二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.248 )
日時: 2014/05/28 19:18
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

“逃走中をするのだよ part3”

 ミッションに参加する逃走者は武器を手にして妲己率いる妖魔軍を倒しに行くが、彼らは妲己や妖魔が誰なのかは知らない。
 黄瀬と緑間は参加するために黄龍に向かうが、そこに鬼の妖魔の睦月に出会う。しかし、黄瀬と緑間は睦月に見覚えがあった。

黄瀬「あれ? 紫原っち? 何で紫原っちがいるんスか?」
睦月(紫原)「あ、黄瀬ちんとミドチン。来てたの?」

 何と、睦月は黄瀬と緑間と同じくキセキの世代の一人である紫原敦だった! 睦月も自分の役を忘れて素の紫原になっていた。

緑間「紫原、妲己が率いる妖魔軍を倒せとメールがあったが、誰を倒せばいいんだ?」
睦月(紫原)「んーと……俺とか?」
黄瀬・緑間「ファッ!?」

 黄瀬と緑間は睦月の発言に驚き、呆けた声を上げた。

睦月(紫原)「だってさ、俺鬼だよ? 妖魔は妲己ちんのところにいるんだし」
黄瀬「いやいやいや! 紫原っちを倒すとか無理ッスよ! 何か違う方法なんてないッスか!?」
睦月(紫原)「んーと……妖魔の連中を百人倒せば俺は行くよ」
黄瀬「ひゃ……百人!? 百人やるの!?」
緑間「紫原とやるよりはだいぶマシだが、百人はちょっときついのだよ」
睦月(紫原)「一人が無理なら二人で百人でいいよ」

 睦月は黄瀬と緑間が百人倒すという条件をつけた。

黄瀬「分かった。二人で百人やるッス!」
緑間「結果を残せるよう人事を尽くすのだよ」

 二人はそれぞれ武器を構えて妖魔軍に向かって走り出す。中央エリアを通れるようにするために。










???「お前、覚悟するアル!」

 一方のYUMAはキョンシーの少年と戦っているところだった。

YUMA「お前は……陽泉の劉偉か。こんなところで何をしている?」
???→龍希(劉)「劉偉? お前、ワタシを誰かと間違えてないアルか? ワタシは龍希りゅうき、妖魔軍の一人アル! 人間ごときがここを通れると思ったら大間違いアル!」

 キョンシーの妖魔・龍希は袖から小刀や鉄球など投げ飛ばす。的確に彼女を狙っており、足元や心臓に向かって飛んでいく。だが、YUMAは焦らずに冷静に把握してキューブを盾に変えて龍希の攻撃を防ぐ。

YUMA「暗器使いか……近寄れば容易いこと……!」
龍希(劉)「誰が容易いって?」
YUMA「!?」
龍希(劉)「ワタシはカンフーも出来ること忘れないでほしいネ! アイヤーッ!!」

 龍希はいつの間にか彼女の背後に回りこみ、鋭い蹴りを彼女の背中をクリーンヒットして蹴飛ばした。背骨が折れるであろう威力に彼女は受身が出来ずにそのままうつ伏せになって倒れこむ。また、盾からサイコロに戻り、地面に転がった。

妖魔兵A(妖魔雑魚兵)「ギャハハハ! 貴様のような人間ごときが龍希様に挑もうなど片腹痛いわ!」
妖魔兵B(妖魔モブ将)「龍希様は人間どもに足止めなど出来んからな!」
???「妖魔ぁあああああああああああ!! やっと見つけたッスゥウウウウウウウ!!」
???2「あれは……YUMAさんか! 怪我もしているな……妖魔にやられたか」

