二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.379 )
日時: 2015/01/29 19:28
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: //vZRqeb)

「いろいろと突っ込みたいところはあるけど……いやまずそれで18歳なの!? え、本当に!?」
「ほ、本当だよ……実際身長は変わってるじゃん……」
「ま、まぁそうね……。見た目はこんなに変わってないのに18歳なのね……」
「うるせえやい!」

あたしだってこれしか変わらないと思ってなかったし、生きる希望が一つ減った気がするよ。

「ところで、どうやって18歳の外見になったわけ?」
「そ、それは……校長先生に聞いたらいいんじゃないかな」

あたしが言ったらなんとなくゆうきキレそうな気がする。理不尽な暴行は受けたくない。
校長先生だったら流石に殴らないでしょうし……。

「なんかよく分かんないけど後で聞いとこ。ってか、なんで18歳の外見になろうと思ったわけ?」
「は!? ……ゆ、ゆうきが、言ったんじゃん。てんまは……その、大人っぽい子が好きだ……って」
「え!? まさか真に受けて——……じゃなくって、てんまのためにやったの!? あはは、可愛いわねぇ!!」

ゆうきがバンバンとあたしの背中を叩いてくる。
何でゆうきが言い出したのに笑われなきゃいけないんだ! あたしは割と真面目なのに!

「まぁでも、それはそれで面白そうだから手貸してあげるわよ」
「えっ、ホント? いや面白そうってどういう意味!?」
「こっちの話よ。とりあえずあたしの部屋行くわよ」
「う、うん……?」

こっちの話ってなんだよ。まぁ……あたしが頼む前にゆうきが言ってくれたのはよかった……のかな?

*

「……とりあえず、この服着てみて」
「う、うん……分かった」

ゆうきに手渡された服を着てみる。
……普段あたしが着てる服より何倍も大人っぽい……というか、露出多くないですかねこれ……!?

「ね、ねぇゆうき……? あたしにこの服は無理なんじゃないかな……?」
「いやいや、いいと思うわよ。色気のいの字もない感じがいいと思う」
「ゼッタイわざとでしょ!! 喧嘩売ってるの!?」
「別にそういうわけじゃないけど……アンタの場合、普通の服着ても大人っぽく見えない気がしたのよね……」
「思った以上に酷いこと言われてる気がする!」

そ、そんなこと分かってるし……18歳でこれだから。
でも、今ゆうきの機嫌を損ねたら……って思うと、反論とかしちゃいけない気がする。おとなしく従うしかないよね……。

「よし、じゃあそこの椅子に座って」
「う、うん」

言われるがままに椅子に座ると、髪の毛を結っていたヘアゴムを外された。
今度は髪の毛をいじるつもりなのかな?

「せっかく大人っぽい格好しててもツインテールじゃロリ感消えないし、別の髪型にするわよ」

そう言ってゆうきはあたしの髪の毛をいじり始める。
うーん、おろしてると鬱陶しいからできる限りまとめて欲しいんだけど……文句は、言えないよね……!


========

この話を書いてる間に5回くらいトイレに行きました。
今年最初の更新で何言ってんだこいつ