二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第十六話:怒り ( No.62 )
- 日時: 2013/05/17 05:58
- 名前: タク ◆9mCc3lFAO6 (ID: 39RfU1Y2)
ギルドタウン早朝。
「ごーがーい!ごーがーい!」
配達屋のペリッパーが、新聞をばらまきながら、そう叫んでいる。その声で、リンクは目を覚ました。早速、何事かと外に出れば、新聞が落ちていた。
「な、何かあったのかな?」
そういって、すぐさま新聞を読む。
「えーと、『”恐怖!?ポケモンの消えた町!”昨日、深夜。サマンヒルトの町郊外の荒れ地に、隕石が落下。なお、隕石による被害は、衝撃波で窓ガラスが割れたのみ。(だって町には落ちてないモンね)しかし、その後、サマンヒルトの町から、一匹もポケモンがいなくなってしまった。取材に言ったリポーター・コラッタが駆けつけたところ、ポケモンは一匹もおらず、しかも、避難したような形跡は見られない。その証拠に、さっきまで生活していたような跡さえ見られる。この事態は、騎士団ギルド総統、ダイケンキ氏が、騎士団達に原因を究明させるという。』って、えええぇー!?サマンヒルトってすぐそこの隣町じゃん!」
というわけで、居ても立ってもいられなくなったリンクは、ツタの家に行くことにした。結局、スピーはツタの家に居候することになったらしい。
「ツター!大変だよ!」
そういって、リンクはツタの家の玄関にある、呼び鈴を鳴らした。
「うーん?リンク?今行くよぉ・・・。」
眠そうな声が聞こえた。ツタだ。
しばらくして、ツタがやってきた。
「おはよう、リンク。」
「のんきに挨拶してる場合じゃないよ!これ読んで!」
「はぁ、何言ってるんだい?」
2分後-------------------------。
「バカ言うな、それで僕と一緒に行こうと?」
「そーだよ!だってヤバイじゃんか!既に、何隊かは調査に向かってるんだよ!」
「そ、そうだけど・・・。昨日、ダイケンキ様から、一日だけ休暇を貰ったんだよ。なのに、良いのかい?」
ツタは、不服そうに言った。
「そ、そうだけどさぁ・・・、せっかくだし、行こうよ!どうせ、自由なんだからさあ!それじゃあ、俺、準備してくるよ!」
そういって、リンクは自分の家に戻って行ってしまった。その姿を見て、ツタはため息をつく。
(今日は、リンクを誘って、遊びに行こうと思ったのに・・・。)
「姉御ォ!!俺も準備はできました!」
「・・・・私も・・・・。」
バルは、準備が整ったとばかりに腕を振り回している。スピーは、いつも通り、眠そうな顔をしているが、乗り気のようだ。そして、リンクもやってくる。
「ゴメン!道具の準備もしていてさ!」
「大丈夫ですよ!さあ、いきましょう!」
バルが、元気にいった。全員が乗り気だった。・・・・ツタを除いて。
サマンヒルトの町。住んでいたポケモンは誰も居らず、ギルドの騎士団達が徘徊している。リンクたちはとっとと町へ入ろうとした。が、次の瞬間、何者かが立ちふさがった。
「すみません!そこを通してください!」
「我々はギルドの、血盟騎士団。残念ですが、ここから先は強者以外は入れられないことになっているのです。お引取り願いたい。我々を倒せるのなら、話は別ですがね。」
立ちふさがったポケモンは、アブソル。そしてバックには3匹のポケモン。デルビル、レパルダス、ニューラ。どいつも強者らしい。だが、負けじとリンクが言い返す。
「よーするに、俺達が弱いって言いたいんだ。」
「や、やめてください、リンク殿!」
バルが止めるも、もう遅い。アブソルがリンクをにらみつけた。
「最近、活躍しているからって調子に乗ってもらっては困ります。寄せ集めのクズ騎士団の癖に、癪に障るんですよ!」
「んだと、てめぇっ!!」
アブソルの言葉にブチ切れたのか、リンクがアブソルに襲い掛かる。
「待て、リンク!」
ツタがとめようとしたが、もう遅い。リンクは攻撃の態勢に入ってしまっている。
「バカめ。所詮はクズでしょう。デルビル、ニューラ、レパルダス!あなた達は手を出さないでいただきたい。」
「「「了解!!」」」
「うおおおっ!!”かみなりのキバ”!!」
突如始まったバトル・・・。いったいどうなる!?