 妖魔軍はYUMAの他に援軍が来るのを予想外だった。その援軍とは、黄瀬と緑間だった。

黄瀬「あれ? 紫原っちのとこの……。何でいるんスか?」
龍希(劉)「ワタシ劉じゃないアルヨ? キョンシーの龍希アル。お前達もそこの女と一緒にやられるがよろし!」
妖魔兵(雑魚兵)「貴様らはこの方に殺される運命なのだぁ!」
緑間「殺される? 違うな。俺達が貴様らを殺す。紫原の約束のために!」
黄瀬「悪いけど、アンタらの相手は俺達がやるよ……覚悟しな! ……あ、百人倒すってことでさっさとくたばるッス☆」

 おーいwwwwww 黄瀬wwww シリアスな台詞が台無しだろおいwwww シリアスがシリアルになってるぞwwwww
 何やかんやで黄瀬と緑間は武器を構えて妖魔達と対峙する事となった。また、黄瀬の目つきも鋭くなり、口調も普通になる。


黄瀬「……改めて言うよ。アンタらの相手は俺達がやる。アンタらは人間の力が弱いと見下しているけど、人間には繋がりがあるんだ! 人間の力をなめんじゃねぇよ!」




Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.249 )
日時: 2014/05/28 19:21
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

高尾「鷹の爪は鋭いぜ〜♪ 俺の目から逃げられないぜ〜♪ 何故なら全部見えてるからな☆」

 一方の高尾はテンションを上げながら妖魔の兵士を斬り倒していく。彼の目は『鷹の目』で視界をはっきりと捉えることが出来る。

妖魔兵(妖魔軍モブ武将・一つ目)「おのれ……人間ごときがちょこまかと!」

 高尾は飛行しながら斬り捨て、空中でくるくると体を回す。高尾の風属性は、飛翔することも含まれていて、まさに獲物を狙う鷹のようだった。

高尾「あっれぇ〜? 人間をぶっ潰すんじゃなかったの? ま、お前らは相手が悪かったってことで☆ 逆に倒されるお前らざまぁwww」
妖魔兵(妖魔軍モブ武将・猪)「貴様……図に乗るなぁ!」

 妖魔兵は高尾の挑発に乗り、怒りに任せて棍棒を振り回した。猪の妖魔は一心不乱に棍棒を振り回すも、高尾は余裕綽々な態度で空を飛び回る。

高尾「バーカ、そんなん当たるかよ。お前の動きなんざお見通しだぜ」

 へらへらとした表情を浮かべて剣を構えて飛行しながら猪の妖魔の足と顔を斬りつける。

妖魔兵(猪)「ブヒャアアアア!」
妖魔兵(一つ目)「貴様……!」
???「そこの者! 来てくれたのか!」
???2「我らでは太刀打ちできないのにそこまでやるとは、大したものだ」
高尾「あれ? 大坪先輩と木村先輩じゃないっすか。ここいたんですね」

 戦闘中に見たのは高尾の先輩である大坪と木村の二人だった。まさか秀徳の三年生がここにいるのは高尾にとって驚きだった。
 一方で大坪と木村はきょとんとする。

???→坪倉(大坪)「大坪? 木村? そういう者は知らんな。俺は坪倉つぼくら。そいつは俺の仲間の木原きはらだ」
???2→木原(木村)「すまんな。我々では手に負えなかったんだよ。ありがとうな」
高尾「いえいえ、ピンチになってる人をほっとけないっすよw で、あいつらをどうにかしたくて俺らはやってるんすよ」
木原(木村)「ならば、共に戦おう! 黄龍を目指す者として果たさなければな!」
坪倉(大坪)「お前の腕、大したものだな。その力、俺達に貸してくれないか?」
高尾「いいですとも!」

 鷹の目を持つ少年は坪倉と木原と共に中央にあるエリアに向かって歩き出す。開放するためにやるしかない。









 その頃アリンは大鎌を持ってキョロキョロしながら動いていた。妖魔軍を倒して、黄龍エリアが解放すると聞いて彼女は妖魔軍を探しているところだった。

アリン「妲己の手下……妲己の手下……どこにいるんでしょうか……? 見つかればすぐに戦えるのに……」
???「そこの小娘! 覚悟しやがれぇえええええ!」
アリン「!?」

