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第7ターン
ミカド・リザーブ7・手札8
「メインステップ、ワン・ケンゴーを召喚！」
ミカド・リザーブ5・手札7
すると、ミカドは手札の1つのカードを手に取った。その顔は微笑みに満ち溢れていた。
「やっぱバトルは、お前がいないと始まらないよな……。行くぞ、ラミア！」
「それはこっちの台詞！ 何が来ても、私は絶対に勝つ！」


「大和の名を持ちし覇王よ。その誇り高き力で、全ての龍を従えよ！ 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード、召喚！！」


すると、にわかに空が暗雲に包まれ、そこに一陣の光が射した。そこから舞い降りて来るのは、ジーク・フリードを彷彿とさせる紅の龍。その龍は炎の中から自身の剣を作り出すと、それを掲げ天に吼えた。
「不足コスト確保の為、リュザードを破壊！」
ミカド・リザーブ0・手札6
「ヤマト・フリード……大したことはないですね。こっちにはバイ・ジャオウがいること、忘れたとは言わせないわ」
そう、バイ・ジャオウの効果。自分の系統:「妖蛇」を持つスピリット全てに呪撃を与え、さらに呪撃を持ったスピリットは疲労した相手スピリットを指定アタック出来る効果を与えるのだ。つまり、わざとBPが低いスピリットで高パワースピリットに特攻していき、そのまま相手を道連れにすることが出来るのだ。下手にアタックすれば呪撃の餌食になる。
「無論、それは承知の上だ。ターンエンド」
ターン8
ラミア・リザーブ7・手札3
「だったら、こっちもコンボ決めてあげるわ！ 」
そう宣言したラミアは一枚のカードを手に取った。


「御機嫌よう、皇帝陛下。蛇皇神帝アクスレピオーズ、いざ、尋常に参るっ！」


ラミアがカードをかざすやいなや、そのカードから星のような光が飛び散りフィールドに星座が浮かび上がった。それは蛇を操る男の姿、蛇使い座だ。
そこから生まれた紫と黒の螺旋と半透明の蛇が宙を舞い地面に叩きつけられると、その螺旋を弾けさせて杖を構えた魔神が姿を現した。
ラミア・リザーブ0・手札2
「なるほど、そのコンボか」
このコンボ、先程説明したバイ・ジャオウで特攻させた妖蛇をアクスレピオーズのLv. 2、3効果により復活させ、再度特攻を仕掛けることが可能となる。アクスレピオーズがLv. 1なのが幸いだったか。
「さぁ、次のターンで決めてあげるわ。ターンエンド！」