二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 参照300突破*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.28 )
- 日時: 2013/04/14 11:24
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Lx/DculX)
- 参照: うちの子大好き症候群←
————とは言ったものの、やはりアレがどこに売っていたのか分からないとどうにもならない。料理関連の買い物は基本、ゆうきとりんねしかやらないから。なぜかというと、オレやアイツにやらせても言われたものと全く違うものしか買ってこられないからだ。
フライパンや鍋は……使わない奴が選ぶより、使う人が選んだほうがいいんだろうし、な……よくわかんねーけど。
「デパート行けばあるかな……」
幸い、あのフライパンは最近買い換えたものだし、古くて売ってない……ということはないだろう。多分。ただ売り切れてたらどうしようもないんだけどな……。
って、んん……? なんかあの後ろ姿、見たことがあるような……?
「——っ! 千夏じゃねーかっ!」
やばい。これはやばい。千夏に見つかったら間違いなくオレがてんまということがバレる。いや、ゆうきとりんねは知ってるけど……それはオレが教えたというか言っちゃった……からな。
千夏は小さい頃のオレを知ってるわけだし……絶対にバレる。
「い、急いで商店街行こう、とにかく商店街だ!」
どこに売ってるかは商店街行ってからでもいいだろ! まずは千夏から逃げなくては!
*
とりあえず……今のとこ見つからずに来れたけど……千夏がこの町にいる間は注意しないとな。
……つか、千夏は何でここに来たのだろうか……。
「いけね、フライパン買いに来たんだった」
んー……デパートになら売ってるだろうか。一応見た目は覚えてるけど……どうだろう。まぁ行ってみるか。
「いらっしゃいませ」
「あの、すいません……フライパンって、売ってますか?」
「勿論ありますよ。こちらへどうぞ」
よかった……とりあえずフライパンは売ってるんだな。りんねのがあるかどうかは分からないけど。
——そして、ピカードさんに案内された、フライパン売り場であのフライパンを探す。
「んー……ここで買ったんじゃないのかな……」
「お探し物ですか?」
「え、あ、えぇっと……」
……! そうだ、ピカードさんにここでりんねがフライパン買ったか聞いてみよう。あれ買ったのって、いつだっけ……うーん、三週間くらい前だったかな?
「あの、三週間くらい前に、りんねがここでフライパン買ったりしましたか?」
「三週間ほど前……ですか? えぇ、買われましたよ」
「! そ、そのフライパンって今ありますか!?」
「申し訳ありません、只今品切れ中で……明日新しいものが届くんです。明日でもよろしければお届け致しましょうか?」
あ、明日か……でも、ここ以外で売ってるかどうか分からないし……しょうがない、そうしよう。今日は、素直に謝るしかないよな……。
「お願いします」
「かしこまりました。お代は——……」
*
……なんとかする、って言って出てきたくせに、結局今日は謝るしかなくなってしまった……。カッコ悪いな、オレ……。
ていうか、杜若がごはん作ってくれるってのに、あれ無しで大丈夫なのだろうか。
「はぁ……」
あまり、戻りたくない……けど、戻らないとな。一応外見上は幼児だし。アイツのことだから無駄に心配するだろうからな……。元の姿だったらそうでもないような気がするけど。
「とりあえず、千夏に見つからないように帰るか……」
戻りたくない……けど、それよりも千夏に見つかりたくない。それだけは絶対に、絶対に避けよう!
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.29 )
- 日時: 2013/04/15 21:46
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Lx/DculX)
- 参照: 結局タイトル戻しちゃったよてんま愛してる(´ε` )チュッ←
——なんとか無事(?)にほしぞら魔法学校の学生寮に戻ることが出来た。しっかしホントに千夏は何をしに来たのだろう。
……まあどうせロクでもない理由で来たに決まってる。アイツがまともな理由でここに来たこと殆ど無いし。
「さて……とりあえず部屋に行くか」
オレは手ぶらのままアイツの部屋に行く。そういえば杜若は戻ってきたのだろうか。
「あ、あの……ええと……た、ただいま?」
「!! 翔くんっ……ど、何処言ってたのー!? 急に飛び出してっちゃうから心配したよ……」
そこまで長く外にいなかったと思うけど……。まぁ、心配されるのは悪くない、かもしれない……。それに、泣き止んでたみたいだし、よかった。
って、あ……そうだ、あのこと、言わなきゃ……!
