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「俺、トイレ行ってきます。」
「そう、おつかれさま。」
「僕も行きます。」
「南さんもぉ？」
「.....」
「アキラ。」
「杏？どうした。」
「このまま続けていいの？」
「俺は構わない。」
「なんで？」
「それは......わからない。上も特になんも言ってないしな。」
「そう。」



バタンッ！

「ハァ......ハァ......」
「しげ.....」
「————————父さん。母さん。ウっ！！」

バババババ！！！！

「きゃぁ！」
「ひ！」
「父さん？母さん？どこ？」
「僕、逃げよう。危ないよ！」
「でも、母さんが！」
「無理だよ。母さんと父さんはもう........撃たれて.......」
「嘘でしょ。そんな.......いやだよ！ワァ！！！！！」




「————————あぁ。」
「山井ビル占領事件での銃乱射被害者はお前の両親。」
「南...........さん...........なんで........？」
「思い出したか。」
「一部記憶喪失してたんだよ。俺。」
「もう一つ。」
「え？」
「忘れている過去があるはず。」
「もう一つって.....なんすっか？」
「思い出せよ！」
「そんなの.....知らない！！」
「知ってるんだよ！あんたも......このザ・クイズショウのスタッフも.......思い出してくれなくちゃ困るんだよ！」
「思い出すって言っても.......」
「いいか。このことは誰にも言うな。」
「誰にも？」
「言ったら承知しないからな。何か思い出したら言ってくれ。」


キィ..........

「ハァ...........」
「思い出したか......」
「さっき頭痛がして.......滋って言う人が..........明るく話してた......」
「滋....か。」
「南さん。」
「ん？」
「毎回の頭痛はなんなんですか？」
















「.......フラッシュバックってやつだ。」









パチン........