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第四十四話　言えない一言


７月１９日(金)　朝の事

亜夢(今日で、聖夜中も最後だ・・・。言わなきゃ…。転校することみんなに言わなきゃ…。)

亜夢「あのさ・・・。」

唯世「何？亜夢ちゃん。」

亜夢「あ・・・いや・・・。何でもない・・・。」

×たま「ヤダヤダァ〜！！」

りま「亜夢！×たま！」

亜夢「キャラなり　アミュレットハート」
アーク「りっか・・・。」

りっか「アーク！？」

アーク「気をつけて。今回は×たまといったら×たまだが、少し違う・・・。今回は、闇たまの様な怒りの感情の塊じゃなくて・・・・・・悲しみ・・・。」

×たま「ヤダヤダヤダァ〜！！転校したくない〜！！！友達がいなくなっちゃうのはヤダァ〜！！」

なぎひこ「×たまがしゃべった・・・。」

亜夢「転校・・・したくない・・・。」

りま「何言っているの！？」

亜夢「！」

×たま「！」

りま「友達が変わるわけないでしょ！離れたっていいじゃない！その分友達をつくればいいじゃない！離れても、絆は途切れないでしょ！！そんなに簡単に切れる絆なら、作らなきゃいいでしょ！！？」

×たま「絆・・・は切れない・・・。」

唯世「亜夢ちゃん、鳩羽さんにも言ったでしょ？」



「遠くに行ったって　空はつながってるじゃん　どこにいったって　友達は友達だし　変わったっていいじゃん」


亜夢「・・・・・そうだよ。一度つながった絆は離れる事のない、（鎖縁）なんだから！たとえ、姿が見えなくても、声が聞けなくても、友達なんだよ！」

×たま「友達・・・・。」

亜夢「ネガティブハートにロックオン！オープンハート！！」

りっか「アークが言いたかったのは・・・。なんなのかな・・・。」

亜夢「みんな・・・。言いたい事があるの。」




空海「は・・・？」

りま「何言っているの？」

なぎひこ「嘘でしょ？」

唯世「亜夢・・・ちゃん・・・？」

亜夢「今日で、最後なんだ・・・。聖夜中も」

やや「ヤダァ〜！！ヤダよぉ！行かないであむちー！！」ややは、おお泣きして亜夢に抱きつく

りま「やや！」りまはややの発言に怒る

歩美「ごめんね、なかなか言い出しづらくて・・・。」

やや「あむちぃ〜」

亜夢「・・・みん・・・なぁ・・・。」
亜夢はこらえていた涙を流す。

歩美「・・・・・・」（なんか、中学生になってから、私の居場所がなくなったような・・・。)

みんなは泣き続ける
その声は、小等部のロイヤルガーデンに響き渡る。


歩美「・・・・・・・・」

ただ一人、歩美をのぞいては・・・・。