あれよ! その……何かするのよ!」

……何かって何ですか。何の考えもなしに来たのかよ……。ホントなんで来たのかな。第一、気の合わなそうな人だったらどうするつもりなんだろう。初対面相手に殴るわけにはいかないだろうし。ゆうきってそのへん抜けてるよね……思いついたら即行動! ってか。
なんて思っている間に千春と編入生らしき子がやって来る。

「お待たせ。この子が編入生のカトレアちゃんよ」
「カッ、カトレアでしゅ! よりょしきゅお願いしましゅ!」

噛んでる! めっちゃ噛んでる! 凄まじい勢いで噛んでるよ!

「え、えーと……あたしはショートだよ、よ、よろしく……なのかな?」
「あたしはゆうきよ」
「自己紹介すんのか……? オレはてんまだ……」
「! もしかして、ほしぞら魔法学校の人!?」

……えっ、あたしたちのこと、知ってるの……? ていうか、なんでほしぞら魔法学校のこと知ってるんだろう……?

「えと……カトレアちゃん? だったよね? なんでほしぞら魔法学校のこと、知ってるの……?」
「あ、りんねお姉ちゃんが「ピンクのツインテールのお子様と、明るい水色のサイドテールのバカと、濃い水色のアホ毛のクズがあたし以外のほしぞら魔法学校の生徒よ」って言ってたから……!」

………………お子様? って、あたしのことっ!!?? りんねの言い草もどうかと思うけど、それってつまりあたしはこの子にお子様だと思われてるの!? そういうことなの!!??
っていうか、この子りんねの知り合いなのかな……?

「ね、ねぇカトレアちゃんはりんねとどういう関係なの?」
「遠い親戚だよ!」

し、親戚……成程、そりゃ会うこともあるだろうね。

「バカだと思われたことは置いといて……カトレアちゃんは、なんでこんなとこに編入してきたの?」
「え? えっと……うーん、Apple魔法学校が近いから、かな……?」

Apple魔法学校って……あさひのいるとこだよね? だったらいっそApple魔法学校に編入しちゃえばいいのに。第一、なんでApple魔法学校が近いからいいんだろう? あさひと友達になりたいのかな? でもだったらそれこそ……直接行けばいいのに。うーん、よく分かんないなぁ。


=====作者より=====

何もかも遅くてすいません

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.128 )
日時: 2013/07/23 22:33
名前: 水無月瑠璃@るりるり (ID: Se9Hcp4Y)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode

しばらくカキコに来てなかった……!
参照2000突破すごいです! オリキャラ(ルリちゃんです……w)投稿させていただきますっ!



==============コピペしてね==============


名前/読み:ルリ/るり

性別:♀

年齢(特になければスルーでおkです):9

容姿:水色のツインテールで、初音ミクちゃんみたいな感じで足あたりまである(白いリボンで結んでいる)。服装は主にセーラーワンピース&はだしが多い。
身長129センチ、体重29キロ。
後頭部のアホ毛がチャームポイント(笑)

性格:人見知りが激しく、初めて会った人には暗い感じだが、慣れたらめっちゃはじける。泣いたり笑ったりいろいろ忙しい。

設定:ろりきゃら的な感じですwww完全に俺得キャラです(


==============コピペしてね==============



登場遅くなっても大丈夫です!
これからもたまに見にきまーす☆

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.129 )
日時: 2013/07/24 07:47
名前: 水無月瑠璃 (ID: Se9Hcp4Y)

わああああオリキャラ募集終了してたんだね(°_°)ごめん…
さっきのキャラはスルーして(´Д` )
ごめんね…

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.130 )
日時: 2013/07/24 22:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

>>128-129


あああああああありがとうごめんね(´;ω;`)


じゃあマリさんの次で予約しとk(


多分こんなことばっかやってるからいろいろ終わらないんだな・・・←






今度こそ締め切ります^p^

すいませんピャアアアアアアアアア


あと参照2100突破してました

わたしの目腐ったかな・・・←


ありがとうございます(死)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.131 )
日時: 2013/07/25 13:55
名前: 水無月瑠璃@るりるり (ID: Se9Hcp4Y)

ぴぎょおおおおおおおありがとぉぉおおおお
前から思ってたけどやっぱショートリン天使(

小説楽しみにしてるよ!!!
それにしても参照すごいね(°_°) おめでとう!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.133 )
日時: 2013/07/26 21:12
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

>>131


天使じゃないよクズだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ありがとー
頑張る(´;ω;`)←



>>132


あああああああ書くの遅くてスイマセン

才能なんかないですよ(ゝ。∂)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.134 )
日時: 2013/07/27 01:07
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

「あ、Appleって……クソあさひがいるとこ?」
「ゆうき、あさひの名前の前にクソはついてなかったはずだよ!!」

ゆうきのせいでカトレアちゃんがあさひの名前をクズあさひと認識し始めたらどうするんだ! あさひもカトレアちゃんも可哀相だし、仮にカトレアちゃんがあさひのこと「クズあさひ」なんて呼んだら二人共気まずくなっちゃうじゃん……。

「そ、そう! あさひくんのいるとこ!」
「はぁ、それで何であんなクズのいる魔法学校の近くがよかったの? あさひのこと殴って欲しいなら二十四時間三百六十五日受け付けるけど」

あさひ可哀相に……。そういえば最近、あさひがゆうきに殴られる頻度増してる気がするんだけど、気のせいかなぁ? というか大真面目によくこんなの好きって言えるよね。ハッキリいってDV……いや、デートDV……だよね、あれ。

「そ、そうじゃなくて……ええと、Apple魔法学校に編入するのは恥ずかしいけど……でも遠いとこもやだから、一番近いとこに編入したの!」
「…………も、もしかしてカトレアちゃんって——あさひのこと、好きなの?」
「へ? や、違うよお! た、ただ見ていたいというか? うーん……」

成程、あさひのこと監視したいのか! ……監視? いや、何のために……?

「……ゆうき」
「な、何よ」
「お前このままだとあさひ取られ」
「うるさいわよ黙りなさいヘタレ野郎」

バキッという鈍い音とともにてんまがゆうきに殴られる。……てんまがゆうきに殴られるのは見慣れちゃったしなんとも思わない……。というか、何だかんだであの二人は無駄に仲いいしねぇ。

「? 何であの子殴られたの?」
「うーんと……クズだからじゃないかなぁ?」
「そっかぁ!」
「おいコラお前ら勝手に人のことクズ扱いすんじゃねぇ!」

だっててんまはクズだもん。バカだしアホだし、いつもカッコ悪いし意地悪だし……いいとこなんか全然ないし! ……ホントに、自分でも何であたしはこんな奴が好きなんだろうって、不思議になっちゃうよ……。

「おい、カトレア……だっけか?」
「うん、そうだよクズくん!」
「クズじゃねぇーっ! オレはてんまだ! て・ん・ま!」
「あ、そうなの? で、何の用なの?」
「え、えーっとだな……お前、あさひに彼女いるの、知ってるか?」

てんまがそう言うと、カトレアちゃんはどことなく悲しそうな表情をしながら言った。

「えっ……か、彼女……いるの?」
「ああ。実は、ゆうきがあさひの彼女なんだよ」

てんまがゆうきを指差しながら言う。するとゆうきの顔がまるでポストのように真っ赤になり、再びてんまを殴っていた。

「ふ、ふざけないでよ! だっだだだ誰があんな奴の彼女になんかなるもんか! あたし今超フリーですけど!!?? 何言ってるんです!!??」
「日本語不自由になってるし、髪の毛引っ張んじゃねぇ! 抜ける!」
「アホ毛ぶち抜くぞゴルァ!」

ゆうきが恥ずかしさのせいか、変なキレ方をしている。見てる分には非常に面白い。けど何故かカトレアちゃんは不安そうな顔をしていた。
……あれ? そういえば何でてんまはカトレアちゃんにゆうきとあさひが付き合ってることバラしたんだろ……? うーん、よく分かんないなぁ……。


====作者より====

最近誤字がひどい
あと文章クソすぎて笑えるね

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.135 )
日時: 2013/07/27 15:37
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

「え、えっと……ゆうきちゃんと、あさひくんは……本当に付き合ってるの……?」
「はぁ!? そ、そんなわけないじゃない! 誰が! 誰があんなクズとっ!」

ゆうきが必死に否定を続けていると、見慣れた薄い水色の髪をした男の子がゆうきに抱きついた。

「ひどいよゆうき! 僕はこんなにゆうきが好きなのに!」
「!!??」

————今の今まで噂? になっていた、あさひご本人の登場。噂をすれば影がさす……ってこれのことなのかな。それにしてもあさひは相変わらずだなぁ……。

「はっ、ははは離れなさいよぉっ!」

ゆうきがいつものように、あさひのことを殴りつける。なんていうか、もうゆうきがあさひとてんまを殴るのは見慣れてしまったような気がする。

「え、えぇ……? 二人は、付き合ってるの……? それとも、付き合って、ないの……?」
「付き合ってるよ!」
「そんなわけないでしょ!!??」

……二人の意見が見事に分かれる。何でゆうきはこんなに照れ屋なんだろう。いいじゃないか、誰かに愛してもらえるなんてとても素敵なことなのに……。あたしなんか誰にも想ってもらったこともないんだからね……! ちょっとは素直になればいいのに!

「ゆうきが照れてるだけで、ホントは昔からずっと付き合ってるんだよ」
「そうそう、なのにコイツ認めないんだぜ」
「あ、あああアンタらは黙りなさいっ!」

あたしたちがぞう言うと、カトレアちゃんは再び悲しそうな顔をする。
……? あさひとゆうきが付き合ってたら、何か良くないことでもあるのかな……? あさひが可哀相……とかそういうの?

「そっ、そうなんだ……ふーん……」
「か、カトレアちゃん……どうかしたの?」
「ううん……そうだよね、あさひくんみたいに素敵な人には、彼女くらいいるよね……」

あ、あさひって素敵な人だったっけ……? あっ、でもてんまよりは素敵かも。うん。外見も中身もいいもんね、あさひって……ホント、ゆうきみたいなのには勿体無いくらいだよね。

「そ、そんなことより、今ほしぞら魔法学校にりんねお姉ちゃんはいるの?」
「え? いると思うけど……」
「久しぶりに会ってみたいから、行ってもいい?」
「別にいいよ?」

ほしぞら魔法学校で来られちゃ困るとこなんて、あたしとてんまとゆうきの部屋くらいでしょ! 流石にそんなとこに来るとは思えないし、きっと何の問題もないはずだよね!

「じゃあ僕も行く!」
「な、何で——」
「全然いいよ」

ゆうきが反論する前に許可を出すあたし。ていうかどうせ毎日来てるんだからいいじゃん……。

「じゃ、行こっか!」


 *


そんなこんなであたしたちはほしぞら魔法学校に戻ってきた。りんねの部屋に行ってみたところ、りんねは部屋の中にいて、何やら読書をしているようだった。

「りんねー、入るよ」
「……? 何か用? って何か人多いわね」
「りんねお姉ちゃん、久しぶり!」

カトレアちゃんがりんねの元に駆け寄る。少しの間二人は会話をしていた。そしてその間にゆうきとあさひが謎の喧嘩……? をしていた。いや、ただゆうきが一方的に殴ってただけだけど。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.136 )
日時: 2013/07/28 23:34
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

あの・・・すいません・・・参照2200・・・こえて・・・ました・・・


あの、ありがとうございます・・・

でもごめんなさい・・・


2000も2100も終わってないのに・・・


ほんとすいません


わたしホンモノのクズだ・・・


ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.137 )
日時: 2013/07/31 10:55
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59060.jpg

こんにちはショートです。

やっと参照2100突破の落書きが終わりました・・・。

ついでにやっとなるみのキャラデが決まりましたwww


それともうひとつw

実は今日が初期ほしぞらを挫折した日だったりしますwww

ひえええ懐かしいね!←

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.138 )
日時: 2013/08/01 15:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59136.jpg

遅くなってすいません。

やっと参照2200突破記念描きました。

一周したのでショートさんです。

前回大体が制服だったので今回はわたしの予想する私服。
だから逆にチョコとゴスペルは制服になるかもしれませんwwwwww

えっ?ショートの至福がどう見てもお前の私服だろって?←
正解です。ショートさんにはちょっと犠牲にry

普段中学生の時の体操服着てますかr(ry

あと考えるのめんどかっただけです←

とりあえずあざした

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.139 )
日時: 2013/08/02 21:08
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

うああああああああなんか参照2300こえてました・・・

ひいいいすいませんんんんんんんんんんん


ありがとうございます(土下座)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.140 )
日時: 2013/08/02 21:28
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59189.png

今更キャラ紹介。
絵は昨日描きました←クズ

今回はりんねです。


 +*キャラ紹介*+

名前:りんね
性別:女
年齢:17歳
誕生日:11月17日
血液型:A型
趣味:ガーデニング、読書
特技:喧嘩を止めること(主にてんまとショートとゆうきの)、おまじない
容姿:茶色の短いツインテール、制服はブレザーとか(とか?)
設定:コハネの幼馴染。それ以下でもそれ以上でもない(本人談)。非常に頭がいい。中身も良いけど外見も無駄にいい。多分モテる。ただし怒らせるとかなり怖い。ゆうきすら萎縮する。怒らせない方がいい。



適当すぎた←

まぁ設定上りんねはほしぞら魔法学校で一番いい感じなんですけど、一番影が薄いです。はい。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.141 )
日時: 2013/08/03 18:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/nbbs/?id=tkmtenma&cn=5&_cus=mqy8hr

「ゆうき……ごめん、ホントごめん……痛い……」
「アンタの謝罪は当てにならないのよ。……って言ってもこれ以上殴って帰れなくなったらそっちのがめんどくさそうだからもういいわよ」

何もしてないはずのあさひに謝罪させるまで殴るなんて、ゆうきは本当に酷いよね。というかよくあさひはあんなの毎日喰らえるよね。あたしだったらもう今後一切関わりませんって言うけどな……あと二度とゆうきのとこには行かないと思う。そして別れる。

「あっ、ああああさひくん! その、大丈夫……?」
「う、うん……一応……ありがとう。って、そういえば君は誰?」

キョトンとした顔で尋ねるあさひ。さっきからいたと思うんだけどなぁ……あさひはゆうき以外のことに興味がないのだろうか。……ってそれはいくらなんでも酷すぎるでしょ。流石にそれはないよね。

「わっ私はカトレアですっ! あのっ、そのっ、今日春風魔法学校に編入したんで……ええと、よ、よろっよろしくお願いします!」
「そっかー、僕はあさひだよよろしくね。そういえば春風魔法学校って隣だっけー、今日転校生がどーのこーのって誰かが言ってたような……」

ゆうきの無駄な情報収集能力に対して彼氏であるあさひのおとぼけぶり。まぁ自分のいる魔法学校ですらあたしは気にならないけどね! むしろそんな情報どっから仕入れてるのか本気で問いたい。

「それにしても暑いな……何でりんねの部屋ってエアコンあるのにつけないんだ?」
「電気代が無駄だし、自然の風も涼しいのよ。それにエコになるでしょ? というかアンタたちが使いすぎなのよ!」

りんねがそう言っててんまの頭を殴る。アンタたちってことは……あたしとゆうきもだよね。実は今も部屋いないのにエアコンつけっぱなしなんだよねー……部屋入った時に暑いの嫌だから。後でバレないように消そう。そしてあたしたちの代わりに殴られてくれてありがとう、てんま。クズのくせにたまに役立つよね。

「いってーな、何で殴るんだよ! というかアイツ等はいいのかよ!!??」
「まぁアンタは男だし問題ないでしょ」
「意味分かんねー!!!!」

安定のてんまの扱い。でも確かに暑いかも……ホント、よくりんねってばただの風だけでいいなんて言えるよなぁ。あたしだったら絶対無理……。

「そうだ……今から海行きましょうよ! 海水は冷たいだろうし、それでなくても潮風は涼しいと思うし……それに、日陰とかもあるじゃない」
「あっ、いいね! 行こう行こう! ゆうきにしては名案だと思うよ!」
「あたしにしては、って何よ!!??」

————と、そんなこんなであたしたち六人は海へ行き、日が暮れるまではしゃいだ。
……そういえば、千春ってどうしたっけ? まぁいいか! いつものことだ、気にしないっ!


====作者より====

安定のgdgd

終わり方クソですがこれで終わりですwwwwwww
はる歌世さんすいません!!!!!!!

そして千春は途中退場してた めんご


*追記

カトレアちゃんは参照のとこに書いてあります
(はる歌世さん、勝手にすいません;;)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.142 )
日時: 2013/08/03 18:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59219.jpg

段々>>0に参照突破とか書かなくなってきたな・・・(笑)
なかなか忙しくて。すいません。

いやツイッターばっかやってるんですけどね。

あと、2300突破記念描きました!
てんまです。

てんまは黒系の服が多いイメージある。
ついでに作者にセンスがないからオリキャラにもセンスがない可能性高い。
てんまは元々センスありません(おい byてんま

ネコミミは・・・あの、つけようかと思ったけど私服でネコミミ・・・?ってなったので横に描きました(意味不明

久しぶりに次の記念行く前に終わらせられた。




えっと、予告と謝罪があります。

次のお話は夏祭りになります。それはやりたいからいいんですけど、それを2000突破記念のイラストにさせていただきます。

ていうか、本当はネットにアップする分の暑中見舞い(残暑見舞いになりそう?←)をほしぞらにして、浴衣のほしぞらキャラ描いてたら小説も書きたくなって←

暑中見舞い(残暑見舞い?)と合わせて参照記念のイラストにさせていただきます。

わたし役立たずだし物覚え悪いし、クズだからイラスト進めるの遅くなってしまうので・・・すいません!


それでは2300ありがとうございました〜〜〜〜

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.143 )
日時: 2013/08/04 20:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

 **夏祭り**


————ある日の昼下がり、突然りんねがあたしとゆうきとてんまを自室に呼び出した。何か用事があるんだろうけど、正直今日何も予定なんかないし、何で呼び出されたんだろ……。は、派手な喧嘩はしてないから怒られるなんてことはないだろうし……。
うう、なんかりんねに呼び出されるとやましいことをしてなくてもすごく怖いよ! なんかお腹痛くなってきたし……。

「りんねー、来たよー」
「……ショートが来たってことは、全員揃ったわね」

りんねが何故かこちらを睨んでくる。なっ何? ホントにお説教? あたし何かしたかな……!!??
ゆうきとてんまも同じことをやられたのか、完全に萎縮してしまっている。何だかんだで一番怖い女子って絶対りんねだよね……!

「三人とも、そこの椅子に座りなさい」

りんねが睨みながら指示してきたので、あたしたちはできるだけ早く、でも走らないように指定された椅子に座った。
ほ、ほほほホントに何なんだろう……なんかお説教されるときの雰囲気にすごく似てて嫌だ……!

「……実はね、今日の夕方近くでお祭りがあるのよ」
「…………へ? お祭り?」

りんねはこちらを睨むのをやめて、いつもの穏やかな表情になる。
なんかそれだけで安心する……。っていうか! お祭り? お祭り……って、あのお祭り? 屋台とかが出てくる感じの……!? 第一、去年も一昨年もその前も……お祭りなんか行かなかったし、そんなの無かったよね? 何で急に……いろんな意味でワケ分かんない!

「そう、だからね、折角だから一緒に行きましょうよ。どうせ暇でしょ?」
「ま、まぁ暇だけど……」
「じゃあ決定!」

……えっ、何? そのお祭り行かなきゃいけない系? あっでも断れないわこれ! 断ったら絶対りんねが納得するような理由を言わなきゃいけないパターンだわ!
……まぁでもお祭りなんて久しぶりだし、いいかな!

「でもりんね……急にお祭りだなんて……。あたし、浴衣とか子供の時のしか持ってないわよ」
「あ、あたしも……」
「ショートは今でも十分子供らしいから全然大丈夫よ」
「何だとぉー!!??」

聞き捨てならんっ! そ、そりゃ確かにちょっとは子供っぽいかもしれないけどっ……! いくら何でも幼稚園の時に着てた浴衣が着れるかバカッ!
……でも浴衣かぁ……浴衣とか自分一人で着れないし、制服で行けば良いのでは……。

「ね、ねぇりんね。どうせ浴衣持ってないんだし浴衣じゃなくても————……」
「大丈夫よ、あたし全員分持ってるから」
「何でっ!!??」

ちょっと意味が分からない。持ってるって……全員分? 身長違うのに? ていうかてんま男の子なのに!!?? りんね……一体何者なの!!??

「実は何故か昔近所の人にもらったのがあるのよ……きっと入るわ」

でもやっぱりきっとなんだね。そして何故りんねに男物の浴衣をあげたんだろう。りんねの家の近所の人、すごく変な人だ……。
ま、まあそんなことを気にしてたら多分この先ツッコミが追いつかなる気がする! 全体的に! とりあえずその浴衣を見てみよう……。


=====作者より=====

本日2回目!
今年も盆踊りも花火も参加しない

非リアでぼっちななわたしにそんなもの関係ないんだっ・・・!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.145 )
日時: 2013/08/04 19:48
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

>>144


こちらこそありがとうございました!!!!!!

なんかただのあさひとてんまが殴られるだけの簡単な話に(何だそれ


すいません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.146 )
日時: 2013/08/04 20:43
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59246.png

1800記念の小説に出てきたカトレアちゃんをイメージで描いてみました。


はる歌世さん本当にありがとうございましたー!

そしてスイマセン・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.147 )
日時: 2013/08/04 22:09
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

りんねがタンスから風呂敷のようなものを取り出す。結び目をほどくと、いろんな浴衣が入っていた。

「ほ、本当にある……」
「スゲーな……」
「んー……大きさ的に、女子がこの三つでてんまは適当にこれでいいわね」

りんねがちょちょいっと浴衣を選ぶ。……あれ? なんかあの浴衣だけ丈が短いような……?

「りんね、そのピンクの浴衣……丈短くない?」
「あらホント……でも、あと他のは子供用だから……」

なんでそんなものまであるんだ……。使わないんだから誰かに譲ってあげればいいのに。でもそこまで小さい子いないか……!
それにしてもあの丈短いやつめっちゃフリッフリだね……あたしには絶対似合わないと思う。それにあたし、丈短いの好きじゃないし……。でもハッキリ言ってゆうきとりんねも似合わないと思う。どうするんだろ……。

「ショート……悪いけど、このピンクの浴衣、ショートに着てもらっていい?」
「……えっ!!?? 何であたしっ!!??」

ジャンケンとかじゃないの!!?? 誰も似合わないんだからここは公平にジャンケンにしようよ! 嫌がらせか! 嫌がらせなのかっ!

「大丈夫よ、ショートならきっと似合うわよ……」
「思いっきり目そらされながらそんなこと言われて信じられるかバカーッ!」

いくらあたしでも騙されないし! こんなピンクのフリフリした浴衣着れるか! というかこれも子供用なのでは……ってくらい幼女が着そうな浴衣だよねこれ。

「あたしもショートがいいと思うわ」
「ゆ、ゆうきまで! 押し付けるのよくない!」
「押し付けてるわけじゃないわよ。ほら……ショートが一番子供じゃない。全然いけるわよ」

褒めてるの!? 貶してるの!!?? いや、これは完全に貶されている! あたしそこまで幼女っぽくないし!

「こ、ここは公平にジャンケンしようよ!」
「嫌よ!」
「ショートが着ればいいって言ってるでしょ」

何なんだこいつら……嫌なことあたしに押し付けて! まぁでもゆうきかりんねがあんなの着てたら流石に笑っちゃうと思うけどね!

「というわけでショートに決定。はいこれ」
「ひどい!」

うう……でも流石にゆうきとりんねがかわいそうだし……しょうがないか。一人で浴衣じゃないのもちょっとあれだし……ああでもこんなの恥ずかしいっ……!
ていうか、自分で買うのはナシだろうか……よくよく考えたらあたし今あんまりお金ないかも。あることにはあるけど浴衣買ったら全部なくなっちゃう気がする……。つまりあの子供っぽい浴衣を着るしかないということなのか……。

「おい、もう戻っていいか……?」
「あっ、ちょっと待って……ええと、午後四時三十分に学生寮の玄関前に皆集まってね!」
「了解……それまで寝てるわ」

あの人一日に何時間寝れば気が済むんだろう。ああでもいつも夜更ししてるんだっけ……。生活リズム狂いまくりだね。
そんなことより、あたしさっき何か放置してここに来ちゃったんだよね……あたしも戻ろっと!

「りんね、ゆうき、あたしも戻るね。またあとで!」
「ん、じゃあね」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.148 )
日時: 2013/08/04 22:34
名前: akua ◆vvzR2c2kL. (ID: 6..SoyUU)

面白いですね

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.150 )
日時: 2013/08/05 19:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

>>148


ありがとうございます^^


>>149


いえいえ! 勝手にすいません・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.151 )
日時: 2013/08/05 22:07
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

————時は流れ、現在時刻は午後四時十五分。あと十五分後には学生寮の玄関前に行かなくてはならない。そんなわけで準備をしているわけなのだが——……。

「ああもうっ! 浴衣の着付けなんかできないよぉー!」

一人の日本人女性としてすごく恥ずかしいことではあるが、和服を一人で着ることが不可能。というか一応調べてみたものの、順番……というかどうやってやればよいのかいまいち分からない。最後に浴衣を着たのなんて小学校低学年くらいだろう。そしてその時も祖母に着付けをしてもらったため一人でできるわけがないのだ。
……どうしよう。

「と、とりあえず帯を巻き付ければいいのかな……?」

はっきり言ってあたしそろそろ日本人やめた方がいいね、これ。それにしても昔の人はこんな着方の難しいものを毎日着ていたのか……平成の世に生まれてよかった。そして洋服のありがたみがなんとなく分かった気がする……。

「ええいっ、もうテキトーでいいや! もう時間もないし……!」

あたしは手に持っていた帯をグルグルと巻きつけ、適当に結び、荷物をまとめてお昼に浴衣と一緒にりんねから借りた下駄を履いて部屋を飛び出る。
カランコロン、という小気味いい音がせわしなく鳴り響く。玄関に着くと、あたし以外の三人が既に揃っていた。

「ショート遅い……というか、何なのその格好」
「えへへ、ごめん……いやはや、浴衣一人で着られないこと忘れてて! テキトーに済ませた!」
「まったくもう……ちょっとこっち来なさい」

りんねに腕を引っ張られて陰につれていかれる。やっぱりこれじゃダメか……。
一度浴衣全てを脱がされ、その時にりんねに「うわっホントに無い」とか言われたけど浴衣やってもらってるしショートさん超寛大だから許す……許してあげる……!
と、一人で悶々と考えているといつの間にか着付けが終わったらしく、先程までぐちゃぐちゃだった浴衣がきちんとしていた。

「あはは……ごめんね、ありがとう」
「別にいいわよ、これくらい。とりあえずさっさと行くわよ」

あたしとりんねは小走りで玄関に行き、学生寮を出る。玄関前でゆうきとてんまが軽い口喧嘩をしていて、それをりんねが食い止める。そして四人で祭り会場へと向かう。
それにしても……丈が短い割に歩きづらいなぁこの浴衣……。浴衣ってこんなに歩きづらいものだったっけ?

「あっ、そういえばこのお祭り、大規模ではないけど花火もやるらしいわよ」
「えっ!!?? 花火もやるの?」

花火……花火かぁ。花火って会場すごく混むんだよねぇ。人ゴミ嫌いだからいっつも会場まで行かないんだよなぁ。まぁでも祭り会場も十分人いるだろうし……どっちこっちいわないか。
お祭りなんだし、混んでて当然、むしろ人がいない方が虚しいよね。それに久しぶりのお祭りなんだから人ゴミが……とか言ってる場合じゃない! 楽しまなきゃダメだよねっ!
……と、んん? あのへんすっごい人がいる……もしかして、あそこかな?

「——さ、着いたわよ。ここがお祭り会場。はぐれたり迷子にならないように気を付けてね」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.152 )
日時: 2013/08/06 11:52
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59310.jpg

なんと参照2400突破しておりました・・・ヒエエ
ていうか参照2000突破してからまだ2週間経ってないんですけど・・・

やばいですね・・・

これそこまで参照取れるほど面白くないと思ってるんですが・・・


というか明らかに最初の頃の倍速で参照突破記念発生(?)してますよね

2週間かかってやっと200だったのに・・・今じゃ2週間足らずで400ですよ・・・倍速以上ですよ恐ろしい・・・

でも嬉しいです・・・うう


だがしかしお絵描きはめんどくさry


まぁそんなことどうでもいいですね

次はキャラ紹介です・・・ウヒイ


アッ因みに2400はゆうきです
ゆうきも黒いの着てそう でもわたしにセンスがないから・・・(

あとゆうきはそれなりに露出してそう


とりあえず2400ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.153 )
日時: 2013/08/06 15:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

まだ始まって間もないであろうお祭り会場は既に人にあふれていた。今からこの中に交じるのかと思うと少し嫌になるけれど、きっとそれだけ人気があるのだろう。

「ねぇ、最初どこから行く?」
「んー……とりあえず回ってみましょ。いいのがあったらそこ行けばいいじゃない」

それもそうか。いろいろ買ったりしたらすぐお金無くなっちゃうもんね。それにしても何で屋台ってあんなにお金かかるんだろう……でもこういうとこで買った焼きそばとかって、異常なまでに美味しく感じるんだよね。何でだろう?
って、ああ! もうゆうきたち先に進んじゃってる! 追いかけなきゃ……!

「ショート、あそこに女児向けアニメのお面が売ってるわよ」
「…………だから?」
「あれ付けたらアンタきっと幼女になれるわよ」
「なれるわけないでしょ!」

追いついて早々になんでこんなことを言われなきゃならないんだろう。というか……た、確かに見た目は年齢より……幼く見えるかもしれないけど! いくら何でも幼女にはなれないから! こんなに身長ある幼女がこの世のどこにいるんだ!

「あ、輪投げとかあるわよ! 射的もある! ヨーヨーつりもあるじゃない! 全部やる!」
「ゆうき! ちょっ……」

やりたいものを見つけてしまったらしいゆうきが全力疾走でそちらへ向かってしまう。しかも人が多いせいか、もう見失ってしまった。最悪なことに、ゆうきの前を歩いていたりんねもどこにいるのか分からない。

「どうしよう、完全に一人だ……」
「おい、こらテメェ。オレを忘れんじゃねぇ」
「…………ん?」

後ろを振り向くと、なんとてんまが。……そういえば、てんまもいたんだっけ! 完全に忘れてた!
ということは、あたしとてんまだけかぁ。うわー、つまらなそう……。

「ねぇてんま」
「何だよ」
「てんまと一緒にいても面白くなさそうだからあたしも一人で行きた……みぎゃっ! 痛い! 何で殴るの!!??」
「何で殴られないって思えたの?」

うぐぐ……女の子殴るなんてヒドイよ! ……って言えるほど女らしくないけどね、あたし……。
それにしても今からあの二人探すなんて無理だよねぇ……。ここ来たの初めてな上にあたしは超がつくほどの方向音痴……。それに、きっとこれからどんどん人も増えていくだろうしなぁ……。どうしよう?

「もうこうなっちまったもんはしょうがねぇから、とりあえずどっか行こうぜ」
「う、うん……でもどこ行く?」

どこの屋台も人たくさんいるし……。食べ物系の屋台とかすっごい行列できてる。これ並んで待つのはちょっとやだなぁ……。

「……あ、あそこの陰にベンチある。とりあえずあそこのベンチ行こう。そこでいろいろ考えてから行動しよう」
「そ、そうだね……」

なんだか初っ端から大変なことになってるような……。まぁでもこうなってしまったものは仕方ない。ここはあたしたちだけでも楽しまなくては!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.154 )
日時: 2013/08/07 12:26
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

——そんなこんなであたしとてんまは陰のベンチまで行き、そこに座る。まだ夕方で日もでているのだが、このベンチは屋台の後ろにあるため非常に暗い。本音を言えば懐中電灯が欲しい……そんなレベルの暗さである。無いものねだりしたって仕方ないんだけど。

「……で、どこ行くんだ?」
「う、うーん……まず何があるかも分からないんだよね……。てんまはどこ行きたい?」
「オレは……別にどこでもいいけど」

うわー、一番めんどくさいパターンの返事だよこれ……。どこでもいいというのが一番困る……って言ってもまず何があるのか分からないし、何とも言えないよね! しかも超方向音痴なあたしというお荷物がいるし……ああなんか自分で言ってて悲しくなってきたよ……。

「あー、でもなんかお腹減ったなぁ……」
「じゃあ食い物探すか? 動けるうちに探さねーとそのうち腹減って動けなくなるぞ」
「それもそうだね……じゃあ行こっか」

お腹減ったし、探すの大変そうだし……一番最初に見つけた屋台で買おうかなぁ。こんなとこで好き嫌い言ったっててんまに迷惑かけるだけだし。ただ、本当に嫌いなものだったら変えてもらおう……。
そんなことを考えながら、てんまの後ろを歩いていると、どこからともなく風に乗っていい匂いが……。うわああ、余計お腹減っちゃうよ……!

「……ちょっとショートさん、すごい勢いでよだれ垂らすのやめてもらえませんか」
「だ、だだだって……あっちからすっごいいい匂いが……!」

これは何の匂いなんだろう。よく分からないけどすごいいい匂い。

「ったく……あ、そこでフランクフルト売ってんぞ」
「えっ、ホント!? あっ、人もそこまで並んでない……! よしっ、買おう!」
「あっ! ちょっと待て!」

 *

そんなこんなであたし……と、てんまは各々食べたいものを買って、今現在はテキトーに歩いている。それなりに時間も経ち始めているため、先程よりも人が増えてきて、騒がしくなっている。中には小さな子などもいて、うっかり踏み……じゃなくて蹴っ飛ば……でもなくぶつかりそうになってしまう。

「あ、金魚すくいだ……」
「何だ? やりたいのか?」
「えー……いや、やったことないしやってみたいなぁと思うけど、仮にすくえたとしても飼えるのかな……」

やっぱり生き物を扱うって大変なことだよね。無責任なことをするのはよくないもん。一時の感情ですくってそのあとほったらかしにして死なせてしまうくらいなら、ほかの飼ってくれそうな人にすくってもらうのが金魚のためかもしれないし……。

「どうせなら生きてないのがいいなぁ……そういえば昔、縁日でスーパーボールとかすくってた気がする」
「あー、オレもやったな……縁日帰りに飛ばしてなくしたりしてな……」

てんまもそこまでやったか。勿論あたしもやったけど。スーパーボールいっぱいすくって、はしゃいでると一個くらいなくすんだよね……あれは何でなんだろう。そんなのあたしとてんまくらいしか経験したことないのだろうか……。

「あ! スーパーボールすくいあるし……」
「折角だしやってくか?」
「そうだね……じゃあ勝負しようよ!」
「は? 勝負?」
「そう! いっぱい取れたほうが勝ち!」
「まあいいけど……」
「やったー! あたしが買ったらなんか奢って!」
「は!? 何だよそれっ」

よーし、絶対に勝つぞー!


=====作者より=====

皆さんは縁日とかでスーパーボールすくいやったことありますか?
わたしはかなり昔ですけど結構やってましたwww

弟も一緒にやってたんですけど姉弟揃って1個か2個スーパーボールおっことしてたんですよ。アホな姉弟です。
そんなんわたしと弟だけだよね、うん・・・www
なんであんなに落としてたんだ・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.155 )
日時: 2013/08/08 09:54
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

屋台のおじさんにお金を支払い、スーパーボールをすくうためのポイを受け取る。あたしとてんまは向かい側にしゃがみ込む。

「あたしが買ったら絶対何か奢ってよ!」
「ふん、お前こそオレが買ったら何か奢れよ!」

そう、このスーパーボールすくいは微妙にかけをしているのだ! ……かけって言うのかな? ま、まぁとにかく負けたら何か奢らなきゃいけないわけで……絶対に勝ちたいんだ!
そんで、何か高価なものを奢ってもらいたい!

「よーし、じゃあスタートッ!」

あたしは慎重にポイを水槽の中にいれて、スーパーボールを一つすくいあげる。一応穴はあかなかったから良しとしよう。ポイに負担をかけないように、小さいものを取っていく。
それなりに取れてきたところで、ポイに大きな穴があいてスーパーボールが取れなくなってしまった。

「ありゃりゃ……終わりかあ」
「オレももう無理だ……」

あたしとてんまはすくい上げたスーパーボールの数を数える。
あたしは……えーと、七個かぁ。ラッキーセブンだ!

「オレ九個。お前は?」
「えっ!? あ、あたしは……七個」
「よっしゃ、オレの勝ちだな! あとで何か奢れよ!」
「うう……分かったよー」

負けちゃった……うううう、悔しいっ! ……こいつのことだから何か高めの値段のもの奢らされそう……嫌だなー。とか言ってあたしが狙ってた事なんだけど。
それにしてもあっついなぁ……浴衣ってこんなに暑いものだったのか。それとも外の気温が暑すぎるだけとか? 普段エアコンのきいた部屋にいることモロバレだね。

「さてと……次どこ行く?」
「そうだなぁ、うーんと……あ、暑いから冷たいもの食べたいなぁ」
「お前さっきも食ってたじゃねぇか……腹壊すぞ」
「だ、大丈夫だよっ!」

でも本当にお腹壊したらやだな……浴衣でトイレ行くの大変そう……もし着崩したりしても、りんねいないから直せないし……! でも、冷たいもの食べたいなぁ。

「あっ、ねぇかき氷売ってないかな?」
「あぁ……さっき見かけたけど……」
「よし、それ行こう!」

やっぱりお祭りって言ったらかき氷だよねっ! 普段食べないし……! かき氷って見てるだけでも涼しくなれるし、シロップの色もキレイだし……すごい好きなんだよね!
えへへ、超楽しみっ!

「お、あそこだな……」
「ホントだ! 並ぼ並ぼ!」
「あっ、コラ、勝手に行くんじゃねぇっ!」

駆け足でかき氷の屋台の行列の最後尾まで行き、数分並んだ後にようやく買うことができた。あたしはイチゴ、てんまはブルーハワイを購入。なんというか自分たちの色のまんまっていうか……あはは。でもあたしブルーハワイも好きなんだよね! あとでもらっちゃお!

「んーっ! 美味しい! 冷たい!」
「分かったから落ち着いて食ってくれ……」

やっぱりイチゴのかき氷超美味しい……。なんでこんなに美味しいんだろ……なんかもういくらでも食べれそうってくらい美味しい……! まぁホントにたくさん食べたらさっきてんまに言われたようにお腹壊しちゃうけどね……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.156 )
日時: 2013/08/09 09:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: 突然のてんまSIDE

オレたちはスーパーボールすくいを終えてかき氷を買い、今はそれを食べている。
コイツ全身ピンクのくせにかき氷までイチゴ味買うとかどんだけピンク好きなんだよ。まぁイチゴ美味しいけど……。というかさっきから結構な速度で食ってる割に全然減ってねぇな……何でだ?

「!? ちょ、え、てんま食べるの早っ!!?? え、え、早くない!?」
「そんなことないだろ……むしろお前は何でそんなに遅いんだ」

そして何故そこまで慌てる必要があるんだ……。別にゆっくり食えばいいじゃねぇか……。そしてかき氷はあんまり一気に食わない方がいいと思うんだけど。

「え、ええーいっ! こうなりゃ実力行使だぁぁっ!」
「は!!??」

このアホは何を思ったのか、かき氷をすくったスプーンを持ってるオレの腕を、無理矢理自分の口まで持っていき、スプーンにのっていたかき氷を食べてしまう。

「なっ、おま……!」
「えへへー、あたしもブルーハワイ好きだもん! 味見だよ、味見!」

どんだけ食い意地張ってるんだ……。というかコイツはその……いろいろ気にしなさすぎじゃなかろうか。
とか考えていると、ふと目の前に濃いピンク色の何かがあらわれる。すぐにアイツの持ってるかき氷ということが分かった。それは分かったのだが行動の意味が分からない……何がしたいんだ、こいつは。

「ほらほらっ、あたしのイチゴのかき氷も食べてみて! 美味しいよ!!」

………………!!??
え、いや、コイツ何言ってんの!? というか自分が何言ってるのか分かってんのか……!?

「い、いいよ……別に」
「なっ……イチゴ美味しいんだよ!!?? 嫌いなの!!??」
「そっ、そういうわけじゃねぇけど……!」
「じゃあ食べてよ!」

なんだろう、どこから突っ込めばいいんだ。
イチゴ味のかき氷が美味しいのはオレも知ってる。知ってるけど……食えるか! ホントにコイツは何なんだよ! というか……さっきのもそうだけど、これってどう考えても、か、間接キス……だよな?

「ほらっ!」
「!?」

オレがボーッとしていると、アイツが勝手にオレの口にイチゴのかき氷を突っ込んできた。

「ねっ、美味しいでしょ?」
「そりゃ……美味いけど……お前なんなの」
「えっ、何どういう意味!!??」

ホントに分かってないのか……。って、あれ? よくよく考えたらさっきアイツにオレのかき氷食われた……ような……。もうこれ食えねぇ! いや正確には食いたくても食えない……。

「……? てんまどうしたの? 顔真っ赤だよ? 大丈夫? もしかして熱中症?」
「いや……熱中症じゃなくて、お前のせい……」
「な、何で? あたし何かした……?」

もうやだコイツ……。お前は好きな子と間接キスできて嬉しくないのか!? って聞かれたら嬉しいですって即答できるけど……。なんかオレばっか気にしててバカみたいじゃないか。
せめてもう少し気にしてくれてもいいと思うんだけど。

「えへへ……美味しいなぁ」

……でも、コイツのアホ面見てるとそれはそれでいいのかな、とも思える。コイツが幸せそうならそれでいいか……。


=====作者より=====

このあとはてんまサイドだけになりますタブン。
くっそこのリア充め・・・!←

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.157 )
日時: 2013/08/09 18:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

かき氷を食べ終え、次に何をするか話しながら歩く。段々日も沈み始め、空が暗くなっていく。

「次は何しようか……」
「んー、どこもかしこも人がいっぱいだしな……」

さっきいろいろ食ったから何か食おうとも思えねぇし……さて、どうするか。
そういやゆうきがヨーヨーつりがあるとか言ってたっけ……そのせいで見失ったんだけど。……ん? あれっ? 今度はアイツがいねぇ! どこ行きやがったんだ! まさかこの数分でいなくなるなんて思わなかった……。

「皆して何なんだよ……」

まぁほっといてもいいかな……流石に変なとこに行くわけ……。うん、アイツなら行くな。絶対に。アイツの方向音痴は舐めちゃいけなかったわ。っつってもこんな人ゴミでどうやって探せばいいんだ……。そして既に変なところに行っていたらどうしよう。

「ったく……! ホンットめんどくせぇ奴だな……!」

できることならどさくさに紛れて帰ってしまいところだが、アイツが変なとこ行ってたら大変だし……。それに、まずアイツ一人にしたとこでここから帰れるワケがないし。そう、しょうがないからやってるだけで、他に理由なんかない! ……はず。

 *

あれから数十分、あのバカのことを探しているのだが、一向に見つからない。ピンクのツインテールっぽいのも、幼女っぽい浴衣着た奴もいねぇ。ホントにどこ行ったんだ……?

「うひゃあっ……!」

突然、後ろの方からあのアホの声が。もしかして、今の……アイツか?
声のした方に向かってみると、案の定あのアホが。しかも転んだようで、地面に座り込んでいた。

「……おい」
「えっ? て、てんまっ……!?」

まるで何でコイツがいるんだ、というような顔をするショート。なんていうか失礼なやつだな……こっちはお前を探すのに必死だったというのに。

「ほ、ホントにてんまだよね? 別人じゃないよね?」
「ホントのホントにてんまですけど。つかお前何してたの? 探すのめっちゃ苦労したんですけど……」
「えうっ!? あ、あたしだっててんまのこと探してたのにっ……! な、何かにつまずいてよろけちゃって、そのあと周り見たらてんまいないんだもんっ!」

思い切り涙ぐみながら言う。
……これもしかして泣いちゃうフラグ? オレが泣かせちゃう的なアレ?

「だ、だかっ、だからあたし……っ、てんまのこと探しっ……うえええん!」

うあああっ!!?? 泣いた!? 何これオレのせい!!?? オレのせいなのか!!?? っていうか明らかにいろんな人の視線集まってきてる! しかもオレが悪いみたいな感じで見られてる! ど、どうしたらっ……!

「わ、分かったから! オレが悪かった! 泣くな!」
「う、うぅっ……もう一生帰れないかと思った……ぐずっ……」

一向に泣き止む気配がしない……。このままじゃ無駄な視線集まる上にオレが悪者扱いされるし、祭りの雰囲気が悪くなるかもしれない。
——仕方ない、ちょっと別のとこに移動しよう。

「こっち来い!」
「ひゃあっ……!?」


=====作者より=====

わたしもてんまみたいな彼氏ほしい
何が言いたいかっていうとてんまに彼氏になってもらいたry

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.158 )
日時: 2013/08/12 11:22
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59666.jpg

どうも作者のショートです・・・!

9日に参照が2500突破してました・・・ヒイイ・・・!


遅くなってすいません。

ありがとうございます。


りんねの私服はテキトーに自分の持ってる服組み合わせてみました(^ω^)←

キャラにセンスがある設定にしようとわたしにセンスないから意味ないんだよ!!!!!!!


あとでキャラ紹介もやります・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.159 )
日時: 2013/08/13 10:42
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59722.png

 +*キャラ紹介*+


名前:ジュディ
性別:女
年齢:16歳
誕生日:9月30日
血液型:AB型
趣味:ゲーム
特技:遅寝遅起き(特技?)
容姿:黄土色のストレートロング。白いヘアピンをつけている。制服はブレザー
設定:外人。一応美少女設定(絵は可愛くないけど(笑))てんまのことが好きで会って早々告白するも、フラれてしまう。ショートのことをライバルだと思っている。あすかと仲がいい。White魔法学校の生徒。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.160 )
日時: 2013/08/14 16:08
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59785.jpg

参照2600こえてました・・・ひええ


今回はジュディです


なんとなくこいつは休日外に出なさそう

まさに現実のショートをキャラ化した感じの生活送ってそうwwww


キャラ紹介に書いてないけどジュディ実はゲーム大好きですwwwwwwwww



とりま2600ありがとございましたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.161 )
日時: 2013/08/15 10:33
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=59830.png

遅くなってしまい申し訳ありません・・・。

本当は今の話が終わってからにしようかなぁなんて思ってたんですけど・・・

その前に無駄に参照突破したらどうしようと思いまして(;´д`)


参照2000突破イラスト兼残暑見舞いです。
ホントは暑中見舞いとしてうpしたかった・・・自業自得ですが


因みにこれ夏祭り編の浴衣・・・ですいちおー


バランスクソ悪いですね



いつも見てくださってる方ありがとうございます

そしてすいませんでしたm(_ _)m

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.162 )
日時: 2013/08/16 13:22
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

ショートの腕を引っ張り、物陰へ連れて行く。一瞬驚いていたものの、結局泣き止むことはなかった。

「うっ、うう……ぐすっ……」
「オ、オレが悪かったから……その、泣き止んでくれよ」

オレがそう言っても、なかなか泣き止んでくれない。なんていうか、こういう時本当にどうしたらいいのか分からない。こういう性格だからってのもあるのかもしんねぇけど……普段から誰かをなだめたりしてるわけでもないし、コイツもそこまで泣く奴じゃない……し。
どうやったら、泣き止んでくれるんだろうか……。

「あの〜……ショートさん?」
「ぐすっ…………ひっく……う、う、うええええん!!!!」

あぁっ!? なんかさっきより豪快に泣き出した……! これは本当にどうするべきなんだろうか。
……コイツには泣いて欲しくない、し……ホントは泣かせるつもりなんかなかったのに。
そんなことを思っていたら、体が勝手に動いていた。オレはぐずるショートを抱きしめた。

「オレが悪かったからっ……! 本当にゴメン! でも泣かせたかったわけじゃないんだ! その……だから、頼むから泣き止んでくれよ……!!」
「て、んま…………?」

驚いたのか、なんなのか……ショートは先程のように大声で泣いたりはしなくなっていた。その代わりと言ってはなんだが、ひたすら恥ずかしい。自分でやったことだけど恥ずかしい。そして何言えばいいのか分からない。ついでに言うと顔を見られたくない。間違いなく、この上なく、赤くなってるだろうから……。

「あ、あの……っ! てんま……ええと、その……暑いかも……」

そう言われてオレはハッとして離した。とりあえず泣き止んだのはいいものの、なんて言ったらいいのか分からない。とりあえず……謝るべきだろうか。

「えーと……その……いろんな意味でゴメン……。でもさっきのは……あの、ホントだから……オレはお前のことを泣かせたかったわけじゃなくて……」
「えっ……あ、あたしもゴメンね…………迷子になったのは、あたしが……悪いのに」

そう言って俯くショート。
あ、あれ? 意外と……抱きついたことどうでもいい感じ? いろいろ言われるよりは全然いいんだけど……え、何? それってつまりそういうことしても何も思われない的な? なんかそれはそれですごく寂しいというか悲しいというか虚しいというか……うーん。
まぁでもわざわざ聞く必要はないよな……!

「っておまっ……浴衣めちゃくちゃ着崩れしてんぞ!」
「えっ? あ……ホントだ……」

はっきり言ってよく今まで気にせずいられたなレベル。オレも今気付いたんだけど……。コイツほんとに恥じらいとかそういうのないよな。

「………………」
「どうした? 直さないのか?」
「あのさ……あたし浴衣の着付けできないんだよね」
「……だから?」
「てんま、あたしの代わりにやって!」

……すごい発言聞いた気がする。気のせいかな。……いや、気のせいであってほしい!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.163 )
日時: 2013/08/18 20:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)

「てんま聞いてる? あたし浴衣自分で直せないから、直して!」
「……いや、聞いてる。聞いてるけど……自分で何言ってるかよく考えてみろ」
「え? だからぁ……あたしできないんだもん! 知らない人にやってくださいなんて言えないでしょ! だからやってって言ってるんじゃん!」

………………こいつめ。確かに見知らぬ人に浴衣直してなんて言うのもどうかと思うし、そんな知らない人なんかにコイツの肌見られてたまるかよ……っていうのはオレが勝手に思ってるだけだけどな。
でも、だからといって……それはちょっと。

「お前さ、さっきやってもらったんだからちょっとくらいは覚えてるだろ?」
「えー!? うーん、と……えっと…………分かんない」

クソ……コイツはホントにっ……!

「お願いだよー、直してよー……」
「あーもー、分かった、分かったからっ……!」

そうだ、できる限り見ないようにすればいいんだ。それに元々多少見えてるし。…………うん。

 *

「えへへ、ありがとうてんま!」
「……どういたしまして」

まったくコイツは……! いや、まぁでも怒るだけ無意味なんだけど。絶対意味を理解してくれないし怒って泣かれても嫌だし……。

「……そういえば、もうすぐ花火だね」
「え? あ、もうそんな時間? ……早いな」

花火……花火を見るのなんていつぶりだろう。昔、千春とかと一緒に行ったことならあるけど……というか、それが最後かもしれない。でも千春たちが一緒だったっつーことは……もしかしたらあの時女物の浴衣着せられてたのかもしれねーな……。うう、思い出したくねぇ。

「……とりあえず、花火見えそうなとこ移動しようよ」
「え、あ、ああ……そうだな」

オレとショートは今いるとこから離れて、花火の見えそうなところに移動した。移動してる間、何の会話も生まれなかったけど……。でも、そのせいなのか歩いてる時間が、距離が、すごく長く感じた。

「……あ」

ショートが声を漏らした瞬間、上空が赤く輝く。花火大会が始まったらしい。ショートは既に完全に花火に見入っていた。
……なんだかなぁ。今日はなんか……すごく疲れた一日だった。まだ終わってないしこれから帰らなきゃいけないんだけど。突然祭りに行くことになるわ、りんねやゆうきとはぐれるわ、ショートに泣かれるわ……数えだしたらキリがない。それに、本音を言えば人ゴミも嫌いだし、最初は行きたくなんかなかったんだ。……まぁちょっと興味はあったし、断る理由もなかったから来たけど。

「うわあああ、てんま見て! あの花火すんごくおっきいよ!」
「分かったから落ち着けよ……」

それでも、今なんとなく幸せな気分なのは、きっとコイツが素直に笑ってくれてるからなんだと思う。さっきコイツに泣かれて、改めて分かった気がする。オレはコイツの笑顔がどうしようもなく好きなんだ。それ以外の表情が嫌なわけじゃないけど、何よりも笑顔が好きなんだ。

「ねぇねぇてんま」
「……何?」
「あのさっ、来年もお祭りあったら絶対一緒に行こうね! 約束だよ!」
「…………はいはい」

やったー、と言いながらはしゃぐショート。どうせオレのことだから、お前にどこか行こうって言われたら断らねぇよ、バカ。

「……惚れたオレの、弱みだな」
「えっ何? 何か言ったァ?」
「——何でもねぇよ」


=====作者より=====

これで終わりだよ

てんまくんはショートちゃんのことを溺愛してます

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.164 )
日時: 2013/08/19 13:43
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QlSid/7F)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=60038.jpg

どうも作者のショートです(´・_・`)

なんと昨日参照2700をこえてました。
恐ろしいですね←

今回はあさひです。
センスなんかありません(^ω^)


あとちょっとで夏休み終わるのに宿題やってナーーイ


誰か助けてください

あとネタください

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.165 )
日時: 2013/08/26 12:20
名前: はる歌世 (ID: HDoKOx/N)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?945005

参照は応援イラストです☆
宿題は高校レベルの無理なので。(笑)

荒らしに負けずに頑張ってくださいっ!←(これについてはショートさんの裏ホームページの感想に書いてます。)
ネタもくずでよければ考えてきます。( *`ω´)

ではっ。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.166 )
日時: 2013/08/26 13:15
名前: 鎌鼬 (ID: zfEQ.qrn)
参照: http://pokemon.www.co.ne.jp

じゃあ、肝試しとか音楽会とか…後確かとんがりぼうしには不思議事件があるんですね。それをやったらどうですか?
あ、はじめまして鎌鼬です!
タダ今、小説「いたポケ探偵団〜戦闘脱出ゲームの謎〜」を連載しました!良かったら参加をお願いします!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.167 )
日時: 2013/08/26 18:06
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: U.0LA5in)

>>165


コメントありがとうございます(´;ω;`)ブワッ
大丈夫ですわたしなんか高校生であのレベルです。わたしのほうがクソです(^ω^)
絵ありがとうございますん!!!!!!!!!!!!

ああああすいませんありがとうございます。頑張ります。


>>166


初めましてコメントありがとうございますー!!!!

そうですね・・・とんがりは幽霊屋敷もありますしね。
ありがとうございます(`・ω・´)

時間があるときに見させていただきます!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.168 )
日時: 2013/08/30 15:36
名前: はる歌世 (ID: HDoKOx/N)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=25722

こんに・・・・・じゃない。こんばんはー。なた考えてきました。おっと、ネタ考えてきました。←「なた考えてどうするつもりだったんだ。」byハルリ う、うるせええええっ!


んで。コラボ————間違えた。((間違えすぎ。byクララ
えっと、やっぱり、学園祭がいいなと・・・・!んで、告白大会とかも・・・・!

カトレア「ねえ、こっち書きなよー。」

スルー))あ、紫月ちゃん編の遊園地の、終わりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・で、では。
(参照ははる歌世魔法学校〜オリキャラ募集〜のです。)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.169 )
日時: 2013/08/26 20:02
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)

>>168


ありがとうございます(`・ω・´)

そういうのもアリですね・・・
そのうちやります!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.171 )
日時: 2013/08/30 13:24
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=60604.jpg

クソ遅くてすいません。

参照2800突破ありがとうございました・・・!


今回はあすかです!!!!!
りんねと被ってるような気がしたら気のせいってことにしといてください←


ありがとうございますありがとうございますry

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.173 )
日時: 2013/08/31 11:37
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=60657.jpg

参照2900突破!!!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!

放置しててゴメンナサイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


Twitterでほしぞら進めるのだりぃとか言いまくって!!!!!!!!!!!!ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


いい加減書きたいけどいまいち話がまとまらないのです・・・


うわああああああああすいません!!!!!!!!


とりあえず参照2900突破ありがとうございましたーーーー!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.175 )
日時: 2013/09/12 22:10
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)

参照3300突破してました。ありがとうございます。

そしてごめんなさい。


リアルも忙しいんですけど帰ってきてから絵とか小説とかかく気起きなくて…


暫く放置してしまうかもしれません。すいません。


月末くらいには更新再開できるように努めます。本当にすいません!

ck calvin klein watches ( No.177 )
日時: 2013/09/13 18:32
名前: ck calvin klein watches (ID: kSzpUasK)
参照: http://www.watchsreceiver.com/

calvin klein jeans 店舗

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.178 )
日時: 2013/09/15 00:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61548.jpg

大変お待たせいたしました。
いや誰も待ってないと思いますけどね…

参照3000突破記念の落書きです。
今回はゆうきです。

安定のモノクロ。


次キャラ紹介描きます!!!

遅くてごめんなさい!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.179 )
日時: 2013/09/15 12:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61574.png

 +*キャラ紹介*+


名前:あさひ
性別:男
年齢:15歳
誕生日:7月17日
血液型:A型
趣味:ゆうきに抱きつくこと
特技:ゆうきに殴られても絶対に死なない(特技???)
容姿:薄い水色の髪に女の子みたいな目 外見で言えば男子の中で一番コイツが可愛い(と思ってる)
設定:ゆうきの彼氏(ゆうきは頑なに認めない)ゆうきに会うたびに抱きついているけどいつも殴られる。最悪半殺しさせられている。しかし何故か死なない……。死ぬほどゆうきを溺愛してる。一人称は「僕」 Apple魔法学校の生徒。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.180 )
日時: 2013/09/15 22:12
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61609.jpg

参照3100突破記念です!
今回は菖蒲です。

菖蒲は一応お嬢様なんでなんか白いワンピースとか着てそうだなって…w


3100ありがとうございました!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.181 )
日時: 2013/09/15 23:26
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61618.jpg

参照3200突破記念落書きです!!!!
千春です!!!

千春は絶対気高きUV戦士だっ(`・ω・´)


3200突破ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.182 )
日時: 2013/09/16 10:08
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61636.jpg

参照3300突破記念です!!!!
四姉妹の次女、千夏です!

ゆうき同様それなりに露出してそうだな、とw


あと今日3500こえてました…ありがとうございます!!!


そして3300突破ありがとうございました!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.183 )
日時: 2013/09/16 11:07
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61635.jpg

参照3400突破記念です!!!
千秋です。

服装にそこまで意味がない…(笑)


参照3400突破ありがとうございましたー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.184 )
日時: 2013/09/16 12:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61640.jpg

参照3500突破ありがとうございます!!!
千冬です!!!!

千冬はこういうのが似合いそうだなと思ったので!!!!


そしてやっと追いつきました。

本当にありがとうございます。


今度の休日までには話を決めて、せめて1レスはしたいと思います。
ホントは7月くらいから季節ネタというか、海とか体育祭とか文化祭とかやってみてぇなーって思ってたんですよ。ホントですよ!

でも夏は夏祭り編やったし、体育祭と文化祭は両方やると絶対飽きるし、多分自分の学校の体育祭と文化祭が終わったらやりたくなくなると思うんで(笑)


これは小説とはあまり関係ないんですけど、なんと文化祭でのわたしのクラスの出し物が劇になったんですよ。
そして演劇祭のことを思い出してください。ショートは王子様の役でしたよね? ホントの主役ではないですけど主役に近い存在ですよね??

なんとわたし、クラスの劇主役その3やります\(^o^)/

こんなやつに主役やらせていいのか?って思ったけどまぁスタッフ埋まっちゃったんで頑張ります。

そして文化祭の劇の練習あったら更新率下がりますすいません。バイトもあるんでもしかしたら文化祭が近くなったら全然更新できないかもしれません。

ホントすいません!!体育祭の練習とかは知りません!!!www


次はキャラ紹介載せます!!!


3500ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.185 )
日時: 2013/09/16 14:17
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61644.png

 +*キャラ紹介*+


名前:あすか
性別:女
年齢:14歳
誕生日:10月14日
血液型:A型
趣味:読書
特技:編み物
容姿:黒のおかっぱ頭
設定:初期編にててんまに惚れる。一応告白はしていない。ジュディやショートをライバル視しているものの、最初にてんまがショートのことを好きと知ってそのあとショートがてんまのことを好きになってしまったため諦めている。けど好きらしい。影が薄い。恋敵ではあるものの、ジュディと一緒にいることが多い。かずさ魔法学校の生徒。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.186 )
日時: 2013/09/16 14:34
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61645.png

参照3000突破しましたので、イラスト描きました!
因みにこれは3000突破したときくらいに描いたイラストなんで…w

演劇祭のアリスです。要するにてんまです(ゝ。∂)

てんまってば主人公差し置いて全部の記念イラストに出てる…


まぁそんなことは置いといて3000突破ありがとうございました。

4000まで500切っちゃいましたけどね(笑)


とにかく、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いしますー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.189 )
日時: 2013/09/19 22:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61835.jpg

どうもショートです。
参照3600突破してました…ありがとうございます!!

土曜日…明後日次の話投稿します。
1レス分はできてるんですけど、一応明後日にしておきます。


3600突破ありがとうございました!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.193 )
日時: 2013/09/21 14:29
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61917.jpg

どうもショートです。
19日に3600突破したのに、昨日3700こえてましたヒエエ…

しかももうすぐ3800です。なんかすいません。


後で次の話うpします。
数年前のほしぞらを知ってる人からしたら懐かしいと思えるかもしれない人が登場します。

1ヶ月以上ぶりの更新です。

これからまた頑張ります!!!!


そして3700ありがとうございました!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.195 )
日時: 2013/09/21 20:54
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)

 **初期ショート 君臨!**


「クソてんまああああああ! どこ行ったのよおおおおおお!!!!」

ほしぞら魔法学校の学生寮に怒号が響く。オレのことをクソ付けて呼んでくるのなんて最近はゆうきくらいだと思ってたんだが……あの声は間違いなくショートだ。オレ何かしたっけな……?
とりあえず、アイツのこと探してみるか……って言っても学生寮そこまで広くないし、すぐ見つかると思うけど。

「あ、いた……」

割とアッサリ見つかった。流石学生寮内だな……。
……あれ? なんか、いつもと雰囲気違うような……気のせいだろうか。

「ちょっとてんまっ!」
「な、何だよ……」
「………………」

な、何で黙り込むんだ? 何か用があったんじゃないのだろうか。
しかも何か考え込んでるし……ホントにコイツは何があったんだろうか。風邪でも引いて、頭がおかしくなってしまったのだろうか。

「だ、だから……えーっとその、アンタ見てるとムカつくから一発殴らせろ!」
「はぁ!? お前が呼び出したんじゃねぇか! いくらなんでも理不尽すぎるわ! だったら最初から呼ぶんじゃねぇよ!」
「っう、うるさいわね!!!! とにかく殴らせろ!」

……まぁコイツに殴られても痛くも痒くもないんだけど、いきなり呼び出されてオレを見てるとムカつくから殴らせろ、なんていう理不尽な理由で殴られるのはものすごく癪だし……。

「理由もなしに殴らせるかよ。いいからお前は落ち着け」

殴りかかっていた拳を無理矢理止めて、ショートのことをなだめてみる。
……それにしても、ホントにコイツはどうしたのだろうか。理由もなく殴ってくるなんてコイツらしくないような……。いや……“最近の”ショートを見てる限りでは、だけどな。昔だったらやってたかもしれな……そういえば、よくよく考えたら今目の前にいるコイツ……少し前のコイツに、性格がそっくりだ……。

「ちょっと、何見てるのよ! 気持ち悪い、見ないで!」
「なっ……! お前なぁ……!」

……と、そこへゆうきが登場。すると、何か面白いものでも見つけたような表情をしながらこっちへやって来る。最悪だ……!
……いや、でもゆうきも前のショートのこと知ってるし……聞いてみようかな……。

「ショート、てんま、何朝っぱらからいちゃいちゃしてんのよ」
「し、してねーよ!」
「は? 誰がこんなゴミクズのような男といちゃいちゃしてるって?」

……そこまで言われると流石に凹むんですが。あの時のオレは毎日こんな言動に耐えていたのだろうか……。

「……てんま……この子どうしたの?」
「いや、オレにも分かんねぇんだよ……。たださ、なんか……ちょっと前のアイツの性格に似てないか?」
「え? あー……言われてみれば……あの時のショートはてんまのこと死ぬほど嫌いだったしね」
「わざわざ言わなくていいっつの!」

そんなこと知ってるしどうせ今だって少なくとも好かれてはいない……。
じゃなくて、ホントにコイツはどうなっちまったんだ……?


