二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第四話:VSクリムガン ( No.13 )
- 日時: 2013/05/03 13:13
- 名前: タク ◆9mCc3lFAO6 (ID: 39RfU1Y2)
「なぜ、俺らが騎士団ギルドを狙っているか、分かるか?」
飛びかかってくる、リンクとツタにクリムガンが問いかける。
「んなことぉ・・・!知ったことあるか!!」
「それはな、自分の腕を試すためだ!”切り裂く”!!」
クリムガンは鋭い爪を、リンクに振りかざす。しかし、ツタがそれを見逃すわけがない。
「”ツルのムチ”!!」
「うおっ、腕が・・・!?」
クリムガンの腕に、ツルがからみつく。
「くそっ、離れ・・・!」
「”こおりのキバ”!!」
冷気を帯びたキバで、クリムガンにリンクが噛みついた。
「かはっ・・・!!」
クリムガンは、弱点の技をもらい、悶える。
「この程度ォ・・・!!」
クリムガンは、腕に噛みついたリンクを地面にたたきつけた。
「ぐはぁっ!?」
「ぜぇぜぇ・・・。危なかったぜ・・・!”ドラゴンクロー”!!」
クリムガンは、ツタを睨み付け、覇気のこもった爪で襲いかかる。
「ぐああっ!!」
「おらぁっ!このっ!その程度で騎士団に入ろうなんざ、100万年早いんだよ!!」
連続で攻撃を仕掛けるクリムガン。しかし、背後からリンクが飛びかかる。
「やめろおっ!!」
「うぐっ!!また、”こおりのキバ”!?だめだ・・・!!これ以上はやってられねえ・・・!!何とかして逃げ・・・。」
「”グラスミキサー”!!」
今度は、葉っぱの渦がクリムガンを取り囲んだ。
「見えない・・・!!周りが!!」
「今だリンク!渦の中心にスパークを放て!」
「おう!!」
歯が渦巻く中心に、下からリンクが電気をまとって飛び上がる。めがける歯、クリムガンの腹だ。
「み、見えない!どこだっ!どこから・・・!!ぐはぁっ!?」
「1匹じゃだめなら、仲間と協力すれば良いんだ!お前らなんかに、この夢、挫かせてなるもんかぁー!!!」
「ぐはぁぁぁー!!効果今ひとつの技なのに・・・!!む、無念・・・。」
クリムガンは地面に落ちた。
「不意打ちを仕掛けようとするような奴に、騎士団は落とせない!」
「ほんっとうに、すんませんでした!お見それしました!」
クリムガンが、リンクとツタに、土下座して謝っている。
「まあ、良いけどさ。こんなこと、二度とするなよ。」
「はいっ!!俺は今度から、善人に生まれ変わります!それではっ!」
そういってクリムガンは、背中にモノズとフカマルを乗せて飛んでいった。
「ま、これで良いか。」
「さて、先を急ぐぞ!もう、日がとっぷり暮れそうだ!」
「・・・・夜になっちゃったね、ツタ。」
「仕方ないよ、もう寝ようリンク。」
結局、夜になってしまった。仕方なく木の洞の中で寝る始末。
「ねえ。ツタって何でそんなに頭が良いの?」
「・・・何でかな。どうやら、本なんかで手に入れた知識は、失わなかったみたいなんだ。」
ツタは、そう呟いた。
「もう寝よう。リンク。」
「うん、おやすみ。ツタ。」
夜が明けた。
「ふぁあ・・・。おはよ、ツタ。でも、よく俺たち寝ている間に野生ポケモンに襲われなかったな。」
「さあね。でも見てごらんよ。」
木の洞は広かったが、奥を見ると・・・。
「ホラ。野生ポケモン達も寝てたんだ。ここは、野生ポケモン達の寝床なんだよ。でも、広いからなかよく使えるのさ。」
「敵意をむき出してくる野生ポケモンばかりではないんだね。」
洞の奥には、ヒメグマやクルミル。そしえエモンガにチョボマキが身を寄せ合って寝ていた。
「ほほえましい光景だけど・・・。早く行こう。リンク。騎士団ギルドはもうすぐそこだよ!」
「ああ!!」
目の前にぽつぽつと建物が見えてきた。
「ギルドタウンが見えてきた・・・。あれが、騎士達が暮らす町だ!」
「よっしゃあ!急げ!」
ついに見えてきた騎士団ギルド・・・。ここで彼らの冒険が始まる!