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「ハァ.......ハァ.......」
「杏。ココにいたか。」
「南....さん......」
「思い出したか？」
「はぁ？」
「忘れていた過去を。」
「それは.............あぁ！！

「お母さん！お父さん！動いてよ！お母さん！お父さん！きゅ、救急車。救急車.......呼ばないと.......」

「はぁ.........とうとう思い出しちゃった......なんで憎かったのか....恨んでいるのか.......」
「いっつも舌打ちしてるのはストレス解消。音がいいんだろ。それがくせになったのはあのころからだろ。」
「なんで......」
「もう一つ。」
「え？」
「忘れている過去があるはず。」
「もう一つ？」
「そう、思い出してくれ。沙織のために。」
「沙織？誰？」
「思い出せ！！！！！」
「あんたは！あんたは何者なんだ！」
「......復讐者だよ。」

カツカツカツ.......



キィ..........

「あ、っつ.......また.........」
頭痛だ........また......

「お兄さん名前は？」
「僕はリュウって言うんだ。君は？」
「杏っていうんだ！よろしく！」
「よろしく！」

「杏さん？あ.........」
「思い出したか......」
「杏っていう子供がいて.......」
「杏ってこんな顔じゃ。」

ピラリ

「そう、そんな感じ。」
「そうか。いい感じだ......」
「あ、あぁ！！！！！！



「沙織、お前はどこ行きたい？」
「え.......そうだな〜中世のヨーロッパかな？」
「え。意外だな〜お前には着物が似合うと思っていたからな〜」


「あ、あ゛ーーーー！！！！！！！！！！！！！！」










パチン、パチン



「一気に2ピースはめ込めた。」


パズルには3ピース。はめられている。