====作者より====

そんなわけで次は初期ショートちゃんです。
覚えてる人いるかな(`・ω・´)

要するにてんま不憫回ー\(^o^)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.197 )
日時: 2013/09/21 21:45
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=61952.jpg

ヒイイ3日連続で1日で100…うあああすいませんありがとうございます!!!!


そしてもうすぐ3900…(;´д`)


とりあえずありがとうございます。

今回は幼馴染のチョコなんですが、前回私服?だったので制服にしてみました!!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.199 )
日時: 2013/09/22 11:53
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: DQ6CtGsj)
参照: http://uploda.cc/img/img523e5a9cc1404.jpg

どうもショートです。
ついに3900突破しましたありがとうございます…!!

今回は実弟のゴスペルでございます。

これで4日連続ですね(;´д`)

嬉しいけどイラスト描くのつk(ry


今(幼馴染、弟を除いて)私服バージョンのイラストを描いていますが、
再び一周(なるみまで終わったら)したら今度は落書き漫画にしようかなぁと思ってます。
そんなわけでよろしくお願いします。

数で言えば4300からですかね。あと黒ショートとなるみだけなので。
次の4000はモノクロ落書きになるので、りんねです(`・ω・´)


とりあえず3900ありがとうございました!!


あとでまた小説投稿します。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.201 )
日時: 2013/09/22 16:14
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: DQ6CtGsj)

————あれから数十分。アイツの態度が変わることはなかった。
ハッキリ言ってオレに敵意むき出し。軽々しく殴るだの殺すだの言ってくる。むしろよくこの性格があそこまで丸くなったもんだな……。
でも逆に何故コイツは昔の性格に戻ったんだろう。

「おい、ゆうき。結局何でコイツはこうなっちまったんだ?」
「知らないわよ、あたしに聞かないでよね。というかあたしは被害受けるわけでもないし構わないわ」

……オレは? これ以上あんなこと言われ続けたらオレの心が持たねぇよ……!
なんかこう考えてみるとオレ、あの時どんだけ精神強かったんだろう。……ああ、でもそういえばあの時はオレもアイツに対して酷いこと言ってたんだ。それで帳消しにしてたのかもしれない。だからといってまたアイツに酷いこと言おうなんて思えないしなぁ……。

「ちょっとショート」
「? 何よ、ゆうき……」
「あのさ、ホントにショートはてんまのこと嫌いなの? 照れ隠しじゃなくて?」
「……照れ隠し? 何であたしがコイツに対して照れ隠しとかしなきゃいけないの?」

う、うーん……なんかもうホントに元通りって感じだな。オレと一緒にいるときは終始オレのこと睨んでくるし……。

「ほ、ホントのホントに嫌いなわけ? 微塵も好きじゃない?」
「……てんまと同じ空気を吸っているって考えるだけで吐き気がするし、一緒にいるとイライラするし癪に障るし、なんていうか……すっごく殺したくなるのよ」
「ああ、嫌いを通り越して大嫌いなのね」

どうしてわざわざ言うんだよ!!!! もうオレのヒットポイント、ゼロどころかマイナス10くらいだよ!
コイツら純粋に酷い!!!! 鬼だ、悪魔だ! 女ってコワイ!

「うーん……もう何もかも以前のショートって感じねぇ。何でこうなっちゃったのかしら……あ、あたしたちバカで考えてもしょうがないし、りんねに聞いてみるか!」

……オレもバカ扱いされたのがすごく気になるけど、オレもよく分からないしここは突っ込まないでおこう……。

 *

オレたちは以前の性格に戻ってしまったショートをつれて、りんねの部屋に行く。

「……ホントに前のショート、って感じね……そのうちてんまに精神的どころか身体的苦痛が襲ってくるわね」
「そういうこと言うのやめろよ!」

そういえばいろいろやられてたような……気がしなくもねぇな。というかされてたしやり返してた。

「…………うーん、でもあたしも理由……分かんないわね」
「りんねでも分からない? そうなるともう諦めるしかないのかしら……」

……どうしてうちの学校の先生は端から戦力外通告なのだろうか。あの人たちの方が間違いなく色々知ってそうだけどな……。

「……あ、そういえば! 噂で聞いただけ……なんだけど、一週間くらい前におまじない担当のミスキーキー先生が新しいおまじないを作ろうとして失敗しちゃったらしくて。
そのおまじないっていうのが、季節を変える? みたいなものだったらしいんだけど、もしそれが作用してるとしたら……」
「季節じゃなくて、個人の記憶が操作されてる的な?」
「……そういうことじゃないかな、って思っただけよ。確証はないわ」

あの先生、そんなことしてたのかよ。しかも失敗したんかい!
もしそれが原因だとしたら教師が生徒に迷惑かけたってことになるわけだよな……まぁホントかどうか、まだ分からねぇけど。
とりあえず先生のとこ行ってみるしかないな!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.207 )
日時: 2013/09/23 15:25
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)

「ちょっとクソてんま! 触んないでよ気持ち悪いわね!」
「うるせーな、静かにしろっ! りんねが先生のところ行ってる間、お前のこと捕まえとけって頼まれたんだから仕方ねーだろ!?」
「別に逃げないから捕まえなくていいんですけど! というかアンタさっさとどっか行きなさいよ!!!!」

職員室前でギャーギャー騒ぐオレたち。非常によろしくない行為ではあるが、先生に怒られるよりもりんねに怒られる方がよっぽど怖いからもうどうでもいいです。
ショートのこと逃がしたら絶対に怒られる……。

「お待たせ。ミスキーキー先生に聞いてみたら、やっぱりそれが原因かもって言ってたわ」
「ど、どうしたら直るんだ?」
「……それが、まだ分からないらしいのよ」

ま、まだ分からない……? と、いうことは……。

「その方法が見つかるまでオレどうしたらいいんだよ!」
「いやぁ、もうそれは……可哀相だとは思うんだけどさぁ、どうしようもないことってあるじゃない?」
「あるじゃない? じゃねーよ! こんなん毎日続いたら絶対ストレスでハゲるわ!」
「あら、平気よ」

真顔で言い放つりんね。
自分は被害がないからどうでもいいってか……!?

「遅かれ早かれアンタはどうせハゲるだろうし、今ハゲたっていいでしょ?」
「予想以上にヒドかった!!!!」

何でオレの周りにいる女子はこんなヒドいことをハッキリ言っちゃうの!!??
オマケにまだマシだったショートまで性格が戻ったらオレホントにストレスでハゲるんですけど!!??
っていうか、何でオレが将来ハゲる前提で話が進んでんだよチクショォーーーッ!!!!

「てんまがハゲたら、クソてんまじゃなくてハゲてんまって呼ぶことにするわね!」
「やめろ! これ以上オレの心に傷をつけないでくれ!!」

クソてんまも十分嫌だけど、ハゲてんまはもっと嫌だ……じゃなくて何でコイツらはオレが絶対ハゲるみたいに言うんだ! ヒドすぎるだろ!!
もうホントこいつらどうにかしてくれ!!!!

「でもホントどうしたら元に戻るのかしらね。あたしもあのショートに慣れちゃったから違和感がすごいわ」
「まぁどっちにしたってお前に対してはすごくいい子だったけどな……」

その十分の一でいいからオレにも優しくして欲しい。いや、十分の一は欲張りすぎたかな。百分の一でもいいから優しくして欲しいですショートさん……。

「そうだわ、あたしたちでも元に戻す方法を探ってみましょうよ」
「探る……っつったって、おまじない得意なのりんねだけだろ。オレもコイツも……ゆうきをつれてきたって戦力外通告だぞ」
「はァ? アンタよりはできるんですけど。ふざけたこと言ってると部屋の中に生ゴミブチ込むわよ!」

…………もう嫌だ。というかどうせ何も言わなくたってブチ込むんだろ……?

「でもあたし一人じゃ無理だし。みんなでやった方が面白そうじゃない!」
「……ゆうきは、呼ばなくていいのか?」
「ゆうきはさっきあさひに連れてかれちゃったからしょうがないわよ。というわけでおまじないを解く方法、探しに行くわよ!」

……え、これってマジなの?


====作者より====

てんまよりわたしの方がハゲそうだよ
(訳:最近抜け毛が激しすぎてハゲそう←)

てんまはアホ毛さえ残ってたらてんまだって分かるんじゃないっすかね だってアホ毛が本体だし☆〜(ゝ。∂)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.210 )
日時: 2013/09/23 21:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)
参照: http://inamori5678.wix.com/starry-sky

どうもショートです!!
今回は絵でも小説でもなんでもなく、ただの宣伝です(ゝ。∂)

実は数ヶ月前からほしぞら魔法学校専用のHPを作ってましてネ

それの宣伝です(ゝω∂)てへぺろ☆


参照のとこに貼ってあるので、是非コピペして行ってみてください

まぁ今のとこ面白いものはないんですけど…
これから増やしてく予定です

ここでもキャラ紹介や参照記念絵など見れます


ではでは(`・ω・´)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.211 )
日時: 2013/09/24 18:22
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)
参照: http://uploda.cc/img/img524158e2d389a.jpg

どうもショートです!!
ついに参照4000いきましたありがとうございます!

実は昨日でこの短編集を作ってからちょうど半年だったんですよね。
約半年で4000いけるなんて思ってなかったです。
嬉しいです本当にありがとうございます!!

10月は本当にいろいろと忙しかったりするので小説更新ガチ下がると思います
PCやってても疲れて書く気起きなかったら更新できませんし…
そんなわけですいません。


そしてこれからも頑張るので生温かい目でもいいので見守ってくださると嬉しいですw


それでは!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.212 )
日時: 2013/09/25 21:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)
参照: http://uploda.cc/img/img5242d5523528d.png

 *+キャラ紹介+*


名前:杜若
性別:男
年齢:13歳
誕生日:12月28日
血液型:AB型
趣味:植物について調べること
特技:素早く土下座すること・謝ること
容姿:薄黄緑色の双葉
設定:菖蒲の双子の弟。何故かショートが好き。理由はわたしも分からないけど脳内で勝手にそういうことにしてたんだと思う。ごめん杜若。杜若が告白する数時間前にショートがてんまに惚れてしまい、振られてしまうカワイソウな奴。まだ諦めたわけではないらしい。てんまとは恋敵であるためか、よくてんまのことをからかったり喧嘩したりする。てんまとショートが両想いなのは知っているらしい。植物魔法学校の生徒。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.213 )
日時: 2013/09/26 22:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)
参照: http://uploda.cc/img/img52443adfd99e7.png

どうもショートです。
2日くらい前に完成した参照4000記念のイラストです\(^o^)/

せっかくなので初期ショートにしてみました。
そして結局セリフつけました(笑)

いや最初ある人にまた別のセリフでこの絵をあげたんですけどね…あのセリフはいろいろアカン気がしたので←
でも伏字でちょこっと出てますwww

ホントはセリフなしでうpしようとしてたんですけどね、怒ってる?だけじゃ初期ショートの性格の悪さがわからないかなって思いまして!
セリフつけました。因みにてんまに対してだけあそこまで性格が悪くなっちゃうのです。まぁ死ぬほど嫌いらしいからしょうがないっすけどww

ほかの女の子とかには性格悪くないです。そこまで。ゆうきとなるみに対しては微妙だったような気がする。


因みに初期ショートと現実ショート(要するに作者のわたし)でどちらが性格悪いか比べたら間違いなくわたしの方が性格悪いから大丈夫です!(何が大丈夫なんだろう)

わたしクソ性格悪いからね 直す気まtttttttttttttttttttったく無いけどね
クズですから(`・ω・´)


そういえば今日体育祭があって、無事終了したので一つ行事が消えたのですが、来週文化祭なので更新率の低さは変わりません。
というより体育祭は当日以外基本何もしてないので体育祭はぶっちゃけどうでもいいんですけどね←


読んでる人なんていない…とか勝手に自虐してもいいんですけど参照が4100とかこえちゃってるんでそんなこと言ってる場合じゃないっすね。
参照4000、ならびに4100ありがとうございます。明日忙しいから絵うpしても深夜位になっちゃうと思います。ごめんなさい。遠回しに今日描く気はない宣言。


ではではこれからも性格悪い主人公ともっと性格悪いわたしをよろしくお願いいたします\(^o^)/アッー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.216 )
日時: 2013/09/28 13:37
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)
参照: http://uploda.cc/img/img52465c7ac1dea.jpg

どうもショートです。
言ってた通り今日絵を描きました。

最近もうなんかいろいろめんどくさい←

今回は黒いショートちゃんです。
コイツはショートのドッペルゲンガーだし性格もあんなんだからこれでいいだろうという感じで描きました_(:3 」∠)_

杜若の女バージョン、みたいなwww

体育祭一昨日やったのに未だに筋肉痛が・゜・(ノД`)・゜・


とりあえず4100ありがとうございましたん!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.219 )
日時: 2013/09/28 16:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)

りんねが言ってたことはマジらしく、あまり人がいない遺跡の前に来ていた。そして相変わらずオレに敵意丸出しのショート。
……これがどうにかなってくれるのなら……やっぱり、やるしかないよな。うん。

「ねぇ、ショート。昨日のことって覚えてる?」
「え……昨日? 昨日は……えーと、魔法語の教科書を忘れて先生に怒られたような」
「……記憶喪失、とかじゃないのね」

そういえばコイツ昨日教科書忘れてたな……。昨日のことを覚えてるってことはりんねの言うとおり記憶喪失じゃない。
……でも、昨日オレ割とコイツと会話したような気がするんだけど……そのへんのことはどう思っているのだろうか。それに、昨日と今日で性格が違うとか……思ったりは、してないのか? どうなんだろう。

「うーん……どうしたらいいのかしら。かなだらいの魔法とか、雷の魔法をぶつけたりすれば、元に戻るのかしら」
「ショック療法!!??」

……りんねってたまに恐ろしいこと言うよな。でも普段ゆうきに魔法ぶつけられても性格変わったりしないから無理なんじゃなかろうか。
それに普通に性格を直す……とかいうのだって十分大変なのに。どうやったら戻るんだろうか。

「ねぇ、ところでさぁ……さっきから二人は何の話をしてるわけ? 全然分からないんだけど。
おまじないがどうとかって……なんなの?」

心底不思議そうな顔をするショート。でも、昨日と今日でお前の性格が変わっているからそれを戻すためにいろいろ考えてる————なんて言って信じてもらえるのだろうか。
もしオレがそう言われたって信じないだろうなー……ていうか信じられる方がすごいような。

「そうねぇ、ショートは昨日の自分と今日の自分……なんか違うって思ったりしない?」
「……? 昨日と、今日……? 別に何も違わないと思うけど?」

うーん……コイツの中で昨日の性格と今日の性格、変わってたりしないのかも? というか、今の性格に塗り替えられてるとか? ……なんか段々ワケ分かんなくなってきた。

「……そう。でもね、あたしたちからすると大分違うのよ。アンタの性格が、さ」
「性格が、違う? どういう意味? あたし、ずっとこの性格よ??」
「ショートからしたらそういう風に思えるかもしれないけど、違うのよ。特に————……」

りんねがそこまで言うと、ショートに近付いて耳打ちをする。何だ? オレに聞かれたらマズイことでもあるんだろうか。
そう思ってると、突然ショートの顔が真っ青になり、オレのことを凝視してきた。

「な、ないっ! 絶対ない、それは無いありえない誰がこんなキモい奴のこと!」

……キモい奴……ってオレのこと? なんていうか相変わらずヒデェ……。
というか、りんねは何を言ったんだろうか。りんねもオレの悪口を行ったのか? だからオレに聞かれないようにしたのか? コイツらヒドすぎじゃね?

「そう言われても……ホントにそうだったのよ。だから、違うって言ってるの」
「…………あああ……人生の汚点だわ……!」

申し訳なさそうに言うりんねと、人生の終わりかのように項垂れるショート。そして心に傷が増えていくオレ。
帰らせて欲しい……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.220 )
日時: 2013/09/29 14:08
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: aY4xXona)
参照: http://uploda.cc/img/img5247b58675c96.jpg

参照4200こえました!!!!
ありがとうございます!!!!!!

一応なるみです。
ウザさ消してみた 誰コイツ

そんなわけで4300からはテキトー漫画になります多分


ではでは4200ありがとうございましたっ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.221 )
日時: 2013/10/06 01:45
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: a32fGRWE)
参照: http://uploda.cc/img/img525041f82da4e.jpg

どうもショートです。
昨日文化祭終わりました。

次はテストですアアアア


まぁそんなことは置いといて。
昨日ついに参照が4300突破しました。
ありがとうございます!

そんなわけでくだらない漫画もどき描いてみました。

2コマだけですけどねwwww


とりあえずありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.222 )
日時: 2013/10/13 15:16
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: a32fGRWE)
参照: http://uploda.cc/img/img525a3a06d9811.jpg

どもどもショートですん!
数日前に参照4400突破してました、ありがとうございます!!


更新は気が向いたらやります。

今は更新したくないから更新しない(`・ω・´)
それがわたしだ!

ていうかホントはPCやってる場合じゃねぇんだよ…3日後テストなんだよ…
課題やってるべきなんだよ!!(一つも終わってない)


テスト終わったらすぐ修学旅行だからこれまた更新できないと思います
落ち着いて更新したいと思えるようになったら更新します〜〜


とりあえず4400ありがとうございました。

因みに今回の漫画は実話です。
しかも今日の昼間にやらかしたこと わたしはアホなんですよ!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.223 )
日時: 2013/10/15 20:00
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: bb2N.JWt)
参照: http://uploda.cc/img/img525d1fd94d7af.jpg

どうもショートです。
参照4500超えてました…ありがとうございます(;´д`)

テストが明後日に延期になりました。何もやってなかったから台風に感謝(クズ)

500の倍数になったんでキャラ絵も描きます
お勉強は…延期になったんで、後でやります(クズの極み)


4500ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.224 )
日時: 2013/10/19 00:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: bb2N.JWt)
参照: http://uploda.cc/img/img52615831acb53.jpg

4600こえたので続き描きました。

ヤマもオチもないクソ漫画です(ゝω∂)てへぺろ☆


申し訳ないのですが4500のキャラ紹介は修学旅行から帰還してからにしたいと思います
すいません!


個人的にごっこは誰がなんのキャラやってもいいと思います←

ショートさん妊娠しそうに見えないけど逆に妊娠させそうにも見えないだろーがwwwwwww(



あと小説も修学旅行終わってからにしますん

修学旅行終わったら期末までなんもないはずなんで、それから頑張ります〜〜〜


4600ありがとうごじゃいました←

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.225 )
日時: 2013/10/23 15:07
名前: 夏村 ◆7ZbiYKpriI (ID: OHqLaWWa)

初めまして、こんにちは!

話をたくさん書かれていてすごいです! 読むのに少し時間がかかってしまいましたが、早速コメです!
ショートとてんまは両思いなのに、お互い全然気づいてないところがじらされるというか……でもそこが読んでて面白いです^^
特にてんまがいじられてるところが笑えましたw女装させられたりチビになったり楽しそうwww
これからもバシバシいじられてほしいです(・∀・)

参照の絵を見ましたー! かわいいしすごく上手いですね! 絵が得意なんですか?
更新が遅めになるかもとのことらしいので、のんびり気長にお待ちしてます
これからも頑張ってください(´∀`)ノシ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.226 )
日時: 2013/10/26 23:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 16/cv9YI)

>>225


初めまして!

半年以上経ってるのにあれしかないからそこまでたくさんでは無いと思います(‾▽‾;)
くっついて欲しいけどくっついて欲しくないな…って思ってたらこうなりましたww

てんまは不憫キャラなんで多分まだいろいろやられると思います( *`ω´)

ありがとうございます(*´ω`*)
絵は小説と同じで趣味の一つです。

すいません;;修学旅行終わったんで時間あるときはできるだけ更新します(;´д`)
コメントありがとうございました!

ゴヤール ( No.227 )
日時: 2013/10/27 03:15
名前: ゴヤール (ID: ytdbmKtD)
参照: http://zixunbox.com/ゴヤールアウトレット.html

GOYARDサンルイのグリーンも緑が合わせやすい人気色。GOYARDサンルイのブルーはネイビーより明るい青です。春と夏の色で人気色といえば、GOYARDサンルイのオレンジ。秋ならGOYARDサンルイのパープルが人気色です。GOYARDサンルイのネイビーは秋冬の人気色。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.228 )
日時: 2013/10/27 16:09
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 16/cv9YI)
参照: http://uploda.cc/img/img526cbbb717d1f.jpg

どうも作者のショートです。
修学旅行に行ってるあいだに参照4700突破してましたありがとうございます!!

いつこえたか分からないですけどね(´・_・`)

とりあえずありがとうございました!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.229 )
日時: 2013/11/04 00:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: http://uploda.cc/img/img52766f88d06ab.jpg

すいません、休日起きるの遅かったりバイトだったりでなんだかんだ更新できませんでした…


参照4800突破ありがとうございました!

今回もてんショ(笑)


わたし得っぽいのしか描いてないですね

まぁ小説そのものがわたし得感あるし今更ですけどね…

わたしの小説だからしょうがないよね(´<_` )


そんなわけで(?)4800ありがとうございました

キャラ紹介やるの忘れてたスイマセン

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.230 )
日時: 2013/11/04 13:14
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: http://uploda.cc/img/img52771b8dda672.png

+*キャラ紹介*+


名前:菖蒲/あやめ
性別:女
年齢:13歳
誕生日:12月28日
血液型:AB型
趣味:ガーデニング・植物について研究したりすること
特技:謎の薬物を作り出しちゃうこと
容姿:緑のウェーブがかった髪
設定:杜若の双子の姉。お嬢様口調でしゃべっている。実はモノホンのお嬢様らしい。なんか初期ほしぞらでショートの実弟と付き合うことになったっぽいけど話に活かされた試しは一度もない。怪しい薬品を生み出すのが得意で、よく杜若に飲ませてる。危ない。姉なのに弟の杜若より出番が少ないお姉ちゃん。化粧品とかの支払請求を全て杜若に押し付けてる酷い姉だからしょうがない。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.231 )
日時: 2013/11/04 15:14
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)

今現在のオレら三人の状況はというと、りんねはどうおまじないを解くか悩んでいて、(以前の性格に戻ったままの)ショートは先程りんねに聞かされたことで未だに落ち込んでいて、オレはショートとりんねからの精神的攻撃で落ち込んでいる。なんだこの状況意味分かんねぇ。

「やっぱりショートがもう一回てんまを好……」
「それはないからっ! 絶対ないからっ! ありえないからっ! 誰がこんな気持ち悪い変態ストーカー男なんか!」

十分に一回くらいのペースでオレの心に傷が増えていく。というか何で昔のネタ引っ張り出してくるんだよ!!?? つかオレは変態でもストーカーでもねぇよ! ちくしょう!
そんなこんなでオレの心が一方的にやられていると、遠くからりんねを呼ぶ声が聞こえてきた。声の主はこの事件の犯人だと思われるミスキーキー先生だった。解決方法を思いついたのだろうか……?

「りんねさん! ショートさんを治す方法が分かりましたよ!」
「ホントですか!!??」

おお……! これでようやく元に戻るんだな! よかったよかった!
でも、どんな方法なんだろうか。もしすごい難しい魔法を使わなきゃいけない……とかだったら確実にオレらにはできないし……。

「私がやったおまじないの方法を、逆にやればいいんですよ」
「そ、それって、どういうことですか?」
「例えば虹をかけるおまじないだったら呪文を唱えてからターコイズを手に持つでしょう? それをターコイズを手に持ってから、呪文を唱えるということよ」

そういうことか……って、そしたら先生じゃないとできなくないか? オレらそのおまじないの方法知らないし……。

「私がやってもいいと思ったんですけど、これから出かけなきゃいけないから、二人にお願いしますね。おまじないの順番は書いておいたから……」
「え、あ、はぁ……」
「それじゃ、すいませんが私は出かけてきますね」

そう言ってどこかへ行ってしまう先生。………………え、マジで?
真面目にオレらがやるの? でもオレらに任せるってことは、オレらにもできそうなこと……なんだよな? そうじゃなきゃ、出かけてからやるって言うよな普通……。

「り、りんね……どんなおまじないなんだ?」
「んー……まず、青いチューリップを探さなきゃいけないっぽいわね……」

は!? あ、青いチューリップ……? それって確か特定の場所でしか咲かないやつでは……!?

「確か青いチューリップは洞窟の奥に咲いてるはずよ。と、いうわけで……体力が有り余ってそうなてんまくん、行ってきてもらえるかしら?」

ものすごいいい笑顔で言い放つりんね。……クッソ……どうせ拒否権ないんだろ……。

「分かったよ、行くよ、行ってくればいいんだろ!?」
「ありがとう、助かるわ〜!」


=====作者より=====

久々更新です・・・・すいません。

Re: 【久々更新】とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.232 )
日時: 2013/11/06 23:10
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: >>>突然のショート視点<<<

渋々、といった感じでクソてんまが洞窟の方へ向かっていく。
それにしても、やっぱり信じられないなぁ……あたしの性格が違うだなんて。何がどう違うのかもさっぱり分からないし……。そ、それに————あたしが、あんなクズのことを好きだったなんて、ありえないわよ!

「ね、ねぇりんね……」
「ん? 何?」
「りんねも……、やっぱり今のあたしじゃなくてその、昨日まで? のあたしがいいの?」
「んー……あたしはどっちでもいいけど、てんまがどうだかねぇ」

いや、あたし的にはクソてんまのことなんかどうでもいいんだけど。
…………そういえば、二人があたしのこと「前の性格に戻った」とか言ってたけど……これからおまじないを解いたら、あたしはまた……元のあたしに戻るんだよね。よく分かんないけど……寂しいような、そうでもないような……。

「そ、それよりもさ……もしもまた失敗しちゃったら、あたしはどうなるわけ?」
「……だ、大丈夫よきっと成功するわ。あたしも頑張るから」
「なんかすごい不安なんだけど……」

あれ? でもあたしがこうなった理由って確か失敗したからでは……?
う、うーん……でもあたしおまじない苦手だし、考えてもしょうがないか。りんねに任せよう!
……あああ、でも戻ったら……戻ったら…………あのバカのこと、好きになるってことなんだよね……? そんなの嫌だ! 嫌すぎるっ!

「さっきからすごい表情がコロコロ変わって面白いことになってるけど、どうしたの……?」
「え、あ、いやー……ほら、性格が戻ったら……クソてんまのこと好きってことに、なっちゃうんでしょ? それが嫌だなって……」
「そんなに嫌なの?」
「当たり前じゃんっ! 何であたしがあんなバカでクソで変態でストーカーで、意地悪で性格ひん曲がってるような男のことを好きにならなきゃいけないわけ!!??」

あたしが大きな声でそう言うと、後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。

「バカでクソで変態でストーカーで、意地悪で性格ひん曲がってるような男ってここのこいつのことですかねー? ショートさぁん?」
「うぎゃあああああ!!?? なっなななな何でいるのよーっ! どっか行け、この変態野郎!!!!」
「変態じゃねーしっ! ついさっき戻ってきたんだよ!」

す、好きになるとかそういうとこは聞こえてないのかしら? だったら、まぁいいんだけど……。

「あ、りんね。あったぞ、青いチューリップ」
「ありがと。よし、それじゃおまじない解くわよ。ってことでショートこれ持って」
「え!? 青いチューリップあたしが持つの? ま、まぁいいけど……」

…………ついにおまじない、解くのね。ああ神様、お願いだから性格戻ってもてんまのこと嫌いなままでいさせてー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.233 )
日時: 2013/11/06 12:54
名前: 夏村 ◆7ZbiYKpriI (ID: KcroCul6)  

こんにちはー(・∀・)

おお、続きが書かれている!
てんまの嫌われっぷりがパネェですwwww
ショートも容赦がなさすぎるww

どうやって戻すのかなーと思ってたんですが、なるほどおまじないを逆にやるんですね(・ω・)フムフム
次回は元に戻れるのかな?
ショートはてんまに関しては戻りたくなさそうですがww
続きが楽しみです(´∀`)ノ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.234 )
日時: 2013/11/06 23:20
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)

>>233


久しぶりに更新しました(笑)

(個人的にですがw)ショートはてんまに対する感情が両極端なのかもしれないですwwww
そういうとこに関してはすごい素直な子なので…wwww

多分戻れると思います 多分w

頑張りますw コメントありがとうございます_(:3 」∠)_

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.235 )
日時: 2013/11/12 19:53
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: http://uploda.cc/img/img5282080204130.jpg

どうも!!!

参照4900突破してました・・・ありがとうございます!!!


今回は漫画じゃないけどちょっと本気出した落書きですwww
真面目に色塗りしました( *`ω´)

白黒だよ!!!

あとなんかサイズがちょっとでかいですw
拡大しなくていいのよ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.236 )
日時: 2013/11/17 00:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: てんま目線に戻ってます

青いチューリップを手にしたショートに向かって、りんねがミスキーキー先生から教えてもらったおまじないを唱える。すると、突然辺りいっぱいに光が放たれる。けどそれは一瞬でおさまってしまった。
…………おまじないは、解けたのか……?

「……んっ……?」
「あ、ショート! 大丈夫? どっか痛いとか、そういうのはない?」
「え、あれ? りんね? 別にどこも痛くないけど……何であたしここにいるの?」

どうやらさっきまでのことを何も覚えてないみたいだ。ということは、おまじないは成功したのだろうか? それとも、まさかまた全然違う性格になってたりして……。い、いや、それはない……よな? きっと……。

「うおっ、てんままでいる! 何で何で?」
「いや、さっきからいたんですケド……」
「えっ、ウソ、ごめん! 気付かなかった……」

てへぺろ、とか言いながら舌を出すショート。
うん……まぁ、別にいいけどさ。というか、性格は元に戻ってくれたのだろうか。さっきまでの攻撃的な印象はないけど……。

「ところで、ショートに聞きたいことがあるんだけど」
「ほぇ? なぁに?」

再びりんねがショートに耳打ちで何かを尋ねる。すると、先ほどとは対照的にポストのように顔を真っ赤にさせるショート。
……あれって同じこと聞いてるんだよな……? 何を聞いてるのかは知らんが、何で今とさっきでこんなに反応違うんだ……? というか何を聞いているんだろうか。まぁ聞いたところで教えてはくれないんだろうけどな……。

「なっ、ななな何でそんなこと聞くのっ……!!??」
「いやぁ、ちょっとね……で、どうなの?」
「し、知ってるくせに……」

ショートがそう言うと、りんねはホッとしたような表情になる。そして、オレの方に向き直り、言った。

「大丈夫よ、ちゃんと戻ったわ」
「そ、そうか……」

……ホントに何を聞いたんだろうか。というかそれだけで戻ったって分かるとかすごいな……。
なんてことを考えてると、ふと誰かからの視線を感じ、そちらを見てみる。すると、ショートがオレのことをガン見してた。

「な、何だよ……オレに何か用でもあんのか?」
「え? うーんと……なんていうか……頭の中で何かがてんまのことをバカにしろとか、嫌いになれとか、ほしぞら魔法学校から追い出せとか言ってくるような……」

うーん、と唸りながら考え込むショート。頼むから気のせいであってくれ……。これ以上悪口言われたりしたら絶対ハゲる……。

「まぁでもいいか! そんな時もあるよねっ!」
「あるんだ!!?? てか、よくねぇよ! お前普段そんなこと考えてんのか!!??」
「えー? えっへっへ……」
「その顔ムカツク! で、どっちなんだよ!!??」
「言ったところで怒られるだけだから、逃げますっ!」
「あっ、こら、待て! 逃げんじゃねぇ! 話は終わってねーぞ!」

言ったら怒るようなこと考えてるのかアイツは……。
ああもう、なんなんだ今日は! オレが不憫な日? いや意味分かんないわ……。ていうかそんな日いらん。
とりあえずこれ以上ショートが昔の性格に戻りませんように……。



=====作者より=====


これにて初期ショート編終了致しますん。
読んでくれた人ありがとうヾ(@⌒ー⌒@)ノ

次のネタとか微塵も考えてないんでもうちょっと待っててくだせぇ。
さーせん。

なんかもっと面白い話が書けるようになりたいンゴ・・・_(:3 」∠)_

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.237 )
日時: 2013/11/17 00:52
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: http://uploda.cc/img/img528781fcf405d.JPG

 *+ネタ募集+*


〜あまりにもネタがないのでネタの募集をします〜


・思いつきでも何でもいいです
・このキャラでこんな話やってほしい、みたいなのでもいいです

ただ、ショートさんの脳みそは容量が少な・・・・すぎるのでこんなバカでも分かるような説明もあると嬉しいです
そして多少ズレてしまうかもしれません・・・すいませんバカなんですわたしヽ(;▽;)ノ

「このキャラにこの役とか似合わないかな」とか気にしなくていいですマジで。
なんせ作者本人がキャラ紹介に沿った性格にできてません。


この中で一番重要なポイントは「ショートはバカ」ということです。
学力ももはや自慢できるくらいにバカですし、常識的なことも全然理解できないくらいバカです。全然違った意味で理解することも多々あります。
だからいろいろおかしなことになるんです。いろいろ。


そんなわけでよろしくお願いします(土下座)


※因みに次の話は早いけどクリスマスにすることにしました。
早すぎだろって思うかもしれませんが、その話が完結する頃にはクリスマス到来してる気がするんですよ(クズ)

わたしもいろいろ忙しいので・・・すいません。
その忙しいうちの4分の1くらいはわたしがバカだからなんですけども。

そのクリスマス編がいつか完結したらそのときに使わせていただくと思います。今のとこそんな予定_(:3 」∠)_


ネタを書くときのテンプレ↓



***************ショート救済用ネタ***************


誰視点がいいでしょうか [  ]

どんなお話を書いて欲しいですか?

[   ]


ご協力ありがとうございました☆〜(ゝ。∂)


*************************************************


参照のところにわたしのネタ帳の一部載せました。
わたしはいつもこれしか書きません

例えばてんショだったらてんショが○○してればほかはどうでもいい、くらいならこれくらいでも全然いいんで、
是非ネタを!!!!ください!!!!!!!!


お願いします!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.238 )
日時: 2013/11/17 20:36
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
参照: http://uploda.cc/img/img5288a91e89729.jpg

どうもショートです(`・ω・´)
なんと今日参照5000突破しました!
ありがとうございます(^-^)

とんがりボウシの小説で参照5000超えるのは初めてなんで嬉しいです。
しかも1年以内・・・。

ついでに言うと、今日はりんねの誕生日なのです。
いろんな意味で記念!
まぁ絵はりんねじゃないですけどね・・・。

今回の落書きはジュディです。
テクスチャではなく、(また)カラーで塗ってからモノクロにしました(笑)

参照5000のキャラ紹介は千春になります。
もうちょっと待っててくれると嬉しいです〜〜〜〜明日バイトだし・・・。


明日からまた学校だなんてめんどくさすぎる〜〜〜



とりあえず参照5000ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.239 )
日時: 2013/11/19 22:16
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)

 **テストと赤点とクリスマス**


真っ白な雪が地面や木々を覆う十二月のある日————……りんねの部屋に、あたし含め十人ほど集まっていた。

「——と、いうわけで……十二月二十四日に、クリスマスパーティーやるわよ!」
「うん、いろいろすっ飛ばされた気がするけどまぁいいや! ていうか、二十四日みんな暇なのか聞いてないけど勝手に決めていいの? りんね……」

あたしがりんねに尋ねると、りんねは睨みをきかせながらこちらを向いた。

「あたしの企画より優先させなきゃいけない用事がある奴なんているわけ?」
「あ、あはは……そ、それはいないかもねぇ」

と、いうかあたしの知り合いでりんねに敵う人なんかいないと思う。逆らったところで意味もないしねぇ……りんね、恐るべし。
いや、でも実際予定がないのかどうかは確認した方がいいとは思うけどね……。

「……それに」
「それに?」
「この場にクリスマスイヴに予定ありそうな人なんかいないわよ」

…………地味にひどいよりんね! でもそこについては激しく同意だ!!
因みに今いるメンバーはあたし、ゆうき、てんま、りんね、ジュディ、あすか、あさひ、杜若、菖蒲、黒ちゃん……うん、やっぱりみんな暇してそうだ! なんて哀しいメンバーなんだ!
ゆうきはあさひと過ごしてそうに見えるけど……実際毎年あたしたち四人で過ごしてるもんなぁ……彼氏優先しなよゆうき……。まぁでも今年は二人共一緒だからいっか!

「りんね、その……クリスマスパーティーって何するんだ?」
「それは……具体的なことはこれから決めるのよ。まだ二週間あるんだからいいじゃない」
「あ、そうですか……」

相変わらずノープランだねりんねは……。
でもあたしもクリスマスパーティーなんてやったことないなぁ。普段はゆうきとりんねとてんまと一緒だし……別にこれといったこともやんないしね。って、よくよく考えたら虚しいクリスマスだったかも……!!??

「そういうわけで、解散!」

りんねがそう言うと、みんなぞろぞろと部屋を出て行く。初めてのクリスマスパーティー……楽しみだなっ!

————なんて浮かれているのも束の間。クリスマスより先に、あたしたちに最大の難関がやってくる——……。

 *

あの集まりからちょうど一週間が経過した。今日は授業はないけれど、校長先生から重要なお知らせがあるとのことで、ほしぞら魔法学校生徒一同、講堂に集まっていた。
演劇祭みたいなお知らせだったらやだな……そうでなくてもよくないことだったらやだ!
なんて一人で考えていると、ザワついていた講堂内が静かになる。校長先生のお出ましだ。

「——みなさん、おはようございます。今日こうして集まってもらったのは、みなさんにとってとても重要なお知らせがあるからです。
えー……みなさんご存知の通り、ちょうど一週間後に期末テストを行います」

————は? えっ、な、何? 期末テスト? そ、そそそそういえばそんなもの、あったようなっ……!

「その期末テストで赤点……要するに、三十点未満を取ったものは、クリスマス返上で補習に来てもらいます」

え……っと。赤点、赤点ね……三十点未満ってことは三十点はセーフなんだよね。で、あたしの前回の成績はいくつだったっけな。確か杖魔法が二十五点で、おまじないが二十点で、魔法語が十六点だったかな! ……って全部赤点じゃない、これ!!?? ヒィィィ、どうしよう!

「お知らせは以上です。そして本日からテスト期間になりますので、皆さん頑張って勉強してくださいね」

そう言って校長先生がステージから降りる。
……ど、どうしよう!


=====作者より=====

そんなわけでクリスマス編、突入です。
わたし自身クリスマスパーティーとかやったことないんでどうしようと思ってます。
それ以前に主人公が赤点回避できるかどうかって感じですね。

わたしもクリスマスの前にこいつらと同じ壁にぶつかります(‾▽‾;)

因みにショートの魔法語の点数=わたしの2学期中間の数学の点数です。
わたしも勉強しないとな・・・うえええええ

よく苦手科目の先生に「次のテスト大丈夫か?」って聞かれるんですけどそんなに心配することないと思うんです。ひどいです先生←
って思ったけど16点なんか取ったらそう言われるのも仕方ないですね!わはははは←

まぁそんなわけでバイトない日は更新するって決めたんですけど点数が点数なんでもしかしたら勉強してて更新できない可能性もありますんで、ご了承ください!
文句はわたしの脳みそに言うべき

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.240 )
日時: 2013/11/21 21:08
名前: はる歌世 (ID: Y8BZzrzX)
参照: http://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=14955

誰視点がいいでしょうか [ショートちゃん、ゆうきちゃん、りんねさん]

どんなお話を書いて欲しいですか?

[トリプルデートして欲しいですね。てんショ、あさゆう、コハりんで。]


ぜひぜひみたいですよっ。
では、頑張ってください♪

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.241 )
日時: 2013/11/21 23:40
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)

>>240


ネタありがとうございます!!
そのうち使わせていただきます〜〜!!






すいませんわたし自分で思ってる以上に頭が悪いようなのでこれから真面目におベンキョしますん。
ていうか今日から4連勤だよウワアア

土日はできれば更新しようと思ってます・・・あ、でも多分今週は・・・無理だと思います 日曜日頑張ります、ハイ。


誰かわたしに勉強教えてくらさい(^ω^)←

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.242 )
日時: 2013/11/22 22:05
名前: 夏村 ◆7ZbiYKpriI (ID: OHqLaWWa)

こんばんわ(・ω・)ノ
ネタ募集中とのことで、思いついたやつ出しますー


誰視点がいいでしょうか [ てんま、ショート ]

どんなお話を書いて欲しいですか?

[ てんまが動物になってしまい、ショートのペットとして一日一緒に過ごす ]

いつかのチビてんま編のように、ショートが気付かずに成り行きで一緒にいることに——的な、そんなお話がみてみたいです
てんまが何の動物になってしまうかはお任せします(´∀`)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.243 )
日時: 2013/11/23 15:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)

>>242


ネタありがとうございます!!!
いずれ使わせていただきます(*^^*)

チビになったり女装したりバカにされたり動物になったり忙しいてんま・・・(´-`)←詫びる気ゼロ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.244 )
日時: 2013/11/23 22:42
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=65684.jpg

参照5100突破ありがとうございます!!!!
5000のキャラ紹介絵は現在作成中なのでしばしお待ちください!!!!!

今回も!!!!安定の!!!!てんショです!!!!!

付き合い初めてすぐっていう設定!!!です!!!!!


うちの子!!!!!可愛すぎ!!!!!!アアアアア



どうでもいいけど今日ショートと同じ髪型(ツインテール)にしてみたら小学生みたいになりました

流石中学生呼ばわりされるだけはあるなって思った 嬉しくねーーーー



あと5000の記念絵なににするか決まってないですすいませんアッー

クリスマス編以外の話であれば、このシーン絵にしてほしいってのがあれば・・・どうぞ



アッそういえば今日いい兄さんの日ですね!!!!わたし兄さんいないしほしぞらにも兄という立場のキャラはいない!!!!!
残念!!!!!!!

因みに昨日はいい夫婦の日でしたね
わたしにはまったく関係のなさそうな日だわ!!!!!



とりあえず!!!5100!!!!ありがとう!!!!!ございます!!!!!!!!

気合い!!入れて!!キャラ紹介絵!!!描きます!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.245 )
日時: 2013/11/24 12:31
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=65706.png

+*キャラ紹介*+


名前:千春/ちはる
性別:女
年齢:16歳
誕生日:3月20日
血液型:A型
趣味:てんまに女装させること
特技:ガーデニング
容姿:明るい黄緑を後ろで一つに結っている
設定:千夏、千秋、千冬の姉であり四姉妹の長女。妹たちのことを大切に思っている(はず)。おとなしい。実妹の妹やショートが何故てんまのことを好きなのか本気で理解できない。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.246 )
日時: 2013/11/25 00:20
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)
参照: http://inamori5678.wix.com/starry-sky

どうもショートです。
日曜日終わったあああイヤアア

昨日はいい妊娠の日だったそうですね。
またまたわたしには関係のないry

因みに今日はいい双子の日とかって・・・杜若と菖蒲描こうかな←

そんなことは置いといて・・・ただの宣伝です(笑)

ほしぞらのHP更新しました。
今までの参照記念イラスト/漫画を一気にアップしました。すいません。
ならびに杜若、菖蒲、千春のキャラ紹介もアップしました!
(参照4000の初期ショート絵もアップしました)


ホントに関係ないんですけど、今英語でやってるとこに「starry sky」って単語が出てくるんですけどそのたびに反応してします(笑)
starry skyって星空って意味ですよ!!!要するにそういうことです!!!!←


今日は多分更新します!!!気合い!!!入れて!!!!執筆します!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.247 )
日時: 2013/11/28 23:03
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)
参照: http://uploda.cc/img/img52974c9c30360.jpg

こんばんは、ショートですん!

更新はできないけど、いいニーハイの日ということでショートにニーハイ履かせてみました(`・ω・´)

落書きですけどね・・・


因みにわたしの学校はニーハイ禁止以前に黒ソも紺ソも禁止な学校ですんwww

ニーハイは履きたくないが可愛いよな


長い靴下履くの大嫌いです 寒い時はタイツ履きますん


そんなわけで1週間後からテストなのでマジ更新不可能に近いです

すいません〜〜〜ヽ(;▽;)ノ


休みの日はせめて1話でも・・とか言って絶対更新しないから期待はしないでください(笑)

すいません!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.248 )
日時: 2013/11/29 16:45
名前: 水無月瑠璃 ◆DmfjOnf1MM (ID: Se9Hcp4Y)

ショートーんっっっ!!!久しぶりっsっxtぅstぃうさt!!!
私のとこもうテスト終わったんだようわっはっはっはっはw


***************ショート救済用ネタ***************


誰視点がいいでしょうか [ゆうきちゃん]

どんなお話を書いて欲しいですか?

[あさひくんとのデート]


ご協力ありがとうございました☆〜(ゝ。∂)


*************************************************


はる歌世さんのとかぶっちゃってごめんorz
もし考えるのめんどくさかったら、はる歌世さんの話で書いたあさゆうちゃんをもうちょっと詳しく書く…ってのでもぜんぜん大丈夫だから!!!!

ゆうきちゃん地味にすきなんだ!!!!(

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.249 )
日時: 2013/11/29 22:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)

おおおお久ー!!!!!!!!
ついった戻ってこいよー(´・_・`) サエにゃんのことミュートしてるからヒマなんだよ←←←

は????テスト終わったとかなめてんのかよーーーーわたしなんかあと6日後からテストだよウヒィ・・・
わたしの代わりに???????受けてもいいんだよ????????????


ネタありがとー!!!
CP三つもあるのにいつもてんショしか書かないからね・・wwww
なんのために最初に付き合ってる設定にしたのやらwwww

時間が!!!あるとき!!!書く!!!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.250 )
日時: 2013/11/30 00:55
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)
参照: http://uploda.cc/img/img5298b7954d010.jpg

ごめんなさい完結しませんでした(土下座)

参照5200ありがとうございます。
ホントは29日の間にうpしたかったんですけど間に合わなかったです。

次こそ最終回にしたいですね

あと昨日バイト7時に終わった上にどう考えても書く時間あったのに書かなかったからテスト期間は更新できない気がするんだ

やる気の問題だよね!!!!


余談ですが、現実のショートさんはヘタレです
自分でもそうだと思ってるもん てんまより・・・かどうかは分かんないけどヘタレだよ!!

せめてキャラのショートはヘタレじゃなくしてあげたいけど・・・どうなるかなwwwww


あとあと、わたしはとーっても負けず嫌いなので!!!!
気合い!!入れて!!!皆さんに楽しんでいただけるようなお話書いて!!!!!

とんがり小説の参照数1位!!!!もぎ取ります!!!!!!!

わたし負けない!!!!!!!!!!


以上っ!!!!!


5200ありがとうございましたー!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*ネタ募集中 ( No.251 )
日時: 2013/12/01 13:26
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)

あのあと、あたしたちは学生寮に戻ったのだが、その直後真っ青な顔をしたゆうきが部屋に来て「りんねから呼び出しよ」と言い残して去っていったため、現在はりんねの部屋にいる。
りんねの部屋に呼び出されたのは、あたし含め赤点常連メンバーだった。何だか、何を言われるのか想像できてしまうのが悲しいよ。

「ゆうき、アンタなんでここに呼び出されたか分かるかしら?」
「え、えぇっとぉ……ふ、普段のテストで赤点ばっかり取ってるから……かな……?」

ゆうきが目をそらしながら言うと、りんねがものすごい黒い笑みを浮かべながら、今度はあたしに尋ねてくる。

「そうね。じゃあショート、期末テストで赤点とったらどうなるって言ってたかしらァ?」
「ふ、冬休み返上で……補習……」
「そうよねぇ。じゃあてんま? 冬休み中、アンタ何か予定あったわよね?」
「……クリスマス、パーティー……デスカネ……」
「ちゃんと覚えてたのね。それじゃあ最後にジュディ? 冬休み補習になったら、どうなるか分かるわよねぇ?」
「クリスマスパーティーに……参加……デキなくナル……?」

や、やっぱり……そういう意味だよね……! これ赤点取ったらりんねに殺される!!
だからといって普段からああなのに、突然勉強できるようになんか、なれないよーっ!!!!

「……というわけで。これからアンタら四人、期末テストまでみっっっちりテスト勉強してもらうわよ!」
「えええっ!!??」

ゆうきが嫌そうな顔をするも、りんねが思い切り睨んだため、顔を伏せた。
で、でも勉強なんてしたくないよー……! 普段のテストなんてまずテスト期間とか気にしないしね……ああ、こんなだから赤点取っちゃうのかな……。
ああああ、だけど赤点なんて取ったらどうなることか……もう諦めて勉強するしかないっていうの?

「な、なぁりんね……」
「なによ」
「こ、こんなこと言うのもアレなんだが……正直、一人で勉強したとこで赤点回避できるとは思えないんだが……というかできるんだったら普段から赤点は取らないというかなんというか……」

……確かに。まず授業聞いてないもんなぁ。そんなあたしたちが一人で勉強したところで赤点回避できるなんて思えないよね……。

「ふむ……そうね、じゃああたしがほかの勉強できる人に声かけとくから覚悟しときなさいよ」
「ハイ……」

そんなこんなで、あたし、ゆうき、てんま、ジュディの赤点常連者のための集中勉強会なるものが開かれることに……。
ううっ、こうなったら全力で赤点回避してやるー!


=====作者より=====

12月5日からクソテストです。
ちょっとだけ久しぶりな更新です。

学校行きたくないヨー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.252 )
日時: 2013/12/01 14:56
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)

りんねに「温室で勉強会するからそこで待ってろ」と言われたため、あたしたち四人は落ち込みながら温室へ向かった。もう十二月だというのに、温室の中はとても暖かくて勉強するのにも最適な温度になっていた。激しく嬉しくないけれど……。
————待つこと十数分、りんねたちがやって来た。……って、んん!!?? いくら何でも、多くない!? あさひに、菖蒲に、杜若、黒ちゃん……あすか。ってこれ、全員合わせたらクリスマスパーティー参加メンバーなのでは……?
と、そんなことを思っていると、黒ちゃんと杜若がいきなり盛大に笑い出した。

「てんま、お前赤点常習犯なのかよ! 超笑える! バカだとは思ってたけど、まさかここまでバカだったとは! あはははは!」
「というかほしぞら魔法学校はりんね以外みんなバカなんだな! 見た目ソックリな奴がバカとかちょっとアレだけどな!」
「う、うるせぇなお前ら黙れ! ていうかなんで杜若は名指しなんだよ意味分かんねぇ! ゆうきとかいるだろ!」
「てんまはなんであたしのことしか言わないわけ!!?? あたしら四人全員同じじゃハゲろ!」

ゆうき……そんな悲しいこと言うのやめようよ……。まぁ、ゆうきは杖魔法ならりんね以上にできるんだけどねぇ……逆におまじないと魔法語は誰よりもできないもんなぁ。差し引きゼロって感じだよね。

「あーもー、アンタらうるさい! 今からこのバカ四人のために勉強教えなきゃいけないんだから静かになさいよ!」

りんねが怒鳴ると、みんな静かになる。うう、これから勉強かぁ……めんどくさいなぁ。

「そうねぇ、あすかとジュディは仲いいし、あすかはジュディに教えてあげて?」
「分かったわ」

そういえばこの二人仲よかったもんね。一応二人共てんまのことが好きだったハズだから……恋敵、ではあると思うんだけど。

「ゆうきは当然彼氏のあさひよね。ってことであさひ頼んだわよ」
「わーいっ、りんねありがとー! ゆうき、頑張ろうね!」
「死ねよクズ」

ゆうき……いくら何でもヒドすぎるよ! というか真顔で言うな怖い!
それにしても、ホントあさひってすごいよね……あんなこと言われてもへこたれないんだもん。

「てんまは……うーん、菖蒲と黒ショートに頼むわ」
「了解ですわ」
「しょうがねぇなぁ、てんま、感謝しろよ!」
「お前はなんでいつでも上から目線なんだよ……って、あれ? まさか……」
「ショートは杜若にお願いするわね」
「よっしゃ! 了解っ!」

笑顔の杜若をよそに、てんまの顔がさっきよりも真っ青になる。
……何かよくないことでもあったのかな? 勉強が嫌なのはみんな同じだし……なんだろう?

「んじゃショート、頑張ろうな!」
「あっ、うん! よろしくね杜若!」

と、いうわけで……赤点回避のため、頑張ろう……!
せっかく教えてくれる、杜若のためにもっ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.253 )
日時: 2013/12/02 21:52
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)

「……で、ショートは何ができないんだ?」
「え、えっとー……全部!」

あたしがそう言うと、杜若は困ったように苦笑いした。
……まぁそりゃそうだよね……。でもホントに全部分かんないし……。強いて言うなら一番点数悪いのは魔法語なんだけど。

「あ、杜若……せっかくだからこれあげるわ」
「? って、これショートの成績表じゃ……?」

へっ? 成績表!? なんでりんねがそんなものを持ってるの!!?? ……ていうか、そんなもん渡したらあたしがバカなのが余計にバレちゃうじゃん!
まぁ元々バカだけど……! バカだから、赤点取っちゃうんだけど……!

「……ショート」
「ひゃっ、ひゃい! なんでしょうか!」
「いやあの……流石にこれはヤバいと思う」
「で、デスヨネー……」

妙に優しい目を向けられているのがひたすら辛い。

「というかホントに全部できないんだな……」
「う、うぅっ……」
「とりあえず杖魔法からやってくか」
「はぁい……」

どの授業でも寝ちゃってるからなぁ。逆に何故全ての時間寝れるのか、あたし自身もよく分からない……。別にてんまみたいに夜更ししてるわけでもないし、寝不足ってこともないんだけど……。
単純に授業がつまらないだけかな?

「でも、杖魔法は個人的に習うより慣れろって感じなんだけど……うーん、どうしようか」
「あ、あたしは別に……どっちでも。あ、でも一応テストは実技じゃないから、普通に勉強しときたいかも……」
「ショートがそういうなら、普通に勉強にするか」

あ、でも今ここで杖魔法たくさん覚えられたら、ゆうきに勝てちゃうかも!? ……なんて、それは無理か……。というか何でゆうきは杖魔法だけあんな神がかり的にできるんだろうか。
その記憶力を別のとこでも活かせばいいと思う。おまじないとか魔法語に……。

「って、杜若? 何で抱きついてるの!?」
「いや、だって寒いんだもん、ここ」
「そうかな? まぁいいけど……」

もしかしたら杜若は寒がりなのかな? あたしも寒がりだけどね……。
って、そんなことより勉強しなきゃ!

「う、うーん……杜若ぁ、かなダライの魔法の呪文って、なんだったっけ……」
「魔法、大きい、イタズラだと思う」
「あっ、そっかー! ありがとう!」

うう、呪文もちゃんと覚えなきゃなぁ……。それにしてもこの杖魔法の問題集、たくさんありすぎじゃない? 呪文書くやつと、使用上の注意と……あと何だこれ? よくわからん……。ていうかこんなにいらないよー!

「あー、ショートあったかいな」
「そ、そうかな……」

あたしたちがそうこうしていると、突然てんまが勢いよく立ち上がった。

「あーもー、お前らイチャついてんじゃねーよ! 杜若、テメェ離れろっ!」
「は? お前には関係ねーじゃん! 大人しく勉強してろよ赤点常習犯のてんまくん!」

あ、あれ……? 何だかとっても雰囲気が悪い……ような……? 理由は分かんないけど、このまま喧嘩させたらダメなような気がする……。
普段から仲いいんだか悪いんだかよく分かんないし、てんまは喧嘩してる場合じゃないしっ!


=====作者より=====

あと3日後にはテスト一日目です。
学校が全力でわたしを殺しにry

わたしは全然勉強しないけど、他人に勉強しろって言います←
わたしの弟受験生のくせにまったく勉強してねぇーwww

わたしテスト3日前なのに小説更新してるーっwww


・・・姉弟だから仕方ないよねっ☆←

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.254 )
日時: 2013/12/03 19:34
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)

「ふ、二人共、理由はよく分かんないけど喧嘩はやめてっ! てんまは勉強しなきゃいけないし、杜若はあたしに勉強を……教えろください!」
「いや原因の一つにショートも含まれてると思うけどね……まぁいいや! ショートがそういうんだから、諦めててんまは自分の勉強しろよな!」
「ぐっ……! 勉強はするけど、これ以上余計なことしたら後でぶっ飛ばすからな!」

そう言っててんまが自分の席に戻る。すると、黒ちゃんと菖蒲がニヤニヤしながらてんまに話しかけていた。何を話しているのかは分からなかったけど、どうせいつものごとくからかわれているんだろう。
それにしても、何でてんまと杜若はいつも仲が悪いんだろう。一緒にいるといつも喧嘩ばっかりするし……。割と出番のある男の子同士、仲良くすればいいのになぁ。

「ショート、そこ違う。花火の呪文は魔法、花、楽器だよ」
「あ、そ、そっか……ありがとう!」
「注意事項とかはまだ分かるんだけど、呪文は覚えときなよ……」
「ご、ごめんなさーい……」

いつもウロ覚えな感じだしなぁ。こんなだからあたしの魔法の成功率低いのかもしれない! 期末テストが終わったら、ちゃんと授業聞いとかないと……。

 *

————そんなこんなで、すっかり陽も落ち、現在時刻は午後五時。
あたし含めた赤点常習犯四人は、普段勉強しないせいで勉強疲れしていた。

「よし、今日はここまでにしときましょ。みんな帰らなきゃいけないしね」
「う、うぅ……これ以上勉強したら頭爆発するぅ……」

ゆうきがそう言いながら机に突っ伏す。
あたしも今日はこれ以上勉強したくないよ。というか勉強したら頭おかしくなっちゃいそう!

「あ、杜若! 今日はありがとう!」
「どういたしまして。今回は仕方ないけど、次からはちゃんと授業聞いとけよー」
「う、ううっ! 分かってるよー!」

こ、これからはちゃんと授業聞くもん……!

「ショート! ちょっと聞いてくれよ」
「ほえ? 黒ちゃん? 何、どうしたの?」
「いやぁ、てんまがさぁスッゲェ面白かったんだよ」
「てんまが?」

てんまが面白いって……どうせ黒ちゃんがからかったんでしょ……?
いつもてんまのことからかって、その反応を楽しんでるのは誰よ……。

「勉強してる間、アイツずーっと杜若のこと」
「ああああああ!!?? 何言ってるんだよ!!」

……ずーっと杜若のこと……の続きがまったく聞こえなかった……。杜若のことを、見つめてたとか?
要するに、普段喧嘩してるけどホントは杜若のことが好きっていうこと? そういうことなのね!!??

「おいてんま。お前が変なとこで止めるから、コイツ明らかにヤバイ方向で納得してるぞ」
「……なんとなく察しはつく」

やっぱりてんまの好きな人って杜若だったんだね……! それは、あれだよね! 言いづらいよね、うんうん!
これは応援してあげなきゃだよねっ!

「てんま、頑張れっ!」
「そら見ろ」
「てんまァァァァ! テメェ明らかに俺に被害が出るようなことをっ……」
「いやあの、そこに関してはホントにスマン……」

今日はお勉強もいっぱいできたし、てんまの好きな人も分かったし、よかったよかった!
とりあえずっ、テストに向けて勉強ガンバルゾー!


=====作者より=====

安定のほしぞら魔法学校クオリティです。
このネタ(って言って伝わるかな・・・w)は初期からなんで、なんていうか苦手だったら見ないほうがいいよ!!!!
まぁぶっちゃけ勘違いから始まってるんですけどね。

今日、7限まであったんですけど、そのあとに超苦手な生物の勉強した。わたし偉い! いや、先生ありがとう!
なんかこの追い詰められてる感がほしぞらに影響してるよね☆←

明日も更新できるように頑張りますん!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.255 )
日時: 2013/12/04 23:15
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: kNCEJtcs)
参照: http://uploda.cc/img/img529f37c732762.jpg

参照5300突破ありがとうございまーす!

というわけでやっと最終回(笑)


次はほかの子をイチャラブさせたいぬぅ


あと、地味にあさゆう・コハりん好きな人がいてくれてショートさんは幸せですん。

わたしはてんショ一択だけどー

杜若・千夏・あすか・ジュディ「・・・・・」



あと今日は参照記念の落書き漫画に時間使っちゃったので申し訳ないですが更新はできません!

そして明日からテストなのに今日勉強してないんですよね!!
なんでこんなに緊張感無いのか、わたしにも分かりません!


ショートさん救済ネタはいつでも受け付けてる&数は問わないので!!思いついたら!!!是非!!!!!お願いします!!!!!

気合い!!!入れて!!!!書きますから!!!!!!!!!!



とりあえず参照5300ありがとーございましたっ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.256 )
日時: 2013/12/05 18:48
名前: 黒姫 ◆u.s24/R1jU (ID: icsx9rvy)

ショート!こんにちはー!覚えてるかな黒姫です(*´ω`*)
また書きたくなって舞い戻って来たよ!
今回新しくドレスとハートのチョコレイトを書くからよろしくね!
スレはたってる(宣伝ごめん)

まだ作品読めてないし今から用事あるから読めないけど
今度じっくり読むからね!テストがんばれ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.257 )
日時: 2013/12/05 21:01
名前: 夏村 ◆7ZbiYKpriI (ID: 5f84h5.J)  

こんばんわー!クリスマス編も面白かったですー!
てんまドンマイですねwwww実は杜若のことが……とかすげー誤解wwww
いよいよ最終回ですね!wktkでお待ちしてます(´∀`)

テストファイトですー(・ω・)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.258 )
日時: 2013/12/05 22:53
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)

@黒姫

おひさー
覚えてるよー

スレ立て乙ーん
頑張れー

わしもテスト頑張るよ って言っときながらカキコしてる奴ーwww←


@夏村さん

てんま的に盛大な誤解を招くのとどっちがいいんだろうとか真面目に考えちゃいます←
ホモだと思われるのと、好きってことがバレるの・・・どっちが嫌なんだろう(´・_・`)←

テスト頑張りますー
すでに会計死にましたけどね(白目)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.259 )
日時: 2013/12/08 14:16
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)
参照: てんま目線だぽよ

杜若とショートにいろいろ言われて渋々席に戻るオレ。
……って、杜若のやつまたベタベタしてやがる……! ムッカつく……! ていうかさっきベタベタするなって言っただろ! あいつはお前のものじゃないだろ! ……オレのものでも、ないけど。

「おうおう、てんまぁ〜、ショートに素直に好きって言えないくせに、そういうことはできるのな〜」

自分の席に戻ると、黒さんと菖蒲がニヤニヤしながらオレを出迎えてくれた。激しく嬉しくない。
というか、黒さんはそういうこと大きい声で言わないでください。

「うるさい。ほっとけ」
「どうせなら『ショートはオレのものなんだから手出すな』って告白交えて言えばよかったのではありませんこと?」
「うるさいって言ってるだろ! っていうか、そういうこと大きい声で言うなぁ!」

ぐぐぐ……こいつら絶対オレで遊んでる……。……今更なんだけど、なんでオレがショートのこと好きってこんなに知られてるんだろう……。意味分からん……。
……あっ、そういえばそのことを一番最初に相談した相手がゆうきだったのが悪かったのかもしれない。アイツそういうことすぐバラすし……。あの時はゆうきのことあんまり知らなかったしな……あの時のオレのアホ……。

「ていうかてんまさっさと勉強しろよな。せっかく俺が教えてやるっていうのによー」
「お前らがからかうのがいけないんだろ!?」
「最初に席を立ったてんまが悪いのですわ〜」

……そういえば、そうだったかも。でもわざわざからかわなくたっていいだろ!
って言ってる場合じゃないんだよな……。勉強しないとりんねに殺されるし。

「なぁ黒さん」
「なんだよ。何か分からないとこあったのか?」
「このテルミーラブって何だっけ? ていうかこんなのやった覚えまったくないんだけど」
「それは明らかにお前が寝てただけだ」

だろうな。オレもそんな気はしてた。

「まぁとりあえず先に呪文だけ覚えろ。五分以内に覚えないとショートにてんまがショートのこと好きって言ってたぞって遠回しに言うからな」

なんていう脅しだ。恐ろしい。ま、まぁ五分あれば覚えられるだろ……大丈夫だ! きっと!

