二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.270 )
- 日時: 2013/12/20 17:53
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
————てんまが出てって約五分。既にホームルームは終わっていたので、みんな帰り支度を始めていた。とりあえずあたしも返されたテストをまとめていた。
「あれ? りんねもう帰るの? ちょっと待ってよ」
「ああゆうき。ごめん、今からジュディが赤点取ってないか聞きに行くのよ。ほかの子は大丈夫だと思うけど一応ね」
そういえばジュディも赤点ばっか取ってるって言ってたなぁ……。なんていうか、最初に仲良くなった友達ほど頭悪いような……? りんねは別だけど。
って、そんなこと気にしてる場合じゃなかった。帰る準備しなきゃ!
「ショート、遅い。三秒以内に支度終わらせろ」
「そ、それは無理っ! ……っていうか、てんまってば荷物置いたままどっか行っちゃったけどいいのかな。最後に教室出る人は鍵をかけるとかなんとかってあったよね」
「あー、そういえばそんなルールもあったわねぇ」
あたしがボーッとしている間に既に数人が帰ってしまっている。きっとてんまはクラスみんながいなくなるまでこの教室には戻ってこない……と思う。もしあたしがてんまの立場だったら絶対恥ずかしくて戻ってこれないもん。いやあたしも十分恥ずかしいけど……。
だけどあたしたち以外の人が最後に教室を閉めることになったらそれこそてんまの荷物が教室に置き去りになっちゃうだろうし。でもだからといって待っているわけにも……というか誰かいたら間違いなく戻ってこないよねアイツ。
「しょうがない、じゃあショートが責任持って届けてあげなさい!」
「はぁ!!?? 何で!? ゆうきが届けてあげなよ! 原因はゆうきだよね!?」
「違うわよ。悪い点取ったアンタらが悪いのよ」
またその言い訳かチクショウ! 確かにあたしたちはゆうきより良い点取れなかったけど……。でもそれを勝手に言い出したのはゆうきだし!
「まぁいいじゃない。ついでにもう一回ちゅーして、っておねだりしてみたら?」
「……っ!!?? す、するかボケェェ!!!! ゆうきのバカ! もう知らない!」
「あっ、ちょっと待ちなさいよ! ショートがてんまの荷物持って行きなさい!」
「いーやーだー!」
その直後ゆうきが思い切りあたしの頭にてんまの荷物を投げつけてきて、中身が散らばってしまった……。こんなことがてんまにバレたら殺されること間違いナシ! ……とはいえ、元はといえば勝手に教室抜け出したてんまが悪いんだし、大目に見てくれるかな! 筆箱からすごい怪しい音聞こえたけど……ま、人生そんなこともあるよねっ! ごめんねてんま! 許して!
=====作者より=====
ちょうど一週間ぶりの更新です・・・スイマセン。
明日から冬休みだけど先生鬼畜だから山ほど課題出してきたしバイトあるし・・・落ち込みそう。
てんショは大好きなんですけどなんていうかほしぞらを始めた時からキャラクターがいちゃいちゃしてる描写は恥ずかしくて苦手です。
でもてんショは可愛いんです。何が言いたいかっていうと誰かわたしにてんショめぐんでくれない?(超いい笑顔)
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.271 )
- 日時: 2013/12/20 21:28
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
「……じゃっ、ショート頼んだわよ!」
「へ? は? えぇっ!? 嫌だよ、ゆうきがやってよー!」
逃げようとするゆうきの腕をつかもうとするも、いま一歩届かずそのまま逃げられてしまった。
う、ウソでしょ……? あんなことがあったのに、ホントにあたしが届けなきゃいけないわけ……?
「無理……そんなの、絶対無理っ……!」
と、頭を抱えていたところ、遠くからあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。多分、杜若だと思う。何か用事でもあるのかな?
「ショート!」
「やっぱ杜若か……な、何か用?」
「赤点取らなかったんだろ!? すごいじゃん! 頑張ったな!」
そう言って杜若が抱きついてきた。……そういえば、テスト期間中大体杜若に教えてもらってたんだし、ちゃんとお礼言わなきゃ!
