二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第二十五話 ( No.45 )
- 日時: 2013/05/22 21:33
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: 誤字発見
今から第二部が始まる。すぐに姫様出てくるしなんか面白いことになったきたし嫌な予感がしてきた……!
『魔女の呪いを聞いて王様は国に存在する糸車を燃やすようお触れを出しました。お姫さまの誕生を喜んでいた国民たちはお触れに従い、糸車は国から消えました。』
早速の長々としたエピソードを櫻さんが淡々と語る。
『それから十六年、オーロラ姫は美しく成長し、十六歳の誕生日を迎えました。』
カミュさんの声が聞こえる。アルバ自体は美しいのかよく分からないけどまあ良いや。アルバご愁傷様としか……。
やっぱり嫌な予感がするんだけどっ!
「オーロラ姫。」
王様が言うと、
「はぃ……。なんでしょうか、ぉとぅさま、ぉかぁさま……?」
と、言いながらアルバが舞台に出た。声ちっちゃい! とか絶対に叫んじゃダメ……! てかなんかこの人いつもと大分印象違う……。
「……ぁ、言ったのか……。オーロラ姫、今日は姫の十六歳の誕生日だ。何か欲しいものはないか?」
「ぃぃぇ。この国がずっと平和なら何もほしぃものはぁりません……わ。」
「可愛いオーロラ姫、夜にはあなたのお誕生日パーティーがあります。さあ、着替えてらっしゃい?」
「はいぃ……!」
なんだアレは……。僕ならもうちょっと上手く行く自信あるぞ? ミスキャストだろ。
「今日は十六歳の誕生日。魔女の呪いは大丈夫なのでしょうか……。」
「……大丈夫。この国には糸車など一台もない。」
二人の会話を聞いて思ったんだけど、糸車消して終わるなら最後の贈り物いらないし。てかそんなんで済むなら呪い意味ないんだけど……。
『オーロラ姫は自室に戻りました。すると、そこには国からなくなったはずの糸車が……!』
「…………何かしら?」
『オーロラ姫は糸車を見たことがなかったのです。不思議に思ったオーロラ姫はそっと近づき——』
舞台が自分だけになると何故か演技が上手くなってくるアルバは少し不思議だ。僕は演技を人前でしたことないから分からないけど。
「——!?」
言うまでもなく糸車に針を刺してアルバは死んだ。いや、オーロラ姫が眠っただけですけど。糸車に針刺して死ぬ人の例見たことないんだけど僕。
そして魔女さん再登場。
「おーっほほほほほほ! 国中の糸車を燃やそうと何をしようと無駄なこと! 私の呪いは絶対なのだっ!」
何をしようとって……オーロラ姫その前に死んでたりしたらどうすんのさ。そして人の部屋に勝手にくるな変態……!
「そうよねぇ?」
魔女が言うと、カラスはこくこくと頷く。
アルバ笑いこらえてるよ……! 何アレ面白い。