 *

「はい五分経ったぞ。じゃあどんな呪文か言ってみろ」
「よ、よし。えーと……魔法、探検……なんだっけ……」
「はい、アウトー! お前こんなのも覚えられないなんてホントにバカだな!」
「うっ、うるせぇやい!」

そんなすぐ覚えられたら今こんなに苦労してないと思うんだ。……いやでも、五分間覚える時間もらったのに覚えられないなんて……オレってホントにバカだったんだな。

「と、いうわけで……」
「!?」

ま、まさかコイツ本気で——……!?

「ショート! ちょっと聞いてくれよ」
「ほえ? 黒ちゃん? 何、どうしたの?」
「いやぁ、てんまがさぁスッゲェ面白かったんだよ」
「てんまが?」

と、遠回しに言うって言ってたから気付かれないとは思うけど……アイツ超鈍感だし。
ああでも何言うか分からないし超不安だ!

「勉強してる間、アイツずーっと杜若のこと」

!? な、何言ってやがる! どうせ杜若のこと睨んでたとか言うつもりだろコイツ!
そんなことしてな……してないはずだ!

「ああああああ!!?? 何言ってるんだよ!!」

止めたのはいいが、オレの止めるタイミングがヤバかったっぽく、ショートが不思議そうな顔をしたあと、なんだかとても輝くような笑顔を見せた。

「おいてんま。お前が変なとこで止めるから、コイツ明らかにヤバイ方向で納得してるぞ」
「……なんとなく察しはつく」

これは……やらかしたな。多分コイツ、睨んでたじゃなくて見つめてたとかそういう系でまとめたな……。

「てんま、頑張れっ!」
「そら見ろ」
「てんまァァァァ! テメェ明らかに俺に被害が出るようなことをっ……」
「いやあの、そこに関してはホントにスマン……」

いくらライバルとはいえ、そこは本当に申し訳ないと思う。オレにも被害出てるし。
ああ、こんなんで勉強は進むのだろうか……。


=====作者より=====

前回のをてんま目線で書いてみた。
恐ろしい程にてんまがかわいそうすぎて萌える(クズ)

作者は杜若も大好きです。愛してます。でもてんまと結婚したいペロペロしたい。
わたしはてんまにキモがられながら罵倒されたいです!!!はい!!!!!←

でもてんまはショートとくっつくべきだからその辺がなんかアレなんでいざとなったら杜若と結婚します。大丈夫、リアルでケッコンなんかデキマセンカラ。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.260 )
日時: 2013/12/08 23:43
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)

お知らせのようでそうでない何か・・・

5000のキャラ紹介終わってから随分経ってますが、5000の記念絵はまだ描いてないです・・・

何を描けばいいのか分からん!てのもあったんですけど・・・

まぁホンネを言えば、今やってるクリスマス編の絵を6000で描きたくて(5000を先月迎えたし・・・)
放置してたんだけど・・・多分ムリだなと察したので。

遅くなりますが5000の記念絵は12月24日にクリスマス編の絵を投下させていただきます。
自分勝手でごめんなさい!!

ま、ほかに描きたいと思えるシーンも特にないしねぇ。だからといってこの時期にクリスマス・・・ってのもなぁと思って。

だからこそテキトーに(とか言ったらあれだけどw)5000の絵を描いて、24日もしくは25日までに6000こえてほしかったんだけども、いくらなんでも欲張りすぎましたテヘッ

テスト期間はさんで1ヶ月以内に1000超はムリなんだろうね・・・うん。
課題はテキトーにやってるけどね。うん←クズ


絵もそうだけど、25日までにクリスマス編完結できるよう頑張ります。
のでよろしければ見てやってくださいませ〜〜〜!


因みにショートさんはクリスマスとか安定のボッチです。
基本的に長期休暇はボッチです(笑)

彼氏とかカラシの誤字だよショートさん知ってる!!!!!!



そういうわけで絵に関して、よろしくです!!!!


(というかクリスマス編のあとどうしろっていうんだ←)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.261 )
日時: 2013/12/09 14:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)
参照: ショート目線に戻ってるよ

そんなこんなで時は過ぎ——……あっという間に期末テストの日がやってきた。
うちの学校では魔法語、杖魔法、おまじない全てのテストを一日で終わらせてしまう。そして、大した人数いないくせにテストの次の日を採点日として休日にする。なんともめんどくさい学校だ。休めるのはラッキーだけど、その次の日にテストが一気に返ってくるからあまり心は休まなかったりして……。

「ショート、何ボーッとしてるのよ。てんまとゆうき起こしてきてってば」
「あ、はーい!」

りんねに言われて、あたしはゆうきとてんまを起こしに二人の部屋に行く。……って言っても、二人の部屋そこまで近くないんだよね……。りんねとゆうきの部屋が近くて、あたしとてんまの部屋が近いんだけど、あたしたちの部屋からりんねたちの部屋までは割と距離がある。そもそも階が違うから。

「とりあえずゆうきから起こしに行こう……」

ゆうきは一回寝ると満足するまで起きないため、普通に起こすだけじゃ起きてくれない。というか叩き起しても起きてくれないと思う。
一年前まではりんねがゆうきを、あたしがてんまを起こしてたんだけども、何故か今では二人共あたしが起こすことになってる。そして半年ほど前からあさひに頼んで作ったものでゆうきを起こしている。

「よしっ……準備オッケー!」

あたしがスタートボタンを押すと、ゆうきが嫌って(ホントは好いて)いる人の声が流れる。

「ゆうきー、起きて! 朝だよー! 起きないとちゅーしちゃうよー!?」
「ぎゃあああああああ!!!???」

ゆうきが勢いよく飛び起きる。因みに声の主はあさひ。あたしがあさひに頼んで、指定したセリフを言ってもらったのを録音して流した……だけ。
それからはきちんと起きてくれている。その代わり毎朝一発殴られるけど……。

「ったく……日に日にセリフ増やしてんじゃないわよっ!」
「えへっ、バレた? でもあさひもノリ気だし、全然大丈夫だよ」
「うるさい死ね」

ホントに酷いなこの人は! ……まあいいや。とりあえずさっさとてんま起こしに行こう。
因みにてんまもなかなか起きてくれない。呼んだだけで起きたことなんか一度もない。頼むから早く寝てくれ。
と、言いたいとこだけど、てんまは約四年前からずーっと使ってる絶対に起きてくれるセリフがあるから大丈夫なんだよね!

「よーっし……起きろークソてんま! この変……」
「うるっせぇぇぇ!」

……はい起きた。変態って言おうとするだけで起きれるなら普通に起きてくれって感じだけどね。なんで普通に起こしても起きないくせに変態って言ったら起きるのかなぁ? 永遠のナゾだよ……。

「毎朝毎朝……オレは変態じゃないっつの。他にもっとマシな起こし方ないのかよ……」
「えぇー? 普通に起こしても起きないからそうしてるんじゃん。あ、でも前にゆうきに『襲ったら起きるんじゃね?』とは言われたかな」
「ハァ!?」
「起きないだけで殺すのはカワイソウだからやめたけど」
「………………」

……???? なんでそんな微妙な顔するんだろう。殺して欲しかったのかな……。
ってそんなことを言ってる場合じゃない!

「ほらほら、さっさと朝ごはん食べて学校行くよ! 今日はテストなんだよぉーっ」
「うわぁ、分かったから押すな!」

そうだ、今日はテストなんだ。頑張らなきゃ……!



=====作者より=====

てんまの起こし方は初期ほしぞらから変わってません

あのネタ初期で実際に書いてた時に見た人とかもういないと思われる

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.262 )
日時: 2013/12/09 21:18
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)
参照: http://uploda.cc/img/img52a5b3c0e550a.jpg

参照5400超えました〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!

ありがとうございます!!!!!!


これでテストも高得点・・・なんか取れるわけない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回はギャグのつもり・・・ですん


因みにわたしの経験人数も片手で足ります。だって0人だもの(どや

りんねも・・・そうかもしれないねwwwwww


アッてんまはもしかしたら理系じゃないかもしれないし理系かもしれない

決めてないですwwww成り行きですwwwwwwwすいませんw


とりあえず5400ありがとうでした!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.263 )
日時: 2013/12/10 14:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)

あたしたち四人は素早く朝ごはんを食べ終え、学校に行く準備をして急いで学校に向かった。あたしたちが着く頃には教室はクラスメートたちでいっぱいだった。
まぁ、補習なんて嫌だし少しでも勉強したいんだろうけど……その点に至ってはあたしたちも同じだしね。

「ショートー、一限何だったっけ?」
「ゆうきの大得意な杖魔法だよ」
「おっ、ホント? じゃあ頑張ろっと」

そう言ってゆうきは笑顔で自分の席に戻った。
いいなぁゆうきは得意な科目があって……その代わりほかは誰よりもできないみたいだけど。あたしなんか全て平等にできないし……それよりは得意な科目がある方がいいよね。

「何落ち込んでんだ?」
「あ、いや……ゆうきは得意な科目があっていいなぁって」
「あぁ……なるほどね、まぁほかはダメダメだけどな」
「あたしは全部できないからさー」
「それだったらオレだってできねえよ。お揃いだな! ……ってそんなことお揃いでも困るけど……」
「あはは、そうだね」

そういえばてんまも前回全部赤点だったもんねぇ。いやぁ困った困った。
って言っても、今はそんなこと言ってる場合じゃないよね。目指せ赤点回避、だよ!

「えへへ、一緒に頑張ろうねてんま!」
「お、おう」

 *

————と、そんな感じでテスト終了。みんなに教えてもらったおかげか、いつもよりかなり出来た気がする。
とりあえず赤点は回避してほしいなぁ……なんて、目標低いかな?

「よー、ショート。テストできた?」
「う、うん……いつもよりはできたよ」
「あたしも結構できたわ。感謝とかしたくないけど今回ばっかりはアイツに感謝しないといけないわね……」

そんなこと言って、ホントは心の底から感謝してるんでしょー……とか言ったら張り倒されるから言わない。まったく、ゆうきは素直じゃないなぁ。これはあたしの素直さを見習うべきだよねっ!

「おいショート、お前今ロクでもないこと考えたろ」
「メッソウモゴザイマセン」

どうして頭悪いくせにそういうことばっか気付くのかな……。ホント迷惑だよ。

「何考えてたのかは知らないけど、今日のとこは許してあげるわ。とりあえず帰る準備しなさいよ」
「え、あ、はいはい」

そういえば今日はテストだけだもんね。明日は休み……だけどそのあとテスト返されるし浮かれてる場合でもないんだよね……! 赤点は回避したって信じたいっ!

「おーい、そこのボッチでヘタレな童貞くーん」
「……それまさかオレのことじゃないだろうな?」
「バカね、アンタ以外に誰がいるていうの?」

あたしもてんまの扱いは割と酷いけど、ゆうきはそれを遥かに上回る酷さだよね。
……そういえばあたしたち三人以外もういない!!??

「ふふ、テスト中にいいこと思いついたのよ。ってわけでショートも来て」
「? 何?」
「あのさ、あたしたち三人でテストの合計点一番高かった人が、一番低かった人の言うことを一つだけ何でもきくっていうのはどう?」

……え? 合計点……を、競うってこと? そんなの無理だよ!

「明らかに杖魔法(だけ)学年ダントツのゆうきが有利じゃん! そんなのずるいよ!」
「そうだそうだ! お前オレかコイツのどっちかに言うこときかせたいだけだろ!?」
「そんなことないわよ。確かに前回のビリはショートだったけど、その前はあたしだし……ほかできないし」

ちょっと待って何でこの人あたしの順位知ってるの意味分かんない! ていうかあたしが前回ビリだってことてんまにバレたじゃんか! なんてことをしてくれるんだゆうきのバカッ!

「そういうわけで決まりー! じゃあさっさと帰るわよ!」
「あ、ちょっとゆうきぃ!」
「待てコラー! 勝手に決めんなー!」

まさか本気じゃないよね……!? そんなのムリだよー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.264 )
日時: 2013/12/11 23:02
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)

よく分からない約束を取り付けられたあたしとてんまは落ち込みながら学生寮へ帰る羽目になった。
最初からそう言ってくれればもっと勉強したのに……どうして終わってから言うのさー! ゆうきのバカーッ!!!!

「いや、真ん中だったら何もないわけだし……真ん中がいいなぁ」

もしもあたしが一位だったら、ゆうきがビリになって欲しい。そしたら命令してあげたいね! てんまは……まぁあたし同様巻き添え食らってるわけだし、簡単なのにしてあげるかな。……あたしが一位だったらの話だけど。
——ま、今悩んだってしょうがないよね。どうせテストは終わっちゃったわけだし……。とっとと寝て、明日ゆっくりしてテスト返しに備えるぞー!

 *

あっという間に二日過ぎて、今日はテスト返し。なんだか緊張してきた……!

「ショート、てんま。覚えてるわよね? この三人の中で一番合計点が良かった人が一番合計点低かった奴に何でも命令できるー、っての」
「覚えてますよー……」
「マジでやるのかよ……」

で、でも頑張ったし……さ、最下位ってことはないよね!? そう信じよう!
というか信じる以外の道はない!

 *

何故か今日は全てのテストが一斉に返ってきた。一教科ずつじゃダメなのだろうか……。
因みにあたしは魔法語が五十六点、杖魔法が七十七点、おまじないが六十二点だった。赤点どころか(あたしとしては)かなりの高得点だった。そうすると合計点は……百九十五点かな。前回と比べるとかなーりいいよね!
残る問題はゆうきとてんまの点数だよねぇ……。いくらあたしが良くたって、今回は二人だって勉強してるわけだし……ううん、どうなんだろう?

「ゆうき、何点だった?」
「ふっふっふ、なんと二百十五点でしたー!」

……流石杖魔法だけ得意なだけはあるよね! ていうかこれてんまに負けたらあたしがビリってことだよね……うわあ、嫌だー!

「て、てんまは何点?」
「え、いや……百七十五点……かな」
「そういうショートはどうなのよ」
「あたしは……百九十五点だよ」

と、いうことは……ちょうど真ん中だね。よかったー!
でも、ゆうきが一番でてんまが三番とか……ゆうき、何命令する気なんだろう……?

「よし、じゃあビリのてんまくんに命令するわね!」
「うわ、めっちゃイキイキしてやがる……ウザッ」
「えっとね……じゃあ、ショートのほっぺにちゅーしろ、ちゅー!」
「ハァ!!??」

な、なな何を言ってるのゆうきは!!?? っていうか何であたしまで被害受けなきゃいけないのさ! 意味分かんないし!
ていうかこれ何ていうイジメ!!?? てんまというよりあたしイジメじゃないかなぁ、これ!!?? ビリ取ったのてんまだよねぇ!? ねぇ!!??
そんなことを思いながらゆうきの方を見てみると、超いい笑顔で親指を立てていた。すごムカつく。

「というわけで、さぁやれてんま!」


====作者より====

結局ゆうきが一番でてんまが三番になりますた。
点数を全て漢数字で書いてあるのは字数稼ぎです(暴露)

ショートのおまじないの点数=わたしのある苦手科目の点数です。
どう?頑張ったでしょ?(どやぷん

テスト返しの日に授業をやるなんてうちの学校いかれてるわ

明日も頑張って更新しますん

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.265 )
日時: 2013/12/13 21:38
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: EmSHr2md)

————って、本気でやらせるつもりなの……? ウソでしょ!?
い、イヤってわけじゃないけど……で、でも……! こんなの恥ずかしいし! てんまだって、カワイソウじゃん……っ! もう、ホントにゆうきのバカーッ!!

「おら、とっととちゅーしろよクソてんま」
「う、うるせぇな! 無理に決まってるだろそんなのっ!」
「いくらなんでもヒドいよゆうきー!」
「ハァ? バカに逆らう権利ナシ、よ」

あたしたちの猛反対に対し、ゆうきはイラついた声で答える。
というかバカって何だよバカって! そりゃ今回はゆうきより点数低かったけど……ゆうきだっていつもはビリ取ったりするじゃないか!

「いいからちゅーしろこのヘタレヤロー! さっさとしないと唇に変更するぞ」
「わああ!? それだけは勘弁してください!!!!」

………………???? ヘタレ? いや、ヘタレっていうかやりたくないだけなんじゃないのかな……。誰だって好きでもなんでもない人にそんなことしたくないと思うんだけどな。ゆうきだっててんまにほっぺちゅーは嫌でしょ……って言ったらてんまに失礼か。

「ほれほれ早くぅ。それともやっぱ唇がいいわけぇ?」
「や、やっぱとか言うなバカゆうき! ……っや、やればいいんだろ!!??」

ふえ!? 何!? ほ、ホントにやるの!!?? こっそり逃げておけばよかった……!
………………って、あれ? 何でりんねがいるの!?

「ゆうき、この二人は何してるの?」
「おおりんね! いや、あたしがこの二人にテストの合計点勝ったから、まぁ……ビリのてんまに『ショートのほっぺにちゅーしろ』って命令したのよ」

ゆうきが言った途端、クラスがザワザワと騒がしくなる。それと同時に、クラス中の視線が一気にあたしたちに集まる。
……って、ゆうき! そういうこと大きな声で言うのやめてよー!

「えっ、なになに? てんまがショートのほっぺにちゅーするの?」
「面白そう〜!」

ちょちょちょっとぉ!!?? ホントにゆうきってば何してくれちゃってんの!? 面白そうとか言ってる奴いるし! 後でぶん殴ってやる!
というかこっちは面白くもなんともないよ! そ、そりゃあホントにしてもらえるなら嬉し……じゃ、じゃなくてっ! 恥ずかしいし、てんまはきっと……少なくともあたしのこと好きじゃないだろうし! カワイソウだよっ!

「おい、下向いてたらできないだろ……」
「ほえっ? え、ちょ……ひゃあっ!?」

てんまの顔が見えなくなったと思ったらほっぺに柔らかい感触が。
………………ま、さかホントにちゅーしちゃったの!!??

「こ、これでいいだろっ! ていうかお前らみんな散れ! 見んなバカァァァ!!!!」

そう言っててんまは顔を真っ赤にさせたままどこかへ走り去ってしまった。そして、きっと今のあたしの顔も、てんまに負けないくらい真っ赤だと思う。

「おーおー、可愛いねぇてんまくんは」
「……っ、ゆうきのアホォ!」
「えー、何? 何であたし怒られてるの? いいじゃん、ホントは嬉しかったんでしょ?」
「……うるさいっ!」

……確かに嬉しくなかったわけじゃない。——けどっ! これからどんな顔しててんまに合えばいいのか分かんないよ……! もう! もう! ゆうきのバカーッ!


=====作者より=====

期末テストの最高点は88点ですた(´・_・`)
前回ぶっちぎりで悪かった数学も赤点回避です(どやっ)

今回赤点無かったんだよすごくね?????

・・・まぁ、次も数学はバカ組だろうし、原価は(点数悪かった人用の)補習あるけどね(゜´Д`゜)

昨日更新できずすいませんでしたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.266 )
日時: 2013/12/14 19:03
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: EmSHr2md)
参照: http://uploda.cc/img/img52ac2c68089d3.jpg

どもショートでっす!
今日5500超えましたワーイ!

今回もギャグ系ですん!

キャラ絵も描きますよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜


うちの子可愛すぎて辛い(´・_・`)←


ではアデュー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.267 )
日時: 2013/12/15 10:34
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: EmSHr2md)
参照: http://uploda.cc/img/img52ad02cb8876b.png

+*キャラ紹介*+


名前:千夏/ちなつ
性別:女
年齢:15歳
誕生日:6月22日
血液型:B型
趣味:てんまいじり
特技:スポーツ全般
容姿:緑色の髪をサイドテールにしている
設定:四姉妹の次女。てんまのことがスキ。てんまに女装させる……というやつの発案者はコイツ。てんまにフラれるも、未だにスキっていう。ショートがてんまのことを好きなのは知っていてライバルだと思ってるが、ジュディやあすかもてんまのことが好き……ということは知らない。頭悪そうに見えるけどなにげに頭がいい。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.268 )
日時: 2013/12/17 16:01
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: EmSHr2md)

ここ最近ロクに更新してなくてすいません・・・
アナログで絵を描くのにハマってみたり、ホントにリアルが忙しかったりなどで・・・

それなのに参照が5600こえてました。
ありがとうございます!!

せっかくなので昨日描いた女装てんまうpします。
・・・課題終わらせてから・・・。

24日までに完結させられるか超不安です(;´д`)
頑張ります!!!!


今は課題を頑張りますが・・・


いろいろスイマセン。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.269 )
日時: 2013/12/18 00:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: EmSHr2md)
参照: http://uploda.cc/img/img52b06f2f2a654.jpg

どうもショートです。
課題は終わってマセン。

でも日付変わっちゃったしせっかくPC付けたのでうpしてみました。

てんま自身は男の子だけど、女の子の格好してるからサンタさんなのかサンタガールなのかよく分からないwww

肌の色塗りが上手くいった! 他はちょっとアレだけど(笑)


とりあえず参照5600突破ありがとうございます!!



それと、いちいちレス分けるのもったいないのでここで言っちゃいます。

一応わたしとしてはこのスレはぎりぎり(1000レス近く)まで続けたいと思ってます。
それで、多分この参照の伸びの勢いだと明らかに1000行く前に500ずつやってるキャラ紹介を終えてしまうと思うんですね。

自分でも何か考えたいとは思いますが・・・
キャラ紹介終わったあと何かやってほしいことがあればお気軽に(別にこのスレに書けとは言いません! わたしが見るであろう場所であればどこでも)言ってください(^ω^)


因みにゴスペルとチョコのキャラ紹介はしません。
あくまでもキャラクターですが実弟と幼馴染を元にしてるので・・・(笑)

あいつらが変わったらこっちのキャラも多少変えたいので!!


17人中既に11人が終わってるのであと6人。
参照8500でキャラ紹介終わりですヒエエ


キャラ紹介終わったら何するかちゃんと考えないとですな(´-`)


もうすぐ冬休みだけど冬休み前までの課題が終わってないわたし()


とりあえず目指せ年内参照6000超え!


そして短編集開始一年経過する前に参照10000こえたいです
3学期検定だらけなんでちょっと厳しいかもしれませんが(笑)


とりあえず5600ありがとうございます!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.270 )
日時: 2013/12/20 17:53
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

————てんまが出てって約五分。既にホームルームは終わっていたので、みんな帰り支度を始めていた。とりあえずあたしも返されたテストをまとめていた。

「あれ? りんねもう帰るの? ちょっと待ってよ」
「ああゆうき。ごめん、今からジュディが赤点取ってないか聞きに行くのよ。ほかの子は大丈夫だと思うけど一応ね」

そういえばジュディも赤点ばっか取ってるって言ってたなぁ……。なんていうか、最初に仲良くなった友達ほど頭悪いような……? りんねは別だけど。
って、そんなこと気にしてる場合じゃなかった。帰る準備しなきゃ!

「ショート、遅い。三秒以内に支度終わらせろ」
「そ、それは無理っ! ……っていうか、てんまってば荷物置いたままどっか行っちゃったけどいいのかな。最後に教室出る人は鍵をかけるとかなんとかってあったよね」
「あー、そういえばそんなルールもあったわねぇ」

あたしがボーッとしている間に既に数人が帰ってしまっている。きっとてんまはクラスみんながいなくなるまでこの教室には戻ってこない……と思う。もしあたしがてんまの立場だったら絶対恥ずかしくて戻ってこれないもん。いやあたしも十分恥ずかしいけど……。
だけどあたしたち以外の人が最後に教室を閉めることになったらそれこそてんまの荷物が教室に置き去りになっちゃうだろうし。でもだからといって待っているわけにも……というか誰かいたら間違いなく戻ってこないよねアイツ。

「しょうがない、じゃあショートが責任持って届けてあげなさい!」
「はぁ!!?? 何で!? ゆうきが届けてあげなよ! 原因はゆうきだよね!?」
「違うわよ。悪い点取ったアンタらが悪いのよ」

またその言い訳かチクショウ! 確かにあたしたちはゆうきより良い点取れなかったけど……。でもそれを勝手に言い出したのはゆうきだし!

「まぁいいじゃない。ついでにもう一回ちゅーして、っておねだりしてみたら?」
「……っ!!?? す、するかボケェェ!!!! ゆうきのバカ! もう知らない!」
「あっ、ちょっと待ちなさいよ! ショートがてんまの荷物持って行きなさい!」
「いーやーだー!」

その直後ゆうきが思い切りあたしの頭にてんまの荷物を投げつけてきて、中身が散らばってしまった……。こんなことがてんまにバレたら殺されること間違いナシ! ……とはいえ、元はといえば勝手に教室抜け出したてんまが悪いんだし、大目に見てくれるかな! 筆箱からすごい怪しい音聞こえたけど……ま、人生そんなこともあるよねっ! ごめんねてんま! 許して!


=====作者より=====

ちょうど一週間ぶりの更新です・・・スイマセン。
明日から冬休みだけど先生鬼畜だから山ほど課題出してきたしバイトあるし・・・落ち込みそう。

てんショは大好きなんですけどなんていうかほしぞらを始めた時からキャラクターがいちゃいちゃしてる描写は恥ずかしくて苦手です。
でもてんショは可愛いんです。何が言いたいかっていうと誰かわたしにてんショめぐんでくれない?(超いい笑顔)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.271 )
日時: 2013/12/20 21:28
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

「……じゃっ、ショート頼んだわよ!」
「へ? は? えぇっ!? 嫌だよ、ゆうきがやってよー!」

逃げようとするゆうきの腕をつかもうとするも、いま一歩届かずそのまま逃げられてしまった。
う、ウソでしょ……? あんなことがあったのに、ホントにあたしが届けなきゃいけないわけ……?

「無理……そんなの、絶対無理っ……!」

と、頭を抱えていたところ、遠くからあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。多分、杜若だと思う。何か用事でもあるのかな?

「ショート!」
「やっぱ杜若か……な、何か用?」
「赤点取らなかったんだろ!? すごいじゃん! 頑張ったな!」

そう言って杜若が抱きついてきた。……そういえば、テスト期間中大体杜若に教えてもらってたんだし、ちゃんとお礼言わなきゃ!

「う、うん。ありがとう! 杜若のおかげだよ、ホントにありがとね」
「いやいや〜。ところでそれ何? なんかどっかで見たことあるような気がするんだけど」
「え、あ、いや……てんまがどっか行っちゃったから……教室鍵しめられる前に荷物出さないと取れなくなっちゃうしで……なんか、その荷物届けるのをゆうきに押し付けられた的な?」
「アイツなにやってんの?」

………………言えない。まさかてんまが逃げた理由があんなことだなんて。絶対に言えない。
でも、ホントにどうしよう……杜若にお願いしたらダメかなぁ? 確かてんまは杜若が好きだったはずだし……あたしが届けるより喜んでくれる気がする。

「ね、ねぇ杜若! あの……これ、てんまに渡してあげてくれないかな?」
「え? 何で俺が?」
「え、えーっと……その、なんていうか、いろいろあって」
「ふーん……まぁ、いいけど」

よ、よかったー……これでてんまに会わなくてもすむねっ! 杜若にはホントに感謝しなきゃ。

「でもさぁ、てんまどこにいるんだ? 居場所が分からなきゃ渡すに渡せないんだけど」
「そ、そうだね……でもあたし今てんまに会いたくないから探したくない……」
「……俺に押し付けたのそれが理由?」
「う……そ、そうです。だって会いたくないものは会いたくないんだもん。多分てんまもそうだと思うから……ご、ごめんね」
「別にいいけど……んじゃとりあえずてんまが戻ってくるまでアイツの部屋の前で待ってみるわ」
「う、うん。ありがとう!」

理由を深くまで聞かないあたり、ホント杜若って優しいなって思うよ……。テスト勉強も教えてもらったし、こんなくだらないことまで押し付けちゃったし……今度何かあげようかな?
ま、それは後で考えるとして……一旦部屋に戻ってくつろごうかな! クリスマスパーティー楽しみだなぁ。あ、そういえばジュディ、赤点とってないといいけど……。でもジュディも頑張ってたし、きっと大丈夫だよね!?


=====作者より=====

本日二度目です。うざいと思う人もいるかもしれませんがサボってた分、急いで取り返します。24日まであとちょっとしかないし・・・。
課題も年賀状も何一つ終わってないけど!

あと絵も描いてないや! てへぺろ。

そういえばうちのクラス2年生で唯一赤点ナシクラスになりました。
嬉しい!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.272 )
日時: 2013/12/21 12:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

昨日はりんね帰宅後、みんながどうだったのか尋ねてみると、なんとジュディも赤点回避してほかの子も普段通り良い点だったそうだ。因みに黒ちゃんは学校そのものがない故にテストとかは関係ないのである……羨ましい!
——とまぁ、そんなわけでクリスマスパーティーは開催決定となった。そして今日はクリスマスパーティーの準備のためにいろいろ買い物するらしい。りんねとゆうきとあたし……と、てんま。できることならてんまは外して欲しかったけど、荷物持ちをやってもらうため外すのは無理と言われてしまった。だったらあたし外して欲しいんだけど、それはそれで無理らしい……なんでだ!

「ショート……アンタなんでいつも準備するの遅いの? ていうかまだパジャマ着てるよコイツ!」
「だ、だって行きたくないんだもん! ゆうき、りんねにてんまハブれって言ってよー!」
「昨日のことはあたしも悪かったっちゃ悪かったけど、ハッキリ言って昨日からてんまの扱い、お前の方がヒドいよ……」

そんなことないもん! それにきっとてんまだって嫌なはずだ! だからいいじゃないか!

「ていうかどっちにしたって無理よ。唯一の男子に荷物持ちやらせないで誰がやるって言うのよ」
「いや、あたしには男子より強いゆうきの方が向いてると思うんだけど」
「もう一回言ってみろ。しばいてやる」
「ゴメンナサイ」

そういうところが男子より男っぽい気がするんだってば! 自覚してくれよバカゆうき!
というか明らかにゆうきの方が向いてるよね!?

「そんなわけだから諦めなさい。ほら、さっさと支度する!」
「うえ〜ん、ゆうきのバカー」

 *

ゆうきに睨まれつつ支度を終えて、ゆうきと一緒に学生寮の玄関に行く。そこには既にりんねとてんまがいた。
うう、すごく気まずいんですが……!

「やー、ごめんごめん。ショートったら何の準備もしないでパジャマのままでいたのよ」
「ホントショートって支度するの遅いわよね。もうちょっとキビキビ支度して欲しいんだけど」
「ご、ごめんなさーい……」

できる限りてんまの方を見ないようにしよう。そう、てんまは空気! この辺に漂ってる二酸化炭素だと思えばいいんだ! そうだ! そういうことにしよう! てんま いず えあ!

「じゃ、とりあえずデパートから行くわよ」
「はーい」

それにしてもクリスマスパーティーの準備のための買い物って……何を買う気なんだろう。装飾系とかかな……? 食材は今からじゃちょっと早いような気がするし……。でも装飾だけだとしたらここまで人数いらなくない? ホントに何買うんだろ……うーん?

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.273 )
日時: 2013/12/21 19:26
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

てんまのことを見ないようにしながら歩くこと十五分。ようやく目的のデパートに到着。外かなり寒かったぁ……やっぱり冬は寒いね。デパートの中はあったかいなぁ。

「あたしとゆうきで装飾系のもの買ってくるから、ショートとてんまはそこで待ってて」
「えっ?」
「勝手に移動しないでよ!」

………………は? え、ちょっと待ってよ、ウソだよね? ていうことはあの二人が戻ってくるまでてんまと二人きりってこと……!? 嫌—っ!!
でも逆らうわけにもいかないし……と、とりあえずてんまから離れよう。そうしよう。

「……おい」
「ひゃっ!!?? な、ななな何でしょうか!!??」
「何で逃げるんだよ」
「……昨日はてんまが逃げたじゃん」

ハッキリと覚えてますよ!! 全力で逃げてましたよねてんまくん! しかもそのせいでゆうきにてんまの荷物押し付けられるし!? まあ最終的にあたしも杜若に押し付けちゃったけど……。

「うるっせぇな! しょ、しょーがないだろ……。とりあえず昨日のことは忘れろ! ずっと引きずってたってしょうがないだろ!」
「わ、忘れろって言われて忘れられるならとっくに忘れてるもん!」

あたし頭よくないからそんなことできないもん! それに、それに……嫌なことだったら忘れられるけど……そうじゃないことは、忘れられないもん。って、何でもないんだから!

「なっ……わ、忘れられないくらい嫌だったってことかよ! お前ヒドすぎじゃね!?」
「そ、そんなこと言ってないじゃん! い、嫌じゃないもん! 別にっ……嫌じゃなかったから、忘れられないだけだもん! どうでもいいことだったら忘れてるに決まってるでしょ、このバカァーッ!」

恥ずかしいし恥ずかしいし恥ずかしいしで、体が火照る。なんでコイツのためにこんな恥ずかしいこと言わなきゃいけないの? このバカ! 泣きたい!

「は……?」
「————っ! バカバカバカ死ねクソ!」
「何でオレ罵倒されてんの!? ……まぁその、オレも別に嫌ではなかった……ケド」
「ふぇっ!? ……何で突然そういう心臓に悪いこと言うかな! やっぱてんまはバカだ! バーカバーカ!」
「オレはバカじゃねーよ! お前の方がバカだろ!」

そんなことないよ! あたし頭は良くないけどバカではないし!!!! ……というか何だろう。バカって言いまくってるだけでいつも通りに戻ってるような。まぁいいか!

「……なんていうかさ、その……過ぎたこと気にしてたってしょうがないし、もう気にしなくてよくね?」
「まぁそうだよね。ていうかゆうきとりんね早く戻ってこないかな。装飾だけで何でこんな時間かかってんのさ……」
「というかどこ装飾するんだろうな……まず装飾得意そうな奴いないしどうするつもりなんだろう」
「知らないよ……って、あ、戻ってき……何あの量!!??」

戻ってきたゆうきとりんねはありえないほど荷物を抱えて持ってきた。あれどうやって二人で持ってるんだろう!? ていうかあたしあんなの持ちたくないよー!


=====作者より=====

嫌じゃない=好きにならない二人はやっぱり鈍感なのかな(´-`)
いやでも別に嫌じゃない=好きってことはないか。うん。
嫌じゃないだけで好きでもないことなんていくらでもあるしな。

まずこいつらお互い好かれてないどころかどっちかというと嫌われてると思ってるしな(´・_・`)

今日中に参照5000の下書きします遅くてスイマセン(土下座

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.274 )
日時: 2013/12/21 21:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://uploda.cc/img/img52b58a401c885.jpg

参照5700突破!ありがとう!ございます!!

今回は初のあさゆうです。
あさゆう好きな人がいるからたまにはネ。

わたしはどのほしぞらCPも美味しいと思ってますけど、やっぱてんショが一番だね!うん!
あさゆうも好きだけどね。ほら、あさゆうはてんショとかコハりんより濃いイチャイチャができるじゃん!?付き合ってるから。

他人に二次創作キャラのこの子好きとか言われるとハゲそうになるくらい嬉しいよね!!!!


最近参照数伸びるの早くてびっくりです でも嬉しいです!!!!!

頑張って更新します!!!!!


関係ないけど、大晦日ネタと新年ネタもやるよ。
もちろん12月31日と1月1日に。

ただ1レス分の短いト書きのお話にする予定(もしかしたらト書きじゃないかもしれない)なんでそこは・・・まぁそういう感じで


ちゃんと5000の下書きやってます 漫画描いてるときは放置だったけど


とりあえず5700ありがとうございました!!!!


目指せとんがり参照ナンバーワン!!!!!!!



これから!気合い!入れて!お絵描き!します!


以上!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.276 )
日時: 2013/12/24 21:30
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

すみません。。。今日終わらせるつもりだったのに昨日まで遊んでみたり今日も遅く起きてゲームやりまくってみたりと・・・

クリスマスまでに終わらせられないです(断言)

ごめんなさい〜〜〜〜!!!!!


今週中に終わったらいいなぁレベルに引き下げます(クズ)


ホントすいません。有言不実行ばっかですね!!(クズ)



因みに絵も色塗りの途中です

下描き始めたの土曜日あたりだったんですけどね・・・


そんなわけですいません〜〜〜〜続きはしばらくお待ち下せぇ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.277 )
日時: 2013/12/29 23:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

大きな紙袋四つに大きめなレジ袋六つ……あれをどう二人で抱えてるのかすごい謎だ。っていうか、あれあたしたちも持たされるのかな……!? 嫌なんですけど!!

「はいショートこの紙袋一つとレジ袋一つね」
「うわ……って、あれ? 意外と軽いね」
「それはそこまで重いもん入れてないしね」

よかったー……あ、ホントだ。モールとかそういうのがいっぱい入ってる。でも、これは……ってことはどっかに重いものも入ってるのかな……ってホントにどうやって二人で持ってきたのさ!

「はい、じゃあてんまはこっち」
「え? あぁ……って重、何だよこれ!」
「ショートの方に重いもの入れてないんだからてんまが重い方担当でしょ。方眼紙とか、いろんなペンとか……そういうのばっかり入ってるからね」

……まぁ、ペンもいっぱい入ってたら重いよね。方眼紙も紙だけど意外と重かったりするよね……てんま、頑張れ!

「りんね、買い物これで終わり?」
「ううん。まだ行くわよ」

……まだ行くの? こんなに買ったのに……。りんねいくら持ってるんだろう。ゆうきも出したのかなぁ……いやでも、ゆうきそんなにお金持ってないような気がするんだけど。
というかこれ以上何を買うんだろう。

「あのね、実はクリスマスパーティーで『プレゼント交換会』やろうと思って。だからみんなそれぞれ好きなもの買いに行っていいわよ。買わないってのはナシね」

……プレゼント交換会? そんなもんやるの? ま、いいけどさ。でもそれってあたしもお金払わなきゃいけないのか……できる限り安いの買おうかな……。今月も金欠だし。

「三十分後にまたここに集合ね!」
「はーい……」

 *

そんなこんなであたしは今もデパートにいる。お花はクリスマスパーティーまでに枯らしちゃいそうだし、服は高いうえにセンスないから……。美容室はカツラ売ってるけど……クリスマスパーティーのプレゼント交換会には向いてないよね。あとやっぱり高い。かめやは……おまじないとかの材料はおかしいと思うし、宝石はクソ高いし! そう考えるとやっぱりデパートの中でどうにかするしかないかなって。

「安くて、クリスマスパーティーに持ってってもおかしくなくて……ってどんなものがいいかな」

生活用品? いやでも生活用品もいろいろあるし……うおお、めんどくさいっ! りんねたちが何買ってるか調べたいけどそれはそれでつまらなくなりそうだよね……。ホントにどうしたらいいんだろう。

「よし、もうテキトーでいいや! 確かどっかに売り場案内図的なのあったよね! それで決めちゃおう!」

案内図で『どれにしようかな〜……』ってやつやってそれで当たったやつにしよう。あたしのやつ当たった人には先に謝罪。ごめんね!

「お、あった! よーし、やるぞー! ど・れ・に・に・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の……」

思い切りテキトーに決めた結果、近場にある雑貨になった。なんかよさそうなのあったらそれにしちゃえばいいよね。とっとと決めよ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.278 )
日時: 2013/12/30 00:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

そんなこんなであたしは今、雑貨屋でプレゼントを探している。
雑貨屋って、結構いろいろ揃ってるんだね。なんだか余計迷っちゃうよ。何がいいかなぁ。

「あっ……この手帳、少し青みがかった水色ですごくキレイだなぁ……なんだかてんまに似合いそう」

なんかてんまって青系色似合いそうだと思うんだ。てんま自身の髪の色も青系だし……ゆうきはどっちかっていうと明るい水色だし。

「……って、アイツに似合うもん探したってしょうがないじゃん! だ、誰に当たるか分からないんだから……」

そう、だからこそ悩んでいるんだから。でもホントにどうしよう……?
小さいキーホルダーも可愛いしいいなぁって思うけど、クリスマスパーティーより先にあたしが無くしそうで怖い。それに、女の子向けのばっかりで、もし男の子に当たったら申し訳ない。

「もう、この手帳でいいかな……」

別にてんまのこと思って選んだわけじゃないもん、違うもん! あんなバカ関係ないんだから! ただ手帳の色がきれいだし、一年中使えて女子にあたっても男子にあたってもいいようにってだけで……!
……あたしは一体誰に何の言い訳をしてるんだろう…………。

 *

結局あたしはあの手帳を買って、集合場所に戻る。意外にもあれだけで十五分程度かかったらしい……集合時間までまだあと十五分あるけど。
集合場所に戻ると、てんまがいた。ゆうきとりんねはまだ戻ってきていないみたい。

「て、てんま……早いね」
「テキトーに選んだからな」
「テキトーなの!? うわー、てんまのはあたって欲しくないわー」
「ひどくね!? そういうお前は真面目に選んだんだろうな?」
「あ、当たり前でしょ……! てんまとは違うんだからねっ」

ホントはこれでいいやって感じだったような気がしなくもないけど……。
それにしても、やっぱりさっきの手帳絶対てんまに似合うよ……うん、絶対似合う。

「あたしのが、てんまに当たったらいいなぁ……」
「…………は?」
「え? な、何?」
「え、いや……思ってる、こと? 全部声に出てたけど……」
「………………へ?」

それって、つまり……てんまに当たって欲しいとかそういうやつ? え? マジで? うそっ……!!??

「い、いいいや違うの、そういう意味じゃなくて……! あの、違うの、あのね!?」
「わっ、分かったから……落ち着けよ」
「う、うん……」

こ、これはなんて言い訳をしたらいいの!? 似合うからっていうのもダメだと思うし……! 第一似合うって言ったらそれこそあたしがてんまのこと考えながら買ったみたいになっちゃうじゃん! でも違うんだよー! そ、そりゃあまぁ……てんまに当たったら嬉しいっちゃ嬉しいかも、だけどっ……!

「ほ、ほほホントに違うからね……!? はっ! いや、別にてんまに当たったら嫌とかそういう意味でもないけどーっ! ちが、違うくてぇぇぇ!」
「マジで落ち着いてくれ。あと微妙に泣くな。オレが泣かせたみたいになるだろ! もし今ゆうきが来たりしたら————……」
「てんま、何ショートのこと泣かせてるの? 殺すわよ?」
「キチャッター!」

あ、れ……? ゆうき?
なんて思ってたらゆうきがてんまを殴ってた。……ご、ごめんねてんま……。


=====作者より=====

お久しぶりですショートです。
日付変わっちゃったんで昨日になりますが遂に参照5000記念絵が完成いたしました。
かなり時間くっちゃいましたが・・・。

ホントにすいません。今日中にこれにケリをつけ、最後に絵をアップします!


もうすぐ2013年も終わりですね。

明日は大晦日なので一応大晦日ネタの番外編(会話オンリーかも)をやる予定。
バイトがあるので投稿時間がどうなるかわからないです・・・こんなこともあるよね!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.279 )
日時: 2013/12/30 13:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

てんまがゆうきに殴られて……あ、いや、クリスマスパーティー用の買い物から数日過ぎ、今日はついにクリスマスパーティー当日だ。因みに昨日は部屋の飾りつけに丸一日使ってしまい、それ以外のことは何もできなかった。そして今日は朝からりんねとゆうきがごはんを作っていた。え? あたし? もちろん戦力外通告だよ!

「ショート! このケーキの飾りつけやっといて!」
「はいはーい」

……こんなことにしか使ってもらえないくらいには料理できないあたし。考えても悲しくなるだけだしもうこのことは考えるのやめよう……。

 *

現在時刻、十四時三十分。ゆうきに呼び出されて、ゆうきの部屋に行く途中なんだけど……クリスマスパーティー十五時から始まるし、準備したかったのになぁ。何の用なんだろう。

「ゆうきー、何なの? 用があるなら早く——……って、あれ? りんねもいる? え?」
「やっと来たわね……りんね、おさえて!」
「は!? えっ、ちょっと……何!?」

ゆうきが叫んだ瞬間、何故かりんねがあたしのことをおさえる。
ホントに何する気なの!? 何かの実験の被写体!? え!?

「ふふふっ……ショートには、これを着てクリスマスパーティー行ってもらうわよ!」

そう言ってゆうきが出したのは思い切りサンタのコスプレ的な何かだった。でもスカートだからどっちかって言うとサンタガールみたいな感じかな。
……じゃなくて! あたしが着るって……どういうこと!?

「何なのそれ! 意味分かんない、何であたし!?」
「いやぁ、てんまに女装させてやろうかなと思ったんだけどサイズ間違えちゃってね。ショートにピッタリだったからショートでいいかなって」
「よくないよ! ゆうきかりんねが着ればいいじゃん! 身長的には大差ないでしょ!?」
「いや、実際は155センチくらいの子が対象だからちょっと小さいのよ。でもほら、ショートは凹凸ないからいけると思って」

うぐっ……確かにそれくらいならいけるけど……でもわざわざ凹凸ないとか言うなゆうきのバカ!
ていうかそんな恥ずかしいの着たくないよ!

「そういうわけでショート頼んだわよ!」
「いーやーだー! やめろバカァー!」

あたしの叫び声もむなしく、あっという間に着替えさせられてしまった。ホントにこんな格好で行けと……? あの二人は鬼か何かですか? あたしはあの二人の奴隷か下僕?

「結構似合ってるじゃない。なんか幼い感じがいいと思うわよ」
「幼いって言うな! ていうかこんな格好嫌だよぉ」
「大丈夫だって! ホントに可愛いわよ! ほら、あれよ、てんまにも可愛いって思ってもらえるかもよ! ……いやどうせあいつのことだから普段から思ってるかもしれないけど」

ホントにそう思ってもらえるなら嬉しいけど! 逆に「何こいつ……」とかドン引きされたらどうしてくれるんだ……。でもどうせ別の服で行ったら怒られるからもういいよこれで。時間もないし……。
とりあえず周りにドン引きされませんよーに!


=====作者より=====

ショートは絶対サンタコスさせるって先月から決めてました

うちの子可愛いです

てんま結婚しよ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.280 )
日時: 2013/12/30 16:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

そのまま時間が過ぎて、ついにクリスマスパーティー開催時間になってしまった。既に全員集まってるみたいだ。
ああ……ホントに嫌だ……こんな格好で出たくないよ!

「ちょっとショート、あたしの後ろに隠れるのやめなさいよ!」
「うるさい! ゆうきも同じ格好すれば分かるはずだ!」
「大丈夫よ、ホントに似合ってるから!」

そういう問題じゃないんだってば……! ていうかあたしだけこんな格好で絶対浮くじゃん! 勘弁してください!

「いい加減諦めなさい。どうせもう着いたし」

うそっ、もう着いたの? 温室こんなに近かったっけ……??
そんなことどうでもいいよ、嫌だよマジで!

「あっ、三人とも来た! ってショート何その格好?」
「うわー、ショート可愛いじゃん!」
「ぐえっ! 杜若……あの……首あたりに抱きつかれるとすごく苦しい……」

あああ……なんかすごいいろんな人にガン見されてるよぉ……もういっそ殺してくれ! ていうかやっぱこんな格好してるのあたしだけだね! そうだろうとは思ってたけど!
……あ、でも杜若はなんか……正装って感じがする。あと菖蒲も。というか菖蒲は全体的にクリスマスカラーだな……。そういえばこの二人はちょっとしたお嬢様とお坊ちゃんなんだもんね!

「お? 何だショート、かわいい格好しててんまを」
「ちっ、ちがーうっ! というかあたしはこんな格好したくなかったもん! 黒ちゃんのバカ!」
「わ、私モ、ああイウの、やれバよかっタかシラ……」
「ジュディはちょっとキツいと思うわよ」
「ひ、ヒドい!」

あすか……そんなこと言っちゃダメだよ……。ていうか、あたしはジュディのほうが似合うような気がするけどなぁ。

「ゆうきーっ、待ってたよ!」
「ぎゃあああ! お前は待ってなくていいしどっか行け!」
「そんなこと言わないでよー!」

あ、相変わらずゆうきは酷いなぁ。彼氏に叫び声あげるとかヒドすぎだよ!
せっかく今年は二人とも一緒なんだからもっと仲良くすればいいのに……素直じゃないなぁ、ゆうきは。

「……お前、それコスプレ……ってやつ?」
「うわっ、てんまいたの!? 影薄……あっ、なんでもない! あとコスプレじゃない……はずだよ、多分。多分」
「失礼な奴だな……! じゃあ何だよ。普段着?」
「知らないよう。あたしが好きでやってるわけじゃないし! というかゆうき曰くてんまに着せようとしたけどサイズ間違えたからあたしが……ってなっただけだし……」
「!!??」

一気にてんまの顔が青くなる。まぁそりゃそうだよね。もしかしたら自分がこんな格好してたかもしれないなんて……。

「でもてんまが女装してるとこ見たかったなぁ……てんまホント可愛い服似合うもんね。そのへんの女の子よりよっぽど可愛いし!」
「嬉しくないんですけど。つか似合わねぇよ! まぁオレはお前でよかったけどな。女装もしたくないし、お前の方が似合ってるし。可愛いと思うけど」
「……!? そ、そんなことない……よ。で、でも……あ、ありがとう」

と、突然そんなこと言うなんて……てんまのアホ! か、顔赤くなってないかなぁ……は、恥ずかしい……。
普段、そんなこと言われないし……嬉しいけど…………で、でもやっぱり恥ずかしいっ!


====ショートちゃんより(´>ω∂`)====

今回はてんまが素直です。
てんショは大好きだしイチャラブさせたいんだけどそういうイチャラブしたとこ書くのって勇気いるよね・・・・
普通に書く人すごいな・・・

参照5900ありがとうございます 5800の絵も描いてないー

すいません

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.281 )
日時: 2013/12/30 18:10
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://uploda.cc/img/img52c137afc4d6f.jpg

ショートです!

参照5800ありがとうございました!!!!

ちょうどクリスマスの日に突破したっぽい


イラストはクリスマスパーティーの時にショート着てった服全体図

5000の絵にもいるんだけど、全体じゃなかったから


あと手にボウシ持ってるのはホントはしてるんだよってこと


ボウシ描くのめんどくさかったから手に持たせといた←


5000の絵ではボウシもつけてません

ボウシつけたら一部のキャラ消えるから まじで

多人数構成だから許してください


とりま、参照5800ありがとうございましたー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.282 )
日時: 2013/12/30 21:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

「おいコラそこのバカップル、イチャついてんじゃないわよ」
「ゆ、ゆうき!? って、イチャついてないし! むしろゆうきがあさひとイチャイチャしてあげれば?」
「黙れ」

ひ、ひどい。ていうかホントにイチャイチャしてあげればいいのにね。それとも、もしやあたし達がいないところでイチャつくからこういうとこではイチャつかないとか? まぁゆうきのことなんてどうでもいいんだけどね!

「で、りんね……何するの?」
「あたしがお腹減ったから朝から準備してた料理出そう」

な、なんて自己中心的な……! あ、でもりんねは朝から何も食べてないらしいし、しょうがないかも……。というかむしろそこは感謝するべきかも。あたし全然何もやってないしね!

「というわけでショートとゆうき持ってくるの手伝って」
「はーい」

……って、あれ? そういえばかなり量あった気がするんだけど三人で足りるのかなぁ。

「——はい、ショートはこのケーキね。ショートって名前がショートケーキみたいだからケーキ担当。ショートケーキじゃないけど」
「この名前そういう意味じゃないんですけど!? ていうかデカッ! 重いって! なにこれホント重い!」
「落としたら許さないわよ」
「ひええ!」

こ、こんな重いもんどうやって運べばいいのさ……ていうかなんか同じようなやつもう一個あるし! あれもあたしに運ばせる気……!? 無理だってー!
と、とりあえずゆっくり行こう。急いだら落としちゃいそうだし……でもあまりにもゆっくり進むと腕が疲れちゃうし……とにかく、頑張って運ぼう!

「よいしょっ……と!」

よしっ、落とさず運べた! よかったー! 落としたら殺されちゃう。
もう一つケーキあったけど、もう一回来てって言われてないし行かなくてもいいかな——……。

「ショート、りんねがもう一回来いって言ってたわよ」
「うそぉ……」

そんな気はしてたからいいよもう! 運べばいいんでしょ! うう、明日絶対筋肉痛になる……って、なんでこんなことで筋肉痛になんなきゃいけないの!?

「はい、次はチョコケーキね」
「はーい……」

くっ……さっきの疲労も相まってなかなかキツいね……! でも正直これを持っていくことより落とした後の方がつらいから頑張るしかないね……っ!!

「う、うう……も、もう無理……」
「ショート大丈夫?」

あ、あとちょっとだ……頑張れあたし! 負けるなあたし!
そう、あと三歩。あと三歩というところで————……足元にあった小石につまずいてしまった。

「ひゃあああっ!!??」

や、やばいっ……! 転んじゃうっ……!
——来る衝撃に備えるため目を瞑ったら、痛みがなくて、不思議に思って目を開いてみると何故かてんまに抱きかかえられてた。

「へ!!?? な、何で……あっ、ケーキは!? ハッ、その前にてんまごめんね! ありがとう!」
「おー……。ケーキはなんかちょっと崩れちゃったけど落ちてはいないぞ」
「く、崩れちゃったの……!?」

そ、それって絶対やばいよね!? お、怒られ……いや殺される!

「どどどどうしようどうやって罪を償えば……いやもう遅いかも……殺される前に死ぬべきかな……」
「ショート、落ち着けよ。流石に殺したりしないだろ」
「黒ちゃんはりんねの恐ろしさを分かってないんだよ! もはや死ぬだけじゃすまされないかもしれない!」
「大げさだな……というか、ホントにそんなことしないと思うぞ」
「な、何で?」

だってあの顔はホンキだったし……確かに落としたりはしなかったけどさ……。

「りんねの目的は達成したと思うから」
「は……? 目的?」
「まぁショートは誰よりも鈍いから分かんなくていいんだよ。気にすんなって。というかりんね後ろにいるし」
「!!??」
「ショートはあたしをなんだと思ってるのよ。殺したりはしないわよ。崩れちゃったのは……まぁしょうがないし。気にしなくていいわよ」

………………???? ホントに全然わっかんないけど、怒られなくてよかった……。
目的ってなんだろう? ……まぁ考えたって分かんないしいいか!


=====作者ちゃんより=====

いつも以上にgdgdですねすいません!!!

目的っていうのはですね!!!
わざとショートに重いもの持たせててんまに助けてもらうっていうアレです

だから達成

いちゃらぶ恥ずかしくて直接的なこと書けないんだもん だから余計にgdgdになる

そろそろケリをつけたいな・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.283 )
日時: 2013/12/31 23:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

そんなこんなで料理もケーキも食べ終えて、それなりに時間が経過。というか食べるのにやたらと時間がかかってしまって、既に日は暮れてしまっていた。
まぁ実際は食べたり何かちょっとしたゲームをしてみたりと……そんな感じで遅くなったんだけど……。

「うーん……寒いし暗いし、みんなもあまり長時間ここにいたらよくないわよね。よし、じゃあもうプレゼント交換会やって終わりにしましょう!」

そうりんねが言う。いつものことながらノープランだよねりんねって……。しっかりモノに見えて意外と大雑把というかなんというか。

「りんね、プレゼント交換会ってどんなものなのかしら? わたくしこういうことやったことがないから、いまいちよく分かりませんの」
「うーんと、ザックリ説明すると音楽が流れてる間テキトーにみんなのプレゼント回して音楽が止まった時に持ってたのをもらえる的な?」
「へぇ……面白そうですわね」

とまぁそんな感じでりんねが説明をテキトーに終えて、実際にやってみることに。
ぶっちゃけあたしもやったことないし、プレゼントの中身もアレだけど……まぁこんなこともあるよねっ!

「じゃあ行くわよー!」

りんねの合図とともにみんながプレゼントを回す。
誰のになるのかな……って言ってもどれが誰のか全然分かんないんだけどね。誰のっていうより中身が実用的なものだったらあたしは嬉しい!
なんて最低なことを考えているといつの間にか音楽が止まっていた。あたしの手にはそこそこなサイズのプレゼントがあった。

「安定のグダグダだけど、これで終わりってことで!」
「ほ、ホントにグダグダだなぁ……」

こんな終わり方ないだろ! もうちょっとオチ考えてよりんね!
まぁこのメンツじゃ誰がリーダーであってもグダグダだったろうけどね……そんな気がする。

 *

グダグダパーティーが終わり、ほしぞら魔法学校メンバー四人で後片付け。……の予定だったんだけど、りんねとゆうきがやってくれるらしいのであたしとてんまは部屋に戻ることにした。あの二人が自らやってくれるなんて珍しい。

「グダグダだったけど割と楽しかったよね」
「まぁな。全体的に早く終わらせすぎ感あった気がするけど仕方ないか」
「ははは……そういえば結局プレゼントなんなんだろ? 開けてみよ」
「ここで!?」

中を見てみると、小さな文房具セットに可愛いキーホルダーが。

「うわぁ……すごい可愛いけどこれ選んだ人バカなのかなぁ? あたしにあたったからいいけど、もしあさひとかに当たってたらどうするつもりだったんだろ……」
「……悪かったな、バカでよ」
「は!? うそ、てんま!? こういう趣味なの?」
「そ、そんなわけないだろ! そういうお前こそロクでもないものじゃねぇだろうな?」

そう言っててんまがプレゼントを取り出す。って、あの包み……!? お互いで交換したってこと? ふえええ!!??

「何? 手帳? 意外と普通だな……」
「うっ、うるさいバカてんま」

……てんまのことを思って選んだものがてんまに当たるなんて、びっくり。
しかもお互いに交換なんて。やっぱ、やってよかった……かも。へへへ。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.284 )
日時: 2014/01/01 00:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://uploda.cc/img/img52c2dbd034785.png

間に合わなかった〜〜

というか連投だめって言われた〜〜〜〜wwwwww


新年あけましておめでとうございます!!!

今年もこのグダグダ小説と残念作者をよろしくお願いいたします!!!!


今日は更新しません。

正月からぼっちだよわたしは。


先に絵投下しちゃえばよかったね。ホントすいません・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.285 )
日時: 2014/01/01 23:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/vote/?cn=28&_cus=myq7up

 .。o○ 番外編*ショートコント4 あけおめ! ○o。.

沙桜「ついに2014年です。あ、えっとあけま」

てんま「あけましておめでとうございます」

ショート「今年もよろしくね!」

沙桜「!? こいつらヒドッ!? ま、まぁいいや……昨年は大変お世話になりました! 今年もこのグダグダでダラダラな短編集をよろしくお願いします」

てんま「今回は何するんだ?」

沙桜「今回はきゅーえーでやってることを逆にしてやろうかと。要するにキャラクターがわたしに質問する的な」

ショート「ここじゃないけど前にもやったね……まぁいいか。ネタがないもんね」

沙桜「そうそう」

てんま「最悪だ……」

ゆうき「じゃああたしが質問するわね! 課題進んでますか」

沙桜「なんでいきなり心にくるような質問するの!? 手つけてねぇよ!」

ゆうき「流石ね。ホントクズだわ」

てんま「じゃあ次オレな。どうしたらそこまで女らしさのない女になれるんですか」

沙桜「そうだね……うーんと、わたしみたいにダラダラした生活送ればこうなるよ」

てんま「ホントクズ」

ショート「じゃああたしも! 今月の26日は検定らしいですが勉強はしてるんですか」

沙桜「課題もろともやってない」

ショート「やろうよ。受からないのは分かりきってるけど、課題は別だからやろうよ」

沙桜「今日祖母の家に持ってったけど持ってっただけでやってない」

ショート「クズすぎだね……」

あさひ「はい! 次は何の話を書くんですか?」

沙桜「参照1800以来、参照コラボやってないからやりたいんだけど5900は絵にしちゃったし6000は絵がいいし6100のときにはもう次の話書いてないと……って気がするから決まってないで」

あさひ「いや決めようよ」

沙桜「そうだなぁ……デートの話もいいなぁと思うけどてんショも書きたいしどうしたらいいかな?」

あさひ「あみだくじしようよ。もらったネタ3つで何番目に書くか」

沙桜「よっしゃ! やってくる!」

 〜しばらくお待ちください〜

沙桜「決まったよ! 1番あさゆう、2番トリプルデート、3番てんショ。書いた範囲は狭いのにA4の紙使っちゃったもったいない」

てんま「そしてこの3話の間のどっかにコラボ入れろ。いい加減やれ」

沙桜「ひゃい」

りんね「最後にあたしが質問するわ」

沙桜「うい。なんすか」

りんね「裏HPでやってる人気投票、現在順位どうなのよ」

沙桜「そういえば……そんなもの、あったね。じゃあ言うよ。

1位 ショート
2位 てんまとゆうき
3位 あさひ
4位 杜若とコハネ
5位 りんねとゴスペル(←コイツは何故)
6位 てんこちゃんとあすかとなるみとチョコ
7位 そのほか

   って感じですね! てんこちゃんはまぁ……ある人にいろいろ言われて追加したんですけどね……」

ショート「やったー、1位だぁ」

ゆうき「これのどこがいいのかしら……」

てんま「主人公だから同情されたんじゃね」

ショート「負け惜しみ?」

ゆうき&てんま(うわ、こいつうざい)

沙桜「因みにまだやってるよ。参照のとこにURL貼っとくから是非やってね!!!!!!!!!!!やってね!!!!!!!!!!!!やってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

てんま(う、裏HPの意味ねぇっ!)

ゆうき「というかそろそろ終わりにしないと」

沙桜「あ、そうだね。とりあえず今年もよろしくお願いしますー!」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.286 )
日時: 2014/01/01 23:34
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://uploda.cc/img/img52c427576327e.jpg

ぐああああせっかくカキコのあっぷろーだーにあげたのにー


参照5900記念兼あけおめ絵!

描き初めです


はぁショートさん可愛い

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.287 )
日時: 2014/01/05 12:35
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)

ショートです・・・

ついにさんしょが6000こえてました・・・!

昨日も一昨日も見てないのでいつ超えたかわかんないので今日にしておきます(笑)


嬉しいですありがとうございます!!!!


小説の更新はちょっと待ってて欲しいのです。
絵はそのうち・・・はい。

すいません(´・_・`)


ありがとうございます!!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.288 )
日時: 2014/01/12 00:33
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://uploda.cc/img/img52d163a2c2e0c.JPG

ごめんなさい〜〜〜〜〜〜〜〜
参照6000記念の落書きですっ!!!!
今回はアナログです〜〜〜〜半袖とか寒いwww

6100もこえてしまいましたね;;;

本当に申し訳ありません><


6000のキャラ紹介、次は千秋ですよね多分


何を最初に描くかは決まっておりません すいません

なんだかんだでやっぱり検定近付くと忙しい(?)ですね・・・
課題やらなさすぎて毎日教師に怒られてるよ・・・(クズ)

日商は受けないことにしたので・・・・2月はきっと大丈夫です・・・来年度頑張る・・・たぶん。。。


とりあえず6000ありがとうございましたっ!


Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.289 )
日時: 2014/01/13 14:42
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
参照: http://uploda.cc/img/img52d37b890e416.JPG

参照6100ありがとうございました!!!

今回は線画です・・・はい・・・

6200で完成形載せます


まどマギのキャラクター、巴マミのコスプレしたうちの子です

さて誰がマミさんのコスプレをしているでしょうか^^

ヒントは同じ色の子です。

完成したら答えも言います!!


これからは大体こんな感じでうpします

絵描く時間も小説描く時間もなかなかね〜〜〜遊んでないわけでもないんだけど←

学校で絵描いてると担任が何故か怒るんだよ 休み時間くらい好きにさせて欲しいわ・・・


因みにまどマギコスは全キャラやりますん いやうちの子じゃなくてまどマギキャラ全部って意味だよ

そして順番は退場してった順な←


6200こえてたのでできる限り早めにやります ありがとうございます

ではノシ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.290 )
日時: 2014/01/14 21:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 0G7ev7nW)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=67949.jpg

どうも作者です!!!!!!

今日やっと塗り終えましたん!!!!!!!!!!!!!!!!


