二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:第五十話 ( No.73 )
日時: 2013/06/01 13:48
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
参照: 駄作&駄文な僕って……。


 さて……、学校でリカルド先生の怒声が木霊してます。
 勿論言うまでもなく宙のせいで。

「お前はっ! いつになったら! 宿題が出来るんだあぁあぁぁぁ!!」

 ご尤もです……。宙が宿題出したことなんて僕が来てから一回もないし。昨日はまあ、しょうがないと思うけどね。
 ——僕の師匠のせいだしさ。
 だけど、いつもいつも宿題してない宙も充分(じゅうぶん)に悪い。でも、やっぱりアルバのせいで宙が一人怒られてるみたいな感じだし嫌だな……。

「センセー、今回は宙悪くないですよー!」

 僕は、リカルド先生に教室内に聞こえる程度の声で言った。


                        * * *


「か、解放された……!」
「良かったね。宙君!」

 放課後にソアラと宙の話を聞いて僕は、鞄を持って帰ろうとする。
 あの後、リカルド先生はちゃんと理解してくれた。代わりに宙の宿題が皆の二倍と言う罰が与えられたけど。
 ってなわけで僕とソアラが宿題を手伝ってあげた。大半は僕がしたけどね! 誰か褒めて!?

「じゃあ、またね……。」
「うん! 気を付けてね!」
「ありがとなーっ!!」

 一生分働いた気さえしてきた。
 良いことなさすぎるでしょ僕! 罰ゲームだよ……!
 あ、そう言えばパソコンもどき……。アレは連絡を取ることが出来るらしい。魔力電波的なもので。

「僕、こう言うの分かんないんだけど。あの変態、やり方教えてから帰ってよね。」

 ブツブツと呟きながら帰っていると、誰かとぶつかってしまった。

「いったァ! ごめんなさい!」
「大丈夫です。リンネ君、そちらこそ大丈夫ですか?」

 ぶつかった相手は校長だった。まさかの校長だった……。

「丁度良かった。お知らせがあるので、聞いて下さい。」
「はい。」

 凄く気になるんだけど、なんでこの人ここにいるの? 路上にコート姿でいたら熱中症になるよ? 昨日なってたけどさ。

「今度、さくら魔法学校とまた交流を深めることになりました……!」

 なんだろうこの爆弾発言。凄く嫌な予感がする。嫌な予感がする。尋常じゃない位に嫌な予感がするんだけど!

「誰が、ですか?」
「何人かでさくら魔法学校へ行く予定です。誰かは決まってませんよ。それだけ伝えたかっただけです。では。」

 校長はそう言ってから塔の方へ歩いて行った。
 予定ねェ……。つまり、交流がない確率もあるのかな? でも、どうせならアルバがどんな感じだったかとかも見てみたいし。
 行けたら良いな……!