二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第二十三話 ( No.43 )
日時: 2013/05/12 07:32
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: なんか最近小説書くのが純粋に楽しくなってきた。


 え、凄く楽しそうに笑ってる……だとっ!? 前提ではあなたあのお兄さんと結婚してることになるんだよ? と思ったけどすぐに納得した。

『国民だけでなく、魔法使いたちもオーロラ姫を祝福にきました。』

 最後に櫻さんがそう言うと舞台が騒がしくなった。フェイちゃん変な所で魔法上手いというか……流石人外としか言えない。国民はザッと十五人位いるんだけどそれは全部魔法。宙がフェイちゃんの手伝いをしていた。……本当は三十人は出す予定だったんだけどね。

「オーロラ姫の誕生を心の底から祝い、贈り物を差し上げたいと思います。」

 ジュネさんが言うと最初に青嵐さんが

「あたしはオーロラ姫、その名前にふさわしいオーロラのような美しさを。」

 と言いながら杖を振った。う、うぅん……、単刀直入にオーロラって何?
 次はカペラ君が

「お……わたしはどんな鳥にも負けないような素晴らしい歌声を。」

 と不自然に言いながら杖を振った。オレって言いかけた時にはこれまでかと思ったよ。
 言い忘れてたけど、魔法使いは三人。四人目は不吉とか言うので呼ばれなかったらしい。それが魔女。ちなみに僕が教えてもらったのでは十三人目が呼ばれなかった、理由は十三が不吉だから、って感じのヤツだった。
 最後にジュネさんが贈り物を言おうとすると

「あたしは——」
「おーっほほほほほほ!」

 遮るように舞台の下の端っこの方へ来た。コロちゃんが。衣装がある意味凄い皆はなんか僕とは別の次元にいるようだった。
 噂によると、青嵐さんとコロちゃんは仲が良いらしい。運動仲間としてらしいけど……。

「今日は盛大なパーティーですわねぇ。……でも、私に招待状は届いてなかったようだけど?」

 ライトが魔女を照らし、舞台が薄暗くなる。そして成り切っちゃってるコロちゃんがどことなく可愛い……。

「誰がお……あなたみたいな悪い魔女を呼ぶものですか! 四人目は縁起が悪いこと位知っているでしょう!」

 次はカペラ君お前って言いそうになったね。そして四人目なだけでもの凄い仕打ちだね。他の人が四人目だった場合が気になると言うか絶対に恨むよね?

「悪い魔女? 誰のことでしょうねぇ? あなた分かる?」

 そう言いながら魔女定番の黒猫……なんかではなく、何故か黒く小さいカラスの人形に聞いた。手に付けるタイプだからカラスが頷く。
 魔女はずかずかと舞台に上がって来た。何故かハイヒールの音を立てながら。コイツの衣装どうなってるんですか?
 そして雑用係のロスリアが僕の後ろで

「コロ、絶対ノリノリだよな……。」
「あぁ、確実にのってるな。」

 なんて言う会話をしていた。