二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ドラゴンクエスト8-光を求める者 ( No.111 )
日時: 2013/09/02 22:38
名前: 朝霧 ◆CD1Pckq.U2 (ID: TW9kGICx)  

それからシャウラたちは、この大会に参加することにしました。魔物たちに混じって並び、申し込みました。
この大会はチームで参加しようと、個人で参加しようと自由だ、と受付のホイミスライムは説明します。
かなり大雑把すぎるルールであることが判明しました。さすがに上限は四名まで、と言う決まりがありましたがこれはおいておきます。
大会の進め方はトーナメント方式。まず参加者を4つのブロックに分け、それぞれのブロックの優勝者で次の試合をやり、準決勝、決勝と言う形になるそうです。
敗者復活はなし、つまり負けた時点でエルニアを取り戻すことは不可能となるわけでかなり困難な戦いになりそうです。
また、休憩時間は試合と試合の間のみ。ほぼ連戦になるそうです。参加者はかなりいるはずなのに、この闘技場は広いらしく一気にいくつも試合が出来るそうです。謎だ。
ちなみに道具の使用はオッケーだそう。

試合まで後一時間、と言う中シャウラたちは闘技場の外で作戦会議をしていました。

「この戦い、間違いなく長丁場になるだろうな」

セシルの言葉に一同は頷きます。休憩時間が少ないため、かなり長くつらい戦いになることは見えています。いかに魔力や体力を温存するかが、大会攻略の鍵になりそうです。

「敵はどんどん強力になるから、序盤は魔力や体力を温存しないとね」

そう言うエイトの言葉にサラは頷きますが、シャウラは悩みます。
魔法が主体のシャウラは魔法を封じられると、あまり活躍出来ません。
以前、エルニアに魔法以外に自分を守る術を持て、と言われたのが身に染みて分かりました。マホトーンで呪文を封じられた時点で、シャウラはピンチになります。オデットたちを呼ぶ、『召喚』はマホトーンがかかっていても使えますが、力の消費が激しいのが難点です。

「よし、魔法はなるべく節約ね」

サラが決意して、エイトはふと思い付いたように尋ねます。

「ところで、シャウラさんはどうやって戦うの?」
「魔法主体です」
「武器は何か使える?」
「杖と扇なら」

シャウラは淡々と答え、エイトはふむふむと頷きます。
それから色々と話し合い、作戦は「じゅもんつかうな」に決定。
いよいよ、一回戦が始まる時が来ました。

〜つづく〜