二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第十一話 ( No.21 )
日時: 2013/04/22 21:00
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: アヤノの幸福理論凄い!! 泣いた!


「……もう帰りたい。」
「同意。」
「えー、まだ見ようよ!」

 宙以外は誰も楽しく無さそうなこの空気。この人移動中も到着時もずっとゲームのことを話してるんだもん。ジャージ族の師匠を持ったのになんで……!

「もうちょっと豆知識とか入れてほしかったな……。」
「って言うかここ大分気ままだよな。」
「いや、大分忙しいけど? 説教とか説教とか説教とか。」
「お前は説教だけだな。ここは勉強より伝統を伝えていくのが優先だからね。そっちはどうなの?」
「勉強優先かな……?」
「ふぅーん。まあ、良いよねどうでもっ!!」

 最後に宙が爆弾発言を残して商店街に入った。僕とこう君は、コイツは素で馬鹿だ、と言うことを理解した。
 仕方なくついて行くと、クジャクと思われる何かがいた。

「————だからイベントホールで待ってるわ。」

 話をまとめると、僕ら(こう君、宙、僕)は読者モデルに選ばれたらしい。いや待て、僕まだ雑誌とか見てないぞ? こう君なんてもっての外だ。あり得ない。

「ん? あ、今週は入学云々でコーデを揃えるらしいよ?」
「見して! 僕そんなの貰ってないし分からない!」
「俺も選ばれてんの!? ……死にそう。」

 う……うわあ。こう君、着て早々なんか知らんが色んなことに巻き込まれてるな。初日はショッピングで二日目は喧嘩。今日は喧嘩と読者モデル。

「制服って普通ので良いんじゃないの……?」
「確かにな。学校は基本的にそれぞれ違ってるように見えて一緒だし。」
「そうなの!?」
「お前俺より前にここにいたのに気付いてなかったのか。」

 気付いてませんでした。でも思い出してみたらセーラー服みたいなのとかブレザーっぽいのとか色々有った。そんなことにも気付けなかった自分の目を呪いたい。

「……とりあえず制服用意しようか。早くやった方がいいと思うし。」

 宙が言うと、こう君がイヤだイヤだと呟きながらも制服を取りに行った。
 その後、しっかり写真をカメラマンに撮られた。