二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第46話 ( No.285 )
- 日時: 2014/05/29 07:15
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
昨日更新出来るかなーと思ってテネブラエ探してたのに、広告で前に来てたから見つけれなかったというw←
**
授業中、鉛筆がすり減った(意味深)から、ショッピングモールに買いに来ました。否、買い終わりました。今はエスカレーターを下りた所——
「あのさ、あたし——アルバが好きなんだ……」
物陰から聞こえてきた言葉に、僕は色んな意味で硬直した。そして同時に思った。「シンプル」だなあ、と。
「えーっと、白鳥? え……?」
相手の動揺がよくわかる。
「うん、わかってるよ。あんたにはちゃんと、いるもんね。でもさ、人の気持ちは変えられないんだよ? あたしはあんたが好きなの」
「……どうしたら良いんだ俺はッ!」
シリアスブレイカー・アルバ……。知らねーよ自分で考えろとしか言えない。
「リンネに言った方が良いんじゃないか? 同じ女だし」
「……ばれてるし、アルバと付き合う前から。それにリンネは色んな意味で鈍感だから」
当の本人ここにいますけど。
「まあ、アイツは鈍感だな」
「あんたには言われたくないと思う。で、どうする?」
「とりあえず、リンネの家に行こう。そして3人で話し合おう! 今から!!」
待って、当の本人ここにいますから!!
叫ぶわけにも行かず、2人の気配が消えるのを待った。
「——ん? リンネ?」
「うわ、宙だ」
「うわ!?」
背後から話しかけられ、一応平常を保ってみるものの、僕の脳内は意味不明な単語が思考をかき混ぜていた。
「えーっと、何かあった?」
「……うん。すっごい色々とあったよ。あとさっきの恨みは忘れない」
「ああああ鉛筆の件はホンット悪かった! マジで! この通りだから許してえぇっ!!」
「嫌だよ。僕の大切な鉛筆が——」
「っそんなことより! 相談乗るぞ?」
とりあえず帰りながら「青嵐とアルバが僕と話すために家に向かってる」と言う。
「……ダメじゃん俺いたら!?」
「そうダメなんだよ! 帰れ!」
「帰ってるから!」
「うるさい。もう面倒臭いし、内容は後日! じゃあね!」
箒に乗り、素早くその場を離れて家に向かう。
これ以上話したら、僕の思考回路はショートする(野生の勘)。
あー、でもどうしよう? ルピナスら辺の人がいたら。そしてアミスタさんがいたら。もっと言うならレーゲンちゃんがいたら!!
——あ、これ、早く家行かないと本当にヤバいパターンだ(無論野生の勘)。
- mbt online ( No.286 )
- 日時: 2014/06/22 23:39
- 名前: mbt online (ID: yiBoVHCo)
- 参照: http://www.dubaifirsthome.com/zapatillas_mbt/
聽Regardez derri猫re la t?te de lit
- CONVERSE ( No.287 )
- 日時: 2014/07/03 17:10
- 名前: CONVERSE (ID: f9mkXew8)
- 参照: http://www.pbtalent.com/shoponline.asp?cheap=products-c18.html
choy? pupuce, Ce m閘ange lui permet ainsi de jouer des contrastes de mati鑢es et de couleurs, assis aux c?? des acteurs Fran?is Cluzet et Nicolas Duvauchelle, 23h15)? ao?: Demi-finales (18h et 22h) ?1 ao?: Petite finale (18h) Finale (22h00) ?L'absence du leader dans la parole publique se transforme en cadeau pour le camp d'en face. et j'aurai toujours le souci de la proximit?avec les Fran?is.The China News Agency, an offshoot of the official China News Service, said Chen died in Beijing. The cause was cancer, said Chengdu-based writer He Sanwei, a family friend.