「あのね……あのフライパン、新しいヤツ探しに行ったけど……売り切れちゃってたから、注文して、明日届くことになっちゃったの。
その、だから、ごめんなさい!」
「え……っ?」
「な、なんとかする……って言ったのに、結局どうにもできなくて、ごめんなさい」
「え、そ、そんなことないよっ……十分嬉しい……っていうか、あたしこそゴメンね!
自分で起こしたことなのに、周りの人に迷惑ばっかかけて……ホントごめんね。ありがとう。
それに、このチャーハン……の予定だったものがとれたって、きっとこのフライパン焦げちゃってるからどうせ怒られちゃうもん。あたし、ちゃんとりんねに謝るって決めたから……」
「そ、うなんだ……」
じゃあ、オレのやったことは無駄……というか、まぁ、結果的には良かったのかな?
とはいえ……今から明日届くまでフライパンが無い……というか使えないのは事実なんだよなぁ。オレが言えたことじゃねーけど、杜若はどうするんだろ……これでフライパン使えませんってなって、昼飯の準備とかできるのだろうか。ついでに夜ご飯も……。
「たっだいまー! っと、あれ? ショート泣いたの?」
「な、何で分かったの……」
「いや、目赤くなってるし……つか何で?」
「そ、その……結局フライパンどうにもならなくて……ええと……」
「あぁ、そうだ! さっきりんね見つけてさ、そのこと言ったんだよ。何となくどうにもならなそうだなぁって思って……」
!? りんねまだこの町にいたのかよ! ていうかホントにあいつら何してるんだろう……。
「そ、そうなの? やっぱり怒ってた……?」
「いや、それがさ、りんねもお前の料理レベル知ってたのに何も準備しなくて悪かった、って言ってた。
なんかまぁ、微妙にりんねに貶されてるけど怒られないんだしよかったな!」
「そ……そっか……よかったぁ……って、杜若お昼ご飯どうするの!?」
「あぁ、それなら別に平気。やっぱ自分の部屋戻って作ってきた」
杜若はそう言うと美味そうにも不味そうにも見えない普通のごはんを差し出した。……普通にオレより上手だな…………見た目は!
「わぁ、ありがとう! 杜若大好きーっ!」
「のわぁーっ!!?? ちょ、抱きつくなバカやめろ!」
バカが杜若に抱きついて、そのままバランスを崩して倒れる。
……まぁ、元々そういう奴だから諦めろ。ちょっとムカつくけどしょうがない。アイツが杜若に抱きついてる間にオレ一人で食べてしまおう。
「ちょっ、翔くーん! 一人でズルいよぉっ!」
「へへへー、全部食べちゃおー」
「お前ら仲良くしろよ!」
————と、まぁ何だかんだで昼飯はどうにかなったわけだが……一向に元の姿に戻らない……。
いつまでオレは幼児体型でいればいいのだろうか……。
=====作者より=====
オナカガスキマシタ←
これから頑張って一日一回更新できるように頑張ります。
万が一勉強とかしてたらムリですけど。
あとテスト期間……いやテスト三日前くらいにはムリかもしれません。
課題が待ってる気がするのでアッー
結局杜若全然出てない……でも好きよ!
てんまのほうがすk……いや愛してるけど←気持ち悪い byてんま
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.30 )
- 日時: 2013/04/17 20:26
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Lx/DculX)
- 参照: うちの子が愛しすぎて死にそう(
オレたちは杜若の持ってきたごはんを食べ終え、皿洗いをしていた。
どうでもいいけど何故未だに杜若がいるのだろうか。さっさと帰ってくれ……。
「ねー、杜若ー……お昼ごはんはありがたかったけど、いつまでいるのー?」
「いやそんなに居座ってないだろ……そうだな、ショートがオレのこと好きって言うまで」
パリーン、と皿の割れる音が響く。
しまった……杜若がふざけたこと言うから勢いあまって皿を割ってしまった。
「ちょ、杜若何言ってるの! っていうか翔くん大丈夫!? 手血だらけだよどうしよっ……」
「べ、別に平気だよ」
まぁちょっと痛いけど……というかその前に自分でやっちゃったわけだし……。
「翔くんこっち来て! て、手当てするからっ!」
「じゃ、俺割れた皿片付けとくー」
「え、あ、う、うん、ありがとう……」
バカがオレの腕を引いて椅子に座らせる。
……って、あれ? なんか……アイツ顔真っ青じゃね……?
