二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第七十八話 ( No.130 )
日時: 2013/07/14 23:23
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: モンスターズ・インクを見た直後にアヤノの幸福理論を聴いて涙腺崩壊する僕


「チルベーっ!!」
「……うわお、なんかまた懐かしいモノを持ってきたね」
「いやいや、そんなこと言ってる場合じゃないんだよ! チルベはアルバの保護者でしょ!? なんとかしてよ!」
「発作モドキを? うん、じゃあとりあえず冷やさないとね」
「冷やして治るモノなの!?」
「心臓辺りを凍らせない程度に」

 アルバの家にいてくれたチルベとの、最初の会話がコレってどうかと思う。
 いやまあ、「実行あるのみ」って言うの? 冷やしてみました。

「さすがブラコ……兄弟思いだね、よく分かってる。普通に治っちゃってるよ」
「ふっふっふ……」
「キモっ……。とりあえず戻そう」


 髪、杖。うん、この二つ揃えとけばまあ行けるわけで。
 あとは何かもうなんかよく分かんない魔法語を唱えて終了。……よし、終わった。髪の毛消えたし成功だと思う。

「——俺何してたっけ!? 何この状況!?」
「助けてもらって第一声がそれかよ。恩知らずなお師匠さん?」
「お前に初めて師匠とか呼んでもらった……。いや、助けてもらったってどう言う意味?」

 うあぁ……。何にも覚えてないとか。皆にちやほやされてたのは言わない方が良いよね。

「あっははっ、面白いもん見せてもらっちゃったぁー!」
「え、チルベまだいたのかよ……。今日帰るって言ってたのに……」

 これでも発作モドキ治し方教えてくれた人なんだけどね……。

「まあ、そんなわけで早く会場に戻った方が良いよ。無論ボクは行かないから……、てか行けないし」
「あぁそうか。うん、じゃあまたな」

 あぁ、話が全く分からない。
 てか戻ったら戻ったで僕にもの凄い苦情が来そうで怖いんだけど……。


                        * * *


「アルバとリンネおかえりー!」
「ただいま……」
「おー。いや、俺何があったか全く覚えてないんだけど……」
「んー、要約しちゃうと、七歳児になってたかな。色々あってリンネ抱っこされてたよ?」

 直後にアルバが赤面する。僕に至っては赤面の問題じゃないけどね……。死にたいです。

「あ、リンネおかえり。大丈夫だった……?」

 ソアラが後ろから声を掛けてくる。

「いやもう精神モロともズタズタボロボログチャグチャだけど!?」
「落ち着いてよ!! てか僕にヤツ当たりしないでよ!!」
「あーごめん……。あのさ、僕変なこと言われてなかった?」
「え? ……あぁなるほどね、うん。皆に————って言われてたよ?」
「……はあぁあぁ!?」
「よしよし、落ち着こう。ね? ってかそこまで顔赤くしなくても……病気?」

 一瞬にして僕に皆の視線が降り注ぐ。同時にアルバが「ぅゎぁぁぁ」と、呻き声を出しながらしゃがみ込むのが見えた。
 なんかもう…………死ぬ。