- DANNER (ダナー) OUTDOOR HERITAGE ( No.288 )
- 日時: 2014/07/08 22:07
- 名前: DANNER (ダナー) OUTDOOR HERITAGE (ID: 5NRE2t7J)
- 参照: http://www.royalwoodshop.com/shoponlinejp.asp?cheap=products-c4.html
連合山形の大泉敏男会長は取材に「自主投票よりはベターな選択だ。早急に体制を整えたい」と述べた。28日の参院選集会で選考委の結果を報告し、6月上旬の執行委員会で舟山氏支持を最終決定する方針。
- Re:第47話 ( No.289 )
- 日時: 2014/07/13 06:40
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「あれ、アルバ君と彼女さ……ゲフン。
リンネは今出かけてるよ? もう帰るとおも——」
「ただいまっ!」
アミスタさんに(箒と言う名の)棒を叩きつけて玄関(のアミスタさんの上)に立つ。
「アルバと青嵐じゃんっ。どうしたのっ?」
「え? あ、あぁ……。話があって来てだな……その……」
「とりあえず場所変えよっかうんその方が良いよそうしようそうするしかない」
「あんたが家で話したくないのはよく分かった……。どこで話す?」
僕は腕を組んで考える。
——公園、カペラ的なヤツらがいる。
——学校、論外。
——海岸、僕が個人的に好きじゃない。
——ロドリオ村、そうだ。ロドリオ村だ!
「ロドリオ村だぁ!!」
数十分後、僕たちはロドリオ村の、喫茶店に来ていた。
「——うん、良いよ。僕は」
「そんなアッサリ!?」
「うん。問題ない。だって、僕たちこれと言って恋人らしいことしたことないし、凄くプラトニックな関係だし」
「その言葉色んな意味で俺に刺さってるぞ」
「ごめん?」
僕は首をかしげながら、アルバが奢ってくれたオレンジジュースを飲み干す。
——なんだろう、このサクサクっぷり。怖い。
——そして僕たち。恋人になって以来、文字通りの意味で恋人らしいことをしたことがない。それ以前の問題で、恋人って何するの? と、そんな感じ。デートとかしたことないし(マ●オとピ●チの逆バージョンとかはあるけど)、キスとか? 眠れる森の美女以来である。多分。
「あら? アルバ様じゃない」
「ごふっ!?」
そして案の定害虫……もとい、璃瑠が来る。
「リウルサンコンニチハ、オゲンキデスカ?」
「リンネ、怖い」
「じゃあ、明日一日アルバは青嵐とデーーートッ! アーユーオーケー!? じゃあね!」
芽野ちゃんが喫茶店に入って来るのと僕が喫茶店を出るのはほぼ同時だった。
青嵐がアルバとデートか。あの二人、僕よりも付き合い長いし、お似合いだろうなァ……。
——僕の胸のあたりが、つき刺されたように、ズキリ、と締めつけられた。
- Re:第48話 ( No.290 )
- 日時: 2014/07/13 18:15
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: おいこら待て(・ω・`)
リンネがあたしに気を使ってくれた。
本当は、こんなことしちゃダメだって、わかってる。
でも、これだけは、譲れなかった。
「白鳥?」
「……っ! な、何!?」
「いや、別に。大丈夫か?」
「うん……」
あたしたちは、小さい頃に行ったバロン村へ向かっている。
バスに揺られて数十分、目の前には前と変わらない銀世界が広がっていた。
「変わらないなぁ……」
「お前は変わったな」
「え? どこが?」
「前来た時、雪に飛び込んでったのは誰だ?」
覚えてたんだ。
——それだけのことなのに、胸が高鳴る。
「うっわぁ、デカイな……」
「前と同じ観覧車からにする?」
「ん……。なんでも良いぞ」
「ジェットコースター!」
「ハードだな!?」
アルバを強制的に乗せると、ジェットコースターは出発。
急上昇したかと思えば急降下。グンッ、と振動が伝わってきて、乗り物がカーブし、横向きにウェーブ。その後、また上に上がったと思えば回転しながら下に落ちた。
「……アルバ、大丈夫?」
「うぇ……。無理かも……。リバースする……」
「リバース!?
