二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.11 )
- 日時: 2013/03/31 23:27
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Lx/DculX)
- 参照: 今回もてんま視点ですムフフ←
**チビてんま With 波乱な生活**
————ある朝、オレが目を覚ますと……。
「うわあああああああ!!??」
……何故か、体が小さく……いや、幼少化していた。
一体全体どういうことなのだ。名○偵コ○ンじゃあるまいし……!!
とりあえず一番怪しいのはゆうきだ。あいつならこういうことやりそうだし……女装の件もあるしな。
「おいゆうきっ!」
子供の外見(元が大人というわけではないが)のままゆうきの部屋に行くと、ゆうきとりんねがビックリした表情でオレのことを見てきた。
「……誰?」
「どことなくてんまに似てるけどアイツほど生意気な顔ではない気がするわ……」
「そのてんまだよ。生意気な顔で悪かったな」
オレがそう言うと、りんねは尚の事ビックリした表情になり、何故かゆうきはニヤニヤしながらオレに近付いてきた。
「……ほう。要するにこれが千春たちに女装させられていたてんまくんですか。へぇー」
「うわああああ何でそういうこと言うんだよアホ!」
事実だけど! 事実だけど!!
そういう黒歴史は掘り起こさなくていいんだよ!!!!
「……てんま、何か悪いものでも食べたの?」
「食ってねーよ……ていうか、そういうのを一番やらかしそうなのがゆうきだと思ってゆうきの部屋に来てみたけど、違うんだったら別に用はないんだよ……」
……あれ? そういえば何でゆうきとりんねが一緒にいるんだ?
というか、この二人が一緒にいるのに……アイツはハブられたのだろうか。
「あぁ、ショートだったら弟に金を返してもらいに行ってるわ」
「な……べ、別にそんなこと聞いてないだろ!」
「は? 思い切り声に出してたじゃないの」
……え? あれ? マジかよ……オレがビックリだ。
ていうか、またかよ。この前もやってただろ……アイツの弟はどんだけ金が無いんだろう。
「でも、千春たちがてんまのこと女装させたくなる気持ちが分かるような気がするわ……まぁこの前したけどね。
あの時は半分イタズラ心もあったし……今は純粋に女の子の格好してほしい……!」
「ゆうきお前ホントにそれヤメロ。というかイタズラ心ってナニ!? どういうこと!?
そして近付くな!」
ついでに言うとそんな気持ち分からなくていいんだ。
あいつらが特殊だったんだよオレは女装なんか似合わない!
「でも女装しなくても十分てんまということはバレなそうね……千春たち以外には」
「ば、バレない……? ってお前今回は何を企んでるんだよ」
絶対ロクでもないことだと思うけど。
「前回失敗したやつの続き的な?」
「的な? じゃねぇよもういいよホントそういうのお腹いっぱい!」
「でも別にあたしたちがそういう姿にしたわけじゃないし。
女装もさせないわよ?」
そういう問題じゃないし何でこいつはこういうことばかりさせたがるのだろう。
自分がやられると決まって殴ってくるくせに。
ホントに自分勝手な奴だな……。
「でもほら、前回と違って今回は「子供の特権」みたいなもんがあるし! というわけで今回もアンタがてんまということはバラさないようにするわよ!」
「もうヤダ……」
……何でオレが小さくなったかは知らないけど、小さくさせた奴が目の前にいたら殴りたい気分だ……。