二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 第3話 目覚めたフィーナ ( No.19 )
日時: 2013/11/24 19:06
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

「アルス!!た・・助けてくれ!!」
「・・・・・。何してるの?」
「狼に食われそうなんだよ!」

 うん。確かに狼に追われているけど、ガボを育てた狼じゃ・・・・。それに叔父さんなら今までも何回も危ない目にあってるんじゃない?下手したら僕たちよりも危ない回数多いんじゃない?

「大丈夫だよ。食べないから。ちょっと手足かじられて血が半分出るくらいかな?」
「いやいやいや!!止めてくれよ!死んじまうって!」
「叔父さんが?」
「なんだよその眼は!!!」

 え?だって死なないでしょ?叔父さんだもん。

「ちょっとアルス助けてあげなさいよ。」
「じゃあマリベルが助ければいいぞ!」
「や〜よ。」
「恨むぞおおおおおお!」

 仕方ないな。眠らせるかな。

「らり・・・」

 ヒュー———!

 指笛?後ろから・・・・。!?

「おいで。怖くないよ。」
「フィーナ!?」
「おはよう。アルス。」

 さっきまで苦しそうにうなっていた少女が笑う。狼もフィーナにすり寄っている。まるで熟練の魔物ハンターみたいに。