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第176話　かさなる心　涙とジ・アース

メフィス・ヴァーデイン

鈴華「唯世く〜ん！唯世く〜ん！いるんでしょ！返事して—！！」

何もない自分の世界・・・
緑が豊かな大地
新鮮できれいな空気
清らかな川
たとえどんなに小さい世界でもとてもきれいだったＭデイン・・・

６００年前の戦いでセイレーンに壊された世界。前任の大地のしゅご神フローラスやＭデインの生徒会が命をかけて守った世界。今となってはがれきの山・・・

鈴華「やっぱり、Ｍデインにはいないのかな？」



ジ・アース

イクト「あの後こんなことになってたんだな。歩美はこんなところに一人いたんだな・・・。」

人の気配はない・・・。

イクト「亜夢！！亜夢！！誰かいるか！！」

鈴華「誰！そこにいるの！」

イクト「！」

鈴華「月詠イクト・・・」

イクト「陽宮鈴華・・・」

鈴華「あんたもこっちに来てたんだね。」

イクト「ああ。亜夢を探しに」

鈴華「まだ見つからないの？」

イクト「ああ。その様子じゃそっちもまだみたいだな」

ヨル「なんかくるぜ！イクト！」

ショコラ「この感じ・・・。嘘。まさか」

瑠舞羅「バカ正直について来るなんてさすが歩美！」

歩美「亜夢を返せ。」

瑠舞羅「この世界は私のテリトリー」

イクト「亜夢！？」

鈴華「歩美！？」

瑠舞羅「！！イクト？イクトなの？イクト！」

イクト「亜夢・・・よみがえったのか？」

瑠舞羅「うん。歩美の様子がおかしいの。急に攻撃してきて」

イクト「何！？」

鈴華「やっぱあんたは敵なんだ！」

歩美「かもな」

セレナ「全力で否定しなさい！イクトも鈴華もだまされないでください！あれは亜夢じゃないんです！」

イクト「なんていうとでも思ったか。」

鈴華「そうそう。」

瑠舞羅「・・・」

イクト「歩美は自分の本当の気持ちは自分の中に押し込むが、嘘はつかない」

鈴華「それに、亜夢はそんなキャラなりしないし。たとえそのキャラなりがあったとしても闇キャラなり。闇キャラなりの状態で歩美が襲って来たっていっても誰がどういっても敵はあんた。」

瑠舞羅「さすがにそこまでバカじゃないか。私は瑠舞羅」

歩美「・・・・」

セレナ「歩美。あなたは信じてくれる仲間がいるんです。自分の気持ちを打ち明けないとだめですよ。」

歩美「・・・信じるか・・・。そんなことはわからない。」

鈴華「あんたってやつは全く・・・。」

イクト「昔からこうだ」

歩美「・・・」

瑠舞羅「人間の絆ってくだらなーい。私が全部壊してあげる」

セレナ「結構でございます」

鈴華「歩美。雷神は覚醒してるの？」

歩美「まだ。」

鈴華「まったく。スターダンプティキーを見つけた。」

歩美「リリカか。」

イクト「そして、あのルマイラとかいうやつから亜夢を取り残せばあと一人。アローハンプティロックの持ち主か。」

鈴華「今は勝つ。」

歩美「ああ」

次回　しゅごキャラ♪忘れられた姉Ⅲ
「第177話　きらっきり☆光り輝け四天王の心」