 刹那、アリンに向けて飛んできたのは男の怒号と大きな岩だった。彼女は即座に動き、大きな岩をかわした。大きな岩はバコーンと砕け散る音を立てて粉々になる。

妖魔兵(妖魔軍モブ武将)「ほぉ、貴様、今の攻撃をかわすか。人間にしては大したものだな」
???「てめえみてえな小娘は俺の今の攻撃でとっくにやられるぜ。けど、てめえはただの小娘じゃねぇ……」

 彼女は岩を投げた本人を見ると、驚きの表情を見せる。岩を投げた本人は短髪の金髪で強面の少年だった。金髪で強面の少年は鬼で、睦月には及ばないが、怪力の持ち主である。
 アリンは彼に見覚えがあり、その名前で呼ぶ。

アリン「え……? 若松君……?」

 その正体は何と、青峰の先輩で同じ桐皇学園高校の若松だった! 一方の若松はきょとんとして首を傾げる。

???(若松)「あ? 若松? 誰だそりゃ? てめぇ、俺を誰かと間違えてねぇか?」
アリン「若松君ですよね?」
???→黄泉(若松)「俺は若松じゃなくて黄泉よみだ! 妲己の手先だよ!」

 若松もとい黄泉と呼ばれた鬼の少年はアリンに向けて走り出し、大きな剣を振るう。アリンは大鎌で黄泉の大剣を受け止めるが、黄泉の力に押されて後ろに倒れた。女のアリンが男の力に敵うはずもなく、そのまま後ろに倒れた。黄泉は追い討ちをかけるように大きな剣を大きく振り上げて下ろした。
 危機を察したアリンは体を横に転がってすぐに立ち上がる。バキ、と地面が砕ける音を出してアリンが倒れていた場所は抉れていた。
 彼女は黄泉の破壊力に冷や汗をかいた。もし、逃げられなかったら間違いなく大怪我どころではなかったことに。

アリン「危ないですね……ここでよけなかったら駄目かと思いましたよ……」
妖魔兵(妖魔雑魚兵)「我らも忘れちゃ困るぜ人間!」
アリン「あなた達は大したことはありませんよ! 紅き月に照らされし時間よ、無数の弾となって悪夢を撃ちぬけ!」

 アリンが詠唱すると、数字が現れ、その後赤い弾丸で妖魔兵を撃ち貫く。妖魔兵は赤い弾丸に貫かれ、倒れていくが黄泉は予想していたのか雷をまとった大剣でアリンの赤い弾丸を消し去った。

黄泉(若松)「てめえがそういう業を打つのは予測済みだ! 今度はこっちから行くぞコラ! 落雷塵らくらいじん!」
アリン「キャアッ!」

 黄泉が雷を纏った大剣を地面に叩きつけ、地割れと共に電気も流れるとアリンの足元から電気が流れ込む。予想外の反撃にアリンは黄泉の電撃をよけることが出来ず、受けることになる。

 地割れはアリンの足元まで行き渡っており、彼女は動くことすらも出来なかった。

アリン(雷属性の技ですか……私も同じ雷属性だから別に気になりませんが……若松くんが私の攻撃を予測したのが想定外でしたか! このままでは動きにくい!)

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.250 )
日時: 2014/05/28 19:25
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

 絶体絶命だと思われた矢先、現れたのはやる夫とやらない夫の二人だった。やる夫は炎を纏った剣で妖魔の集団を焼き払い、やらない夫は氷を纏った槍で辺り一面を凍らせる。全く正反対の属性を持つやる夫とやらない夫の連携は抜群で、一部の兵士を一掃した。

やる夫「アリンさん! 大丈夫かお!」
アリン「やる夫さん、やらない夫さん、私は平気です。少し痺れただけですので……」
やらない夫「だが、無茶はするな。俺たちでやらなきゃな!」
アリン「はい! この状況を乗り越えましょう! あなた達、覚悟はよろしいですかねぇ!?」

