二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第四十三話 ( No.66 )
日時: 2013/05/26 22:09
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: 厨二病全開☆


 さて、熱中症の時期がやってきました。……って本に書いてあったから本当かは分からないけど。
 ちなみに校長とアルバは熱中症でダウン。この話は学校中で知れ渡っている。まだ春なのに、って言う理由で。二人ともコートなんか着ちゃってるからだよ。やっぱり馬鹿じゃん。僕でも夏服になったし髪の毛も上に束ねてるのに。
 さて、昨日から学校が始まりました。そして、祭り最終日。と言うのも、改築が思いの外早く終わったから、次から学校に来るように、と言われたから。

「……解せぬ。」
「え、青嵐どうしたの?」
「なんか色々解せぬ……。」

 僕の後ろで呪いのオーラ放ってる青嵐に解せぬって言いたいんだけど……。まあ、なんとなく理由は分かる。校長休みなのになんで学校あるんだって言うのと、アルバをいじれないこと。正直僕も、相当イラついている。
 今日は祭りだから、と言う理由で授業は早く終わった。が、僕には関係ない。何故なら仕事ができたから。


                        * * *


「アルバカー!」
「なんだよアルバカって!? 人の家に勝手に入った挙句アルバカって何だよ!!」

 アルバの家。相変わらず壊れっ放しの扉を無視して攻撃をする。アルバは僕の師匠……だから軽々とソレを受け止める。

「さて、行くぞ。」
「大丈夫?」
「休んだからスタミナはある。アイツに会いに行くのはもの凄く不本意だがな!」
「……じゃあ行こうか。」

 僕はそう言ってから、アルバの家を出た。

「あ゛あぁあぁぁぁあぁ!?」
「落ち着こうアルバ。今バレたら君がドッペルだ。」

 森の奥にある広場。小さい子がそこで魔法の勉強をしている。それは良い。普通に感心する。
 でも教師がチルベなら話は別。なんでアイツ洞窟から出てきたんだよ……! 馬鹿じゃないの!? アルバと校長よりも!!

「じゃあ、気を付けて帰れよー! ……はあ。」
「いや、溜め息吐きたいのこっちだから。」
「うわあアルバ! いつの間に!?」
「お前のせいでまた変なことに……!」

 小さいのが帰った直後の修羅場。しかも身長以外ほぼ瓜二つの二人が。ロスリア兄弟に至っては何もかもが同じだけど……。

「いや、洞窟にいたらアイツ等に見つかってさ。」
「じゃあそこで勉強会しろよ。」
「引っ張り出されたし。」
「嘘を吐くな。ふざけるな。ドッペルゲンガーならぬドッペル変態野郎め!」

 アルバが確実に怒った表情で言う。見て分かるように僕は空気だ。
 その時、

「んあ? あ、お前リンネとアルバと——」