二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: しゅごキャラ♪忘れられた姉Ⅲ 新世界編 ( No.495 )
- 日時: 2014/07/10 20:34
- 名前: sisimai ◆zL/tqIs4.k (ID: BjWvuHd0)
第125話 お友達大作戦!!
ほのか「家・・・こっちの方なんですね。」
小町「うん!一緒に帰れる人がいてよかったよ!」
ほのか「あ、ちょっと公園寄ってもいいですか?」
小町「うん。いいよ」
ほのかはパァッと明るい顔をして公園へ走って行った。
朝ヶ丘世 公園
小町「あれ?ブランコに誰かいる?」
ブランコには一人の人が座っていた。
髪が長く。仮面をつけていて顔がよく分からない。そして黒い服を着ている。男か女かは分からない。ただぼんやり夕陽を見ている。
仮面でよくわかないが。その人は涙な流し悲しい顔をしている気がした。
小町「どうしたの?泣いているの?どこか痛いの?」
仮面の人は小町にようやく気がついたらしい。
ビュオオオオオオーー
小町「何このバカっ風!」
しばらくすると強風はやんだ・・・。
小町「何だったんだろう?あれ?あの人は?」
あたりを見回しても仮面の人はいない。
ほのか「大枝さん!こっちです!」
ほのかは鉄棒の近くにしゃがみ込んでいる。
ほのか「見てください。これ・・・」
小町「うわぁ〜キレ〜」
そこには小さく綺麗な花が咲いていた。
ほのか「花って・・・こころの鏡な様な気がします。」
小町「こころの・・・鏡?」
ほのか「はい。私・・・この道毎日通っているんです。そのたびにきないな花になっていく。きっと、この公園で遊ぶ子供たちのきれいで純粋なこころを映しているからだと思うんです。」
小町「でも、一番の理由は違うと思うな。」
ほのか「え?」
小町「ほのかちゃんがここに来たのって、この花に水をあげに来たんでしょ?」
ほのか「すごいですね!よくわかりましたね」
花が埋まっているあたりが湿っていた。
小町「きっとこの花がきれいなのはほのかちゃんが水をたくさんあげているから。ほのかちゃんのきれいな心がこの花に映し出されたんだよ!」
ほのかは顔を真っ赤にする。
ほのか「はじ・・・めて…です。そんなこと言われるの・・・」
ほのかは進んでクラスの花係りになって、花に水をやっている。
そのたびに「今日もきれいだねー」「君はもう少しで立派な花が咲くよ〜」「自分のペースでいいんだよ!がんばれ!」と花に話しかけている。周りからはすごく変な目で見られていて、【小高部の七不思議】に認定されるほどであった。
ほのか「花に・・・声をかけると・・・ただ水をあげるよりも・・・花がきれいになるって・・・聞いたから・・・」
小町「優しいね。ほのかちゃん」
ほのか「ありがとう・・・ございます・・・。あ、あの!もし・・・よろしければ・・・。お、おおおお、おおおおおと、おと、おと・・・」
小町「落ち着いてほのかちゃん!」
ほのか「お友達になっていただけませんか!!」
小町「・・・・」
ほのか「す、すいませんっ!」
小町「なにいってんの。小町とほのかちゃんはもう【だち友】だよ!」
ほのか「あ、ありがとうございます・・・大枝さん」
小町「あ!敬語禁止!もう【だち友】なんだから!ね?」
ほのか「あ、ありがとうございます・・・小町…ちゃん・・・よ、よろしくお願いします・・・」
小町「うん!よろしくね!」
ほのかは一気に緊張が解けたらしく、『プハ〜』っと息を吐いた。
小町(結局敬語・・・ま、ちゃん付けしてもらえたからいいか♪)
仮面の人「・・・・・・・」
次回予告
ほのか「はぁ〜。緊張した〜。はじめまして甘花ほのかです。
もうドキドキでしたぁ〜。では次回のあらすじです。
見事に友達…【だち友】を作れた小町ちゃん。朝学校に登校してきたら、机に落書きが!真っ先に疑われたのは同じクラスの【広真梓さん】。転入そうそういじめ!?」
次回 しゅごキャラ♪忘れられた姉Ⅲ
「第126話 真犯人を捕まえろ! 通りすがりの探偵が事件をとくぞ☆」
ほのか「長いタイトルですねぇ〜」