二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜ほしぞら魔法学校より〜【短編集】 ( No.390 )
- 日時: 2015/02/24 20:33
- 名前: ショート ◆RNBm3A/DrQ (ID: dVgfgJj/)
**争奪戦!**
「ショートさん、おはようございますニャ。千夏さんからお手紙が届いてるニャ」
「ん、おはよう。ありがとね」
今日は土曜日。学校がないから外に出かけようと思ったけど、手紙を受け取ってしまったので、とりあえずそれを読むために再び部屋の中に戻る。
千夏から、って言ってたけど、いったい何の用だろう。千夏から手紙くるなんて初めてだし……と、とにかく読んでみよう!
「えっ……と、『ショートへ、これを読んだらすぐに誰にも気付かれないように夏雲魔法学校の学生寮にくること。千夏より』……千夏のいる学生寮ってこと……?」
本当に何の用なんだろう? でも手紙読んでも分かんないし、行ってみるしかないよね。それにしても誰にも気付かれないようにって、どういうことなんだろう。って言っても流石にホントに誰にも言わずに行って怒られても嫌だしなあ。りんねだったら他の人に言わなそうだし、りんねに言ってから行こうかな!
*
りんねに夏雲魔法学校の学生寮に行くことと、そのことを誰にも言わないで欲しいということを伝え、千夏のいる学生寮までやってきた。……いや、来たのはいいけど誰もいない。今まで殆ど来たことがないから、千夏の部屋もわからないし……どうしたらいいの!?
「ほ、本当に誰もいないの……? ど、どうしよう……」
あたしがオロオロしていると、先ほどあたしが出てきた、はじまりとおわりの扉が開く。
……って、え!? 誰……!? もしかして千夏、とか?
「……あら? ショートじゃない、なんでいるの?」
「へ? あすかにジュディ? 二人こそどうしてここに……」
「私タチは、千夏に呼びだサレたのヨ。ショートは?」
「あ、たしもだけど……って、二人は千夏と知り合いだったの?」
ほしぞら魔法学校の生徒以外の人と、あの四姉妹は知り合いだったの? かな?
「ま、いろいろあってね。それより、メンツ的になんか嫌な予感しかしないわね」
「確かに……千夏ハ、何を考えてイルのかしらネ?」
……? どういうことだろ? それにしても千夏はどこにいるのかな……。人のこと呼び出しておいていないってのもどうなんだろう。
そう思っていたら、階段から誰かが現れた。
「……あ、千夏!」
「んっ、3人とも来てくれたのね。ありがと。ちょっと部屋の片付けに手間取っちゃって、ごめんね」
……あたしの身の回りの人間に、部屋が常にキレイな状態という人がいなさすぎる気がする。人のこと言えないけどさ……。ていうか手紙出す前に片付ければいいのに!
「で、何の用なの?」
「その話はあたしの部屋でするよ。部屋に案内するからついてきて」
……そういえば、手紙に誰にも教えるなって書いてあったけど、そんなに他人に知られたらマズい内容なのかなぁ。よくわからないけど、とりあえずついて行かなきゃ!
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少し久しぶりの更新です。
教習所通いがスタートしました。助けて。