あ、そんなことよりさっさとお化け屋敷行こう!」
「鬼畜っ!」
アルバが空色のマフラーを口元に当てながらついてきた。
空色。そら、宙。急に宙が恨めしくなる。よし、今日から、アルバが使う空色は、水色、としよう。
*
「うぅ……、そろそろ寿命がヤバいかも……」
「最後は、観覧車かな」
「そうか。なら大丈夫だ」
今までの弱音はどこへ行った。と、あたしは同時に申し訳なくなった。
「今日はなんだかんだで楽しかったよな。俺、もしかしてMなのか?」
「いや、もとからMだよ……」
券売機を昔からある謎の素早さで弄り、観覧車へ向かう。
意外にもそこには、誰も来ていなかった。夜は人気があるものだ、と錯覚していたのに、そんなこともないらしい。
「さて、と。行こっ!」
「おう」
さっきよりは(体調的に)マシになったようで、サッと観覧車に乗りこむアルバ。一瞬ストールが扉に挟まりかけていたが、閉まり切る前に手刀を叩き落としていた。
「今見たら、ここって良い景色だな」
「前はどう見えてたの」
「ただの白」
「……否定はしない、かも」
あたしは向かいに座っていたアルバの隣に移動する。
「?」
「あたし、さ。昨日も言った通り、あんたが好きなの」
「……うん」
「アルバにはリンネがいる。だから、諦めてた。
でもね、リンネは付き合う前からあたしの気持ちを知っていた。もしかしたら、配慮してくれて、何もしなかったのかもしれない」
「……」
「あたしは、リンネに負けたの。でも、嫌なの。
あたしは——」
「——っ」
あたしは、アルバの唇を奪った。
- Re:第49話 ( No.291 )
- 日時: 2014/07/13 20:49
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「君はイケニエなんだよ」
最近、2人の様子がおかしい。
前までは僕の前だろうとなんだろうと関係なしに騒いでいたのに、最近は話すどころか、顔をあわせると同時にお互いを避ける。
「ねえ、カミュさん。アルバと青嵐、どうかしたの?」
アルバの相談相手カミュさんに聞きに行く。
「とりあえず、部屋に入れ。話はそれからだ」
「はい?」
「入れ」
「はい」
学生寮のカミュさんの部屋に入る。
久しぶりだな、と思っていると、カミュさんは机に花瓶を置いた。
「一言で言うと、大人の事情だ」
「僕たち年齢あんまり変わらないよ」
「それを言うな」
「はい」
わずか十秒で行われた会話。
大人の事情って何さ。
……多分、この前のデートくらいかな、とは思っているけど。アルバも青嵐も、話しかけ辛い空気を放っているため、聞くことができない。
「説明を求めます」
「……。後悔するぞ」
「僕の好奇心だし。別に良いよ」
「そうか……」
「——この前遊園地で、白鳥青嵐がアルバ・リングの唇を奪った。と、そう言えばわかるか?」
約二十秒間、僕はその言葉の意味を考えた。
——唇を奪う、とは、キスをした、と。そう言うことだろうか。
——青嵐が、アルバと、キスをした、と。
「なるほど。そう言うことか……」
「反応が薄いな」
「うん。だってさ……」
僕は、その場で片足を軸に一回まわり、カミュさんに向きなおって——
「私、もう長く生きられないもの」
カミュ、と。紅色の長い髪をひとつに束ねた少年は、驚愕を顔に浮かべる。
「このリンネ、と言う少女は、とある宗教のイケニエとして選ばれた。この世界で最も、残虐とされている——」
「……レスワコ教か」
「知っていたか。あそこの宗教はたしかに残虐。ただし、絶対。相手は絶対にリンネを連れに来る」
カミュは私の話を信じるような、信じないような。よく分からない顔をしている。
「——それをオレに話して、どうするんだ?」
「簡単だ。仕向けてくれ。リンネがイケニエ、と言う未来に」
「何故」
「世界を救うため、だ」
アイツらは嫌がっていたが、仕方がない。
何より、カミュがこの話を信じなかったら……。
「……わかった。どうすれば良い」
こればかりは、私が驚愕する他なかった。
コイツは、世界の為に1人の少女を犠牲にする、と——
「リンネと世界を救うには、どうすれば良い?」
——人とは、なんと我儘な生物なのだろう。
「リンネの命は無理だが……。魂を救うことなら、出来ないことはないな」
- Re: とんがりボウシ テネブラエ【樹氷魔法学校】 ( No.292 )
- 日時: 2014/07/13 21:00
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
うわ、うわあ。
ご無沙汰です。紅雪です。
キーボード打つの下手になってます。ただ謎のネタだけは溜まりにたまってます。ある種欲求不満ってやつですね((
なんか、出てきましたね。カミュさん凄いですね。キャラが怖いです。誰ですかコイツ。
ネタですが、レスワコ教は、ミヤコワスレと言う花を逆から読んでミヤを消しただけです。安易です。進撃の巨人のユトピア区的な感じです。
今日、48話書いてる途中に聖闘士星矢の映画を観に行きました。面白かったです! 問題なしです!