 アリンはやる夫とやらない夫に支えながら立ち上がり、大鎌を構えて妖魔軍を睨み付ける。その時、彼女の目は赤くなり、大鎌からはメラメラと燃える炎を付加した。この時のアリンは本気モードで、妖魔軍に向かって走り出す。
 彼女は炎をまとった大鎌を振るい、周囲にいる妖魔兵を燃やし尽くした。妖魔兵の攻撃を弾いて炎で燃やし尽くす。
 やる夫もやらない夫もアリンに続き、炎と氷を妖魔兵に飛ばした。妖魔兵は燃えたり凍ったりする中、黄泉は雷をまとった結界を張って不敵な笑みを浮かべた。

黄泉(若松)「ちったぁおもしれぇじゃねぇか。相手にしてやるよ……と言いたいところだが、そろそろお開きにするぜ」
アリン「待ちなさい! 逃げる気ですか!?」
黄泉(若松)「あ? 逃げる? 妲己から言われたんだよ。時間稼ぎになったから戻って来いってな」
アリン「私から逃げるとは許しませんよ! ハァアアアッ!」
やる夫「アリンさん! 待つお!」

 黄泉は踵を返して撤退しようとして、アリンは逃がすまいと炎をまとった大鎌を構えて黄泉を追いかけて振り下ろす。その時、何者かがアリンと黄泉の間に割り込み、アリンの攻撃を受け止めた。

???「スイマセン! 黄泉さんをやらせるわけにはいかないんです!」
アリン「!?」
黄泉(若松)「桜花か……助かったぜ」

 アリンの攻撃を受け止めたのは鴉天狗の少年・桜花だった。桜花は羽扇を手にしてアリンの攻撃を受け止めた後、押し返した。

アリン「受け止めたのはまさかの桜井君!? え!? どうして!?」
桜花(桜井)「あの……僕は桜花と言います。桜井ではないんです……スイマセン」

 アリンは桜花が受け止めたことに驚きを隠せずにいた。炎をまとった大鎌を桜花が羽扇で受け止めて押し返したのもそうだが、何よりも驚いたのは桜花が黄泉と同じく桐皇学園高校の桜井だったことだった。気弱な性格とは裏腹にアリンを力で押し返すのは予想外だった。一体どこから力が出るのかも彼女にとって分からない。

妖魔兵(猪)「ブヒャヒャ! 桜花様は素早さが一番早いお方だ! どんな距離だろうと駆けつけることが出来るのだ!」
妖魔兵(モブ武将)「小娘、予想外だという顔をしてるな? そりゃそうだろうな。桜花様は気弱な性格だが、潜在能力も高いのだからな!」
桜花(桜井)「もし、これ以上僕達の邪魔をするなら……たとえあなた方だろうと許すわけにはいきません。お引き取りください」

 桜花に帰れと言われたアリンとやる夫とやらない夫だが、そう易々と帰るわけにはいかなかった。

やる夫「断ると言ったら?」
黄泉(若松)「容赦なくてめぇらをぶっ潰す。俺らがお開きだと言ってるんだ。死にたくなかったら大人しく言うことを聞くんだな」
やらない夫「お前らにやられる俺たちじゃねぇだろ。俺たちはミッションのためにお前らと戦うだろ」
アリン「これ以上私を怒らせるとどうなるか……分かりますよね?」
黄泉(若松)「てめえこそ俺らを怒らせるとどうなるか分かってるだろうな?」

 黄泉とアリンはお互いに睨み合い、バチバチと火花を散らせるような重い空気を漂わせる。アリンの目は炎のように赤く、黄泉の体からはバチバチと電気が流れている。桜花は二人のいがみ合いを見てびくびくしながらも話し掛ける。

