二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.259 )
- 日時: 2013/12/08 14:16
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: sMZBR2Q8)
- 参照: てんま目線だぽよ
杜若とショートにいろいろ言われて渋々席に戻るオレ。
……って、杜若のやつまたベタベタしてやがる……! ムッカつく……! ていうかさっきベタベタするなって言っただろ! あいつはお前のものじゃないだろ! ……オレのものでも、ないけど。
「おうおう、てんまぁ〜、ショートに素直に好きって言えないくせに、そういうことはできるのな〜」
自分の席に戻ると、黒さんと菖蒲がニヤニヤしながらオレを出迎えてくれた。激しく嬉しくない。
というか、黒さんはそういうこと大きい声で言わないでください。
「うるさい。ほっとけ」
「どうせなら『ショートはオレのものなんだから手出すな』って告白交えて言えばよかったのではありませんこと?」
「うるさいって言ってるだろ! っていうか、そういうこと大きい声で言うなぁ!」
ぐぐぐ……こいつら絶対オレで遊んでる……。……今更なんだけど、なんでオレがショートのこと好きってこんなに知られてるんだろう……。意味分からん……。
……あっ、そういえばそのことを一番最初に相談した相手がゆうきだったのが悪かったのかもしれない。アイツそういうことすぐバラすし……。あの時はゆうきのことあんまり知らなかったしな……あの時のオレのアホ……。
「ていうかてんまさっさと勉強しろよな。せっかく俺が教えてやるっていうのによー」
「お前らがからかうのがいけないんだろ!?」
「最初に席を立ったてんまが悪いのですわ〜」
……そういえば、そうだったかも。でもわざわざからかわなくたっていいだろ!
って言ってる場合じゃないんだよな……。勉強しないとりんねに殺されるし。
「なぁ黒さん」
「なんだよ。何か分からないとこあったのか?」
「このテルミーラブって何だっけ? ていうかこんなのやった覚えまったくないんだけど」
「それは明らかにお前が寝てただけだ」
だろうな。オレもそんな気はしてた。
「まぁとりあえず先に呪文だけ覚えろ。五分以内に覚えないとショートにてんまがショートのこと好きって言ってたぞって遠回しに言うからな」
なんていう脅しだ。恐ろしい。ま、まぁ五分あれば覚えられるだろ……大丈夫だ! きっと!
*
「はい五分経ったぞ。じゃあどんな呪文か言ってみろ」
「よ、よし。えーと……魔法、探検……なんだっけ……」
「はい、アウトー! お前こんなのも覚えられないなんてホントにバカだな!」
「うっ、うるせぇやい!」
そんなすぐ覚えられたら今こんなに苦労してないと思うんだ。……いやでも、五分間覚える時間もらったのに覚えられないなんて……オレってホントにバカだったんだな。
「と、いうわけで……」
「!?」
ま、まさかコイツ本気で——……!?
「ショート! ちょっと聞いてくれよ」
「ほえ? 黒ちゃん? 何、どうしたの?」
「いやぁ、てんまがさぁスッゲェ面白かったんだよ」
「てんまが?」
と、遠回しに言うって言ってたから気付かれないとは思うけど……アイツ超鈍感だし。
ああでも何言うか分からないし超不安だ!
「勉強してる間、アイツずーっと杜若のこと」
!? な、何言ってやがる! どうせ杜若のこと睨んでたとか言うつもりだろコイツ!
そんなことしてな……してないはずだ!
「ああああああ!!?? 何言ってるんだよ!!」
止めたのはいいが、オレの止めるタイミングがヤバかったっぽく、ショートが不思議そうな顔をしたあと、なんだかとても輝くような笑顔を見せた。
「おいてんま。お前が変なとこで止めるから、コイツ明らかにヤバイ方向で納得してるぞ」
「……なんとなく察しはつく」
これは……やらかしたな。多分コイツ、睨んでたじゃなくて見つめてたとかそういう系でまとめたな……。
「てんま、頑張れっ!」
「そら見ろ」
「てんまァァァァ! テメェ明らかに俺に被害が出るようなことをっ……」
「いやあの、そこに関してはホントにスマン……」
いくらライバルとはいえ、そこは本当に申し訳ないと思う。オレにも被害出てるし。
ああ、こんなんで勉強は進むのだろうか……。
=====作者より=====
前回のをてんま目線で書いてみた。
恐ろしい程にてんまがかわいそうすぎて萌える(クズ)
作者は杜若も大好きです。愛してます。でもてんまと結婚したいペロペロしたい。
わたしはてんまにキモがられながら罵倒されたいです!!!はい!!!!!←
でもてんまはショートとくっつくべきだからその辺がなんかアレなんでいざとなったら杜若と結婚します。大丈夫、リアルでケッコンなんかデキマセンカラ。