二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第二話:深部・アサヒの森 ( No.5 )
- 日時: 2013/05/01 22:25
- 名前: タク ◆9mCc3lFAO6 (ID: 39RfU1Y2)
リンク一行は、深い森を進んで行き、騎士団ギルドへ向かう。そして、森の深部へ辿り着いていた。
「ここから先が、アサヒの森だ。」
「ふーん、この先には行くなって止められていたから・・・。このどでかい森の中でも、攻略最難関と呼ばれるエリアだろう?攻略できるかどうか・・・。」
「お前、騎士になりたいって言ってたな。この先、騎士団ギルドがある。
そこで、騎士の登録をすれば、君も立派な騎士さ。」
「え、ホントか!ありがとな!ツタージャ!」
リンクは、嬉しそうに飛び跳ねる。
「別に・・・。まあ、せっかくだから、僕も君の夢とやらに付き合わせてもらうよ。・・・最近、物騒だからね・・・。野生ポケモンが凶暴化したりだの・・・。各地で自然災害は起こるだの・・・。」
「本当か!ありがとな!」
「それと、僕にも名前はあるんだ。これからは、”ツタ”って呼んでくれ。」
なんか、そのままのような気がするが・・・・。まあ良いだろう。
「じゃあ、俺のことも、”リンク”って呼んでな!」
「ああ、良いよ。リンク。よろしくな。」
「ああ!よろしくな、ツタ!」
「まっ、やはり予想していたけど・・・。」
「出てくるか・・・。」
野生ポケモンの群れだ。ポッポ、マメパト、パチリス・・・。
「まあ・・・。襲ってくるわな!」
案の定、3匹は襲いかかってきた。
「どうするよ・・・。これは分担して掛かった方が良いんじゃね?」
「それじゃあ、相性的に有利な方を倒そう。僕は防御面で有利な、パチリス。君は、攻撃面でも有利な、ポッポとマメパトを倒す。それで良いかな?やばくなったら、援護する。それで良い?」
「・・・OK!!」
早速、ポッポは飛びかかり、こちらを突いてきたが、リンクは電光石火でポッポの腹に攻撃を直撃させる。しかし、まだ倒れていない。さらに、マメパトも追撃してくる。
「そっちは連携か・・・!ならば、一体を倒せば攻撃の手は休まるはずだ!」
そういって、リンクは体中に電気をためた。
「まずは・・・”充電”!!からのっ・・・!!」
「クルル!?」
「最大威力の”スパーク”!!」
体中にたまった電気を放出しながら、マメパトへ体当たりした。マメパトは、前のめりになって倒れる。一方・・・。
「おらっ、このっ・・・!食らえ!」
「そんな攻撃・・・!当たらないよ!」
(会話ができる・・・。凶暴化してない証拠か・・・。まあ、こいつらの領域にはいっちゃった、僕らも悪いけど・・・。僕らを襲う目的は縄張り荒らしの排除。まあ、現時点じゃそれが妥当かな。)
パチリスは、素早い動きでツタの周りをぐるぐる回る。
「これじゃあ・・・当たらないな・・・。攻撃が。」
「食らいなさい、”スパーク”!!」
その素早い動きから、繰り出されるスパークの威力はたまったものじゃない。しかし、ツタにとってはチャンスだった。こちらに向かってくると言うことは、
「悪いけど、今の動き、利用させてもらうよ・・・!つるのムチ!」
「うっ!!」
飛びかかってきたパチリスの足に、つるを絡ませる。
「あのクルミルには、ある意味感謝してるよ。これの使い方は、ただ打ち払って攻撃するだけじゃない。敵を縛り付けるのにも、使えるのさ!」
「きゃあっ!?」
足につるが絡まり、パチリスは倒れる。
「さーて、いい加減に、攻撃を止めてもらおうかな。脅しみたいでこういうやり方は嫌いなんだけど・・・。」
「これでも・・・!!」
パチリスはほおの電気袋に電気をため始める。その時、ツタは尻尾を地面に突き立てた。
「電気を流そうとしても無駄だ。僕の尻尾を地面に突き刺せば、電気は地面へ逃げる。」
「アタシの負けよ。攻撃は止める。だから、ツルも離して。」
「それで良いのさ。」
「”スパーク”!!」
「ポッポォー!?」
ポッポは、リンクのスパークを受けて、倒れた。
「おーい、こっちも片付いたぞォー!」
「オーケー。こっちは、平和的(?)交渉に持ち込んだ。先を急ごう。」
「よっしゃあ!騎士団ギルドはもうすぐそこだぜ!」
2匹は、森の奥へ奥へと走っていった。