二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第五十一話 ( No.77 )
- 日時: 2013/06/01 23:48
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: 駄作&駄文な僕って……。
黒い蜘蛛の巣みたいな模様の鮮血みたいな赤い床の上に、僕は立っていた。壁は不気味な色の植物が生い茂っている様に見える。
いきなり、目の前に紫の煙が! 中から黒っぽい紫色の鬼みたいなのが出てきた。
「ぐはははははははは!! ようこそ、オレ様の世界へ!!!」
「誰?」
いきなり高笑いをしながらよく分からないことを言われた。僕は、ソイツが何かと、ここがどこかが聞きたかった。
「誰もオレ様の夢から逃げることは出来ないのだー!」
……完全無視された。
でも、ここは夢の中って言うことが分かった。
「オレ様」とか上から目線なこと言ってるし風景不気味だし、僕が思ったことは唯一つ。
コイツ……悪夢だ!!
「さあ、最後の仕上げだーっ!」
い、いきなり最後の仕上げとか言われましても!!
気が付くと、僕はベットの上で汗だくになっていた。うぅ、何か嫌な夢見た気がする。別に悪夢でも何でもなかったのに汗だくだし。
もう朝だ。早く学校に行かないと……、危機一髪だね。
* * *
「間違いなく悪夢だな。」
「だ、だよね!?」
放課後、アルバに相談すると、案の定悪夢だって言われた。キッパリと。
「そういやチルベが土産話で、ルビーが最大の魔除け効果があるって言ってたな。」
「君のお兄さんってよく分からない所で役に立つね……。」
「あぁ。色々残念な兄だな。多分良いヤツだと信じたい。」
「同意。あ、ありがとね! 頑張ってみるから!」
僕はそう言ってから、アブラカタブラ号へ向かった。
「ルビー下さい。」
僕はそう言ってから、三千リッチを出した。
* * *
「ぐはははははははは!! ようこ——」
僕はニヤリ、と笑う。
そう、僕は言われたとおりにルビーを持ってきたんだ。僕はソレをナイトメアに掲(かか)げる。
「オ、オマエ……。ソレは……!? はっ早く捨てろっ! その光はキライなんだ! ソレは、オレ様達にとって、最悪の悪魔祓いなんだ!」
うぅん、何か凄くイヤーな気分にされたヤツを懲らしめに来たのに、捨てろとかキライとか言われても……。
「断る。ってか君達にとっての最悪って僕達にとっては最高、だよね!」
としか僕言えないんだ……。毒舌って皆に言われるし。本気でそう思っちゃったしさ……。
「あぁっ! その輝きを見るだけで寒気が走るっ! どうしても、捨てないなら、もっと酷い悪夢を見せてやる! 覚悟しろよ!!」
「僕と戦うの?」
「ぐはははははははは! オレ様に勝てると思うのか?」
ナイトメアは意気揚々に言う。でもさァ……、笑い方がもう完全にダメなんだけど。
まあ、こんなクソ狭い部屋で、ナイトメアと僕のバトルが始まった。
