二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第六十九話 ( No.113 )
日時: 2013/06/21 18:47
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: 更新できた!


「高性能カメラ貸してー。」
「いっ良いけど!? そこ! アルバに高性能カメラ貸してあげて!!」
「え——分かった! お兄ちゃんが貸してあげる!!」

 地味にツンが入っていたのはなかったことにしよう。
 まあ、この後僕とアルバが一番乗りだったのは言うまでもない。

『ではこれで終わります。』

 地味に終わり、ゾロゾロと生徒がバスに乗る。一台のバスに全員納まるのはやっぱり不思議。


                        * * *


 ザワザワとバスの中で騒いでる中、話を全くしていないのは僕とシュン君だけだった。

「……うるさい!!」
「うるさいって言うな!!」

 いきなり立ち上がって叫ぶシュン君。即答でうるさいって言うな、とあやかちゃん達に怒鳴られる。

「は、はい……。」

 いつものアレとかアレはどこへやら、ストンと座って項垂れるシュン君。
 勿論周りは大爆笑。その間に樹氷前に着いた。

「帰ろう。そして寝たい。」
「もう疲れたー。ん? 何かいる。」

 バスから降りて解散した後に、宙が言った。

「何も見えないけど……?」
「だって今——アレ? いない。真っ黒の——」
「真っ黒の何が見えた!?」
「ぎゃあああぁぁああぁぁあぁあぁ!!!!!」

 突然出てきたアルバに僕は悲鳴を上げる。

「えぇと、真っ黒の服着た人がそこにいたんだ。」
「うーん……。」
「どうかしたの?」
「……ううん。今は良い……と思う。」

 アルバが真っ黒の服を着た人がいた(って宙が言っていた)所をジッと見つめながら言った。


 凄く……部屋が凍ってました。

「何これ……。気持ち悪い。」

 僕凍らせたっけ?

   ——あと一分くらいで戻る——

 いつからルピナスってナビゲーターになったんだろう。
 まあ、戻るなら良いや。寝よう……。