二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第八話 ( No.18 )
日時: 2013/04/21 12:15
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: イベントにより能力はカットします。


 今日も一応学校は休み。こう君はいつ自己紹介できるんだろう。
 僕は朝いつもより一時間早く目が覚めた。唯家の前がうるさかっただけだけど、アルバがいないショックもあって。
 玄関の扉を開き、見てみるとシュン君がいた。なんか嫌だな……。

「アルバあぁぁああぁ!!」
「そうしたの、シュン君。昨日も言ったけどアルバは留学してるよ? てかなんで僕の所にくるの?」
「アルバの家に行ったけどいなかったからここかな、って。」
「ふざけるないる訳ないだろう留学していると言っただろうに……。で、アルバに何の用?」

 正直、今の僕にアルバの話をするのはやめてほしい。こう君を呼びたい。呼んで身代りにしたい。

「昨日、オレの可愛い可愛いあやかちゃんがアルバがいなくなったってショック受けて寝込んだんだよ!!」
「知るか!! 帰れロリコン!!」

 そう言って僕は思いっきり扉を閉めた。家が一瞬ぐらりと動くぐらい。

「——ったく……。僕のこともちゃんと考えてよね。せっかくイケメンとか言う種族なのに。性格で無になってるじゃないか。」

 そう呟きながらベットにうつ伏せ状態で倒れ込む。しばらくシュン君が騒いでたけど無視して寝た。


                        * * *


 今僕は多分……いや、絶対にヤバい状態だと思う。と言うかうつ伏せだったことを後悔する。

「アルバ!! 起きろ!!」

 いや待て。僕のどこを見てアルバと間違えた? と、全力で言いたい。もはや長髪ってところ以外似てないけど!? え、シュン君どうやって入って来た!? 馬鹿なの、死ぬの!?
 思い出してみれば閉めたものの鍵はかけてなかった。そりゃあ入れるわ。

「————こんにちわー……。」
「こう君っ!!」

 僕はそう言ってバッと起き上がりシュン君を撥ね飛ばして玄関へダッシュ。こう君は神でした。我慢しといて良かった。

「げっ!! お前の家かよ……。」
「僕の家にこう君のライバルがいるからなんとかしてくれないかな。」
「は? 俺にライバルなんてい————お前っ!!」
「とりあえずお願いします先輩。」

 そう言いながらこう君を家に押し込んだ。その後はなんか悲しい空気が流れ続けた後、どういう訳かシュン君が舌打ちして帰って行った。

「なんだアイツ。」
「だから、こう君と同じロリコン。」
「もうやめて。俺はロリコンじゃない!! これでも俺は12歳だから!!」
「だがロリコンにしか見えない。……背が高いって嫌だね。」
「やめろッ!!」
「はいはい。来てくれてありがとうね〜!!」

 そう言って僕はこう君を見送った。にしても、シュン君怖い。変態だった。てかどんだけアルバ嫌いなんだよ。あそこまで言ったらホモだぞ……!!
 ……そんなことしたら僕が速やかに確実に徹底的に排除してやる。

「で、これからやることないんだけど……。塔にでも行こうかな。」

 僕は誰もいないことを確認してから家を出た。