二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第十五話 ( No.27 )
- 日時: 2013/04/25 20:27
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
今、生徒全員が三階の講堂に呼び出された。よく納まったな、と思う。それとも人数が少ないのか……。
「今日から三日間、一日一回魔法大会を行います。休んで良いのは一日だけです。それができないなら学校から去って下さい。」
校長がいきなり話題を出した。いや、話題と言うより爆弾発言だけど。と言うか台詞が怖い。いつからここはエリート校になったんだ!?
「と、言う訳で今から魔法大会を始めます。」
抜き打ちかよ! 見事にアルバが帰ってくる前日に終わるってことかな? つまり、アルバが帰って来るまでのカウントダウンってことだね! 魔法大会とか嬉しくないし面白いとも思わないけど、テストよりはマシだよね。
「では、まず……。リンネ君とコロ君。」
コロ君って誰。僕は全力でそう思った。すると、銀髪で少し見たら女に見える人がいた。よく見ると普通に男だったけど……。
「先生、僕体育に関係する魔法使う勝負が良いです!」
「良いですよ。では先に“ふうせんの魔法”を相手に当てた方の勝ちです。勿論ここでやられたら洒落になりませんので屋外でやって下さい。」
ダメだコイツ。あの人(どこかのジャージ族さん)と同じタイプだ。そして校長は良いと言った挙句僕らを邪魔者扱い……。もう色んな意味でイヤだ。だからって知り合い出てきても困るけど。
「はーい! じゃあリンネとか言うの早く行こうぜ!」
「……うん。」
僕は溜め息を吐いてから講堂を出た。後ろの方で次にこう君と宙が選ばれた声が聞こえた。……最低な組み合わせだな。
「よし、準備開始!」
「って言っても杖用意して魔法語唱えるだけだよね。」
「スキアリ!」
「いや、相手ちゃんと見ないと!」
いきなりコロ君が杖魔法をかけてきた。が、方向が違う。避ける間も無く魔法の光線的な物は消滅した。言うまでもなく僕は攻撃を仕掛けた。しかも外したショックで固まってた相手に直撃。黄緑の風船がコロ君に付いた。
「わあ。なんかゴメン。」
「あぁ——……。」
風船は僕の頭の所にコロ君の足が来るくらいまで上がってから割れた。
「負けたー……。しかも運動にならないまま。」
「コロ君まだそのこと気にしてたの? コロちゃん。」
「うるさいっ! そしてコロちゃんって何!?」
「コロちゃんの方が可愛いもん。」
本当はコロスケで良いんじゃないかとか言えないし。コロちゃん立ち直ってるし。
こう君と宙が何故か睨み合いながら登場。僕は二人に近づき、話しかけた。
「二人ともどうだった?」
「中でやったものの俺が魔法使えなかったからこうのヤツの不戦勝。」
「で、逆ギレしたコイツがいる。」
「うっわ。ないわぁ……。てか魔法使えないのはいつも説教されてるからじゃない?」
「酷いっ!」
どうやら凄く些細な喧嘩だったようで。僕は自分的正論を言ってから校長に結果を知らせに行った。