絵の方にキャラクターの答え描いてありますん


ほしぞら魔法学校は初期から女装ネタありますしおすし・・・
髪の毛黄色い子、コイツ以外いない上に前髪も似てたからね(笑)

髪はまじで縦ロールなしバージョンです はい

胸はもちろん偽物ですよ・・・あったらおかしいですしねwww


退場順だから次はさやかですね

6300いくかな・・・ww


あ、6200ありがとうございましたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.291 )
日時: 2014/01/21 00:29
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: tTgB4KaM)
参照: http://uploda.cc/img/img52dd3f2e8cfd4.jpg

こんばんはショートです。

一昨日参照が6300こえたので絵をうpしに・・・・


小説更新できずにいて申し訳ないです。

多忙なのはウソじゃないんですよ・・・・


高校受験のこの時期よりも遥かに忙し・・・くなきゃいけないのですが、まぁそうでもないですね(サボリ魔)

山のように宿題出されてるので原価だけはこなしてるんですよぉ〜〜〜だから無理なんです・・・・




参照絵に関してはきっと分かる人には分かるはず。

まどマギのさやかコスをしたうちの子です。

マミさんのときは縦ロールがあったから足したけど、さやかは元々そこまで長くないからうちの子本人の髪型のままです。


わたしが一番溺愛してるアホ毛の男の子です!!!!!!!!!!


マミさんコスのコハネより気合入ってないように見えますがそうなんです!!!!

元々わたし、さやかの魔法少女衣装描くの苦手なんですよね!!!!その上バランスも散々なんです!!!!


色塗りでどこまで誤魔化せますかねマジで!!!!!!!!!!




ていうかうちの子で杏子のコスプレを出来そうな子がいない・・・(笑)
まず赤い髪の子いないし。


残りの3人は杏子、ほむら、まどかの順でやります。

まどかは概念になっちゃったけどいいじゃない←



とりあえず参照ありがとうございました

検定が終了次第小説も復活させますのでお待ちください〜〜〜〜ヽ(;▽;)ノ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.292 )
日時: 2014/01/26 18:31
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: tTgB4KaM)
参照: http://uploda.cc/img/img52e4d4c1a28a1.jpg

こんばんは!ショートです!!!!

昨日参照が6400こえていたのでソッコーで塗りました。

要するにきったないってことです! まぁどうせ線画も汚いんだから許してくれよ!←

ここまで汚いと思える絵を描いたのは久々かもしれない!!!!嬉しくないけどな!!!!!!


因みに6300の線画のうちの子の答えはてんまです!

分かる人は分かると思われる・・・www


そんでもって本日、検定が終了いたしました。

合否はまだ分かんないけどどうせ落ちてるから大丈夫だよ。


6000のキャラ絵、イラストならびに小説の放置本当にすいませんでした〜〜〜〜

そのくせ検定は落ちる(予定)というね だったら更新しろって感じだよね\(^o^)/

でも勉強はしてたんだよ一応・・・・


今日から更新します!!!!!全力でやります!!!!!!


ただバイトのある日は更新できるか分かんないからそこんとこはヨロシク!!!!!!!!!



では6400ありがとうございましたっ

てんま愛してるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜結婚しよ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.293 )
日時: 2014/01/26 22:38
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: tTgB4KaM)

 **一日デート?**


あたし、ゆうきは現在進行形でとてつもなくイライラしている。理由は簡単、ロリチビなピンクのツインテール女があたしの大事なネックレスを壊したからだ。

「ゆうきぃ〜、ホントにごめんってばぁ〜! 直す、直すよぉー!」
「うるさい絶壁。不器用なアンタに直せるわけないじゃない! 余計に壊されるのが目に見えてるわよ!」
「そ、そんなことないよぉ! えっと……共犯のてんまに手伝ってもらうから!」
「てんまだって不器用じゃないの……!」

てんまが共犯、というのはただ単にショートが勝手にあたしのネックレスを持ち出して、てんまとぶつかって壊したから共犯……ということになっている、らしい。
あたしからすれば百パーセントショートが悪いように思えるのだけれど。

「……あっ! じゃ、じゃあちょっと待ってて! いいもの持ってきてあげる!」
「はぁ?」

あたしが言う前にショートが部屋から飛び出していく。
……なんだろう、何か嫌な予感がするわ。いいものって何だろう。というかあたしにとっていいもの……なのよね?
と、不安に思っていると再びショートがやってくる。

「ほ、ほらこれっ! これあげるから許して!」
「……? なにこれ」
「えっとねー、ディ○ニーランドのペアチケットってやつだよ! なんか知らないけどもらったからあげる!」

……は? ペアチケット? なんでそんなもんをあたしに?

「これであさひ誘って————うわぁっ! 言い切る前に殴ろうとするのやめよう!?」
「あたし的にはショートとてんまが行くのを見守ってたほうが楽しいし割に合うんだけど?」

いつも思うんだけど何でコイツ自ら殴られるようなこと言い出すのかしらね。マゾなのかしら。あたしはあさひなんかと行きたくないし、行くつもりもないわよ!

「そ、そんなこと言わないでよぉ! あさひが可哀相だよっ! 今はいいかもしれないけど、そのうちホントに嫌われちゃうかもしれないよ?」
「べ、別にそんなことどうだって……」
「よくないよ! は、恥ずかしい気持ちも分からなくはないけど……でもでもっ……あ、あさひは……あさひはホントのホントにゆうきのこと、絶対に……大好きだから……!」

そう言いながら、何故かショートが泣き出す。ハッキリ言って意味がわからない。何故お前が泣く必要があるのだ。
……まぁ、ショートの言いたいことは分かる。あたしだってホンキで嫌っているわけではない。嫌いじゃなくて、ウザいのだ。恥ずかしいことも合っているが、あたしから誘って調子に乗るアイツを見るのも想像するのも何もかもウザい。

「お願いだよぉ、一緒に行ってあげてよ〜〜〜! クリスマスの時でさえロクに構ってあげてなかったじゃん〜〜〜! あたしなんか、誰にも好かれたことないってのにぃ〜〜〜〜畜生!!」

お前が泣いてる主な理由はそれか。というかお前は数年前からそこの水色アホ毛に愛されているだろう。いい加減気付いてやれよこのクソ鈍感。そしてショートから目をそらすなクソヘタレ。

「分かったわようるっさいわね! 絶対にネックレスを直すって約束するなら……いいわよ」
「ホント!? 絶対直す! 直すから!」

……めんどくさいな。まぁしょうがないわね……。
それにディ○ニーそのものは楽しみだしね。最後に行ったのいつだったかしら?
でもその前にアイツを誘わなきゃいけないのよね。なんて言えばいいのよー!


=====作者より=====

瑠璃ちゃんリクエストのあさゆうです。

因みに(ショートはどうだか知らんが)作者はドMです。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.294 )
日時: 2014/01/31 00:54
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: tTgB4KaM)

バカ二人を部屋から追い出し、ディ●ニーについて考え出す。
……誘う前にいつ行けばいいのよこれ? 期限とかあるのかしら。ひとまずチケットの期限の確認しとかないと。

「えーっと……ってこれ、明日までじゃないの! あのバカ、これいつもらったのよ!」

期限が明日ってことは、明日行くしかないじゃないの! しかもそれってつまり今日中にあさひと一緒に行く約束しなきゃいけないってことじゃない……!
……まぁ、あさひのことだからどうせ拒否らないんだろうけど……ああでもやっぱりムカつく! 何であたしがアイツのこと誘わなきゃいけないのよー!

「くっ……でも悩んでる時間なんかないか……テキトーに何か理由つけて誘えばいいわよね……」

いや……ここはむしろ手紙の方がいいかもしれない。アイツの調子に乗ってるとこを見なくて済むし。
こういうとき、携帯電話が使えればいいのに……。魔法使いになる前は持っていたけど、ここは電波がないから持ってても大して役に立たないから、って置いてきたのよね……。ま、実際携帯電話があったって電波がないからメールなんか送れないんだけど。

「無い物ねだりしたってしょうがないわよね。よし、書こう」

調子に乗った返事をされるのも嫌だし、命令形にしとけばいいわね。ていうかむしろ明日の……八時にここに来いって言えばいいかしら?
もうそれでいいわよね!

「よしっ、できた! とっととApple魔法学校行って置いてこないと」

あさひにバレるのも面倒だし、見つからないようにコッソリ置かないと。
そんで確実に見てもらえる場所に置いてちゃっちゃと帰ってこよ!

 *

それから数十分。なんとか手紙をあさひにバレることなく、目に付く場所に置いて帰ってくることができた。これで今日の任務? は終わりねっ!
……そういえば、何を着ていけばいいのだろうか。あさひと二人で出かけたのなんて、五年以上も前だし……その時は、今とはまた違ったし……。って、そ、そんなことどうだっていいじゃない! 何であたしがアイツのためにいちいち服を選ばなきゃいけないわけ!!?? テキトーでいいじゃないの!

「……はっ! そ、そうよ……女子として、さ、最低限の……み、身だしなみなんだから!」

どっかのバカと違って、あたし女子力あるから! 毎日制服かジャージしか着ない女子力ない女子とは違うからっ! そ、そうよ……身だしなみよ!

「……っ、あさひなんかのためじゃ、ないし……!」

 *

————一方その頃、ゆうきからの手紙を見つけたあさひはというと……。

「あれっ? ゆうきから手紙!? わぁ、嬉しい! 何だろう!!??」

あさひが手紙の封を切り、内容を見てみるとそこには……。

「えっと……『明日の朝八時に ほしぞら魔法学校学生寮の始まりと終わりの扉に来い 来なかったらひどい目にあわす』……なにこれ果たし状? 僕明日ゆうきに何されるの……?」



=====作者より=====

検定終わったはずなのに・・・山のように宿題が出されるのは何故

そんなわけで更新率向上するか分かりません
絵は全然進んでません 4周年記念はまったくもってやっていません どうしよう

そして制服かジャージしか着ないっつのはわたしがそうだから(実話)
1ヶ月に3回私服着たらいいかなくらいですね(いい笑顔)

あさゆう編、あまり長く書かないかもしれないです
分かんないけど!

とりあえずたまってる絵はどうにか頑張ります本当にスイマセン

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.295 )
日時: 2014/02/02 23:43
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: tTgB4KaM)
参照: http://uploda.cc/img/img52ee58fdcfd4c.jpg

本日は!!!!!!ツインテールの日!!!!!!(ギリギリ)

要するに!!!!!!!!主人公の日だ!!!!!!!!!←


6500記念も兼ねてショートと黒いの描きました(^-^)

因みにデジタルだお


線画までは真面目だから(真顔)


・・・・色塗りについては まぁ うんwww


現実のショートも一日ツインテでいたよ だって結ばないと邪魔くさいし_(:3 」∠)_


小説の続きどうしましょ。。。


とりあえず6500あざましたーーーー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.296 )
日時: 2014/02/09 12:59
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QBu8QfZi)
参照: http://uploda.cc/img/img52f6fc93e9563.png

めっちゃ時間かかりましたが・・・
ようやく参照6000記念の絵が完成いたしました!

の割にクオリティ低いですね・・・


勝手ながらカトレアちゃんお借りしました;;;;


新人さんとあさひくん、のやつです!!!!!
あまりにネタがなさすぎて参照記念小説に手出し奴wwwwwwww


参照6600もやんないといけませんね・・・ひええ


あとキャラ紹介二つ溜まってしまいましたね・・・・ヒイ


頑張ります


6000ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.297 )
日時: 2014/02/10 16:12
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QBu8QfZi)
参照: http://uploda.cc/img/img52f87a4068a6b.png

+*キャラ紹介*+


名前:千秋/ちあき
性別:女
年齢:14歳
誕生日:9月22日
血液型:A型
趣味:てんまに嫌がらせをして反応を見ること
特技:悪知恵を働かせること
容姿:オレンジ色の・ショート
設定:四姉妹の三女。とりあえずてんまに嫌がらせをすることが大好き。彼女にとっててんまなんて玩具のひとつでしかない。最近は昔のてんまの女装写真をてんまに送りつけているとかなんとかって。一応千夏の恋は応援しているがショートのことも応援してるっぽい。どっちが結ばれてもどうでもいいというか、まずあれのどこがいいのか分かってないから応援してるというよりどうでもいいんだろう。そしてほしぞら魔法学校キャラ屈指の不器用さん。


*絵もそうだけどキャラ紹介も急いでかいたので、もし何かおかしなとこがあれば言っていただけると嬉しいです!すいません!!!
ついでに遅くなってすいkませんでした(土下座)
次は千冬ですーーーーーーーーー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.298 )
日時: 2014/02/12 20:16
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: QBu8QfZi)
参照: http://uploda.cc/img/img52fb4a8be13f6.png

 +*キャラ紹介*+


名前:千冬/ちふゆ
性別:女
年齢:13歳
誕生日:12月22日
血液型:AB型
趣味:他人にイタズラすること
特技:情報収集
容姿:薄い水色のお団子ヘアー 制服とか着崩す
設定:四姉妹の末っ子。元気で明るいイイ子かと思いきや、陰湿な部分も……。噂話とか大好き。とんがりボウシらしいでしょ? 因みにてんまのことは(何故か)ちょっとキモイと思ってる。やらされてるのは知ってるけど女装するから、らしい。姉の千秋と仲がいい。



・・・絵のことなんですけど、セーターの袖に色がないのは・・・アップロードしてやっと気付いたからです・・・
すいません・・・・

塗ろうとも思ったんですけど・・・既に消しちゃってたので・・・はい・・・サーセン・・・

流石に0から塗る気は起きませんでしたの・・・


四姉妹の中で一番気に入ってた絵だったのにヽ(;▽;)ノ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.299 )
日時: 2014/02/14 12:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 81HzK4GC)

 **はっぴー☆ばれんたいん!**


今日は四月十三日。ふんどしの日……あ、いや、バレンタインデーの前日である。
あたし、ショートは去年、一昨年のことをふまえて、無理やりなんかやらされる前に自分でやろうと思い、チョコを買いに来ている。

「ま、手作りチョコなんて言ったってどうせ元のチョコ溶かして固めるだけなんだけど……」

流石のあたしだってそれくらいはできる……はずだ。一昨年はゆうきに嫌がらせするためにあくまでもワザとおかしなチョコを作っただけだし……。去年はちゃんと作ったもん。
それに一年経ってるわけだしあたしだって成長してるはず……! うん、大丈夫!

「あれっ、ショート何やってんの?」
「ゆうき……見てわかんない? 明日のバレンタインのための準備ですよーだ」
「……はっ? あんたが? チョコ作るの? え? あっ……あたしはいらないからね?」
「どういう意味だぶっ飛ばすぞ」

前に千夏にお菓子もらったときも「万が一ショートがお菓子作ってもあたしにはくれなくていいからね」とか言うし……みんなあたしを何だと思ってるわけ!!??
第一ゆうきは一昨年あげた……けどそうだよ嫌がらせしたんだった……。

「ま、そんなことはおいといて……勿論てんまにはあげるのよね?」
「え? あぁ……うーん、そうだね。まぁあげてもいいかな」
「なんじゃそりゃ。一応好きな人とかにあげる日じゃないの?」
「いや別に誰にあげるとか決めてないし。テキトーに作って出会った順に配ろうかと」
「よーし明日はほしぞら魔法学校以外のところにいようかな!」

ホンットこいつはっ……! 今年もゆうき専用で嫌がらせチョコ作っていいかな……。
いや、今はアホゆうきの言ってることを気にしてる場合じゃない! とりあえずちゃっちゃとチョコ買って、学生寮戻ってチョコ作らなきゃ……!

 *

「ふぅ……結構買っちゃったなぁ。今月もう何も買えないかも……」

バレンタインってこんなに出費がかさむものなんだね……。本命だけ! とかだったらもうちょっと安く済むんだろうけど……そういうわけにもいかない。
あぁ……あたしに彼氏とかいればその人だけに渡せば済む話だった……かもしれないのに。あたしは彼氏どころかロクに人に好かれもしない哀しい女ですからね!

「いやいや! そんなことを言ってる場合ではない! テキトーに作って! さっさと終わらせよう!!」

もう早くバレンタイン去ってくれ!


=====作者より=====

まだあさゆう編終わってないけど・・・・・
毎年(とか言って中3のときから)バレンタインネタはやってるので・・・!!
去年、一昨年とか書いてあるけどそれホントにやったから!!

知ってる人は知ってるんじゃね どんな話かは忘れてるだろうけど・・・(笑)

わたし人生初のバレンタインのチョコを・・・今日作ります
>>当日<<

だって今日学校ないし次学校行くの17日なんだぜ・・

まぁそんなわけで今日中にこの話終わらせるお

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.300 )
日時: 2014/03/11 14:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: PlPsdmBX)

「まぁでも……チョコを溶かして型に流すだけで手作り……なんて……」

いや、まぁ無論あたしはそれ以外の方法でチョコを作る気はないし、ほかのなんて作れるはずがない。分かってはいるけど……かなしいね!
それにしても……なんだかチョコ見てるだけでもう甘いもの食べたくないというかチョコ食べたくなくなりそうな感じが……。バレンタイン終わってすぐはチョコ食べれないかも……?

 *

「よし、できた!」

とりあえずいっぱいできたし、テキトーに包んでいこう。入る分だけ入れて、それをいっぱい作ればいいよね。
あたし不器用だからラッピングとか上手くできる自信ない……けど、やんなきゃだよね……ああ、めんどくさい。

「いっぱい作ってもあげる人いないと意味ないなぁ……誰にあげよう」

とりあえずほしぞら魔法学校にいる人にはあげとこうかな。あと杜若と菖蒲も! あさひはゆうきがいるからいいかなぁ……? 黒ちゃんとかにもあげようかな。
……てんま、に……あげたほうがいいのかなぁ。だって、てんまはジュディにもあすかにも……千夏にも好かれてるじゃん? あたしがあげる必要なくない? そしてさっきのゆうきみたいなこと言われたら流石に凹む……。

「っと……全部詰め終わっちゃった。てんまには……余ったら、でいいよね」

ゆうきには無理やりにでも押し付けてやろう。別に変なものは入れてないけど……なんとなくムカつくから!

 *

そんなこんなでついにバレンタイン当日————。
あたしはいつもより少しだけ早く起きて、急いで制服に着替えて昨日作ったチョコをカバンに詰め込んだ。

「あらショートおはよう。片付かないからとっとと朝ごはん食べちゃって」
「おはようりんね。……あれ? ゆうきとてんまは?」
「あぁ……てんまは珍しくあたしより先に起きてすぐに学校行ったみたいよ。ゆうきは……学校休むとか言ってどっか行ったわね」

……てんまはどうでもいいけど、ゆうきのことはすごくぶん殴りたい。昨日言ってたこと……本気でやる気なんだね……。というかそんなにあたしの作ったもん食べたくないわけ!? 失礼なやつ!

「……あっ、そうだ! りんね、これあげるね」
「あら、ありがと。じゃああたしもあげるわ」

あたしが昨日作ったチョコをりんねに渡し、りんねはあたしにバレンタインのチョコをくれた。あたしのよりもよっぽど見栄えがいい。流石りんね! 昨日はチョコ食べたくないとか言ってたけど、もしかしたら自分のヘタクソなチョコしか見てなかったからかもしれないね!

「よし、じゃあ行ってくるね!」
「うん、あたしも片付けたら行くわ」

あたしはチョコと筆記用具しか入ってないカバンを取って走って学校へ向かう。学校着いたらクラスの子に渡さないと!


=====言い訳コーナー=====

本当にすいませんでした(土下座)

全然間に合ってないどころかそろそろ二週間ですねクズですね。
忘れてたわけじゃないんですけど・・・・なんていうか・・・・はいすいません。

安定のやるやる詐欺でした。もうわたしの「○○までに書きます」は信用しないでください(クズの極み)

アッ、因みに・・・わたし自身はクラスの友達にも、ある意味渡した中では本命?的な・・・(表現ができないマン)
その人にもちゃんと渡したんだ・・・うん

わたしが渡せたんだから今年もほしぞらショートちゃんはてんまくんにチョコを渡せる・・・はずです

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.301 )
日時: 2014/02/27 22:33
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lYj7ms9H)
参照: http://uploda.cc/img/img530f3c3238283.jpg

参照!!!6600!!!!ありがとうございました!!!!!!!!!!

絵はクッソ雑だけどショートさんがいつもより可愛くかけた気がするのでなんでもいいです(クズ)


せっかくなのでどうでもいいショートちゃんの情報。

わたしが猫大好きなのは言ったことがあった気がするけど、こっちはなかったと思うから。


この部分も同じです。猫派、犬派ではなく”猫好き”なのです!
そこんとこ勘違いしないでください!猫愛してます!!!!!激ラブです!!!!!!!!!!!!

知ってる人いるかもしれないけどショートって名前は「アメリカンショートヘア」からきてます。
ショートケーキじゃないからな!!!!!!!ていうかわたしショートケーキ嫌いだし



あと一つ。

本日、ほしぞら魔法学校はここ、小説カキコに初めてスレを立ててからなんと「4年」経過致しました!

せっかくの4周年なのに何もできないのですが・・・(´・_・`)


一度挫折こそしたものの、結果的にこうして続けられてるのはこの作品を好きでいてくれる人がいてくれてるからこそだとわたしは思ってます!

ありがとうございます!!!!


来年3年生なわけですが、5周年迎える前に就職内定決まっててほしいな(無理)




そんなわけで参照6600、ならびに4周年ありがとうございましたー\(^o^)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.302 )
日時: 2014/02/28 15:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lYj7ms9H)
参照: http://uploda.cc/img/img5310283f995f1.jpg

参照6700記念!安定の雑描き\(^o^)/


今度はてんまのどうでもいい情報。

てんまくんは案外器用なんです。
細かい作業とか得意だと思う。

あ、でも一番器用なのは千夏なんだぜ・・・


因みにショートさんは果てしなく不器用です。わたしも不器用です。
細かい作業は苦手です。


てんまくんは作業的なことは器用だけど、恋愛は不器用なのがいいと思います。結婚しよ。



小説の続きはしばしお待ちを(‾◇‾;)


6700ありがとごぜました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.303 )
日時: 2014/03/15 00:07
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: PlPsdmBX)
参照: http://uploda.cc/img/img5323195cab7f6.png

時間も絵の内容的にもすごい遅刻だけど〜〜〜〜参照7000の記念イラストだよ!!!!


テストは終わったけどまあまだちょっと忙しいといえば忙しいのだ



なんていうかわたしのやる気がないときに参照が100増えたりするといつこえたかわかんなくなっちゃうね



もうすぐ一周年だから真面目に書きたいとは思ってます!

やる気が出ません!!!


とりあえず明日・・・いや今日!バレンタインのネタはきっちり終わらせます。ホント!!!

もし忘れてたら殴ってください←



ホワイトデーもすぎたけどね・・・・・


うん・・・



あと、バレンタインネタが終わったら100の落書きと500のキャラ絵に集中します

500はキャラ絵だから真面目にやるけど100は手抜きになりますすいません


いつまで続くかなこの小説 いつまでこのスレッドで書けるかな


とりあえず成人する前にはこのスレッドは終わらせたいね


一年で300いかないってことはこれ結構厳しいと思ってる(笑)




とりあえず頑張ります・・・ほんとです・・・・

あとホワイトデーに赤点が2つ返ってきました・・・いみわかんないです・・・・

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.304 )
日時: 2014/03/27 10:01
名前: はる歌世 (ID: 5ROqhRB3)

お久しぶりです!

バレンタインのショートちゃん可愛いですね〜
ここきて癒されてます!
おお!4周年・・・!凄いです!流石です!
ショートちゃんもてんま君もゆうきちゃんもうまくいくといいですね!
遠く離れた画面越しから応援しております(`・ω・´)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.305 )
日時: 2014/03/31 11:50
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)

@はる歌世さん


ありがとうございます!!!
まだ終わってないですけどね!!!!!(クズ)


そうですね・・・うまくいったらいいですねwww


頑張ります\(^o^)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.306 )
日時: 2014/03/31 12:17
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71010.jpg

やっと参照6800の絵終わりました(落書き)


ショートさんにわたしの行ってる学校の制服着せただけ

見たことある人もいるかもしれないけどwwww


13時からバイトなんで帰ってきたら100単位の落書き進めます


昨日風呂入る前にネタ思いついたのに完全に忘れてるからホント世の中クソ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.307 )
日時: 2014/03/31 22:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71076.jpg

参照6900記念です。

てんまをいじめたかった。


・・・ていうか本音だよ。

てんまって同性の・・・友達って呼べそうな相手いなくね、と思って。


会話してる相手なら多分杜若が一番だと思うけどお互い友達だとは思ってなさそうだし・・・。

(ていうかショートのこと好いてるキャラはみんな友達だと思ってなさそう・・・ww)


あさひとコハネも別に仲いいわけでもない気がするしなー

いたら話すくらい??友達ではなさそう


そう考えるとやっぱてんまに男友達いなくね??wwww


というわけで6900ありがとうございました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.308 )
日時: 2014/04/01 16:10
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71113.jpg

参照7000記念です!!!!



あと私事ですが東京に引っ越すことになりました(´>ω∂`)てへぺろ☆

父親の仕事先がまた移動したのです(今まで2回あったけど全部県内)


そんなわけで超手抜きだけど参照7000ありがとごぜました!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.309 )
日時: 2014/04/01 16:38
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71115.jpg

参照7100記念です!!!!!

前にやってたほしぞらキャラまどマギコスもどきだよ!!!!


今回は黒ショート×暁美ほむらです!!!!!

ほむほむの服は貧乳の方が似合うけど黒髪ロングはこいつしかいないんだ・・・・


杏子は諦めました。


あとベリー眠いです 眠い!!!!


7100ありがとうごじゃりました

増税

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.310 )
日時: 2014/04/01 17:25
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71121.jpg

参照7200突破記念!!!

次はショート×鹿目まどかだよ(^o^)


・・・あ、因みに二つ前のレスの東京行くとかいうのはウソです


エイプリルフールだよ(・ω・)


でも父親の勤務先が2回変わったってとこはマジだから


今日2回だけウソついた(笑)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.311 )
日時: 2014/04/01 23:45
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: lcvAscrA)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71153.jpg

参照7300記念です!!!!!!!


エイプリルフールということでほしぞらメンバーにうそついたかどうかっていうあれ



てんまはオチもどきのためにいるんですかね????????



でもショートもショートであれ

因みにわたしは今日ウソついた数より圧倒的に騙された数の方が多かったです・・・


7300ありがとうございました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.312 )
日時: 2014/04/02 11:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: uqhwXtKf)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71163.jpg

参照7400ありがとうございました!!!!

というわけでてんまにてんこちゃんになってもらいました!!!!!



てんこちゃんも愛してますよわたしは!!!!!!!



そんなわけで7400ありがとうございました!!!!!!!


もうネタがありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(重要)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.313 )
日時: 2014/04/02 14:24
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: uqhwXtKf)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71168.jpg

やっと参照7500です!!!!!!


ついったでネタひろってきた(クズ)


てんショちゃん付き合ってる設定で



最後は一応てんまくんがショートちゃんに指輪はめてる絵にしたつもりなんだけどうまく描けませんでした 残念!!!!



てんショちゃんは告白するのもぷろぽーずすんのもてんまくんからがいいです


てんショちゃん何してても可愛いので困ります

可愛いです はよ結婚しろ



なんか普通に漫画の内容書いてるけどみなさんわたしのスレにURLはってたらリンク先とレスの文章どっち先に見てんのかな

もしレスからだったら内容書いたらやばいよね(今更)



URLはってたらURL先に見てください(今更)


7500ありがとうございましたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.314 )
日時: 2014/04/02 23:18
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: uqhwXtKf)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71180.jpg

参照7600記念です!!!!

これで100の落書きは追いつきました(クズ)



こんなクズですいません・・・・


バレンタインはまじでいい加減ケリつけないと2014年のバレンタイン終わんないまま2015年のバレンタインなんてことになりそうです・・・

いやどんだけ放置する気だ



とりあえず絵に関してはキャラ紹介がまだ残ってます

しにたい 自業自得だけど・・・


そういえばわたし500キャラ紹介終わったら何するって言ったっけ

何もしなくていいかな


遡るのめんどくさいから誰か覚えてたらどこでもいいから教えて欲しいです・・・(クズ)



因みにバレンタインの続きはこっそりアップする(あげない)のでまぁ・・・はい

でもどうせ500とかであがっちゃうからあんま意味ないですけどね


アッ、あげないってここにアップしないって意味ではなくスレをあげないってことです・・・!



今更だけど絵の説明的な


春になってあったかくなったからと調子に乗って軽装で学校行ったら外は案外寒くて「寒いな〜〜」とか思ってたのがてんまに気付かれて
なんかよくわかんないけどてんまがブレザー貸すとか言ってきて、でもショートさんは申し訳ないからって断ったけど無理やりブレザー貸すっていうてんショちゃんが可愛いって話

日本語おかしい?いつものことだろ気にすんなよ

あとあとてんまが実は自分自身もちょっと寒くて次の日風邪ひいてショートさんが看病してくれたら最高ですね!!!!!!!!!!

だから誰かそんなてんショちゃん描いて もしくは書いて

わたし待ってるヵら。。。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.315 )
日時: 2014/04/04 21:02
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: uqhwXtKf)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71319.png

 ++キャラ紹介++


名前:コハネ
性別:男
年齢:17歳
誕生日:10月10日
血液型:AB型
趣味:散歩
特技:短距離走
容姿:黄色の短髪 前髪は6:4くらい?
設定:りんねの幼馴染。ではあるけれど数年前に引っ越してしまった。今はたまにほしぞら魔法学校へ来る……程度。(ほしぞら魔法学校とほしくず魔法学校は結構遠い)りんねのことは普通に幼馴染だと思ってる(今のところw)愛称は「コハ」。ほしくず魔法学校の生徒。


※愛称については作者が忘れてよく「コハネ」呼びになってます・・・すいません。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.316 )
日時: 2014/04/08 13:33
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: uqhwXtKf)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71466.jpg

作者のショートちゃんです・:*。・:*三( o'ω')o

参照7700突破記念の絵描きました。


最近手抜きばっかりだったのでちょっと凝って(?)みました

厚塗りもどきです。


ていうか本音を言えばなんとなくやってみたかっただけですwww


絵はショートです

微妙に「あれこの部分パンツじゃね・・・」ってとこあるけどタイツ履いてるから見えません(^ω^)

見えません!!!!!!!!!!!!!!!!



キャラ紹介も終わってないのにこんなことに時間使うなんてバカですねわたし・・・


7700ありがとうございましたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.317 )
日時: 2014/04/09 21:27
名前: リーフスカイ【葉の空】 (ID: VNhWLTfu)

ショートさんへ

小説とても面白かったです!!続きを楽しみにしてますので頑張ってください!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.318 )
日時: 2014/04/10 21:43
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BzIL6f7)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

>>317


ありがとうございます(-^〇^-)

頑張ります!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.319 )
日時: 2014/04/12 16:44
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BzIL6f7)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=71663.jpg

どうもショートです

なぜか参照7800こえてました・・・


のであさゆうを落書き。


この子らわたしが小説書き始めた時から年齢重ねてれば今年20歳なんだよ・・・・やばいね


まぁそんなこといったら既に成人してるキャラいるんだけどさww


前回凝ってたのにこれかよくらい汚いけどそこは気にしちゃダメなんだぜ・・・・・・・・



あとてんまが可愛いです どうしたらてんまと結婚できるかな?????



そんなわけで?参照7800ありがとーございましたっ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.320 )
日時: 2014/04/21 23:59
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 6BzIL6f7)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=72101.jpg

こんばんはショートです。

最近泣きたくなることが多いから泣いてるショートちゃん描いたよ。


あとてんまと結婚したい。


アッでも未成年だと親の許可必要だからなぁ
成人したらてんまくんと結婚しようかな????????


もうすぐ参照8000だなんて恐縮です(^_^;)

因みに忙しくてあまり絵がかけないので申し訳ないのですが参照8000の記念イラストは小説からではなく、単なるショートちゃんのお誕生日イラストにさせていただきます〜〜


ショートちゃんのお誕生日までに参照8000超えますように!!!!!


なんでもいいけどバレンタインまだ終わってないね??????
どうしよう??????????やばいね??????????

続きどうしよう感あるんだけどさぁ 書く気がマジで起きないんだ


今年のバレンタインなしでいいかな 本気でネタがないのよ・・・消していいかな・・・・・


まぁでも一回挫折した小説なので消さずに残す可能性もあります・・・すいません・・・


やりたいお話はいっぱいあるんだけど文章にするのが苦手なのでなかなかまとめられないのです

なんで小説書いてんだ???????????




とりあえず今回の言い訳とかなんとか

なんていうか小説も書いてないのにわざわざ見てくださってる方本当に申し訳ございません
やりたい気持ちがないわけじゃないのですが上記にもありますように話をまとめることが苦手なのと割と真面目に忙しいんです

絵もまた適当になってるし・・・ヽ(;▽;)ノ
ゆっくりお絵描きする時間がほしい。

ぶっちゃけるとわたしは本当に成績も悪いし担任への態度もクソなくらい悪いです いや悪かったのかな
2年生の時全然提出物出してなくて「お前進路やばいぞ」っていちいち言われちゃうくらいやばかったんです ほんとに
提出物出さないクセはあまり変わってないんですけど

何が言いたいかって言うと進路やばいんです!!!!うっひゃ

その上にバイトまでしちゃって、なおかつ課題研究めんどくさいやつ選んでるから本当に時間がないんです〜〜〜


嘘は言ってないはずです


言い訳ばっかですいません!!!!!!本当に申し訳ないと思ってます!!!!!!!!!ほんとです!!!!!!!!!!!
先生にはウソばっか言ってるけど本当に申し訳ないと思ってるんです信じて!!!!!!!!!!!!!


ショートちゃんとてんまくんの誕生日だけは何があっても祝うのでそのときはぜったいにきます(笑)


すいません!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.321 )
日時: 2014/04/29 17:06
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 2B88V7iT)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=72411.png

遅くなったけどショートちゃんのHPB兼参照8000記念絵です!!!!!

ショートちゃんお誕生日おめでとう愛してる結婚しよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ショートちゃんまだ13歳だしたぶん将来てんまと結婚するだろうけどね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!してほしいしね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


今日見たら参照8100こえてるし本当にいろんな意味ですいません!!!!!!!!!!!!!



小説放置しててもうちの子への愛は変わらないです

ショートちゃんもてんまくんも愛してるよ あっゆうきとかも(ついで感)



参照8000ありがとうございました!!!!!!!!


時間あれば8100もどうにかします!(どうにか???)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.322 )
日時: 2014/04/29 22:28
名前: リーフスカイ【葉の空】 (ID: VNhWLTfu)

ショートさんへ

遅れて申し訳ないですがお誕生日おめでとうございます!!
これからも小説頑張ってください!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.323 )
日時: 2014/05/03 20:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 2B88V7iT)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=72451.jpg

参照突破記念らくがき

次はてんまくんのお誕生日なのです
今度こそ間に合うように頑張ります


ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.324 )
日時: 2014/04/30 06:57
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: .niDELNN)

>>322

ありがとうございます(*^^*)

頑張ります!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.325 )
日時: 2014/05/02 16:25
名前: はる歌世 (ID: 5ROqhRB3)

遅れすぎですが、おめでとうございました!!
頑張ってください!応援してます!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.326 )
日時: 2014/05/03 18:59
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 2B88V7iT)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

>>325


ありがとうございますーー!

頑張ります(^o^)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.327 )
日時: 2014/05/03 20:56
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 2B88V7iT)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=72598.jpg

参照8100突破記念のらくがきですん

てんまくんに「ショートちゃん可愛いよね?」って言ったら

「は、はぁ?あんなやつのどこが可愛いって言うんだよ。い、意味分かんねぇ!」って超真っ赤な顔で言ってくれたらわたしが嬉しいです\(^o^)/

まじてんま可愛い


結婚しよ


8100ありがとうございましたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.328 )
日時: 2014/05/03 23:29
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 2B88V7iT)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=72605.jpg

本日参照が8200突破致しましたので落書きで〜す


ショートちゃんだよっ\('ω')/



GWバイトばっかりで休んでる感皆無です


ほしぞら短編は頭の中では考えてるけど文章にするのがめんどくさいです
誰かわたしの脳内で考えてること文章にしてくれよ


とりあえず8200ありがとうございました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.329 )
日時: 2014/05/11 15:17
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=73025.jpg

先日参照8300突破致しましたので落書きしました\(^o^)/

ショートちゃんだよ!!!!!!


ていうかキャラ紹介やってないっすね
さーせん


描かなきゃいけない絵多すぎwwwwwwwwwww


あとたぶん明後日のてんま誕間に合わない(´・_・`)

ショートちゃんもてんまくんもごめんね わたしが怠け者なせいで・・・・


ショートちゃんもてんまくんもただ単に描く時間がないだけ

ついでにてんまくんはなんか上手く描けないwwwwwwwwwwwwwwww



あと今日も明日もバイトで当日は7限まであるからまじで厳しいんだよね



とりま参照8300ありがとうございましたー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.330 )
日時: 2014/05/13 23:57
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=73136.gif

本日は!!!!!!!!!てんまくんのお誕生日です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


おめでとうございます愛してる結婚しよ


今日だけでてんまに何回プロポーズしたかなわたし???????????????????????????????


でも残念ながらやっぱり絵は描けなかった・・・

参照のとこにあるあれは即席・・・ともいえないレベル・・・つかうんこかな???



去年はマウスカーソルまで作ったのにwww



とりあえずおめでとう


千夏は祝わないのでそこんとこよろしく(祝っても落書きw)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.331 )
日時: 2014/05/16 00:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)

 **お題 イトコてんショ**


「てんま、遊びに来た!」

元気な声が外から聞こえる。声の主は従妹のショートだった。部屋の窓から外を見てみると、弾けるような笑顔でオレの部屋の方を見ながらブンブン手を振っていた。

「今行くから、待ってろ」
「うんっ!」

そう言ってオレは駆け足で玄関まで行く。これがオレの日常だ。
オレとショートの家はそんなに遠くない。自転車で行けば15分でつくような距離だ。そのせいか、いつもショートはオレの家に来る。それはオレが小学3年生のときからずっと続いている。小3のときから、今現在中学3年生になるまでショートとは殆ど毎日遊んでいる。

「ねぇねぇてんまぁ、数学の宿題で分かんないとこあるから教えて!」
「はぁ? 別にいいけど……その代わり後でなんかおごれよ」
「えーっ!? ケチ! 先輩が後輩に奢らせるとかありえないっ! フツー逆でしょ!」
「じゃあ教えねぇ」
「あっ、ウソウソ! お願い教えてっ!」

人のことは言えないがコイツは超がつくほどバカだからいつも宿題教えろ、と言ってくる。毎日オレの家に来る理由の一つが恐らくこれだろうと言うレベルでバカなのだ。
どうにかして欲しいとも思うが、こいつの頭が良くなって遊ぶ機会が減ってしまうのは嫌だからコイツには申し訳ないけどやっぱりそのままのコイツでいてほしいとも思う。……いや、3年になって進路に影響が出ないくらいにはなって欲しいとも思うが……。

 *

あれから数十分が経過した。オレたちはいつものように近所の公園でショートの宿題を片付けることにして、ようやくそれが終わったのだ。
相変わらずバカだなぁ、とも思うがそんなところも可愛いとか愛しいとか思ってしまうオレもバカだな、と感じる。何故こんなバカを好きになってしまったのか……。

「へっへー、てんま今日もありがと! よしじゃあそこの自販機でなんか買ってきてあげるね……って、ああっ!?」
「な、なんだようるっせーな。突然大声出すなバカ」
「ど、どうしようお金置いてきちゃった……」

またか。この前も忘れてた気がするんだけど。
……涙目になってるコイツも可愛いな、なんて……。

「この前みたいに土あげる、とかやめろよ……?」
「うっ……! あ、そっそうだ! じゃあ代わりに可愛い可愛いショートちゃんがてんまくんのほっぺにチューしてあげよう!」
「……は?」

え? いやコイツ何言ってんの? バカなの?
もしかしてワザと?

「……あっ! べ、べべべ別にてんまが好きだからとかじゃないから! 別にてんまかっこよくもないし……!」
「そういうことは思ってても口に出さないでくださいショートさん……」

お前は好きな人に可愛くないと素直に口にされて嬉しいのか……?
って、まぁオレは別にコイツに告白したこともないから、オレがショートのこと好きってことは知られてないはず……だけど。
いやでもそういうことって思ってても言わねーだろ普通。

「……あー……ったく、今日はいいよ。あとお前冗談でもほかの男子にはやるなよ——……ってうお!? 何で泣きそうになってんだよ!?」
「も、てんまのバカ! 知らない! 鈍感!」
「はぁ!? なんで突然キレ……地味に殴るなアホ!」

……オレ、コイツに告白出来る日なんて、くるのかな……。


====作者より====

お題「従兄弟同士の設定でお互い好きあっているが、素直になれないてんショ」
素直になれないとかいつものことだなー うんうん
って思いながら書いてた。この話はこれでおしまいです
相変わらずヤマもオチもありません。
更新してなくてごめんね小説(?)です。

イトコ設定って美味しいですよね。幼馴染も好きだけどまたちょっと違うじゃないですか。
因みに法律上イトコ同士は結婚できます。ただいろんな関係上子供つくると障害持った子産まれやすいらしいっすけどね。よく知りませんが。

なんだか昔のこと思い出してしまったw

これからも時間あるときにお題ちまちまやってくかもしれないです
そんなわけでヨロシクオナシャス(`・ω・´)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.332 )
日時: 2014/05/18 15:01
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=73337.jpg

こんにちはショートです

参照8400☆こえたので落書き・・・


キャラ絵は描いてないです(クズ)


もうすぐ夏ですね

わたし家に虫が出ることを除けば夏好きですよ

すごい虫でます 昨日スゲェでっかい蜘蛛が出ましたもん


それを除けば夏は好きです 夏休みもあるし(課題?いえ、知らない子ですね)



前にも言ったけど弟と幼馴染はキャラ紹介で出さないよ!!!!!!



8400ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.333 )
日時: 2014/05/23 22:05
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=73573.gif

こんばんはショートです!\(^o^)/

明日は土曜日なのに学校です
学校ゆるさない


そんなことを置いといて今日はキスの日です

というわけで意味もなくてんショちゃんで描いてみました\(^o^)/


個人的にてんまくんは高校卒業したら就職して欲しい

高校生のショートちゃんと社会人のてんまくんいいじゃないですか

可愛い 結婚しろ


このふたりはあれです はにかみながらちゅーしてほしいです

あと結婚してほしいよ


まぁわたしはてんショちゃんならなんでも可愛いと思うから別にいいよ???


因みにてんショちゃんが可愛いすぎて可愛すぎてこの二人を本編でくっつけるならどうくっつけるか、未だ決まってません

どうくっつけたら一番可愛いか、日々模索してます それくらい可愛いんだもん!!!!!!!



すっごいどうでもいいし関係ないんだけどさ

わたし家庭科で作ったエプロンがもろてんショカラーなんだ・・・・ふふ・・・・

頼んだ色(テキトーに選んだ)が実物みたらまさかのてんまくんカラーでね?

友達はピンク頼んだらおもクソショートちゃんカラーでね????

ポケットの色交換したからてんショちゃんになったんだ・・・・・


それが言いたかった!!!!!

ああてんショちゃん可愛い!!!!だれかわたしにてんショちゃん恵んでよ!!!!!!!



小説に関係ない落書き投下でした!!!!!(?????)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.334 )
日時: 2014/05/26 01:56
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=73726.jpg

最近まじで絵ばっかですねすいません・・・・

今日時間があれば何か書きます


多分また1レスのやつですけど


まぁ短編集なんで許してください・・・



参照8500ありがとうございました

なんかかっこいい絵(?)が書きたかったのに全然かっこよくないし多分あれおならの魔法あてるクラスメート誰にするか見定めてるだけだわ・・・



とんがりボウシの魔法、もっとなんかクラスメートにあてる魔法増えて欲しいと思ってるのわたしだけかなwww

嫌われてもいいからクラスメートに攻撃したいwww
ていうか大概一人は好きじゃないヤツいるからそいつに・・・


とゆーかおしゃれから町が出るまでの期間は短かったのに町から新作出ないですね・・・というか出るのかな?

出て欲しいな!


とりあえず8500ありがとうございましたてんショ結婚しろ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.335 )
日時: 2014/05/28 19:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

 **ナイショ**


ある日の昼下がり、オレとショートが宿題をしていたときの話である。
まぁ、宿題とはいえ机に向かって問題を解くような宿題ではなく、次の日におまじないのテストがあるから完璧にできるようにしてこいという宿題だった。
本当はりんねに教えてもらいたいと思ったし頼んだが、二人のためにならないとかいう意味のわからない理由で断られた。因みにゆうきはいるといろんな意味で邪魔なだけだから最初から誘っていない。まぁきっとあさひが教えてくれることだろう。

「ねぇてんま〜、こんな奥の方まで来て……アンタどこ行きたいの? どこで練習するのさ!」
「はぁ? お前バカかよ。明日のテスト「ふしぎはなのおまじない」だろ。特定の場所じゃなきゃできないじゃねーか」
「はわっ! そ、そうだったっけ……は、ははは……」

コイツ、人のことはバカバカ言うくせに自分は……って感じだよな。

「で、でもほかに場所あるでしょ!! なんで墓の方行くの……!」
「いや森かキノコの森か墓か洞窟しかないんだけど」
「そこは森でいいじゃん!」
「多分森とかキノコの森はオレらみたいにできないやつらがいっぱい来るから、いっそ墓とか洞窟の方がほかに人いなくて練習しやすいと思ったんだけど」

オレがそう言うと、反論できなくなったのか「うぐ……でも……」とか言っていた。
——ほかに人がいない(二人でできる)というのも無論理由だが、このバカは怖いところが苦手だから……というのも理由の一つだ。そっちのほうが面白そうだし。

「ほら、練習する時間なくなるから行くぞ」
「うぇっ!? ちょ、ちょっと待ってよぉ、置いてかないでよぉ!」

 *

「て、てんま……ほ、ほほほんとにこんなとこで練習するわけ? 絶対呪われるよ!」
「呪われるって何だよ……。別にお前の苦手な幽霊屋敷に入らなきゃいけないわけじゃないんだからいいだろ」
「なっ!? 苦手じゃないしあんなん怖くもないから勝手なこと言うな!」
「幽霊屋敷が怖くないなら墓なんてなんともないだろ。とっとと練習するぞ」

……いつも思うんだけどなんでこいつ無駄に強がるんだろう? あんなん苦手なのモロバレだし素直に苦手だと言えばいいのに。

「こ、ここは黒いマーガレット使うんだよね?」
「おう。まぁでも花の前に呪文の練習した方がよくね? お前呪文覚えてるのかよ」
「…………覚えてない」

 *

————そんなこんなで数時間が経過し、そろそろ日没という時刻になっていた。もうほとんど日が見えない上にここら辺は木で覆われているせいか、もう夜みたいな感じだった。ショートは薄暗いことと場所が場所なのもあってさっきから震えっぱなしであった。
もうホント素直に怖いの苦手だと言えばいいのに。でも強がってるとこをいじめるのも楽しいからオレはどっちでもいいや……なんてな。

「あ、お前の後ろ……」
「ぴゃああっ!? な、ななな何突然! …………何もいないじゃん! 驚かさないでよ、バカ!」
「いや虫みたいなのがいたって言おうとしただけなんだけど」
「うるさいバカッ!」

……この時間は本当に、からかいがいのある時間だな。


====作者より====

今回も一応お題なんですけど2レスにわけます
続きは今日中じゃないかもしれませんがバレンタインと違って真面目に書きますからね!!

因みにわたし自身怖いものはだめです マジでとんがりボウシの幽霊屋敷ダメです 心臓に悪いですあれは


もっとダメなのは昨日から明日にかけてある、中間テストなんですけどね・・・・
いくつ赤点あるかなぁ(白目)


明日の分だけは勉強しますのでたぶんですけど更新しません!

更新してないのに見てくれてる人ありがとうそしてごめん!

では!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.336 )
日時: 2014/05/31 08:59
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 34sKezYR)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=73962.jpg

小説の合間に申し訳ないですが本日参照8600突破致しましたので落書きしましたん!


大体わかると思いますけどほしぞら4人組がほかの3人をどう思ってるか簡単に書いてみました


てんまは周りからヘタレ以外になんだと思われてるんだろう・・・って逆に悩んでしまうくらいこいつヘタレです
わたしが悩むくらいヘタレです

それしか特徴ない


色のないショートとりんねの見分け方は髪の毛の長さとか、全身だったらひんぬーかきょぬーかでできますね!!!!



次はなんか別の組み合わせでやります

もしもこの組み合わせの関係知りたいとかあればお気軽にどぞ

ただし最高4人までです・・・

そんなにたくさんかけないので(笑)



8600ありがとうございました\(^o^)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.337 )
日時: 2014/05/31 19:15
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: IEWpVOa9)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

「ううっ……ホント最悪、最低…………てんまのバカッ…………」
「言いたいことあるなら堂々と言ったらどうですかショートさん?」
「うるっさいバカ! も、もうあたし帰る! 十分練習したしっ!」

……って言う割に一度も成功してないだろお前。オレは知ってるんだからな……まぁずっと見てたし。

「まぁ帰りたいなら帰れば? オレはまだここにいるけど」
「あっそ! じゃああたし帰るからねっ!」

そう言って一歩踏み出したところで、ショートが少し立ち止まった。
……完全に震えてるな。なんていうか……ホンット面白いなこいつ……。

「ちょ、ちょっと何笑ってるの!? 気持ち悪いよてんま!」
「うるせぇビビり」
「び、ビビってないもん! 怖くないったら!」

そう強がるショートの目尻には既に涙が浮かんでいる。面白いしまた驚かしてやろうかな。

「なぁ、お前夜にこのへん来たことあんのか?」
「へ……? い、いや、ないけど……」
「言っとくけど、夜は幽霊屋敷内じゃなくてもおばけ出るんだぞ?」
「…………ッ!? って、さっきみたいにウソなんでしょ……?」
「いや、これはホントだから」

……正確には半分冗談で半分ホント、だけどな。実際この墓らへんは出るけど、この時間帯じゃ流石にまだ出ない。でもこいつこの辺来た事ないみたいだし、きっと信じてくれるだろう。というか顔が信じてる感じの顔になっている。

「っほ、ほんとに……ほんとにお化け……出るの?」
「…………出るけど? でもお前怖くないんだろ? まぁでも捕まったらあれだから一応忠告してみただけ」

あれ? ある意味捕まった方が帰るのは早くなるのか。学生寮に飛ばしてくれるし。
もしもこいつがホントに一人で帰れるならオレはそっちで帰ろうかな。幽霊屋敷のなかでお化けにわざと捕まろう。

「そ、うだけど……」
「早く帰らねーと出ないもんも出てきちまうぞ」
「う、うう……」

と、ショートがビクビクしているそのとき、枯れた葉がヒラヒラと舞い落ちてきた。そしてその葉が見事に、ショートの首筋に当たった。

「……ッ!!!??? ひゃあああああああ!!!!!!!」

たった今脅したせいなのか、葉が当たった途端泣き出して何故かオレに抱きついてきた。そしてそのままものすごい勢いで号泣していた。
……ちょっとやりすぎたかもな……。

「うえっ……ぐずっ……て、てんまのバカァ……うええええん」
「わ、悪かったよ……」

わあわあと泣きじゃくるショートの頭を撫でながら、なだめていく。この状況でこんなこと思うのもなんかアレだけど……こいつホント女らしさに欠けるよな……うん……いろんな意味で。

 *

ショートがようやく落ち着きを取り戻した頃にはもう完全に夜になっていた。原因はオレだけどまさかこんな盛大に泣くとは思わなかった……。

「……まぁオレが悪かったから、許してくれよ」
「…………やだ。許さないもん」
「えー……どうしろと……」
「……い、一緒に帰ってくれなきゃ、許さないもん……」

そう言うショートの顔は耳まで真っ赤になっていた。泣かせたのはオレだしこうなったのも全部オレのせいだけど、でも——……ある意味オレにとってはラッキー、だったかもしれない?

「はいはい。ていうかオレだって腹減ったし帰りたいからいいけどな」
「…………んっ」
「……?」
「……手繋いで帰ってくれなかったら、ぜったいに、ゆるさない」
「————わかったよ」

オレはショートの手を取って、ゆっくりと歩き出した。

「……てんま、このことゆうきとかりんねとかに言ったらダメだよ?」
「このこと……ってお前が怖いもの苦手だってことか?」
「……うん。絶対に言っちゃダメだからね? 二人だけの秘密……だから!」
「……はいはい」

——あのとき顔を赤くさせながら手を差し出したショートを、オレはとてつもなく愛おしく感じた。やっぱりオレ、こいつのこと好きだなー……。こいつの行動や言動、仕草の一つ一つが可愛くて可愛くて仕方ないっていう感じ……。
今は言わないし言う勇気もないけど、いつかは絶対にこの気持ち、伝えたいな……。


=====作者より=====

前の前のレスの続きです。そして終わりです。
なんでわたしは綺麗にオチをつけることができないのか永遠のナゾですね。

わたし的には??まぁ???てんまをいつもより(??)変態ちっくにしたかな????って感じです。
設定上はフツーに変態みたいな感じになってるけど

てんショちゃんベリー天使はよ結婚して

あと今日てんまをモデルにした作品の作者さんの新しい漫画全巻買ってきましたwww
あの人のキャラクターとかお話のつくり方とか大好きなんだ
でもどの作品読んでもやっぱり天馬くんが一番好きですわたしは

ついでに会計実務で赤点取りました本当にありがとうございました

次はお題か普通にお話かわかんないです!さーせん

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.338 )
日時: 2014/06/05 23:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 9kYTay0t)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=74332.jpg

本日ついに参照8700突破致しました(^-^)
相変わらず更新してないのにすみません・・・


今日は割と涼しかったですねぇ

夏服だとちょっと寒い・・・かな・・・とか思いながら描いてましたw


ショートが夏服で来たら意外と寒くて、そのことに気付いたてんまがブレザー貸してくれる的な・・・!!

彼シャツならぬ・・・なんだろう・・・???彼ブレザー?語感悪い?


こういうのってちょっと憧れるけどわたしには一生縁がなさそうだねホントにもう!!!!泣きたい!!!!!!!



そして今日でミッドウェー海戦から72年・・・
72年前のこの時間はもう空母たちはやられてたのかな・・・詳しくないのでよく分かんないですがw


まぁとりあえず8700ありがとうございましたっ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.339 )
日時: 2014/06/11 00:41
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 0G7ev7nW)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=74619.jpg

どうも作者のショートちゃんです!

ギリギリ?間に合いませんでしたが昨日参照が8800こえました!


更新してないのに(重要)ありがとうございますいません


そのうちまたお題のやつやろうかなぁと思ってます


なんだか知らないけど最近バイトは週休2日(未満の日もあるw)だし大体長いし時間があまりないのです

ぶっちゃけ勉強はしてないですね_(:3 」∠)_テーヘンダー


その2日はというと遊んでる(クズ)ので書くこと自体忘れてますいませんてへぺろ




ところでこの参照記念のショートちゃん可愛くないですか?(自画自賛)



とりま8800ありがとうございましたw

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.340 )
日時: 2014/06/18 18:56
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: myDpNyTl)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=75043.jpg

参照8900ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!


雨で濡れて着替えがないからてんまの部屋に侵入して服を勝手に借りるショートちゃん可愛いです
探してる途中でてんまに見つかっちゃえばいいと思うよ

今回ショートちゃんがてんまの服着たから次はてんまにショートちゃんの着せよっか(^_^)



次で9000だなんて信じられないです

キャラ紹介描いてませんすいません


ていうか9000の絵何にしよう

小説書いてないから・・・・やばいね


とりあえす8900ありがとうございました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.341 )
日時: 2014/06/18 22:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: myDpNyTl)

 **意識**


ある日の放課後、あたしは教室の窓から外を眺めていた。ため息をつきながら空模様をうかがう。……が、さっきから何度見ても雨雲からいくつもの雨粒が降り注いでいた。

「……あたしが帰るときだけ、やんでくれないかな……」

なんて、ありえもしない希望を口にする。
今は6月の中旬。梅雨の時期だ。最近はほとんど毎日雨が降っているし、今日の今も降っている。にも関わらずあたしは傘を持ってきていない。しかも折りたたみ傘はこの前壊れて使い物にならなくなってしまった。
天気予報士のお姉さんが今日は雨降らないって言ってたのになぁ。所詮予報は予報ってか。……ってそりゃ失礼か。折りたたみ傘買い直さなかったあたしも悪いし。

「あーあ……走って帰るしかないかなぁ」

走って帰ると濡れるから嫌なんだよね。ベタベタするし、気持ち悪い。あとついでにりんねにビチョ濡れのまま寮内に入るなと怒られる。

「なぁ、外まだ雨降ってんのか?」
「ん? うん……やみそうにないよ」
「うげー……こんなことになるなら傘持ってくりゃよかった」
「えっ、てんまも傘持ってないの……」

状況で察しろよ、というてんま。

「よし、じゃあ一緒に走って帰ろう! 一人で怒られるのは嫌だけど、二人だったらまだマシだと思うんだ!」
「別にいいけど……怒られる前提かよ」
「だって絶対怒られるでしょ!」

怒られたくないけどりんねの方が先に帰ったし! あと多分傘持ってないのバレてるし! 終わってる!

「とりあえず帰るぞ。いつまでもここにいて雨強くなったら嫌だし」
「あ、うん!」

靴を履き替え、ドアを開けると土砂降りの雨があたしたちのことを出迎えてくれた。いや、出迎えなくていいんですけどね。しかも、さっき窓から見たときより確実に強くなってる。

「ほら、走るぞ!」

てんまに腕を引かれ、そのまま走り出す。雨が強すぎるせいか、あまり視界がよくない。一応カバンを頭に乗せてみたけど意味なし。こんな悲しいことってないよ。
うう、既に服ビチョビチョだよ……。気持ち悪いー!
なんて思っていると、てんまが突然ゆっくり歩き、狭い道を通り出す。

「て、てんま?」
「ごめん、ちょっと目にゴミ入って前見辛くなったから雨宿りみたいな……」
「大丈夫……?」

それにしてもよくここまでたどり着いたよね。ていうかホントに大丈夫なのかな?

「てんまー、ねってばー、大丈夫なの?」
「もう平気だよ。それにしても雨すごいな……制服着たままシャワーでも浴びたみたいだ」
「ははは……確かにね。スカートは雨に濡れると本当に気持ち悪いから嫌なんだよねー……」

ズボンも嫌だけどスカートはスカートでなんか違う感じで気持ち悪い。
あ、そういえばカバンの中身濡れてないかなぁ……。

「あのさぁ……」
「んっ、何?」
「……お前さ、なんていうか……その、もう少し女らしくしろよバカ」
「ばっ、バカ!? いきなりなんなの!」

バカてんまにいきなりバカといわれるようなことをした覚えはない!

「だ、から……ああもう!」

ドン、という音と共にあたしは何故か壁に追い詰められる。ただでさえ狭い通路で身動き取りづらかったのに、さらに身動きが取りづらく……というか、動けない。

「えっ? えっ? あの……てんま?」
「何? もしかしてワザと? 誘ってんの?」
「ふぁ!? ち、ちち違う! そんなわけないでしょ!」

あたしがそう言うと、ふぅん、と言っててんまが離れた。
さ、さっきのは本当になんだったのか。意味わかんないし顔熱いし……もー!

「……あのさ」
「ひゃい」
「お前も一応の一応の一応、女なんだからさ、服が濡れて透けたら隠すくらいしろよ」
「……!? は、はい!」

普通に気付かなかった……。っていうか一応つけすぎだし! 失礼なやつめ! ……そんなこと言えないけど。

 *

その後あたしたちはまたダッシュで学生寮に戻り、ビチョビチョのまま帰ったあたしたちはりんねに超怒られましたとさ……めでたしめでたし。……めでたくない!



=====作者より=====

久しぶりにお題投稿。
壁ドンいいよね。てんショちゃん可愛いよね。ホント可愛い。雨はクソ。

わたし未だに制服の下に体操服着て学校行ってるんだけど中学の時なんて逆に着てない人のが変レベルだったなーwww

お題完全にてんショちゃんだけど気が向いたらあさゆうとかコハりんとかをやらないこともないこともないこともないこともない(?)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.342 )
日時: 2014/06/22 02:54
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: myDpNyTl)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=75256.png

 +*キャラ紹介*+


名前:イト
性別:男
年齢:13歳
誕生日:1月10日
血液型:A型
趣味:読書
特技:ピアノ
容姿:薄紫 前髪は真ん中分け
設定:金持ちでイケメン(わたしが描くとイケメンじゃなくなる)。基本的に女の子には優しい。ナルシというわけではない。ショートが好きでめっちゃアピールしてる。杜若やてんまのことは恋敵だと思ってない(そして気にしていない)



遅れたけどキャラ紹介です。
よく考えたら7000でキャラ紹介してなかったので7000分です・・・すいません。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.343 )
日時: 2014/06/22 15:48
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: myDpNyTl)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=75303.png

こんにちは\(^o^)/

今日は千夏の誕生日ということで千夏の落書きをぺたり。


初めて千夏の誕生日まともに祝いましたw


設定上は永遠の15歳ですが、主人公をわたしの年齢に合わせると20歳です。

はやいね!


そういえば今年の夏至は昨日だったらしいですね。

実は四姉妹は誕生日を設定した年の春分、夏至、秋分、冬至の日に合わせていますwww

いつ設定したか忘れましたが。


まぁそんなことどうでもいいですね。千夏おめでとう。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.344 )
日時: 2014/06/23 22:48
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: myDpNyTl)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=75360.jpg

なんと今日参照が9000こえました\(^o^)/

嬉しいですありがとうございます。


ところでキャラ紹介なんですけどあと黒ショートだけで終わりなんですよね。って思ったらなるみがいましたすいません。

でも二人じゃ今までの500単位足りませんよねどうしましょ


参照10000こえてから何か別のこと考えましょうかね・・・

それまではナシで10500から・・・(クズ)



まあそんなことは置いといて9000!ありがとう!ございます!


絵は今日体育でプールに入れなかった恨みでショートちゃんに私物の水着着せてみたwwww

セーラーっぽい水着なんだぜ・・・・


とりあえずありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.345 )
日時: 2014/06/27 23:38
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: g1CGXsHm)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=75623.jpg

こんばんは!

今日ついに参照が9100こえてしまいました!\(^o^)/
ありがとうございます!!!

小説は!!!!書いてません!!!!!!


そして今日からテスト期間です本当にありがとうございました。


んで絵はショートさんにわたしの好きな作品の嫁キャラの格好させた感じです。


9100ありがとうございましたっ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.346 )
日時: 2014/07/04 19:45
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: PBJobJTc)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=76139.jpg

こんばんはショートです!!

昨日参照が9200こえていたので・・・・

最近水着描くのにハマってますてへぺろ


水着の日焼け跡ってエロいですよね・・・・・・あれめっちゃ好きです・・・・・・


あと小説書いてなくてすいません!!!!

因みに今日はテストでした!!!!全然勉強してないしやばいけどわたしは元気です!!!!!



9200ありがとうございましたっ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.347 )
日時: 2014/07/05 11:01
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: PBJobJTc)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=76297.png

おはようございます!

参照9000のイラストです\(^o^)/


先月からちまちま描いて昨日ようやく完成したのです。


お話とは関係ないですけどねw


どこがとは言わないけど盛ってますwww



参照9000こえるとは思ってなかったので超嬉しいです。

おそらく初代ほしぞら以上に伸びてます。


10000までに少しは小説も進めたい(笑)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.348 )
日時: 2014/07/09 22:31
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: PBJobJTc)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=76628.jpg

参照9300ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

テストは終わったけどこれから進路で忙しくなりそうです・・・(´・_・`)

いつになったら書けるんだろう(´・_・`)



とりあえず9300ありがとうございました

ノー勉だからテスト返却怖いw

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.349 )
日時: 2014/07/13 00:10
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ixDFu4/i)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=76916.jpg

参照9400突破記念で描いた子は女装癖のある変態です


変態ストーカーてんまくんだよ


可愛いね結婚しよ



10000行く前に何か書きたいですまじで・・・・・

そしてもうすぐ夏休みですね


その前にいろいろやることありますけど・・・・



とりあえず9400ありがとうございますた!

なんで更新してないのに増えるんだろうすいませんでした

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.350 )
日時: 2014/07/16 22:32
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ixDFu4/i)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=77207.jpg

参照9500こえました\(^o^)/


なんでこんなハイスピードで・・・・!?
更新してな・・・んでもないです!