まあ、リンネちゃんの死亡フラグがビンビンたってるわけですが。はたしてくつがえされるのか……っ!?
えっとですね、最近友達と2人でメチャクチャ話ねってて時間掛かりました。END含めて決まりました。あとは紅雪の文才と状況で全てが決まります。ほぼ100%詰みます。
これからは基本朝更新かな??とか思ってます。朝6時起きで準備終わらせて7時半くらいには更新、って感じを心掛けようかな、と。
ラストスパートですからね、頑張らないと。まるで打ち切りのような話の進み具合ですけどね。
にしても、メカクシティ……。僕的にはアヤノが好きになったこと以外とくにこれと言って進展はありませんでした。あはは。
では、ノシです。
- Re:第50話 ( No.293 )
- 日時: 2014/07/13 22:10
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「ねえ、さっきからなんで黙ってるの?」
さっきから、カミュさんが僕のことを無視する。
ブツブツと何かを呟きながら、たまに机を叩く。
「カミュさん……?」
「っ、ああ、どうした?」
「さっきからずっと話しかけてるのに……」
「すまない。いや、悩み事が……な」
「僕も手伝える? 大変だね……」
カミュさんはそんな僕を見て溜め息を吐き、僕の頭に手を置いて、
「お前も大変だな」
と呟く。
「うん? アルバ達の件?」
「それも含めて。お前はあの2人をどうしたいんだ?」
頭から手が離れて、僕は首をかしげて少し考える。
「僕は、あの2人には仲直りしてもらいたい。それで、アルバが僕よりも青嵐が好きって言うなら、僕はそれで良い、かな?」
「つまり、アルバの幸福を願う、と」
「そうなるかな? アルバがどう思ってようと、僕がアルバを好きって言うのは変わらないし」
ああ、僕は何を言っているんだ。
とてつもなく愛の告白染みたことを言っているよ。
「そう言えばお前、あの刀はどこへ行った?」
「え? あー、うん。ルピナスが持ってる」
「あれはお前が持っていた方が良いかもしれない。あと、オルゴール? はあるか?」
「え、なんでそんなの知ってるの? 怖い。持ってるけど」
「それも持っておいた方が良い」
カミュさんが突然変なことを言いだした。
僕の頭の上には、「?」が複数浮上していた。
「お前の安全のためだ」
「う、うん」
「そして今日は家まで送ろう」
「え? あ、ありがとう……?」
なんなんだ……。
と、窓から空を見て見ると、日が沈みかけていた。
「え!? 僕がここに来たの、学校終わってすぐだよね!? もう7時回ってるの!?」
「当たり前だろう。家にいるやつらが心配するぞ」
「うんっ! 今帰る!!」
*
「ただいま!」
「遅いわァァァ!!!」
帰ると同時にルピナスの鉄拳をくらいそうになる。
「カミュさんありがと! 気を付けてね!」
「ああ、そちらこそ」
「リンネ、今のは?」
「アルバの親友? の、カミュさん。今日は送ってくれたんだー」
「おかえり? 何それ、そのカミュってヤツ、リンネに気があるのか?」
「違うと思う」
テーブルをみると、シチューが置いてあり、レーゲンちゃんが(シチューと)戦っていた。そしてそれを面白そうに眺めるノア。
「えーと……あれは?」
「シチュー」
「いやそれはわかる。レーゲンちゃん……、どうしたの」
「……猫舌らしい」
直後、机に突っ伏するレーゲンちゃん。
「あついの……いやだ……」
「…………」
「——アミスタァっ!! アイス買ってこいいいいいいいいい!!!!!」
「わわわかったああああああああああっ!!!!!?」
この後、レーゲンちゃんは一命をとりとめたとかなんだとか。
- Re:第51話 ( No.294 )
- 日時: 2014/07/15 06:48
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「ところで」
「はい?」
「校長がお前を呼んでたぞ」
「へぇー……」
また変な話なんだろうな……。
「ノア、レーゲンちゃんよろしくね。行ってきます!」
校長先生は、塔の上にいた。
謎の笑みがとてつもなく怖いです。
「突然ですが、この前、芽野くんと璃瑠くんが来ましたね。もしかすると、世界が不安定になっているかも知れません」
「あの2人が来るイコール世界が不安定なんですか?」
「いえ、そんなに頻繁に虚空が人を連れてきたら、暴走するかもしれない、と。そう言うことです」
僕に……言うなああああああああああああああああ!!!!!
