二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.335 )
日時: 2014/05/28 19:46
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: V4iGFt6a)
参照: http://or2.mobi/index.php?mode

 **ナイショ**


ある日の昼下がり、オレとショートが宿題をしていたときの話である。
まぁ、宿題とはいえ机に向かって問題を解くような宿題ではなく、次の日におまじないのテストがあるから完璧にできるようにしてこいという宿題だった。
本当はりんねに教えてもらいたいと思ったし頼んだが、二人のためにならないとかいう意味のわからない理由で断られた。因みにゆうきはいるといろんな意味で邪魔なだけだから最初から誘っていない。まぁきっとあさひが教えてくれることだろう。

「ねぇてんま〜、こんな奥の方まで来て……アンタどこ行きたいの? どこで練習するのさ!」
「はぁ? お前バカかよ。明日のテスト「ふしぎはなのおまじない」だろ。特定の場所じゃなきゃできないじゃねーか」
「はわっ! そ、そうだったっけ……は、ははは……」

コイツ、人のことはバカバカ言うくせに自分は……って感じだよな。

「で、でもほかに場所あるでしょ!! なんで墓の方行くの……!」
「いや森かキノコの森か墓か洞窟しかないんだけど」
「そこは森でいいじゃん!」
「多分森とかキノコの森はオレらみたいにできないやつらがいっぱい来るから、いっそ墓とか洞窟の方がほかに人いなくて練習しやすいと思ったんだけど」

オレがそう言うと、反論できなくなったのか「うぐ……でも……」とか言っていた。
——ほかに人がいない(二人でできる)というのも無論理由だが、このバカは怖いところが苦手だから……というのも理由の一つだ。そっちのほうが面白そうだし。

「ほら、練習する時間なくなるから行くぞ」
「うぇっ!? ちょ、ちょっと待ってよぉ、置いてかないでよぉ!」

 *

「て、てんま……ほ、ほほほんとにこんなとこで練習するわけ? 絶対呪われるよ!」
「呪われるって何だよ……。別にお前の苦手な幽霊屋敷に入らなきゃいけないわけじゃないんだからいいだろ」
「なっ!? 苦手じゃないしあんなん怖くもないから勝手なこと言うな!」
「幽霊屋敷が怖くないなら墓なんてなんともないだろ。とっとと練習するぞ」

……いつも思うんだけどなんでこいつ無駄に強がるんだろう? あんなん苦手なのモロバレだし素直に苦手だと言えばいいのに。

「こ、ここは黒いマーガレット使うんだよね?」
「おう。まぁでも花の前に呪文の練習した方がよくね? お前呪文覚えてるのかよ」
「…………覚えてない」

 *

————そんなこんなで数時間が経過し、そろそろ日没という時刻になっていた。もうほとんど日が見えない上にここら辺は木で覆われているせいか、もう夜みたいな感じだった。ショートは薄暗いことと場所が場所なのもあってさっきから震えっぱなしであった。
もうホント素直に怖いの苦手だと言えばいいのに。でも強がってるとこをいじめるのも楽しいからオレはどっちでもいいや……なんてな。

「あ、お前の後ろ……」
「ぴゃああっ!? な、ななな何突然! …………何もいないじゃん! 驚かさないでよ、バカ!」
「いや虫みたいなのがいたって言おうとしただけなんだけど」
「うるさいバカッ!」

……この時間は本当に、からかいがいのある時間だな。


====作者より====

今回も一応お題なんですけど2レスにわけます
続きは今日中じゃないかもしれませんがバレンタインと違って真面目に書きますからね!!

因みにわたし自身怖いものはだめです マジでとんがりボウシの幽霊屋敷ダメです 心臓に悪いですあれは


もっとダメなのは昨日から明日にかけてある、中間テストなんですけどね・・・・
いくつ赤点あるかなぁ(白目)


明日の分だけは勉強しますのでたぶんですけど更新しません!

更新してないのに見てくれてる人ありがとうそしてごめん!

では!