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Re: 参照1400突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.106 )
日時: 2013/06/23 13:51
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: 27y4eURD)
参照: http://x91.peps.jp/tkmtenma/

「そういえば、お嬢さんお名前は?」
「え、あ、あたしですか? ショートですけど……」
「そうか。ショートちゃん、今更だけどいつもてんまと仲良くしてくれてありがとう。もしてんまがヤラしいことしようとしたらすぐ殴ってね」
「何言ってんだああああああ!!!!」

なるほど……てんまのお父さんとお母さんもてんまが変態ということは知っていたのか……さすがご両親!
でも別に今までそんなヤラしいことなんかしてなかったような気がするけど……。あ、でもでもゆうきとかは……いやゆうきだったらまずてんまを殺すだろうし迂闊にそんなことはできないよね。

「いや、てんまも一応の一応年頃の男子だろ……? だから……」
「父さんはオレを何だと思ってるんだよ! そんなことしねぇよ!」
「でもてんまが幼稚園生のとき、毎日女の子のスカート捲りしてたし……」
「うわあああああ何でそんなどうでもいいことを、今言うんだよおおおお!!!!!!」

て、てんま……アンタ最低だね……。しかも毎日とか……。これは後でゆうきに報告しておこう。
ていうか、これはてんまがいないときに、てんまのお父さんとかお母さんにてんまの恥ずかしい過去聞いたら教えてくれるパターンなのでは……。

「ああ、女の子がいるのにこんなこと言われたくなかった?」
「そっ……そういうわけじゃないっ……!」
「……あははっ、てんまとてんまのお父さん、仲いいんだね」
「ハァ!? どこがだよ!!」

どこがって言われても……見てたら何となくそう思えただけだし。
きっとこの家族はみんな仲いいんだろうな……。

「んー、でもてんま反抗期だからね……昔はすぐ私たちに抱きついてきた甘えん坊だったのに……こんな変わっちゃって」
「えぇ!? まったく想像できない……」
「だから何で母さんも余計なこと話すんだよ! そんなことしかしないなら今すぐ帰れー!」

てんまとてんまのご両親が……いや、てんまが騒いでいると、一階からこの状況でてんまが一番恐れていそうな人物がやって来た。

「んもー、何なのようるさいわねぇ……って、あれ……?」
「ゆ、ゆうき……!? お、ま……何でここに」
「あら、別にいたっていいでしょ? で、これどういう状況なの?」

ゆうきが「面白いもの見ーつけた」とでも言いたげな表情をする。
流石ゆうき。まったくもって狼狽える様子がないね……!

「はじめまして、てんまの父です。いつもてんまがお世話になってます」
「私はてんまの母です」
「え、おと……若ぁっ!!??」

……やっぱり、ゆうきもそう思うよね……。この二人若すぎだよ。そもそもいくつなんだろう。実際年齢は普通で、見た目がすごく若いとかなのかなぁ……。ハッキリ言って、見た目は完全に二十代後半……いや、前半と言ってもいいくらいだよね

「……これはむしろてんまが年齢詐称を……ああでもてんまは十五歳で全然いいわ」
「お前ら失礼だな!」

真顔で言ってるとこがヒドさを強調してる気がする。けど確かにてんまは十五歳でいいよね。てんまはただ単に精神年齢が幼い……おっと、若いだけだから。

「ふふふ、二人共嬉しいこと言ってくれるわね。でも私たち別に若くなんかないわよ。私、もう今年で三十九歳だもの」
「僕も今年で四十一歳だよ。全然若くないだろう?」
「……え?」
「三十九に四十……一? えええ!!??」

これはやばい。どうやったらこんなに若さを保てるんだ……びっくりだ。
もしかしててんまも将来四十歳くらいになっても二十代くらいの見た目のままだったりして……いや、まず想像できない。そもそも四十歳くらいになったら流石にてんまと一緒にいたりしないよね……うん。