桜花(桜井)「ひっ……! ですからそうなる前にお引き取りください! 僕だってあなた達と戦いたくないんですよぉ!」

 威圧的な空気に怯え、涙目になりながら桜花はアリンとやる夫、やらない夫に帰れと要求する。これ以上面倒なことになるなら妖魔軍の言葉に従ったほうがいいと捉えるが、やる夫とやらない夫は渋々ながらも桜花の言うことに従う。しかし、アリンは納得がいかなかった。
 彼女の怒りは徐々に上がり、体中からもメラメラと燃え上がっていく。目も真っ赤に燃えるような赤になり、彼女の得物も炎に包まれていた。

やる夫「ア……アリン、さん……?」
やらない夫「アリンさん、ここは大人しく言うことを聞いたほうがいいだろ! まだ始まったばっかだし、こいつらをやるのは後にした方がいいだろ!」
妖魔兵(雑魚兵)「全く聞く耳を持たねぇ小娘だなぁ? 大人しく言うこと聞きゃあ命くらいは助けてやるってのによぉ」
やる夫「アリンさん! やめるお! 敵陣を走るなお!」

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.251 )
日時: 2014/05/28 19:27
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

アリン「誰が帰るもんですかぁあああああああああああ! お前らの言うことを聞けるわけがない! お前らを燃やして燃やして燃やし尽くしてやるわぁあああああああ!!」

 アリンの怒りは有頂天に達していて力が暴走する。やる夫とやらない夫の声も届かず、理性を失った彼女は本能のままに妖魔兵を燃やし尽くした。ただ一人敵陣の中を突っ走り、妖魔軍を炎で燃やし尽くす。

アリン「私の邪魔をするな! お前らの言葉なんぞ信じるか! 私はやるんだ!」

 アリンに触れた妖魔兵は一瞬に跡形もなく灰と化し、地面に還る。それを見たやる夫とやらない夫、妖魔軍は大きく目を見開いた。

妖魔兵(猪)「な……何だ!? 今の炎は!?」
妖魔兵(一つ目)「完全に理性を失っておる……あの小娘の力が暴走したんだな」
やらない夫「まずいだろ! このままじゃ俺たちも彼女の餌食だろ! 早く正気に戻さないと!」

 彼女の暴走は敵味方関係なく燃やし尽くす力があり、下手をすれば逃走者すらも燃やすかもしれない危険性が非常に高い。

桜花(桜井)「どうしても帰らないのなら仕方ないですね……乱暴なことはしたくありませんが、こうするしかないですね……『ふう』! 『せつ』! 『じん』! 『せん』! 『耀よう』! 『れん』! 『ぜん』! 『しょう』! 『れつ』! 『ごう』!」

 桜花が印を結び、アリンの動きをピタリと止めた。彼女は抗おうと力尽くでも体を動かそうとした。しかし、体の言うことが聞かず、動かそうにも動くことすら出来なかった。

アリン「ッ……!? うああああああっ!」
桜花(桜井)「スイマセン! あなたを止めるにはこうするしかなかったんですスイマセン! 動けば動くほど精神が蝕んでいくんです……。ですからもうやめてください!」

 呪縛を掛けられたアリンはもがけばもがくほど精神を蝕んでいくという危険な状況になる。アリンは目を赤くしたままで、唸り声を上げた。このままでは彼女が危険な状態に陥るが……。





『現在の逃走者の位置』

朱雀・やる夫、やらない夫、沙綾、里桜、高尾、アリン

青龍・火神、麻友、伊那谷

白虎・千尋、黄瀬、緑間、YUMA

玄武・青峰、樹海、沙千


*エキストラ及びドラマ出演者*


龍希……妲己に仕えているキョンシーの妖魔。語尾に「アル」をつける。暗殺武道の達人で、暗器使い。ちなみに劉が演じているアル。

黄泉……妲己に仕えている鬼の妖魔。ぶっきらぼうで口が悪いが、根は優しい性格。怪力の持ち主で、身長ぐらいの雷をまとった大剣を振るう。ちなみに若松が演じている。

桜花……追加情報:トップクラスの素早さを持ち、武器は羽扇で戦う。風を操り、呪術を使う。