二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第十話 ( No.20 )
- 日時: 2013/04/22 19:49
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: お母さんがオムライスにケチャップで顔文字描いてたw
「今日から少しの間、留学生のこう君が授業に加わります。」
いや待て、校長言葉の構成下手くそ!! てか知ってるよ!! 僕がここの生徒で一番に会ったんだもん! ついでに結構仲良くなったもん!
こう君は、アルバのいたクラスにいる。こう君とアルバって雰囲気が少しだけ似てるから少しは友達できてるかな、と思い放課後に見に行ってみた。ついでに校長に町案内しろと言われたから伝えにきた。
「おい、お前なぁ!」
な、何!? メッチャクチャこっち入ってくんな的なオーラ出てるけど。
こっそり覗いてみるとこう君と学校で有名な不良が喧嘩してた。もうイヤだよこの位なら白鳥先輩に宙がボコボコにされてるところ目撃した方がマシだよ。にしても……。
「……は?」
なんと言うことだ。君は馬鹿か? そんなこと言っても笑われるだけだろ! 直後、こう君が不良と取っ組み合いを始めていた。こう君自己防衛(そして正義)のためにも魔法使えよ!
他の生徒は茫然とその様子を見ている。僕が出て良い状況かな。まあ、出るけど。
「こう君、町案内するから早くして!」
「はぁ!? お前ロリ——」
「黙れっ!!」
「こう君早くしなかったら不良と共に凍らせるよ。」
「うわっ! 絶対却下! 今行くか……ら!」
そう言ってこう君は不良をノックアウトさせてきた。どんだけロリコンって言われたくないんだ。あの状態は異世界で言うと高校生が中学生と取っ組み合いしてる様な感じなんじゃないかな。
「お前今変なこと考えてただろ。」
「いや、考えてない。異世界の高校生と中学生の喧嘩っぽいとか考えてない。」
「そんなこと考えてたのか……。」
「てへぺろ。」
「つかお前本当に町案内できるのか? この前ショッピングモールの場所すら知らなかったのに。てか荷物置いてからで良いよな?」
「自信ないよ。と言うかよく僕が今から案内するって知ってたね。それ伝えようと思ってきたのに。じゃあ、学校前で待ち合わせね、バイバイ。」
ちなみに今日は宙を呼ぼうと思っている。馬鹿でもこの町のことは僕よりも分かってるはずだから。うん、絶対知ってる。
僕はこう君と別れて宙の家に向かった。
「宙いる?」
「宙いるよー!」
聞こえてきたのは白鳥先輩の声だ。
「宙下さーい! ちょっと町案内してもらいたいので!」
「良いよ! もう一応説教タイム終わったから!」
「早くこなかったら閉じ込めちゃうよー!」
「ちょっ待てって!」
すぐに宙が出てきた。僕は宙と一緒に自宅に帰ってから制服を着替え、準備をすると宙を連れて待ち合わせ場所へ向かった。
「————で、そいつは何だ。俺にまた変な目で見られて欲しいのか?」
「いや待て僕はそこまでタチ悪くないよ? 宙に案内してもらおうと思って。」
「いや、そんなの聞いてない。」
「いま聞いただろ? じゃあ始めっ!」
こうして僕らの楽しい楽しい町案内が始まった。