二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜*短編集 ( No.236 )
- 日時: 2013/11/17 00:58
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: ZclW4bYA)
- 参照: てんま目線に戻ってます
青いチューリップを手にしたショートに向かって、りんねがミスキーキー先生から教えてもらったおまじないを唱える。すると、突然辺りいっぱいに光が放たれる。けどそれは一瞬でおさまってしまった。
…………おまじないは、解けたのか……?
「……んっ……?」
「あ、ショート! 大丈夫? どっか痛いとか、そういうのはない?」
「え、あれ? りんね? 別にどこも痛くないけど……何であたしここにいるの?」
どうやらさっきまでのことを何も覚えてないみたいだ。ということは、おまじないは成功したのだろうか? それとも、まさかまた全然違う性格になってたりして……。い、いや、それはない……よな? きっと……。
「うおっ、てんままでいる! 何で何で?」
「いや、さっきからいたんですケド……」
「えっ、ウソ、ごめん! 気付かなかった……」
てへぺろ、とか言いながら舌を出すショート。
うん……まぁ、別にいいけどさ。というか、性格は元に戻ってくれたのだろうか。さっきまでの攻撃的な印象はないけど……。
「ところで、ショートに聞きたいことがあるんだけど」
「ほぇ? なぁに?」
再びりんねがショートに耳打ちで何かを尋ねる。すると、先ほどとは対照的にポストのように顔を真っ赤にさせるショート。
……あれって同じこと聞いてるんだよな……? 何を聞いてるのかは知らんが、何で今とさっきでこんなに反応違うんだ……? というか何を聞いているんだろうか。まぁ聞いたところで教えてはくれないんだろうけどな……。
「なっ、ななな何でそんなこと聞くのっ……!!??」
「いやぁ、ちょっとね……で、どうなの?」
「し、知ってるくせに……」
ショートがそう言うと、りんねはホッとしたような表情になる。そして、オレの方に向き直り、言った。
「大丈夫よ、ちゃんと戻ったわ」
「そ、そうか……」
……ホントに何を聞いたんだろうか。というかそれだけで戻ったって分かるとかすごいな……。
なんてことを考えてると、ふと誰かからの視線を感じ、そちらを見てみる。すると、ショートがオレのことをガン見してた。
「な、何だよ……オレに何か用でもあんのか?」
「え? うーんと……なんていうか……頭の中で何かがてんまのことをバカにしろとか、嫌いになれとか、ほしぞら魔法学校から追い出せとか言ってくるような……」
うーん、と唸りながら考え込むショート。頼むから気のせいであってくれ……。これ以上悪口言われたりしたら絶対ハゲる……。
「まぁでもいいか! そんな時もあるよねっ!」
「あるんだ!!?? てか、よくねぇよ! お前普段そんなこと考えてんのか!!??」
「えー? えっへっへ……」
「その顔ムカツク! で、どっちなんだよ!!??」
「言ったところで怒られるだけだから、逃げますっ!」
「あっ、こら、待て! 逃げんじゃねぇ! 話は終わってねーぞ!」
言ったら怒るようなこと考えてるのかアイツは……。
ああもう、なんなんだ今日は! オレが不憫な日? いや意味分かんないわ……。ていうかそんな日いらん。
とりあえずこれ以上ショートが昔の性格に戻りませんように……。
=====作者より=====
これにて初期ショート編終了致しますん。
読んでくれた人ありがとうヾ(@⌒ー⌒@)ノ
次のネタとか微塵も考えてないんでもうちょっと待っててくだせぇ。
さーせん。
なんかもっと面白い話が書けるようになりたいンゴ・・・_(:3 」∠)_