明日と明後日学校行ったら夏休みなのですがちょくちょく学校行かなきゃいけない

こんなの夏休みじゃない(去年も一回だけ行ったけど・・・)


3年生だからしょうがないんですかね 最後の夏休みになるかもしれないのにこんなのってないよ・・・!


最近ファッキンホットなのでゆうきに校則違反もとい制服改造をしてもらいました(????)


今年は花火大会見れるかなぁ



参照9500ありがとうございました!



おまけ

明日はあさひのたんじょーび!(どうでもいい)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.351 )
日時: 2014/07/17 23:57
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ixDFu4/i)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=77285.jpg

こんばんは\(^o^)/

ギリギリ間に合いました


今日はあさひの誕生日なので。


色なし超適当落書きですが・・・・あさひおめでとう!


作中では15歳のままですが一応20歳おめでとう(笑)



わたしもあさひみたいな自分のこと一途に想ってくれる彼氏がほしい(無理)



次はゆうきだね 終戦記念日がゆうきのたんじょーびですw

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.352 )
日時: 2014/07/19 15:02
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ixDFu4/i)

 **あだるてぃ!**


「おーい、そこの小学生!」

どこからかゆうきの声が聞こえる。小学生とか言ってるけど誰のことだろう。ここに小学生はいないのだけれど。あたし中学生だし! あたしでは! ない! ……いや、そうなるとホントに誰? ゆうきの知り合いでも来てるのかなぁ。

「ちょっと! ショート! なんで呼んだのに返事しないのよ!」
「ハァ!? あれあたしのことだったの!? 小学生って言ってたじゃん!」
「……どう見ても小学生じゃん」

喧嘩売ってんのか? こいつは。ま、まぁ確かにまだ小学校卒業して1年も経ってないけどっ……! でも中学生だもん! 小学生じゃないやい!

「ま、まぁあたしは心が広いからこれくらい許してあげるよ。で、何の用?」
「なんかね、校長先生があんたのこと探してるみたいで。多分学校にいると思うんだけど」
「ふぅん……あたし何かしたかな……?」

いや別に校長先生に呼び出されるイコール説教というわけではない(はず)だし……。それに、やましいことなんかないんだし。堂々としてりゃいいよねっ!

 *

「ああ、ショートくん」
「あたしに何か用ですか?」
「ショートくんに試して欲しいおまじないがあるんです」

…………あたしに、試して欲しいおまじない? え? どういうこと? 校長先生なんだからあたしのおまじないの成績くらい知ってるよね? クラスであたしよりおまじないの成績悪いのなんてゆうきとてんまくらいじゃない? というかたまにこの二人にすら負けるレベルなんだけど。

「あ、あのー……おまじない試すなら、あたしじゃなくてりんねの方がいいんじゃないでしょうか……?」
「……ショートくん、おまじないには条件があるのを覚えているかな?」
「へっ? 条件?」
「例えば『おもいをつたえるおまじない』なら恋人岬で鐘が鳴っている時に相手に赤いバラを渡さないといけないとか……そういうやつですよ」
「あ、あぁ、そういうことですか!」

普段おまじないなんてまったくと言っていいほど使わない上に授業は爆睡してるから忘れてたよ!
……それにしても、校長先生のいうおまじないの条件って、なんなんだろう? あたしじゃなきゃダメなのかな?

「ショートくんには『成長エネルギーのおまじない』を試してもらいます」
「あ、あの! 一つ聞いていいですか! そのおまじないの条件ってなんなんですか?」
「このおまじないの条件ですか? ええとですね、15歳未満の人間の女の子であることが条件です。この条件に合うのは君以外いないでしょう?」

……15歳未満の人間の女の子であること……。うーん。

「ゆうきはダメなんですか?」
「……ショートくん、未満の意味分かってますか?」
「へ?」
「未満というのはその数字は含みません。15歳はダメなんです……」

……そ、そうだったんだ……勉強になったね……。で、でもそう考えると確かにあたし以外いないかも。そもそも人間があたしとりんねとゆうきとてんまだけだしね……。
それにしても、おまじない名からしてなんか怪しいんだけどどんなおまじないなんだろう……。


=====作者より=====

明日から夏休みです。
夏休み暇な時間バイト友達と遊ぼって言ってるけど遊ぶ時間あるかなぁと思ってます(笑)

ちなみに今回のお話はタイトルと合ってるようで合っていないわたしの自虐ネタ的なものです。

あとショートちゃんはおバカです(ここ重要)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.353 )
日時: 2014/07/20 12:15
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ixDFu4/i)

「あの、条件……っていうのは分かったんですけど、そのおまじないってどういうものなんですか?」
「このおまじないは、使った人の体を変化させることができるんです」
「変化!?」

変化……ってことは動物になれたりするのかな!? もしくは知り合いの誰かになれたり!?

「変化といっても、君が想像してるであろうことはできませんよ」
「えぇー!? じゃ、どんな風になれるんですか!」
「君の見た目を大人にさせたり、幼児化させたりすることができるんです」

そっちか! 幼児化に興味はないけど大人になれるのか! それはすごいかも!
ていうか幼児化できんのになんで15歳未満じゃなきゃいけないんだろ……? まいっか!

「呪文はこれです」
「ほえぇ……い、今! 今やってみてもいいですか!」
「構いませんよ」

やった! よし、じゃあ早速魔法使いに変身! それで呪文だけ唱えりゃいいんだよねっ!

「よぉーっし、大人になぁーれっ!」

あたしが呪文を唱えると、突然辺りが光に包まれる。そして目を開けると素敵な大人の姿になって————……ない!
あれ、なんで? 見た目まっっったく変わってないんですけど! 身長すら変わってない!

「こ、校長先生! 何一つ変わってないんですが!」
「おかしいですねぇ……条件は揃ってるし、呪文も合っているのですが。何故でしょう」

な、なにこれどういうこと? おまじない失敗? こんなのってないよ!

「とりあえず私は原因を探してみます」
「は、はぁ……」

せっかく大人になれると思ったのにー……。なんだかなぁ。まぁでもいいや。お腹減ったし学生寮戻って何か食べよっと。

「あ、ショート! さっきの校長先生の用ってなんだったの?」
「うわ、またゆうきなの? 別に何でもいいでしょ!」
「はぁ? 用が何だったか聞いてるだけじゃない! それとも隠さなきゃいけないようなことなの?」
「うるさいな! ゆうきには関係ないことなんだからいいでしょっ!」

どうせオバサンのゆうきには使えないおまじないだし!
……なんてゆうきの悪口を考えていたらゆうきがあたしのほっぺをつねってきた。

「ひゃにひゅんの!(何すんの)」
「アンタ今ぜーったいあたしの悪口考えてたでしょ」
「ひょんなこひょひゃいひ!(そんなことないし)」
「フン、アンタ考えてること全部顔に出てるから分かんのよ。そのうちてんまに好きってこともバレちゃうかもしれないわね」
「!?」

そ、そんなに顔に出てるかな……!? でも自分の表情なんて見れないし……。い、いやでもてんまはそんなことに気付くくらい鋭くないし。ゆうきがそういうことに気付きすぎてるだけだよね。

「てんまは鈍感だけどアンタよりは鈍感じゃないわよ。アンタの気持ちに気付くのも時間の問題かもしれないわよ」
「ま、まさかぁ……そんなこと、絶対ないって……」
「もしかしたら気付いてるけどアンタのこと眼中にないから放置してるだけかもしれないけどね?」

…………!!?? そ、それだけは嫌—! も、もももし本当にそうだったらどうしよう! 恥ずかしすぎる! 学校辞めるしかないかな……!?



=====作者たんより=====

夏休みだー!うわー!夏休みだー!バイトだー!ぎゃー!
って感じです。意味わからないねごめん。

更新出来るときにしたいと思ってます。なんで昨日更新してないかってそりゃ昼まで寝てたからですよ。

学校がないって素晴らしいですね(満面の笑み)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.354 )
日時: 2014/07/21 11:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ixDFu4/i)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=77491.jpg

こんにちはショートです\(^o^)/


参照9600こえちゃいましたね・・・早い



参照の落書きイラストは実は他人にあげる予定のものをこっちにも・・・みたいな落書き以上の手抜き(笑)

絵はそこまで手抜いてないから勘弁してつかぁさい



今日もバイトがあるので更新するとしたら夜になると思います


gdgdなくせに更新遅いってゴミですね


ありがとうございました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.355 )
日時: 2014/07/21 12:40
名前: マーフィ (ID: jwkKFSfg)

失礼します。

ショートさんって、「とらわれの花嫁」の人ですよね!?

私すっごくファンです!私もとんがり・ホヒンダ小説かいてるので

見にきてくれたらうれしいなぁ(*´▽`*)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.356 )
日時: 2014/07/26 23:57
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: IEWpVOa9)

>>355


気付くの遅くなってスイマセン!

そうですwwホヒンダも一応書いてます(笑)


ありがとうございます(*´д`*)

時間あるとき見に行きますね

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.357 )
日時: 2014/07/27 22:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: IEWpVOa9)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=77842.jpg

遅くなりましたが参照9700ありがとうございました!

突破した日ではないですけど描いた日がわたしの好きなキャラの誕生日ということで

ショートちゃんにそのキャラの格好をさせてみました。


田中おめでとう!


7月忙しすぎるんじゃ〜〜〜〜〜〜



参照9700ありがとうございました〜〜〜〜〜〜〜

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.358 )
日時: 2014/08/04 14:53
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: iZBAu5cs)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=78330.jpg

参照9800突破ありがとうございました。

最近ちょっと忙しくてっていう言い訳しにきました(クズ)


すいません。


今回はラブライブの矢澤にこちゃんでトレスしました。

一応てんこちゃん(線画)です。

アホ毛ないと誰だかわからんなーと思いながら描いてました(笑)


せこいと思うだろうけど9900で色塗り・・・って思ったらこえてました。いろいろすいません。


そのうち塗ります。

もうすぐ1万!


1万何すればいいんでしょ(笑)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.359 )
日時: 2014/08/04 22:35
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: iZBAu5cs)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=78342.jpg

参照9900ありがとうございました!!!!!!!!!!


参照1万でやること一応決めたんですけど絶対めんどくさいのでイラストとか落書きとかじゃなくて1つだけにします意味わかんないですねすいません



明日16時くらいまで暇なのでそれまでに更新しなかったら誰かぶん殴ってください


9900ありがとうございました\(^o^)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.360 )
日時: 2014/08/07 01:40
名前: ショート ◆0mLu1V4oTk (ID: MSa8mdRp)

すいません。
一昨日はなんだかんだで用事ができたりで小説書く暇なかったです。
ほんとごめんなさい!

昨日は何故かブラウザ以外のアプリケーションがクソ重くて書くにかけなかったというオチです。

ブラウザ以外クソ重状態が抜けたら書きたいです...どうやったら直るんだろうって感じですけど。・゜・(ノД`)・゜・。

今日は学校なんでパソコンたそのご機嫌が直っても夜までは更新できないですん...
更新したいときにできないクソパソコンェ


ではすいませんがさらばです!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.361 )
日時: 2014/08/11 17:36
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: N0SZnmuB)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

こんにちは!!!!

ついに参照10000突破してしまいました!!!!!!!!!!!!



本当にありがとうございます!!!!!!!!!


完結する前に10000こえたのは初めてです。
完結してから・・・ならあるんですけど(笑)


明日明後日は忙しいので今日中に続き書きたいです頑張ります


ほんとうにありがとうございます!!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.362 )
日時: 2014/08/13 22:12
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: N0SZnmuB)

「冗談よ、冗談。あのバカが気付くわけないじゃない。直接告白する以外に伝える手段ないわよマジで」
「そ、そうなんだ……よかったようなよくないような……」

気付かれないのはいいけど……直接……それはそれで嫌だ……。って、なんであたしが告白する前提で話が進んでるのさ! 伝えたってなんの意味もないのに伝えないわバカ!

「てかさー、さっきから思ってたんだけど……アンタちょっと身長縮んだ?」
「は? そんなことないよ。ゆうきの目が腐ってるだけだよ」
「アンタねぇっ……!」

ゆうきが怒って拳を握り締める。な、殴るのだけはやめてよぉ!
ゆうき絶対手加減しないもん! 多分!

「……! まぁあたしは大人だから許してあげるわよ!」
「え? なんかゆうき気持ち悪……」
「そんなに殴って欲しかったの? アンタってドMなの?」
「い、いや! そんなことありませんありがとうございますすいませんでした!」

ゆうきのこと殴るのは全然いいけど、殴られるのは絶対にイヤだよ!
ホントにすっごい痛いんだもん!

「まったく……すぐ怒られるようなことするんだから。アンタ、ホント子供よね。よくそんなんでてんまに好かれようなんて思えるわねぇ」
「うるっさいな! 第一、別に好かれようなんて思ってないし!」
「あらぁ、そう? じゃあアンタには“てんまが大人っぽい子が好み”ってことは知らなくてもいいことだったのね〜」
「別にてんまの好みなんか知らなくたっていいし……! あ、あたし自分の部屋帰るからっ!」
「あっそ、じゃーねー」

 *

無事自分の部屋に着き、部屋の中でダラダラしながら、さっきのことを思い出す。
……さっきはああ言ったけど、でもやっぱ気になる……。てんまは、大人っぽい子が好きなのかなぁ? あたし、見た目かなり子供っぽいし、中身も……うう、せめてどっちかをどうにかしたいなぁ……。でも、そんな急に大人っぽくなれるわけないし……! 特に中身はまず無理! だとすると見た目を変えるしかないよねえ。

「見た目を大人っぽく……ってどうすれば」

化粧でもすればいいのかな? でも化粧品高いしそんなもん上手にできるわけないし却下! そうすると服装……とか? でもでも……オシャレなんてよく分かんないし、そんな服、どう考えたってあたしが持ってるはずがない。どうすれば……!

「ほかに方法、ないのかなぁ……」

好きな人の好みに近付きたい。近付きたいけど……あたしには、どうすることもできない……のかなぁ。

「……っそうだ! あの方法が、あるじゃん……!」



=====作者より=====

遅くなってごめんなさーい
ゲームやったりバイトしたりで更新してませんでしたてへぺろ

てんまが大人っぽいのが好きというのは十中八九ウソ。
ていうか仮に大人っぽいのが好みだったとして! てんまが好きなのはショートだから問題ないです。てんショちゃんは可愛いです。

大人っぽいショートってどんなんでしょう。わたしも大人っぽくないからわかりません。
高校3年生ですけど未だに中学生呼ばわりされます。意味がわからない。

次の更新は未定(ゴミ)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.363 )
日時: 2014/08/14 10:55
名前: はる歌世 (ID: Cv75BPHK)

そろそろゆうきちゃんの誕生日だったはずなのでお祝いに来ました!
おめでとうござます!!あれ、何歳なんだろう・・・?
それでは引き続き読ませてもらいます!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.364 )
日時: 2014/08/14 19:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: N0SZnmuB)

>>363

覚えててくださったんですか!
そうですこんくらいです!

でも今日じゃなくて明日なんです!w
終戦記念日が彼女の誕生日なんです(笑)

でもありがとうございます!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.365 )
日時: 2014/08/15 09:36
名前: はる歌世 (ID: Cv75BPHK)

ゆうきちゃん大好きなんで!!

そうだ、今日だった・・・。
ちょっと残念でしたがまた来年もできれば祝いに来ます!←←

小説の方も楽しませてもらってるので投票?しときました!
優勝してくれると嬉しいです!(*´∀`*)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.366 )
日時: 2014/08/16 13:00
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: N0SZnmuB)

>>365


ありがとうございます!
きっとゆうきも喜んでいると思います!!(*´∀`*)

優勝なんて夢のまた夢の夢の夢だと思いますがありがとうございますw

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.367 )
日時: 2014/08/16 18:34
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: N0SZnmuB)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=79067.gif

こんにちはショートです。

参照1万突破記念のネタばらしするとGIFアニメです
あんま動かないですけどwwww

その超一部を載せてみました。


夏休みの課題は全然ないんですけど、残暑見舞いも描かなきゃいけないのでもしかしたら夏休み中にあげれないかもしれないです。


1万突破本当にありがとうございます。


小説更新もぼちぼちしていきたいとは思ってますホントです。


なんか去年の方が忙しかったような気がするのに今年全然何もできてない・・・・本当にすいません(´・-・`)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.368 )
日時: 2014/08/17 22:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: N0SZnmuB)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=79141.jpg

こんばんはショートでございます!!!!!


参照10100突破記念の落書きです。

一昨日誕生日だったゆうき描きました。


アッ実弟が今日誕生日だからゴスペルがよかったかな(笑)


まぁいいです!!!


10100ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.369 )
日時: 2014/08/27 19:20
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: c0fnbQ6A)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=79645.jpg

参照10200突破ありがとうございました!

にょたてんまくんです

てんまが女の子になったら貧乳と巨乳どっちかなって考えたけどめんどさくなって微妙なとこにするわたし氏


皆さんは女装てんまと女体化てんま、どっちが好きでしょうか?



とりま10200ありがとごぜました

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.370 )
日時: 2014/08/31 00:29
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: c0fnbQ6A)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=79849.jpg

参照10300突破記念です!!!!

最近バイトばっかりです・・・・ぐおお

8日間のうち4日間男子の代わりに出されるショート氏。


男子バイト出てくださぁい(切実)


小説はそのうち・・・そのうちほんとにやります・・・・そのうち(クズ)

そして明日から学校です。行きたくありません。だったらまだ小説更新する方がマシです・・・・w



とりあえず10300ありがとうございました(しかし既に10400こえてるもよう。ありがとうございます)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.371 )
日時: 2014/09/01 16:42
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: c0fnbQ6A)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=79973.jpg

参照10400突破ありがとございました!


このショートちゃんどんだけ盛ってんだろう?ww



ちなみにここ最近参照記念であっぷしてる絵は家で発掘された去年の絵だったりします。すいません。

時間がなくて絵がかけませーん・・・・!


もうわたし本気で学校いきたくないです・・・・小説のネタも思いつきません・・・・うおおやばい



参照10400ありがとうございました★(2回目)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.372 )
日時: 2014/10/07 00:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: fYloRGSl)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=82037.jpg

どうもお久しぶりです、ショートです。

1ヶ月以上放置してしまい申し訳ありません。
まさかの最終レス日が9月1日(始業式の日w)でした。

こいつどうせ暇なくせに更新してねーだけだろ、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが割とまじで忙しかったのです。
まぁ小説書く暇が1時間もなかったのかと言えばそういうわけではないんですけれども。

それでも見捨てずに更新されないものを見てくださってる方には本当に本当に申し訳ないと思ってます。

知らぬ間に参照が11000もこえてました。嬉しくもあり申し訳なくもあります。


自分で言い出したことなのに参照記念、100と500でやるのが厳しくなってきてしまいました。
感謝はしているのですがそもそもPCをゆっくりやる時間があまりないので絵もろくに描けません。あと疲れ果てて寝てることが多いのも原因かもしれないです・・・。

時間と心に余裕ができたら、もっと更新出来ると思うんですが、それがいつになるかはわかりません。

とりあえず、進路が決まらないうちはいろんな人にうだうだ言われてしまうので。。。過去の自分と今の自分が招いた結果なんですけどね・・・w


100や500は無理かもしれませんが、1000単位は絶対やります。


見てくれてる人本当にありがとう。

これからは月に1回はぜったいに更新するよう努めます。



そんなわけで11000も描いたことには描いたのでよければ見てください。
季節外れ感半端ないですけどw


ではではノシ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.373 )
日時: 2014/10/31 21:09
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: doo.G8T9)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=83302.jpg

今月更新できなかったので代わりに

ハロウィンネタで1ページ漫画もどきです。

①って書いてあるのはりんねとゆうきもやる予定(というか途中までは描いてあるんですけどw)だったからですw
今日学校に現物持って行き忘れました。はい、描けませんでした。

せっかく途中まで描いたので明日か明後日あたりにアップします!
描いてててんまキモイと思いました。こんなのに好かれて嬉しいのかなショートちゃん・・・いやこいつもこんなクズが好きなんだよな・・・・。



んでもって久しぶりに真面目に(ハロウィン)絵を描いたので描き終わったらこちらにうpさせていただきまする。
ハロウィン絵なのにハロウィンに終わらせることができなさそうな気配。


はっぴーはろうぃん!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.374 )
日時: 2014/11/02 00:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: doo.G8T9)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=83393.jpg

すみませんアップするの忘れてました!

ゆうき&りんね編です。



最初の部屋に行くという設定ガン無視ですな。


あとゆうきはきっと後でショートから奪ったお菓子がてんまからもらったもんだと知って(ニヤニヤしながら)返してくれると思いますw
その代わり別のお菓子要求しそうですが。


日付かわって2日になってしまいましたがイラストは進んでません(クズ)
なんでこんなバカみたいにバイト入れられてるんだろうわたし・・・


時間がまったくないというわけではないけど1レス分小説書くのはめんどくさいんですよね・・・・しかも1日まるっきり休みという日がない。おそろしい。


そんなこんなで今月こそきちんと書ければいいな!
進路は決まってませんが!!!!生きる!!!!!!!


そして!!!!いつも言ってますがこんなぐだぐだ&更新皆無でごめんなさい!!!!!!!!ほんとに!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.375 )
日時: 2014/11/04 13:18
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: doo.G8T9)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=83508.png

こんにちは(`・ω・´)


はろいんの絵がようやく終わったのでうpしにきますた。


去年はちゃんモモだったけど今年はショートちゃんなのでうpできますんbb

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.376 )
日時: 2014/11/27 22:16
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: NLLdrNEy)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=85962.gif

あたしは一旦部屋の外に出て、周りに誰もいないことを確認してから再び部屋に戻る。
さっきのおまじないをどうにか成功させて、ホントに大人になっちゃえばいいんだ……!
————ただ、校長先生にさえ分からないおまじない失敗の原因をバカなあたし一人で探したところで分かるかどうかっつー話なんだよね。

「うー……ん。何が原因なんだろう。ほかに条件があるのかなぁ」

成長なんたらとか言ってるけど結局あれだよね、自分の体だけ時間を戻したり早めたりしてるだけだよね。……時間ってことは、それに関係する何かを持ってみるとか?
例えばカレンダー……とか? いや、まぁ考えても仕方ないしとりあえずカレンダー持ってやってみよう!

「成長エネルギーのおまじないっ! 大人になーれ!」

————うん、相変わらず変化なしだね! 失敗だね! カレンダーも違うみたいだね。

「……って、ま、まさかあたしの成長がここで止まるとかそういうパターンじゃないよね!? 違うよねっ!?」

それだけはやめてほしい! まだ13歳なんだよ!? まだまだ成長するよ! ていうかしてほしい!
——それにしても、本当になんなんだろ……あっ、もういっそ時計とか持ってみる? 目覚まし時計とかでもいいかな? よし、とりあえず(成長してる前提で)もう一回チャレンジだ!

「今度こそお! 成長エネルギーのおまじない! 大人になぁーれっ!」

…………はい。変化なし。
もうどうすればいいのさ。意味わかんないよ! うう……やっぱりあたしだけじゃどうにもならないのかなぁ。ていうか校長先生まだ原因分からないのかな?

「……あ、もしかして……このおまじないって、具体的な年齢言わなきゃダメなのかな?」

そういやあたしずっと「大人になれ」とか言ってるけど大人ってどれくらいの年齢だよ。ババアも大人だわ。もしかして、そういうことなの……?
あ、でもそしたらいくつになればいいんだろう。どうせなら、ほしぞら魔法学校で最年長のりんねよりも年上になってみたいよね。でも持ってる服が学生服とか子供っぽい私服しかないから、あんまり年上すぎてもダメかも。
だったら、18歳でいいかな? まだ高校生の年齢だから学生服も全然いけるし! りんねは17歳だから事実上年上ってことになるし! よし、早速試してみよ!

「成長エネルギーのおまじないっ! 18歳になぁーれっ!」

辺りが一瞬光に包まれて、消える。
……おまじない、成功したかなぁ……?

「……あれっ、なんか全然変わってないんですけど! これは失敗なの!? それとも成功したけどリアルに全然成長しないってこと!?」

——あっ、そうだ! 年齢上がると普通体重とか変わるよね! 体重計乗ってみよう!

「……あっ、なんか10kg近く増えてる……、っていうことは成功……したのかな?」

そういえば、少しだけ制服の袖とか短い……かも? っていうことは5年後のあたしは身長と体重くらいしか変わってないってこと!? 悲しすぎ!
体重が増えたのは分かったけど、身長は普段測らないし、鏡で見ても全然分からない……。まぁでも(恐らく)成功したわけだし、とりあえず外出てみよう、うん!


=====作者より=====

ものすごく久し振りの更新です。ショートちゃんが大人(?)になるお話です。1話を書いたのは夏休み直前でした。あと1ヶ月ないうちに冬休みなのに(クズ)
そして本日線路を渡っているときお昼用のお箸落としました。取れませんでした。かなしす。

ショートちゃんを18歳に変身させたのは当然わたしが18歳だからです(笑)
だってわたしも25歳の自分とか分からないしw

そして身長体重くらいしか変わってないのもまた事実。小6の写真と今のわたし比べて変わってるとこってなんだろうってなるくらい顔とか変わってないんだよ・・・。

次の更新は未定です(クズ)
次更新するときにはわたしもみなさんも話の流れを忘れてることでしょう(クズ)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.377 )
日時: 2014/12/17 18:06
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sASfL/jh)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=88202.gif

——外に行こう、って意気込んだのはいいものの、どこに行こうかな。とりあえずおまじないが成功したことを校長先生に伝えるべきかな? ……いや、外見全然変わってないのに分かってもらえるかな……。と、とにかく行ってみなくちゃ分からないよね! よしっ、塔に行こう!

 *

「あ、あのー……校長先生—……」
「ああ、ショートくん。……残念だけどまだ解決方法は——……おや? ショートくん、さっきより背が高くなっていないかな?」
「そ、その! おまじない、恐らく成功……したと、思うんです!」

し、身長も変わってたのか! ていうか、ホントにそれくらいしか変わってないの!?

「……!! そ、それは一体……」
「あ、えっと……ただ「なりたい年齢」を言ってなかっただけみたいでした」
「な、なるほど……ところで、その姿は何歳なのかな?」
「…………18歳です」

……そんな驚いたような表情されるとあたしも悲しくなるからやめてほしい! あたしだってビックリだわ!

「ま、まぁ何はともあれ手伝ってくれてありがとう。そのおまじないの後続時間は24時間だから、24時間経つと自然と元の姿に戻るはず」
「要するに24時間後に身長と体重が変わるんですね、はい……」

まぁでも……「誰?」って言われるくらい変わっちゃうよりはいい……のかなぁ。それはそれで面白そうだけど現に大して変化がないんだからしょうがないよね。
……ていうかなんであたしここまでして大人っぽくなりたかったんだっけ?

「……ああっ! 思い出した!」
「何がですか?」
「はっ! い、いや何でもありません! さようなら!」
「…………?」

と、塔にいたってこと忘れてた!
って、そうじゃなくてっ! あたし、てんまに少しでも好きになってもらえるように、大人っぽい女の子になりたくて、おまじないやったんだった……。
でも、これじゃあ意味ないよね……全然、大人っぽくないもん。

「おっ、ショートじゃん! 今日はよく会うわね……って、なんか背高くなった?」
「なんだゆうきか……。まぁ、いろいろあってね」
「そういえばさっきなんかやるとかなんとか言ってどっか行ったじゃない! 結局何してたの? まったく大人っぽくなってないけど」
「うっ、うるさいなぁ! あたしだってここまで変わってないとは思ってなかったもん!」
「はぁ? 意味わからない。つーか、何してたの、って聞いてんのよ」

自覚はしてたけどホントに大人っぽくなってないんだなあたし……。22歳くらいにすれば、よかったかな? でも22歳でセーラー服ってどうなのさ!?

「ちょっとー、聞いてる?」
「分かった分かった! 言うよ! 言います! ……実は、この身長しか変わってないように見えるあたしの姿は、18歳のあたしなんだよ」
「……は?」

ゆうきが目をパチパチと瞬かせる。
そりゃそーだよね。いろんな意味で驚きだよね。
……そういえば、ゆうきは中身はともかく、黙ってればそれなりに大人っぽいよね。だ、だったら年齢を変えるんじゃなくて、もういっそゆうきにどうすれば大人っぽくなれるか聞いたほうが、早いかな。
ゆうきなんかに言うのも、お願いするのもイヤだけど……でも……!


=========

参照はショートちゃんの18歳イメージ的なw

どうでもいいけど高校生になって初の赤評かも わはは

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.378 )
日時: 2015/01/02 15:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 8IaQw9YV)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=90100.png

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


この絵は年賀状兼参照記念イラストです(笑)
横着しましたごめんなさいw


ホントはこれをリア友に送りつけようと思ったんですけどプリンターぶっ壊れてました。


なかなか更新する時間がありませんが、よろしければ今年もお付き合いしてくだされば幸いです!



年をとればとるほど、時間に余裕がなくなっていきます。。。
悲しみの極みです!

では!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.379 )
日時: 2015/01/29 19:28
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: //vZRqeb)

「いろいろと突っ込みたいところはあるけど……いやまずそれで18歳なの!? え、本当に!?」
「ほ、本当だよ……実際身長は変わってるじゃん……」
「ま、まぁそうね……。見た目はこんなに変わってないのに18歳なのね……」
「うるせえやい!」

あたしだってこれしか変わらないと思ってなかったし、生きる希望が一つ減った気がするよ。

「ところで、どうやって18歳の外見になったわけ?」
「そ、それは……校長先生に聞いたらいいんじゃないかな」

あたしが言ったらなんとなくゆうきキレそうな気がする。理不尽な暴行は受けたくない。
校長先生だったら流石に殴らないでしょうし……。

「なんかよく分かんないけど後で聞いとこ。ってか、なんで18歳の外見になろうと思ったわけ?」
「は!? ……ゆ、ゆうきが、言ったんじゃん。てんまは……その、大人っぽい子が好きだ……って」
「え!? まさか真に受けて——……じゃなくって、てんまのためにやったの!? あはは、可愛いわねぇ!!」

ゆうきがバンバンとあたしの背中を叩いてくる。
何でゆうきが言い出したのに笑われなきゃいけないんだ! あたしは割と真面目なのに!

「まぁでも、それはそれで面白そうだから手貸してあげるわよ」
「えっ、ホント? いや面白そうってどういう意味!?」
「こっちの話よ。とりあえずあたしの部屋行くわよ」
「う、うん……?」

こっちの話ってなんだよ。まぁ……あたしが頼む前にゆうきが言ってくれたのはよかった……のかな?

*

「……とりあえず、この服着てみて」
「う、うん……分かった」

ゆうきに手渡された服を着てみる。
……普段あたしが着てる服より何倍も大人っぽい……というか、露出多くないですかねこれ……!?

「ね、ねぇゆうき……? あたしにこの服は無理なんじゃないかな……?」
「いやいや、いいと思うわよ。色気のいの字もない感じがいいと思う」
「ゼッタイわざとでしょ!! 喧嘩売ってるの!?」
「別にそういうわけじゃないけど……アンタの場合、普通の服着ても大人っぽく見えない気がしたのよね……」
「思った以上に酷いこと言われてる気がする!」

そ、そんなこと分かってるし……18歳でこれだから。
でも、今ゆうきの機嫌を損ねたら……って思うと、反論とかしちゃいけない気がする。おとなしく従うしかないよね……。

「よし、じゃあそこの椅子に座って」
「う、うん」

言われるがままに椅子に座ると、髪の毛を結っていたヘアゴムを外された。
今度は髪の毛をいじるつもりなのかな?

「せっかく大人っぽい格好しててもツインテールじゃロリ感消えないし、別の髪型にするわよ」

そう言ってゆうきはあたしの髪の毛をいじり始める。
うーん、おろしてると鬱陶しいからできる限りまとめて欲しいんだけど……文句は、言えないよね……!


========

この話を書いてる間に5回くらいトイレに行きました。
今年最初の更新で何言ってんだこいつ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.380 )
日時: 2015/01/30 20:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: //vZRqeb)
参照: http://uploda.cc/img/img54cb613be5fb8.png

こんばんはショートです。
参照13000こえてたので記念絵描きますた。

今回もショートちゃんですw


2月14日までに参照14000こえたら14000の記念イラストはバレンタインの絵にしよう(:3 」∠)
2月14日までに14000こえて、そのあと3月14日までに15000こえたらバレンタイン絵に対するホワイトデー絵を記念イラストとして描きます(:3 」∠)


というわけで小説の続きも頑張りますん。

ちなみに今年もバレンタイン&ホワイトデーの話は書きません…ネタがないから!(笑)

その代わりにしようと思ってるのが上記の内容ですw


数年前にほしぞらでバレンタインの話書いてて大抵ショートがチョコ作るの失敗してるのはわたしができないからです あはは

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.381 )
日時: 2015/01/31 01:30
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

「……よし、これでさっきよりはマシでしょ」
「ホント? ありがとうゆうき」
「ちょっと、どこ行こうとしてるのよ、まだ終わってないわよ」
「へ?」

終わってない? これ以上何するんだろう……?
不思議に思いながらゆうきを見ていると、何やら怪しげな箱を出してきた。本当に何をする気なんだろう。

「ジャーン! これよこれ。メイク!」
「えええっ!!?? あ、あたしそんなのやったこと……七五三のときくらいしか!」

ないって言おうと思ったらあった。七五三でやった覚えがある。でもあの時着物着るのも、ジッとしてるのも嫌で、メイクも着物も全部ヤダって思ってた気がする。
そもそも、あたしなんかがそんなことしたって似合わないと思うんだけど!

「うるさい! 無駄口叩いてないでさっさと座りなさい!」
「は、はいっ!」

ものすごく嫌な笑顔を浮かべながらゆうきがあたしに化粧をする。かゆいしさっさと終わらせて欲しかったりして……。ていうかこれ4割くらい遊び感覚でやってるでしょ! なんかそういう顔してるもん!
まぁ……文句は言えないけど……。

「よしこれでオッケー」
「う……あ、あり、がとう?」
「うーん、なんか……化粧しててもしてなくてもあんま変わらないわね」
「おい!」

あたしは何のために痒いの我慢させられたんだろう!? こんなのってないよ!

「とりあえずそれで愛しのてんまくんのところ行ってきたらぁ?」
「いっ……愛しのとか言うなバカ! そんなんじゃないもん!」

好きだけど……そういうのじゃない! 多分!
た、ただ好きなだけで……そんな……愛しいだとか、思ったことないもん!

「グダグダ言ってないでさっさと行きなさいよ。アンタが今まで着てた制服はアンタの部屋に戻しておいてあげるから」
「わ、分かったよ……! どーもありがとうございましたっ!」

バタン! と大きな音を立てながら扉が閉まる。
……そういえば、てんまはどこにいるんだろう? 校長室行く前にてんまの部屋の前通った時は、部屋の電気ついてなかったけど。とりあえず部屋に行ってみようかな。



「おーい、てんまぁー、いるー?」

ノックもせずに部屋の前で大きな声をあげながら呼ぶ。その声に返答はない。
……ってことは、まだ外にいるのかな? ……まさか寝てるわけじゃないよね? いくら休日だからってこんな昼過ぎにまで寝てるわけ……いや、てんまならありえるかも。
てんまには申し訳ないけど、また朝起きれなくて学校遅刻なんてしたらマズいだろうし、寝てるなら起こさないと! ってわけで勝手に入ってしまえ!

「しっつれーい! てんま! 起きてる!?」

勢いよく扉を開けると、部屋の中にはベッドの上で爆睡しているてんまの姿が。
ほ、ホントに寝てやがった……! ゆうきより遅く起きるなんてどうかしてるよ。とにかく起こさなきゃ。

「てんま、起きてよ。もうお昼だよ。昨日何時まで起きてたのー!?」
「……んん……あと5分……」
「いやもうお昼過ぎてるんだってばぁ! 早く起きてよー!」

てんまの体を揺らすも一向に起きてくれない。こうなったら……!


======

30日のうちに終わらせる予定だったのに……ぐぬぬ。
教習所に通えるようになるまではできる限り毎日更新(予定)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.382 )
日時: 2015/01/31 23:25
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

「……よし」

この前千夏が遊びに来た時に教えてくれたんだよね。てんまがどうしても起きないときは女装の話をチラつかせれば絶対に起きる……って。
そういやなんか昔似たような出来事があったような……気のせいかな?

「てんまー、今起きないと女装させちゃうよー?」
「起きますっ!」

あたしがそう言うとてんまが青い顔をして起き上がる。
女装ネタ……強い! ていうか普通に起きてくれよう……。

「…………っ!? なんで、お前がここにっ……!」
「いや……昼過ぎまで爆睡してるのが悪いんじゃん?」

ホントはそんな理由じゃないけど……本当の理由なんか言えるわけない! あと寝過ぎなのは事実だからいいよね!

「……ところで、ショートサン……で合ってますよね」
「なんでいきなりさん付けになるの!? ショートだよ合ってるよ!」
「いやなんかいつもとイロイロ違う気がして……ホントに本人か確かめるべきかと思って」

い、いつもと違う……ってことには気付いてもらえた……! てんまのことだから気付いてくれないと思ってたけど、そんなことはなかった……!

「あのさ……なんかこんなこと言ったらまた『変態』とか言われそうでスゲー嫌だけどよ……なんというか、お前いつもより肌出しすぎじゃね……?」
「……! そ、それ……は、その——……お、大人っぽく……なりたかった、から!」
「は……?」
「そ、それで……ゆうきに言ったら……こうなった……的な……?」

ま、間違っては……いない、よね? でも、(ゆうき曰く)てんまは大人っぽい子が好き……で、そうなりたかったなんて言ったら、気付かれちゃうかなあ……? いやでもっ! てんまはクソニブ男だから……だ、大丈夫だよね?

「…………ぶふっ」
「な、なな何笑ってるの!? こっちは真剣なのに!!」
「いや……悪い。お前が大人っぽくとか……ぷぷっ……絶対ねーだろ……」
「な、なんだとー!?」

ゆうきといい、てんまといい、酷すぎじゃないかな? ていうか一応18歳の姿でそういうこと言われると微妙にヘコむ……。

「ていうか何でいきなり大人っぽくなろうとかいう話になったんだ? お前もそういうよく分からないお年頃なの?」
「うぐっ……そ、それは……! ————っ! あ、あたしの……好き、な人が……大人っぽい子が好きだって聞いた、から……だよ」

ここまで言ったら気付かれちゃうのかな? 伝わって欲しいような、そうでもないような……?

「ふ、ふーん…………でもお前が大人っぽくなるのは100年かかっても無理だと思うからいつものままがいい……と思うぞ」
「へ? ていうかそれあたしのこと貶してるよね!?」

な、なんかよく分からなくなってきた……! あたしは普段のままがいいの? かな? え?

「うん、めっちゃ貶してる」
「うわ肯定したな!?」
「だ、だけど……いつものままがいいってのはホントだから! そっちの方がお前らしいし……その、可愛いと思う! 以上!」
「……!? そ、それってどういう意味——……って、てんまどこ行くの!? 話は終わってない! 待てー!」
「るっせぇついてくんじゃねぇ! バーカ!」


 *おわり*

=====

今回の話の中でショートちゃんが盛大なブーメラン投げてるけど気にしたら負け

あとショートちゃんに可愛いって言ってるてんまが一番かわいい オチがあれだけどこれでおわり

この二人早く結婚すればいいと思う

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.383 )
日時: 2015/02/02 19:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

 **ホントの名前**

ある日の午後、ほしぞら魔法学校の4人組で集まって温室でトランプをしていた。
言いだしっぺのゆうきがババ抜きでさっきから負けっぱなしなせいでものすごくイライラしているみたいだが、りんねがいる手前他人に手を出すことができず余計イライラしている模様。

「あーっ、もーっまた負けたぁ! なんでショートにまで負けるわけ!? 意味わかんない!」
「ど、どういう意味!? ゆうきが弱すぎるんじゃない?」
「あたしもショートが負けると思ってたわ。なんか考えてることとかすぐ顔に出るし……意外ね」

確かに、りんねの言う通りかもしれない。まさかゆうきの方があんなにすぐ顔に出るとは思わなかった。まぁショートが表情に出てないと言えばウソになるかもしれないけどな。
オレとしては、いつまでも同じ結果しか出ないトランプ続けるよりほかのことしたいんだけどな……。

「ヤッホーみんな! 遊びに来た!」

ハイテンションで杜若が登場。来て早々で悪いけど早く帰ってくれねーかな。

「あっ杜若—! 杜若もトランプやる?」
「え? お前らなんでこんなとこでトランプなんかやってんの……?」
「ゆうきがやろうって言うからやってた」

言われてみれば何で温室でやってんだ……? いやでも誰かの部屋行く……のは無理だろ。部屋片付いてるのなんてりんねしかいないし。りんねの部屋行くの怖いからみんな嫌だと思う。

「で、杜若は何でここ来たんだよ。菖蒲はどうしたんだ?」
「いや……なんか模様替え(?)するから出てけって言われた……」

模様替えするだけで追い出されるってある意味すごい。ていうかそれただ出て行って欲しかっただけだろ……。

「……あっ! 杜若の持ってるその本、何?」
「ああ、なんか最近植物魔法学校の生徒の間で流行ってるんだけどさー、なんだっけ……姓名判断? とかいうやつが書いてある本」
「姓名判断!? 何それどうやるの!?」

本のことを聞いたのはショートなのに、ゆうきの方が興味を持ち出す。ゆうきってこういうの好きだったっけ?

「なんか……苗字と名前の画数とか? でなんか判断するらしい……?」
「へぇ、苗字と名前かー。そういえば、あたしたちみんなフルネーム知らないよね」
「まぁ別にいちいち教える必要もなかったしね」

言われてみればそうかもしれない。でも魔法使いになる前に、校長がこの名前で名乗れって言うしな……。フルネームを名乗る理由がないというか。

「そういや杜若ってホントにその名前なのか……? 失礼だけどどの苗字だったとしても語感悪そう」
「いや……これは……姉ちゃんが勝手にやった……」

ここでまた姉に振り回されてた事実が発覚する弟。なんか可哀想だな杜若。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.384 )
日時: 2015/02/02 23:55
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)
参照: http://uploda.cc/img/img54cf8c01526a2.gif

今年もツインテールの日!
今年はショートちゃんとてんまくんにしたよ!
てんまくんのあれはツインテールとは言わないね!あとあんま可愛くない
ついでに色もありません 間に合わなかった


あと!今書いてる話!です!が!
今まで杜若の名前、本名も杜若でいっか〜〜〜wwwって考えてたけどかわいそうだからやめました。
3年前に全員分本名考えたし書いたけど、あれと一部変わってるキャラもいると思います!!許して!!(思い出せないやつもいる…)

そのうちショートちゃんの本名カッコカリも出ますがそれはわたしの本名ではありません。
わたしの中でショートちゃんの本名=わたしの本名だけど、流石にここでそれはマズいので仮の本名的な感じになります。


それと、魔法使いは本名(フルネーム)は禁止という設定を勝手につけました(笑)



ちなみに昨日更新できなかったのは風邪引いてやる気がおきなかったからですすみませーん
今日からまた毎日更新する感じでいきたいと思ってますー!

よろしくお願いします!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.385 )
日時: 2015/02/05 21:23
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)
参照: http://www.mojisennin.com/uranai/

「じゃあ菖蒲は? 菖蒲の名前は別の名前なの?」
「いや、姉ちゃんはホントに菖蒲って名前だよ……。なんか入学する前の手続きで勝手に「アンタの名前は杜若よ。いいわね?」とか言われた」

菖蒲って意外と強引なんだな……。まぁあの二人はいつも喧嘩してるというか、杜若が一方的にやられてるけど。昔からそうだったとは。

「なんか大変そうね……。じゃ、ホントの名前はなんて言うの? せっかくだからフルネームで教えてよ」
「別にいいけど。オレは三枝 一樹っていうんだ。んで姉ちゃんは三枝 菖蒲」
「杜若って名前にされたのに本名は結構普通の名前なんだな……」
「いや、普通の名前でいいし。なんで杜若にされたかもよくわからん」
「よしじゃあ二人の本名聞いたところで姓名判断いってみよう!」

ゆうきが勝手に杜若の持ってた本を奪う。なんか杜若ってやられキャラなんじゃないかと思えてくる。

「…………これ、どうやんの?」
「えっ、やり方書いてあるだろ。その通りにやればいいんじゃないのか?」

ゆうきの頭の悪さはほしぞら魔法学校一だからな。うん。バカには分からないんだよそういうの。

「よくわからないから名前教えるから杜若やって」
「結局そうなるのかよ。で、ゆうきの名前は?」
「小鳥遊 祐希、よ」
「えーと、基礎運は健康で——……」

と、なんやかんやでゆうきの姓名判断が終わる。なんだか運が良さげ? な感じなのがちょっと腹立つな。それになんかちょっと面白そうだな。

「じゃあ次はりんねのやってよ! りんねの名前は何?」
「え? あたし? まぁ面白そうだしいいけど。木原 凛音よ」
「うーんと、基礎運は……気は短いが、正義感の——……」

そしてりんねの姓名判断も終わる。なんかりんねもそこまで運悪くなさそうな感じだな。いやりんねならいいんだけど。

「んじゃ次はてんまね、はいてんま名前言ってー」
「ええ、オレもかよ……空野 天馬、だよ……」
「てんまのだけ運悪かったらいいのに……」
「おい杜若聞こえてんだよ」

なんて失礼なことを言うんだ。ゆうきまで頷いてるし。こいつらホントヤダ……。

「えーとー……基礎運はぁー……家族とぉー…………」

オレのだけスゲェやる気ない感じで言われそのままおわった。しかもゆうきとりんねより微妙に運悪くてなんかムカつく。全体的に悪いわけじゃないけど二人と比べると劣る感じがアレだな、アレ。

「あ、そういえば前にてんまが女装したときの名前がソラちゃんだったのは空野から取ったのね!」
「おいバカ何言ってんだこんなとこで!!??」
「えっ、女装? ソラちゃんって……」
「お前は気にするな! 聞くな! 忘れろ!」

なんでショートがいるところでそういうこと言うんだよ! ホント意味わかんねえ! あのとき上手く誤魔化したのに、意味なくなっちゃうだろうが!


========

杜若の言ってる(?)占いの結果は参照のURLのページを参考にさせていただいております!
てんまの感想の部分はぶっちゃけなんか見た感じそんなんかな的なこと言わせといた!

必要かわからないけど一応キャラの本名読み方です↓
杜若:さえぐさ かずき
ゆうき:たかなし ゆうき
りんね:きはら りんね
てんま:そらの てんま

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.386 )
日時: 2015/02/12 04:09
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)
参照: http://uploda.cc/img/img54dba808e27ec.gif

なんやかんやでショートに女装の件を上手く誤魔化し、別の話題に変えることに成功した。

「て、ていうかお前はやってもらわなくていーのか? 姓名判断とかいうやつ……」
「へ? あたし?」
「そうよ、みんなやってるんだしショートもやってみなさいよ!」

でも、コイツなんでショートって名前なんだろう。普通に日本人なのに。日本人でカタカナの名前名乗ってるのってショートだけだよな。ジュディは外人だからノーカン。

「あ、あたしは別に……いいよ」
「なんで? 『あたしはアンタたち低俗と同じことなんかしたくないのよ』とでも言いたいわけ?」
「いやいや! そういうわけじゃないよっ! た、ただ別にいいかな、って思っただけ……」

? なんかショートの様子がいつもと違うような……? 気のせいか……?

「わかった。じゃあ単刀直入に言うわ。姓名判断云々じゃなくてただアンタの本名が知りたい」
「は!? なにそれ意味わかんない!」
「意味分かんなくないでしょ。超カンタンじゃないの。いいから早く言え」

それはオレも知りたいとは思うけど、ゆうきのはストレートすぎるだろ。……ホントに下の名前がショートで当て字とかだったりして。

「……なんていうか。別にほかの人はいいけどゆうきに教えるのはなんとなく嫌だ」
「いやそれこそ意味わかんないわよ! なんであたしだけダメなのよ!」
「んー……ゆうき以外の人は本名言っても普通だろーけど、ゆうきは茶化してきそう」

それはすごく分かる。ゆうきなら絶対やる。いやでもそれってそこまで変な名前ってことなのか……?

「べ、別に茶化さないわよ! それともそこまでアンタの名前はヘンだってことなの!?」
「そうじゃないよ。なんか……ショート、じゃなくて本名の名前で呼んできそうな……そんな気が……した」
「…………」

ゆうきが黙った。アレは絶対図星だな。
オレたちは名前がそのままだからな……そういう被害はないだろうけどコイツは杜若同様違うんだろうし。

「わ、わかったわよ何もしないわよ! なんか気になるから教えてよ!」
「…………天音 沙倉。それがあたしのフルネーム、だよ」
「……ショートって名前とまったくカンケーないのね……」
「そりゃあ、まぁね。ただ単にアメリカンショートヘアからとっただけだし」

……アメショからなんだ。てっきりショートケーキとかそのへんかと思った。違ったんだな……。

「なんか、お前の髪の色みたいな名前だな。それ以外に合う要素ないけど」
「ちょ……それどういう意味—!? 名前負けしてるとでも言いたいのかキサマ!」
「素直に『本名もかわいい』って言えばいいのに。だからてんまはヘタレのままなのよ」
「余計なこと言うなよりんね!!」
「? よく分かんないけどムカつくから蹴っとくね」
「いや、ヤメロお前!」

なんか結局オレがおちょくられてばっかじゃねーか……。もうホントやだこいつら!


 *FIN*


=========

これにて本名編終了です。ホントは全キャラ本名出したかったのですが断念。
というわけで参照に一応全キャラ本名(&読み方)を書きました。
手書きなのでめっちゃ汚いですけどお許し下さい…。

参照の絵(というか字?w)で書いてますけど、今日中に本名関連のことをHPでgdgd書く予定でございます! URL読めますかね(笑)

こっちに書くとよろしくないので絵(?)に書いたのですが…書き終わったらまた参照に貼ります。

再び放置してしまいすいませんでした!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.387 )
日時: 2015/02/12 20:14
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

とゆーわけで宣伝(?)にきてみました\(^o^)/


参照からほおむぺえじに飛べますん。


風邪ひいたのと、ネタが曖昧なので今夜更新できるかわからないです…薬飲んでスヤァするかもしれません…。
(14時に起きたのにすでにねむい)


ついったーでフォロワーさんが昨日くらいからバレンタインの準備してるんだけどみんなそんな早くやってるものなんですかね?
わたしは今年何もしませんけど…(笑)


すいません以上です!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.388 )
日時: 2015/02/21 11:49
名前: ミニイ (ID: EM5V5iBd)

始めまして!ミニイです!ホームページみましたよ!
ショートさん、足23センチか...。勝った!私は24センチ!
ちなみにいまは149センチの小6です!
中3の姉は149・6で、6ミリ差www
姉ちゃんを超えてみせるぜ!

自慢ですが、同クラの男子の中で、171センチの男子がいます!ドヤァ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.389 )
日時: 2015/02/22 21:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

>>388


コメントありがとうございます。
学校で身長の割に足が小さいと言われたことあります。足の大きさに身長関係あるのか知らないですけどね(笑)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.390 )
日時: 2015/02/24 20:33
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

 **争奪戦!**


「ショートさん、おはようございますニャ。千夏さんからお手紙が届いてるニャ」
「ん、おはよう。ありがとね」

今日は土曜日。学校がないから外に出かけようと思ったけど、手紙を受け取ってしまったので、とりあえずそれを読むために再び部屋の中に戻る。
千夏から、って言ってたけど、いったい何の用だろう。千夏から手紙くるなんて初めてだし……と、とにかく読んでみよう!

「えっ……と、『ショートへ、これを読んだらすぐに誰にも気付かれないように夏雲魔法学校の学生寮にくること。千夏より』……千夏のいる学生寮ってこと……?」

本当に何の用なんだろう? でも手紙読んでも分かんないし、行ってみるしかないよね。それにしても誰にも気付かれないようにって、どういうことなんだろう。って言っても流石にホントに誰にも言わずに行って怒られても嫌だしなあ。りんねだったら他の人に言わなそうだし、りんねに言ってから行こうかな!



りんねに夏雲魔法学校の学生寮に行くことと、そのことを誰にも言わないで欲しいということを伝え、千夏のいる学生寮までやってきた。……いや、来たのはいいけど誰もいない。今まで殆ど来たことがないから、千夏の部屋もわからないし……どうしたらいいの!?

「ほ、本当に誰もいないの……? ど、どうしよう……」

あたしがオロオロしていると、先ほどあたしが出てきた、はじまりとおわりの扉が開く。
……って、え!? 誰……!? もしかして千夏、とか?

「……あら? ショートじゃない、なんでいるの?」
「へ? あすかにジュディ? 二人こそどうしてここに……」
「私タチは、千夏に呼びだサレたのヨ。ショートは?」
「あ、たしもだけど……って、二人は千夏と知り合いだったの?」

ほしぞら魔法学校の生徒以外の人と、あの四姉妹は知り合いだったの? かな?

「ま、いろいろあってね。それより、メンツ的になんか嫌な予感しかしないわね」
「確かに……千夏ハ、何を考えてイルのかしらネ?」

……? どういうことだろ? それにしても千夏はどこにいるのかな……。人のこと呼び出しておいていないってのもどうなんだろう。
そう思っていたら、階段から誰かが現れた。

「……あ、千夏!」
「んっ、3人とも来てくれたのね。ありがと。ちょっと部屋の片付けに手間取っちゃって、ごめんね」

……あたしの身の回りの人間に、部屋が常にキレイな状態という人がいなさすぎる気がする。人のこと言えないけどさ……。ていうか手紙出す前に片付ければいいのに!

「で、何の用なの?」
「その話はあたしの部屋でするよ。部屋に案内するからついてきて」

……そういえば、手紙に誰にも教えるなって書いてあったけど、そんなに他人に知られたらマズい内容なのかなぁ。よくわからないけど、とりあえずついて行かなきゃ!


=====

少し久しぶりの更新です。
教習所通いがスタートしました。助けて。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.391 )
日時: 2015/02/24 20:57
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

こんばんは、作者のショートです(:3 」∠)


実はこのほしぞら魔法学校、今月末の2月28日になんと5周年になるのです。
そんなわけで5周年の日は今の(というかさっき更新した話)とまったく関係ない話を書こうと思います!多分1レス分でおさめる(はず)

自分が中1のときに作った作品を高3のこの時期でも溺愛してるなんて自分でも引きますけどね(笑)


ふつうの話も更新できるように頑張りまする!


学生としてほしぞら魔法学校の○周年を祝うのは今年が最後なので、気合入れていきたいと思ってますww
3年と4年のときは何かやろうとして続かなくて挫折しました(真顔)


そんなわけでほしぞら魔法学校をよろしくお願いしますm(_ _)m

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.392 )
日時: 2015/02/25 19:31
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

千夏の部屋に着いて、四角いテーブルを四人で囲んだ。

「……で、結局何の用なの?」
「実はね、夏雲魔法学校が再来週創立記念祭やるのよ。それで、なんだけど——……」

千夏が学校用のカバンのようなものから、一枚の紙を取り出した。それは創立記念祭に関するプリントだった。

「この創立記念祭で、一番ラブラブに見えるカップル一組を夏雲魔法学校の校長が縁結びのおまじないをやってくれるの」
「ふーん……でもここに彼氏いる人いないじゃん」

あたしがそう言うと、3人に一瞬睨まれた。とても怖かったけど事実な上にあたしにもいないんだけど?

「ここにはカップルって書いてあるけど、別にカップルとして何か登録しなきゃいけないわけじゃないし、いいのよ」
「さ、さいですか……。ていうことは、この4人でやるの? 女だけで?」
「そんなわけないでしょ!? 第一ていうことは、ってどういうつながりでそうなったのよ!?」

うーん……? でもそれじゃあどうするのかな……?

「てんまよ!」
「え? てんま? なんで?」
「……あんたと会話してるとすごく……疲れるわ……。ショートはてんまのこと、好きなんでしょ?」
「へ!? えっと……うん……」
「あたし達3人もそう。つまり4人で正々堂々勝負しようってことよ」

な、なるほど……って! あたしも参加するの!? いや、もしこの3人の誰かと縁結びのおまじないされたら、それは、嫌だけど……!

「でも、そのてんまがここにいないじゃない。どうするの?」
「当然ショートにつれてきてもらうのよ」
「…………え? あたし?」
「そ。あたしが言っても来てくれないだろうし、何より同じ学校でしょ。だから頼んだわよ」
「ええっ!? そんなあ!」

あたしがつれてくるって……無理だよ! 絶対嫌がる! 来ない! 間違いない!
あとついでに休日は起きてこない! だめだこれ!

「とりあえずそういうわけで解散ね。ショートは当日なんとしてでもつれてきなさいよ」
「うっ…………が、頑張る、よ……」



ほしぞら魔法学校の学生寮につくなり、大きなため息を吐くあたし。
どう考えたって無理だよ……てんまがあたしの言うこと聞くわけない……。それに……こんなこと言ったら失礼だけど、夏雲魔法学校来てなんて言って、素直に従ってくれるわけないし……どうしたらいいのかなあ。

「あらショート、戻ってきたのね」
「あ、りんね……ただいま」
「どうしたの? 元気ないけど……なんかあったの?」
「う、うん……あのね——」

あたしはさっきあったことをすべてりんねに話した。すると、りんねはニヤッとしながら言った。

「面白そうじゃない」
「ええ!?」
「面白そうだから、手伝ってあげるわよ」
「え、て、手伝う……?」

どういう意味……?

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.393 )
日時: 2015/02/27 20:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)

「あのりんね? 手伝うってどういう意味?」
「カンタンよ。当日ショートがてんまに夏雲魔法学校行こうって誘って、もし断ったらあたしが無理やり行かせる」

力ずくでつれていくってこと!? そんなんでいいのかな!?
それにしても、そんな無理やりつれてっててんまが誰かとラブラブに見えるようにしてくれるのかな? 第一、てんまは好きな人がいるとか言ってたし、好きでもない人と……なんて、無理な気がするけどな……。



あれから二週間が経ち、ついに夏雲魔法学校の創立記念祭の日になった。今日は大分暖かいらしいので、薄着で出かけようかななんて思いつつ大きなため息を吐く。

「てんまが行くなんて言ってくれるわけ、ないよね……」

やだなー、なんて思いながら身支度を整えていると部屋をノックする音が。誰だろう?

「ショート、準備できた?」
「あ、りんね! う、うん……まぁ……」
「んじゃてんまのとこ行くわよ」

うっ……行きたくない……。でも夏雲魔法学校に行って怒られるのもいやだ……。もう腹をくくるしかないよね。

「ところでてんまは起きてるの?」
「あー、なんか珍しく早起きしてたわよ。理由は知らないけどね」
「そ、そうなんだ……?」

休日にてんまが早起きするなんて珍しい……。これでもしてんまが出かける用事があって早起きしたとかだったらどうしようっ……!
不安な思いを抱きながら、てんまの部屋のドアをノックする。

「ん? なんだお前らか……なんか用か?」
「てんま、おはよ。あの……あたしと一緒に……な、夏雲魔法学校に……来て欲しいんだけど……」
「は……?」

うう、や、やっぱりダメかな……。
千夏に怒られるか不機嫌なてんまをつれてくかの二択しかないこの状況にあたしの目頭に涙がたまる。すると、てんまから意外な答えが返ってきた。

「……いいよ。行ってやるよ」
「……えっ、いいの!? ホントに!?」

ビックリして思わずりんねと顔を合わせる。今、いいって……!?

「こんなことでいちいちウソつかねーよ」

りんねが脅したわけでもないのに……! ほ、ホントに行ってくれるんだ、すっごくうれしい!

「……てんま、アンタ本気で言ってるの? 千夏のいる学校よ?」
「知ってるけど?」
「いつものアンタなら嫌がりそうじゃない。ショートが誘ってくれたから行くってこと?」
「べ、別にそういうわけじゃねえよ。ただ……今日は……」
「……もしかしててんま、おまじないのこと知ってる?」

? なんだろう……二人でコソコソ話してるみたいだけど……何かあったのかな。

「まっ、頑張ってきなさいヘタレ!」
「ヘタレって言うな!」
「あの、お取り込み中悪いんだけど早く行かないと……千夏に怒られちゃう……」

あたしがそう言うと、てんまはハッとして準備するために一度部屋の中に戻っていった。ていうかりんねずっとニヤニヤしてて怖いんだけどどうしちゃったんだろう……?


=====
昨日は更新できなくてすいませんでした。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.394 )
日時: 2015/02/28 23:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)
参照: http://uploda.cc/img/img54f1cb0b6c502.png

こんばんはショートです!
ついに!今日!ほしぞら魔法学校は5周年を迎えました!ワーイ

こいつら5年間同じ年齢やってる羨ましい!
わたしも13歳に戻りたいお!


時間がないので参照14000超え記念イラストと兼ねてます!!!そのかわりいつもより頑張って描いたのです!!!!!!

今までほしぞら魔法学校は決まった制服なくてもいいかな、と思ってたのですがいい加減まじめに考えようと思って一応5周年(兼14000記念)で描いてみました
そのうち変更する可能性がないとは言えませんがこれがほしぞら魔法学校の制服です(多分)



5周年のおはなしは本日わたしが寝過ごしたため明日になります
毎日寝すぎてごめんなさい

参照14000もありがとうございましたっ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.395 )
日時: 2015/04/25 11:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: fDoLpxww)

てんまの部屋から始まりと終わりの扉の前に着くまで、あたしたちは一言も会話をしなかった。……と、いうより、話しかけられなかったという方が合っているかもしれない。何だかものすごく気まずい。

「……おい、何ボーッとしてんだ。早く行くぞ」
「え、あ、うん……」

でも、本当にどうして来てくれたのかな……。あの四姉妹のうちの一人の魔法学校に行くだなんて、絶対に嫌なはずだよね。ていうか、千夏自身自覚があるからあたしがこんな目に遭ってるわけだし……。
そもそも、自分で誘えないほど関係がヤバいって分かってるのになんでわざわざこんなこと始めたんだろう? 千夏の自信はいったいどこから……?

「……なぁ」
「なっ、何?」
「何でお前は夏雲魔法学校にオレを誘ったの?」
「え……そ、それは……」

千夏たちに今日のおまじないのことを言うな……とは言われてなかったと思うけど……。そんなこと恥ずかしすぎて言えるわけない……!

「な、なんかね、千夏の魔法学校が今日創立祭やってるらしくて……そ、それで……かな」
「ふーん……」

間違ってはいないはずだよね。別におまじないだけしかやってないわけではないだろうし! よく知らないけど!

「て、てんまこそどうして千夏の魔法学校行くこと、承諾してくれたの?」
「……っ! べ、別にただの気まぐれってやつだよ」
「そうなんだ……」

気まぐれで夏雲魔法学校行って女装させられるんじゃ、とか考えたりしないのかな? いやでも今回はその気まぐれで助かったわけだし、深く考えないでおこう。変に気を悪くさせて帰られちゃったら困るし!

 *

「おお……なんか、お祭りって感じがする!」
「いや一応祭りなんだし当たり前だろ……」

夏雲魔法学校に到着し、楽しげな雰囲気に心躍らせるあたし。
お祭りって言ったらやっぱり屋台だよね! 食べ物とかもいろいろあるし、楽しまなきゃ!

「……あ、そうだ。あのね、ちょっとだけ千夏の部屋に来て欲しいの」
「? よくわかんねーけどまぁ……ちょっとだけなら」

とりあえず千夏の部屋行って、てんまを連れてきたことを報告しなきゃダメだよね。あすかとジュディはもう来てるのかな?

「ち、千夏—……おはよう」
「ああショートおはよ。……あら、ちゃんとできたのね?」
「う、うん……」

あ、あすかとジュディもいる……! ていうかなんかめっちゃ殺気立ってるような……!?
……なんて考えてたら、千夏が思いがけないことをした。

「てんまっ! 来てくれてありがと!」
「うわ!? 何するんだよ千夏!」

なんと、千夏がいきなりてんまに抱きついたのだ。あたしがその状況に驚いていると、あすかもジュディも同じようにてんまに抱きついたり、腕組みしたりしてた。そしてあっという間に外へ行ってしまった。

「……ガチ勢って……コワイ……」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.396 )
日時: 2015/04/26 21:18
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: fDoLpxww)

こんばんは、作者のショートです!
2ヶ月近くまったく更新せずにいて申し訳ありませんでした!

