二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.195 )
- 日時: 2013/09/21 20:54
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: VEcYwvKo)
**初期ショート 君臨!**
「クソてんまああああああ! どこ行ったのよおおおおおお!!!!」
ほしぞら魔法学校の学生寮に怒号が響く。オレのことをクソ付けて呼んでくるのなんて最近はゆうきくらいだと思ってたんだが……あの声は間違いなくショートだ。オレ何かしたっけな……?
とりあえず、アイツのこと探してみるか……って言っても学生寮そこまで広くないし、すぐ見つかると思うけど。
「あ、いた……」
割とアッサリ見つかった。流石学生寮内だな……。
……あれ? なんか、いつもと雰囲気違うような……気のせいだろうか。
「ちょっとてんまっ!」
「な、何だよ……」
「………………」
な、何で黙り込むんだ? 何か用があったんじゃないのだろうか。
しかも何か考え込んでるし……ホントにコイツは何があったんだろうか。風邪でも引いて、頭がおかしくなってしまったのだろうか。
「だ、だから……えーっとその、アンタ見てるとムカつくから一発殴らせろ!」
「はぁ!? お前が呼び出したんじゃねぇか! いくらなんでも理不尽すぎるわ! だったら最初から呼ぶんじゃねぇよ!」
「っう、うるさいわね!!!! とにかく殴らせろ!」
……まぁコイツに殴られても痛くも痒くもないんだけど、いきなり呼び出されてオレを見てるとムカつくから殴らせろ、なんていう理不尽な理由で殴られるのはものすごく癪だし……。
「理由もなしに殴らせるかよ。いいからお前は落ち着け」
殴りかかっていた拳を無理矢理止めて、ショートのことをなだめてみる。
……それにしても、ホントにコイツはどうしたのだろうか。理由もなく殴ってくるなんてコイツらしくないような……。いや……“最近の”ショートを見てる限りでは、だけどな。昔だったらやってたかもしれな……そういえば、よくよく考えたら今目の前にいるコイツ……少し前のコイツに、性格がそっくりだ……。
「ちょっと、何見てるのよ! 気持ち悪い、見ないで!」
「なっ……! お前なぁ……!」
……と、そこへゆうきが登場。すると、何か面白いものでも見つけたような表情をしながらこっちへやって来る。最悪だ……!
……いや、でもゆうきも前のショートのこと知ってるし……聞いてみようかな……。
「ショート、てんま、何朝っぱらからいちゃいちゃしてんのよ」
「し、してねーよ!」
「は? 誰がこんなゴミクズのような男といちゃいちゃしてるって?」
……そこまで言われると流石に凹むんですが。あの時のオレは毎日こんな言動に耐えていたのだろうか……。
「……てんま……この子どうしたの?」
「いや、オレにも分かんねぇんだよ……。たださ、なんか……ちょっと前のアイツの性格に似てないか?」
「え? あー……言われてみれば……あの時のショートはてんまのこと死ぬほど嫌いだったしね」
「わざわざ言わなくていいっつの!」
そんなこと知ってるしどうせ今だって少なくとも好かれてはいない……。
じゃなくて、ホントにコイツはどうなっちまったんだ……?
====作者より====
そんなわけで次は初期ショートちゃんです。
覚えてる人いるかな(`・ω・´)
要するにてんま不憫回ー\(^o^)/