——と言いたい所だけど、それは困る。世界が不安定とか暴走するとかよくわからないけど、ようするに壊れるってことだ。皆が危ないと、そう言うことだ。
「どうするんですか?」
「レスワコ教と言うものを知っていますか?」
「いえ全く知りませんけど」
失笑すら出てこないほどに清々しい即答。
何その四角い名前、としか感想が出てこない。
「宗教の一種なのですが、それが唯一世界を救う方法を知っているのですが——」
なんだその可哀想な宗教……とか言ったら駄目だからおさえる。
「その儀式には、イケニエが必要でして」
「つまり、イケニエに選ばれたら世界を救うために人柱になる、って言う感じですか?」
「はいその通りです。霖音くんはそう言うのに興味があるんですか?」
「ないです」
満面の笑みで返す。
そう言えば、この前チルベがそれ関連の話を持ち出して来たな。イケニエの味方だとかなんだとか……。
「では、例えば、霖音くんがイケニエ、だとしたらどうしますか?」
今日は凄く意味深な言葉を口にする校長先生。
僕が、か——
「そうですね。僕は————……」
昨日はレーゲンちゃんがあつさにやられたため、日記を書けなかった。
校長に呼ばれて塔に行くと、いきなり宗教の話を持ち込まれた。レスワコ教は世界を救うぎしきを出来るけど、イケニエが必要らしい。チルベがこの前イケニエどうたらの話をしてたのを思い出した。日記の前の方にも書いてあるはず。
そのあと自分がイケニエだったらどうするか、と聞かれた。なんて答えたっけ。
- Re:第52話 ( No.295 )
- 日時: 2014/07/17 07:04
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「ちょっと、リンネさん」
「はい?」
璃瑠さんのこの一言からなんか色々と凄いことが始まったりしない。
「……近くには誰もいない……、ので、いじめてやろーと——」
「お断りしますッ!!」
「嘘。そんなことするだけ無駄。本気で話したいことがあるの」
今ここでこの人ぶん殴っても、僕に罪はないだろう。
「えーっと、どう質問したら……」
「僕、今忙しいんだけど……。早めにしてくれたら嬉しいです……」
苦笑を浮かべて言うものの忙しいと言う訳ではない。(寧ろ暇だからアルバと青嵐を仲直りさせたいとか考えてるんだと思う。)
「そ、そうね。じゃあ、率直に聞かせてもらうわ。
この世界なんなのっ!?」
「ですよねー……」
そう、この世界は魔法を使う。魔法界だ。(魔法界と魔界の違いがいまいちわからないとか言う所は省く。)
「だって、仕方ないじゃない! いきなりポンポン魔法使うし? って言うかなんであんたはそんな所にいるのおっ!?」
「うぇー……。人間界との交流がほぼ皆無だったから、とだけ言っておこうかな……」
どこかの誰かさん(達)のせいで不登校にされたし。
「リウルさんに魔力があるかどうかに色々とかかってると思う。メノさんは?」
「はい? 芽野? アイツはもうなんかこの世界にとけこんでるわよ。魔法使ってるし……」
「多分メノさん聞いた方が早い……」
「でもねっ、最近無視されるのよ……。魔法使えないとかダッサとか言われたし……」
もう、なんか。呆れるとか、感情すら出せない。何仲間割れしてんの? 僕の不登校お前らのせいだぞ? なんなら今からしかえししてやっても良いんだぞ?
