二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: しゅごキャラ♪忘れられた姉Ⅲ 新世界編 ( No.547 )
日時: 2014/10/10 22:02
名前: sisimai ◆zL/tqIs4.k (ID: fQM5b9jk)

第138話 フォーガトゥンの怒り あなたは味方?それとも敵?


真理亜「フォーガトゥンさんは敵か味方か・・・。」

ほのか「きっと味方ですよ!それより」

小町「おーい。だ〜れかさ〜ん。出てきて—。おだで!」

ほのか「さっきの方は誰なんでしょうね。」
—————————————————————————————————————————————
少女「私の名前は・・・・・。・・・・・・・・に生きていたの・・・。お願い・・・助けて・・・・。・・・・君を・・・。世界を・・・。」
—————————————————————————————————————————————
梓「全く!だからああやって女子ぶって声のちいせぇ奴は嫌いなんだよ。」

真理亜「梓やめな。」

ぽつ・・・・サ———————

ほのか「あ、雨・・・・。」

小町「収穫の秋もできないから。読書の秋にしよーっと。読秋!」

小町はカバンの中からフォーがトンの日記を出す。

「誰か助けて・・・・。怖い・・・。みんな…いなくなってしまった。」

すごく震えた時。涙の後だろうか。そのページには水滴の跡があった。

「何もない。人も。世界も。何も。過去も今も未来も。全てが無い。残っているのは自分だけ。
何故。自分だけ取り残されてしまったんだろう。
何故ほかの人じゃダメなのだろう。
孤独になれた。でも、怖い。
誰かといるという事を知ったから。
誰でもいい。誰か出てきて。」

小町「ん?何これ?」

ほのか「なんか・・・内容がさっきの方と似ていますね。」

梓「『助けて・・・』何から?」

真理亜「そもそも、この日記には『600年がたった』と書いているが、人類は400年前に誕生した。それよりも前に人がいるなんて思えない。」

※アミュエスができたのは400年前

梓「この日記…やっぱり変だよ。」

ほのか「書いてあることがおかしいです。」

小町「・・・・」

真理亜「フォーガトゥンさんは敵か味方か・・・。」

ほのか「きっと味方ですよ!」

ピかッ!ゴロゴロゴロ・・・・

ほのか「ひぃ!」

梓「雷か・・・」

真理亜「ねえあれ!」

真理亜は指をさす。

そこに立っているのは仮面をつけたフォーガトゥンだった。

小町「フォーガ!あのね…。ごめんなさい。勝手に日記とか読んじゃって。返そうと思っても忘れちゃって・・・。」

フォーガトゥン「・・・。」

真理亜「単刀直入に聞きます。あなたは何者ですか。」

フォーガトゥン「読んでしまったなら仕方ない。・・・」

みんな「???」

フォーガトゥン「おまえ達は初代しゅご神アミュエスに選ばれし四天王。世界を救うにはお前たちの力が必要。お願い・・・力を・・・貸して下さい。」

みんな「・・・・。」

梓「プッ!あはははは!何それ!出てきていきなりそれ!?」

真理亜「ばかばかしいですね。しゅご神?アミュエス?四天王?そんな非現実的な話を信じるほど私達は子供じゃないです。ガキ扱いしないでいただきたい。」

ほのか「・・・」フォーガトゥンの目を見れないほのか。

小町「ちょっと!みんなやめなよ!ごめんね!フォーガ!私は信じるよ!フォーガ、ずっと一人で寂しかったんだよね?私なんかでよければ力を貸すよ!」

フォーガは下を向いたまま・・・
聞こえるのは雨の音・・・・

カチャッ

フォーガは小町達に銃口を向ける。

小町「!!!」

ほのか「拳銃!?」

梓「嘘だろ・・・」

真理亜「銃刀法違反です!やめてください!」

フォーガトゥン「おまえたちではなかったか・・・。お前たちはすべてを知ってしまった。ここで消えてもらう。」

小町「フォーガトゥンさん。あなたは一体・・・何者なの?何が目的なの?」

フォーガトゥン「・・・」

小町「あなたは・・・敵だったの?」

フォーガトゥン「おまえに知る権利は・・・ない。我は任務を実行するまで。」

パン パン パン パン!!

拳銃がら出た黒い玉は小町・ほのか・梓・真理亜を直撃した。

でも、3人は倒れた。ただ、小町一人を除いては。

フォーガトゥン「!!何故それをお前が持っている!」

小町「・・・」

小町の周りにはさっきのアンティークの錠から発せられた光のバリアが貼られていた。

フォーガトゥン「フューチャーハンプティロック・・・。それを何故持っているんだ。答えろ。」

小町「さっき拾った・・・。」

小町はフォーガトゥンにむかってフューチャーハンプティロックというものを投げた。

小町「それあげるから。あげるからみんなを返して!!」

フォーガトゥン「命までは取ってない。我にかからる記憶を消しただけだ。」

小町「フォーガ!!」

フォーガトゥンは何も言わずにその場を去った。

小町「皆!!みんな起きて!目を覚まして!ねえってば!
   ・・・フォーガのバカヤロー!!!!!!うわぁあああああ!」

聞こえるのは自分の泣き声と雨の音・・・

小町はたった一人取り残される孤独に恐怖した。
600年前のフォーガトゥンのように・・・

次回予告

小町「フォーガは・・・敵だったんだ・・・。
   お願い・・皆・・・目を覚まして・・・。
   私を一人にしないで!
   え、何この子…。」

次回 しゅごキャラ♪忘れられた姉Ⅲ
「第139話 落ちてきたたまご 悩む小町の一大決心」