わたしショートは4月から社会人として働いております。
ので、今まで以上に更新できないと思います。今までも大して更新してませんでしたけど(小声)
ゴールデンウィークはきちんと全部お休みなので最低1回は更新したいと思ってます…でもやるやる詐欺ばっかしてるんで信用できないですね。自分でも信用できません(最低)


まぁそんなことは置いといて!

本日4月26日はわたし&(ほしぞら魔法学校の)ショートの誕生日!
ということで大変申し訳ないのですが参照15000突破記念とショートの誕生日絵を兼ねて(多分明日)投稿したいと思ってます。


わたしの記憶ではおそらく去年はガチで誰ひとりきちんと祝ってなかった気がするので今年はせめててんショだけは祝いたいと思ってます。

だというのにこいつら誕生日クッソ近い。4月26日と5月13日ってどういうことだよ自分で設定したんだけど。
いやショートは設定じゃないけど!!てんまだね!!!


わたしも今年で19歳です。未成年ラストですハハハ。



去年からそうだけど、この小説始めた時はショートが、自分が一番年齢下だったのにもうわたしが一番年上です。つらすぎる。



そういうわけでショートちゃんお誕生日おめでとう!!
そんでもってはっぴばすでーとぅーみー!

どうでもいいことばっか書いてごめんなさい!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.397 )
日時: 2015/04/27 22:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: fDoLpxww)
参照: http://uploda.cc/img/img553e377263b80.png

今日はちゃんと有言実行したぞ!!!
いつもやれよってな!!!!!



参照15000本当にありがとうございます!!!
この短編集いつ終わるんだろうね!!?更新スピード遅すぎて終わりが見えねぇよ!!!!


クソてんまの誕生日には当日にちゃんと完成させたいよね…



そんなわけでとりあえず参照15000ありがとうございました(2回目)
普段頭の中で不要なくらいほしぞらの話考えるのに、頭の中で完結させておわらせるのどうにかしたいと思ってる(思ってるだけ)



GW頑張りますん!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.398 )
日時: 2015/06/21 16:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 97SCsTUE)
参照: http://uploda.cc/img/img558668ed0f33f.png

お久しぶりです。ショートです。
結局なんだかんだすごく忙しくて小説や絵どころかパソコンつけない日が多くて更新できませんでした…。


しかもこのレスも更新ではありません…
次更新できる日はぶっちゃけ未定です。ごめんなさい!

社会人なめてました。というか免許とらない自分が悪いってのもあるんですけど。


今日は何しにきたかというとほしぞら魔法学校の4人でグループラインとかしてほしい…!と常々思っていて今日うっかり描いてしまったのでそれをあげにきました(???)

背景以外手書きなのでホンモノとはいろいろ違うけどアホアホしい会話しててほしい。

ちなみに画像の最後のショートちゃんの発言のあとほかの三人からやめたげてよお!て返事がきそうだなって思ってる。
(今回はショートちゃん目線で作りました。今回ってなんだ?)



小説の更新は割とガチで夏が終わる前に一回更新したいとかそういうレベルですのですいませんがよろしくお願いします(?)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.399 )
日時: 2015/09/05 12:38
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: WWouN6/z)

……行っちゃった。あの3人はホントにすごいなぁ。素直に好きって気持ちを伝えられて……。羨ましい、かもしれない。

「……あれ?」

誰もいなくなった千夏の部屋を見回すと、アルバムらしきものが置いてある。それも、けっこう昔のものであろうアルバムが。
……千夏がここに来た時に持ってきたのかな。

「千夏たちと、てんまの、小さい頃の写真がいっぱい……」

そういえば、千夏はこの頃からてんまのことが好きだったんだっけ。……千夏と比べたら、あたしがてんまのことが好きだってことを自覚したのなんて、最近のことなんだなって思っちゃう。

「なんかてんまが女装してる写真多いなぁ。千夏たちが言ってたこと、ホントなんだな……」

女装の写真は、嫌そうな顔で写ってるのばかり。でもホントにすごく似合ってる。てんま可愛いなぁ……。あたしも、この頃のてんまを見てみたかったな……。きっと写真で見るよりもすっごく可愛いんだろうなー。
そんなことを思いながら、あたしは千夏のアルバムを元の位置に戻した。そして、何故かゆうきにもらったてんまの写真をカバンから出してみた。

「……よく10年でこんな憎たらしい表情ができるようになったなぁ」

てんまに何か言われてムカつくことなんていくらでもある。そもそもそれが原因で最初はてんまのことなんか大嫌いだった。……大嫌いだったはずなのに、こんなに好きになっちゃった。
だって、ホントはすごく優しくて、可愛いとこもあって……だから……

「大好きだよ、てんま……」

そう呟きながら、あたしは手に持っていたてんまの写真にキスをした。

「————やっぱり、ここにいた……」

突然ドアが開き、声がしたので慌てて写真をカバンにしまって、声のした方に振り返ってみると、てんまがいた。

「なっ、なななんでてんまがここにっ……!?」

あまりの恥ずかしさに身体全身が火を吹くかのように火照った。
さっきの、聞かれてないよねっ……!?

「なんでって……お前がここに来ようって言ったのにいなかったから……具合でも悪いのか?」
「べ、別に具合悪くなんて、ないよ……」
「ふーん、ならいいけど……具合悪くないならなんでこんなとこにいたんだよ」
「い、いやその……千夏の部屋にアルバムあったからつい……」
「はぁ?」

恥ずかしすぎててんまのことが直視できない。あたしのこと、わざわざ探しに来てくれたこと、すっごく嬉しいけどでもやっぱり恥ずかしいっ……いっそ消えてしまいたい!

「まぁいいや。具合悪くないなら外行くぞ。ほら」
「う、うん……」

てんまと一緒に外に出ると、とても賑やかで、その場にいるだけで楽しい気持ちになれそうな雰囲気だった。それに、不思議とさっきまでの死ぬほど恥ずかしかった気持ちがどこかへいってしまったような気がした。

「そういえば、千夏とあすかとジュディは?」
「あぁ……なんか3人とも金魚すくいをガチでやり始めて放置された……」

それはそれでちょっとカワイソウ……3人は一体何のためにあたしにてんまを連れてこさせたんだよ。

「……あっ! 輪投げとかあるよ! あたしあれやりたい!」
「お前そういうのヘタクソそうだよな……」
「うるさいっ! ヘタクソでも楽しけりゃいいんだよ!」

さっきまで恥ずかしくて死にそうだったけど……なんかもうそんな気持ちもどっかいっちゃったし、きっとてんまにはあのセリフは聞こえてないと信じて創立祭楽しもーっと!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.400 )
日時: 2015/09/20 14:05
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: WWouN6/z)
参照: http://uploda.cc/img/img55fe3d5645931.png

こんにちはショートです(・ω・)

遅くなりましたが参照16000突破記念の絵を描きました(# ‾ー‾)〇


アナログで申し訳ないですが時間がないのでお許し下さい!


一応ショートちゃんです。
ツインテールではなくツーサイドアップにしてみました。


そして休日になって鼻風邪引く意味のわからなさ。
絶対会社で周りがみんな風邪ひいてたからだ。クソ!


続きの更新はシルバーウィーク中にできたらなって思ってる。
思ってるだけ(クズ)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.401 )
日時: 2015/10/10 23:01
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: JKQqTkPc)
参照: http://uploda.cc/img/img55fe3d5645931.png

「……えいっ!」

あたしが輪を投げると、思い切り変な方向に飛んで、屋台の裏まで行ってしまった。

「……ちょっとショートさん、どこ狙ってんですかね」
「う、うるさいな、ちょっと変なとこ行っちゃっただけだよ! もう一回!」

そう言ってもう一度投げた輪は、さっきよりもおかしな方向へ向かい、後ろにあった木の枝に引っかかってしまった。

「……お前、変なとこに投げる天才?」
「…………うぐぐ」

連続で変な方向に飛ばしてしまったため、言い返すことができない。
あたしってば、こんなに輪投げヘタクソだったんだ……あまりにも酷すぎる……。

「あっ、引っ掛けた輪取らないと……!」

……って思ったけど、意外と高いとこに引っかかっててこのままじゃ取れない……。今日スカートだけど、別に誰にも見えないだろうし……木登っても大丈夫だよねっ!

「あっ! おい、お前今日スカートはいてるくせに何で普通に木に登ろうとしてんだよ!?」
「へ? いやだって……きっと見えない位置だろうと信じて……」
「アホか……いいよオレが取るから。万一誰かに見えたら……ソイツが不快な思いするだろ?」
「なっ……!? し、失敬な……!」

確かにキレイなものではないけど……いくらなんでも失礼すぎでしょ!
……とはいえ、あたしが輪投げヘタクソだからこうなったわけだし……文句は言えない……。

「……で、まだやるのか? 輪投げ」
「ウッ……もう諦めマス……」

2回中2回変な方向に行ったあたしに輪投げの才能は無い……。お金の無駄遣いにしかなりそうにないし、ほかのやつ探そう……。

「て、てんまは何かやりたいものないの?」
「は? オレ? うーん……あ、ヨーヨー釣り」
「おお……それもあたしニガテだ……」
「お前こういうので得意なやつないわけ……?」

すぐ紙の部分濡らして釣る前に切れたりするんだよね……。スーパーボールすくいとかも取る前にダメにしちゃうし……。金魚すくいとかはやったことないけど、それ系はきっと向いてないんだろうなって思う。型抜きとかも苦手だし……あとは何かあるかな……。
ていうか、実は何だかんだでお祭りは食べてばっかりのような気がしなくもないけどね……?

「よっしゃ、2個取れた!」
「いつの間に!?」

あたしが考え事してる間にてんまはヨーヨー釣りをしていたらしい……。しかも2個も取ってるし……。才能の差を感じるよ……。

「ん。1個お前にやるよ」
「え……いいの?」
「2個とれたし……いいからもらっとけよ」
「う、うん……あり、がと」

ピンクに水色の縞模様の入ったヨーヨー……かわいいな。
それにしても、何だかお腹減ってきちゃった。何か美味しいもの売ってないかな?

「てんま、お腹すいたー」
「はぁ? ……ったく、何か食いたいもんあるか?」
「うーんとね、えーとね……わたあめ! 食べたいなっ!」
「腹減った時に食うもんじゃねえだろそれ……」

あれ? 言われてみればそうかもしれない……。でも、お祭りと言ったら! 屋台といったら! わたあめなんだよあたしはっ!

「それにしても人が増えてきたねえ……どこに何があるのか分かんないや……」

あたしがそう言うと、てんまが確かに、と言ってあたしの手首をつかんできた。

「お前すぐどっか行くから、しばらくこのままな」
「……! う、うん……」

すぐどっか行く……とかなんか失礼なこと言われたような気がするけど、でも……この状況は、悪くない……かもしれない。



===========

久しぶりの更新です。
知らぬ間に参照17000まで100きってました。恐縮です。

17000はデジタルでハロウィンてんショちゃん描きたいと思ってます。
10月忙しいけど頑張りますん…。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.402 )
日時: 2015/10/12 23:17
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: JKQqTkPc)
参照: http://uploda.cc/img/img561bbdcd1fb61.png

こんばんは、ショートです(`・ω・´)


知らぬ間に参照17000こえてました!
嬉しいです、ありがとうございます(´;ω;`)ぶわっ


記念イラストは宣言通りハロウィンてんショちゃんでございます!
(ついでにそろそろデスクトップの絵を変えたくてデスクトップサイズ…w)


てんまが悪魔、ショートが天使という感じで描きたかったけど、したがきでgdgdになったのでテキトーです。コスプレっぽければいいよね(投げやり)


今までは割とショートちゃんは服装もイメカラのピンクを使いたい!と思ってたんですけど
最近は逆にてんまカラー使いたい!と思うようになり、今回も水色増し増しです(笑)
服だけじゃなくて爪もそうだし。



ちなみにお二人がちょっと照れてるのはてんまがショートちゃんの胸の下辺りを触っ…いや、引き寄せてるからです。
たぶんてんまは内心「後で殴られる!」と思ってることでしょう。


あと個人的にショートよりてんまの方が可愛くかけた気がして…いや可愛いうちの子ですけど…うーん(笑)



そんなことは置いといて17000ありがとうございます!

今まで真面目に考えてなかったけどこのページ17000回以上クリックされてる!すごい!嬉しい!

その割に話が少ない!サイテーだ!


なんだかんだこのスレたてて2年半です。
とりあえず今書いてるのとっととおわらせる努力します。

これからもよろしくお願いいたします!!!

てんショちゃんあいしてる結婚して(てんショちゃんが)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.403 )
日時: 2015/11/23 22:14
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 7HjKV4e.)
参照: てんショ以外書きたくない(クズ)

てんまと一緒に歩くこと数分、夏雲魔法学校の目の前まで来た。
学校の前になんだか人だかりができているけど、何かあったのかな……?

「なんかすごい人だかりできてるね。なんだろう」
「さぁ……? ちょっと見てみるか」

あたしとてんまは人混みをかきわけ、前の方へ進んでいった。すると、そこには大きな看板がたっていた。その看板には『ベストカップルトーナメント』とデカデカと書かれていた。
……? ベストカップルトーナメント……って、夏雲魔法学校のおまじないとかぶってない? どういうことなんだろう。
不思議に思い、あたしは看板の横にあったカゴに入っている、そのベストカップルトーナメントとやらのチラシを手に取ってみた。

「ベストカップルトーナメントとは、恋人同士で協力して別のカップルと競い合うイベントです。競い合う内容は組み合わせごとに変わってきます……?」

いや、いやこれ。何を競うんだ何を!? 組み合わせごとに変わるってホント何!? 意味がわからないよ夏雲魔法学校! ていうかカップルに関するイベント多いなオイ!

「あ、まだ続きがある……えーと、参加者は毎年恒例の縁結びのおまじないに関しても少し有利になります。また、優勝者にはヨーロッパ旅行のペアチケットと、クレープ一年無料券を差し上げます……って、えええ!?」

く、クレープ一年無料券だと……!? こ、これは欲しい、すごく欲しい!!

「てんま、あたしこれ出る!」
「はぁ……?」
「だってこれ見てよ! 優勝したらクレープ一年無料券だよ!? 出るしかないでしょ!」
「……お前が食い意地はってるのはよーく分かった。だけどそれ、恋人同士で出るもんだろ?」
「そうだけど……?」
「お前カレシいないから出場権すらねーだろ」

ハッ……! そ、そーだった……。あたしには相手すらいなかった……! 確かにこれじゃあ、出場すらできないよ……! どうしよう、どうしたらいいんだ……!

「そ、そーだ! 創立祭でこれだけ人がいるんだし、きっとカノジョいない人の一人や二人くらい、いるはずだ! カノジョいなさそーな人に声かけて、一緒に出てもらえばよくない!?」
「どんだけ食い意地はってるんだよ!? ていうか出てくれる人いんの!?」
「そこはほら……頑張ってお願いしたらどーにかなるっしょ」

これだけ人がいるんだもん。心の優しい人だっているよね、きっと!

「……そんなに出たいのか?」
「もちろんだよ! だから頑張って誰か探さないと!」
「……だったら、オレが一緒に出てやるよ」
「…………へ?」

てんまが? あたしと? 一緒に? ……えっ!?

「だから、そんなに出たいならオレが出てやるっての! 残念ながらオレにも恋人とかいねーし……。そ、それに受付終了時間まであと10分しかねーから……!」
「ほ、ほんとにいいの?」
「よくなきゃ言わねーよアホ!」
「あ、ありがとうっ……」

ま、まままさかてんまと出れるなんて思ってもいなかった……! て、てんまもクレープ食べたいのかな?
とにかく、てんまも協力してくれるんだし、頑張って優勝しなくちゃ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.404 )
日時: 2015/12/27 18:58
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: B240tmf4)

そんなこんなであたしとてんまはベストカップルトーナメントに出場するために、主催場所の広場に移動した。
ていうか、他のメンバーはちゃんとしたカップルなのかな? あたしだったらこんなのに参加したがるカレシとか嫌だな……。まぁ今回はあたしがクレープ一年無料券が欲しかったから無理やり……なんだけど。
なんてことを思っていたら、広場に設置されていたトーナメントのステージのようなものの端から夏雲魔法学校の校長が出てきた。

「みなさんこんにちは、夏雲魔法学校の校長です。毎年恒例のベストカップルトーナメント、いよいよ開催です」

……えっ? 夏雲魔法学校毎年こんなわけわからんもんやってんの!? 暇なの!? しかも校長すっごいノリノリだし!

「さて、今年の出場者の紹介をします! さぁ、出場者のみなさんステージへどうぞ!」

校長の一言であたしは他の出場者とともにステージへ。
……な、なんだかすごく恥ずかしい……!

「みなさんには、私が事前に組んでいたトーナメントで戦っていただきます! 戦う内容はその組み合わせごとに変わっていきますので、頑張ってくださいね! では、一回戦! マシュー・はなこカップルとてんま・ショートカップルです!」

……って、あたしたちが一番最初!? この大会のこと全然知らないのに大丈夫かな……!? まぁでも最初になってしまったものは仕方がない! クレープ一年無料券のために頑張らないとっ!

「……おい」
「んっ? 何?」
「一応これ……か、カップルとして出てるんだからそういう風に見えないと負けるかも知れないから、気をつけろよ」
「あ、そうだね! 頑張ろっと」

恋人っぽくしとけばいいんだよね! 楽勝だよ! ……あれ? ちょっとまって、あたし恋人いたことないのに恋人らしく振舞うのとかムリじゃない!? 何が楽勝だよヤバイよこれ!

「それでは一回戦の内容を発表します! ……えー、一回戦はお互いの好きなところをあげて、会場のみなさんにどちらがよかったか審査してもらいます!」

お、お互いの好きなところ……? って、それっててんまがあたしの好きなとこ言って、あたしがてんまの好きなとこを言うってこと!? そんなのムリだよっ! ホントのこと言って、あたしが本当にてんまのことを好きってバレても嫌だし……。どうしよう!

「では、カレシさんの方からどうぞ!」

校長がそう言うと、相手カップルのカレシさんの方が、カノジョさんの方の好きなところをスラスラ言い出す。対するてんまは無言のまま。
って、そりゃそうだよ! ホンモノのカップルとあたしたちじゃ、全然違うし! ていうか、あたしの嫌いなとこならいっぱい言えそうだよね、てんま……。

「えーと、てんまさん? ショートさんの好きなところはないんですか?」
「っえ……!? あ、えーっと…………頭は悪いし、脊髄反射だけで生きてるんじゃないかってくらいとんでもないアホだし、オレのことバカにしてくるし、子供っぽくて全然女らしくないし……」

……って、これ全部あたしのこと貶してるよね!? いくらあたしのことが嫌いだからって、そういうこと今言わなくたっていいのに……!

「でも、そういうアホみたいなところがすごく可愛くて……コイツの、ひとつひとつの仕草全部が、愛しいと、思って……ます」

…………!? てんま……何言ってるの……!? ……って、これは、演技なんだから……別に、なんでもないよね……。
ていうか、あたしのハードル上がってないか……!?

「はい、ありがとうございました! では次はカノジョさんどーぞ!」




=======

てんまくん本心言ってる かわいいね 結婚しよ(???)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.405 )
日時: 2015/12/06 17:00
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: iv9jnC9n)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

こんにちは。作者のショートです。
最近風邪引いてばっかで休日潰れまくって許せません(どっちにしろ家にいるからカンケーないけど)


本題に入ります。

昨日、小説更新したあと何気なく「参照記念の絵ってまだあるんかな」と思ってみたら…
まさかの画像アップロード元のサイトが消えていた。まじでサイトごと消えてた。びっくり。

たぶん、全部の絵が消えております。ヒエエ。


だったら、前に作ったサイトをいじろう!と思い立ち、2年以上前に作った無料サイトをいじろうとしたら…

なぜか参照記念イラストのページを開くと固まって動かなくなる。カスか(わたしの頭が)



そこで、今までアップした絵をどうしよう、と非常に頭を悩ませております。


いやまぁ別に上手に描けたわけでもない(特に参照100ごととか)けど、せっかく記念に描いたやつとか、キャラ紹介の絵まで消えてるとちょっとね。

でもアメーバブログとpeps!は原寸大で表示できないんですよね。
pixivは登録してない人は原寸大で見れないし。


参照100ごとに描いた絵は(本当に)まだいいとして、キャラ絵と真面目に描いた1000ごとの絵はどうにかしてまた該当レスに復活させたいと思ってます。真面目に!真面目にね!


ところでわたし、参照500ごとにやってたキャラ紹介でイトと黒ショートちゃんやりましたっけ…?
>>1に載せてないだけかな(クズ)



まぁそういうわけで、キャラ絵と1000記念絵を全部復活させられたらまた無駄レスしにきます!
もしもここの画像アップロードサイトいいよ!みたいなのあったら是非教えてください!!


あと、あと150ちょいで参照18000になりそうです!とてもうれしいです!
17000こえてからそんな時間たってないのに;;



peps!のサイトも一応続けてるからよければ時間あるときに!見てもらえたら!うれしーです!

落書きは大体てんまかショートしかいねーーーけど!


では!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.406 )
日時: 2015/12/27 19:32
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: B240tmf4)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

あたしが何言おうか迷っている間に、相手の子がカレシさんの好きなところをどんどん言っていく。ど、どーしよ……このままじゃ負けちゃう!

「あ、あたしはっ……! て、てんまの……えっと……や、優しいところが……好きです。い、いつも意地悪ばっかり言うけど……、でも、なんだかんだであたしが困ってるときは一番最初に助けに来てくれて……。そういうところが……だ、大好き、です!」

こ、これでいいのかな……一個だけじゃマズいかな……で、でもこれ以上は恥ずかしくて言えない……!

「えー、二組ともありがとうございました。それでは、会場のみなさんに審査してもらいましょう!」

————審査中はステージの端にいていいらしく、あたしたちは目立たないところに移動した。

「……よ、よくちゃんと言えたな……お前のことだから「そんなところありません」って言うかと思った」
「なっ……! そ、そんなことしないよ。第一、あたしが無料券欲しくて出てるのにわざと負けるようなことしないもん。そ、そういうてんまこそ……よく、言えたね……」

……てんまは、ただあたしがクレープ無料券欲しいがために手伝ってくれてるだけ、なのに……そ、そりゃ演技だろー、けどっ……! そ、それでもあんな恥ずかしいこと、言ってくれるなんて、やっぱり……てんまは優しいな。そういうとこ、やっぱ好きだなぁ……。

「……まぁ、負けたらお前に殺されかねないし……何も言わねーわけにもいかないと思って」
「こ、殺さないよ! あたしのことなんだと思ってるわけ!?」
「食い意地はってるバカ女」
「なんだとお!?」

し、失敬な……! いやでもこのよくわからんイベントに参加してる理由が理由なだけに反論できない!

「それでは結果発表をします! マシュー・はなこカップルとてんま・ショートカップルはステージの真ん中に来てください!」

校長に言われてあたしたちはステージの真ん中に急いで行く。
でも、やっぱ本物のカップルでもないし、勝てないかなぁ……。全然好きなところ、言えなかったし。

「それでは結果を発表致します! 勝ったのは……てんま・ショートカップルです! おめでとうございます! 主な投票理由は「初々しくてかわいい」「応援したくなる」などですね」

え、ええっ!? 勝っちゃった……!? で、でも嬉しい! これで……無料券に一歩近付いたっ!

「……よかったな、一応、勝てて」
「うん! これで無料券に一歩近付いたよ! ありがとうてんま!」

あっ、次のカップルがステージに上がってきてる。急いで降りなきゃ……! ——よし、次もがんばるぞっ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.407 )
日時: 2015/12/31 23:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: B240tmf4)
参照: http://s1.gazo.cc/up/169427.jpg

こんばんは!
今年も残りわずかですね。

描き納めにてんショちゃんを描いたのでせっかくだからアップすることにしてみました。
デジタルで描きたかったけどペンタブが使えないのでアナログです;


思い返せばホントに今年は小説更新してないなと思ってます。
2016年はがんばるのでほしぞら魔法学校をよろしくお願いいたします。


明日も無駄に来るのでよろしくお願いしますww


実は来年(もうすぐ)から新しいこと(?)をやりたいと思ってます
わりとろくでもないつーかどうでもいい感じのことだけど

なんかいろいろやっていきたいなって思ってる 思ってるだけ


2016年はリアルに大人になる年なので、成長したいです
更新速度とかな!!!


みなさまよいお年を。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.408 )
日時: 2016/01/01 23:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: B240tmf4)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたしますー!


一日が終わるギリギリの時間にレスするのが好きなんですかね、わたしは?


おめぇ無駄なレスしてねーでやってない小説さっさと更新しろよクズって思う人もいると思うけど、それはわたし自身もめちゃくちゃ思ってるんですけども、一応新年の挨拶は大事だと思って!!!

2016年2月28日でほしぞら小説自体が6周年、3月23日でほしぞら短編集が3周年を迎えます。
(ていうかこのスレ立ててもうすぐ3年かよ…時間経つの早すぎ…)

だというのにわたしはこうダラダラと更新もしねーでクソみたいなレスしかしません本当に申し訳ないです。


とりあえず今年の目標に時間を作ってほしぞら更新を入れます。
でも4月以降は帰宅時間が今までより1時間は早くなるはずだから、時間自体はとれるはず。3月までは通勤するのに時間とられるからなんともいえないんですけどね!!



んで昨日のレスで言った今年やりたいことなんですけど…

まず、わたし自身がちょっとアレだなと思ってたことなんですけど。

>>0、長くね?

とね。参照記念(途中放棄)とストーリー(途中放棄)がすごい幅とってるなって思いまして。
ましてや参照記念のイラストなんて、たぶん今全部見れないですよね。

だからそれを修正?というか別のレスにまとめたいと思います。ほんと>>0長い…。

参照記念はどうせ見れないから消そうかな…と思ってるんですけど、キャラ紹介はまた別のレスで載せたいと思ってます。

とりあえず参照記念とストーリーは>>0から消します。
ちなみにストーリーは自分で見返しててなんかすげぇ途中放棄〜!って思ったからどっかにまとめたいなーと思って。
こういう無駄なレスのせいでどこに話があるか分からないよね。自分でもホント思う。クズです。



もう一つは、参照記念関係。

キャラ紹介(黒ショートやってないから時間みつけてやります。ごめんなさい)を参照500ごとにやってたと思うんですけど…
参照500新しいバージョンやります。

次の参照500記念は「他キャラの呼び方シリーズ」でいきます!
たとえば、ショートが他のキャラ(ゆうき・てんま・りんね・ジュディ…)をどう呼ぶか、みたいな表作る感じです。
キャラ紹介と似たよーなものですね…。

せっかくなので18500からやりたいと思います!
100ごとはもう時間がないから復活しませんごめんなさい!


18500すぎてもわたしのペンタブ復活しなかったら少し遅れるかもしれないです。3日に直す予定ですが…これで買い替えとかになったらどーしよう。



そういうわけでっ!
本年もほしぞら魔法学校をよろしくお願いいたしま〜す!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.409 )
日時: 2016/01/02 18:00
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: B240tmf4)

☆★ストーリー★☆

読みたい話のレスをクリックしてね!


1 ソラちゃんとショートちゃん >>4 >>8-10

2 チビてんま with 波乱な生活 >>11 >>13-16 >>19-21 >>25 >>28-31 >>34-35 >>39 >>41 >>46 >>50

3 みんなで演劇! >>55 >>57 >>59-62 >>66 >>68-69 >>71-73 >>75-78 >>81-82 >>85 >>87-88 >>90-94 >>96 >>98-99 >>102->>103

4 ふぁみりー! >>104 >>106 >>111 >>116 >>122

5 新人さんとあさひくん >>123 >>127 >>134-135 >>141

6 夏祭り >>143 >>147 >>151 >>153-157 >>162-163

7 初期ショート 君臨! >>195 >>201 >>207 >>219 >>231-232 >>236

8 テストと赤点とクリスマス >>239 >>251-254 >>259 >>261 >>263-265 >>270-274 >>278-280 >>282-283

9 イトコてんショ >>331

10 ナイショ >>335 >>341

11 意識 >>341

12 あだるてぃ! >>352-353 >>362 >>376-377 >>379 >>381-382

13 ホントの名前 >>383 >>385-386

14 争奪戦! >>390 >>392-393 >>395 >>399 >>401 >>403-404 >>406

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.410 )
日時: 2016/01/03 02:17
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: B240tmf4)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54499565

参照100ごとの記念イラストをまとめました。
まさかの101枚ありました。

参照100〜参照10400までになります。
なぜか、8000と8200と10000がありません。8000と10000は忘れたとしても、8200はなぜ…?

そもそもわたし8200ちゃんとイラスト描いたかすら覚えてません。
ちなみにわたしのフォルダには参照8200という名称の画像は保存されていない模様です…
>>0に8200のレス数書いてあるのになんで画像が見当たらないんだ…8200何描いたんだろう…

ないものはしょうがないので諦めますごめんなさい。


ちなみに結局今はpixivにまとめる方向性でいます。
参照100ごとは、漫画形式で投稿したので会員登録してない人は100ごとは見れないかな〜と思ってたんですけど、見れるんですね。知らなかった。
わたしが中学生のころは確か見れなかった気がする。登録しないといけなかったような…。

ただ、原寸大では見れないです。でも普通に見れるレベルという感じ。
参照1000とか2000みたいな、テクスチャ使ってる系は原寸じゃないとキレイじゃないけど…まぁこれも見れないわけではありません。

縦長のマンガもどき系は(内容と絵がある程度)見れるものとほとんど見れないものがあります。すみません。


もしもこれを見てる方でpixiv登録してる方は(当然ですが)普通に原寸でも見れますので〜


とりあえず100ごとはこれで!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.411 )
日時: 2016/02/07 16:04
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V7TyzRLy)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55144390

こんにちは、ショートです。
参照18500突破したので、ショートの他のキャラの呼び方をまとめました。

ショートは基本呼び捨てです。
あだ名的な呼び方するのはコハネと黒ショートだけかな。

ちなみに背景のショートの絵は高3の春に描いたものです。
そんなもん引っ張り出すなら新しく描けよ的なね。


あと今日わたしのペンタブが復活しました!ワーイ

18000の記念イラストはクリスマスか正月にする予定でしたがバレンタインに変更します。
18000より18500が先でスミマセン。。。


短編の続きも真面目に書こうと思います…いろいろごめんなさい!


18500、ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.412 )
日時: 2016/02/07 19:20
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V7TyzRLy)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode

とりあえず一回戦は終わったし、次の試合まで多少時間はあるだろうし、休憩してようかな。
——なんだかんだで一回戦勝てたけど、二回戦以降もこんなカップルっぽいことしなきゃいけないとなったら、やっぱりあたし達じゃ負けちゃうよねぇ……。でも、本当のカップルじゃないから、やれることにも限度だってあるわけだし。てんまには一応手伝ってもらってる身だから……うーん。

「難しい顔して、どうした?」
「えっ? あ、その……二回戦以降もあんなカップルっぽいバトルだったら、やっぱりあたしとてんまじゃ負けちゃうかなぁと思って……」
「別にそんなことないと思うぞ。あれ見てみろよ」

てんまにそう言われて、指さされた方を見てみた。すると、あたし達の次のカップルのバトル内容が杖魔法に関するものだった。

「ふ、普通に魔法対決みたいなものもあるんだ……!」
「そうみたいだな。……って言っても、魔法語とかあたったら正直さっきよりつらい……」
「それは……あたしも」

い、今のうちにおまじないとかの勉強しておこうかな……! それが原因で負けるとかすごく嫌だし!

 *

あたしが必死に勉強をしてると、不意に肩を叩かれた。

「ん? 何?」
「いや、次オレたちだって」
「あ、うんっ! 次も頑張ろう!」

あたしは勉強道具を片付けて、駆け足でステージへ向かう。
……次の相手は、くまっちとマロンかぁ。あの二人は、さっきのマシューとはなこと違って、あんまり会話とかしてないみたい。会話しなくてもお互いのことわかってる的な……?
っと、そういえばこれ勝ったら準決勝か……とにかく、できる限りのことはしないと!

「さて、次のカップルの登場です! てんま・ショートカップルと、くまっち・マロンカップルです!」

な、なんだかホントに付き合ってるの……? って思ってしまいたくなるような雰囲気だなぁ。……なんて、付き合ってないのに出場してるあたしに言われたくないよね……。

「今回のお題は、どれだけ相手のことを理解してるか、クイズ形式で答えてもらいますっ!」

クイズ!? って、そんなのどうやって……?

「クイズを始める前に、4人には個別の部屋で私の作った質問表に答えていただきます。では、4人とも部屋に入ってください」

校長にそう言われてあたし達4人はそれぞれ別の部屋に入る。その部屋の中には、普通の机と椅子、それに紙が一枚と鉛筆、消しゴムが置いてあった。
この紙切れが質問表ってやつかな……?

「って、何これ!? 50個くらい質問あるんだけど……!」

! そういうことか……。みんなに質問表を答えさせて、お互いの相手のことをクイズで出して、どれだけ正解できるか競う……ってことだよね! というか、4人別々の部屋にいるから、あたしとてんまが全く同じ質問表なのかすら分からないよね。けっこう難易度高いかも……。でも、付き合ってるわけではないけどっ……何年も一緒にいるんだし、きっと大丈夫だよね! そう信じるしかない……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.413 )
日時: 2016/02/10 21:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V7TyzRLy)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode

4人とも質問表を書き終え、ステージに戻ってくる。さて、最初にクイズに答えるのは誰だ……?

「それでは、最初にてんまくんにクイズを出したいと思います! てんまくん、回答者席へどーぞ!」
「は、はい!」

てんまが回答者……っていうことは、出されるクイズはあたしのこと、か……。うう、頑張れてんま……!

「それでは第一問! ショートさんの兄弟の名前をお答えください!」
「え、えっと……ゴスペル」
「正解です! 次の問題! ショートさんの苦手な科目は何でしょうか!」
「……魔法語」
「正解です!」

い、意外と簡単な問題が多いなぁ……そういえば、50個全部出すのかな……いやでもそれは多すぎだし、あの中の何個かだけだよね。

「第三問! ショートさんの、苦手なもの(科目以外)を分かる限り答えてください!」
「えーっと……勉強、運動、料理、掃除……暗いところ、お化け……」
「ちょっと! 最後の二つ苦手じゃないから!」
「は? この前夜になってから宿題学校に置き忘れたのに気付いて、珍しく素直に怖いからついてきてって言ってきたのどこのどいつだよ」
「…………」

事実をたんたんと述べられぐうの音も出ないあたし。こんなことなら別の人についてきてもらえばよかったっ……!

「ショートさんよりショートさんのこと知ってるみたいですね……、さて第四問!」

 *

なんだかんだでてんまは出されたクイズを全て正解した。意外とあたしのこと見てくれてたんだ……っていう嬉しさと、そんなことまで知ってたの、みたいな恥ずかしい気持ちが入り混じって、なんだか複雑だよ……。

「さて、次はショートさんにクイズに答えてもらいます!」
「あ、は、はいっ!」

つ、次はあたしの番かぁ……てんまは全部正解してくれたし、あたしもきちんと答えなきゃ……!

「それでは第一問! てんまくんの家族構成を答えてください!」
「えーっと、お父さんとお母さんとてんま……」
「正解です! 第二問! てんまくんが、ショートさんを色で表すと何色だと思ってるでしょーか!」
「えぇっ!?」

な、なにこの問題!? う、うーん……ハッ! でもよくピンクのツインテール呼ばわりされてるし……

「ぴ、ピンク?」
「正解です! 第三問! てんまくんの本名を答えてください」
「そ、空野天馬……」
「正解です! 第四問! てんまくんがショートさんにしてみたいと思ってることを答えてください」
「はぁ!?」

なんでてんまに関する質問だけこんなに難しいの!? そんなの聞いたことないし聞けるわけないじゃん! て、てんま質問表になんて書いたのかなぁ……?
てんまが、あたしにしてみたいこと……? い、いや、てんま好きな人いるって、言ってた、から……きっと、その人にしてみたいことを書いてるはずだよね……! いや、そう考えても何て答えたらいいの……? 付き合ってないみたいだから、付き合いたい……って言いたいところだけど今はあたしと付き合ってる設定なわけで……そう! 好きな人と付き合ってたと仮定して! 仮定して……!

「え……っと、き、き、キス……とか?」
「おお! 正解です! 次の問題は——……」

 *

————と、そんなこんなであたしも無事ほぼ正解。ほぼ、というのは、何故かあたしに対する質問はわけのわからないものが多かったからだ。
てんまが何歳で結婚したいと思ってるか、とか、てんまがあたしの……いや、好きな人の一番好きなところは……とか、とにかく想像で答えることが多かった気がする。うう、これだけ頑張ったんだから、勝ちたいよ……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.414 )
日時: 2016/02/14 23:30
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V7TyzRLy)
参照: https://or2.mobi/index.php?mode=image&file=122907.png

こんばんは!
めちゃ遅くなりましたが参照18000突破記念のイラストです☆

バレンタインイラスト!
日付的にもとてもギリギリです!!


ちなみにpixivには後日アップロードするので今回はまた別のアップローダーを使用致しました。
消える前に差し替えたいと思ってます。


渡したいけどやっぱり恥ずかしくて渡せない…!と渡すのを躊躇うショートさんベリーキュート結婚しよう。


わたし自身は今日、去年あげたある人にあげて、明日職場のある人に渡す予定です。
バレンタイン当日が日曜だと15日とかに渡すことになって義理感でていいよね(クズ)


ていうかてんまはショートからもらったチョコちゃんと食うのかな?いやきっとあいつは食うな。うん。


とにかく、18000ありがとうございました!
19000まで300きってることも嬉しい&申し訳ないです!!!

まだ頑張るつもりですので、よろしくお願いいたします!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.415 )
日時: 2016/02/20 17:07
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V7TyzRLy)
参照: https://or2.mobi/index.php?mode

「あー、疲れた……」

ステージから降りて、次の試合まで休憩をするあたしとてんま。
ちなみにさっきの試合は、なんだかんだであたしたちの勝ちだった。理由は相手のカップルが付き合って間もなかったから……って感じ。お互いの事をあまり知らないままだったから、正解数が少なかったんだよね。それでホントは付き合ってすらいないあたしたちの勝ち……みたいな! でも、友達? としての付き合いは長いし! うん!

「……次、準決勝だな」
「あ、そっか! あと2回勝ったら無料券……!」
「ホントお前食い意地はってるな」
「そ、そんなことないし……!」

クレープ1年無料券とか普通に欲しいでしょ……食い意地はってなくても!
……それにしても、こんな理由でこんな大会に出てるのに、真剣にやってくれて……てんまは、ホントに優しいヤツ、だよね。
でも、確か優勝したらクレープ1年無料券と……ヨーロッパ旅行のペアチケット? が、もらえるんだよね。無料券欲しさに出場したけど、ヨーロッパ旅行のペアチケットとかどうすればいいんだろ……? そ、それに……あの、おまじないに有利になるって、てんまは知ってるのかな。あたしは……一応、最初の目的はおまじないだったわけだから、いいんだけど。あ、でもだったら……。

「あ、あのさぁ……優勝商品の中に、ヨーロッパ旅行のペアチケットあるでしょ?」
「そうだけど……それがどうかしたのか?」
「その、あたしが無料券欲しさに出てもらったわけだし……えっと、もしも優勝できたら、ペアチケットはてんまが使って? ほ、ほら、好きな人いるんでしょ? その人誘えばいいじゃん!」

自分で言っておいてなんだけど凹みそう……。でも、てんまには協力してもらってるし、しょうがないよね……。

「……ふーん。お前がそれでいいならいいけど」
「何その意外そうな顔!? あ、あたしだって一応悪いと思ってるんだから! チケットのこともそうだけど……お、おまじないのこととか……」
「は? おまじないのこと? なんで突然おまじないのことになるんだよ」
「て、てんま知らないの? 夏雲魔法学校の縁結びのおまじない……」
「え……いや、それは……知ってるけど。なんでそれが突然出てくるのかって話だよ!」
「だ、だってこれ参加するだけでそのおまじないやられる確率上がっちゃうんだよ! だ、だから申し訳ないと思ってあげてるんじゃん!」
「なんで最終的に上から目線なんだよ……」

ハッ! しまったつい癖で上から物言いをしてしまった! これじゃあ申し訳ないって思ってないと思われちゃう!

「だからそのつまり! ごめんねってこと! って、あ! もう準決勝だから、行くよ!」
「えっ、もうかよ!? 早くね!?」

なんかイイタイミング(?)で準決勝になってよかった! とにかくっ、クレープ無料券は絶対にゲットするんだから!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.416 )
日時: 2016/03/12 11:59
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: .TBODMPV)

こんばんはショートです!!

本日2月28日で、ほしぞら魔法学校の一番最初のスレ立て日から6年が立ちました!!
ほしぞら魔法学校6周年ですイエーイ!


確か6年前の今日も日曜日だった気がします。
それで1日で60レスくらいした気がする。


あれから6年。時が経つのは早いですね。


本当は今日までに6周年の記念イラストを描く予定だったのですが何故か昨日1日中寝過ごすという失態を犯したので後日描きたいと思います…


小説のショートちゃんは13歳のままで話進めてるけど、書いてるわたしはもう今年で20歳になってしまいます。毎年この日は初めた日の自分の年齢と比べて落ち込んでおります。
ぶっちゃけ頭の中身は変わってないんだけど(笑)


しかも、もうすぐ参照が2万になりそう!ってとこまできましたとても嬉しいです。

たぶん6周年と参照1万9千が一緒になりそうな気がしますゴメンナサイ。


わたしが飽きずに6年も無駄に続けてるのは見てくれる人がいるからだと思います。
とりあえずとんがりボウシ原作持ってない人は買ってみな??超楽しいから。な????



そういうわけで、6年。自己満足に浸りながら、見てくれてる人が面白いと思ってくれるように話を書けたらいいなと思います。

何周年までこのスレ使ってんだろうなわたし…

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.417 )
日時: 2016/03/05 22:59
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V7TyzRLy)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

——いよいよ準決勝。ステージに上がると、相手のカップルは既にステージの上で待っていたようだった。

「それではいよいよ準決勝です! 対決するのは……てんま・ショートカップルと、モンプチ・ホイップカップルです! えー、対決する内容についてですが……準決勝はこちらになります!」

校長が呪文を唱えると、机と椅子が4つ出てきた。えっ、何、どういうこと!?

「やはり魔法学校の生徒たるもの、魔法に関することも知っていなくてはいけません。ということで……4人に魔法語・杖魔法・おまじないのどれかのテストを受けていただきます! そして、テストの合計点の高いほうが勝ちとなります」

えぇ!? 準決勝まできてテストォ!? しかもどれも得意じゃない! というよりすべて苦手でーす!
どうしよう、こんなの努力でどうにかできることじゃないし……てんまもバカだしホントにどうしよう!?

「ちなみに、受けていただく科目はあみだくじで決めます。ついでに、3科目しかないので、もう1科目は3科目であみだくじをして当たった科目を増やします」

うわあみだくじ!? じゃあどれになるか分かんないのか……とりあえず魔法語だけは勘弁してください……ほんとにあれは意味が分からない……。だからまず増やす科目が魔法語じゃないことを祈る……! 魔法語増やされたら半分の確率で魔法語があたる、ってことになっちゃうもん……!

「えー、3科目のうち、増える科目は魔法語です。それでは4人はあみだくじの4つの線のうちどこかの線に自分の名前を記入してください」

最悪……魔法語が増えちゃった。神様、お願い! 魔法語だけは……魔法語だけは、当たらないようにしてください! お願いします!

「結果が出ました。てんまくん、魔法語。ショートさん、魔法語。モンプチくん、おまじない。ホイップさん、杖魔法に決まりました! それではみなさん、席についてください」

う、ウソ……!? 二人揃って魔法語!? 確かてんまも一番ダメなの魔法語だったよね!? もうダメだ……さよならクレープ無料券……!

「なぁ」
「え、な、なに」

席についた直後、突然てんまが話しかけてくる。なんなの? 魔法語なんかのテストを受けなきゃいけないというのに、なんでそんな落ち着いてるの? ムカつくわー。

「このテスト、点数低かった方が、高かった方の言うことを一つきく……ってことにしないか?」
「は? 勝負しようってこと?」
「そ。どーせオレら魔法語ダメだし、運悪く二人共魔法語だし、勝負ごとにしたほうが多少やる気出るだろ? 無料券ダメでも、万が一にもお前が勝てたらオレに命令できるぞ?」
「……わかった。絶対に負けないから」
「そりゃこっちのセリフだっつの」

……あたしがどうせ負けちゃうと思って落ち込んでたの気付いてわざと言ってくれたのかな……。でも、とりあえずテストまじめに受けなきゃ! 勝負ってのもあるけど……よく考えたらこのテストの点数で負けたらどう考えても次のほしぞら魔法学校の定期テストまでバカ扱いをされる! そんなの絶対ゴメンだ! ぜーったいに勝ってやるんだから!


**********************

参照が19000こえてました。
嬉しいです、ありがとうございます。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.418 )
日時: 2016/03/19 15:06
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: .TBODMPV)
参照: https://or2.mobi/index.php?mode=image&file=124235.png

こんにちはショートです!
今週残業続きでPC触れなくて、当日にアップできなかったのですが…

ホワイトデーイラストです☆

イラスト自体は13日に完成してて、明日アップするぞーと思ってたんですが…
14日、なぜか無駄に残業することになり、アップすることができなかったのです…悲しすぎる。
(15日に…とか思ってたらまさかの今週一日も定時で帰れず、という…)

そういうわけで遅くなったのですがホワイトデーのイラストです。
バレンタイン絵はショートだったので、ホワイトデーはもちろんてんま。


6周年絵描けよってな!


とりあえず3連休にいろいろ終わらせる予定です。
頑張ります。

見てくれてる方、ホントにホントにありがとうございます!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.419 )
日時: 2016/08/14 14:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CFpxvhHi)

————と、そんなこんなでテストが終了。今は校長先生が4人の答案を採点しているところだ。
正直、普段の定期テストよりは易しい問題だったかなぁ、って思う。でも考えてみれば、あの鬼のようなリカルド先生の作る問題が易しいはずがない。その点、校長先生だったら鬼よりは易しい問題出してきたっておかしくはない。うん、まぁ、そういうことだよね。普段のテストも担当の先生じゃなくて全部校長先生が作ってくれたらいいのになぁ……。なんて考えていたら、てんまに耳打ちされた。

「おい、さっきのテスト、できたのか?」
「……普段のテストよりは。そういうてんまこそ、できたの?」
「ふふん、オレはけっこうできたぞ。80点くらいは取れる気がするぜ」

そ、そんなに!? くっそー……バカのくせに! 普段のテストはあたしより成績悪いことのほうが多いのに、こんなときばっかり! ……まぁ、今回は点数悪かったら困るんだけどっ!

「えー、結果が出ました。ホイップさん50点、モンプチくん75点。合計点は125点。そしてショートさんが67点、てんまくんが85点。合計点は152点。よって、てんま・ショートカップルの勝ちです!」

や、やったぁ! 苦手な魔法語だったのに、勝っちゃった……! 嬉しい、これで次の決勝に勝てたらクレープ無料券!
ウキウキしながらステージを降りると、てんまに腕を引っ張られた。

「おい」
「? 何?」
「お前、まさか忘れてんじゃねーだろうな」

忘れてる……? 何か、あったっけ?

「……だから、テストで点数低かったほうが、高かったほうの言うことを一つ聞くってやつだよ!」
「あぁっ! そーだった……」

そうだ、それもあって頑張ってたんだった……。てか、あたしが67点でてんまが85点……ということは、あたしが言うこと聞かなきゃいけないわけ!? 死ぬほど腹が立つけど、約束は約束だし……負けた時だけナシってのはズルイよね……。

「お前の負けだから、オレの言うこときいてもらうからな」
「はいはい、わかったよー……で、何?」
「……お前、今度の日曜、なんか予定あるか?」
「え? 別にないけど……?」
「じゃあ、その日は一日あけておけ」
「いいけど……なんで?」
「……一日、オレに付き合え」
「は? なにそれ……よくわかんないけど、わかったよ」

とりあえず、次の日曜日は予定入れないでおくかぁ……。なんか重いものでも買ってあたしに持たせる気なのかな……てんまだったらそういうことしてきそう。

「あーっ! てんまにショート! やっと見つけた!」

突然後ろから大声で呼ばれ、ビックリして振り返るとそこには千夏とあすかとジュディがいた。
——って、これ見られたらあんまりよろしくないのでは……!? 一応カップルっていう設定で出てるし……。

「どこ探してもいないと思ったらこんなところにいたのね。……まさか、これに出てるの?」
「出てるけど……それがどうかしたのか?」
「ズルイわヨ! ワタシだって、てんまとイッショにでたかったノニ!」
「そっ、それなら私だって……っ、てんまと一緒に出たかった!」

や、やっぱりこういうことに……。どうしよう? あたしがクレープ無料券につられたせいで、こんなことに……。てんま、怒ってるかな。

「お前らさっきまで金魚すくいに夢中だったじゃねーか。それに……このバカがクレープ無料券がどーしても欲しいっていうから、仕方なく出てるだけだ」
「な、なにその言い方! それじゃあたしがまるで食いしん坊みたいじゃん!」
「実際そうだから合ってるじゃないの……色気より食気って感じね」

ぐう……てんまにはわざわざ一緒に出てもらってる身だからなんも言えないっ! しかも言い方はともかく、事実といえば事実……!

「ていうか、こんな時間まで残ってるってことは……まさか決勝までいったの?」
「……うん。なんとかね」
「……ふぅん」

なんだか面白くなさそうな3人。あたしが何か言われるかも……ドキドキしてると、てんまが言った。

「まぁそういうわけだから、オレらあと1戦残ってんだ。そろそろ行かないといけないから、また後でな」

それだけ言って、あたしの手を握ってステージの方へ向かう。あの3人の、あたしへの感情を読んだのかは分からない。けど、あたしが困ったときに助けてくれるてんまは、やっぱりちょっとだけカッコよくて、改めて好きだなぁって、思ったよ————……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.420 )
日時: 2016/08/14 15:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CFpxvhHi)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=131379.png

こんにちは、ショートです。
前回の更新から…というより、前回のレスからだいぶ間があいてしまいました。すみません。生きてます。

半年経つ前に更新できてよかった…なんつって。


ちゃんと理由はあるんですよ!
4月と5月は現実が忙しかったんです。それにかまけてパソコンちゃんを放置してたら、まずライセンスが6月あたりに切れまして、それも放置してついに先月インターネットそのものに接続できなくなっておりました。

それを今日ようやく父にどうにかしてもらった次第です。

パソコン使用し続けてはや7年、もうハタチにもなったのにパソコンがおかしくなっても自分でどうにかすることができないバカさ加減にはあきれますね!



まぁそういうわけで更新どころかレスもできなかったのです。
そのネットにつながらなかった合間に1レス分小説書いたんですけど(というかもうちょっと書く予定だったのですが)、
次の決勝戦でやる内容を決められず今日レスした分しかたまっておりませんでした。

はやめに内容考えます…。



そして、前回の更新で参照が19000こえていたので、19000の記念イラストです!
今回もショートちゃん…だってショートちゃんが好きなんだもの。

こんな放置小説を見てくださる方々に感謝です!!!!



しかも今日見たら20000までこえていてとてもうれしいです。

記念イラストはまた後日アップさせていただきます!
そして更新頻度を上げられるように頑張ります。

脳内にいろんなお話あるんだけど文章にするのがね!!!!!



そういうわけでいろいろもろもろ、すみません&ありがとうございました!!

では!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.421 )
日時: 2016/08/15 22:49
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CFpxvhHi)

あたしとてんまがステージの近くに戻ると、ちょうど決勝戦が始まるところだった。あたし達、本当に決勝まで行ったんだなぁ……それも、クレープ無料券目的で。
——ステージに上がろうとすると、決勝戦の相手であろうカップルたちに呼び止められた。

「ねぇ、アンタたち決勝戦の相手でしょ? 私はカトリーヌ。彼はコロタよ。今までのアンタたちの戦い見てたけど、今までのは偶然よ。私たちの愛には勝てないわ!」
「そうだぞ! オイラたちは相思相愛なんだ! お前らなんかには負けない!」

な、なに? 宣戦布告……みたいな? なんかこっちのこと見下してる感満載なんですけど! ムカつく!

「そんなことない! あたしの(クレープへの)愛情のほうが何倍も上だし! 絶対にあたしが勝つから!」
「ショートさん、これ個人プレイじゃないと思うんですけど……」

てんまが何か言ったような気がするけど気にしない! 絶対にあたしの愛情のほうが上だから! ……まぁ、てんまへの愛情も……負けませんけど。絶対に。

「ふんっ、そんなこと言ってられるのも今のうちよ。絶対に勝ってみせるわ!」

あたしとカトリーヌで睨み合いながらステージへ上がる。絶対に勝って、クレープ無料券を取って見せる!

「えー、ついにベストカップルトーナメントも決勝戦まできました。コロタ・カトリーヌカップルにも、てんま・ショートカップルにも頑張っていただきたいですね! それでは、決勝戦の対決内容を発表致します!」

校長先生がそう言うと、ミスキーキー先生とリカルド先生が大きなモニターのようなものを引っ張って持ってきた。なんだろう? あたしが不思議に思っていると、突然モニターに電源が入り、その中に字が表れた。

「決勝戦の対決内容は……モニターに書いてあるように『お姫様抱っこで障害物レース』になります!」

お、お姫様抱っこで障害物レース……? ってなんじゃそりゃ? 全員でやるのかな?

「内容の説明をします。彼氏さんは彼女さんを……今回の場合、コロタくんはカトリーヌさんを、てんまくんはショートさんを、お姫様抱っこします。その状態で障害物レースを行っていただきます」

な、なんじゃそりゃ!? それじゃあ、てんまが大変なだけであたし何もしないの? あたしが言いだしたのに最後がこれって……どうなの?

「障害物レースといっても、普通の運動会などで行われるような障害物レースではありません。お互いに協力してゴールを目指してください。ちなみにコースはここから幽霊屋敷まで行って、そこからまたここに戻ってきてください。先に帰ってきた方が勝ちとします。それでは、4人とも準備をしてください」

校長先生に促されてあたしたちはスタート位置まで行く。
……協力ってことは、あたしが何もしないってことは、ないんだよね……? あたしがそう考えていると、突然浮いたような感覚がして、思わず叫んでしまった。

「うひゃあああ!?」
「うるせーな! 静かにしろっ! 耳元で叫ぶなアホ!」
「だだだってなんか突然浮いた気がしてっ」

……? って、なんでこんなてんまが近くにいるの?

「なっなっ……なんでお姫様抱っこしてるの……」
「そうしなきゃ参加できねーだろバカ」

ハッ! そうだった……。で、でもこれ……今までのどの対決より恥ずかしい……。一回戦のやつより恥ずかしいよ……! だけどそれはあたしだけじゃなくててんまもだよね、きっと……それにてんまはあたしを抱いて走らなきゃいけないわけで……恥ずかしい上に大変なんだからあたしが文句言うべきじゃない。

「てんま……あの」
「なんだよ」
「えっと……その、よろしくお願いします」
「……おう、あいつらに絶対勝って、食い意地張ったショートさんにクレープ無料券くれてやるよ!」
「一言余計!」

言い方はめちゃくちゃムカつくけど……でも、嬉しい。あたしも何かやれることがあったら頑張らなきゃ!

「それでは、位置について……よーいスタート!」


************************
************************

カトリーヌとコロタの性格(特にカトリーヌ)ですが、おそらくというか絶対原作ではこんなんじゃないです。
一人称も合ってるかワカリマセン。

ただ単に決勝戦の内容的に女キャラが割と体格大きめで男キャラが小柄にしたかっただけです。すみません。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.422 )
日時: 2016/08/28 00:19
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CFpxvhHi)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=58679081

こんばんは、ショートです!
500ごとにやるって言った他キャラの呼び方です…(‾▽‾;)

19000突破分でてんまくん…というより絵はてんこちゃんなんですけど!てんまの分です(笑)


ほぼ呼び捨てだから面白みないですね。
初期ほしぞらではてんまもショートのこと『ショート』って呼んでたんです。
でも、呼べなかったら可愛いっていうか…実は私も初恋の相手のこと名前で呼べたことないから、てんまも同じ目に遭わせてやろうっていうかww

いつかこの二人が付き合ったらショートの方が名前で呼んでとか言ったらクソ可愛いハゲる。


まぁてんまはこんな感じです!
なぜ女装&古い(なんと3年前の絵w)を使用したかというどうでもいい話はHPでします。興味あったら見てみてください(‾▽‾;)


とにかく19000ありがとうございましたー!
すでに20500まで超えてて恐縮ですっ

障害物レースの障害物の内容が思いつかないんで、明日(というか今日?)20500までの絵を貼ってつないでいきます…すみません!

ありがとうございました(^▽^)/

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.423 )
日時: 2016/09/03 21:09
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CFpxvhHi)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=58799967

こんばんはショートです。
参照19500突破記念です!!

今回はゆうきの他人の呼び方になります。
全員呼び捨てです。面白みないですね!w

普通に今日描いた絵なので、2枚目に字なしバージョンつけてみました。


ちなみにゆうきと千夏はとんがりボウシの髪型でいうと二人とも同じ髪型なのですが、自分絵で描くときは前髪を変えて描いてます。
あと、千夏の方が若干髪が長いという設定!


次は20000の記念やります。
小説は障害物の内容が思いついたら…(クズ)


とにかく、19500ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.424 )
日時: 2016/09/17 15:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: cGVBDhbB)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=59025792

こんにちは、ショートですん。

参照20000突破記念のりんねの他人の呼び方一覧です〜
ちと間隔があいてしまいましたね。

来月から仕事が忙しくなるので今月中に進めたい
やるやる詐欺にならないように頑張ります。


20000突破ありがとうございました〜!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.425 )
日時: 2016/09/19 21:28
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: cGVBDhbB)

「準備できたみたいですね。それでは……位置について、よーい……スタートッ!」

校長先生の合図とともに、障害物レースが始まった。言っちゃ悪いけど、カトリーヌとコロタの体格差を考えると、あたしたちの方が有利……かも? 実際、向こうの方が遅いし。
とはいえ、障害物レースだし、障害物で手間取ったりして遅れ取ったら意味ないよね。

「……っと、これが最初の障害物……か?」

てんまが立ち止まった場所には、小さなモニターのようなものが置いてあった。スイッチのようなものが近くにあったので押してみると、問題が映し出された。

「魔法使いに変身して、オナラの魔法をどちらかに当てれば合格……?」
「へぇ、じゃああたしがてんまに魔法かけてあげるよ」
「いやいや、オレがお前にかけてやるよ。だから変身すんじゃねぇ!」

てんまの言葉をガン無視して魔法使いに変身して、オナラの魔法の呪文を唱える。すると、対抗しててんままで魔法使いに変身していた。

「ちょ、ちょっと! あたしがやるって言ってるじゃん! 何変身してるわけ!?」
「オレがやるっつの! お前が大人しくしてればいいだろ!」

ぐぬぬ……黙ってあたしの言うことを聞いてりゃいいものを……! 別にてんまがオナラの魔法かけられてるところなんて、いくらでも見てるからなんとも思わないっつの!(ゆうきが日ごろイタズラでやっている)
それに……それにっ……たとえ魔法であってもっ、てんまにオナラしてるとこなんて見られたくないよー! そんなの恥ずかしすぎる!

「と、とにかく、今すぐ魔法を解いてあたしの魔法を受けろ!」
「絶対イヤだ! お前こそ魔法解け!」
「ぐぬぬ……こうなったら……正々堂々勝負だっ! 当てた方が勝ちってことにしよ!」
「いいぜ。絶対に勝ってやる……!」

そんなこんなでてんまと戦うことに。あたしだって絶対に負けたくない……!

*

あれから十数分やっているのに、一向に当たらない。大人しく止まってればいいものを……!

「……あっ!」

油断していたら、てんまの魔法にかかってしまった。と、同時にオナラの鳴る音がする。

「よっしゃ! オレの勝ちー!」

うぬぬぬ……負けたことがムカつくっていうのもあるけど……それ以上に恥ずかしい……!

「もう……てんまなんか、嫌いっ」
「は? そっちが勝負って言ったんだろ!」
「うるさい、てんまなんか嫌いだっ!」

あたし達が言い争いをしていると、隣に人影が。

「カトリーヌ、君にオナラの魔法をかけるなんてできないよ、僕に魔法をかけて」
「コロタ……! 分かったわ。じゃあ魔法かけるわね」

カトリーヌがそう言うと、魔法使いに変身してあっという間にコロタに魔法をかけて、再びコロタがカトリーヌをお姫様抱っこして、先に進んでいった。
……って、んん? あれ……これってつまり……!

「こっ、コロタとカトリーヌに抜かされたっ……!?」
「お前が余計な事言うからだろーが! せっかく差つけといたのに!」
「はぁ!? あたしのせいだって言いたいわけ!? てんまが黙って言うこときけばよかったのに、最低!」

違う、こんなことが言いたいわけでも、こんなことがしたいわけでもないのに……! 思ってもいないことが、口から溢れる……! このままじゃ、負けちゃうし、てんまに嫌われちゃう! どうしよう……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.426 )
日時: 2016/09/22 20:38
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: cGVBDhbB)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=134349.png

こんばんは、ショートです。
参照20000突破記念のイラストを上げるのを忘れてました(‾▽‾;)


バニーガール(?)のショートちゃんです。めちゃくちゃ縦長。


改めて考えると、参照20000超えってホントにすごいですよね。
この小説(もどき)が20000回以上クリックされてるってことだよ。すごい。


短編でてんまとショートくっつけたいとか考えて作ったくせにくっついてないしなんなんだろうとは思う。


でも一番やりたかったのはてんまを巡って4人に争ってもらうこと(今回は毛局てんショになってるんだけど)だったりする。
恋愛の醍醐味ってくっついてからよりくっつくまでの過程が一番楽しいし、とりあえず女同士で争わせたい。というかホントの本音を言えばショートが一番有利(両片思いだから)なわけで、他3人の女子から陰湿ないやがらせとかさせたいとは思ってる。

思ってるけど二次小説スレでこれをやっていいのか…!?とは思ってます。ホントはめちゃくちゃやりたいけど。アク禁?とかにされても嫌だし…


あとショートがイトに揺れる話も書きたい。
つーかたいていのやりたい話はすべて脳内で完結してるんだけど…



わたしの脳内妄想を文章にする機械が欲しいです。



とにもかくにも、わたしのうちの子妄想スレにお付き合いしてくださる方には感謝しております。
小説とは言い難いのでもううちの子妄想スレでいいかなって思う。


とりあえず続き頑張る&参照20000ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.427 )
日時: 2016/09/23 21:55
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: cGVBDhbB)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

「……おい」
「なっ、何!?」
「いや、何じゃねぇよ。お前のことお姫様抱っこしなきゃ進めねぇだろ。なんで離れるんだよ」
「そ……そうだけど」

数秒前に言い争いしてそれはちょっと無理かも……。ていうか、オナラの魔法された後に近くに来てほしくないし……!

「そうだけど、なんだよ」
「お、オナラの魔法なんかされた直後にこっち来るなってこと! てんまがやったんじゃん……!」
「はっ、何そんなこと気にしてんだよ? 普段微塵も女子みたいなこと言わねーくせに。そんなくだらないこと気にしてたら負けるぞ」
「くっ、くだらなくなんかないもん! ま、負けたくは、ないけど!」

くだらないって、なに……!? こっちは真剣に気にしてるのに! ホンット、デリカシーない!