「じゃ、じゃあ消毒するね……そ、その、しみたらごめんね?」
「それは大丈夫だけど……お姉ちゃん顔真っ青だよ、そっちこそ大丈夫?」
「え、えっと……だ、大丈夫だよ……」
いやかなり顔青いけど……。大丈夫とか言ってる場合じゃないくらい。
「う、うぅ……や、やっぱ無理! 他人の血怖いー!」
そう言って自分の顔を手で覆いオレの血で濡れた手を見えないようにするショート。
……そういうことですか。
「あ、あの自分でやるから大丈夫……」
「そ、それはダメだよ! あ、あたしやるよ……!」
「でも、血怖いって……」
「が、頑張るから!」
手震えてますがホントに大丈夫なんですか?
というかその前にその震えた手でガーゼとか貼っても上手くいかないだろ……自分でやっても上手くいかない気がするけど。
そう思っていたら早くも割れた皿を片付けてしまったのか、杜若がこちらへやって来た。
「はいはい使えないお姉さんはどいてくださーい」
「つ、使えないって……! そんなことないもん!」
いや……今のは杜若が正しい気がするんだが。
「代わりに俺がやっとくから、お前は邪魔だからどっか行ってていいよ」
「な、なんか言い方がすごくヒドいけど、分かったよ!」
杜若に言われてどこかへ去るショート。
なんか、杜若に手当てされるとか正直嫌だけど……まぁしょうがないか。でも菖蒲の弟だし、そういうのはできるんだろうか。
「って、いだだだだだだ!!!!!!」
杜若が手当てではなく何故か手首を捻ってきた。ま、まさかバレた……?
「ゴメン、わざと」
「ええええ!!?? 何で!!??」
「んー……単刀直入に言わせてもらうと、キミ、ショートのこと好きなんじゃない?」
「へ……?」
え、何、何でバレてるの? いやその前に好きって……ええええ?
オレ一応外見上は子供なんですが……え?
「だって俺がショートと仲良くしてたらいつも睨んでたじゃん」
「え……」
え、あ、あれ? オレそんなことしてたっけ……?
その前に何故それだけで好きって決め付けるんだ好きだけど。
「でも残念ながらショートには好きな人がいるらしく……ぐすっ……」
自滅してる。何だコイツ。
その前に手当てしてくれよ……。手当てするって言ったのにオレの手首捻っただけで終わりとかマジでありえないからな!
「だ、大丈夫……? えーと……杜若お兄ちゃん?」
ああ……これで年下をお兄ちゃんだのお姉ちゃんだの呼ぶの二人目だよ……なんたる屈辱。
とはいえ呼び捨てにして怒られたりバレたりするのはゴメンだ。
「……『お兄ちゃん』?」
…………あー、そういえばコイツ弟も妹もいないし杜若より年下いないんだっけ……。しかも姉があの菖蒲だしなぁ。……うーん、なんていうか変に思われなきゃいいけどな。
「お前、いいやつだな……!」
「は?」
「何か、さっきはゴメン……うん、お前いいやつだ!」
ちょっと言ってる意味が分からない。あのバカといいコイツといい、オレの周りの人間……いや年下は一体どうなっているんだろうか。
まぁこいつらはお兄ちゃんともお姉ちゃんとも呼ばれたことない上に、杜若には菖蒲というすごい姉がいてショートには借りたもの返さない挙句人生で一度もアイツのことを『お姉ちゃん』と呼んだことがない弟しかいないらしいからな……。
「よし、お前いいやつだからこの前姉ちゃんにもらった良く効く薬やるよ! あとちゃんと手当てもしてやるよ!」
最初は手当てする気無かったのかよ。……まぁいいか。
ばれたわけでも無かったし……よしとしておこう。
======作者より======
いつも以上にgdgdな気がして^p^
いつもgdgdですけどねwww
そろそろ杜若消えます。
また多分てんまが得します。前にも言ったと思うけど単なるてんま得の話です。
あああ……てんま可愛いてんま大好き愛してるだから結婚しy(ry
学校嫌だああああああああああry
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.31 )
- 日時: 2013/04/18 20:14
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: Lx/DculX)
- 参照: 放置してたから参照伸びたとか言われないよう更新頑張る!