「むぅ……。ここに呼び出された以上、まあ、魔力は在ると思うんだけど……。もしかして、メノさんと来た?」
「芽野と来た」
「ふぇえ……。じゃあ、杖出せる?」
「出し方知らない」
「あっそーですか……」
今日は家の前でいきなりリウルさんにつかまった(その際アミスタ達は買い出し)。メノさんと上手くいってないらしい(魔法界にもなれてない)。メノさんと来たと言っていたため、魔力はもしかしたらメノさんだけ持ってて、巻き込まれたとかかな、と。でも練習してたらなんかいきなり花火の魔法(基本魔法)が使えるようになって、抱き付いてきた。と、そこに皆が帰ってきてとんでもないことになったりした。
- Re: とんがりボウシ テネブラエ【樹氷魔法学校】 ( No.296 )
- 日時: 2014/09/19 23:19
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
お久しぶりです。
文化総合発表会&アルバの誕生日。今日は更新するぞー! と意気込んでいると、妹が交通事故に遭い、とんでもない時間になりました……。
何故事故ったんだ妹よこの野郎(/_;) 軽傷でしたが打撲が……ね。
アルバ誕生日おめです!
からの、全然更新できなくてすみませんでしたっ。
よく考えたら夏休み一回もやってないのでは!?
えーと。リンネの死亡フラグが警報を鳴らしており、アルバの登場回数が減り、カミュと青嵐がでしゃばり始め、意味不明なキャラが何人も出て、ルピナスとアミスタいらなくね? と言う状態なテネブラエ。
最近男子友だちがLINEで百合責めして来るんですよ。「百合は正義」って。私はバトスピ大好きなので、「バトスピは神」って言ってるんですけどね。聖闘士星矢を唐突にブチ込みます。
……バトスピが次で最終回とのこと。私の人生タイムリミットが((聖闘士星矢
ちなみに言い訳みたいなことになるのですが、夏休みで塾に入り、勉強してました!
成績は……数学はあがりましたね、はい。倍くらいとれますね今。
これから少しずつ更新していくので、気長にお待ち下さい飽きましたかごめんなさい(´・ω・`)
- Re: とんがりボウシ テネブラエ【樹氷魔法学校】 ( No.297 )
- 日時: 2014/10/17 13:13
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
あれから一ヶ月弱。いっこうに更新してません\(^o^)/
今日はやっとテストが終わって、一息吐いて言い訳ですね。最悪だよ((
更新してない理由→ここからどう続ければいいんだよ\(^o^)/
終わってますね。
と言う訳で。多分、次始める時は唐突ですね。そもそも見てる人いるんでしょうか?
こんな長い間待たせてしまい、なおかつこんな意味不明な完全自己満足小説見てる人いるんでしょうか(´・ω・`)
では……。また今度唐突に書く(最悪の場合ブロックする)ので、よろしくお願いします<(_ _)>
追伸。成績上がりましたわーい。そしてあげます。
- Re:第53話 ( No.298 )
- 日時: 2014/10/18 08:07
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
僕が家で、一人で本を読んでいると——
「助けて」
「え」
そこから始まる(謎の)相談教室(もどき)。
なんでこんな中途半端なところから主語なしに始まるんだというメタ発言はさておき。
「どうしたの、アルバ」
「いや、ごめん……。凄い迷ったんだけど、言った方が良いかな、と——」
アルバ曰く、この前のデート(仮)の時に青嵐に逆レ……、ゴホン、キスされたとのこと。
僕は言うほど驚かなかった。
——なんでだろう。
「じゃあ、アルバは僕と青嵐、どっちの方が良いと思った?