「第一、 魔法なんだから別に平気だろ。それに、オレがゆうきにやられてるときも、特になんもねぇよ。だから大人しくこっちに来い」
「ずいぶん説得力のあるお言葉ですね……」

しょっちゅうやられてるてんまがそう言うなら信用してもいいのかな……。魔法かけられたことに関してはゆうきに言って普段以上にイタズラ魔法をてんまにかけまくってもらえばいいよね。ゆうきってば、魔法を覚えるのも早い上にイタズラとなったら命中率100%だもんなぁ……。
このまま負けるのも嫌だし、仕方ないか……。

「じゃ、行くぞ」
「お、オネガイシマス……」

*

次はきのこの森にあのモニターが置いてあった。あの二人がいないところを見る限り、もう先に行ってしまったのだろう。

「次は何だろう……」
「変なのじゃないといいけどな」

スイッチを押すと、モニターに『相手に不満を伝えよう!』という文字が映し出された。
不満を伝える? 嫌なところを言えばいいのかな。
そう思っていると、画面が切り替わり、内容が映し出される。

「えーっと、『大好きな相手だけど、イヤなところもあるはず。彼氏・彼女のイヤなところを相手に伝えましょう!』……だってさ」
「へぇ、そんなの全然余裕だよ。なんなら100個くらい言えるよ、あたし」
「オレだって150個は軽いな。でも時間ねぇし5個だけで勘弁してやるよ。まずお前の鈍感すぎるとこどうにかした方がいいと思う」
「は!? そんなのてんまだってそうじゃん! バカみたいに鈍感じゃん! なんも気付いてないでしょ! あたし以上に鈍感!」

あたしがそう言うと、てんまは『はぁ?』とでも言いたげな表情になる。あたしはそんなに鈍感じゃないもん。てんまなんか……あたしの気持ち、1ミリも分かってないくせに。

「もう1つ、子供っぽすぎる。もうちょっと大人にっていうか、女らしくなったらいいんじゃないか?」
「そういうてんまこそ、もっと男らしくしなよ! 年下の杜若の方が男っぽいって思うことあるもん!」
「アイツと比べるな!」

……という、不毛な争いに10分かけてしまい、また二人に遅れをとってしまった。早く次行かないと……!

「次は……洞窟? なのか?」
「……みたいだね。洞窟の前にモニター置いてあるし」

スイッチを押してモニターに映し出された内容は、『洞窟の中にある花を使用してアクセサリーを作る。ブレスレット・ネックレス・指輪の中から選んで作成してください』だった。花でアクセサリーなんか作ったことないんですけど。

「ここは普通に歩いていいみたいだな。で、お前はどれ作りたいんだ?」
「えっ、いや、どれも作ったことなんかないし、なんでもいいよ。てんまはできる?」
「いやオレもやり方知らないけど……」

……ということは。作り方知らない同士でやるってこと? そんなの絶対ムリだよー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.428 )
日時: 2016/10/16 15:32
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: cGVBDhbB)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=59496237

こんにちはショートです。
参照20500突破記念のジュディの他キャラ呼び方一覧的なのです!
コハネ入れ忘れたけどコメントのところに入れたので許してください。


ほしぞら4人は他のキャラほぼ全員呼び捨てさせるけどジュディとか、四姉妹だとか、たぶんこのキャラと会話したことないんじゃない?みたいなのはちゃんとかくんとか付ける…予定だけど未定です。

会ったことないのに呼び捨てはマズいかなと。礼儀正しくないキャラならいいけど(?)



ジュディは可愛いという設定だけどそれがあまり出せてないなぁと思う。
ついでに9月30日はジュディの誕生日でしたおめでとうございました。
あと彼女と仲のいい(?)あすかの誕生日が一昨日だったはず。忘れてた。

関係ないけどコハネは10月10日でした。すげー勢いで忘れてる。千秋も先月だったネ…



こんなんですがこれからも見てくださると嬉しいです。
参照20500ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.429 )
日時: 2016/10/16 19:29
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: cGVBDhbB)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/vote/?cn=28

【 ただの宣伝 】


というわけで、今回は小説の続きでも参照記念絵でもなくただの宣伝(笑)

参照のところに貼ってあるURLなのですが…3年以上前に作ったキャラ投票!…だったりしますw


一応全部のキャラがいます!はい!


昨日久々にキャラ投票の編集ページを見たら意外と票が増えてて(すごくたくさんってわけじゃないですが)
せっかくだからとりあえず宣伝しとこ( `ー´)ノみたいな(たぶん大昔に一回くらい宣伝してると思いますが…)


やってない人はモチロン、1回やったことある人も是非やってほしいです!!


票の入り方次第でこの小説にたくさん出てくるかも…(*´∀`*)


ちなみにですが、現在の順位(2016年10月16日現在!)は…



1位 ショート(11票) 主人公だから入ってるだけかもw

2位 ゆうき(9票) 意外と人気あったんだって思いました

3位 てんま(8票) 1票差でゆうきに負けてるwゆうきにめちゃくちゃバカにされてそう

4位 あさひ(4票) こいつは想定外でした。ほんとに

5位 杜若・コハネ(3票) 杜若はわかるけど全然出てないのにコハネが5位とは!w

6位 りんね・ゴスペル(2票) りんね…ほしぞら魔法学校の生徒なのに…w ていうか何故クソ愚弟が…

7位 あすか・なるみ・チョコ・てんこちゃん(いわゆる女装てんま)(1票) チョコって初期ほしぞらしか出てなかった気がする…(なるみも大差ナシ)

8位 千春・千夏・千秋・千冬・菖蒲・ジュディ・イト・黒ショート(0票) 四姉妹人気ないw菖蒲は弟に負けてるし初期ほしぞらの割と最初の方からいるジュディまで…ついでにこいつら全員ナルシストのなるみに負けてるってことだね、うん。



とまあこんな感じです。

ぜひぜひっ、好きなキャラがいたら投票お願いします!(笑)


コメントはなくても大丈夫ですが、コメントでこのキャラのこういうところが好き…とかも書いてくださったら嬉しいです!
あと、「このキャラが好きだから出番増やして!」とか、「これとこれの辛みが見たい!」とかも全然いいのでよろしくお願いします! ホントにオネガイシマス!!

名前とか出したくなかったら記号とかでも大丈夫です!!!!


よろしくお願いします〜!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.430 )
日時: 2016/11/13 21:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZdfJmAM/)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=137901.png

お久しぶりですショートです。
参照記念イラストうp忘れてました。

とりあえず21000記念のショートちゃんです!!


なんか仕事もプライベートもドタバタしてて、なかなかパソコンを開く機会がなく、更新できませんでした。安定の言い訳です。

会社のパソコンのパスワードにほぼ100%てんショちゃんのこと入れてるくらいにはてんショちゃんのこと溺愛してます。ホント好きだし結婚してくれ。一刻も早く。

この世に好きだと思える男がいなかったらてんまと結婚したい


そういうわけで21000ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.431 )
日時: 2016/12/10 21:21
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZdfJmAM/)

「……できないのは分かったけど……て、てんまは、この3つのうちなら、どれ作りたい?」
「は? オレ? オレは……失敗しにくいのなら……どれでもいいっつーか……でもそれが分からん……」
「あたしも激しく同意だ……」

小学校低学年くらいの頃に友達と花冠作ってみようって話になってシロツメクサをボロボロにした過去があるんですけどね……?
ていうか、花冠は選択肢にないんだなぁ。花で作るって言ったらそっちのイメージの方が強いような気がするけど。いやどっちにしろできないんだけど。

「でもさ、別に何か使ったりしたらいけないって書いてないし、適当にやわらかめのツタみたいな植物探して、それを輪っかにしてそれにボンドで花を何個かつけるとかじゃダメなのかな……?」
「な、なるほど……たまにはお前も役に立つな。それでやってみようぜ!」
「たまにはって何だ! と、とにかく作ろう!」


 *


「で、できたっ!」

洞窟の奥の方にあったツタに、マーガレットの花をたくさん貼りつけて、ネックレス(?)に見えるように作成。
なんか不格好だけど仕方ない……。

「完成したやつをこの箱に置けばいいみたいだぞ」
「うん、じゃあ置いてみるね」

あたしが箱の中にネックレスもどきを置くと、モニターに『OK!』と表示された。

「こ、これでいいんだ……まぁダメだったら困るけど」
「とにかく次行くぞ! 早く行かねーと優勝できねーぞ!」
「う、うん! ……よ、よろしくお願いします」
「おう。って言っても次は幽霊屋敷っぽいからそんなに距離ねーけどな」

……え、次って幽霊屋敷なの!? 変なお題じゃないといいけど……。いやっ、仮に嫌なお題だったとしても、ここまでてんまに付き合ってもらってるんだし、逃げるわけにはいかない……。

「ここにもモニターがあるな。着けるぞ」
「う、うん……」

てんまがモニターのスイッチを押すと、『幽霊屋敷の中で、おならの魔法を使用して一人一体おばけを退治する』と表示された。

「お、おおおおっ、おばけを退治!? そんなん今までできたことない……!」
「マジかよお前……って思ったけどそもそも幽霊屋敷に近付かねーしな……」
「う、うるさいやい! で、でも行かないと!」

あたしはそのままドアまで進み、思い切りドアを開けて中に入る。すると、中は薄暗くておどろおどろしい雰囲気がただよっていた。
うう、やっぱり帰りたい〜! で、でもそういうわけには……。

「おい、待てって! 勝手に一人で行くなよ!」
「て、てんま……ごめん」
「別に魔法なんか普段やってんだからそんな気負わなくったってできるだろ。ましてやおならの魔法なんてやらない日はないっつーくれーにやってんだし」
「そっ、それはそうだけど! それとこれとは別問題なの! く、クラスメイトだったら逃げるけどおばけは近寄ってくるじゃん!」

辺りを見回すと、やっぱり薄暗くて不気味……正直怖いし一刻も早く出たい。でもだからといってコイツに正直に怖いって言うのも癪だ……。もうやるしかないんだし、頑張るしかないよね……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.432 )
日時: 2016/12/31 23:27
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZdfJmAM/)

こんばんは!!!
ショートです。

もう少しで2016年が終わってしまいますね。
今年は全然書けなかったから来年こそ頑張りたい(たぶん毎年言ってる)

今年もほしぞら魔法学校を見てくださってありがとうございました!
年が変わる前に参照が22000こえてて嬉しかったです^^
たぶんというか絶対と言っていいくらい来年もてんショばっかり書くと思いますがよろしくお願いします(?)

てんショちゃんマジ可愛いこんな可愛い恋愛してみたかったよ;;もう無理だけどw学生終わってるしww

来年の2月でほしぞら魔法学校は7年です…早い!ここでの短編は3月で4年ですね。


仕事放置してほしぞら関連に力入れたいな!!ほんとに!!



とりあえず、今年一年本当にありがとうございました!!
また来年もよろしくお願いいたします。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.433 )
日時: 2017/01/09 16:35
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZdfJmAM/)
参照: http://or2.mobi/data/img/142418.png

こんにちは!
遅いですがあけましておめでとうございますー!
今年もまたよろしくお願いします!


参照22000突破記念のイラストです♪

てんショちゃんの絵です。


成人の日だから大人っぽく(笑)?
チューしてる絵にしましたww

ぶっちゃけこの二人は5年前に事故チューの絵を描いた以外でキス絵はない(はず)です。あっても落書きかなw

描いててむっちゃ楽しかったですww


ショートちゃんが20歳だとてんまは22歳なんだよなぁ…と思いながら描いてました。
でも自分自身が22歳になるのもきっとあっという間なんだろーな。


成人式なんぞには参加せず家でダラダラゴロゴロしてますが成人式行かなくても死なないと思ってるから何の問題もないです。ノープロ!w


どうでもいいけど、ショートちゃんが20歳になる前には流石にこの2人はくっついてると思ってます。



とりあえず、参照22000ありがとうございました!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.434 )
日時: 2017/03/20 18:39
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 10J78vWC)
参照: http://ameblo.jp/short-scuall13/

「確かこのへんにいつも一体くらいおばけがいた気が……」

てんまがそう言って辺りをキョロキョロと見回して、先に進んでいく。おばけを見つけたのか、途中で立ち止まり魔法使いに変身して呪文を唱える。そのまま魔法をおばけに当てておばけが飛んで行った。

「……とまぁこんな感じなんだけど、分かった?」
「わ、分かったけど分かんない……」

こんな暗い中でどうやっておばけ見つけるのかもわかんないし、まず変身して呪文唱える間におばけに近付かれたら終わりじゃん! なんでてんまはできるの……!?

「ていうか、そんなとこで突っ立ってねーでこっちに来い。そこいたっておばけ退治できねーだろ」
「そっそれはそうだけど……!」
「心配しなくてもここらへんにおばけはいねーよ。別のとこ行くぞ」
「分かった……」

とりあえず今はてんまを信用するしかない……。あたしはほとんどここ来たことないし……。
それにしても、暗いなぁ。すぐ近くを歩いてるはずのてんまが、あんまり見えない。はぐれないように気をつけなくちゃ。……それに、こんなところで一人になるなんて、ゼッタイムリッ!

「て、てんま……この後は、どこ行くの? 奥の方……?」
「いや、すぐそこの部屋だけど。…………プッ」
「な、なな何!? なんで笑うの!」
「だって超不安そうな顔してておもしれ—んだもん……普段はアホな顔してるくせに……ククッ……」

そんな顔してないし! ていうか普段だってアホな顔じゃないんですけど!? 失礼極まりない男だな!

「何? そんな怖いわけ?」
「こ、怖くない! これくらい、全っ然平気だよ!」
「その割には今にも泣きそうな顔してるけど? 説得力ないな」
「そんなことないし……!」

あたしが言い返そうとしたら、てんまに手を握られた。

「な、何するの……!」
「はぐれてお前が大声で泣き叫んだりしたらオレのせいになるだろ? だから、こうしておけばはぐれないし、いいだろ?」
「んなっ……! は、はぐれないし、大声で泣き叫んだりしないもん!」
「あーはいはい。分かったから大人しくしてろ」

絶対分かってない……! 怖くは、なくなった……けど。でも、こんなのフツーに恥ずかしいよ……! 手汗とか、大丈夫かな? ドキドキしてるの、伝わってないよね……? ……てんまは、手をつなぐことを何とも思ってないのかな。————何も、思うわけ、ないよね。

「なんかここ、広いね……。大きいテーブルと、椅子がいっぱいある……」
「この部屋におばけが一体いるはずだから、お前はそれを倒せ。そしたら、ここを出るぞ」
「え、えぇっ!? ここで……!?」
「ここが、一番広い部屋なんだよ。変身して呪文唱える余裕だってあるし、狭いところよりこっちの方がやりやすいと思うぞ」
「そ、そーなんだ……」

そう言われてみると、そうかもしれない。狭いところだと変身してるときにおばけきちゃいそうだもんね。そしたら、ここでやるしかないよね。

「わ、わかった。あたし頑張る……!」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.435 )
日時: 2017/03/26 11:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: pUqzJmkp)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=151085.png

こんにちは、ショートです!

今回は小説ではなく絵の宣伝…ではなく、記念絵を貼りつけにきました。


先日、参照が23000突破したことと、実は3日前は短編スレ(ここ)をたてて4周年という二重の記念日(はぁと)だったので二つを兼ねたイラストです!

ショートちゃそオンリーです。


せっかくなので背景は星空にしてみました(てへっ

手抜きともいいます。星空描くの楽しい。


相変わらずのやるやる詐欺ですみません。

いい加減続きを書きためておこうかなとも思うのですが、たぶん書きためたら全部一気に放出してしまいそうだしそんなに文章たくさん書けないからムリだと思います(くず)


あと参照記念イラストを支部で保管するの忘れてました。
今日やれるだけやって、1レス分くらい更新したい。たぶん続きはやらない気もするけど



とにかく、4年で参照23000ですよ!すごいですね!!!!ありがとうございます!

高1が終わる直前にたてたスレッドですが、こんなに続くとは(続いてるといっていいのかわからないけど)思ってませんでした。

私のてんショ好きのせいでほしぞらというよりてんショの短編と化しているけど自己満だからいいやって思ってますw


私が死ぬまで続けるつもりです!!!がんばります!!!!!!

これからもよろしくお願いしまーす


(今朝気付いたけどとんがりボウシver.のイラストって高1に描いたきりで描いてない気がするから気が向いたら描きます、あさひとかジュディとかあすかとか・・・)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.436 )
日時: 2017/04/05 23:29
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: xPtJmUl6)

「とりあえず、先に魔法使いに変身して、おならの魔法の呪文を唱えろ。おばけを探すのはその後だ」
「う、うん……。わかった」

てんまに言われた通り、魔法使いに変身しておならの魔法の呪文を唱えた。

「よし、できたな。そしたら、おばけを探すぞ。いいか、お前が退治するんだからな」
「わ、わかってるってば……! で、でもあたしまだ一つ星魔法使いだから、魔法があんまり遠くにとばないんだよね。大丈夫かな……」
「そりゃオレだって同じだけど、さっき実際に退治したじゃねーか」
「そ、そーだけど……」

魔法がとばないってことは、それだけおばけの近くで魔法を使わないといけないってことだよね。どれくらい近くに行かなきゃいけないんだろう。不安だなぁ……。
でも、ここで諦めたらここまで付き合ってくれたてんまに悪いもん。あたしが言い出したことなんだし、とにかく頑張らないと! ……っていうか、あの二人はどれくらい先にいるのかなぁ。

「あ、アレおばけじゃねーか? 少しずつ近づいてみようぜ」
「う、うん……! もしあたしがやられそうになったら————……てんまが代わりに学生寮までとばされてねっ!」
「ふざけんなよ!」

てんまが大声で叫ぶと、少し離れたところにいたおばけがそれに反応してこちらにやってきた。
って、どうしよう! このままじゃホントに学生寮行きだ! 倒さなくっちゃ……!

「————えいっ……!」

あたしの持つ杖から放たれたおならの魔法は、まっすぐおばけの方に向かっていき、そのままおばけに魔法がかかった。すると、てんまが魔法をかけたときと同じように、おばけはどこかへとばされていった。

「……! おばけ、倒しちゃった」
「お前を褒めるのはめっちゃイヤだけど、ナイスタイミングだったぞ」
「イヤとはなんだ、イヤとは! ……でも、ありがと。てんまのおかげでおばけ倒せた。あたしこそめちゃくちゃイヤなんだけど、感謝しておくっ
「…………ああ」

————? なんか、てんまの顔が赤くなったような……? ここ、そんなに暑くないと思うんだけどな……。

「てんま、顔赤いけどどうしたの? そんなに暑い?」
「んなっ……! ちげぇよ! 赤くもないし暑くもないっ! 幽霊屋敷の課題はクリアしたんだから、さっさと出るぞ!」
「? はーいっ」

なんだかよくわかんないけど、てんまが違うって言ってるんだし、気のせいかな? とにかくっ! あの二人に追いつかないと、負けちゃう……! クレープ無料券、絶対にゲットしてやるんだから……!

 *

幽霊屋敷から出ると、先ほどまで雲一つない青空だったのがウソだと思えてしまうようなほど、土砂降りの雨が降っていた。傘なんぞ、持ってきていない……!

「……これは、やべーな。雨が強すぎて前があんまり見えない」
「てんま、傘持ってる? あたしは持ってないんだけど」
「オレだって持ってねーよ。つーかあの天気からこうなるなんて思わねぇだろ!」
「ですよねー……。でも、行かなきゃ負けちゃうし……どうしよう」

近くに傘になりそうなもの、ないかなぁ? って、そんな都合よくあるわけないよね。

「おい、お前ターコイズとか、持ってないの?」
「え? うーんと……あ、そうだ、昨日ゴスペルから強奪したからちょうど一個持ってるよ。けど、なんで?」
「決まってるだろ……虹をかけるおまじない、だよ。あれやったら晴れるだろ?」
「……! そっか、そーだよね! てんまもたまには使えるね!」
「たまには余計だよ! いいから貸せ!」

持っていたターコイズをてんまにとられ、そのままてんまが魔法使いに変身して虹をかけるおまじないを唱えターコイズを持った。すると、バケツをひっくり返したような雨がみるみる弱くなっていき、次第に雲がうすれ、太陽の光が差し込んできた。

「わぁーっ! すごい! ありがとてんま!」
「まぁな。誰かさんがクレープ無料券めっちゃ欲しそうな顔してたし」
「なっ……! そんな顔……してなくもないけど!」
「やっぱしてんじゃねーか! つーか晴れたんだし、行くぞ! ほら、早くつかまれ!」
「! う、うん……よろしくお願いしますっ!」

ここまできたら、絶対に勝ってやる……! 幽霊屋敷もすんだことだし、怖いものなんてない!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.437 )
日時: 2017/04/08 19:41
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 4V2YWQBF)

こんばんは!
ショートです。
新しいパソコンになってキーボード変わったから慣れるために小説書きまくる所存です(そのうち飽きそう…)


去年、今まで書いた短編を一つのレス(>>409)にまとめたと思うのですが、結局それをサボリまくって、全然やってないなって思いまして。
それに、アレだといちいち該当のレスをいちいちクリックするの面倒くさいし(私だけか?)もっと見やすくできないかなと思って、考えた結果

今まで書いたものをすべてHPにまとめてしまえばいいのでは? となりまして。

例の@peps!様のやつです(笑)


あれだったらこっちでレス数ポチポチするよりはラクかなと思います。
幸い、今まで書いたものはすべてワードに保存してあるのでw


というわけで、今日か明日にはすべてそちらに載せようと思います!
(ここのレスを消すわけではないです!)

あとピクシブのほしぞらアカウントのパスワード忘れてしまった…頑張って思い出さねば。



まとめ終わったら、ここにURLアップしにきます!

どうぞよろしくお願いいたします!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.438 )
日時: 2017/04/10 20:47
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: oN2/eHcw)

幽霊屋敷の次は、どこだろう? もう広場を抜けて、ゴールの学校前しか残ってないんだけど。このまま何もなかったら、負けちゃうよね? もう一個くらい、何かあると思うんだけど……。

「あっ、ねぇてんま。なんか夏雲魔法学校の前、騒がしくない?」
「……あいつらがもうゴールしちまったとかか?」
「えぇっ、やだよそんなのー!」

せっかく頑張ったのに! ていうか、もしゴールしてるんだったら誰か言ってくれたっていいよね? 無駄に全障害物こなす必要ないでしょ!
そんなことを考えていると、もう夏雲魔法学校の目の前に————……って、んん!?

「おーっと、てんま・ショートカップルが戻ってきました! ここから巻き返せるのでしょうか!?」
「巻き……返す?」

学校前をよく見ると、コロタとカトリーヌ……だったっけ? そいつらがまだ何かをやっていた。ということは、まだ何か残ってるんだ! でも、この二人、あたしたちよりもずいぶん早くここに着いてたはずだよね? 何のお題に時間かけてんのかな?

「てんま、次のお題って何?」
「えーっと……『彼氏が彼女をお姫様抱っこした状態でホウキに立って乗って、地上50mをこえたところで彼女が大花火の魔法を成功させる』だってさ。ちなみに先に魔法使いに変身していいらしい」
「な、なるほど……」

変身してもいい……ってことは、呪文は地上50m以上までいってから唱えろってことかな。大花火の魔法だったら、花火の魔法とそんなに変わらないし、花火の魔法は他人を驚かせるために使うことがあるから覚えてるしどうにかなる! 高いところにお姫様抱っこで……しかもてんまが立った状態で、なんて怖いけど……そんなこと、言ってらんない!
……ていうか、コロタとカトリーヌはこれで苦戦してるんだよね? なんでだろう?

「ふ……んぬぬぬぬ……あっ!」

コロタがカトリーヌをお姫様抱っこしようとすると、すぐにしりもちをついてしまった。
——なるほど、まず持ち上がらないのか。あれ? でもここまで来れたってことはお姫様抱っこができないわけじゃないんだよね……。

「はぁっ……はぁっ……もう、魔力が……ここまで来るのに使い切ってしまった……」

————ん? 魔力……? もしかして、今まで魔力使ってカトリーヌ持ち上げてたの……!? そりゃまぁもうなくなるよね。しかもホウキにも乗らなきゃいけないんだもん。足りないよ。

「……おい、何よそ見してんだ。せっかくチャンスがきたんだから、早く終わらすぞ」
「あっ、うん! ゴメン」

あたしは慌てて魔法使いに変身した。
そうだよね、せっかく……勝てそうなんだし、絶対に勝ってやる!

「じゃ、じゃあ……よろしくお願いします」
「はいはい。……魔法、失敗すんじゃねーぞ」
「わ、わかってるって!」

てんまにまたお姫様抱っこをしてもらい、そのままてんまがホウキに乗る。そして、ホウキがどんどん上空へ上っていく。

「たぶん、もう50mこえてんじゃねーか? 大花火の魔法、やっていいぞ」
「あっ、うん!」

てんまに促されて、大花火の魔法の呪文を唱える。そのまま杖をふるい、大花火の魔法を成功させた。
——これで、あたしたちの、勝ち……ってことだよねっ!

「大花火の魔法成功ですね! ということで……今年のベストカップルトーナメント優勝は……てんま・ショートカップルです! おめでとうございます!」

や、やったー! これでクレープ無料券がもらえるっ! うれしいっ!
それもこれも、わざわざ一緒に出てくれたてんまのおかげだよね! 普段はムカつくことばっかり言ってくるけど、こういうことに付き合ってくれたり……なんだかんだ、優しいよね。

「くっ……このあたしたちがあんな二人に負けるなんてっ……! 絶対にあたしたちの愛のほうが上なのにっ……!」
「ふふんっ、言ったでしょ! あたしの(クレープへの)愛情の方が上だって!」

あたしがカトリーヌに向かって渾身のドヤ顔をかましていると、周りにいる人たちが何故かニヤニヤしてくる。何?

「おやおや、ショートさんは自分てんまくんのことが随分好きなんですねぇ。縁結びのおまじないなんかしなくても、よさそうなくらいですねぇ」

夏雲魔法学校の校長がのほほんとした表情でわけわからないことを言う。好き? あたしが? てんまを? は!?

「なっ、ななな何でそういうことになるのっ……!」
「いや、お前さぁ……目的知ってるオレは言いたいこと分かるけど、そうじゃねぇヤツにはそういうふうにしか聞こえないだろ……」

ハッ! 言われてみればあたし、一番重要なこと言ってない! い、いやでも間違ってるわけではない……けど、そんなこと言えないし。かといって否定しすぎると付き合ってないということを疑われちゃうかもしれないしっ……! こ、ここは腹をくくるしかない!

「そっ、そうなんですーっ! あたし、てんまのことすっごく大好きなんですっ! てんまへの愛情なら、誰にだって負けませんよっ!」

あたしは、突っ立ってるてんまの腕を引っ張り腕組みをして言う。恥ずかしさで死んでしまいそう! ……だけど、これは、嘘偽りない、あたしの本心……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.439 )
日時: 2017/04/26 20:13
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: w93.1umH)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62587707

はっぴーばーーーすでーーーー!!
ショートちゃん!!!!!らぶ!!!!!!


というわけで(?)本日はショートちゃんのお誕生日です!
永遠の13歳おめでとう!!!!!

ちなみに私は21歳になりました。
この子と8歳差になってしまいました!!!悲しい。


去年は(確か)パソコンがネットにつながらなかったとか?で描いてすらいなかったんだよね〜〜
そもそも去年は誰の誕生日絵も描いてない気がする。まず絵を描いた記憶があまりないw


17歳と18歳と19歳のときは描いたのに、20歳のときはないっていうね(笑)


ピクシブ様に絵を載せたので、興味のある方はぜひ見てってほしいです〜
1枚目は普通に誕生日絵で、2枚目は文字なし差分、3枚目は全身(笑)


ショートちゃんまじクソかわいいと思ってる。ホントかわいいしんどい。すき。
うちの子って天使だよね間違いない。

次は5月13日、てんまのお誕生日だよ。GW予定がないのでひたすらてんま誕の絵描こうかな(遠い目)


ずっと言ってるけど結局やれてない、ほしぞら誕生日イラスト今年は頑張りたい。たぶん無理だと思うけど

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.440 )
日時: 2017/05/05 16:42
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 9ihy0/Vy)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

「おやおや、随分ラブラブですねぇ。さて、それはともかく、お二人に優勝賞品を差し上げましょう」

ハッ! クレープ無料券! あたしはこれのためにてんまを犠牲にしたんだった! ていうか、優勝賞品ってクレープ無料券だけだったっけ? なんか他にもあったような気がするんだけど。なんだったかな?

「優勝賞品のクレープ一年無料券と、ヨーロッパ旅行のペアチケットです! おめでとうございます!」
「あっ、ありがとうございます!」

や、やっぱり無料券だけじゃないよね……ていうかっ、ヨーロッパ旅行のペアチケットなんかもらったって一緒に行く人いないってば! ……せっかく、無料券のために頑張ってくれたんだし、チケットは……てんまにあげようかな。

「……あ、あのさてんま、わざわざ一緒に出てくれて、ありがと」
「別にいいよ。……ま、よかったな、無料券もらえて」
「う、うん……」

——てんまには、好きな子がいるんだよね。好きでもないあたしとこんなのに出てくれたんだし、てんまだっていい思い、したいよね。

「あ、あのさってんま! このペアチケットてんまにあげる! て、てんま好きな子いるんでしょ? その子と行ってきなよ」

あたしは、チケットをてんまに押し付けるように渡した。
これで、いいんだよね。あたしは今十分幸せだったんだから……。

「いや、いい」
「へっ? なんで?」
「それよりも、素直になれない怪力バカ女を喜ばせてやろうぜ」
「…………! へへっ、そーだねっ! 帰りにApple魔法学校、寄っていこうか」
「だな!」

たぶん、ゆうきに渡してもあさひのこと誘わないだろうし……あさひにゆうきのことを誘ってもらおう。きっと……いや、絶対に! ゆうきも喜んでくれるよね!

「あっ! ショートとてんまいたわよ!」
「ショート、ズルいわヨ! 抜け駆けじゃナイ!」
「ぬ、抜け駆けって……!」

別に抜け駆けでもなんでもないと思うんですけど……! 第一、金魚すくいに夢中になってたのどこの誰だよ!

「って、それクレープ無料券とペアチケットじゃない? 優勝したの!?」
「そーだよ! これであたしはクレープ食べ放題!」
「は!? 優勝!? じゃあチケットよこしなさいよ! それでてんまと一緒に行くから!」

いきなり千夏がペアチケットに手をのばし、千夏にペアチケットをとられそうになったものの、千夏より先にてんまがそれをとり、そのままポケットにしまってしまった。

「悪いけど、これはあさひにくれてやんだよ。ゆうきのためにな」
「なっ! いいじゃない、ショートはこのトーナメントで十分てんまと一緒にいられたんだし、あたしだっててんまと一緒にいたい!」

ひえぇ……千夏すごいなぁ。好きな人にそんなこと言える勇気、あたしにはないよ……。てんまと千夏が二人きりで旅行いったら、それはそれでイヤなんだけどね……。

「私だって行きたい!」
「ワタシも行きタイ! 千夏ばっかりズルイわヨ!」
「あーゴチャゴチャうるせぇ! これはあさひにくれてやるんだって言っただろ!」

4人がギャーギャーと騒いでいる。モテモテなのも大変そうだなぁ……。あたしはせっかくだし、この無料券使って早速クレープでも食べようかな……!

「分かった。じゃあそのチケットは諦める。そのかわり、条件が3つあるわ」
「な、なんだよ条件って……っつーかこれオレらがとったんだけど……?」
「1つ目は今から創立祭が終わるまでの間、ショートに近づかないで。2つ目は創立祭が終わるまで、あたしとジュディとあすかでかわりばんこでデートすること。3つ目は……あとで言うわ。あたしだって、あさひとゆうきに上手くいってほしいとは思ってるから、この条件のむならチケットは諦めるわ」

な……なにその条件……! あたし、創立祭が終わるまでてんまに近付けないの……?

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.441 )
日時: 2017/05/06 14:41
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: YUWytwmT)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

「な……なんだよその意味わかんねー条件……!」
「だってー、てんまはショートと十分一緒にいたでしょ? だから、この条件のむならチケットは諦めるわ」

でも確かに、あたしはてんまと十分一緒にいた……よね。……それに、あさひはきっと……あのチケットあげたらすごく喜んでくれる……だったら、あたしが今日ガマンすれば、すむなら、そっちの方が、いいよね? まぁてんまも……千夏と一緒にいなきゃいけないの、イヤだろうけど……そこはガマンしてもらうしか。

「あっ、あたしは全然いいよ! せ、せっかく無料券もらったし、今日からめっちゃ使い込む! あっ、でもでも千夏! もしてんまを女装させたら写真ちょーだいね! 引き延ばしてほしぞら魔法学校に飾るから!」
「お前はサラッとオレのことを売るな! 女装はしないし万が一してもほしぞら魔法学校に飾るんじゃねぇ!」
「……で、どうするのてんま? 条件のむの?」
「…………わ、わかったよ……」

てんまが渋々、といった感じで頷く。
……ってことは、もうあたしはここにいたらダメってことだよね。まぁ元から無料券使うつもりだったし、クレープ買ってこようかな!

 *

誰が最初にデートするかで盛り上がってる4人を後目に、あたしはクレープを買うために屋台のある方へ進んでいく。
せっかく無料券もらったんだし、2つくらいもらっちゃおうかなぁ? 最近あんまり食べてなかったし、いっぱい食べたいかもっ!

「しかし、創立記念祭ってだけあって、人が多いなぁ……」

人ごみをかきわけながら進んでいくと、割と手前の方にクレープが売られていた。あたしはそこでクレープを2つもらい、そのままテキトーに空いてるベンチを探し、そこでクレープを食べることにした。

「うーん、やっぱり甘いものって食べると幸せな気持ちになれる……!」

あたしは幸せをかみしめながらクレープを頬張っていると、あることを思い出した。
————そう、縁結びのおまじないのことだ。
あたしと千夏とジュディとあすかは、てんまとそのおまじないをしてもらうためにここに来たのだ。つまり、この後てんまに会えないということは、ほぼほぼあたしに勝率はない……ってことだよね。だったら、夏雲魔法学校にいる意味、なくない?

「あたしをてんまと会えないようにしたのは、そういうこと、なのかなぁ……」

そう考えたら、なんだか悔しくなり涙があふれてきた。せっかく甘くて美味しいクレープが、涙の味しかしない。
創立記念祭が終わるまで、あと何時間あるんだろう? さっきのトーナメントでは優勝はしたけど、正直カップルらしかったかっていったらたぶんそんなことはないだろうし……。あれで優勝すると少し有利になるって言ってたけど、この後何時間も会えないのなら、意味ないよね……。

「ほしぞら魔法学校に……帰ろうかなぁ……」

いやでも……今日りんね一日学生寮にいるって言ってたんだよね……。りんねには事情を話しちゃったから帰りづらいなぁ……。
あ、そうだ……あの人のところだったらきっと、大丈夫だよね……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.442 )
日時: 2017/05/06 22:11
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: YUWytwmT)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62775506

こんばんは!
ショートです。

参照500ごとに他人の呼び方やるってやつ、放置してたなと思ってまとめて描きました。

あさひ(21000記念)、あすか(21500記念)、杜若(22000記念)、菖蒲(22500記念)、千春(23000記念)の5人分です!
全部アナログです。字もすべてアナログ(笑)


愛だけは!!!あるので!!!!みんな好き。


その割に久々に描いたから外見忘れてたんだけど。


ぶっちゃけ今日決めた感とこいつらかかわりあるのかな感が激しかったです。
これと違う呼び方してたらコイツこれで決めたやつ忘れてんだろ…って思っといて。


ていうか、色かぶり多いなって思いました。
イメカラちゃんと決めてあげないとねぇ。


とりあえず23000突破ありがとうございました〜〜!

次は目指せ23500ですな。
頑張ります。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.443 )
日時: 2017/05/07 22:05
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CejVezoo)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

夏雲魔法学校のはじまりとおわりの扉の前まで来て、あたしは別の魔法学校まで行った。
きっと彼なら、突然押しかけても怒らないだろう……。

「ん? ショート? 突然どーしたんだ?」
「杜若……クレープ1個あげる」
「は? 意味わからないけどありがとう……?」

あたしはまだ食べてない方のクレープを杜若に差し出した。杜若はそれを受け取ると、そのクレープを食べだした。

「と、突然ごめんね。ホントはほしぞら魔法学校に帰ろうと思ったんだけど、今日は一日りんねがいるから……」
「よく分かんないけど、別にいいよ。ショートだったらいつでも大歓迎だし。あ、でも姉貴の部屋にはいかない方がいいぞ。なんかまた怪しげなことして部屋の中の色がおかしいから」

あ、菖蒲……一体何をしてるんだろう。というか、よくそんな怪しい部屋で生活できるなぁ……もう慣れちゃったのかな?
それにしても、杜若の部屋ってなんだかいい匂いするなぁ。なんか落ち着く……。

「……なぁ、ショートがここに来たのってアイツと何かカンケーあるの?」
「えっ……!? あ、アイツって……?」
「てんまだよ。ここ来た時から思ってたけど、ショート目赤くない? 泣いたでしょ」
「き、気付いてたの……?」

あたしが驚くと、杜若があたしの近くまできてあたしの頬をなでる。

「……オレだったら、絶対にショートのこと泣かせたりしないのに」
「か、杜若……?」
「——なんて、今ショートのこと困らせてるくせに何言ってんだよって感じだよな! ごめん!」
「うっ、ううん……!」

び、ビックリした……! 泣いてたこと気付かれたのもビックリしたけど、それ以上にビックリした……。顔近いし、ちょっとドキッとしちゃった……。

「……で、なんで泣いてたの?」
「えっ……と、その——……」

あたしは今日の出来事をすべて杜若に話した。先日千夏に集められて創立記念祭の話と縁結びのおまじないの話をされたこと、それが今日だということ、てんまとトーナメントに出たこと、それで優勝してペアチケットと無料券をとったこと。……そして、創立記念祭が終わるまで、てんまに近付いてはいけないこと。今、千夏とジュディとあすかが順番でてんまと……デートしてること。

「そ、それで……夏雲魔法学校にはなんか居づらくなって……でも今日はりんねが一日いるからほしぞら魔法学校に帰るのも気が引けちゃって……だから、ここに来たの。ごめんね……」
「なんで謝るの? ショートが来る分には全然いいって。ところでさぁ、千夏の3つ目の条件ってなんなんだろうな」
「そ、そういえばそうだね。後で言うって言ってたから、分かんないや……」

あたしとてんまが近付いたらダメっていうのと、あとの3人がデートするっていうのはその場で言ってたけど……これだけ出してもう1つ条件があるなんて、どうするつもりなんだろう。まさか、付き合う……とか? いやでもっ! 千夏が正々堂々勝負って言ってきたんだし、それはないよね!?

「——そんなに知りたいなら、夏雲魔法学校行ったら話が早いんじゃない?」
「えっ!? でもてんまに会うわけにはっ……!」
「だから、こっそり行ってこっそり二人の会話を聞けばいいんだよ」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.444 )
日時: 2017/05/13 18:24
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: eldbtQ7Y)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62878271

こんにちは!!!!

本日は!!!!!愛しのてんまくんのお誕生日です!!!!!!


おめでとうてんま!!!!らぶ!!!!!!


永遠の15歳なので今年も15歳ですね!!!


あーてんまかわいい

てんまの誕生日だけどショートちゃんいるよよかったねてんま…

単体でもかわいいけど二人合わさるともっとかわいいと思う…


とりあえずおめでとうてんま…

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.445 )
日時: 2017/06/04 14:49
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 3i70snR8)

「さすがにそれはっ……! うぅでもなんなのか気になる……!」
「遺跡まで四人に気付かれなければいいんじゃないか? 遺跡まで行けば透明になるおまじない使えるし。それなら隠れなくても話聞けるぞ」
「……! そっか! 杜若頭いーねっ!」

そうだよね、遺跡まで行ければ透明になるおまじないできるもんね……! 全然思いつかなかった……。

「でも、皆同じ場所にいるわけじゃなさそうだよな。オレはてんま以外には気付かれにくいかもしれないけど、ショートはバレちゃうよな」
「そうだよねぇ……遺跡までそれなりに距離あるし、どーしよ……」

全力でダッシュするのもアリっちゃアリだけど、逆に怪しまれるような気がするし……。せめて四人が同じ場所にいてくれたらなぁ。でもデートって言ってたからたぶん無理だよね……。

「じゃあ、オレも一緒に行く」
「えっ!? で、でも」
「恋人のフリでもしてたらバレにくいかもしれないだろ? でもとりあえずショートは変装したほうがいいかも。姉貴の服借りて、着替えてから行こう」
「……う、うん。何から何までごめんね、ありがとう」

 *

幸い菖蒲が部屋の中にいて、頼んだら服を貸してくれた。その服を着て、結んでいた髪の毛もほどいておろすことにした。

「おぉ……服装と髪型が変わると大分違うな。ついでに伊達メガネもつけてみたら?」
「メガネいいね! 頭よさそうに見える?」
「いや全然見えない」

ガーン……。あたしってそんなにバカっぽいのかな……。ショックだ。頭が悪いのは認めるけど……そこまでとは。

「と、ところでさっ……恋人のフリって具体的にどうしたらいいの? 隣にいるだけでいいの? 普通に会話してたら、もし近くに千夏たちがいたとき、声でバレないかなぁ?」
「あー、そっか……見た目はどうにかできても、声は……あっ、そうだ! 声高の魔法使って声も変えよう」
「ええ!? って、杜若ってばあたしで遊んでない!?」
「そ、そんなことねーよ……ぷっ」
「今笑った! 絶対笑った! フンッ! もーいいよーだ、魔法なんか使わなくたって、バレないように完璧に演じて見せるもんね!」
「おうおう、頑張れよ王子サマ」

か、杜若めっ……! 思い出したくもないことを……! ていうか絶対あたしで遊んでるよね!? まったくもう……。まぁ。手伝ってる分際で、偉そうなこと言えないんだけど……。

 *

なんだかんだと言いながら、あたしと杜若は二人で夏雲魔法学校までやってきた。そして、学生寮を出て一番最初に見た光景は、あたしが一番見たくなかった光景だった。

「あはは! てんまってばシャツ裏表逆に着てない? 子供じゃないんだから〜」
「う、うるせーな! ちょっとした間違いだろ!」

広場の近くで、じゃれあうてんまと千夏。あたしは二人を見ないように、杜若の陰に隠れながら歩き出す。

「……ショート」
「な、なに?」
「オレ、今のショートの気持ち痛いくらい分かる。だけどさ、逆に考えて。今千夏といるってことは、急がないともう一つの条件先に言われちゃうだろ? それじゃ、意味ないじゃん。だからさ、今はとにかく目的を達成しよう」
「……うん。ごめんね、ありがとう」

杜若にそう言われた瞬間に、思い出した。————杜若が、あたしのことを好きでいてくれてる事。今のあたしは、杜若の気持ちを利用して、弄んでる、最低な女だということを。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.446 )
日時: 2017/06/04 22:31
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 3i70snR8)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63225036

こんばんは!ショートです。
お話の方の更新、一か月経つ前に続きが載せられてよかった(笑)

今回は参照記念のイラストを置きに来ましたw

23500突破ありがとうございました。


めっちゃ思ったことがあるんです。
参照記念のあさひのほかの皆の呼び方、愛しのゆうきいねぇな…と。
ごめんあさゆう。わざとじゃないんだ。

千夏ですが、千夏は次女で姉が千春だけなので、千春のことはお姉ちゃんとか呼んでるイメージ。
あまりに出てこなさ過ぎて記憶があいまいですが。

千秋と千冬は姉が2人、3人といるのでたぶん区別つけてるんじゃないでしょうか。わかんない。記憶にない。


6月15日はイトの誕生日です。まともに出てきたためしがない。
そして6月22日は千夏の誕生日。今年の夏至は6月21日なので、かぶりませんでした。


オマケのショートちゃんは今日更新した変装(笑)ショートちゃん。
アホ面どうにかしないと頭よく見えないと思うよショートちゃん。


とりあえず、参照23500ありがとうございました。
ネタがある限り、まだまだ続けますww

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.447 )
日時: 2017/06/11 13:48
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: l1OKFeFD)
参照: トリップ変わってるけどショートです

あたしと杜若はその後バレることなく遺跡の前まで行くことができた。その場で即魔法使いに変身し、呪文を唱えて二人で透明になった。

「これでバレないよね」
「透明になって見つかったら逆にすごいだろ! ほら、二人のところ行くぞ」
「う、うん!」

……千夏は、てんまに何を言うつもりなんだろう。どんな条件を出すんだろう。他の二つの条件をのんでいるのだから、きっともう一つの条件も……何であれ、のむよね。
でも、千夏たちはすごいよね。てんまに好きな人がいるって知ってるのに、諦めずにアピールできてて。あたしにはムリだよ……結ばれないと分かっていながら、デートしてって言うなんて。

「おいショート」
「ふぇ? なっ、何?」
「お前今ボーッとしてただろ。あそこに二人ともいる。他のやつらに聞こえないようにするつもりか知らないけど、森の方にいる」
「あっ! ほ、ホントだ……」

杜若の指さすほうを見てみると、確かにてんまと千夏がいた。もう条件言っちゃってたらどうしよう! どうかまだ言ってませんように……!
そう祈りながら二人の方へと近付いていく。近付くにつれて、二人の会話が少しづつ聞こえてくるようになった。杜若と二人から一番近い木の陰に隠れて二人の会話を盗み聞きする。

「……あのさ、てんま。さっき言ったこと覚えてる?」
「何のこと?」
「三つめの条件は後で言うって話……」
「……覚えてる、けど」

……! ナイスタイミング……! 今から言うところだったなんて。ちょうどよかった。人の話盗み聞きするなんて、やっぱり良くないし。聞きたいことだけ聞けたら早く戻ろう……。

「……あのね、今日以外の日にあたしとデートして欲しい。本当にてんまのことが好きなの。てんまに好きな子がいるのは知ってるけど、でも……お願い。もう一度だけチャンスが欲しいの。ちゃんとに、あたしのことを見てほしい……!」
「……ち……なつ……」
「こんな条件、あたしだってサイテーだって思ってるよ。でもそうでもしなきゃてんまは一緒にいてくれないんだもん。昔からずっと大好きなのに……っ!」

千夏……本当にてんまのことが好きなんだ……。なんだか、すっごく悪い事してる気分……。実際悪い事なんだけど、それを強く実感したような気持ち。
てんま……どう、返事するの……?

「……分かった。それが条件なら、デートする。でもきっと、オレの気持ちは変わらないと思うけど……」
「いいよ。てんまに再会したあの日から、絶対に振り向かせるって決めてたから」
「……あっそ」
「ねぇ、来週の土曜日だったらいい? デート、するの」
「土曜だったらいいけど……」
「じゃあ、決まりね。そろそろ戻ろうか。もうすぐジュディと交代の時間だし」

千夏とてんまが森を出て、来た道を戻っていく。遠くなっていく二人を見つめながら、あたしはあることを考えていた。……そう、二人がデートした翌日はあたしとてんまで出かける約束があることを……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.448 )
日時: 2017/06/15 21:05
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: ecbw2xWt)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63397867

こんばんは!!!!ショートです!!!!!!!!!


今日は!!!イトの誕生日です!!!イエエエイ


おめでとうイト!!!全然出てこないけどおめでとう!!!!!!

ちなみに今日は千葉県民の日です(笑)


そしてちょうど一週間後が千夏の誕生日w

偏りすぎか…



あと、最近絵を描いてるのでたぶんまた小説更新できないかもです

絵描くパソコンと小説書くパソコンが違うのでw

繋ぎ治すのがめんどくさいっていうね


予定では7月に入ったら更新再開するつもりです

それより早くやれたらやる予定!!


まだまだ頑張りますん!!

とりあえずイトおめでとうw

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.449 )
日時: 2017/06/22 22:47
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: 3i70snR8)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63513194

こんばんは!!!!!

今日は千夏の誕生日です。
おめでとう!w


千夏の初期の外見設定こんなんじゃなかった気がする。
お団子とかだったよーな…。

千夏と千春がごちゃごちゃになってるのでは…w


千夏は好きだけど好きじゃないっていうか、やり方が陰湿だなって思う。
自分で決めた設定だし自分で書いてるんだけど。

ジュディはアホ可愛い子だから好きなんだけど!!!
クズだから四姉妹そこまで好きじゃない(カス)


好きだけどね!!!!!


うちの子かわいい!!!おめでとう!!!!!


もうすぐ6月終わりそうだけど今描いてる絵たちはちっとも進んでないし小説書いてるパソコンはイト誕から一切開いてないけど全部ゲームやってるせいだから!!!

ジューンブライド終わっちゃう〜〜〜ん


ていうか、千夏とゆうきって年齢設定まで同じなのに髪型まで同じってやばいね。
せめて髪の長さくらいちゃんと決めた方がいいね。

前髪はちゃんと変えてるけども。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.450 )
日時: 2017/06/25 15:18
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: iXLvOGMO)

「ショート? どうかしたか?」
「あ……ううんっ、何でもない! わざわざ付き合ってくれてありがとう……」

とにかく、早いとこ夏雲魔法学校を出よう。万が一にも見つかったら面倒なことになる……!

「じゃ、じゃあ戻ろうか! みんなに見つかったら面倒だもんね……!」
「え、あ、あぁ……」

そのままあたしと杜若は再び植物魔法学校の学生寮まで戻ってきた。菖蒲に借りた服は洗って後日返すことになったので、とりあえず今日一日はこのまま着ておくことにした。
……それにしても、次の土曜日てんまと千夏はデート……なんだよね。なんかやっぱりやだなぁ……。

「そんなに気になる? 土曜のこと」
「えっ、なんで……」
「いや、めちゃくちゃ顔に出てたけど……?」
「き、気になるっていうか……その…………気になります……」

デートってどんなことするのかな、っていう気持ちもすっごくあるし……何よりも、土曜日千夏に会って、日曜日あたしに会うっていうのがすっごく気になる……! あたしと二人でいたら、やっぱり千夏の方がいいとか思われちゃうかな……? 比べられるなんて、絶対ムリ!

「二人がデートするのが嫌なら、ショートもてんまをデートに誘えばいいんじゃないの?」
「そ、それは無理……! て、ていうかっ! 二人がデートした次の日てんまと 約束があるっていうか……その、だから千夏と比べられたらヤだなって思ったの」
「なーんだ、そんなことで悩んでたのか」
「そ、そんなことって……!」

あたしにとっては大事なことなのに……! 確かに杜若には関係ないかもしれないけど、そんなこと言うなんてヒドい……!!

「大丈夫だよ、ショートの方が絶対カワイイから。それにほら、てんまはロリコンだし」
「てんまを貶すのは別にどうでもいいけど、それあたしも貶してるでしょっ!」
「てんまはいいのかよ……でもさ、物は考えようだろ? 千夏は土曜でショートは日曜ってことは、千夏の方が先に結果が出るってことじゃん? 千夏の出した結果よりショートが上回ればいいじゃん。後攻の方が案外有利かもしれないだろ? だから元気出せって!」
「杜若……そうだよね。もう決まっちゃったことなんだし、グダグダ言ってたってしょうがないよね」

杜若の言う通りだ……あたしの方が一日猶予があるんだから、千夏の方がよかったなんて思われないように頑張ればいいだけだよね。

「で、この後どうするんだ? もう夏雲魔法学校には戻らないのか?」
「な、夏雲魔法学校には戻らないよっ! でも、そろそろほしぞら魔法学校に戻ろうかなぁ……それなりの時間だし、先に帰ってきたって言えば多分どうにかなると思うし……」
「……そっか。そうだよな。まぁまたいつでも遊びに来てくれていいからさ」
「うん、今日はどうもありがとう。菖蒲の服返す時にまた来るね」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.451 )
日時: 2017/06/25 15:55
名前: ヨモツカミ (ID: BL8fZ.Pl)

こんにちは、よもつかみという者です。
6年くらい前でしたかね、あきけけと名乗っていたやつをご存知でしょうか?
ショートさんがもし忘れてしまったor私が人違いで話しかけてしまっていたら凄く申し訳ないし、すごい失礼な餓鬼だったので、あんま話したくないかもしれませんが……どうしても懐かしいお名前をお見かけして嬉しくなっちゃって、コメントさせていただきました。

此処まで言って人違いだったらどうしよってなってるのですが、多分私がカキコに来て初めてであった方であり、とんがり帽子の起源て仰ってるので間違いないと思いたいですが、ほんと、あの頃はお世話になりました!絶対リア友との雑談が煩くて迷惑かけたと思うのですが、ああ、なんだろ、ちょっと再会が嬉しくて文章まとまらない。

小説の感想でもないのにコメントしてしまって申し訳ないです!時間があるときにまとめて拝読させていただきます、更新頑張ってください!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.452 )
日時: 2017/06/25 23:24
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: iXLvOGMO)

>>451


こんばんは!
覚えてますよ、お久しぶりです!(^^)
あの時のショートで合ってますよ!

当時のレスの速さは異常でしたよね〜(笑)
雑談は私もしていたので気にしないでください!

約6年ぶり?のコメントありがとうございます!w

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.453 )
日時: 2017/07/01 18:37
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: 4IM7Z4vJ)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63651929

こんにちはショートです!!
7月になってしまいましたが…ウェディング絵です(笑)

今回はあさゆうちゃんです!!
次はてんショちゃんを予定してます!



なんだかんだともうすぐ参照が24000いきそうでありがたいです。
私のクソ妄想にお付き合いいただき感謝いたします。

てんショとあさゆうはいじりがいがあるけど、コハりんはいじりがいがないなぁと…(笑)


この3組以外になんか組み合わせないかな?w
菖蒲はおいといて…。



とりあえずガムバっててんショちゃん描きます…

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.454 )
日時: 2017/09/03 23:58
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UgVNLVY0)
参照: トリップ消えたのでやり直し

あの後ほしぞら魔法学校に帰ってきたあたしは、りんねに嘘をつき自室でくつろいでいた。
……今頃、てんまは千夏たちと一緒に楽しんでるのかなぁ……。……って、暗くなっちゃダメダメ! 日曜日……は、約束があるんだし。

「はぁ……思い浮かぶのは嫌になるようなことばっかり……あーあ、せめててんまの好きな子が分かればなぁ」

そしたら、諦められるような気がするのに。……なんて、好きな子がいるって分かった時点で諦められなくせに何言ってんだろあたし。でも、みんなてんまは分かりやすいなんて言うけど、特定の女の子にそういう素振りしてるとこ見たことないんだけど……本当に誰が好きなんだろう?
————なんて、呑気なことを考えていたら……

「————見つけたっ……!」

突然、ノックもなしに部屋のドアが勢いよく開く。ドアの前には息を切らしたてんまが立っていた。

「てんま!? なんでここにっ!」
「うるさい、いいから夏雲魔法学校に来い」
「は? 意味わかんないんだけどっ……! 第一、創立祭が終わるまではって——……」
「縁結びのおまじないだよ!」

……えんむすびのおまじない? あー……そういえばそんなものもあったような……っていうかそのためにてんまをつれてったような……忘れてた……。

「忘れてましたみたいな顔だな」
「うん。そんなもの完璧に忘れてたよ! で? おまじないがどうしたの?」
「だ、だから——……その、なんか知らねーけど……オレとお前が……選ばれた……っていうか」
「えっ!!!???」

な、なんで? カップルらしいことなんて一つもしてないと思うんだけど……しいて言うならトーナメントでフリをしたくらい? 無料券のために優勝までしちゃったし?

「とにかくっ! いいからさっさと来い!」
「えぇ!?」

 *

強制的に夏雲魔法学校へつれてこられたあたし。てんまは終始無言で、沈黙が続くばかり。てんまはどうしてあたしをここにつれてきたのかな……。縁結びのおまじないに興味あったのかな……?

「そ、そういえば縁結びのおまじないってどんな効果があるんだろうねっ!? 名前は聞いてたけど、どんな効果があるのか聞いてなかったかも……! て、てんまは知ってる?」
「お前、知らなかったのかよ……!? ……縁結びのおまじない、は……お互いの想いが強ければ強いほど……将来、結婚できるっていう……やつ」
「へ!!??」

け、結婚……!? で、でもそうだよね……一応、カップルにやるおまじないって体だし……付き合うじゃちょっとおかしいといえばおかしいかも……でっ、でも結婚て……!
というか……てんまはいいのかな、そんなおまじないの相手があたしで……校長につれてこいって言われたとかだったり……? だとしたらちょっと申し訳ないかも……。

「て、てんま……その、ごめんなさい……」
「は? なにが?」
「いや、だって……! あたしとてんまが選ばれたのって絶対トーナメントのせいだよね!? だから……てんまには好きな子いるのに申し訳ないなって……」
「お前ってやっぱりバカだな……」
「えぇっ!? なんでぇ!?」

謝罪しただけでバカ扱いってヒドくない!? 第一今のセリフでバカ発言されるようなところなかったでしょ!! 失礼なっ!!

「……お前が相手じゃなきゃ、そんなおまじない受けねーっての……」
「えっ? 何? 何か言った!?」
「……言ってない」

絶対何か言った……! さてはまたあたしのことを貶したのかアホてんまめ! ……でも、てんまには申し訳ないといえば申し訳ないけど……あたしは、そんなおまじないをやってもらえるの、すっごく嬉しいな……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.455 )
日時: 2017/09/11 21:59
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: SqYHSRj5)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=64911856

こんばんは〜〜〜!!!
ショートです。


ずっと載せてなかった参照記念イラスト…
24000記念イラストになります。

てんショちゃんのウェディングイラストになってます!


500ごとのやつもやっていないですね。
まず絵自体まともに描いてない…。

でも明日!!ペンタブ届くし!!!
これからはいろいろ頑張ります。

っていういつも通りの詐欺になりそう…。


争奪戦も脳内では完結してるけど文章にするのホントムリだしなんなら脳内妄想でめっちゃてんショネタだけやたら完結させてるけどやっぱり文書にするのホントムリ(ボキャ貧)


やりたいけどやる気が起きないという一番最悪なやつです(´・ω・`)


あさひとなるみとゆうきと千夏の誕生日やってないけどそこはもうあきらめました。
こうなることは最初から分かっていた…!!


千秋から頑張りたい…ほんとに!!三連休もあるし!!!


とりあえず24000本当にありがとうございました〜〜〜

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.456 )
日時: 2017/10/01 09:44
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: Re8SsDCb)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65216398

おはようございますショートです!!!
あげた気マンマンだった呼び方一覧…千秋と千冬です。

24000と24500の分になります〜〜〜

休日ダラダラしてるくせに絵も描かないし続きも書かないクズ…
一週間くらい休み欲しい(一週間休みになってもすること変わらない)


千秋はペンタブなかったころに描いたからアナログです〜〜
千冬はこの前描いたのでデジタルになります!


千秋は上のURLクリックしたらいけます!
千冬は下をコピーしてURLのところに貼り付けたらいけます!!
(どっちもpixivだからわざわざコピーしなくても探せばみれるけど!)

遅くなりましたが24000、24500ありがとうございました!!


hwww.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65216410

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.457 )
日時: 2017/10/01 20:18
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: Re8SsDCb)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65224952

こんばんは!!!!!
2度目です!!!!!!!!


今回は9月誕生日組のHRBイラストを置きに来ました。


9/22 千秋
9/30 ジュディ


どっちも間に合ってないけどおめでとう〜〜〜〜


ジュディは今まで描いた中で一番カワイくかけた気がする(あくまで気がするだけ)


千秋もジュディも文字なし差分アリです。



10月は前半に集中というかめっちゃ近いから頑張ります。
あと続きもそのうち頑張ります(クズ)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.458 )
日時: 2017/11/04 22:11
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: kEC/cLVA)

————あの後、夏雲魔法学校に戻って校長先生から縁結びのおまじないをやってもらった。千夏たちにはそのことに関して何か言われることはなかった。
一応、正々堂々やった……って、認めてもらえたのかもしれない。

「そういえば、朝から疑問だったんだけど……なんでお前は夏雲魔法学校の創立祭に来てたんだ?」
「へ!? い、いやえっと……ち、千夏に誘われただけだよ!? な、なんでそんなこと疑問に思うわけ!?」

てんまから唐突に質問され、何故かどもってしまう。別にやましいことなんかないし、本当の事なのに……怪しくみえてしまう!! そもそも何で疑問に思われるんだろう? ジュディやあすかだって誘われてた……っていう風にみえるよね?

「え? あぁ……だって朝りんねと一緒にいただろ? なのにりんねは誘わなかったのかとか思って。そもそも何で一緒にいたんだ?」
「いやその……えっと……!」

な、なんて言ったらおかしくないかな……さすがに本当のコトは言えないよね……。いや、てんまが行きたがらないと思うから説得してもらうために……まではまだいいとして! なんでそこまで無理やりつれていこうとしたか聞かれたらアウトだし……!
ど、どうしようっ……! ハッ! 千夏には申し訳ないけど、全責任を千夏に押し付ければいいのでは……!? 実際原因は千夏だし……申し訳ないけども!

「え、えっとね……千夏がね、てんまに来てほしかったんだって! でもさっ、千夏が自分から誘ったら来てくれないと思うからって……同じ魔法学校にいるあたしが頼まれたの! そ、それであたしも一緒に参加してた……みたいな?」
「ふーん……じゃあジュディとあすかは一体……」
「そ、それはねっ! その……千夏が二人の想いを知ってか知らずか……てんまを誘う……予定的な感じで釣ったみたいな……」
「……へぇ」

いやあたし全責任を千夏に押し付けすぎでしょ! 釣ったとか表現悪すぎ! 事実だけど! そもそも知ってか知らずかも何も知ってるっつーの! でもそんなこと言えない……!

「……って、てんまこそ何で!? 朝も聞いたけど……千夏のいるところに自分から進んでいくなんて珍しいよね……?」
「えっ!? まぁ……確かにそうだけど……その……ただ気になっただけだよ。縁結びのおまじないが。あそこでしか、やれないからどういうものなのかって……」
「そ、そうなんだ……」

ま、まぁ確かにあそこでしかやれないんだったら……ましてや年に1回しかないのなら見てみたい気もするよね……! って、それをあたしとやってしまったんだとしたらもしかして落ち込んでるとか怒ってたりとかするのかな!?
恋愛がらみのおまじないなら、好きな子とやりたかったよね……口ぶりからしても、自分がやってもらうつもりで来てたわけでもないみたいだし……一人で浮かれて最低だ、あたし。

「なんか、顔色悪いけど大丈夫か……? 疲れたか?」
「い、いやそうじゃなくって! その……ただおまじないが見てみたかっただけなら、あたしとやったの……怒ってるかなとか思って」
「は……? ……お前ってもしかしなくてもやっぱり重度のバカ……?」
「えぇ!? なんでそういう話になるの!? あたしはただ……てんまが嫌な思いしてたらやだなって……!」
「……逆にお前は嫌じゃなかったのか?」

……!? 嫌なわけ、ない……けど、嬉しかったなんて言って万一好きってバレたら嫌だし……。

「ぜ、全然! だって別におまじないしたからって結婚するわけでもあるまいし!」
「……そうか」

あたしったら何でそんなカワイクないことしか言えないの!? そんなんだったら好きってバレるほうが何倍もマシだよー! あたしのバカー!
あたしが心の中で大反省会を開催していると、てんまが真面目な表情であたしの顔を見てくる。

「……そんなに心配なら、ちゃんと言うよ」
「え? 何を……」
「オレは、お前が見ず知らずの野郎とあのおまじないやってもらわなくてよかったし、自分とやってもらえて普通に嬉しいからそんな風に考えなくていいから」
「へ……あ、ハイ……」

あたしと、やってもらえて嬉しかった……? って、え!? そ、それって……てんまも、あたしと同じような気持ちだったってこと……?
な、なんてそんなわけないよね……そんな、少女漫画みたいなこと。

「……な、ならよかった。あ、あたしも嬉しかったよ! だ、だってあれやってもらったら……”友達として”仲良くなれるかもしれないよね!」
「…………そーだな」

きっとてんまは……友情的な意味で言ったんだよね! 勘違い、ダメ絶対!