「う、うん。ありがとう! 杜若のおかげだよ、ホントにありがとね」
「いやいや〜。ところでそれ何? なんかどっかで見たことあるような気がするんだけど」
「え、あ、いや……てんまがどっか行っちゃったから……教室鍵しめられる前に荷物出さないと取れなくなっちゃうしで……なんか、その荷物届けるのをゆうきに押し付けられた的な?」
「アイツなにやってんの?」
………………言えない。まさかてんまが逃げた理由があんなことだなんて。絶対に言えない。
でも、ホントにどうしよう……杜若にお願いしたらダメかなぁ? 確かてんまは杜若が好きだったはずだし……あたしが届けるより喜んでくれる気がする。
「ね、ねぇ杜若! あの……これ、てんまに渡してあげてくれないかな?」
「え? 何で俺が?」
「え、えーっと……その、なんていうか、いろいろあって」
「ふーん……まぁ、いいけど」
よ、よかったー……これでてんまに会わなくてもすむねっ! 杜若にはホントに感謝しなきゃ。
「でもさぁ、てんまどこにいるんだ? 居場所が分からなきゃ渡すに渡せないんだけど」
「そ、そうだね……でもあたし今てんまに会いたくないから探したくない……」
「……俺に押し付けたのそれが理由?」
「う……そ、そうです。だって会いたくないものは会いたくないんだもん。多分てんまもそうだと思うから……ご、ごめんね」
「別にいいけど……んじゃとりあえずてんまが戻ってくるまでアイツの部屋の前で待ってみるわ」
「う、うん。ありがとう!」
理由を深くまで聞かないあたり、ホント杜若って優しいなって思うよ……。テスト勉強も教えてもらったし、こんなくだらないことまで押し付けちゃったし……今度何かあげようかな?
ま、それは後で考えるとして……一旦部屋に戻ってくつろごうかな! クリスマスパーティー楽しみだなぁ。あ、そういえばジュディ、赤点とってないといいけど……。でもジュディも頑張ってたし、きっと大丈夫だよね!?
=====作者より=====
本日二度目です。うざいと思う人もいるかもしれませんがサボってた分、急いで取り返します。24日まであとちょっとしかないし・・・。
課題も年賀状も何一つ終わってないけど!
あと絵も描いてないや! てへぺろ。
そういえばうちのクラス2年生で唯一赤点ナシクラスになりました。
嬉しい!
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.272 )
- 日時: 2013/12/21 12:21
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
昨日はりんね帰宅後、みんながどうだったのか尋ねてみると、なんとジュディも赤点回避してほかの子も普段通り良い点だったそうだ。因みに黒ちゃんは学校そのものがない故にテストとかは関係ないのである……羨ましい!
——とまぁ、そんなわけでクリスマスパーティーは開催決定となった。そして今日はクリスマスパーティーの準備のためにいろいろ買い物するらしい。りんねとゆうきとあたし……と、てんま。できることならてんまは外して欲しかったけど、荷物持ちをやってもらうため外すのは無理と言われてしまった。だったらあたし外して欲しいんだけど、それはそれで無理らしい……なんでだ!
「ショート……アンタなんでいつも準備するの遅いの? ていうかまだパジャマ着てるよコイツ!」
「だ、だって行きたくないんだもん! ゆうき、りんねにてんまハブれって言ってよー!」
「昨日のことはあたしも悪かったっちゃ悪かったけど、ハッキリ言って昨日からてんまの扱い、お前の方がヒドいよ……」
そんなことないもん! それにきっとてんまだって嫌なはずだ! だからいいじゃないか!
「ていうかどっちにしたって無理よ。唯一の男子に荷物持ちやらせないで誰がやるって言うのよ」
「いや、あたしには男子より強いゆうきの方が向いてると思うんだけど」
「もう一回言ってみろ。しばいてやる」
「ゴメンナサイ」
そういうところが男子より男っぽい気がするんだってば! 自覚してくれよバカゆうき!
というか明らかにゆうきの方が向いてるよね!?
「そんなわけだから諦めなさい。ほら、さっさと支度する!」
「うえ〜ん、ゆうきのバカー」
*
ゆうきに睨まれつつ支度を終えて、ゆうきと一緒に学生寮の玄関に行く。そこには既にりんねとてんまがいた。
うう、すごく気まずいんですが……!
「やー、ごめんごめん。ショートったら何の準備もしないでパジャマのままでいたのよ」
「ホントショートって支度するの遅いわよね。もうちょっとキビキビ支度して欲しいんだけど」
「ご、ごめんなさーい……」
できる限りてんまの方を見ないようにしよう。そう、てんまは空気! この辺に漂ってる二酸化炭素だと思えばいいんだ! そうだ! そういうことにしよう! てんま いず えあ!
「じゃ、とりあえずデパートから行くわよ」
「はーい」
それにしてもクリスマスパーティーの準備のための買い物って……何を買う気なんだろう。装飾系とかかな……? 食材は今からじゃちょっと早いような気がするし……。でも装飾だけだとしたらここまで人数いらなくない? ホントに何買うんだろ……うーん?
