二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第九十話 ( No.173 )
日時: 2013/09/14 00:44
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)

 うん。話を整理してました。
 アミスタさんとルピナスの雑談モドキについて。アルバに憑いている「タナトス(死の神)」をなんとかしないと云々。で、アミスタさんはそれ(タナトス)に昔憑かれてルピナスを殺してしまった、と。
 で、ソアラの作戦について。うん。よく分かんない。

「とりあえず強行突破ってヤツだよね?」
「もう、それで良いです」
「面倒臭いから早くしろよ……」

 ソアラとルピナスが間違いなく呆れ顔だ。

「あ、ごめん。ルピナスに話したいことがあるから、ちょっと来て」
「え、早くしろよ?」

 このパターン。絶対に駄目なヤツだ。
 二人が出て行った直後に聞こえたのは、複雑で馬鹿らしい内容だった。

「好きだ!!」

「あれって、いわゆる薔薇?」
「ソアラ、それは禁句だよ……」

 僕が読む、本ではこう言うのが多い。なんか、異性同士の愛情よりも価値があるとかなんとか……。絆とか友情がどうのこうの。
 興味ないから分かんない。恋心すらいまいちピンと来ない僕にホモの気持ちが分かるかよ。
 勿論、ルピナスの素っ頓狂と言うか、絶叫が聞こえて来た。直後にアルバの部屋の壁が一部壊れ、そこからアミスタさんが飛んで来た。
 あー、アルバの家、また壊れたよ。

「まだー?」
「そ、そうだね……。早くしないと色々と危険だし」

 僕に合わせてソアラが言う。
 ルピナスは壊れている扉がある場所から、アミスタさんはそのまま立ち上がった。

「そうだな。早く行こう」
「えー! もうちょっとこの世界にいたかったなー!」

 二人は対照的な性格なのかな? ルピナスは早くあの世に行きたいけど、アミスタさんは行きたくない、みたいな感じで。

「え、俺死んでないよ?」
「なんだかよく分からないが、確かにコイツは生きてるぞ? ソアラやリンネみたいに」
「え……、アミスタさん。今何歳ですか?」
「覚えてるわけないじゃん。ちなみに老けてないのは今の時代で言う「おまじない」を使ってるよ?」

 意味分かんない。どうでも良いし行こうよ。


                        * * *


「ねえ、なんでロドリオ村なの……?」
「とりあえずロドリオ村だ」
「そ、そう……」

 何故かロドリオ村。
 四人で歩いてる。子連れとか思われてたら僕は鬱になる。
 久しぶりに、老人からの視線を浴びる。うん、嬉しくないわ。

「——シアン……さま?」

 見たことないお婆さんがそう言ったと同時にアミスタとルピナスが派手に吹く。どうした。

「え、はい……なんでしょうか……?」
「あぁ、やっぱり……!」

 直後になんか老人が嘘の様に集まって来た。それこそ亡者の様に。
 僕とソアラは、近くにあったベンチに座って、その様子をしばらく眺めることにした。