二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: バトルスピリッツEXS 「オリキャラ募集!」 ( No.3 )
日時: 2013/04/11 17:35
名前: ノヴァ (ID: L3izesA2)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

第1話〜流星、初陣のバトルフィールドに立つ〜


「んん〜っ!! よく寝たぁ……」
リュウセイは朝の日射しで眼を覚ました。ベッドから降りて立ち上がると、即座に机の上のデッキを手に取った。
「今日も頼むぜ、俺のスピリット!」
このデッキはリュウセイが愛して止まない、自分の最強デッキなのだ。数日前にようやく組み終わった渾身のデッキだ。ちなみにこのデッキでは対戦はしていない。
「リュウセイ〜? 早く朝御飯食べなさい! 遅刻するわよ!」
「わかった、今行く!」
母の呼び声を聞くと、リュウセイは鞄とデッキを持ち一階へと駆けて行った。



リュウセイが通う、門出中学校。ここでは生徒会長をバトスピで決めるほど、バトスピが盛んな学校だ。ちなみに、普通は昼休みにのみバトスピが許されている。
「おはよう、リュウセイ!」
教室に入るやいなや、サクラが話しかけてきた。
彼女、陽昇ひのぼり サクラはリュウセイの幼馴染みであり、よきバトスピ友達である。実を言うと、サクラの両親はバトルフィールドの開発者なのだ。そして、そのバトルフィールドで初勝利を挙げた、陽昇ハジメを兄にもつという、クラスでも一目おかれた人物なのだ。
「ねぇねぇ、リュウセイ」
サクラが手招きをしてリュウセイを呼ぶ。
「何だよ、サクラ?」
「明日の昼、バトスピセンターでバトらない?」
「バ、バトスピセンター?」
バトスピセンターとは、簡潔に説明すると、バトスピ専門店だ。カードの購入から対戦などが楽しめる。
その中でも目玉なのが、バトルフィールドだ。バトルフィールドとは、実体化したカードと共にバトルをすることが出来るという、夢のような場所だ。バトスピセンターのど真ん中に設置されており、対戦中の様子をそこにある巨大ディスプレイで観戦出来るのだ。
リュウセイは普通のバトルでも楽しめるので、バトルフィールドでの対戦はしたことがない。
「明日、昼の2時にバトルフィールドの前で待ってて。バトルフィールドで勝負してあげる!」
「よし、その挑戦、受けて立つ!」
リュウセイは決意と共に、デッキケースを強く握りしめた。