二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第四十二話 ( No.64 )
- 日時: 2013/05/25 22:59
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: 厨二病全開☆
「おはよ——」
「うわあぁぁぁぁああぁ!!」
「落ち着けリンネ! ソアラと宙だから! アイツじゃないから!!」
「何? 僕が海岸で晩御飯食べてた時に、家で何かあったっぽいけど。」
凄い話を聞いた直後に、何の前触れもなく人が出てくるのに驚いた僕は、思いっきり叫んだ。
何故か挨拶をしに来たソアラは笑いながら言う。海岸で晩御飯、ヒゲマルさんの店だよね、多分。宙はお飾り状態だけど。
「まあな、お前が出かけてる間に色々あったんだよ。」
「見て分かったよ。アルバの部屋グチョグチョだったもん。」
グ、グチョグチョ……。やっぱり氷融けたんだね?
今のところ、ソアラはアルバの家に住んでいる。僕の家だと地味に怖いから、同性であるアルバの所へ行った。生活費は勿論全部アルバで。
「今日は、祭りに行けるかな……。」
「祭り?」
「あぁ、そう言えばカペラが言ってたね。三日間神社で祭りがあるとかなんとか。」
「そうそう! 朝、机に置き手紙があったからさ。」
どうでも良いし変態来るし怖いし二人で和み始めちゃってるし凄く怖い。
「わあーっ! ここがリンネの家かァー!」
「え? 今、僕の部屋の方から……、まさか!?」
「あぁ、アイツだな。」
「あいつ……?」
「グチョグチョの原因が来たんだ……。僕の家に。」
間違い無くチルベだ……。てかどうやって入って来た? 僕、窓も扉も完全に締め切ってたはずなんだけど!?
「アイツ、たしか瞬間移動能力があったな。ソレのせいか……?」
「ソレだよ絶対に! 何だよアイツ!」
「なんかよく分からいけど、ゲームのラスボスみたいな感じ?」
「怖いこと言うな馬鹿宙!!」
アルバと僕の声が被る。あぁ、ここで遊んでる場合じゃないのに!
僕は自分の部屋に入る。アルバはさっき地面をスケート場にしてしまったせいで動けない。今思えばなんで何事もなかったかのように話が出来たんだろう。
だけど今、そんなことは関係ない。とりあえずあの変態をなんとかしないと僕の人生とアルバの人生に係わる。冗談抜きでヤバい。
「おい!!」
「やあ、リンネ。どうしたの?」
「どうしたも何も、ここ僕の家だし。寧ろこっちが聞きたいし。」
「ヒミツ。否、今知っちゃ面白くないもん……。」
「とりあえず、君がいることによって、アルバに負担が掛かるのは避けたいから。とりあえず透明になるおまじない使って付いてきてよ。」
「何それ。面白くない。」
僕はソイツの腹に思いっきり蹴りを入れてから、窓から家を出た。