「コイツ、直接言っても通じないレベルに鈍感なんだろうな……」

てんまが何か言ったような気がするけど、まぁいっか! 明日からまた学校だし、早く帰って早く寝ないとね。



*おしまい*

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.459 )
日時: 2017/12/24 21:49
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: 6Z5x02.Q)
参照: https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66432343

こんばんは!!!
ショートでございまーす。


参照25000突破ありがとうございました!!!
遅くなりましたが記念イラストです★
いろいろとただの自己満ですが、見てくださっている皆様ありがとうございます。


絵が完成したの昨日です(クソ遅い)


どうせなのでイブにあげてみました。


ゆうきがショートに「てんまにプレゼントはあたし!って言ってこい」って言われてるようなイメージで描いてみました(笑)


ところで今日このほしぞらのページ開いて思ったんですが、争奪戦1ヵ月半くらい前に終わってたのね…
最後に投稿してこんなに時間経ってたのか…と。

年末年始のお休みで頑張りたいところですな(やるやる詐欺)

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.460 )
日時: 2018/12/24 16:35
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: u5wP1acT)

ちょうど一年前にレスしてる…。

小説と全然関係ないけど久しぶりに。。。


ここ最近休日やることないからまた書こうかなと思ってます。

たぶん(笑)

いつもの…やるやる詐欺かもしれないけどw


記念イラストはもうやらないかもしれないけど、小説は時間見つけて好きなように書いていけたらいいなー

興味があれば見てもらえたら嬉しいですー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.461 )
日時: 2019/04/12 16:01
名前: ショート ◆8bigmdafj2 (ID: UB7mX/Qq)
参照: あさひ目線

 **あさゆうメモリーズ**


——今日は4月8日! 僕と幼馴染のゆうきちゃんの入学式の日!
この前保育園を卒園して、今日から僕たちは小学生!! 小学校ではちゃんと魔法のお勉強もできるんだって! 僕もいつか、立派な魔法使いになりたいなぁ…。

「あさひ、そろそろ行くわよー! お隣行ってゆうきちゃんたちにも声かけてきてくれる?」
「はぁーい!」

お母さんにそう言われ、準備を終えていた僕は駆け足でゆうきちゃんの家へ向かった。
今日の入学式は、僕たち家族とゆうきちゃんの家族みんなで行くんだ! すっごく楽しみだなぁ。
お隣の家のインターフォンを押そうとしたところで、目の前にあるドアがいきなり開いた。

「わっ! あさひくん? 来てたの?」
「ゆうきちゃんおはよう! お母さんに声かけてきてって言われたんだ! ゆうきちゃんも準備終わったの?」
「うん、私もお母さんにあさひくん呼んできてって言われたの! 一緒だね!!」

ゆうきちゃんちの玄関で2人で笑っていたら、僕のお母さんとゆうきちゃんのお母さんもやってきて、みんなで小学校へ向かった。

 *

入学式も無事に終わり、僕は自分のクラスで担任の先生の話を聞いていた。
小学校は基本的には6年間通うものだけれど、成績が良くて試験というものに受かったら3年生までですんだりするんだって! 小学校を卒業したら今度はきちんとした魔法学校に通えるようになるみたい。僕も頑張って早く卒業したいな!

「それでは今日はここまでです。みなさん、さようなら」
「「「さようならぁー」」」

先生がそう言った後、いっきに教室が騒がしくなる。クラスメートに話しかける人や両親と一緒に帰る人……、僕はというとクラスの離れてしまったゆうきちゃんがいるクラスを目指してお母さんと廊下を歩いている。一緒のクラスがよかったけれど、こればっかりは仕方がないよね。

「あ、あさひくん! あさひくんのクラスももう終わったんだね」
「ゆうきちゃん! うん、もう終わったよ。ゆうきちゃんももう帰れるの?」
「うん! 一緒に帰ろう!」

入学式も終わったし、明日からは友達たくさん作って楽しい小学校生活を送るぞー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.462 )
日時: 2019/04/15 16:16
名前: ショート ◆0MUWDC/0Dg (ID: UB7mX/Qq)
参照: 小学校の入学式とか忘れたわ

次の日、僕はゆうきちゃんと一緒に学校へ行った。初めて2人だけで長距離を歩くのはすごく新鮮で楽しかった!
この学校は5クラスあり、僕は1年1組、ゆうきちゃんは1年5組なので一番離れている。教室も端っこと端っこだからわざわざ会いに行かない限りなかなか会うこともなさそう……。

「それじゃああさひくん、また帰りに会おうね!」
「うん、また帰りに!! たくさん友達つくろうね!」

5組の教室に向かうゆうきちゃんに手を振り、僕は1組の教室に入る。教室には数人のクラスメイトがおり、各々好きなことをしているみたいだ。
僕の苗字はや行だから、窓際の席なんだよね! 授業中もお外見れるかな??
自分の席に着くと、僕の前の席の男の子が話しかけてくる。

「ねぇねぇ、君はやえ あさひくん?」
「うん、そうだよ」
「そっか! あさひくんって呼んでもいい? あっ、僕はもり ゆきとだよ! ゆきとって呼んでくれたら嬉しいなぁ!」
「もちろんいいよ! よろしくね、ゆきとくん!」

そのあと、ゆきとくんや近くの席の子たちとたくさんお喋りをしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、朝のホームルームの時間になってしまった。
いきなりお友達がたくさんできてとっても嬉しいな! ゆうきちゃんも、今頃5組でお友達を作っているのかなぁ? 今日の帰り、ゆうきちゃんに一日どうだったか聞いてみよう!

 *

——1年生は、入学して最初の2週間は授業が2時間しかなくて、10時過ぎくらいには帰れちゃうらしい。せっかくみんなと仲良くなったからもっと学校にいたいなぁ……でも、いても仕方ないから帰らなきゃだけど!
その2時間はホームルームの延長みたいなやつで、まずみんなの自己紹介をやったり係みたいなのを振り分けたり!
また明日もこの教室に来るのがすっごく楽しみだなぁ!

「あさひくんは、誰かと一緒に帰るの?」
「うん、5組に幼馴染がいて、その子と一緒に帰る約束してるよ!」
「そうなんだね! って言ってもあさひくん僕と帰る方向全然違いそうだった……」
「あ、本当だ。ゆきとくんは僕の家と反対方面なんだね」

この小学校は帰る方面によって5パターン色分けされているみたいで、赤・青・黄色・緑・紫コースがあるんだって! 僕は青で、ゆきとくんは紫だから……全然違った模様。
ゆきとくんや、ほかのクラスメイトたちにバイバイして5組の方に向かう。……けど、ゆうきちゃんはもういないみたいなので下駄箱に行ってみたら、ゆうきちゃんが待っていてくれた。

「ゆうきちゃん!」
「あ、あさひくん……もう帰れるの?」

僕にそう笑いかけてくれるゆうきちゃんの表情は、笑っているはずなのにどこか悲しそうに見えた。何かあったのかな……? それとも、僕の気のせい?

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.463 )
日時: 2019/04/16 15:07
名前: ショート ◆0MUWDC/0Dg (ID: UB7mX/Qq)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

「待たせちゃってごめんね! 帰ろう〜」
「全然待ってないよ! ……あさひくん、なんかすごくご機嫌だね」
「うん! たくさんお友達もできて、明日も行くのがすっごく楽しみだよ〜! ゆうきちゃんは、どうだった?」
「あ、私は……いきなり友達たくさんとかではないけど、頑張ってるよ」
「そっか〜! ゆうきちゃんと一緒にいるとすごく楽しいから、きっとすぐに友達たくさんできるよ!」
「うん……ありがとう!」

僕たちは帰宅しながら今日あったことなどを話し、家に帰ってお昼ご飯を食べたら公園で遊ぶ約束をした。
お互いのクラスについて話せるのは、クラスが違うからこそだよね! これはこれで楽しいなぁ〜! 今は1組の人たちのことを覚えなきゃだけど、そのうち違うクラスの子たちとも仲良くできたらいいな!

「それじゃあ、あさひくんお昼ごはん食べたらまたいつもの公園で遊ぼうね!」
「うん! またあとでね!」

 *

————それから2週間、僕とゆうきちゃんは毎日登下校し、午後からは公園で遊ぶ生活を送っていた。なんとなく、ゆうきちゃんの表情が暗くなっているような気がしたけど……何も聞けないまま早帰りの期間が終わってしまった。
お家で、何かあったのかな……それとも、学校で……? 僕が何か役に立てるなら教えてほしいけど……思い込みだったらって思ったら……。

「あさひくん、どうしたの? 何か悩み事?」
「えっ!? ち、違うよ!」
「そう? でもなんか落ち込んでるように見えたから……」
「いや……今日から授業の時間が増えるからちゃんと起きてられるかなって……ほら、僕お昼寝好きだからさ!」
「なんだそんなことで悩んでたの? あさひくんらしいね!」

いやいや、落ち込んでるのは僕じゃないんだよ!! ゆうきちゃんのほうこそ……って、聞くなら今がチャンスなんじゃ……?

「そ、そんなこと言ってるけど……ゆうきちゃんこそ、日に日に落ち込んでいってるように見えるよ? 何か悩み事でもあるの……?」
「え……!? わ、私は何もないよっ! 全然、元気だからッ!!」
「そ、そうなの……? なんか、帰るときとか特に————……」
「違うったらっ! 落ち込んでたとしてもッ……あさひくんにはカンケーないでしょっ!!」
「えっ……」

僕が驚いたと同時に、ゆうきちゃんもハッとした表情になる。気まずそうに俯いたと思ったら、僕の顔を一切見ないようにしながら言った。

「……もう、あさひくんと学校行かない。帰りも、待たなくていいから」

ゆうきちゃんはそれだけ言って走って学校に行ってしまった。僕は、何もできないまま立ち尽くすことしかできなかった……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.464 )
日時: 2019/04/18 15:24
名前: ショート ◆0MUWDC/0Dg (ID: UB7mX/Qq)
参照: http://x95.peps.jp/greenriver123/

————あれから、1ヶ月の月日が経ってしまった。相変わらずゆうきちゃんは一緒に登下校してくれないまま……。

「ねぇねぇあさひくん……5組でいじめ?みたいなのがあるって噂、知ってる?」
「えっ、なにそれ? 初めて聞いた……」
「そうなんだ……なんかね、そのいじめられてる子があさひくんの幼馴染の子じゃないかって言われてて……僕も他のクラスの子とそんなに仲良くないから本当かどうかは分からないんだけど」
「そ、そう……なの? いじめ、って……どんなことだろう?」
「どんなことかは僕もわかんない……でも、そのいじめられてる子はね、明るい水色の髪色だって聞いたから……確か、あさひくんの幼馴染の子もそんな色だったなって……」

いじめ……。もしかして、先月ゆうきちゃんが落ち込んでいるように見えたのは、クラスでいじめられていたから? でもまだ絶対じゃないよね……。もし、本当にいじめがあるなら、僕がゆうきちゃんを助けなきゃ!!

「ゆきとくん、教えてくれてありがとう! 今日か明日、ゆうきちゃんに聞いてみる!」
「幼馴染の子、ゆうきちゃんっていうの?」
「うん、どうかしたの?」
「あ、ううん……ただ、男の子に多そうな名前だから珍しいなって思っただけだよ!」
「そうなんだ……?」

ずっとゆうきちゃんと一緒にいたから全然そんなの気にした事なかったなぁ……言われてみれば、確かにそうかも! 女の子よりは、男の子に多そうな気もするね!

 *

————ゆきとくんから5組の噂を聞いた日の帰り道の途中、運よくゆうきちゃんを見かけることができた。ゆうきちゃんを追いかけ、話しかけてみる。

「ゆうきちゃんっ!!」
「あさひくん……? 何?」

振り向いたゆうきちゃんは、やはり落ち込んでいるように見える。ゆきとくんの言っていた噂は、本当なのかな……。

「ゆうきちゃん、あのね。1組で……5組でいじめがあるって噂があって……それでその……いじめられてるのがゆうきちゃんじゃないかって言われてて……本当、なの?」
「————……っ!? そ、そんなのあるわけないじゃん。私、みんなと仲良くしてるよ……!」

そう言うゆうきちゃんの表情は、怒っているような、でも今にも泣きだしそうな不安定な表情だった。
やっぱり、いじめは本当なのかな……でも、これ以上聞いたらきっと怒るよね……聞くな、ってことなのかな……。僕じゃ、頼りにならないのかな……?

「大体、あさひくんは1組で私のクラスに関係ないでしょっ! 余計な詮索とか、しないでよ! 大っ嫌い!!」

そう言ってゆうきちゃんは走って行ってしまった……。僕、いけないことしちゃったのかな……でも、もしもいじめが本当なら。そのせいでゆうきちゃんが苦しんでるなら。僕はどんな手を使ってでもゆうきちゃんのことを助けたい、そう思うのに……。

「————決めた! ゆうきちゃんにバレないように、5組について調べよう!」

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.465 )
日時: 2019/04/22 16:28
名前: ショート ◆0MUWDC/0Dg (ID: UB7mX/Qq)
参照: ここからゆうき目線

 *—ゆうき目線—*


「————たかなし ゆうきです。よろしくお願いします!」
「女の子なのにゆうき? 変な名前—!」

——きっかけは、すごく些細なことだったと思う。お母さんが、私につけてくれた名前を“男の子の名前みたいだ“ってバカにされた。すごく悔しかった。けど、言い返す度胸のない私は、黙っていることしかできなかった。
教室で自己紹介しているときだったから、私に変な名前だと言った子は担任の先生に怒られていたけれど……。それ以来、目立たないような嫌がらせをされている。

「あっ! オトコオンナが来たー!」
「オトコのくせにスカートはいてる! 気持ちわるーい!」

私は悪口を無視して、自分の席に向かう。無視されたことが気に食わないのか、悪口を言ってきたうちの1人が、私の背中を思い切り突き飛ばしてきた。

「いたっ!」
「あはは、ダサい転び方—!」

————泣いちゃダメだ。こんなバカなことをしてくるやつらに負けたくない。
こんなバカでも、先生に見つかったら怒られるという自覚があるのか、授業中などはこういう嫌がらせはされない。が、朝は先生が来るまで無法地帯なため、派手な嫌がらせが多い気がする。
もう今日で早帰り終わっちゃうのに、何もできないままだ……来週からどうなっちゃうんだろう。もう学校来たくないよ……。今までは、2時間ガマンしてお家に帰ったら午後はあさひくんと遊べたのに……。

 *

ついに今日から普通の授業が始まってしまう。嫌だなぁと思いつつ、あさひくんに余計な心配などはかけたくないので、普段通りの私でいることに努めていた。
すると、あさひくんが珍しくため息をついた。

「あさひくん、どうしたの? 何か悩み事?」
「えっ!? ち、違うよ!」
「そう? でもなんか落ち込んでるように見えたから……」
「いや……今日から授業の時間が増えるからちゃんと起きてられるかなって……ほら、僕お昼寝好きだからさ!」
「なんだそんなことで悩んでたの? あさひくんらしいね!」

たしかに、あさひくんは今までよくお昼寝してたかも! あさひくんらしくて、可愛らしい悩み事だなぁ。授業始まっちゃうから、不安なのかな?

「そ、そんなこと言ってるけど……ゆうきちゃんこそ、日に日に落ち込んでいってるように見えるよ? 何か悩み事でもあるの……?」

————!? き、気付かれてたの……!? 一生懸命、隠してたつもりだったのに……。
でも、5組のことで1組のあさひくんに迷惑かけたくないし……。

「え……!? わ、私は何もないよっ! 全然、元気だからッ!!」
「そ、そうなの……? なんか、帰るときとか特に————……」
「違うったらっ! 落ち込んでたとしてもッ……あさひくんにはカンケーないでしょっ!!」
「えっ……」

自分で言ったことなのか? と疑問を抱いてしまうくらいヒドいことを言ってしまった。どうしよう。きっともうあさひくんは私のこと嫌いになったよね。こんな私があさひくんのそばにいるなんて失礼すぎる……。

「……もう、あさひくんと学校行かない。帰りも、待たなくていいから」

————自分が悪いんだから。そう言い聞かせて私は走って小学校へ向かうのだった……。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.466 )
日時: 2019/04/24 14:53
名前: ショート ◆0MUWDC/0Dg (ID: UB7mX/Qq)
参照: ここからゆうき目線

————それから一ヶ月の月日が経った。私は、変わらずクラスメートたちから嫌がらせを受けていた。入学当初よりヒドくなり、最近では先生がいる場所でも目を盗んで嫌がらせをされる日々。正直学校なんか行きたくないけど……お母さんを心配させるのは嫌だ……。

「ねぇねぇゆうきクンー、あっ間違えた女の子だっけーきゃははっ」
「何回間違えてるのー? カワイソーあははっ!」

私のことを呼ぶとき、この人たちは必ず“くん付け”してくる。もはや慣れてきたような気さえする……よく飽きないなぁ。
私に嫌がらせをしてくるのは基本的に女子ばかりで、他のやつらは見て見ぬふり。だからこのクラスの人たちとまともに話せたことがない。いつになったら終わるんだろう、こんなくだらない嫌がらせ……。

 *

————休み時間。次の授業が体育なので、体操服を手に更衣室へ向かう。この学校は、小学校低学年でも男女別に更衣室があるみたい。とはいえ、男子は教室で着替えてるみたいだけど……。
女子更衣室のドアを開けると、中に数人の女子がいた。

「うわ、オトコオンナじゃん! ここ女子更衣室なんですけどー!」
「私はオトコじゃ……」
「うるさいなぁ、出てってよ! 教室で着替えろ!」

女子に突き飛ばされ、私はしりもちをつく。その隙にドアを思い切り締められてしまった。
……入ろうとしても、また同じことの繰り返しになりそうだなぁ。教室は教室で嫌だし……授業に間に合わなかったら困るから、トイレあたりで着替えよう。

——そのあと、私はトイレで着替えを済ませ体育の授業に向かった。今日の授業は体育が最後で、それが終わったら帰れる。体育の授業が終わった後、着替えにイタズラされぬよう、急いで教室に戻り、急いで着替えを済ませた。帰りのホームルームも終わり、やっと教室から解放された。
早足で帰宅していると、後ろから聞きなれた声が聞こえた。

「ゆうきちゃんっ!!」
「あさひくん……? 何?」

走って追いかけてきたのか、あさひくんは肩で息をしている。1ヶ月も無視してしまったのに……何の用だろうか。

「ゆうきちゃん、あのね。1組で……5組でいじめがあるって噂があって……それでその……いじめられてるのがゆうきちゃんじゃないかって言われてて……本当、なの?」
「————……っ!? そ、そんなのあるわけないじゃん。私、みんなと仲良くしてるよ……!」

な、なんで1組にそんな噂が……! もしかして、更衣室でのこと、誰かに見られた……?
いじめられてるなんて、恰好悪いこと言えないよ……。
あさひくんの表情を見るに、きっと私のことを心配してくれているのだろう。けど、もし私に関わってあさひくんまでいじめられたら……そんなの、絶対に嫌だ!

「大体、あさひくんは1組で私のクラスに関係ないでしょっ! 余計な詮索とか、しないでよ! 大っ嫌い!!」

そう叫んで、私は走って帰った。
あさひくんがいじめられてしまうかもしれないなら、嫌われた方がマシだ————……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.467 )
日時: 2019/04/26 14:02
名前: ショート ◆0MUWDC/0Dg (ID: UB7mX/Qq)

あさひくんに関わるな、と言ってから約2週間が経過した。クラスメイトたちもほかのクラスでいじめが噂になっていることを知ったのか、あれ以来更衣室を追い出されることはなくなった。……が、教室内での嫌がらせは相変わらずであった。

「ねぇねぇゆうきちゃーん」

帰るための準備をしていたら、嫌がらせの主犯格の女子がニヤニヤしながら私の方へ向かってきた。

「……何?」
「ゆうきちゃんってさぁ、本当に女の子なの?」
「……そうだけど」
「だったらさ、証拠見せてよ」

そう言った瞬間、後ろからガバッと腕をつかまれた。
何をする気……!?

「いっつもスカートはいてるけどさぁ、スカートだけじゃ女の子ってわかんないじゃん?」
「はぁ……?」
「だから、ちゃんと脱いで証明してよ」

主犯格が言い終える前に、取り巻きが私のスカートを降ろそうとしてくる。
なんで……なんでこんなことされなくちゃいけないの……!

「何してるの!!」

その叫び声にクラスメイトはひるんだのか、掴まれていた腕がゆるんだ。その隙に急いで逃げた。
すると、目の前にいたのはあさひくんだった。

「ゆうきちゃん、大丈夫? ケガとかしてない?」
「う、うん……」
「ちょっとアンタ、なんなの!」
「え? 僕は1年1組のやえ あさひっていいます!」
「そうじゃないっ!!!!」

怒るクラスメイトを無視して、あさひくんは私に向き直る。

「ゆうきちゃん、なんでこんなヒドいことされてるって教えてくれなかったの?」

……そんなの、言えるわけないよ。あさひくんは心配性だし、いじめられてるなんて知ったら絶対に止めさせる……現にここにいるわけで。それが原因であさひくんがいじめられるなんて嫌だよ……!
何も言わない私を見て、あさひくんはクラスメイトに向き直る。

「なんできみたちはこんなヒドいことするの?」
「は? そんなの決まってるじゃん。名前ヘンでしょ。女の子なのに“ゆうき”って! 男みたい! 気持ちわるーい!」
「何言ってるの? ゆうきちゃんのお母さんが考えてくれた大事な名前をそうやってバカにして、嫌がらせするほうが気持ち悪いしヘンだよ!
 もしこれからもゆうきちゃんをいじめるなら、僕がそっくり同じことをきみたちにやってやるから!」
「なっ……!」
「それに、ほかの5組の人たちだって見て見ぬフリなんかして同罪だよ! なんで助けてあげないの? おかしいよ! 行こう、ゆうきちゃん!」

そう言ってあさひくんは私の手を引いて教室を出た。校舎の裏庭まで来て、あさひくんは私の方を向く。
私は、安心感とこれからの恐怖で涙があふれていた。

「なんで……なんでクラス違うのにあんなこと言っちゃうの? 私、明日からどうしたらいいの……っ」

違う、こんなことが言いたかったんじゃない。助けてくれたお礼が先なはずなのに……。それ以上に、迫りくる明日への恐怖の方が大きかった。
私が泣いていると、あさひくんがいきなり抱きしめてきた。

「ゆうきちゃん、なんで今までずっと黙ってたの? 僕、ずっと心配してたのに……そんなに頼りにならない?」
「そ、そういうわけじゃ…………! 私に関わって、あさひくんがいじめられたらって思ったら……」
「僕だって、ゆうきちゃんがいじめられてるなんて嫌だよ!」

あさひくんは、さらに強く抱きしめてくる。
きっと、本当に心配してくれてたんだろうな……あさひくんに嫌な態度をとってしまったのに……。

「もしまたいじめられそうになっても、僕が絶対ゆうきちゃんを助けるから! ゆうきちゃんのことを悲しませる人は僕が倒すよ! クラスが違ってても必ず駆けつけるから!!」
「あさひくん……」

そう言ってくれるのは本当に本当にすっごく嬉しい……。けど、なんか……すごく恥ずかしいっていうか……心臓がドキドキして、火照ってるような感じがする……な、なんで?
私、いったいどうしちゃったんだろ……。

「ゆうきちゃんは、僕の大事な人だから……僕がゆうきちゃんのことを守るよ!」
「————……っ!!? あ、ありがとう……」

一気に体温が上昇したような感覚になる。
どうしよう……なんでか分かんないけど……あさひくんの顔が直視できないよっ!
本当にどうしちゃったのかな……?




————私がこの感情を恋だと知るのは、もう少し先の話です……。


 *FIN*

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.468 )
日時: 2019/08/23 14:39
名前: ショート ◆.6fuTxk7mA (ID: UB7mX/Qq)
参照: あさゆうの次はてんショ

**10年前のネタを掘り起こす**

*—ショートSIDE—*

「————でさ、校長のヤロー今度全科目のテストしようみたいなこと言ってたんだよね〜まじありえないんだけど」
「いつも思うけどゆうきその情報どっから持ってくるの……?」

平日の夕方、あたしはいつものようにゆうきのクッソ狭い部屋でお喋りをしている。正直人を呼ぶならもっと片付けてくれと思う。切実に。
人のこと言えるほど片付いてはいないけど、ここまで汚いのに人を呼べる精神は持ち合わせてない……!!!!

「まぁいいじゃんそんなこと〜そのへんは企業秘密よ。ってか話変わるけどさ! ショートはてんまをデートに誘ったりしないの? 好きなんでしょ?」
「は!? 何言ってんの!!?」
「いやいやだから〜、そのままの意味よ! てんまをデートに誘ったりしたことないの?」
「あ、あるわけないじゃん……」

話変わりすぎだし、いきなり何を言い出すのか。そんな度胸あるわけないじゃないか! ゆうきこそ絶対にあさひのことデートに誘ったりしないくせによく言うよ!

「えぇ? なんで? いつまでもそのままじゃずっと付き合えないよ? ためしに一回くらい誘ってみなさいよ!」
「ムリムリムリムリ!! ぜーったいそんなの無理だから!」

ゆうきはあさひに好かれてるからいいかもしれないけど、あたしはてんまに好かれてないもん! 普通に断られてみじめな気持ちになるだけじゃん……!
ずっと付き合えなくたっていいもん。そもそも、付き合えるなんて思ってないし……。

「やってもないのにムリって決めつけないの! それくらいいいじゃない。だいたい、かしこまってデートしてくださいなんて言わなくたっていいんだから、軽く誘ってみればいいのに。なんか口実作って二人で出かけたり遊んだりしたらそれはもう立派なデートでしょ!」
「か、簡単に言うけどさ……その約束のとりつけが一番ハードル高いじゃん! 最初からクライマックスだよ!」
「ふーん、ってことは別にデートしたくないわけじゃあないってことね?」

ゆうきがめちゃくちゃ嫌な笑顔を浮かべる。面白いオモチャ見つけた……みたいな笑顔。
これはなんかダメなやつだ……! 絶対に遊ばれる!!

「嫌とか、そういうわけじゃないけど……」
「なるほどねー、しょうがない。じゃあこのゆうきちゃんがショートのためにひと肌ぬいであげよう!」
「はあ? どういうこと?」
「てんまをデートに誘う作戦を、一緒に考えてあげるってことよ! 感謝しなさい!」

いや別に頼んでないんですけど……ていうか、デートに誘うこと前提!?
絶対ムリだって〜〜〜!!!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.469 )
日時: 2019/09/26 15:47
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UB7mX/Qq)
参照: トリップがいつも思い出せない

「——よし、じゃあ何を口実に誘おうか〜」
「ちょっと待ってよゆうき、本気なの……?」
「当たり前じゃない!」

勝手に考えるのはいいけど、それを実行するのはあたしなんだよね? ちょっと意味分からないんだけど……。
第一、てんまと二人きりで出かけるなんて恥ずかしすぎて無理だよ……!

「あ、そうよ! さっきのテストのやつを口実にすればいいじゃない。今度全科目のテストがあるから、杖魔法で勝負しようって誘うのよ! それだったらデートするって気負わなくてもいいじゃない?」
「た、確かに……それだったら言えるし、当日もそこまで緊張しなくてすむかも……」
「あたしってば天才ね! あ、それとせっかく勝負するんだったら罰ゲームとかもいいんじゃない? 負けた方が勝った方のいうこときく! シンプルでしょ?」
「罰ゲームもやるの!?」
「その方が勝負感あるでしょ! はいけってーい! さぁとっととてんまの部屋に行け!」

思いきり背中を突き飛ばされ、ゆうきの部屋を追い出される。
ほ、ホントにやんなきゃいけないの……?

「約束できなかったら、あたしがてんまに『ショートはてんまのことが好き』って言っちゃうからね!」
「ちょっと! それだけはホントにやめて!」
「だったら頑張っててんまを誘うことね!」

それを言われるくらいならどうにかしててんまを誘った方がマシだ……!
あたしは意を決しててんまの部屋に向かった。


  *


「て、てんまー……いる?」

てんまの部屋のドアをノックしてみる。すると、残念ながら部屋にいたようで、普通に出てきてしまった。
いなかったらよかったのに……!

「何か用か?」
「あ、あのさ! 今度校長が全科目のテストをしようとしてるらしいんだよね」
「定期テストでもないのになんでそんな情報があるんだよ……」

それはホントにそう思う。でもあたしが直接聞いた話ではないし!
情報源はゆうきに聞いてほしい……。

「と、とにかく! テストがあるらしいから、杖魔法で勝負しよ! おまじないと魔法語はあたしもてんまもお察しだし」
「お察しとか言うなよ悲しくなるだろ!!」

でもお察しだよ! 常にあたしもてんまも赤点ギリか赤点だし!
いたずら目的の杖魔法くらいしかできない!

「ていうか……勝負って何するんだよ」
「うーん、まぁかみなりの魔法でいいっしょ! 三本勝負で負けた方が勝った方の言うこと聞くっていう罰ゲーム付きで!」
「……まぁ、いいけど」
「じゃあ今度の日曜日ね! どうせヒマでしょ! 絶対勝っててんまにかめやの怪しいアイテムおごってもらお〜」

半ば無理やり約束をとりつけて、逃げるようにてんまの部屋の前から走り去る。
ゆうきに言われてとりつけたけど……でもやっぱ、ちょっと楽しみかもしれない……!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.470 )
日時: 2019/10/08 14:37
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UB7mX/Qq)
参照: ビビの口調がまったく思い出せないのでテキトー

 *—てんまSIDE—*


「じゃあ今度の日曜日ね! どうせヒマでしょ! 絶対勝っててんまにかめやの怪しいアイテムおごってもらお〜」

ショートはそう言って足早に去って行った。
……っていうか、あれ? これってもしかして二人っきり的な……? え、これってデートみたいなやつ?

「ってそんなわけないか……」

そういう雰囲気でもなかったし……オレ一人で浮かれるのもアレだよな……。ていうか、アイツはそういうの気にしないタイプなのか?
いや、でも……ただの杖魔法の勝負かもしれなくても……オレ自身は、やっぱり、嬉しい、かな。
どうせ勝負するなら、勝って一緒にいる時間延ばせないだろうか……。そんなことを考えながら、当日を楽しみに待つのであった。


 *

————日曜日、当日。普段は休日は寝過ごすが、今日のオレは違う。目覚ましよりも先に目を覚まし、出かける準備を整えている。
今日は待ちに待った、ショートと杖魔法の勝負——……いや、デートの日だ! アイツがどう思ってようと、オレはそう思っていようと思う!

「あ、てんまおはよー! 絶好の勝負日和だね!」
「勝負日和ってなんなんだ……」
「いいじゃんなんでも! とりあえず、海でいい? 広いし!」
「あー、確かにそうだな……じゃあ海行くか」

割と休日は寝起きの悪いショートだが、こいつも今日は寝過ごさなかったようだ。こいつの場合ただオレに勝って罰ゲームやらせたいだけな気がするけどな……。
オレとショートは、他愛もない話をしながら海へ向かい、魔法使いに変身する。

「じゃあこの前言ったとおり、かみなりの魔法で三本勝負ね! 負けた方が勝った方の言うことをきく! いい?」
「ああ。絶対勝ってやる!」
「臨むところ!」

——こうして、オレたちの戦いは火ぶたが切られた。


  *


三本勝負をした結果、ギリギリでオレが勝つことができた。

「あーあ、負けちゃったー。で、罰ゲーム何にするの?」

ショートがしぶしぶ、といった感じでオレに問いかけてくる。
今日が来るまでは、もしこの勝負に勝ったらどうやって一緒にいる時間を延ばそうか……なんて考えていた。が、正直さっきからずっと気になってたことがあるんだよな。

「その前に一つ聞きたいことがあるんだけど……さっきから思ってたんだけど、なんでお前は休日まで制服なんだ?」
「え? だってあたしこれとパジャマしか持ってないもん。パジャマで外に出るわけにもいかないし……制服オンリィ☆なの!」
「は?」

何言ってるんだコイツは……一応中学生くらいの年齢なのに制服しか持ってねーのかよ!
さすがにドン引きだよ! ゆうきですら制服以外の服着てるの見たことあるぞ!

「わかった、じゃあ罰ゲームは今からお前の制服以外の服を買いに行く、だ!」
「ええーっ何その罰ゲーム! 意味分かんないんですけどーっ!」
「うるせぇ! 負けたんだからゴチャゴチャ言ってねーでついてこい!」

オレは嫌がるショートの腕を引いて、スマイル・ビビに向かうのであった。

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.471 )
日時: 2019/10/17 12:31
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UB7mX/Qq)
参照: ネタがない!!!

「いらっしゃいませ〜!」

ビビの甲高い声が店内に響き渡る。クッソ嫌そうな顔をしたショートを引き渡し、適当に服を見つくろってほしいと頼む。

「かしこまりました〜! とびっきり可愛くしますね!」

そう言ってビビはショートを試着室につれこんだ。
それにしても制服しか持ってないって……ヤバいだろ! オレは制服の方がイヤだからあいつの思考がまったく分からん……。
そんなことを考えてたら、試着室のカーテンが勢いよく開いた。

「お待たせしました〜!」

笑顔のビビの後ろからおどおどしたショートが出てくる。
トップスは暗い赤のニットで、ボトムスは白地に花柄がプリントされた可愛らしいフレアスカートだった。

「どっ、どうかな……」
「え、いや、まぁ……いいんじゃないの」

いや、バカかオレは! ここはもっと褒めるとこだろ!!
正直めっちゃ似合ってるしめっちゃ可愛いと思うのに! 今のオレは世界一のバカだ!

「て、てゆーか……お前私服持ってないんだからそれだけじゃだめじゃないか? 他のも着てみたら?」
「えぇー、めんどくさ……」
「ぶつくさ言うな、負けただろ!」
「はぁーい……」

ホントはただオレが他の格好を見てみたいだけではあるが……いい感じのいいわけができたのではなかろうか。
——その後、ショートはカジュアル系からモード系などいろいろな服を着させられていたが、すべて可愛くて似合っていた。
今日ここに来てよかった……!

「一応いろいろ着てみたけど……あたしじゃどれがいいか分かんないからてんまが選んでよ」
「え、オレ?」

そう言われてオレは先ほど試着していたところを思い返してみる。
——が、正直すべて似合っていたし、めっちゃ可愛くて決めきれない。

「——よし、じゃあ全部だな」
「は!? 何言ってんの!? あたしそんなにお金持ってないしムリだよ!」
「いや、だからオレが払う。お前は気にするな」
「何を言ってるの!!? さすがに全部はだめだよ!」

ショートが横で騒いでいるが、オレは気にせずそのまま支払う。
制服がイヤなわけではないが、今後この私服姿の可愛いショートが見れるなら正直惜しくない……!

「ほんとに払っちゃった!?」
「別にオレが買いたいと思ったから買っただけだ」
「あ、あり……がと……」

ほかの服は袋につめてもらい、ショートは買ったうちのひとつを身に着けて店を出た。
————そういえばオレ、さっき似合うとか可愛いとか、ちゃんと言ってないな……でも正直今更言いづらいし……。オレってほんとにバカだな……。

「あっ、そうだこれから学校に忍び込まない? 抜き打ちテストの内容見れるかも!」
「お前マジか」
「よしっ、行こう!」

ショートはオレの腕を引っ張り学校へ走っていく。
こいつのこのへんな行動力……ほかのとこに活かしてくれよ!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.472 )
日時: 2019/10/30 09:38
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UB7mX/Qq)
参照: ネタがない!!!

「おわっ、休みなのに学校あいてる! 不用心だな〜」

そんなことを言いながらショートが扉を開く。確かに不用心……。
ていうか、休みの日って先生も学校来てないのか?

「てんま、中真っ暗だよ……電気ってどこある?」
「いや、知らねーけど……って、近くにあるやつじゃないか?」
「あ、そうっぽいね! ……点いた! よし、職員室行ってみよー!」

ショートはさっさと職員室の方へ行ってしまう。
オレも慌てて追いかけ、職員室の中へ入る。

「うーん……置いてない……」
「まぁそう簡単には見つからねーだろ」
「仕方ない……リカルド先生の机でも漁ろうかな」
「なんでリカルド先生?」
「なんか弱みとか握れないかなって……魔法語ムリだし……」

すげーこと言うなコイツ! 授業は諦めるのに職員室漁りは諦めねーのかよ!
いやでもオレも魔法語はムリだしな……ていうか、先生が机に何入れてるのかも気になる。
顔面は怖いけど意外と可愛いもの置いてたりして……。

「授業の資料とかそんなんばっかり……って、ん? なんかマルヒって書いてある!」
「わざとらしくないか……?」
「いいじゃんいいじゃん! 見てみよーよ!」

わくわくしたショートがマルヒと書かれた缶ケースを開く。その中には大量のエ○本とア○ルトビ○オやア○ルトグ○ズなんかが入ってた。完全にR18……。
先生は学校になんつーもんを持ってきてんだ!!
ショートの顔がみるみる真っ赤になり、しまいにはオレに向かってエ○本なんかが入った缶ケースをオレにぶつけてくる。

「サイッテー! ありえない! てゆーかキモイ!!」

缶ケースの中身がオレにバサバサバサーッとオレに降りかかってくる。
その瞬間我に返ったのか、ショートが慌てて謝ってきた。

「ご、ごめんてんま! 中身がキモすぎて投げちゃった……」
「いや、別にいいけど……散らかった中身どーすんだこれ……」

辺りにはエ○本やらグッズやらが散らばっている。
エ○本とかア○ルトビ○オはともかく、グッズとか……あんま触りたくないな。

「うっ……あたしが片付けるよ。てんまは先に戻ってていいよ」
「いやいやオレもやるよ。グッズとか使用済みだったらヤバいだろ」
「しよっ……!? って、リカルド先生にそんな相手いないでしょ! こんなの持ってるだけでもビックリだし……」
「いや世の中には夜の店とかあるだろ……」
「た、確かに……。もうリカルド先生のこと直視できないよ……」
「激しく同意だ……。とりあえずトイレからグッズをつかむためのトング持ってくる」
「う、うん、ありがとう」

オレはトイレからトングをとり職員室に戻る。
それにしても……なんで学校に置いてんだ? 普通こんなとこで見ないだろ……。何考えてんだ先生は……。

 *

すべて片付け終わる頃には、すでに日が沈みかけている時間帯だった。
意外と一日ってあっという間だな……。

「わぁ、もう夕方かぁ……早く帰らないと!」
「……だな」

オレとショートはまた他愛もない話をしながら学生寮へ戻る。
またこうやって出かけたりできたらいいのに、なんて思った。でも、思うだけじゃダメだ。
思ったことは、言わなきゃ伝わらないし……。
もうすぐ学生寮、というところでオレは立ち止まる。

「……? どーしたのてんま、帰らないの?」
「いや、オレお前に言ってないことがあるなって思って……」
「ええー? なに?」
「さっき試着してたやつ、全部似合ってた……し、可愛かったから」
「へっ……!?」
「だから、その……買った服着て、またどっか遊びに行こうぜ」
「えっ……と、うん、また遊ぼう……!」

……今度は、オレから誘ってみようかな。


 *fin*

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.473 )
日時: 2019/12/23 14:53
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UB7mX/Qq)
参照: 次はあさゆう+ショート

 **やきもち?**


 *—ショートSIDE—*


————7月下旬の昼下がり、ほしぞら魔法学校にはいつも通り(?)客人が来ていた。
いつもと違うところと言えば、今日はゆうきがいないというところ。

「あさひ、どうしたの? 今日はゆうきいないのに……」
「ゆうきがいないと来ない人みたいになってない!?」
「実際今までそうじゃん……」

今までゆうきがいない時に来たことがあっただろうか。いやない。絶対にない。

「まぁ確かにそうかも……でも今回はショートに用があって来たんだよ!」
「え、あたし?」
「うん。来月ゆうきの誕生日があるでしょ? サプライズでお祝いしたくて……お買いもの、手伝ってほしいんだ」

結局ゆうきの話である。いやまぁあさひといえばゆうきみたいなところあるからね……通常運転なんですけどね……。

「それはいいけど……なんであたしも行くの? あさひが選んだ方がゆうきも喜ぶと思うけどな」
「うーん、僕は女の子の好みとかよくわからないからさ。ショートも一応女の子だしと思って」
「一応って! 一応って!! 失礼じゃない!!?」
「あははごめんごめん。とにかく、女の子からの意見もほしくて」

まったくー、お願いしに来てるのになぜ貶すのか! でも冷静に考えたらあたし世間一般の女の子の好きなものとかよくわからない気が……。
あ! でもゆうきは世間一般の女の子とは言えないしあたしでいいのか!

「で、いつ行くの?」
「8月の一番最初の日曜日はどう?」
「うーん、その日だったらいいよ!」
「じゃあ悪いんだけど、その日にApple魔法学校に来てくれないかな? デパートが開く時間帯くらいでお願い!」
「いいよ! でもなんでそっちの魔法学校に?」
「こっちだったらゆうきに見つからないでしょ? 見つかっちゃったらサプライズにならないよ〜
 ってわけで、ゆうきに見つからないように来てね!」
「確かにそうかも……分かった、じゃあ8月の一番最初の日曜日ね!」

あさひって勝手に何も考えてないタイプの人だと思ってたけど意外と考えてるんだね!
それにしても、Apple魔法学校ならゆうきに見つからないって言い切るってことはゆうきはあさひのところに全然いかないってことなのかな……。
なんかそれはそれでさびしくないのかな、あさひは……。
でも、他人の人間関係にあたしがあれこれ言うべきじゃないよね! あさひに満足してもらえるように頑張らなくっちゃ!


 *


————時は経ち、8月の第1日曜日……あたしはコソコソと、音をたてないように自室のドアを閉める。
そう、ゆうきに見つからないため……というより、よく考えたら学生寮の誰にも見つからないようにした方がいいかもしれない! 行先聞かれたら困るし!

「……よし、誰も見てないよね……!」

周りに誰もいないことを確認し、始まりと終わりの扉を開く。
頑張っていいもの選ぶぞー!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.474 )
日時: 2019/12/26 12:23
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: UB7mX/Qq)
参照: やるやる詐欺…

Apple魔法学校の学生寮に着いたあたしは、真っ先にあさひの部屋へ向かう。
よく考えたら、あさひの魔法学校って全然来たことないなぁ……まぁ作りとかはほぼほぼ変わらないけど!

「あさひー、来たよ!」
「あっ、ショートおはよう! わざわざゴメンねー……って、なんかいつもと見た目違くない?」
「あっ、あー……これは変装のつもりってゆーか……あんまりここ来たことないから意味ないかもだけど……あたしってバレないように?」
「あはは、そういうことかー! なんかごめん……でもありがとう!」

普段は結っている髪の毛をおろし、この前買った服を着てみたのだ。
自分的には、パッと見ではあたしって分からないんじゃないかな……!? という感じの出来である。
全然来たことないとはいえ、来たことはあるからね……!

「じゃあとりあえずデパートに行こうか!」
「うん! なんかいいもの売ってるかなー? ゆうきとてんまを確実に起こすグッズとか……」
「それはどんな魔法を使ってもムリなんじゃ……?」

魔法ですら……!? ていうか、あさひにすらそんなことを思われてる2人って……。
しいて言うならりんねを召喚するくらいだけど、りんねは朝忙しいからなぁ……ていうか、だからあたしが起こしてるわけだし。
2人の夜更かしには困ったもんだよ。

「おおー! デパートついた! ほしぞら魔法学校のとこと全然変わんない!」
「おんなじデパートだからね……とりあえず中入ろう」
「そうだね!」

ハロゲンデパートの中に入ると、なんか高級そうな音楽が流れている。このへんもほしぞら魔法学校の近くにあるデパートと一緒だな!
でもやっぱ置いてるものは違うよね!

「あさひって普段どういうもの買うの〜?」
「ええー……どうだろう、デパートだったらやっぱCDとかかな? あとは楽器とか……」
「そっか、そうだよねーあたしもそんな感じかな! あんま頻繁に家具とか買うのめんどくさくて……」
「僕も模様替えとかあんまり好きじゃないかも……集めるのもめんどうだし」
「あはは、変なとこ気が合うね!」
「確かにね! あっ、これとかどう?」

あさひが指差したのは、装飾がゴテゴテした感じのナゾの人形……しかもなんだか不気味な雰囲気を醸し出している。
あさひって……プレゼント選ぶ才能皆無?

「い、いや……これもらって喜ぶ女子この世に存在すんのか? っていうレベルのもんだよこれ……」
「えっ、そうなの!? 僕はこの不気味な感じが可愛いなぁと思ったんだけど……プレゼント選びって難しいね」

そういう次元の問題か!? ていうかあさひが不気味って言ってるじゃん! なぜそれを彼女に渡そうとするかな!?
最初はあさひが一人で買った方がいいと思ってたけど……やっぱりあさひにプレゼント選びは無理だね!!

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.475 )
日時: 2020/02/12 12:24
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: j2lE.5aw)
参照: 書き溜めできん

「でもゆうきへのプレゼントかぁー……どんなのがいいのかなぁ。あたし的には部屋の片づけしてほしいから掃除機とかでいい気がするけど」
「たぶん掃除機なんかあげても使わないよ……」

それは言えてる。間違いなく使わないわ! 掃除機がホコリかぶりそうだよね!
でも、ゆうきって何が好きなのかな……人に嫌がらせすること以外になにか好きそうなことってあったかな?

「もうさー、テキトーにあさひがゆうきに着てほしい服をコーデして買ってあげればいいんじゃない?」
「なんかプレゼントに服ってパパ活感ある気がするんだけど……!」
「た、確かに……えー、じゃあどうしたらいいんだ……」

なんか難しいなこういうのって……そもそも世の中の男性は恋人にいったいどういうものをあげるんだろうか……そういう経験ないし分からない……。

「あっ、じゃあこれでいいんじゃない? このオルゴール! めっちゃキレイじゃん!」
「わぁ、本当にキレイだね! 大きすぎないし、サイズ的にもちょうどよさそう!」

そういってあさひはニコニコしながらオルゴールのお会計をする。
なんとかよさげなのが見つかってよかったー! 音楽は嫌いじゃなさそうだし、悪くはないよね? 楽器はたくさん持ってたし……。

「ショートのおかげでいいのが買えたよ! ありがとう!」
「どういたしまして。そういえばケーキとかはあげないの?」
「あっ、そうだよね! 予約していこうかな……」
「じゃあ行ってみよ!」

売り場を移動し、ケーキ屋さんにやってくる。ショーケースに入ったケーキはどれもすごく美味しそうだ。
なんだったらあたしが食べたい!

「そういえば、前にりんねがケーキを作ってくれたんだけど、そのときゆうきが白いケーキよりもチョコケーキのほうが好きだって言ってたかも」
「そうなの? じゃあチョコレートのやつにしようかなぁ」

あさひがケーキの予約を終え、あたしのところに戻ってくる。

「予約してきたよー! そろそろお腹すいたよね、何か食べる?」
「あっ、じゃあラーメン食べたい! 海いこーよ!」
「いいけど……なぜラーメン……?」
「最近食べてなかったなーって思って! さっ、行こ!」

あたしはあさひの腕を引いてデパートから海へ駆けていく。
暑い中熱いもの食べるのちょっとアレだけど……。たまにはそういうのもいいよね!

「ひげまる! しょうゆラーメン1つちょーだい!」
「ひげまるて……あっ、僕はみそで」

ひげまるが苦笑いをしながら注文したラーメンを作る。
しまった、ほしぞら魔法学校いるときのノリで頼んでしまった。ほしぞら魔法学校では友達みたいなもんだからなぁ……。なんか面白いウワサ流れてないか聞くためにしょっちゅう通ってるし。ラーメンは食べてないけど。

「二人は仲良しだねぇ、恋人同士なのかい?」
「えっ! 違うよ! あさひにはゆうきっていうゴリラみたいな彼女がいるよ」
「ご、ゴリラみたいなって……ひどいよショート!」
「あっごめんごめん。日頃の恨みが……」

昨日もゆうきにイヤガラセされたんだよね!
ほんと、あさひはゆうきのどこが好きなのかなー

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.476 )
日時: 2020/02/28 08:15
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: j2lE.5aw)
参照: ブログも書くよ

**ほしぞら魔法学校10th Anniversary**


ショート「本日、2020年2月28日!」

ゆうき「この“ほしぞら魔法学校”は……」

りんね&てんま「10周年を迎えました!」

沙桜「長いようで短かった10年……早いなぁ!」

ショート「10年経つのに全然進歩がないよねこの作品、ていうか沙桜」

てんま「それな。当時……13歳? えっ、13歳の中身のまま23歳になったってことか?」

ゆうき「恐ろしすぎるわね。こいつ絶対社会不適合者よ」

沙桜「散々だな!? とにかく、2010年2月28日から10年ですよ! 確かこの日、日曜だったんだよね。なんか一日中カキコに入り浸ってた記憶がいまだにある」

りんね「途中で雑談しすぎって怒られてたわよね……」

ショート「確かさ、原作に忠実に書くためにゲームで新しいキャラ作って転入するところまるまるパクってたよね」

てんま「そのとき作ったキャラたぶんオレだよ」

沙桜「そうなんだよ〜〜どんくらいとんがりボウシ要素? 入れたらいいか分かんなくてさ〜! とりあえず丸写ししたよね。途中の出来事あんま覚えてないけどこのちょうど10年前の日のことはすっごく覚えてる!」

ゆうき「でもなんもかんも飽き性なのによくやるわよね。ゆうて1年更新しないとかあったけど……」

ショート「確かにそうだよね。10年以上続いてるのって絵を描いてる(?)こととほしぞら魔法学校だけかもね。沙桜にしては本当に珍しい」

沙桜「それなー! でもこれは見てくれる人がいるからなんだよ〜そりゃまぁ10年経てば見てる人は変わってると思うけどさ。この世の誰かが私の作ったものを見てくれてるってめっちゃ幸せなことだよ〜」

てんま「てかどうせやるならもっと真面目にやれよ! なんだよこの更新頻度は」

りんね「趣味とはいえ放置しすぎよね。2019年はまだマシな方だけど」

沙桜「それなんだけどさぁ……まじで集中力どっかいってるんじゃない?ってくらい家にいるときのやる気のなさが問題なんだよね。集中力なさすぎてあさゆう過去編から会社で昼休みに書き溜めてるもん」

ショート「会社で書き溜めてるのはなんか言ってたよね。せっかく時間のある会社に入ったのにこの体たらく」

ゆうき「どうせ書かないならお金稼げるところに転職すればいいのに……」

てんま「いや、こいつが金稼げるようなところで働けるわけないだろ……無能だし」

りんね「確かに。なんのスキルもないし、下手に転職とかしたら金も時間もない人になりそうね」

沙桜「言いたい放題!! でもまぁ実際その通りなんだけど……。中3の時とか受験生で今より忙しかったはずなのに小説も絵も両方やってたなぁ……体力なくなったのかな」

ゆうき「そういえばそうよね。なんで今の方が時間あるはずなのにできないわけ? 無能?」

沙桜「ひどすぎる! たぶんだけど、学生時代は夜中まで起きてても通学時間とか授業中に寝てたからってのもある気がする。さすがに会社勤めしてて仕事中に寝るのは不可能だから、夜更かしできなくなったってのもありそう」

てんま「大した仕事はしてないけどな……」

ショート「でもさぁ、帰る時間だけ考えたらバイトしてた高校生時代より、だいぶ早くなったよね? 毎日定時で帰ってたこともあったじゃん。今は違うけど」

沙桜「そうなんだよねぇ、何がダメなんだろ……やっぱり集中力がなくなったのかな。車の免許とってから自転車も乗らなくなったし、体力も相当落ちてそうだよ」

りんね「なんか沙桜の言い訳コーナーみたいになってない? 10周年なのに……」

ショート「ホントだ! 10周年なのに言い訳なんかしないでとっとと書きなよ!」

てんま「そもそもこれいったいなんのコーナーにするつもりだったんだよ!」

沙桜「よくわかんなーい! とりあえずめでたいねってことで」

ゆうき「たぶん10年のうちの5年はほとんど書いてないと思うわよ……。ちょうど5年前が高校3年生だからね」

沙桜「うわ時の流れおっそろし! 10年のうち5年が学生、残り5年が社会人って感じかな、残りの5年のはやさよ!」

ショート「次の10年はもっと早そうだよね。ていうか、まだ10年やるのかな……」

てんま「全然進めないからやってるかもしれん。10年後、沙桜は生きてんのかな」

りんね「やるならきちんとやりなさいよ。中途半端なのは一番よくないわ」

沙桜「ごもっともすぎる! いやでもさすがに10年後は生きてると思うんだけど!」

ショート「なんかただの言い訳コーナーになっちゃったけど、たぶんまだ続くので、よろしくお願いします!」

てんま「よろしくお願いしまーす」

沙桜「ではでは!!」

Re: 【10周年】とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜 ( No.477 )
日時: 2020/03/10 12:31
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: j2lE.5aw)
参照: 時間の使い方が下手すぎるのでわ

「「ごちそうさまでした」」

あたしもあさひも大体おんなじスピードで食べ終え、屋台をあとにする。
もうおなかいっぱいー!

「あさひー、食後の休憩しよ。もう動けない」
「そんなに!? まぁいいけど……砂浜だから座ったら服汚れない?」
「まぁそうだけど……仕方ないよ。ここに座っちゃおーっと!」

そう叫んで砂浜の上に座る、と……日差しをたっぷり浴びた砂浜は、はちゃめちゃに熱かった。

「あっつーい!」
「まぁ夏だもんね……意味あるか分からないけど、砂の上にこのタオルしいて座ったら?」
「え、でも……タオルが汚れちゃうじゃん」
「いいからいいから。ほら、休憩したいんでしょ?」
「う、うん……ありがとう」

あさひ、優しいなぁ……。まずタオルを持ち歩いてることもすごいけど! ハンカチならわかるけど、これフェイスタオルくらいの大きさだよ……。

「ところでショートはてんまに告白しないの?」
「はぁ!!?? すっ、するわけないでしょ! 突然何言い出すの!?」
「えっ、でもてんまのこと好きなんでしょ?」
「それは………………そうだけど……」
「だったら言っちゃえばいのにー」

他人事だと思って……! あさひはゆうきに好かれてるから分からないだけだよ絶対に!
嫌われてる人に、そんなこと言えるわけないじゃん……。

「てんまってあんなんでも他にてんまのこと好きな子いるんじゃなかったっけ? とられちゃうんじゃない?」
「とっ、とられるって……まぁ確かに、カッコ悪いしウザいし朝は起きないくせに何人もの人に好かれてるなんて恐ろしいよね……」
「ショートもそのうちの一人じゃないの!!?」
「うっ……なんであんなヤツ好きになってしまったんだあたしは……もっとイケメンで優しい人を好きになればよかったのに……」
「自分の好きな人を貶した挙句否定しだした……」

どんだけひいき目で見てもイケメンではないよね……。優しいときもあるけどたまーーーにだし、優しくない時の方が圧倒的に多い! 人生ってうまくいかないものだよ……。
でもなぜか嫌いにはなれないんだよね……。

「ところでこのあとどうする? とりあえずプレゼントとケーキは買ったけど……」
「バースデーカードとかはどうかな? 意外とゆうきそういうの好きそ〜!」
「ショートの口からそんな可愛らしい感じの単語が出てくるなんて……」
「どういう意味だい?」

あさひは人に頼んでおきながらめちゃくちゃ失礼だなっ! あたしだってバースデーカードくらい知ってるわ!!
もらったことはないけど……。

「でもそういうのもいいね! それも選ぶの手伝ってよ〜」
「しょうがないな……ゆうきはゴリラみたいだからプロレス風でいいんじゃない?」
「そもそもそんなのある!?」
「ないかもしれない」

もしあったらあたしが買いたいな。それでゆうきにバースデーカードをおくりつけてあげたい。
最終的には殴られそうだけど……。

Re: 【10周年】とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜 ( No.478 )
日時: 2020/03/13 12:42
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: j2lE.5aw)
参照: 修羅場が書きたかった

結局、あさひは可愛らしい感じのメッセージカードを買っていた。そんな可愛いのゆうきみたいなゴリラ女には似合わないでしょうに……。

「あさひー、絶対そんな可愛いのゆうきに似合わないよー! もっとこう……せめてゾンビみたいな……」
「さっきの提案よりヒドくない!?」
「そんなことないよ、これでも足りないくらいだよ」
「ヒドすぎる!」

あさひだって散々殴られたりしてるのに……よくあんなの好きでいられるなぁ。もはやDVとかそういうアレな気もするのに……。
あたしが男だったら絶対イヤだ……。

「もういろいろ買ったし、そろそろ帰ろうかな、あたし」
「あっ、ちょっと待って〜! 一日付き合ってもらったし、お礼させてよ。僕の部屋にケーキあるから一緒にお茶しよ?」
「え? いいの? 行く!」
「じゃあ行こう〜」

 *

あたしたちがあさひの部屋に着くころには、若干日が傾きかけていた。
思ってたより長時間買い物してたなぁ……。

「急だから片付いてないけど、あがって〜」
「お邪魔しまーす」

案内されたあさひの部屋はかなりキレイに片付いてて、とても清潔な印象だ。どこぞのゴリラ女とは大違い。

「ショートはモンブランとフルーツタルト、どっちがいい?」
「フルーツタルトがいい! てか、なんでそんなオシャレなものがあさひの部屋に……?」
「昨日クラスメイトにもらったんだ〜」

うらやましい! あたしもスイーツくれるようなクラスメートが欲しいよ!
あたしがもらえるのは暴言と暴力くらいだよ! 格差社会!

「このタルトめっちゃ美味しい〜!」
「それはよかった」
「ところで前から気になってたんだけど、あさひはゆうきのどこが好きなの? あたしが男だったら絶対嫌なんだけど……」
「えぇ〜、なんだかんだいって優しいところとかかな?」
「ゆうきが優しい……!?」

1ミリたりとも共感できない……! あさひにしか見せない優しさとかがあるんだろうか……。それとも暴力振るわれすぎて当たり前のことが優しく感じるとかそういう感じ!?

「ゆうきが優しくしてるところなんて想像できないんですけど……」
「ゆうきは照れ屋だからかもね〜」
「そういう問題!? 照れてるから嫌がらせしてくるの!? 嫌な照れ方だな!」
「散々だね……。でもゆうきがショートとてんまのこといじりたくなる気持ちは僕も分かるよ」
「ええ……似たものカップルめ……」

結局類は友を呼ぶ的なやつなの? やっぱりあたしにはゆうきのいいところなんかよく分かんないよ!

 *

その後何時間かおしゃべりをして、気付いたら外が真っ暗になっていたことに気付いたあたしは急いでほしぞら魔法学校の学生寮に帰ることにした。

「今日は付き合ってくれてありがとう。当日は頑張るよ〜」
「うん、あたしもケーキとかありがと! また遊ぼうね!」

そういってあさひの部屋を出た瞬間、あたしの目の前にはいるはずのない人物がいた。

「なんでここにショートがいるわけ?」
「ゆうき……!?」

Re: 【10周年】とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜 ( No.479 )
日時: 2020/03/26 12:34
名前: ショート ◆8YNGNe.A5. (ID: j2lE.5aw)

「ゆうきこそ……なんでここに……」
「質問してるのはあたしよ。なんでいるの?」

うっ、どうしよう……来てる理由を話したらあさひの計画がすべて台無しになってしまう……。けど、このままじゃどう考えてもヤバいし……殺されてしまう!
何かゆうきを納得させる理由を考えなくちゃ……!

「ゆうき、ショートはちょっと遊びに来てただけだよ……」
「は? ショートが朝からこっちにいなかったの知ってるから。どう考えてもウソでしょ」
「それは、その……」

あさひがやられてしまった……! ゆうき、今日はほしぞら魔法学校にずっといたのか……ヘタなウソついたところで怒られるのは目に見えてるし……。

「もういいわ。どうでも……じゃ、あたし帰るから」
「えっ、ちょっとゆうき……!」
「触んないでよ! ショートもあさひも、もう二度と顔見たくない! ショートなんかApple魔法学校に転入すればいいじゃない!」

ゆうきはそう言って走って帰ってしまった。
どうしよう……まさかこんなことになるなんて!

「あさひ……、ごめんねあたしのせいで……」
「ショートは悪くないよ。全部僕が頼んだことなんだし。むしろ、今日のこと言わないでいてくれたのは僕のためでしょ?」
「それは……そうだけど」

こんな状態じゃほしぞら魔法学校に帰りづらいなぁ……どうしよう。ゆうきのことだから他の人にあたしたちのこと言ったりはしないだろうけど……ゆうき自身が絡んでることだし。かといってゆうきに会うのはめちゃくちゃ気まずいし……!
もういっそ杜若のところにでも泊めてもらおうかな……。

「あさひ、あたしはもう帰るね」
「えっ、大丈夫? って僕が言えた事じゃないけど……その、気まずくない?」
「いや、気まずいんで杜若に事情話して泊めてもらおうかと」
「ショート……そういうとこだよ」
「えっ、何が?」

あさひは呆れた、というような表情をしている。あたし何か変なこと言ったかな……。
植物魔法学校なら杜若と菖蒲がいるし、いいかなって思ったんだけど。

「まぁ杜若ならなんもないでしょうけど……気を付けるんだよ? いやまぁホント僕が言うべきじゃないけど」
「? よくわかんないけど分かったよ!」

こうしてあたしは植物魔法学校へ向かうことを決意した。


 *



 *—ゆうきSIDE—*


——8月のとある日、あたしは珍しく早起きした。それもこれも、すべててんまから聞いた話が原因だ。なんでも、何日か前にあさひがほしぞら魔法学校に来ていたらしい。その日はジュディのところに遊びに行っていたため、あたしはここにいなかった。そんな時にあさひが来るから珍しいと、二人の様子をうかがっていたらしい。
まぁたぶんてんまのことだから、ショートとあさひが話していること自体が気に食わなかったから見ていただけかもしれないけど。

「あ、出てきた……」

物陰からショートが部屋から出てくるところを観察する。普段は制服ばっかり着ているのに、なぜか今日は私服を着ている。
てんま曰く、Apple魔法学校に行くらしいがなぜわざわざ外見を変えているのだろうか。
そんなことを考えていたら、あっという間にショートはApple魔法学校へ行ってしまった。
どうしよう、どこまで追いかけようかしら……。

Re: 【10周年】とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜 ( No.480 )
日時: 2020/04/14 12:26
名前: ショート ◆.6fuTxk7mA (ID: j2lE.5aw)

このままショートの後をつけて、Apple魔法学校に行くべきか、はたまたほしぞら魔法学校に残って、帰ってきたところをつかまえるべきか……。

「ん? ゆうき何してんだ?」
「てんま!? アンタこそなんでこんな時間に起きてんのよ」
「いやそれは……た、たまたまだよ。で、ゆうきは何してんだよ」
「どうだっていいじゃない! 早くどっか行きなさいよ!」

本当、うっとうしい男ね! 普段は夕方とかに起きてくるくせに……って、ん? それはあたしもか……。
ってことは、もしかして……。

「ねぇてんま、もしかしてショートが出かけたことが気になってるの?」
「うっ、そんなこと……ないけど?」
「ウソおっしゃい、完全に目が泳いでるじゃない。この前あさひがここに来てたってやつでしょ?」
「なんで分かるんだよ! ハッ! まさかゆうきもか? あさひのとこに行くアイツが気になってんだろ」

クッ……! こんな鈍感クソ男に感付かれるなんて。こういうときこそその無駄な鈍感力を活かしなさいよ!
というか、これじゃあさひのことが好きみたいじゃない……!

「普段はあさひのことボロクソ言う割にいざこういうことになると気にするのか……ゆうきこそもっと素直に」
「うるっさいわね! 別に気にしてないわよ! あさひのことなんかどうだっていいし!」
「そういう割にさっきアイツのことガン見してたじゃねーか。別に誰かに言ったりしねーし……ゆうき、今日だけ協力しようぜ」
「はぁ? 何言ってんの?」

なんであたしがてんまみたいなアホ男に協力なんかしてやらなきゃいけないわけ? 意味分からないんですけど!

「ゆうきがコッソリApple魔法学校に行ってあの二人がどんな感じだったか調べてきてくれよ。そしたらここで悶々としなくてすむだろ」
「だったらてんまが行ったらいいじゃない……」
「尾行とかゆうきの方が得意そうだろ。二人で行ったらバレそうだし……だからいいだろ?」
「しょ、しょうがないわね……そこまで言うなら行ってやってもいいわよ」

まぁあたしも実際のところだいぶ気にはなるし……。会話聞けるほど近くまでいたらバレそうだし、雰囲気しか分からないかもだけど、それだけでも分かれば十分よね。

「じゃあよろしくなー」

てんまにそう言われ、あたしはApple魔法学校へ向かう。学生寮に着くころ、ちょうど二人が学生寮を出るところだった。ナイスタイミング!
あの二人はいったいどこへ行く気なのだろうか。

 *

——あれから数時間、あの二人をつけてみたけど……正直よくわからない。デパート行ってオルゴールを買ったかと思えば、ケーキ屋に行ったり……あの二人の目的は何?
なんか、雰囲気的にはあまりデートっぽい感じしないんだけど……仲良さそうに話してはいるけど、単なる友達って感じなのよね。

「あっ、二人がまた移動する……!」