僕はさ。多分青嵐の方がお似合いだと思うんだ。イヤミとかじゃなくて」
——私はこれから、——と一緒にいてはいけない気がする。
「……お前、俺のこと嫌いなのか?」
この時僕は、どんな顔をしていたんだろう。いや、そもそも何を思っていたのかも曖昧。
「——好き、だと思うよ」
——私は、君が幸せならそれで良いよ。
僕が呟いたと同時に視界は真っ黒に染まった。
「私は、お前が決めるべきだと思う。
もう、過去に戻ることは出来ないから」
相手は少し悩んだ顔をし、
「そうだよな、自分で考えないと……。
ありがとな、カンナ?」
「……ふむ。お前は私を知っているのか?」
『カンナ』。
私はその言葉にどこか安心していた。
「アミスタ、から聞いたし。
で、なんでリンネのからだに?」
「イケニエだから。私はイケニエの身体に宿り、命を絶つ呪いをかけられている、から」
そろそろ、終わりかもしれない。
「イケニエ……、か」
気が付くと僕は、机に突っ伏していた。
目の前で、アルバが何かを呟いている。
「リンネ、俺ちゃんと青嵐と話つけて来る。
相談に乗ってくれてありがとう、また明日!!」
「うん、またね」
家を飛び出したアルバに、僕は後悔するように呟いた。
「僕は、僕を壊してしまった」
今日、はアルバが相談しにきてくれた。
青嵐とキスしてしまった、と言っていた。
別に、いうほど驚かなかった。
むしろ、良かったと思う自分がいた。
アルバは僕といたら、不幸になる気がするんだ。
青嵐。アルバの支えになってあげて。
これが最後の日記。
君達の幸せな未来を願ってます。さようなら。
- Re:第54話 ( No.299 )
- 日時: 2014/10/18 08:45
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
いつか見た朝焼けが見えた。
その方向に箒を向けて飛んでいる自分がいる。
いつだっけ、朝日が平等とか言ってたのは。そんなの雲がかかれば平等じゃないのに。
そう言えば、詠唱魔法の本、最後まで読んでなかったな。
「我は許されなき存在、滅びの歌を紡がん」
僕の目の前に立ちふさがるように、なかに銀河の広がっている空間が出現した。
——虚空だ。
「じゃあ、さよなら」
これで、芽野さんや璃瑠さんも元の世界に帰れるはず。
僕は虚空に飛び込んだ。
「——来てしまったんだね」
いつの間にか、チルベが隣に浮いていた。
「うん。こうしないと、駄目だと思ったからさ」
「アルバは?」
「……青嵐がいるから、大丈夫。多分」
「そっか……」
「学校はいかないの?」
「ん、そもそもボクは君がこっちに来ないように監視することだったし。
ルピナスとか、アミスタとか、その辺は?」
僕は少し申し訳ない気分になった。
「2人は昨日から見てないや」
「見てないの?」
ふうん、とチルベは呟いて
「案内するよ」
すぐ先にあった真っ青な穴に飛び込んだ。
***
今の僕は、さっきの白いブラウスに赤いワンピースを着ていない。
今の僕は、適当な長さの髪の毛をいつもみたいにおろしていない。
今の僕は、いつもみたいに元気に外を走りまわれない。
髪は後ろでひとつに結われ、真っ白な死人みたいなワンピースを着せられ、手首と足首には鎖が繋がれている。
「では、儀式を始める————」
魔法陣の中央に立たされ、なんとなく目を閉じる。
どこか遠くから、すごい速さでこっちに向かって何かが来ている感じがした。
「待て。邪魔が入った」
人生、そう上手くはいかないよ。
「始めて良いよ」
僕——私?
口が勝手に動いた。
まるで、その“何か”から逃げるように焦った声で。
「お願い」
“リンネ”の意識は、完全に沈んだ。
end
- Re: とんがりボウシ テネブラエ【樹氷魔法学校】 ( No.300 )
- 日時: 2014/10/18 08:54
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
うわ終わりやがった……。
色々とぶっ飛んでる所がありますけどね。まあ、もう
『人生そう上手く話は進まねえよ!!!!!!!』
と、言い訳しておいて下さい\(^o^)/
普通ここは追い付くんですけどねえ、アルバを乗せたルピナスとアミスタ。
1、アミスタがリンネの心を読む(カンナの存在)
2、ルピナスに伝え、アルバを呼びに行く。
3、出発
ってところでしょうか。
んで、完全なるbadend.