————結局あの後杜若と遊ぶことになり、数時間三人で遊んだ。杜若は日没前に植物魔法学校へ帰っていった。
そして、未だにオレの体は幼児化したままであった。一向に戻る気配がしない。一体いつになったら戻るのだろうか。だんだん不安になってきたぞ……。
「ねぇねぇ翔くんっ! 見てコレ!」
「……? 何、コレ……?」
「えへへ、さっき遊んでたときコッソリ買ったの……マグカップ! あたしネコちゃんの柄で、翔くんは犬の柄ね! おそろいだよっ!」
「お、おそろい……?」
「うんっ!」
そういえば何かどっかで消えたと思ったらマグカップ買ってたのか……。それにしてもおそろい……か。当たり前だけど、元の姿でそんなんやったことがあるわけないし……嬉しい。
けど、ホントにもらっていいのだろうか。そして元の姿に戻ったときとかどうすればいいんだろう……。でも、断ったら落ち込むか、最悪泣くだろうな、こいつ……。
「迷惑だったかな……」
「そ、そんなことないよ! 嬉しい!」
「そう? よかったぁ!」
そんなこと言われたら断れるわけないだろ……。まぁ、いつ元に戻るのかも分からないし、別にいいか。いや、あんまよくないんだけど。
それにしても、何でいきなりおそろい……とか買ってきたんだ? 一応元のオレとは別人ってことになってるわけだし、今日初めて会ったことになってるはずなんだけど。
「えへへ……翔くん見てると癒されるよー。翔くん可愛い!」
「一応男なんだけど……」
「可愛いものは可愛いもん! 弟にもこれくらい可愛い時期があったのに……今は死ねとか言うしほんとにもう……」
それはご本人に直接言ってください。というかそんなことも直接言えない姉ってどうなの。
「そ、それにしてもあの二人帰ってくるの遅いね……」
「そういえばそうだね……でもあたしが夜ごはん作るわけにはいかないし……何しよっか」
「うーん……」
杜若が帰ってから急にやることなくなったな……。あんなヤツでも意外と役に立ってたんだな……。
ていうか本気であいつらは何をしてるんだ!?
——なんて思っていたら、急に目の前が真っ暗になった。
「うわわっ……何!?」
「ふふふ、翔くんちっちゃくて可愛いー!」
なんと、あのバカがいきなりオレに抱きついてきたのだ。しかも、今現在のオレの身長とアイツの身長的に、ちょうどオレの頭がアイツの胸のところにあたるのだ。いや何も当たってませんけどそんなこと言ったら殴られるから言わない。
そして何故コイツはそういうこと気にしないのだろう。無いからですかね。
「あああー! 翔くん超可愛い、もう結婚しちゃいたいくらい好きー!」
「な、ななな何言ってるの!?」
昔はよく周りの人に『可愛い』とか言われたけど全然嬉しくなかったし当然今も嬉しいわけがないのに何故顔がニヤけるのだろうか。
その前に結婚とか好きとか、そういうのは同世代の男子に言ったらどうなんですかショートサン……。嬉しくないわけじゃ、ないけど……この姿で言われるとなんか……ちょっと……な。
「て、ていうかいい加減暑苦しいから離してーっ!」
引き剥がすように、思い切りアイツの体を押す。すると、手に何か柔らかいものがあたった。そして、さっきの状況を思い出す。……もしかしなくても、オレ今絶対アイツの胸触ってる。
これはやばい。最悪殺される。
「わ、わ、わ……ごめんなさい!」
サッ、と手を離した。
……ていうか、ずっと無いと思ってたけどまったく無いわけではないらしい。って、何考えてるんだオレは……!
「………………」
「……?」
あ、あれ? 黙ってる? やっぱり怒らせちまったか……?
「あの」
「か、かかか翔くんのバカァーッ!」
「うわあああごめんなさいいいいいいいい!」
でも元はといえばお前が抱きついてきたのが原因なんだからな!
まぁ、最終的にコイツの胸を触ったのはオレなんだけど。
「うう、でも好き……」
「何で抱きつくの!?」
ちょっと意味が分からない。ていうかあんなことしちゃったし、余計離れ辛いんですが。
……まぁ、しょうがない……。ここはいろんな意味でガマンだな。
もうほんとにゆうきとりんね早く帰ってきてください……。
=====作者より=====
なんというてんま得((
よかったねてんま!!!!!!!←ふざけんな byてんま
ところでチビてんまの身長っていくつなんだっけwwwwwwwあ、105円だ(cmだろ
てかこれ普段の姿でこんなことしちゃったら絶対てんま殴られるというかぶっ飛ばされると思うわ・・・
そして眠い(関係ない