二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第二十九話 ( No.49 )
- 日時: 2013/05/16 13:12
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: どうしてこうなった。
「……いない、よね。」
そう、宙はまだ学校にいる。あぁ、僕は凄く運が悪いな。僕はどこを探せば良いんだろ……。
——ロドリオ…………い……げ——
久しぶりに聞こえた声。ロドリオ、どこかで聞いたことがある。たしか……ロドリオ村! 花好きな人が多いとか宙が言ってたっけ。
とりあえず僕は塔へ言った。校長は劇を見物してるからいない。
僕はとりあえず、地図帳をとって開いた。
「——コレだっ! ロドリオ村!!」
* * *
さて、ロドリオ村にはちゃんと来れたけど迷子になりました。
慣れないレンガの建物に人集り。そして老人は僕のことを驚くような眼で見る。僕が何かした? でも宙情報は凄く当たってることが分かった。とくに老人はほぼ全員と言って良いほどに花を身に付けていた。
ふと後ろを向くと、どこかで見たことがある男の子が物陰から僕を見ていた。でも僕と目が合った瞬間に逃げるように走り出した。
「ちょっと待ってよ!」
そう言って僕は男の子を追いかけた。
でも、やっぱり色々な意味で慣れないこの村。案の定男の子を見失った。でもすぐに
「なんでいつも僕なの!?」
「おもしれェからに決まってんだろォ!?」
あぁこれはダメだ、としか言えない声と音が聞こえる。音を辿って行くと、さっきの男の子を蹴っている馬鹿。あ、コイツ等見たことある。こう君に蹴り飛ばされたな、コイツ等凍らせたせいで。
でも今回は男の子可哀想だし、馬鹿共だけにしとこう。
「よし終了。で、つっかまーえたっ!」
「うわぁ!」
「怖がるな、コイツ等と同じにされたくなければ……。で、本題に入って良いかな?」
「う、うん……?」
このタイプの男子と関わるのって僕初めてじゃないかな。この人もどういうことかあまり分かってないみたいだし。
「さっき僕見て逃げてたけどどうかした?」
「え……? ぇと……、どこかで見たことあるなァって……。」
「ソレで逃げるか普通。確かにあの時のことは謝るけどさ。君ってここの人だったんだね。」
「……一応だけどね。いじめられっ子だし。」
見てて分かるしそんなこと。と言うか用があるのはアルバと誘拐犯だけなんだけど。
「じゃあ、僕もう行かなきゃ。バイバイっ!」
「ちょっと待って!」
「僕、急いでるんだけど……。」
「だから、心当たりがあるんだって! 誘拐犯に!」
「はぁ!? え、教えて君っ!!」
僕はその子の胸倉を掴んで言った。なんでアルバが誘拐されたことを知ってるの?