一応、芽野と璃瑠は帰れますけど、多分2人の仲は戻りませんよ。リウル様この前リンネと友達になれたと思ってますし。芽野さんけっこう酷いヤツでしたし。
カミュ? ああ、いましたね。
魂を救う方法? ああ、救えますよ。愛の力で(;ω;)
嘘です。これからフラグ回収します。愛の力で(´;ω;`)
なのでこれから書きます。
少々お待ちを\(^o^)/
- Re:未来 ( No.301 )
- 日時: 2014/10/18 09:52
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
はじめまして。
俺は、ツバキ・リング。とてつもなくダサい名前を親(母)につけられました。
ツバキ。10歳。男。そして、引き籠りである。
理由? いじめに決まってんだろうがこの野郎っ。
親にも相談した。てか、親に相談したら引き籠っとけって言われた。
——なんて親だ。
でもまあ、生活には対して困らない。両親共働きだけど、飯くらいなら作れるし、勉強もそこそこ。多分今テスト出されたら90点以上は確実に取れる。
「ねえ、それ楽しいの?」
「……うん」
何より、こいつの存在。
「へえ、お絵かきかぁ、僕は絶賛読書はかな〜」
「いや、知らねえよ」
こうして笑い合う友達が独りでもいてくれたら、俺は充分。
漢字が違う? 一人だろ? 否。
——こいつは幽霊だ。
「てか、なんで俺にしか見えねえの、お前」
「知らないよ! 僕が聞きたいくらいだ!!!」
コイツ——十六夜霖音の霊は、俺が物心ついた時には、俺の近くにいた。
つまり、ある意味俺の幼馴染であり親友である(向こうの見た目は全く変わらないが)。
リンネも俺も、互いの体に触れたりすることはできる。
しかも、リンネは魔力が強いのかなんだかしらないが、本とか普通に読んでたりする。
「で、お前はさ。どうするんだよ」
「何を?」
「父さん、そろそろ帰ってくるぜ」
「え」
その時ちょうど、扉が開いた。俺は出迎えるために部屋をでる。
「ただいまー」
「おかえり、父さん」
「ツバキ。ひとりで良い子にしてたか?」
ちら、とリンネをみると、笑顔で口元に人差し指を当てていた。
「ひとりで……良い子にしてた」
俺はそう言うしかなかった。
ああ、腹が立つ。
リンネもアルバ(父さん)も馬鹿なのか!? 馬鹿だよな知ってたよバーーーカ!!!
仕方ない。協力してやるか……。
まさに“ひとりぼっちの作戦”状態だな。
***
「父さん」
「なんだ?」
「母さん今日遅いの?」
「今日青嵐は学生時代の友達と飲みに行ってるぞ」
「またかよ」
俺は溜め息を吐く。続けて
「飯作るからさ。俺の部屋片付けてくれ」
「いや、俺が作るから良いって」
「早く片付けて来い!!! 今日はそんな気分なんだよ親孝行してんだよ!!!」
「お、おう」
はあ、あの野郎(アルバ)。
——気付いてくれるかな。
☆
子どもに凄く言いくるめられた感がある。
アルバ・リング。28歳だ。サラリーマン(笑)やってる。
「んにしても、とんでもない汚さだな…………?」
部屋を見渡し、ある物が目に留まる。ツバキのお気に入りのスケッチブック。
水色の髪に真っ赤な瞳。白い服に赤いワンピースの女の子。
「——リンネ」
呟いた途端、紙の上に水滴が落ちた。
「いつも、見ててくれたんだな」
「君達が結婚した時点ではいなかったんだけどね。ツバキが生まれたからかな、引き寄せられたんだよ」
目の前にいたのは、紛れもなく——リンネだった。
「ごめんな、気付けなくて。ありがとう」
☆
今日はカレーを作ってみた。
心配すぎてかニンジンがみじん切りにされて悲惨なことになって——いや、これはいつもだな。
俺の部屋の扉が開いた。
「おかえり」
「ただいま。……ありがとう。本当に、ありがとう」
父さんはそう言って悲しそうな笑みを浮かべた。
ふむ、作戦は成功か。
「……俺、父さんの昔の話聞きたいんだけど」
「そうだな」
リンネの分も人生楽しまないとな。
とりあえず目標は友達を2人、かな。
「——まずはどの話をしようか」
end
- Reその後 ( No.302 )
- 日時: 2014/10/18 10:02
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「ツバキー。お前、好きな人とかいねェの?」
「えっ」
「お、いるのか?」
ツバキ・リング。14歳。友達は2人でキープ+1人。
下校中にとんでもない爆弾発言を喰らいました。
「いる、って言うか。いた、って言うか……」
「マジ!? どんなヤツ?」
「言って良いのか?」
「おう! ツバキはイケメンだからな! 失恋話とかレアだぜ!」
「イケメンじゃねーよ、っと」
俺は鞄を持ち直した。
「髪の色が水色で目は綺麗な紅色しててー」
「おぉー」
「俺が生まれた時から10歳までずっと一緒でー」
「今も時々会っててー」
「親父の元カノでー」
「幽霊」
「ちょ、え、冗談よせよー」
「いや、マジで。今日は俺そいつと会う約束してるんだ。じゃあな!!」
happy(?)end!