二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 天然ちゃんの日常2-イナイレ- ( No.12 )
- 日時: 2013/07/19 19:41
- 名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: SsRumGYI)
三話
「風丸沙也香を連れてきました」
何度も逃げ出そうと暴れたり腕を噛みついたり(!)思いっきり大声出したりしたけど無理だった
ここはあれか、サイボーグを育ててるところですか
足は速いわ私の大声を聞いても気絶しないとか…化け物ですか(そういうあなたは何なんですかby作者)
よく分からないけど、腕をがっしりルイの片手で押さえつけられたまま私は連れて行かれた
どこへ?と言われても困る
だって分からないもん、ここがどこなのか
10分ほど歩きようやく着いたのが立派な部屋
学校で言う校長室みたいなところ
…私をどうするきなのさッ
「あぁ、ルイ。ごくろうさま」
そう言ったのは…大仏様?
そう思った矢先にルイに頭をパコンと殴られる
痛い…今までで一番痛い…
「今思いっきり失礼なことを思ったから」
なに、テレパシー?改めて怖いよサイボーグかよ!
って違う違うこんなこと聞きたいわけじゃなくて
「ルイ、この人が誘拐犯のボス?教えてよ、なんで私を誘拐したのか」
じっと大仏s…じゃなくて目の前の人を見つめる
顔が広くて背が低い
その人の顔をみていて不思議な気持ちになった
…穏やか?それとも安心?
誘拐犯なのに、なんでこんな変な気持ちになるんだろ
「…誘拐犯じゃないよ、っていうか手荒な事をしたのは事実だけど連れて来たわけには訳があるの。」
て、手荒な事っ?
「いやいや、クロロホルムをかがせようとしてそれに失敗してから背中を思いっきり殴ったりされたんだよ?手荒なこととか言う前に普通に犯罪だよ?誘拐だよ?言っとくけどねーうちは平凡なサラリーマン家庭だから身代金一億円とかなんて絶対に用意できないからッ…」
そのとき大仏さんが声を発した
「君は少し黙ることができないのか、風丸沙也香」
やだよ…ってあれ
何で私の名前知ってるの?
「バーンとウルビダ…まったくあいつらそんなやり方で連れ出したのか…もっと穏便にできるだろうに」ぼそっ
バーン?ウルビダ?変な名前
日本人じゃないのかな、普通に会話したけど
「その件に関しては謝る。しかし私は君にお願いがあってきたんだ。実は…」
「待ってください、父さん」
ルイが割って入ってきた
…っていうか父さん?あぁもう駄目だ…考えるのはよそう
「風丸沙也香にはまだ何も説明していません。なぜ彼女をここにつれてきたのか、今後どうすのか、私の口から説明したほうがいいと思います。」
「まぁ…彼女を連れてくるよう言ったのは君だからな。任せよう…そう言えばもう一人の方は?」
「ガゼルが見張っています」
「分かった、それじゃあルリ、あとは頼む」
二人の会話をぼんやりとしながら見る私
不思議とさっきまで感じていた恐怖は消えていた
それはルイがいるからなのか、この大仏さんのせいなのかは分からない
もう一人の方ってなんなんだろう
あとルリなんだけどな…娘の名前を間違えるわけないし…
「風丸沙也香、行くよ」
そうだ、もうひとつ
なんかさっきまでと話し方が変わってないか…ッ