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Re: キャラ絵うp*とんがり 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.39 )
日時: 2013/05/03 15:33
名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: CwD5uNz.)
参照: サボり魔ショートさん

それから十分くらいして、ようやくゆうきとりんねが帰ってきた。
結局風呂がわく前にあいつらが帰ってきてしまったので、アイツはたいそう落ち込んでいた。しかも夜ごはんは作るのではなく、テイクアウトできるところで買ってきてしまったらしい。まぁ多分杜若がフライパンだめにしてしまったことを言ったからなんだろうけど……。
因みに数週間前から何故か夜ごはんを全員でりんねの部屋で食うことになってるんだが、それも多分節電のためなんだろうな……ほかの部屋の電気は消してくるように言ってたし。
そんなわけで、今オレたち四人はりんねの部屋で二人が買ってきた夜ごはんを食べている。

「ったく、なんでショートがお昼ごはんなんか作ろうとしたわけ? アンタの料理スキルの無さは自分でも分かってるでしょ?」
「だ、だって……!」
「まぁあたしたちが用意してなかったっていうのもあるんだし、しょうがないでしょ」
「そりゃそうだけど……ていうかその前に料理しただけでフライパンだめにするって何よ……」
「しょ、しょうがないじゃん!」

いやしょうがなくないだろ。普通魔法の材料なんか入れないし……多分というか絶対フライパンあんな風になったのあれのせいだから。

「そういえば、今朝からてんま見てないけどどこいるの?」
「えっ……」

……そもそもいないこと自体あんまり気にしてなかっただろお前……。
今思い出したとかそういうやつなんだろどうせ……。

「あ、あれよ! てんまは……えーと、そう! 旅に出たの!」
「旅!?」

おい待て旅ってどういうことだよ! 暫く戻らない前提で話を進めるな!

「も、もう帰ってこないの!?」
「そ、そそそそのうち帰ってくるわよー……?」

ヤメロこっちを見るな。オレだっていつ戻るのか分からないのに!
つか何の前触れもなく旅に出たオレって一体……絶対頭おかしいって思われてる……。

「そうなんだ。じゃあ別にいいや」
「いいんだ!? じゃ、じゃなくてアイツのことだから平気よねっ」

……アイツら……元に戻ったら殴ってやる。言い訳するにしたってもっとマトモな言い訳の仕方あるだろ……。
しかもアイツはアイツで信じ込んじゃうし。

「ところで、二人は今日一日一緒にいたわけだけど何してたの?」
「え? 別に普通だよ?」
「普通ってどんなよ……なんかこう、こんな遊びしたみたいなさ」
「えー……そんなこと言われても……」

……正直言ってオレからすれば全然普通じゃなかったけどな……。いきなりアイツのドジ加減を知るハメになるし、そのあと何故か一緒に寝ることになるし……。起きてからは謎の物体作るし……杜若来たから助かったけど。それで杜若も含めてテキトーに遊んで……。

「……ところでさ、男の子の前で普通に着替えたら、ダメなの?」
「はぁ? 突然なんなの? ていうか普通着替えないと思うけど……」
「えぇ!? いや、翔くんが着替えちゃダメって言うから……あたしは気にしないんだけど」

……ってちょっと待て! それ言ったらオレがお前の着替え見たこと(別に見たくて見たわけじゃないけど)バレちまうじゃねーか!

「へ? アンタ……まさかこの子の前で普通に着替えたってこと?」
「そうだけど?」
「え……?」

ほら見ろ! 明らかにゆうきはニヤニヤしてるしりんねは思い切りビックリしてるし……あとで一人になったとき色々言われるからやめてくれ! ホントに!

「へー、ふーん、そうなんだぁ……まぁでも小さい男の子が温泉とかで女湯に入ってるのはよく見る光景だし、アンタがいいならいいんじゃないの?」
「着替えていいのかいけないのかどっちかにしてよ……」
「アンタ次第じゃないの?」

うわあああ、ゆうきのアホ! 何考えてるんだよ! やめさせろよ!
普段はアイツに対してもっと女らしくしろとか言ってるくせに! 同年代の前でも着替えそうな感じだったのに……。

「まぁいいや。ごちそうさまー! そろそろお風呂入ろうかなっ」

アイツが席を立った瞬間、ゆうきがありえないことを言い出した。

「ショート、ショート」
「何?」
「せっかくだから、というかガス代とかの節約にもなるし、そこの翔くんと一緒にお風呂入ったら?」

……はあああああ!!??



=====作者より=====

どうもお久しぶりですショートですん。
まだ一週間ではないですが明日でサボり一週間になってしまうところでしたスイマセン。
ショートさんやっとてんまくんがいないことに気付きました。
ホントにてんまくんのこと好きなんですかね???

ショート「うるさーいっ」