二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第四十五話 ( No.68 )
日時: 2013/05/28 22:16
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: 面白くねェ……w


「フェイ? 宙の家に行くとか行ってたぞ?」
「マジですか!」

 学生寮に言ったけど、本人はいなかった。宙の家に何の用だろう……。
 で、宙の家。住宅街のほぼど真ん中。

「ソラー?」
「アイツはさっきフェイと一緒に遊びに行ったけど?」
「またかよ……。ついでにお前来い。フェイ発見したら良い物やるから。」
「じゃあ、あたし絶対に行くぅー! あっ! ほらあそこあそこ!!」


                        * * *


「——じゃあ、やってみるね!」

 色々あって、フェイちゃんが魔法を使ってくれることになった。ありがたいけど罪悪感が凄い。フェイちゃんは凄く楽しげに言うからある意味根性あると思う。
 そんなことを考えていると、バコンと言う音がした。直後、三個しかなかったはずのパソコンみたいなのが十七個になっていた。
 気持ち悪いけど凄い魔法……だと思うよ!?

「気持ち悪っ!!」

 カペラと宙が同時に叫ぶ。フェイちゃんが二人を愛用の杖でガツンと殴る。アルバと青嵐が同時に爆笑。そんな人達を見て呆れる僕。
 その後、櫻さんやロスリア兄弟等々に、十七個に増えた物体を配って行った。一応熱中症真っ盛りの校長に聞くと、コレは野薔薇って言うらしい。
 ……いや待って花の名前を機械もどきに付けるって馬鹿じゃないの!?

   ——楽しそうだな——

 うわあ、お久しぶりです。なんで人いっぱいいる中で声がハッキリ聞き取れるのかは凄く気になる所だけどどうしよう。
 と言うかなんで会話が成り立ってるのかは前から聞きたかったことなんだけど?
 丁度その時、

「……っ!?」
「ちょっ、大丈夫!?」

 アルバがあぁああぁあぁぁぁ!!! と、叫んだらちょっと危険なのでやめましょう。でも、あぁどうしよう! アルバ倒れちゃったよ!?
 唯一の救いは青嵐がいること、かな。僕がどうしたら良いか説明してくれるし……。

「うんヤバいね。とりあえず家に置いて来るから、リンネと宙であたしの言ったモノを取って来てね?」
「むりぃたいっ!!」

 青嵐の言葉に嫌がろうとした宙に、青嵐の拳が入る。

「何を取って来たら良いの?」
「リンネは白い髑髏の花と、赤い宝石の花。宙はリバイアサンの稚魚をよろしく!」

 なんかよく分からないけどとりあえず僕は「白い髑髏の花」と「赤い宝石の花」を持って来れば良いんだよね!?
 青嵐が早く行け、と目で言う。僕の足は、宙が青嵐に何かを言っているのを聞く間もなく森に向かっていた。