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.273 )
- 日時: 2013/12/21 19:26
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
てんまのことを見ないようにしながら歩くこと十五分。ようやく目的のデパートに到着。外かなり寒かったぁ……やっぱり冬は寒いね。デパートの中はあったかいなぁ。
「あたしとゆうきで装飾系のもの買ってくるから、ショートとてんまはそこで待ってて」
「えっ?」
「勝手に移動しないでよ!」
………………は? え、ちょっと待ってよ、ウソだよね? ていうことはあの二人が戻ってくるまでてんまと二人きりってこと……!? 嫌—っ!!
でも逆らうわけにもいかないし……と、とりあえずてんまから離れよう。そうしよう。
「……おい」
「ひゃっ!!?? な、ななな何でしょうか!!??」
「何で逃げるんだよ」
「……昨日はてんまが逃げたじゃん」
ハッキリと覚えてますよ!! 全力で逃げてましたよねてんまくん! しかもそのせいでゆうきにてんまの荷物押し付けられるし!? まあ最終的にあたしも杜若に押し付けちゃったけど……。
「うるっせぇな! しょ、しょーがないだろ……。とりあえず昨日のことは忘れろ! ずっと引きずってたってしょうがないだろ!」
「わ、忘れろって言われて忘れられるならとっくに忘れてるもん!」
あたし頭よくないからそんなことできないもん! それに、それに……嫌なことだったら忘れられるけど……そうじゃないことは、忘れられないもん。って、何でもないんだから!
「なっ……わ、忘れられないくらい嫌だったってことかよ! お前ヒドすぎじゃね!?」
「そ、そんなこと言ってないじゃん! い、嫌じゃないもん! 別にっ……嫌じゃなかったから、忘れられないだけだもん! どうでもいいことだったら忘れてるに決まってるでしょ、このバカァーッ!」
恥ずかしいし恥ずかしいし恥ずかしいしで、体が火照る。なんでコイツのためにこんな恥ずかしいこと言わなきゃいけないの? このバカ! 泣きたい!
「は……?」
「————っ! バカバカバカ死ねクソ!」
「何でオレ罵倒されてんの!? ……まぁその、オレも別に嫌ではなかった……ケド」
「ふぇっ!? ……何で突然そういう心臓に悪いこと言うかな! やっぱてんまはバカだ! バーカバーカ!」
「オレはバカじゃねーよ! お前の方がバカだろ!」
そんなことないよ! あたし頭は良くないけどバカではないし!!!! ……というか何だろう。バカって言いまくってるだけでいつも通りに戻ってるような。まぁいいか!
「……なんていうかさ、その……過ぎたこと気にしてたってしょうがないし、もう気にしなくてよくね?」
「まぁそうだよね。ていうかゆうきとりんね早く戻ってこないかな。装飾だけで何でこんな時間かかってんのさ……」
「というかどこ装飾するんだろうな……まず装飾得意そうな奴いないしどうするつもりなんだろう」
「知らないよ……って、あ、戻ってき……何あの量!!??」
戻ってきたゆうきとりんねはありえないほど荷物を抱えて持ってきた。あれどうやって二人で持ってるんだろう!? ていうかあたしあんなの持ちたくないよー!
=====作者より=====
嫌じゃない=好きにならない二人はやっぱり鈍感なのかな(´-`)
いやでも別に嫌じゃない=好きってことはないか。うん。
嫌じゃないだけで好きでもないことなんていくらでもあるしな。
まずこいつらお互い好かれてないどころかどっちかというと嫌われてると思ってるしな(´・_・`)
今日中に参照5000の下書きします遅くてスイマセン(土下座
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.274 )
- 日時: 2013/12/21 21:39
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: HrJoNZqu)
- 参照: http://uploda.cc/img/img52b58a401c885.jpg
参照5700突破!ありがとう!ございます!!
今回は初のあさゆうです。
あさゆう好きな人がいるからたまにはネ。
わたしはどのほしぞらCPも美味しいと思ってますけど、やっぱてんショが一番だね!うん!
あさゆうも好きだけどね。ほら、あさゆうはてんショとかコハりんより濃いイチャイチャができるじゃん!?付き合ってるから。
他人に二次創作キャラのこの子好きとか言われるとハゲそうになるくらい嬉しいよね!!!!
最近参照数伸びるの早くてびっくりです でも嬉しいです!!!!!
頑張って更新します!!!!!
関係ないけど、大晦日ネタと新年ネタもやるよ。
もちろん12月31日と1月1日に。
ただ1レス分の短いト書きのお話にする予定(もしかしたらト書きじゃないかもしれない)なんでそこは・・・まぁそういう感じで
ちゃんと5000の下書きやってます 漫画描いてるときは放置だったけど
とりあえず5700ありがとうございました!!!!
目指せとんがり参照ナンバーワン!!!!!!!
これから!気合い!入れて!お絵描き!します!
以上!