二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: しゅごキャラ!忘れられた姉Ⅱ ( No.157 )
日時: 2013/07/01 21:04
名前: ジニー ◆zL/tqIs4.k (ID: QPMsskdF)

第三十六話 竜星の夢

空海「ん?あれか?お前の夢はスポーツ選手ってか?」

竜星「そうだ。俺の夢はサッカー選手になること。」

海里「それなら、何故夢を捨てたのですか?」

竜星「俺がいつ夢を捨てたと言った?」

海里「剣を交えれば、誰にでもわかることです。」

なぎひこ「夢をすてる必要はないじゃないか。」

竜星「お前らにはぜってー分かんねーよ。俺の気持ちなんか。夢を捨てらざるをえない俺の気持ちなんかさ。」

空海「夢を捨てないといけない?」

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あれは、俺が11歳の時だろうか。
俺の夢はサッカー選手になって、世界で活躍する事だった。
いつの日が暮れるまで練習した。楽しかった。へとへとになるまで練習して練習して、練習しまくってさ。来年はキャプテンを任せられるはずだった。

でも、俺はある男の子が車に轢かれそうになった。
俺はそれを見てかってに体が動いて、そして。

きぃいいいいいいん!!

一瞬だった。男の子は無事だった。だが俺は、複雑骨折をして、俺の脚は

「ニドト ウゴク コトノ ナイ モノニ ナッテ シマッタ」

俺はあの一瞬で夢を失った。

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竜星「分かるか?お前らには俺の気持ちが。ただ一瞬の出来事で夢を失った俺の気持ちが。」

空海「そうか。おまえだったのか・・・。」

竜星「は?」

空海「おれさ、10の時かなぁ〜?後輩が吹っ飛ばしたボールを追っかけてたけど、道路に飛び出て轢かれそうになってさ。もしかしたら、それをお前がかばってくれたんじゃないかなってさ、」

竜星「お前!・・・」

なぎひこ「落ち着いて月島君!」

竜星「良かった・・・。元気に生きててさ。」

空海「・・・。なぁ竜星。もしも、いや。絶対だ。俺はお前とサッカーがやりたい。夢をとた俺が言えることでもないけど、足。リハビリとかいろいろやって治してくれ!トレーニングも付き合う!これからなんてもやってやるから頼む!」

竜星「俺も同じこと考えていた。」

なぎひこ「スポーツでつながる・・・。相馬君だからできること・・・。」

海里「さすがです。相馬先輩」

竜星「次は大雅か・・・。あいつは手加減を知らない。早くいかないとやばいぜ」

空海「ああ、分かってる。」

なぎひこ「早く追いつこう」

海里「スターダスト。悪用させはしない。」